JP2003212950A - チキソトロピー剤及びこれを含有するスプレー剤組成物 - Google Patents
チキソトロピー剤及びこれを含有するスプレー剤組成物Info
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Abstract
及び被対象物上への付着時の粘度を、いずれも良好にし
て、吐出時に液ダレを起こさず、且つ付着滞留性を良好
にするチキソトロピー剤を提供することことを目的とす
る。 【解決手段】 一般式 R1−O−(AO)n−H で表
される化合物〔1a〕及び/又は一般式 R2(R3)−
N−(AO)m−H で表わされる化合物〔1b〕から成
るモノ活性水素化合物〔1〕並びに一般式 R4−(N
CO)k で表されるポリイソシアネート化合物〔2〕
並びに一般式 R5−〔(A'O)j−H〕pで表されるポ
リオール化合物〔3〕のうち、ポリイソシアネート化合
物〔2〕と、モノ活性水素化合物〔1〕及び/又はポリ
オール化合物〔3〕とを反応させて得られる生成物から
成るチキソトロピー剤である。
Description
及びこれを含有するスプレー剤組成物に関する。詳しく
は、良好なチキソトロピー性を与えるチキソトロピー剤
並びにスプレー時の吐出性及び垂直面や傾斜面の対象物
に対してスプレーしたときの付着滞留性に優れたスプレ
ー剤組成物に関する。
噴霧されるためのものであり、例えば住居廻りにおける
浴室、浴槽、台所等のタイル、目地、プラスチック、陶
器、金属部分等の汚れを洗浄するための洗浄剤、漂白剤
等として日常的に用いられている液体の組成物である。
このようなスプレー剤組成物は、スプレーヤーのノズル
から吐出された時に液ダレを起こすことは好ましくな
い。吐出性を良好にするためには、スプレー剤の粘度は
低いことが好ましく、特に、スプレーヤーがトリガー式
の場合には使用者の疲労も軽減する利点もある。しかし
ながら、粘度の低いスプレー剤組成物は、噴霧され被対
象物に付着させた時の付着滞留性が悪い。付着滞留性を
良好にするには、スプレー剤組成物の粘度を高くする必
要がある。このような矛盾を解決するため、スプレー剤
組成物にはチキソトロピー剤を配合することが行われて
いる。即ち、剪断速度(Shear Rate)の大き
いときは粘度が小さく、剪断速度が小さくなると高粘度
となる性質(チキソトロピー性)を与えるチキソトロピ
ー剤を配合させることにより、スプレー剤組成物がスプ
レーヤーのノズルから吐出される時、即ち、剪断速度が
大きいときは低粘度となり吐出性を良好にし、噴霧され
たスプレー剤組成物が被対象物に付着した後、即ち、剪
断速度が小さいときは高粘度となり、付着滞留性を良好
にしようとするものである。しかしながら、スプレーヤ
ーからのスプレー剤組成物吐出時の粘度及び被対象物上
での付着時の粘度を、いずれも良好するチキソトロピー
剤は得られていなかった。
目的は、スプレー剤組成物の吐出時の粘度及び被対象物
上への付着時の粘度を、いずれも良好にして、吐出時に
液ダレを起こさず、且つ付着滞留性を良好にするチキソ
トロピー剤を提供することにあり、また本発明の他の目
的は、スプレーヤーノズルから吐出された時に液ダレを
起こさず、且つ付着滞留性の良好なスプレー剤組成物を
提供することにある。
み鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った。即ち本発明
は、一般式 R1−O−(AO)n−H (1a) (式中、R1は、直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素、又は
炭化水素基による置換基を有していてもよい脂環式若し
くは芳香族の炭化水素基であり、Aは、同一であっても
異なっていても良い炭素原子数2〜4のアルキレン基で
あり、nは、0〜100の数であり、(AO)nがポリ
オキシアルキレン鎖を構成する場合はランダム状であっ
てもブロック状であってもよい。)で表される化合物
〔1a〕及び/又は一般式
も良い直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素、又は炭化水素基
による置換基を有していてもよい脂環式若しくは芳香族
の炭化水素基であり、Aは、同一であっても異なってい
ても良い炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、m
は、0〜100の数であり、(AO)mがポリオキシア
ルキレン鎖を構成する場合はランダム状であってもブロ
ック状であってもよい。)で表される化合物〔1b〕か
ら成るモノ活性水素化合物〔1〕並びに 一般式 R4−(NCO)k (2) (式中、R4は、直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素、又は
炭化水素基による置換基を有していてもよい脂環式若し
くは芳香族の炭化水素基であり、ウレタン結合によって
連結された炭化水素基であってもよく、kは、2〜5の
数であり、NCO基は2〜4量化されていても良い。)
で表されるポリイソシアネート化合物〔2〕並びに 一般式 R5−〔(A'O)j−H〕p (3) (式中、R5は、p価のアルコール残基であり、A’
は、同一であっても異なっていても良い炭素原子数2〜
4のアルキレン基であり、jは、0〜500の数であ
り、pは、2〜8の数であり(但し、p個のjは同一で
あっても異なっていてもよいが全てが0であることはな
い)、(A'O)jがポリオキシアルキレン鎖を構成する
場合はランダム状であってもブロック状であってもよ
い。)で表されるポリオール化合物〔3〕のうち、ポリ
イソシアネート化合物〔2〕と、モノ活性水素化合物
〔1〕及び/又はポリオール化合物〔3〕とを反応させ
て得られる生成物から成るチキソトロピー剤である。更
に、本発明は、前記チキソトロピー剤を含有するスプレ
ー剤組成物である。
合物〔1〕としての化合物〔1a〕は、 一般式 R1−O−(AO)n−H (1a) で表されるものである。
又は炭化水素基による置換基を有していてもよい脂環式
若しくは芳香族の炭化水素基であり、例えば、アルキル
基、アルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、シ
クロアルケニル基等が挙げられる。
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
