JP3271551B2 - 磁気研磨装置 - Google Patents

磁気研磨装置

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JP3271551B2
JP3271551B2 JP13555897A JP13555897A JP3271551B2 JP 3271551 B2 JP3271551 B2 JP 3271551B2 JP 13555897 A JP13555897 A JP 13555897A JP 13555897 A JP13555897 A JP 13555897A JP 3271551 B2 JP3271551 B2 JP 3271551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺薄物材料の表
面研磨等に使用する磁気研磨装置に関し、より詳しく
は、電気カミソリ刃、リレー部品、マイクロスイッチ部
品、コネクタ部品等の製造に供するテープ状の金属薄板
のバリ取り、表面研磨等に関して好適に用いることがで
きる。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すような磁気研磨装置が
特開平8−323613号公報に示されている。すなわ
ち、この磁気研磨装置は、テープ状の被加工材1を送る
送り装置2と、被加工材1との対向面が磁化された鉄芯
3,3と、被加工材1面に対する略直交軸回りに鉄芯
3,3を回転させる鉄芯駆動装置4,4と、磁化された
鉄芯3,3に吸着される粉状の磁性材5を供給する磁性
材供給装置6と、鉄芯3,3と被加工材1との間に研磨
剤7を供給する研磨剤供給装置8,8とから構成されて
いる。鉄芯3,3は、磁気ヨーク23の側面に設けた貫
通孔に回動自在に貫通し、鉄芯端部と鉄芯回転駆動モー
タ26,26の回転軸とをベルト連結して回転できるよ
うになっている。磁性材供給装置6としては、着磁機6
aを用いて被加工材1を磁化させて粉状の磁性材5を吸
着させた後、この被加工材1に吸着した磁性材5がより
磁力の強い鉄芯研磨面3aに吸着されることで行われ
る。研磨剤供給装置8,8は鉄芯3,3の被加工材側と
は反対の側に配置され、鉄芯3,3の回転軸に設けたパ
イプ19,19を通して鉄芯3,3の間に研磨剤7を供
給している。
【0003】以上の構成の磁気研磨装置において、被加
工材1の研磨方法としては、鉄芯表面に粉状の磁性材5
を吸着させて研磨ブラシを形成し、この研磨ブラシの隙
間及び表面に研磨剤7を付着させた状態で、鉄芯3,3
を鉄芯駆動装置4,4によって回転させることにより行
っていた。磁性材5が被加工材1の表面の凹凸部に自在
に入り込んで研磨するため、細部まで研磨することがで
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
において、使用後の鉄芯3の研磨面3aに付着した磁性
材5及び研磨剤7をそのままにしておくと、固着した
り、錆が発生したりするため、使用後ただちに取り除か
なければならなかった。その清掃は清掃用の布やブラシ
を用いてふきとるなどにより行われ、対向する鉄芯3,
3間の間隔が狭い場合は、その間隔を広げるなどの面倒
な作業が必要であった。
【0005】また、鉄芯3内部に設けた研磨剤供給路と
してのパイプ19内に残存する研磨剤7をそのままにし
ておくと、この研磨剤7がパイプ19の内周面に固着し
て目詰まりの原因となることがあった。このため、使用
後ただちにパイプ19内の研磨剤7を取り除かなければ
ならなかった。この清掃は、通常パイプ19内に洗浄剤
及び細長いブラシを挿入してパイプ19内周面を磨くこ
とで行われ、非常に面倒な作業であった。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、使用後の鉄芯の研磨面に
付着した磁性材及び研磨剤、並びに研磨剤供給路に残存
する研磨剤を容易に取り除くことができる磁気研磨装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、鉄芯3の略平面状の端面を
磁化して研磨面3aとなし、この鉄芯3と、この鉄芯3
を前記研磨面3aと直交する軸回りに回転させる鉄芯駆
動装置4と、前記研磨面3aにテープ状の被加工材1を
