JP3271160B2 - ターミナルアダプタ - Google Patents

ターミナルアダプタ

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JP3271160B2
JP3271160B2 JP02284192A JP2284192A JP3271160B2 JP 3271160 B2 JP3271160 B2 JP 3271160B2 JP 02284192 A JP02284192 A JP 02284192A JP 2284192 A JP2284192 A JP 2284192A JP 3271160 B2 JP3271160 B2 JP 3271160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既存の通信装置をISD
N網に接続するためのターミナルアダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のターミナルアダプタでは、適用す
るチャネルの種類、情報チャネル上のプロトコル、接続
される通信装置(上位装置)との物理的および論理的イ
ンタフェースなどの設定は、固定的であるか、あるいは
呼を接続する前にターミナルアダプタ上のスイッチや上
位装置から設定する必要があった。このため、従来のタ
ーミナルアダプタを用いて通信する場合には、通信する
相手と、チャネル速度や情報チャネル上で用いるプロト
コルについて発呼する前にあらかじめ別の手段で取り決
めておかなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のターミナルアダ
プタでは、設定されている内容と異なる内容の着信があ
った場合、ターミナルアダプタ自体にはその呼を受けら
れる機能があり、設定を変えれば通信が可能であるよう
な場合でも、通信可能性チェックにより着信を拒否した
り、あるいは逆に通信可能性チェックを行わずに接続し
てしまい、情報チャネル上のプロトコルが一致していな
い場合には通信できなかった。
【0004】本発明は、このような問題を解決し、呼毎
にチャネル速度、情報チャネル上のプロトコルおよび上
位装置とのインタフェースを自動的に切り替えることの
できるターミナルアダプタを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のターミナルアダ
プタは、ISDN網に接続される第一のインタフェース
手段と、上位装置との間でデータ入出力を行う第二のイ
ンタフェース手段とを備え、この二つのインタフェース
手段はそれぞれ、情報チャネル上のプロトコルとしてH
DLC手順を実行するHDLC制御手段を含み、第二の
インタフェース手段は、ISDN網から抽出したクロッ
クによりデータ入出力を行う同期入出力部と、クロック
の必要なしにデータ入出力を行う非同期入出力部と、こ
の二つの入出力部の一方を選択する入出力切替部とを含
むターミナルアダプタにおいて、ISDN網を経由した
着信時に、その相手先からの受信パラメータを解析して
情報チャネル上のプロトコルにHDLC手順を用いるか
否かを自動的に選択する手段と、この選択する手段の出
力にしたがって入出力切替部を制御し、HDLC手順を
用いるときには非同期入出力部を選択し、それ以外のと
きには同期入出力部を選択する第一の制御手段と、HD
LC手順を用いるときにはHDLC制御手段を起動させ
る第二の制御手段と、HDLC手順を用いないときには
接続されたチャネルの伝送速度に対応して同期入出力部
のクロック周波数を設定する第三の制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】相手端末から受信したパラメータを解析し、そ
の内容に応じて、情報チャネル上のプロトコルとしてH
DLC手順を用いるかどうかを自動的に選択する。相手
端末からのパラメータにHDLC手順を用いることが表
示されている場合は、データ転送にHDLC手順を用い
るように切り替え、レイヤ2制御機能を起動する。同時
