JP4185986B2 - 磁気バリ取り方法 - Google Patents
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Description
=0.4(1+Fm/f)
=0.4(1+π/6)
≒0.6
Fm/0.5f=πχc(ΔB/Δx)/1.5B
図6は、本発明の磁気バリ取り方法の第1実施例を示す模式図であり、図7は、本発明のバリ取り方法によるバリ取り加工前の切削溝の拡大写真と、バリ取り加工後の拡大写真である。工作物として、メタルソーによる切削加工によって切削溝(溝幅:1mm)が形成されたアルミニウム合金製の角パイプ(厚さ:1.5mm)を用いた。角パイプの内面の切削溝縁部には、図7に示したようなバリが発生していた。対向する一対の磁石として、4mm×7.5mm×12mmのネオジウム磁石を用いた。磁性砥粒として、平均粒径80μmのKMX磁性砥粒を用い、磁性粒子として、平均粒径330μmの電解鉄粉を用いた。なお、その混合比は、重量比で、KMX磁性砥粒:電解鉄分=1:4とした。
図8は、本発明の磁気バリ取り方法の第2実施例を示す模式図であり、図9は、本発明の磁気バリ取り方法の第2実施例の他の例を示す模式図である。工作物として、ドリル加工によって穴(穴径:3mm)が形成されたSUS304ステンレス鋼製の丸パイプ(外径:90mm、内径:80mm)を用いた。丸パイプの内面には、バリが発生していた。対向する一対の磁石として、10mm×10mm×20mmのネオジウム磁石を用いた。磁性砥粒として、平均粒径80μmのKMX磁性砥粒を用い、磁性粒子として、平均粒径330μmの電解鉄粉を用いた。なお、その混合比は、重量比で、KMX磁性砥粒:電解鉄分=1:4とした。
図12は、本発明の磁気バリ取り方法の第3実施例を示す模式図であり、図13は、バリ取り加工前の拡大写真と、バリ取り加工後の拡大写真である。工作物として、複雑な形状に穴あけ加工されたSUS304ステンレス鋼製の円形試料(外径:12mm)を用いた。対向する一対の磁石として、7mm×7mm×10mmのネオジウム磁石を用いた。磁性砥粒として、平均粒径80μmのKMX磁性砥粒を用い、磁性粒子として、平均粒径330μmの電解鉄粉を用いた。なお、その混合比は、重量比で、KMX磁性砥粒:電解鉄分=1:4とした。
図14は、本発明の磁気バリ取り方法の第4実施例を示す模式図である。この磁気バリ取り方法は、工作物を挟むように対向配置された一対の永久磁石の他に、さらに別の近傍位置に対向配置された一対の永久磁石をヨークで結合して閉磁気回路を構成した磁石を用いることに特徴がある。
図15は、本発明の磁気バリ取り方法において適用可能な磁石の一形態を示す模式図である。本発明においては、磁気吸着を伴う磁石の表面に弾性体(弾性層)を設けてもよい。弾性体は、磁石に磁気吸着する磁性砥粒等を半固定状態で保持することができるものであれば特に限定されない。具体的には、不織布やポリシャ等が好ましく用いられる。こうした弾性体を磁石外周に設け、そこに磁性砥粒等を磁気吸着させることにより、機械加工によって生じたバリが大きく強固なものであっても、磁性砥粒等を磁石から脱落させることなく加工面に押圧させて研磨加工することができる。
磁性砥粒等の加工面への押圧力は、種々の方法で制御することができる。例えば、使用する磁石の磁力を変化させることにより行うことができる。そうした磁力の変化は、例えば永久磁石においては、残留磁束密度の大きいものを採用したり小さいものを採用したりして制御できる。また、電磁石を用いた場合においては、電磁石に印加する電流を変化させることにより変化させることができる。こうした制御は、工作物の種類、バリの形状や大きさ等に応じたバリ取り加工を可能にさせるので、多様な工作物に対して柔軟に対応することができる。
Claims (6)
- バリが形成された加工面を有する工作物を挟むように一対の磁石を対向配置し、前記加工面側に配置された一方の磁石が磁性砥粒、磁性粒子又はその混合物を磁気吸着し、当該磁気吸着を伴う前記一方の磁石が対向する他方の磁石に磁気吸引されて前記磁性砥粒、磁性粒子又はその混合物が前記加工面に押圧し、前記対向する一対の磁石と前記加工面を有する工作物とが相対運動することによりバリを除去する磁気バリ取り方法であって、
前記工作物を挟むように対向配置された一対の磁石は、それぞれ、2つの永久磁石をヨークで結合して閉磁気回路を構成した複合磁石であることを特徴とする磁気バリ取り方法。 - 前記工作物を挟むように対向配置された磁石のいずれもが前記磁気吸着を伴い、当該磁気吸着を伴う磁石が永久磁石であることを特徴とする請求項1に記載の磁気バリ取り方法。
- 前記磁気吸着を伴う磁石の表面に弾性体が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気バリ取り方法。
- 前記磁性砥粒、磁性粒子又はその混合物が前記加工面に押圧する力を、前記磁気吸着を伴う磁石及び/又は当該磁石に対向する磁石の磁力を変化させて制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁気バリ取り方法。
- 前記対向する磁石と前記加工面を有する工作物との相対運動を、前記対向する磁石の移動又は前記工作物の移動により制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の磁気バリ取り方法。
- 前記対向する磁石と前記加工面を有する工作物との相対運動を、外部からの変動磁場を利用した高周波振動運動により行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の磁気バリ取り方法。
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