近接させて送る送り装置2と、この被加工材1表面と前
記研磨面3aとの間のギャップ28に、粉状の磁性材5
を供給する磁性材供給装置6と、前記ギャップ28に研
磨剤7を供給する研磨剤供給装置8とからなる磁気研磨
装置において、前記鉄芯3内部に回転軸を中心軸とする
貫通孔10を設け、この貫通孔10内に内パイプ32と
外パイプ36とを同軸に内設し、内パイプ32内の空間
と、内パイプ32と外パイプ36との間の空間とのう
ち、一方を前記ギャップ28に磁性材5を導入する磁性
材供給路となし、他方を前記ギャップ28に研磨剤7を
導入する研磨剤供給路となし、この磁性材供給路に磁性
材供給装置6を接続し、この研磨剤供給路に研磨剤供給
装置8を接続するとともに、研磨終了後、前記研磨剤供
給路内に残存する研磨剤7を除去する洗浄剤13を前記
研磨剤供給路に供給する洗浄剤供給装置14を設けてな
ることを特徴として構成している。
【0008】この磁気研磨装置では、磁性材供給装置6
により粉状の磁性材5が供給され、磁化された鉄芯3の
被加工材1側表面に適量吸着して磁性材ブラシを形成す
る。この磁性材ブラシの表面及び磁性材5間の隙間に、
研磨剤供給装置8により研磨剤7が供給される。磁性材
ブラシ及び研磨剤7は、回転する鉄芯3につられて回転
し、移動する被加工材1の表面を順に磨いていく。この
磁性材ブラシは被加工材1表面の凹凸に合わせて形を変
え、凹部に入り込むため、研磨剤7が被加工材1の凹部
に自在に入り込んで研磨することができる。
【0009】また、磁気研磨装置の使用後、洗浄剤供給
装置14から研磨剤供給路を通じて鉄芯の研磨面3aに
洗浄剤13が供給されるので、この洗浄剤13により研
磨剤供給路内に残存する研磨剤7、及び鉄芯の研磨面3
aに付着した磁性材5及び研磨剤7が洗い流される。面
倒な清掃作業が不必要となり、鉄芯研磨面3a及び研磨
剤供給路の清掃が自動的に、しかも確実で容易に行うこ
とができる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の磁気研磨装置において、研磨剤供給路と研磨剤供給
装置8及び洗浄剤供給装置14との間に、研磨剤7の供
給と洗浄剤13の供給とを切り替える切替手段17を設
けてなることを特徴として構成している。
【0011】この磁気研磨装置では、磁気研磨装置の使
用中と使用後とで、切替手段17により研磨剤供給路へ
供給する研磨剤7と洗浄剤13との切替えを容易に行う
ことができる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1乃
至2記載の磁気研磨装置において、鉄芯3の研磨面3a
の下方に、この研磨面3aより落下する磁性材5、研磨
剤7及び洗浄剤13を貯める貯蔵タンク42を設けてな
ることを特徴として構成している。
【0013】この磁気研磨装置では、洗浄剤13で洗浄
されて鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5、研磨剤
7及び洗浄剤13が、貯蔵タンク42に供給されるの
で、鉄芯の研磨面3a近傍を汚すことなく一箇所に集め
ることができる。その後の磁性材5、研磨剤7及び洗浄
剤13の処分が簡単である。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の磁気研磨装置において、鉄芯3の研磨面3aより落
下する磁性材5、研磨剤7及び洗浄剤13の落下経路
に、磁性材5、研磨剤7及び洗浄剤13を貯蔵タンク4
2へ導入するダクト41を設け、このダクト41の内周
面をフッ素樹脂でコーティングしてなることを特徴とし
て構成している。
【0015】この磁気研磨装置では、洗浄剤13で洗浄
されて鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5、研磨剤
7及び洗浄剤13が、ダクト41の内面に付着しないた
め、目詰まりがないとともに、ダクト41の清掃が容易
である。
【0016】また、請求項5記載の発明は、請求項3乃
至4記載の磁気研磨装置において、貯蔵タンク42を研
磨剤貯蔵タンク46と洗浄剤貯蔵タンク47とに分割形
成し、鉄芯3の研磨面3aより落下する磁性材5、研磨
剤7及び洗浄剤13の落下経路に、磁性材5を吸着する
磁性材吸着装置45と、研磨剤7及び洗浄剤13を研磨