2級ブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、2級ペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチ
ル、ヘキシル、2級ヘキシル、ヘプチル、2級ヘプチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシル、2級オクチル、ノ
ニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシル、
2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、トリデシ
ル、イソトリデシル、2級トリデシル、テトラデシル、
2級テトラデシル、ヘキサデシル、2級ヘキサデシル、
ステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、トリ
アコンチル、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシル、
2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル、2−オク
チルデシル、2−ヘキシルドデシル、2−オクチルドデ
シル、2−デシルテトラデシル、2−ドデシルヘキサデ
シル、2−テトラデシルオクタデシル、2−ヘキサデシ
ルオクタデシル、モノメチル分枝−イソステアリル等が
挙げられる。
アリル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテ
ニル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オク
テニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニ
ル、テトラデセニル、オレイル等が挙げられる。
トルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベンジル、
フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、
トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチル
フェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプ
チルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デ
シルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニ
ル、フェニルフェニル、ベンジルフェニル、スチレン化
フェニル、p−クミルフェニル、α−ナフチル、β−ナ
フチル基等が挙げられる。
しては、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シ
クロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘ
キシル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シ
クロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペン
テニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテ
ニル基等が挙げられる。
若しくはアルケニル基、より好ましくは炭素数1〜34
のもの、又は分岐の炭化水素基、又は炭素原子数8以上
の炭化水素基である。
2〜4のアルキレン基であり、エチレン、プロピレン、
1,2−プロピレン、ブチレン、1,2−ブチレン等が
挙げられ、好ましくはエチレン、1,2−プロピレンで
ある。
の数、好ましくは1〜100の数、より好ましくは5〜
50の数であり、(AO)nがポリオキシアルキレン鎖
を構成する場合はランダム状であってもブロック状であ
ってもよく、この場合、Aは同一であっても異なってい
てもよい。
又はR1−OHにAOに相当するアルキレンオキサイド
を付加させて得ることができる。化合物〔1a〕の好ま
しい具体例としては、例えば、2−デシルテトラデカノ
ール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、オクタ
デカノール、オレイルアルコール、ベンジルアルコー
ル、シクロヘキサノール、2−デシルテトラデカノール
のエチレンオキサイド20モル付加物、オクタデカノー
ルのエチレンオキサイド20モル及びプロピレンオキサ
イド10モル付加物付加物、オレイルアルコールのエチ
レンオキサイド20モル及びプロピレンオキサイド10
モル付加物等が挙げられる。
〔1〕としての化合物〔1b〕は、一般式
例示でき、好ましくはR2及びR3の炭素原子数の合計
が8以上である。
2(R3)−NH又はR2(R3)−NHにAOに相当
するアルキレンオキサイドを付加させて得ることができ
る。化合物〔1b〕の好ましい具体例としては、例え
ば、ジヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ジ−2−エ
チルヘキシルアミン、ジアリルアミン、ジラウリルアミ
ン、ジパルミチルアミン、ジステアリルアミン、ジオレ
イルアミン、メチルラウリルアミン、イソプロピルラウ
リルアミン、メチルステアリルアミン、ジベンジルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン及びこれらのアルキレンオ
キサイド付加物、好ましくはエチレンオキサイド及び/
又はプロピレンオキサイド付加物、例えば、ジラウリル
アミンエチレンオキサイド20モル付加物、ジ−2−エ
チルヘキシルアミンエチレンオキサイド20モル付加物
及びプロピレンオキサイド10モル付加物等を例示する
ことができる。
する場合、重合形態はランダム状であってもブロック状
であっても、これらの組み合わせであってもよい。ま
た、重合度を表すmは、0〜100であるが、好ましく
は0〜50であって、より好ましくは(AO)m中のオキ
シエチレン基の割合が50重量%以上、更に好ましくは
70重量%以上である。
物〔2〕は、 一般式 R4−(NCO)k (2) で表されるものである。
しくは分岐鎖の炭化水素、又は炭化水素基による置換基
を有していてもよい脂環式若しくは芳香族の炭化水素基
であり、ウレタン結合によって連結された炭化水素基で
あってもよく、具体的にはk価のポリイソシアネートの