に、上位装置との入出力を非同期入出力に切り替える。
また、HDLC手順を用いることが表示されていない場
合には、接続したチャネルからのデータを透過的に同期
入出力部に送る。そのとき、接続するチャネル速度に応
じて、入出力データを同期させるクロック信号を切り替
える。
【0007】本発明では、上位装置とのインタフェース
と情報チャネル上のプロトコルとを関連づけているが、
その理由を以下に説明する。
【0008】情報チャネル上のプロトコルとして、HD
LC手順のようなデータの伝送誤りによる再送を行う可
能性のあるプロトコルを用いる場合、接続したチャネル
に上位装置からのデータを連続的に送出することはでき
ない。なぜなら、相手端末からデータ再送の要求があっ
た場合に、上位装置から入力されたデータを一次的にタ
ーミナルアダプタ内で止め、再送に備えてターミナルア
ダプタ内に蓄えていたデータを相手端末からの要求にし
たがって送出しなければならないからである。このよう
な場合には、連続的に上位装置からデータが入力される
同期入出力では、たとえターミナルアダプタ内にバッフ
ァを設けたとしても、再送に要する時間が長くなるとバ
ッファがオーバフローしてデータが失われる可能性があ
る。情報チャネル上にプロトコルを設けない場合、ある
いは上位装置においてレイヤ2以上のプロトコル制御を
行う場合には、接続した情報チャネルのクロックと同期
したクロック信号を用いた同期入出力が、情報チャネル
の速度を最大限に利用することができ、最適である。
【0009】したがって、上記の問題を回避できれば、
上位装置とのインタフェースと情報チャネル上のプロト
コルとを関連付ける必要はなくなる。情報チャネル上の
プロトコルとしてHDLC手順のような再送を行う可能
性のあるプロトコルを用い、しかも上位制御装置とのイ
ンタフェースに同期インタフェースを用いる場合、例え
ば再送を行っているときにはクロック信号の送出を止め
るとか、ビジー信号線を設けてその信号があるときには
上位装置がデータの送信を行わないようにするとか、あ
るいは、再送にどんなに時間がかかってもよいくらい巨
大なバッファをターミナルアダプタ内に設けるなどの方
法が考えれらる。しかし、バッファを設ける以外の方法
では上位装置がそれに対応する構成でなければならず、
汎用性はない。また、バッファを設けることは現実的で
はないうえ、上位装置がデータ転送を終了したと判断し
て切断の起動をかけたとしても、ターミナルアダプタ内
にまだデータが残っている可能性があり、呼制御が複雑
になってしまう。
【0010】
【実施例】図1は本発明実施例のターミナルアダプタを
示すブロック構成図であり、図2はこのターミナルアダ
プタを用いた網構成を示す。
【0011】このターミナルアダプタ1は、ISDN網
4に接続される第一のインタフェース手段として基本イ
ンタフェースレイヤ1制御部11 制御チャネル上で呼
制御を行うレイヤ2/3制御部13および一次群インタ
フェースレイヤ1制御部12を備え、上位装置7との間
でデータ入出力を行う第二のインタフェース手段として
同期入出力制御部16、非同期入出力制御部18および
情報チャネル上のプロトコルとしてHDLC手順を実行
するHDLC制御手段としてレイヤ2制御部17を備
える。第二のインタフェース手段はさらに、ISDN網
4から抽出したクロックによりデータ入出力を行う同期
入出力制御部16と、クロックの必要なしにデータ入出
力を行う非同期入出力制御部18との一方を選択する入
出力切替部15を備える。また、ISDN網4からクロ
ックを抽出して同期入出力制御部16に供給するため、
クロック抽出生成部14を備える。
【0012】ここで本実施例の特徴とするところは、I
SDN網4を経由した着信時に、その相手先からの受信
パラメータを解析して情報チャネル上のプロトコルにH
DLC手順を用いるか否かを自動的に選択する手段と、
この選択する手段の出力にしたがって入出力切替部15
を制御し、HDLC手順を用いるときには非同期入出力
制御部18を選択し、それ以外のときには同期入出力制
御部16を選択する第一の制御手段と、HDLC手順を