剤貯蔵タンク46と洗浄剤貯蔵タンク47とに分離供給
する分離手段48とを設けてなることを特徴として構成
している。
【0017】この磁気研磨装置では、洗浄剤13で洗浄
されて鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5、研磨剤
7及び洗浄剤13から、まず、磁性材吸着装置45が磁
性材5を吸着して分離し、次に、分離手段48により研
磨剤7と洗浄剤13とを分離して、各々を研磨剤貯蔵タ
ンク46と洗浄剤貯蔵タンク47とに供給できる。こう
して、分離された磁性材5、研磨剤7及び洗浄剤13を
処分することなく再利用することが簡単にできる。
【0018】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の磁気研磨装置において、研磨剤供給装置8を研磨剤
貯蔵タンク46内に設けるとともに、洗浄剤供給装置1
4を洗浄剤貯蔵タンク47内に設けてなることを特徴と
して構成している。
【0019】この磁気研磨装置では、研磨剤貯蔵タンク
46内に貯められた使用後の研磨剤7が、研磨剤貯蔵タ
ンク46内に設けられた研磨剤供給装置8により吸い上
げられて再利用される。また、洗浄剤貯蔵タンク47内
に貯められた使用後の洗浄剤13が、洗浄剤供給装置4
7により吸い上げられて再利用される。使用後の研磨剤
7及び洗浄剤13が自動的に再利用できるので、経済的
であるとともに、使用後の研磨剤7及び洗浄剤13を処
分する手間が省ける。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気研磨装置の実
施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0021】図1及び図2は、この実施の形態の一つの
磁気研磨装置を示し、被加工材1を基準に片側のみを示
した要部の断面図である。また、図2は、一部を断面視
した全体の平面図である。図1、図2に示す磁気研磨装
置は、テープ状の金属薄板である被加工材1に対する磁
気研磨によって、被加工材1の両面の研磨又はバリ取り
を行うためのものである。
【0022】複数の脚20によって支持されているベー
スプレート21上に、コイル22が設置され、ヨーク2
3がコイル22を貫通している。ヨークはコイル22を
貫通している貫通部と、その両端から鉛直上方へそれぞ
れ垂設された鉛直部と、その鉛直部から水平にそれぞれ
延設され、鉄芯3,3に近接させた鉄芯接続部とから構
成され、鉄芯3,3と磁気的に閉ループとなるように配
設されている。鉄芯3,3は略円柱状に形成され、研磨
面3a,3aを対向させている。また、鉄芯3,3は鉄
芯駆動装置4,4によって回転自在とされ、外周に設け
たベアリング24を介して鉄芯支持台25に貫通してい
る。この鉄芯支持台25はベースプレート21上に固定
されている。鉄芯駆動装置4は、鉄芯回転駆動モータ2
6と、鉄芯回転駆動モータ26と鉄芯3とを連結するベ
ルト27とから構成され、鉄芯回転駆動モータ26の回
転で鉄芯3は軸回りに回転を行う。
【0023】被加工材1は送り装置2によって、両鉄芯
3,3間の間隙に、鉄芯3,3の研磨面3a,3aと所
定のギャップ28,28を保持して通される。ここにお
ける送り装置2は、被加工材1の送り込み側にあって摩
擦クラッチにより送り出しに制動を加える制動装置2a
と、被加工材1の引き出し側にあってゴムローラ31に
より被加工材1を引っ張る引き取り装置2bとからな
り、被加工材1における鉄芯3,3の間を通過する部分
にテンションを加えておくものとなっている。ゴムロー
ラ31を用いるのは、滑り防止のためである。また、制
動装置2aにおける摩擦クラッチの制動力を可変とする
ことで、被加工材1に加えるテンションを可変としてい
る。なお、被加工材1の送り方向を矢印Xに示す。
【0024】磁気研磨のための磁性材5は磁性材供給装
置6によって供給される。この磁性材供給装置6として
は、一軸編心ネジ型で断面が円形のロータと断面が長方
形のステータを持ち、両者の空間に充填した物質を吸い
込み側から吐出側に移送する周知のモーノ型ポンプ53
を使用し、モーノ型ポンプ53の駆動源として、回転数
を任意にかつ高精度に制御可能なステッピングモータ5
4を使用している。また、ステッピングモータ54の回