残基を表わす。
族ジイソシアネート、芳香核ジイソシアネート、脂環式
ジイソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、フェ
ニルメタンのジイソシアネート、脂肪族トリイソシアネ
ート、芳香核トリイソシアネート、脂環式トリイソシア
ネート等が挙げられる。
ば、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシア
ネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジプロピルエー
テルジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタンジイ
ソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシアネー
ト、オクタメチレンジイソシアネート、2,2,4−ト
リメチルペンタンジイソシアネート、ノナメチレンジイ
ソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、3−ブ
トキシヘキサンジイソシアネート、1,4−ブチレング
リコールジプロピルエーテルジイソシアネート、チオジ
ヘキシルジイソシアネート、メタキシリレンジイソシア
ネート、パラキシリレンジイソシアネート、テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
ば、メタフェニレンジイソシアネート、パラフェニレン
ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、ジメチルベン
ゼンジイソシアネート、エチルベンゼンジイソシアネー
ト、イソプロピルベンゼンジイソシアネート、トリレン
ジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフタレンジイソシアネート、2,6−ナ
フタレンジイソシアネート、2,7−ナフタレンジイソ
シアネート等が挙げられる。
ば、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等が挙げられる。
えば、ビフェニルジイソシアネート、3,3'−ジメチ
ルビフェニルジイソシアネート、3,3'−ジメトキシ
ビフェニルジイソシアネート等が挙げられる。
は、例えば、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシア
ネート、2,2'−ジメチルジフェニルメタン−4,4'
−ジイソシアネート、ジフェニルジメチルメタン−4,
4'−ジイソシアネート、2,5,2',5'−テトラメ
チルジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、
シクロヘキシルビス(4−イソシアントフェニル)メタ
ン、3,3'−ジメトキシジフェニルメタン−4,4'−
ジイソシアネート、4,4'−ジメトキシジフェニルメ
タン−3,3'−ジイソシアネート、4,4'−ジエトキ
シジフェニルメタン−3,3'−ジイソシアネート、
2,2'−ジメチル−5,5'−ジメトキシジフェニルメ
タン−4,4'−ジイソシアネート、3,3'−ジクロロ
ジフェニルジメチルメタン−4,4'−ジイソシアネー
ト、ベンゾフェノン−3,3'−ジイソシアネート等が
挙げられる。
−メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート、
1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−トリイ
ソシアネート、1,3,7−ナフタレントリイソシアネ
ート、ビフェニル−2,4,4'−トリイソシアネー
ト、ジフェニルメタン−2,4,4'−トリイソシアネ
ート、3−メチルジフェニルメタン4,6,4'−トリ
イソシアネート、トリフェニルメタン−4,4',4''
−トリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリ
イソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソ
シアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレ
ントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシア
ネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフ
ェート等が挙げられる。
アネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソ
シアネート、2,2'−ジメチルジフェニルメタン−
4,4'−ジイソシアネート等が好ましく、より好まし
くはこれらのうち脂肪族ジイソシアネート及び芳香核ジ
イソシアネートである。又、これらのポリイソシアネー
ト化合物は2量化、3量化(イソシアヌレート結合)、
4量化されていてもよく、またアミンと反応させてビウ
レットとして用いてもよい。
とポリオールを反応させたウレタン結合を有するポリイ
ソシアネートも用いることができる。ポリオールとして
は、前述の2〜8価のポリオールが好ましい。具体的に
は、グリセリン−トリレンジイソシアネート反応物、グ
リセリン−ヘキサメチレンジイソシアネート反応物等が
挙げられる。3価以上のポリイソシアネートを使用する
場合は、ジイソシアネートとポリオールを反応させたウ
レタン結合含有ポリイソシアネートを使用することが好
ましい。
は、 一般式 R5−〔(A'O)j−H〕p (3) で表されるものである。
アルコール残基である。このようなR5を与えるp価の
アルコールとしては、2価アルコールとしては、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,2
−オクタンジオール、ソルバイド、水添ビスフェノール
A等が挙げられる。
リン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタントリ
オール、1,2,3−ペンタントリオール、2−メチル
−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−2,
3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,3−
ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、
2,3,4−ヘキサントリオール、4−プロピル−3,
4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジメチル−2,
3,4−ペンタントリオール、ペンタメチルグリセリ
ン、ペンタグリセリン、1,2,4−ブタントリオー
ル、1,2,4−ペンタントリオール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
エリスリトール、1,2,3,4−ペンタンテトロー
ル、2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,2,
4,5−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘキサ
ンテトロール、ジグリセリン、ソルビタン等が挙げられ
る。
トール、アラビトール、キシリトール、トリグレセリン
等が挙げられる。6価アルコールとしては、例えば、ジ
ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、
イジトール、イノシトール、ダルシトール、タロース、
アロース等が挙げられる。8価アルコールとしては、例
えば、蔗糖等が挙げられる。その他の3価以上のアルコ
ールとしては、ポリグリセリン等が挙げられる。
入手しやすいために好ましいのは、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,2−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,6−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオー
ル、ソルバイド、(ポリ)グリセリン、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビタン、ジペンタエリスリトール、ソルビトー
ル等である。
ても異なっていても良い炭素原子数2〜4のアルキレン
基であり、jは、0〜500の数である。但し、p個の
jは同一であっても異なっていてもよいが全てが0であ
ることはない。また、(A'O)jがポリオキシアルキレ
ン鎖を構成する場合はランダム状であってもブロック状
であってもよい。
〜100がよく、p個の(A'O)j基中、好ましくは、オ
キシエチレン基の割合が50重量%以上、より好ましく
は65重量%以上である。
ソシアネート化合物〔2〕とモノ活性水素化合物〔1〕
及び/又はポリオール化合物〔3〕を反応させて得られ
る生成物から成り、また、本発明はかかる製造方法も包
含する。これらの反応方法は特に限定されず、公知の方
法を用いることができる。
ネート化合物〔2〕を反応させる方法としては、モノ活
性水素化合物〔1〕のヒドロキシ基とポリイソシアネー
ト化合物〔2〕のイソシアネート基を当量的に反応させ
れば良く、例えば、OH/NCO=0.5〜2.0、好
ましくは0.7〜1.5の割合で、適切な反応条件で反
応させればよく、概ね50℃〜110℃で反応させれば
よい。
ール化合物〔3〕を反応させる方法としては、ポリオー
ル化合物〔3〕のヒドロキシ基とポリイソシアネート化
合物〔2〕のイソシアネート基を当量的に反応させれば
良く、例えば、OH/NCO=0.5〜2.0、好まし
くは0.7〜1.5の割合で、適切な反応条件で反応さ
せればよく、概ね50℃〜110℃で反応させればよ
い。
ネート化合物〔2〕とポリオール化合物〔3〕を反応さ
せる方法としては、モノ活性水素化合物〔1〕及びポリ
オール化合物〔3〕のヒドロキシ基とポリイソシアネー
ト化合物〔2〕のイソシアネート基を当量的に反応させ
れば良く、〔1〕、〔2〕、〔3〕を同時に混合しても
よいが、好ましくは、まず〔2〕と〔3〕を反応させ、
得られた中間生成物の末端NCO基にモノ活性水素化合
物〔1〕のOH基を当量的に反応させればよく、例え
ば、〔3〕のOH基当量に相当するモル数の〔2〕を、
例えば〔3〕のOH基当量:〔2〕のNCO当量=1:
1.0〜5.0、好ましくは1:1.1〜3.0の割合
で、適切な反応条件(概ね50℃〜110℃)で反応さ
せ、得られた末端NCO基を有する中間生成物に対し
て、〔1〕のヒドロキシ基と該中間生成物のイソシアネ
ート基を当量的に反応させれば良く、例えば、OH/N
CO=0.5〜2.0、好ましくは0.7〜1.5の割
合で、適切な反応条件で反応させればよく、概ね50℃
〜110℃で反応させればよい。
にして得られた生成物からなるものである。また、本発
明のスプレー剤組成物は、上記チキソトロピー剤を必須
成分として含有すればよくその他の成分は特に限定され
るものではないが、1〜10重量%の界面活性剤(例え
ば、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤)、
ブチルジグリコール等の溶剤、水等が挙げられる。特
に、スプレー剤組成物が水溶液であるとチキソトロピー
性付与効果が高く好ましい。また、上記チキソトロピー
剤のスプレー剤組成物中における濃度は、適宜スプレー
剤組成物のチキソトロピー性が所望の範囲となるように
調整すればよい。即ち、スプレーヤーの吐出部での剪断
速度(概ね1000〜10000[sec− 1])におけ
る粘度が0.1Pa・S以下、好ましくは0.005〜
0.1Pa・Sであり、且つスプレー剤組成物が噴霧さ
れ、対象物に付着したとき、即ち、静置時の粘度(概ね
剪断速度1[sec−1]以下における粘度)が3Pa・
s以上、好ましくは3〜30Pa・sとなるように濃度
を調整すれば好ましいチキソトロピー性を有するスプレ
ー剤組成物となる。25℃において上記適切なチキソト
ロピー性を与えるには、例えば、概ね上記チキソトロピ
ー剤の濃度を0.1〜15重量%、好ましくは0.5〜
10重量%とすればよい。本発明のチキソトロピー剤の
濃度が低すぎると、スプレー剤組成物が噴霧され、対象
物に付着したときの付着滞留性が不十分であったり、ス
プレーヤーの吐出部での噴霧時の粘度低下(チキソトロ
ピー性の発現)が不十分である場合があり、逆に本発明
のチキソトロピー剤の濃度が高すぎると、チキソトロピ
ー性が発現する剪断速度がスプレーヤー内における剪断
速度範囲を超えてしまうことがあり、噴霧時の粘度低下
が不十分となる場合がある。
を備えた四つ口フラスコに、モノ活性水素化合物〔1〕
として、化合物〔1a〕に相当する2−デシルテトラデ