用いるときにはレイヤ2/3制御部13、レイヤ2制御
部17を起動させる第二の制御手段と、HDLC手順を
用いないときには接続されたチャネルの伝送速度に対応
して同期入出力部のクロック周波数を設定する第三の制
御手段とを制御部19内の制御プログラムとして備えた
ことにある。
【0013】本実施例のターミナルアダプタ1は、基本
インタフェース2と一次群インタフェース3とを介して
ISDN網4に接続され、一次群インタフェース3に対
するB、H0 、H11のどの種類の情報チャネルに対する
着呼も受け付けられる構成となっている。ターミナルア
ダプタ1はまた、同期インタフェース5と非同期インタ
フェース6とを介して上位装置7に接続される。同期イ
ンタフェース5としては例えばRS422/RS449
を用い、非同期インタフェース6としては例えばSCS
Iを用いる。どちらのインタフェースでも上位装置7と
の間のデータ入出力を行うことができるが、呼制御の制
御信号には非同期インタフェース6を用いる。したがっ
て、非同期インタフェース6上ではデータと信号とが論
理多重されて流れる。
【0014】ターミナルアダプタ1は、基本インタフェ
ース2に対応する基本インタフェースレイヤ1制御部1
1と、一次群インタフェース3に対応する一次群インタ
フェースレイヤ1制御部12との両方を備える。一次群
インタフェースでH11チャネルを使用する場合にはその
呼制御を他の回線の制御チャネル(Dチャネルで行う
ことになるため、本実施例では、基本インタフェース2
に呼制御を行うレイヤ2/3制御部13を別に備える。
【0015】制御部19は、呼設定メッセージを受け取
ると、それに含まれるパラメータにより、上位装置7と
のデータ入出力に同期入出力を用いるか非同期入出力を
用いるかを切り替える信号を入出力切替部15に送出す
る。さらに、同期入出力を用いる場合には、接続するチ
ャネルの速度に応じてデータを同期させるためのクロッ
ク信号を切り替えるように、クロック抽出生成部14に
制御信号を送出する。
【0016】着信を受けたターミナルアダプタ1は、制
御部19からの指示により、上位装置7への呼を接続す
る。接続の指示は制御部19が自発的に行ってもよく
(自動着信)、上位装置7などの外部からの信号によっ
て行ってもよい。また、発番号、発サブアドレス、伝達
能力、低位レイヤ整合性、高位レイヤ整合性などの情報
をターミナルアダプタ1にあらかじめ設定しておき、受
信した呼設定メッセージ内の情報と比較して通信可能性
のチェックを行い、ターミナルアダプタ1内で呼を受け
付けるかどうかの判断を行うことも可能である。
【0017】呼を接続した後、呼設定メッセージ上の低
位レイヤ整合性により情報チャネル上のレイヤ2プロト
コルとしてHDLC手順が指定されていたら、制御部1
9は、レイヤ2制御部17を起動するとともに、入出力
切替部15に対し、接続したチャネルのデータの入出力
をレイヤ2制御部17側に切り替えるように指示する。
レイヤ2制御部17の出力は、非同期入出力制御部18
の制御のもとで、非同期インタフェース6を介して上位
装置7へ送られる。逆に、上位装置7からの入力は非同
期入出力制御部18、レイヤ2制御部17、入出力切替
部15を介して、接続されたチャネルに送出される。
【0018】また、呼設定メッセージ上の低位レイヤ整
合性で、情報チャネル上のレイヤ2プロトコルとしてH
DLC手順が指定されていない場合、制御部19は、入
出力切替部15に対し、接続したチャネルのデータの入
出力を同期入出力制御部16のほうに切り替えるように
指示する。また、制御部19は、接続したチャネル速度
に対応した周波数のクロック信号を同期入出力制御部1
6に送出するように、クロック抽出生成部14に指示す
る。例えば接続したチャネルがBチャネルのときには、
64kHzのクロック信号を同期入出力制御部16に送
出する。
【0019】同期入出力制御部16は、このクロック信
号に同期させて、同期インタフェース5を介して、上位
装置7とのデータの送受信を行う。これにより、上位装