転軸とモーノ型ポンプ53の回転軸はカップリング継手
52で締結している。磁性材5はモーノ型ポンプ53に
よって、フレキシブルな磁性材チューブ56に内を移動
して磁性材継手12へ送られる。磁性材継手12は円筒
状に形成され、一端を磁性材チューブ56に、他端を鉄
芯3を貫通するアルミニウム製の内パイプ32に連結さ
れている。内パイプ32は、鉄芯の研磨面3aの中央か
ら、鉄芯の反対側部にベアリング24を介して内嵌する
連結体38の端面まで貫通する貫通孔10内を非接触に
貫通している。磁性材継手12へ送られた磁性材5は磁
性材供給路としての内パイプ32中を移動してギャップ
28へ供給される。
【0025】磁気研磨のための研磨剤7はロータリ定量
ポンプなどの研磨剤供給装置8によって供給される。研
磨剤7は、研磨剤供給装置8よりフレキシブルに変形で
きる研磨剤チューブ9内を移動し、切替継手18に送ら
れる。切替継手18は中央側面に横孔18aを有するパ
イプ状に形成され、一端を研磨剤チューブ9に接続され
ている。。切替継手18に送られた研磨剤は、この横孔
18aと、連結体38の上面より貫通孔10まで貫通す
る連結孔38aとを連通する連結チューブ16内を移動
し、貫通孔10内の内パイプ32の外側に同軸に設けら
れた研磨剤供給路としての外パイプ36中を移動してギ
ャップ28へ供給される。ロータリ定量ポンプは被加工
材1の送り速度や加工状態に応じて、出力を制御してい
る。なお、研磨剤としては、Al23、SiC、ダイヤ
モンドなどの砥粒を水又は防錆、洗浄作用を有するケミ
カルソリューションタイプの研削液を水で希釈したもの
に含ませたものが好適に用いられる。
【0026】また、切替継手18の他端には、洗浄剤供
給装置14に接続されたフレキシブルに変形できる洗浄
剤チューブ15が連結されている。洗浄剤供給装置14
はロータリ定量ポンプで構成され、このロータリ定量ポ
ンプによって、洗浄剤13が洗浄剤チューブ15内を移
動し、切替継手18及び連結チューブ16を経由して、
外パイプ36に送られた後ギャップ28へ供給される。
また、研磨剤チューブ9及び洗浄剤チューブ15には、
研磨剤7の供給と洗浄剤13の供給とを切り替える切替
手段17をそれぞれ設けている。この切替手段17は電
磁弁等で形成され、磁気研磨中は、研磨剤側の電磁弁1
7aが開いて洗浄剤側の電磁弁17bが閉じ、外パイプ
36内には研磨剤7のみが送られる。また、停止中は、
逆に研磨剤側の電磁弁17aが閉じ洗浄剤側の電磁弁1
7bが開かれ、外パイプ36内には洗浄剤13のみが送
られる。この切替手段17の作用により、一つの外パイ
プ36を用いて研磨剤7と洗浄剤13とを必要に応じて
使い分けることができる。洗浄剤13としては、研削加
工等に用いられ、防錆、洗浄作用を有するケミカルソリ
ューションタイプの研削液等を水で希釈したものが好適
に用いられる。
【0027】しかして、この磁気研磨装置は、鉄芯回転
駆動モータ26,26によって、鉄芯3,3は軸回りの
回転を行うとともに、コイル22への直流電流の通電に
より、両鉄芯3,3の対向面は互いに異極となるよう
に、つまり互いに引き合うように励磁される。一方、磁
性材供給装置6,6によって、鉄芯3内部の内パイプ3
2,32中を通ってギャップ28,28に持ち込まれた
磁性材5は、鉄芯研磨面3a,3aに吸着され、送り装
置2によって鉄芯3,3間の間隙を通る被加工材1の表
面に回転しながら圧接する磁性材ブラシを構成する。そ
して、研磨剤供給装置8,8によって鉄芯3,3内部の
外パイプ36,36中を通って粉状の磁性材5の隙間に
入った研磨剤7が、被加工材1の表裏両面を研磨し、被
加工材1のバリ等を除去する。粉状の磁性材5による磁
性材ブラシは被加工材1の表面の凹凸に合わせて形を変
えながら動くために、被加工材1の表面研磨やバリ取り
を確実にかつ均一に行うことができる。
【0028】磁気研磨の終了後は、洗浄剤供給装置14
によって鉄芯3内部の外パイプ36中を通って鉄芯3端
面に供給された洗浄剤13が、外パイプ36中に残存す
る研磨剤7、及び鉄芯3端面に付着する磁性材5及び研
磨剤7を洗い流すことができる。
【0029】研磨量は鉄芯3の回転数、コイル22への
供給電流、被加工材1の送り速度及びテンション、鉄芯
3と被加工材1とのギャップ28、磁性材5及び研磨剤