カノールのエチレンオキサイド20モル付加物を0.2
モル及びポリイソシアネート化合物〔2〕として、ヘキ
サメチレンジイソシアネート0.1モルを仕込み、60
℃で3時間反応させチキソトロピー剤(1)を得た。 〔実施例2〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合物
〔1a〕に相当する2−デシルテトラデカノールを0.
2モル使用した他は実施例1と同様にしてチキソトロピ
ー剤(2)を得た。 〔実施例3〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合物
〔1a〕に相当するオクタノールを0.2モル使用した
他は実施例1と同様にしてチキソトロピー剤(3)を得
た。 〔実施例4〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合物
〔1a〕に相当する2−エチルヘキサノールのエチレン
オキサイド10モル及びプロピレンオキサイド10モル
付加物(ランダム付加)を0.2モル使用した他は実施
例1と同様にしてチキソトロピー剤(4)を得た。 〔実施例5〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合物
〔1a〕に相当するオクタデカノールを0.2モル使用
した他は実施例1と同様にしてチキソトロピー剤(5)
を得た。 〔実施例6〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合物
〔1a〕に相当するオレイルアルコールを0.2モル使
用した他は実施例1と同様にしてチキソトロピー剤
(6)を得た。 〔実施例7〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合物
〔1a〕に相当するベンジルアルコールを0.2モル使
用した他は実施例1と同様にしてチキソトロピー剤
(7)を得た。 〔実施例8〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合物
〔1a〕に相当するシクロヘキサノールを0.2モル使
用した他は実施例1と同様にしてチキソトロピー剤
(8)を得た。 〔実施例9〕温度計、窒素導入管及び攪拌機を備えた四
つ口フラスコに、モノ活性水素化合物〔1〕として、化
合物〔1b〕に相当するジラウリルアミンを0.2モル
及びポリイソシアネート化合物〔2〕として、ヘキサメ
チレンジイソシアネート0.1モルを仕込み、60℃で
反応させチキソトロピー剤(9)を得た。 〔実施例10〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジラウリルアミンのエチレンオキ
サイド20モル付加物を0.2モル使用した他は実施例
9と同様にしてチキソトロピー剤(10)を得た。 〔実施例11〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジ−2−エチルヘキシルアミンを
0.2モル使用した他は実施例9と同様にしてチキソト
ロピー剤(11)を得た。 〔実施例12〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジアリルアミンのプロピレノキサ
イド20モル及びエチレンオキサイド5モル付加物(ラ
ンダム付加)を0.2モル使用した他は実施例9と同様
にしてチキソトロピー剤(12)を得た。 〔実施例13〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジベンジルアミンを0.2モル使
用した他は実施例9と同様にしてチキソトロピー剤(1
3)を得た。 〔実施例14〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジシクロヘキシルアミンを0.2
モル使用した他は実施例9と同様にしてチキソトロピー
剤(14)を得た。 〔実施例15〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、パラフェニレンジイソシアネートを0.1モル使用
した他は実施例1と同様にしてチキソトロピー剤(1
5)を得た。 〔実施例16〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、イソホロンジイソシアネートを0.1モル使用した
他は実施例1と同様にしてチキソトロピー剤(16)を
得た。 〔実施例17〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−ト
リイソシアネートを0.1モル使用した他は実施例1と
同様にしてチキソトロピー剤(17)を得た。 〔実施例18〕温度計、窒素導入管及び攪拌機を備えた
四つ口フラスコに、ポリオール化合物〔3〕として、ポ
リエチレングリコール(分子量6000)を0.1モル
及びポリイソシアネート化合物〔2〕として、ヘキサメ
チレンジイソシアネート0.2モルを仕込み、60℃で
反応させチキソトロピー剤(18)を得た。 〔実施例19〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリプ
ロピレングリコール(分子量700)を0.1モル使用
した他は実施例18と同様にしてチキソトロピー剤(1
9)を得た。 〔実施例20〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリエ
チレン/ポリプロピレングリコール(分子量700、付
加モル比が、エチレンオキシド:プロピレンオキシド=
1:1、ランダム状付加)を0.1モル使用した他は実
施例18と同様にしてチキソトロピー剤(20)を得
た。 〔実施例21〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリエ
チレン/ポリプロピレングリコール(分子量1100、
付加モル比が、エチレンオキシド:プロピレンオキシド
=1:8、ブロック状付加)を0.1モル使用した他は
実施例18と同様にしてチキソトロピー剤(21)を得
た。 〔実施例22〕ポリオール化合物〔3〕として、グリセ
リンのエチレンオキサイド20モル付加物を0.1モル
使用した他は実施例18と同様にしてチキソトロピー剤
(22)を得た。 〔実施例23〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、パラフェニレンジイソシアネートを0.2モル使用