置7と接続したチャネルとの間で透過的にデータのやり
とりが可能になる。接続したチャネルの種類と、クロッ
ク抽出生成部14が同期入出力制御部16に送出するク
ロック信号の周波数との関係は、 となる。
【0020】図3は着信時の制御部19の処理の流れを
示す。ここでは、制御部19が通信可能性のチェックを
行った後に自動着信を行う場合を示す。
【0021】網から受信した呼設定メッセージをレイヤ
2/3制御部13が解読し、着信表示を制御部19に送
る。制御部19では、着信表示の内容とあらかじめ設定
してあるパラメータの内容を比較し、通信可能性のチェ
ックを行う。通信不可能と判断された場合は、レイヤ2
/3制御部13に対して切断起動を送信する。レイヤ2
/3制御部13は、受け取った切断起動により、網に切
断メッセージを送出する。通信可能と判断された場合
は、レイヤ2/3制御部13に応答起動を送信する。レ
イヤ2/3制御部13は、この応答起動により網に応答
メッセージを送出する。
【0022】なお、図3では自動応答の場合の処理を示
したが、自動応答でない場合には、外部の制御装置、こ
の場合であれば上位装置7に非同期インタフェース6を
介して着信表示を行い、その制御装置から応答起動を受
ける。
【0023】応答起動を送出した後、制御部19は、着
信表示(呼設定メッセージ)中の低位レイヤ整合性フィ
ールドのユーザ情報レイヤ2識別子にHDLCを用いる
表示があるかどうかを解読する。HDLCを用いる表示
がある場合には、入出力切替部15に、通信パスからの
データをレイヤ2制御部17に送出するように指示す
る。また、これと同時に、レイヤ2制御部17を起動す
る。以後は通信中の状態となり、上位装置7との間で、
非同期インタフェース6を介してデータ転送を行う。H
DLCを用いる表示がない場合には、制御部19は、入
出力切替部15に、通信パスからのデータを同期入出力
制御部16に送るように指示する。また、クロック抽出
生成部14に、接続したチャネルに対応する周波数のク
ロックを同期入出力制御部16に送るように指示する。
以後、通信中の状態となり、上位装置7との間で、同期
インタフェース5を介したデータ転送を行う。
【0024】図4は制御部19の発信時の処理の流れを
示す。
【0025】上位装置7から非同期インタフェース6を
介してチャネル速度およびHDLC使用の有無を含む発
信起動信号を受信すると、制御部19は、レイヤ2/3
制御部13に発信起動を送出する。レイヤ2/3制御部
13は、発信起動から呼設定メッセージを組み立て、網
に送出する。そのとき、例えば、チャネル速度について
は伝達能力のパラメータに、HDLCの使用の有無は低
位レイヤ整合性のパラメータに変換する。その後、レイ
ヤ2/3制御部13からの応答表示を受け取ると、制御
部19は、上位装置7からの発信起動のパラメータによ
り、HDLCを用いるかどうかを解読する。以後の処理
は着信時と同じである。
【0026】すなわち、制御部19は、上位装置7から
受信した発信起動の中にHDLCを用いる表示がある場
合、入出力切替部15に、通信パスからのデータをレイ
ヤ2制御部17に送出するように指示し、レイヤ2制御
部17を起動する。以後は通信中の状態となり、上位装
置7との間では、非同期インタフェース6を介してデー
タ転送を行う。HDLCを用いる表示がない場合には、
制御部19は、入出力切替部15に、通信パスからのデ
ータを同期入出力制御部16に送るように指示する。ま
た、クロック抽出生成部14に、接続したチャネルに対
応する周波数のクロックを同期入出力制御部16に送る
ように指示する。以後、通信中の状態となり、上位装置
7と同期インタフェース5を介したデータ転送を行う。
【0027】本実施例のターミナルアダプタでは、接続
したチャネル速度に応じてクロック信号を変えるので、
上位装置はチャネルの種類を意識する必要がなく、ター
ミナルアダプタから受け取るクロック信号に同期させて
データの受信および送信を行えばよい。したがって、同
期入出力を行う上位装置は、ターミナルアダプタから受
け取るクロック信号に同期してデータの送受を行うよう