7の供給量等の制御により、微妙に調整することができ
る。この加工条件は被加工材1又は求める面粗さ等の要
求品質に応じて適当に決定され、以下の条件を目安とす
ることができる。
【0030】磁性材粒子径:0.05〜0.5mm、研磨
剤粒度:♯1000〜♯10000、鉄芯−被加工材間
距離:1〜4mm、鉄芯回転数:500〜2000rpm、
磁束密度:0.5〜1.7T、送り速度:50〜500
mm/min、被加工材テンション:1〜10kgf/cm、磁性
材供給量:0.5〜5g/min、研磨剤供給量:50〜5
00cc/min研磨された後の被加工材1は、脱磁機39
によって脱磁された後、洗浄液40aを吐出する洗浄ノ
ズル40bと回転ブラシ40cとを備えた洗浄機40で
洗浄されることで、付着していた磁性材5又は研磨剤7
等が落とされ、外部へと送り出される。
【0031】なお、上述の磁気研磨装置では、鉄芯3、
磁性材供給装置6及び研磨剤供給装置8等を被加工材1
に対して略対称に配設して、被加工材1の両面を同時に
研磨しているが、被加工材1の片面の研磨だけを行う場
合は、これらの装置を被加工材1の研磨面側だけに配設
すればよい。
【0032】図3は、図1、図2に示す磁気研磨装置に
おいて、鉄芯の研磨面3aの直下に設けた筒状のダクト
41と、このダクト41下端のダクト排出口41bの直
下に設けた貯蔵タンク42とを設けた状態を示してい
る。
【0033】ダクト41は上部が逆円錐筒状に、下部が
円筒状に形成され、上端縁41aが鉄芯の研磨面3aの
直下のベースプレート21に設けられた貫通孔21aを
下側から覆うように、ベースプレート21下面に固定さ
れている。また、ダクト41下端の排出口41bの直下
に、磁性材5、研磨剤7及び洗浄剤13を貯める貯蔵タ
ンク42が戴置されている。貯蔵タンク42は、開口部
を上に向けた直方体の容器状に形成されている。また、
貯蔵タンク42の底板42aの下面には、複数の車輪4
2bが設けられ、貯蔵タンク42が戴置面43上を走行
自在となっている。
【0034】このような磁気研磨装置では、磁気研磨中
の鉄芯3,3の研磨面より落下する磁性材5及び研磨剤
7、及び洗浄中の鉄芯3,3の研磨面より落下する磁性
材5、研磨剤7及び洗浄剤13をダクト41で受けた
後、貯蔵タンク42内に貯めるようにしている。
【0035】このダクト41及び貯蔵タンク42によ
り、使用後の磁性材5、研磨剤7及び洗浄剤13を周囲
に飛散させることなく一箇所に集約させることができ
る。貯蔵タンク42は車輪42bによって容易に移動で
き、簡単に処分することができる。また、貯蔵タンク4
2を鉄芯3,3の研磨面の直下に配設したので、ダクト
41を立設することができ、磁性材5、研磨剤7及び洗
浄剤13がダクト41の内面に滞ることが少なく、ダク
ト41の清掃も容易である。
【0036】図4は、図1、図2に示す磁気研磨装置に
おいて、図3と異なるダクト41及び貯蔵タンク42を
示す。この磁気研磨装置では、その内面がフッ素樹脂4
4でコーティングされたダクト41及び貯蔵タンク42
を使用している。
【0037】このような磁気研磨装置では、鉄芯3,3
の研磨面より落下する磁性材5、研磨剤7及び洗浄剤1
3が、フッ素樹脂44でコーティングされたダクト41
及び貯蔵タンク42内面に付着することを防止できる。
【0038】図5は、図1、図2に示す磁気研磨装置に
おいて、磁性材5、研磨剤7及び洗浄剤13の分離でき
るものの要部を示す縦断面図である。この磁気研磨装置
では、ダクト41内を通過する磁性材5を吸着する磁性
材吸着装置45と、研磨剤貯蔵タンク46と洗浄剤貯蔵
タンク47と研磨剤7及び洗浄剤13の分離手段48と
を備え、鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5、研磨
剤7及び洗浄剤13の混合物から、それぞれを分離でき
るようになっている。
【0039】磁性材吸着装置45は、リング状のマグネ
ットセパレータから形成され、ダクト41下部の外周面
を覆うように外嵌されて固定されている。研磨剤貯蔵タ
ンク46及び洗浄剤貯蔵タンク47は、それぞれ開口部
を上に向けた直方体の容器状に形成され、ダクト41の
直下に併設されている。また、これらの貯蔵タンク4
6,47の各底板46a,47aの下面には、複数の車