した他は実施例18と同様にしてチキソトロピー剤(2
3)を得た。 〔実施例24〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、イソホロンジイソシアネートを0.2モル使用した
他は実施例18と同様にしてチキソトロピー剤(24)
を得た。 〔実施例25〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−ト
リイソシアネートを0.2モル使用した他は実施例18
と同様にしてチキソトロピー剤(25)を得た。 〔実施例26〕温度計、窒素導入管及び攪拌機を備えた
四つ口フラスコに、モノ活性水素化合物〔1〕として、
化合物〔1a〕に相当する2−デシルテトラデカノール
のエチレンオキサイド20モル付加物を0.2モル、ポ
リイソシアネート化合物〔2〕として、ヘキサメチレン
ジイソシアネートを0.2モル及びグリコール化合物
〔3〕として、ポリエチレングリコール(分子量600
0)を0.1モル仕込み、60℃で反応させチキソトロ
ピー剤(26)を得た。 〔実施例27〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当する2−デシルテトラデカノールを
0.2モル使用した他は実施例26と同様にしてチキソ
トロピー剤(27)を得た。 〔実施例28〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するデカノールを0.2モル使用した
他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤(28)
を得た。 〔実施例29〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するイソデカノールを0.2モル使用
した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤(2
9)を得た。 〔実施例30〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するオクタデカノールを0.2モル使
用した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤
(30)を得た。 〔実施例31〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するオレイルアルコールを0.2モル
使用した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤
(31)を得た。 〔実施例32〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するベンジルアルコールを0.2モル
使用した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤
(32)を得た。 〔実施例33〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するシクロヘキサノールを0.2モル
使用した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤
(33)を得た。 〔実施例34〕温度計、窒素導入管及び攪拌機を備えた
四つ口フラスコに、モノ活性水素化合物〔1〕として、
化合物〔1b〕に相当するジラウリルアミンを0.2モ
ル、ポリイソシアネート化合物〔2〕として、ヘキサメ
チレンジイソシアネートを0.2モル及びポリオール化
合物〔3〕として、ポリエチレングリコール(分子量6
000)を0.1モル仕込み、60℃で反応させチキソ
トロピー剤(34)を得た。 〔実施例35〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジラウリルアミンのエチレンオキ
サイド20モル付加物を0.2モル使用した他は実施例
34と同様にしてチキソトロピー剤(35)を得た。 〔実施例36〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジ−2−エチルヘキシルアミンを
0.2モル使用した他は実施例34と同様にしてチキソ
トロピー剤(36)を得た。 〔実施例37〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジアリルアミンを0.2モル使用
した他は実施例34と同様にしてチキソトロピー剤(3
7)を得た。 〔実施例38〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジベンジルアミンを0.2モル使
用した他は実施例34と同様にしてチキソトロピー剤
(38)を得た。 〔実施例39〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジシクロヘキシルアミンを0.2
モル使用した他は実施例34と同様にしてチキソトロピ
ー剤(39)を得た。 〔実施例40〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、パラフェニレンジイソシアネートを0.2モル使用
した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤(4
0)を得た。 〔実施例41〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、イソホロンジイソシアネートを0.2モル使用した
他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤(41)
を得た。 〔実施例42〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−ト
リイソシアネートを0.2モル使用した他は実施例26
と同様にしてチキソトロピー剤(42)を得た。 〔実施例43〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリプ
ロピレングリコール(分子量700)を0.1モル使用
した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤(4
3)を得た。 〔実施例44〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリエ
チレン/ポリプロピレングリコール(分子量700、付
加モル比が、エチレンオキシド:プロピレンオキシド=
1:1、ランダム状付加)を0.1モル使用した他は実
施例26と同様にしてチキソトロピー剤(44)を得
た。 〔実施例45〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリエ
チレン/ポリプロピレングリコール(分子量1080
0、付加モル比が、エチレンオキシド:プロピレンオキ
シド=8:1、ブロック状付加)を0.1モル使用した
他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤(45)
を得た。 〔実施例46〕ポリオール化合物〔3〕として、グリセ
リンのエチレンオキサイド20モル付加物を0.1モル
使用した他は実施例26と同様にしてチキソトロピー剤
(46)を得た。 〔実施例47〕温度計、窒素導入管及び攪拌機を備えた
四つ口フラスコに、ポリイソシアネート化合物〔2〕と
して、ヘキサメチレンジイソシアネートを0.2モル及
びポリオール化合物〔3〕として、ポリエチレングリコ
ール(分子量6000)を0.1モル仕込み、60℃で
反応させた。次いで、モノ活性水素化合物〔1〕とし
て、化合物〔1a〕に相当する2−デシルテトラデカノ
ールのエチレンオキサイド20モル付加物を0.2モル
加えて、60℃で反応させ、チキソトロピー剤(47)
を得た。 〔実施例48〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当する2−デシルテトラデカノールを
0.2モル使用した他は実施例47と同様にしてチキソ
トロピー剤(48)を得た。 〔実施例49〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するデカノールを0.2モル使用した
他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤(49)
を得た。 〔実施例50〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するイソデカノールを0.2モル使用
した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤(5
0)を得た。 〔実施例51〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するオクタデカノールを0.2モル使
用した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤
(51)を得た。 〔実施例52〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するオレイルアルコールを0.2モル
使用した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤
(52)を得た。 〔実施例53〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するベンジルアルコールを0.2モル
使用した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤
(53)を得た。 〔実施例54〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1a〕に相当するシクロヘキサノールを0.2モル
使用した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤
(54)を得た。 〔実施例55〕温度計、窒素導入管及び攪拌機を備えた
四つ口フラスコに、ポリイソシアネート化合物〔2〕と
して、ヘキサメチレンジイソシアネートを0.2モル及
びポリオール化合物〔3〕として、ポリエチレングリコ
ール(分子量6000)を0.1モル仕込み、60℃で
反応させた。次いで、モノ活性水素化合物〔1〕とし
て、化合物〔1b〕に相当するジラウリルアミンを0.
2モル加えて、60℃で反応させ、チキソトロピー剤
(55)を得た。 〔実施例56〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジラウリルアミンのエチレンオキ
サイド20モル付加物を0.2モル使用した他は実施例
55と同様にしてチキソトロピー剤(56)を得た。 〔実施例57〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジ−2−エチルヘキシルアミンを
0.2モル使用した他は実施例55と同様にしてチキソ
トロピー剤(57)を得た。 〔実施例58〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジアリルアミンを0.2モル使用
した他は実施例55と同様にしてチキソトロピー剤(5
8)を得た。 〔実施例59〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジベンジルアミンを0.2モル使
用した他は実施例55と同様にしてチキソトロピー剤
(59)を得た。 〔実施例60〕モノ活性水素化合物〔1〕として、化合
物〔1b〕に相当するジシクロヘキシルアミンを0.2
モル使用した他は実施例55と同様にしてチキソトロピ
ー剤(60)を得た。 〔実施例61〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、パラフェニレンジイソシアネートを0.2モル使用
した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤(6
1)を得た。 〔実施例62〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、イソホロンジイソシアネートを0.2モル使用した
他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤(62)
を得た。 〔実施例63〕ポリイソシアネート化合物〔2〕とし
て、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−ト
リイソシアネートを0.2モル使用した他は実施例47
と同様にしてチキソトロピー剤(63)を得た。 〔実施例64〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリプ
ロピレングリコール(分子量700)を0.1モル使用
した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤(6
4)を得た。 〔実施例65〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリエ
チレン/ポリプロピレングリコール(分子量700、付
加モル比が、エチレンオキシド:プロピレンオキシド=
1:1、ランダム状付加)を0.1モル使用した他は実
施例47と同様にしてチキソトロピー剤(65)を得
た。 〔実施例66〕ポリオール化合物〔3〕として、ポリエ
チレン/ポリプロピレングリコール(分子量1080
0、付加モル比が、エチレンオキシド:プロピレンオキ
シド=8:1、ブロック状付加)を0.1モル使用した
他は実施例47と同様にしてチキソトロピー剤(66)
を得た。 〔実施例67〕ポリオール化合物〔3〕として、グリセ
リンのエチレンオキサイド20モル付加物0.05モル
を使用した他は実施例47と同様にしてチキソトロピー
剤(67)を得た。
剤(1)〜(67)をそれぞれ用いて、スプレー剤組成
物として以下の組成の洗浄剤を調製した。この洗浄剤を
トリガー式スプレーヤー(吉野工業所社製:YT87L
−FM)を用いて噴霧し、トリガーからの吐出性の評価
として液ダレの有無及び対象物への付着滞留性をテスト
した。結果を表1〜3に示す。洗浄剤組成 アルキルエーテルサルフェート 2重量% ラウリルアルコールエトキシレート 1重量% ブチルジグリコール 1重量% 各チキソトロピー剤 0.3〜12重量% 水 残部吐出性 室温にて、水平方向にトリガー式スプレーヤーを10回
ストロークして液ダレの有無を調べた。付着滞留性 垂直に立てたABS樹脂パネル(30cm×30cm)
の中央部へ、水平方向10cmの距離から2回ストロー
ク噴霧しパネルに洗浄剤を付着させた。噴霧前後の洗浄
剤重量差から噴霧量(A)を算出した。一方、噴霧1分
後のパネル重量と噴霧前のパネル重量の差から、噴霧1
分後の時点でパネルに滞留していた洗浄剤の量(B)を
算出した。付着滞留率(%)=(B/A)×100 と
した。
出時の粘度及び被対象物上での付着時の粘度を、いずれ
も良好にし、スプレーヤーノズルから吐出された時に液
ダレを起こさず、且つ付着滞留性を良好にすることので
きるチキソトロピー剤を提供することができる。また、
本発明によれば、スプレーヤーノズルから吐出された時
に液ダレを起こさず、且つ付着滞留性の良好なスプレー
剤組成物も提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式 R1−O−(AO)n−H (1a) (式中、R1は、直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素、又は
炭化水素基による置換基を有していてもよい脂環式若し
くは芳香族の炭化水素基であり、Aは、同一であっても
異なっていても良い炭素原子数2〜4のアルキレン基で
あり、nは、0〜100の数であり、(AO)nがポリ
オキシアルキレン鎖を構成する場合はランダム状であっ
てもブロック状であってもよい。)で表される化合物
〔1a〕及び/又は一般式 【化1】 (式中、R2及びR3は、同一であっても異なっていて
も良い直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素、又は炭化水素基
による置換基を有していてもよい脂環式若しくは芳香族
の炭化水素基であり、Aは、同一であっても異なってい
ても良い炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、m
は、0〜100の数であり、(AO)mがポリオキシア
ルキレン鎖を構成する場合はランダム状であってもブロ
ック状であってもよい。)で表される化合物〔1b〕か
ら成るモノ活性水素化合物〔1〕並びに 一般式 R4−(NCO)k (2) (式中、R4は、直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素、又は
炭化水素基による置換基を有していてもよい脂環式若し
くは芳香族の炭化水素基であり、ウレタン結合によって
連結された炭化水素基であってもよく、kは、2〜5の
数であり、NCO基は2〜4量化されていても良い。)
で表されるポリイソシアネート化合物〔2〕並びに 一般式 R5−〔(A'O)j−H〕p (3) (式中、R5は、p価のアルコール残基であり、A’
は、同一であっても異なっていても良い炭素原子数2〜
4のアルキレン基であり、jは、0〜500の数であ
り、pは、2〜8の数であり(但し、p個のjは同一で
あっても異なっていてもよいが全てが0であることはな
い)、(A'O)jがポリオキシアルキレン鎖を構成する
場合はランダム状であってもブロック状であってもよ
い。)で表されるポリオール化合物〔3〕のうち、ポリ
イソシアネート化合物〔2〕と、モノ活性水素化合物
〔1〕及び/又はポリオール化合物〔3〕とを反応させ
て得られる生成物から成るチキソトロピー剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載のチキソトロピー剤を含
有するスプレー剤組成物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002008459A JP2003212950A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | チキソトロピー剤及びこれを含有するスプレー剤組成物 |
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JP2002008459A JP2003212950A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | チキソトロピー剤及びこれを含有するスプレー剤組成物 |
Publications (1)
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-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002008459A patent/JP2003212950A/ja active Pending
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