輪46b,47bがそれぞれ設けられ、各貯蔵タンク4
6,47が戴置面43上を走行自在となっている。分離
手段48は、ダクト41下端にその上端が固定されてい
るフレキシブルホース51と、水平方向に伸縮自在の伸
縮軸57aを備えたシリンダ57と、伸縮軸57aの先
端に固定され、フレキシブルホース51の外周に外嵌さ
れた移動リング58とから構成され、フレキシブルホー
ス51の下端のホース排出口51aが必要に応じて、研
磨剤貯蔵タンク46と洗浄剤貯蔵タンク47との各開口
部直上への配置が切替自在となっている。磁気研磨中
は、シリンダ57により移動リング58が研磨剤貯蔵タ
ンク46側に移動し、ホース排出口51aが研磨剤貯蔵
タンク46の直上に配置される。また、停止中は、逆に
移動リング58が洗浄剤貯蔵タンク47側に移動し、ホ
ース排出口51aが洗浄剤貯蔵タンク47の直上に配置
される。
【0040】このような磁気研磨装置では、磁気研磨中
は、鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5と研磨剤7
との混合物のうち、まず磁性材5がマグネットセパレー
タによりダクト41内周面に吸着される。次にシリンダ
57により移動リング58が研磨剤貯蔵タンク46側に
移動したフレキシブルホース51中を研磨剤7が通り、
研磨剤貯蔵タンク46内に供給される。また、停止中
は、鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5と洗浄剤1
3との混合物のうち、まず磁性材5がマグネットセパレ
ータによりダクト41内面に吸着される。次に洗浄剤1
3がシリンダ57により移動リング58が洗浄剤貯蔵タ
ンク47側に移動したフレキシブルホース51中を洗浄
剤13が通り、洗浄剤貯蔵タンク47内に供給される。
なお、マグネットセパレータによりダクト41内周面に
吸着された磁性材5は、ダクト41の目詰まり防止のた
め、マグネットセパレータを外すことにより適宜除去さ
れる。
【0041】こうして分離された磁性材5、研磨剤7及
び洗浄剤13を処分することなく再利用することができ
る。
【0042】図6は、研磨剤7及び洗浄剤13の図5と
異なる分離手段48を有する磁気研磨装置の要部を示す
縦断面図である。
【0043】この磁気研磨装置において、分離手段48
は、ダクト41下端の直下に、その側面の中央に開口部
を有する円筒状の切替パイプ59と、この切替パイプ5
9を開口部を上に向けて揺動自在に固定している揺動軸
60と、切替パイプ59の一端部と揺動軸60下部との
間に切替パイプ59を傾けて保持するスプリング61
と、切替パイプ59端部を下方に押し下げる伸縮軸57
aを備えたシリンダ57とから構成されている。切替パ
イプ59両端の開口部はそれぞれ併設された研磨剤貯蔵
タンク46及び洗浄剤貯蔵タンク47の上方に配置され
ている。揺動軸60は研磨剤貯蔵タンク46及び洗浄剤
貯蔵タンク47の対向する側面に固定されている。ま
た、シリンダ57は、切替パイプ59の他端部の上方に
伸縮軸57aを鉛直下方に向けて配され、固定板57b
によりベースプレート21に固定されている。
【0044】また、この磁気研磨装置では、研磨剤供給
装置8が研磨剤貯蔵タンク46内に、洗浄剤供給装置1
4が洗浄剤貯蔵タンク47内に設けられている。また、
それ応じて研磨剤チューブ9及び洗浄剤チューブ15が
長く形成されている。研磨剤供給装置8及び洗浄剤供給
装置14はロータリー定量ポンプ等で構成され、各貯蔵
タンク46,47内に貯蔵された研磨剤7又は洗浄剤1
3を必要に応じて吸い上げ、内パイプ32と外パイプ3
6との間の研磨剤供給路を経由して研磨面3aに供給し
ている。
【0045】このような磁気研磨装置では、磁気研磨中
は、鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5と研磨剤7
との混合物のうち、まず磁性材5がマグネットセパレー
タによりダクト41内周面に吸着される。次にシリンダ
57により伸縮軸57aが伸びて、切替パイプ59は、
スプリング61に抗して研磨剤貯蔵タンク46側を下に
して傾く。研磨剤7は、中央の開口部より切替パイプ5
9に入り、研磨剤貯蔵タンク46内に供給される。ま
た、停止中は、鉄芯の研磨面3aより落下する磁性材5
と洗浄剤13との混合物のうち、まず磁性材5がマグネ
ットセパレータによりダクト41内面に吸着される。次
にシリンダ57により伸縮軸57aが縮み、切替パイプ
59は、スプリング61によって洗浄剤貯蔵タンク47
側にを下にして傾く。洗浄剤13は、中央の開口部より
切替パイプ59に入り、洗浄剤貯蔵タンク47内に供給
される。
【0046】また、研磨剤貯蔵タンク46内に貯められ
た使用後の研磨剤7が、研磨剤貯蔵タンク46内に設け
られた研磨剤供給装置8により吸い上げられて再利用さ
れる。また、洗浄剤貯蔵タンク47内に貯められた使用
後の洗浄剤13も、洗浄剤供給装置14により吸い上げ
られて再利用される。使用後の研磨剤7及び洗浄剤13
が自動的に再利用できるので、経済的であるとともに、
使用後の研磨剤7及び洗浄剤13を処分する手間が省け
る。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、磁性材供給装
置により粉状の磁性材が供給され、磁化された鉄芯の被
加工材側表面に適量吸着して磁性材ブラシを形成する。
この磁性材ブラシの表面及び磁性材間の隙間に、研磨剤
供給装置により研磨剤が供給される。磁性材ブラシ及び
研磨剤は、回転する鉄芯につられて回転し、移動する被
加工材の表面を順に磨いていく。この磁性材ブラシは被
加工材表面の凹凸に合わせて形を変え、凹部に入り込む
ため、研磨剤が被加工材の凹部に自在に入り込んで研磨
することができる。
【0048】また、磁気研磨装置の使用後、洗浄剤供給
装置から研磨剤供給路を通じて鉄芯の研磨面に洗浄剤が
供給されるので、この洗浄剤により研磨剤供給路内に残
存する研磨剤、及び鉄芯の研磨面に付着した磁性材及び
研磨剤が洗い流される。面倒な清掃作業が不必要とな
り、鉄芯端面及び研磨剤供給路の清掃が自動的に、しか
も確実で容易に行われる。
【0049】また、請求項2記載の発明では、磁気研磨
装置の使用中と使用後とで、切替手段により研磨剤供給
路へ供給する研磨剤と洗浄剤との切替えを容易に行うこ
とができる。
【0050】また、請求項3記載の発明では、洗浄剤で
洗浄されて鉄芯の研磨面より落下する磁性材、研磨剤及
び洗浄剤が、貯蔵タンクに供給されるので、鉄芯の研磨
面近傍を汚すことなく一箇所に集めることができる。そ
の後の磁性材、研磨剤及び洗浄剤の処分が簡単である。
【0051】また、請求項4記載の発明では、洗浄剤で
洗浄されて鉄芯の研磨面より落下する磁性材、研磨剤及
び洗浄剤が、ダクトの内面に付着しないため、目詰まり
がないとともに、ダクトの清掃が容易である。
【0052】また、請求項5記載の発明では、洗浄剤で
洗浄されて鉄芯の研磨面より落下する磁性材、研磨剤及
び洗浄剤から、まず、磁性材吸着装置が磁性材を吸着し
て分離し、次に、分離手段により研磨剤と洗浄剤とを分
離して、各々を研磨剤貯蔵タンクと洗浄剤貯蔵タンクと
に供給できる。こうして、分離された磁性材、研磨剤及
び洗浄剤を処分することなく再利用することができる。
【0053】また、請求項6記載の発明では、使用後の
研磨剤及び洗浄剤が自動的に再利用できるので、経済的
であるとともに、使用後の研磨剤及び洗浄剤を処分する
手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気研磨装置の実施の形態において、
被加工材を基準に片側のみを示した要部の断面図であ
る。
【図2】本発明の磁気研磨装置の実施の形態を示す、一
部を断面視した全体の平面図である。
【図3】図1、図2に示す磁気研磨装置において、鉄芯
端面の下方に設けたダクトと貯蔵タンクを示す縦断面図
である。
【図4】図1、図2に示す磁気研磨装置において、図3
と異なるダクト及び貯蔵タンクを示す縦断面図である。
【図5】図1、図2に示す磁気研磨装置において、図3
と異なるダクト及び貯蔵タンクを示す縦断面図である。
【図6】図1、図2に示す磁気研磨装置において、図3
と異なるダクト及び貯蔵タンクを示す縦断面図である。
【図7】従来の磁気研磨装置を示す、一部を断面視した
全体の平面図である。
【符号の説明】
X 被加工材の送り方向 1 被加工材 2 送り装置 2a 制動装置 2b 引き取り装置 3 鉄芯 3a 鉄芯の端面 4 鉄芯駆動装置 5 磁性材 6 磁性材供給装置 6a 着磁機 6b 磁性材容器 7 研磨剤 8 研磨剤供給装置 9 研磨剤チューブ 10 貫通孔 12 磁性材継手 13 洗浄剤 14 洗浄剤供給装置 15 洗浄剤チューブ 16 連結チューブ 17 切替手段 17a 研磨剤側の電磁弁 17b 洗浄剤側の電磁弁 18 切替継手 18a 横孔 20 脚 21 ベースプレート 21a 排出口 22 コイル 23 磁気ヨーク 24 ベアリング 25 鉄芯支持台 26 鉄芯回転駆動モータ 27 ベルト 28 ギャップ 31 ゴムローラ 32 内パイプ 36 外パイプ 38 連結体 38a 連通孔 39 脱磁機 40 洗浄機 40a 洗浄液 40b 洗浄ノズル 40c 回転ブラシ 41 ダクト 41a 上端縁 41b ダクト排出口 42 貯蔵タンク 42a 貯蔵タンクの底板 42b 貯蔵タンクの車輪 43 載置面 44 フッ素樹脂 45 磁性材吸着装置 46 研磨剤貯蔵タンク 46a 研磨剤貯蔵タンクの底板 46b 研磨剤貯蔵タンクの車輪 47 洗浄剤貯蔵タンク 47 洗浄剤貯蔵タンクの底板 47 洗浄剤貯蔵タンクの車輪 48 分離手段 51 フレキシブルホース 51a ホース排出口 52 カップリング継手 53 モーノ型ポンプ 54 ステッピングモータ 56 磁性材チューブ 57 シリンダ 57a 伸縮軸 57b 固定板 58 揺動リング 59 切替パイプ 60 揺動軸 61 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 37/00 B24B 31/112

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄芯の略平面状の端面を磁化して研磨面
    となした鉄芯と、この鉄芯を前記研磨面と直交する軸回
    りに回転させる鉄芯駆動装置と、前記研磨面にテープ状
    の被加工材を近接させて送る送り装置と、この被加工材
    表面と前記研磨面との間のギャップに、粉状の磁性材を
    供給する磁性材供給装置と、前記ギャップに研磨剤を供
    給する研磨剤供給装置とからなる磁気研磨装置におい
    て、前記鉄芯内部に回転軸を中心軸とする貫通孔を設
    け、この貫通孔内に内パイプと外パイプとを同軸に内設
    し、内パイプ内の空間と、内パイプと外パイプとの間の
    空間とのうち、一方を前記ギャップに磁性材を供給する
    磁性材供給路となし、他方を前記ギャップに研磨剤を供
    給する研磨剤供給路となし、研磨終了後に、前記研磨剤
    供給路内に残存する研磨剤を除去する洗浄剤を、前記研
    磨剤供給路に供給する洗浄剤供給装置を設けてなること
    を特徴とする磁気研磨装置。
  2. 【請求項2】 研磨剤供給路と研磨剤供給装置及び洗浄
    剤供給装置との間に、研磨剤の供給と洗浄剤の供給とを
    切り替える切替手段を設けてなることを特徴とする請求
    項1記載の磁気研磨装置。
  3. 【請求項3】 鉄芯の研磨面の下方に、この研磨面より
    落下する磁性材、研磨剤及び洗浄剤を貯める貯蔵タンク
    を設けてなることを特徴とする請求項1乃至2記載の磁
    気研磨装置。
  4. 【請求項4】 鉄芯の研磨面より落下する磁性材、研磨
    剤及び洗浄剤の落下経路に、前記磁性材、研磨剤及び洗
    浄剤を貯蔵タンクへ導入するダクトを設け、このダクト
    の内周面をフッ素樹脂でコーティングしてなることを特
    徴とする請求項3記載の磁気研磨装置。
  5. 【請求項5】 貯蔵タンクを研磨剤貯蔵タンクと洗浄剤
    貯蔵タンクとに分割形成し、鉄芯の研磨面より落下する
    磁性材、研磨剤及び洗浄剤の落下経路に、磁性材を吸着
    する磁性材吸着装置と、研磨剤及び洗浄剤を前記研磨剤
    貯蔵タンクと洗浄剤貯蔵タンクとに分離供給する分離手
    段とを設けてなることを特徴とする請求項3乃至4記載
    の磁気研磨装置。
  6. 【請求項6】 研磨剤供給装置を研磨剤貯蔵タンク内に
    設けるとともに、洗浄剤供給装置を洗浄剤貯蔵タンク内
    に設けてなることを特徴とする請求項5記載の磁気研磨
    装置。
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