にすれば、同一装置であらゆる種類のチャネルに対応で
きる。また、逆に、上位装置がある特定のチャネル速度
にのみ対応している場合には、ターミナルアダプタにお
いて、接続時の通信可能性チェック時に上位装置が対応
しているチャネルの呼しか受け付けないようにしておけ
ばよい。この場合でも、ターミナルアダプタは、それぞ
れが固定的なチャネル速度にのみ対応しているあらゆる
上位装置に対応できる。
【0028】非同期入出力の場合は、データが存在する
ときだけ送受信を行うので、チャネルの速度が速いとい
うことは、例えば非同期入出力制御部に送受信バッファ
を備える場合に、そのバッファが空になるまでに要する
時間が短くなるということである。したがって、上位装
置がデータを送信しようとしたがバッファが満状態で送
れないという状況が減ることになる。もし、チャネル速
度に応じて上位装置がデータ送受信のタイミングを変え
るような場合には、制御部から上位装置にチャネル速度
を通知することも可能である。
【0029】以上の説明では、同期インタフェースとし
てRS422/RS449を示し、非同期インタフェー
スとしてSCSIを示したが、他のインタフェースを用
いても本発明を同様に実施できる。
【0030】また、基本インタフェースと一次群インタ
フェースの両方を備えた場合を示したが、基本インタフ
ェースのみ、あるいは一次群インタフェースを23B+
Dとして使用するなど、他のインタフェースの組合せで
も本発明を同様に実施できる。
【0031】さらに、データ転送に用いるチャネルが一
つの場合のみを示したが、複数のチャネルを用いる場合
にも本発明を同様に実施でき、それぞれのチャネルで異
なったプロトコルを用いることもできる。例えば、Bチ
ャネルを2本用いたり、BチャネルとH11チャネルを用
いたり、Bチャネル2本とH11チャネルを用いたりする
ことができる。同期入出力の場合は多重はできないが、
非同期入出力の場合は論理的に多重できるので、Bチャ
ネル2本はHDLC手順を用いてデータ転送を行い、同
時にH11チャネルを用いて同期入出力によるデータ転送
を行うといったことも可能である。
【0032】上述した実施例では上位装置としてデータ
転送を行うアプリケーションをもつ装置を想定したが、
本発明のターミナルアダプタをゲートウェイとして用い
ることも可能である。その場合の上位装置はLAN(ロ
ーカルエリアネットワーク)となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のターミナ
ルアダプタは、相手端末から受信したパラメータの内容
により情報チャネル上のプロトコルにHDLC手順を用
いるかどうか、それに応じて上位制御装置とのインタフ
ェースをHDLC手順を用いる場合には非同期入出力
に、そうでない場合には同期入出力に呼毎に自動的に切
り替え、さらに、同期入出力の場合は接続したチャネル
の速度に応じてデータを同期されるクロック周波数を自
動的に切り替える。したがって、すべてのチャネルに対
して、呼毎に、HDLCを用いたデータ転送と、用いな
いトランスペアレントなデータ転送とを自動的に使い分
けることが可能となる。さらに、トランスぺアレントな
データ転送を行う場合は網との透過性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のターミナルアダプタを示すブロ
ック構成図。
【図2】ターミナルアダプタを用いた網構成を示す図。
【図3】ターミナルアダプタ内の制御部の着信時におけ
る処理の流れを示す図。
【図4】ターミナルアダプタ内の制御部の発信時におけ
る処理の流れを示す図。
【符号の説明】
1 ターミナルアダプタ 2 基本インタフェース 3 一次群インタフェース 4 ISDN網 5 同期インタフェース 6 非同期インタフェース 7 上位装置 11 基本インタフェースレイヤ1制御部 12 一次群インタフェースレイヤ1制御部 13 レイヤ2/3制御部 14 クロック抽出生成部 15 入出力切替部 16 同期入出力制御部 17 レイヤ2制御部 18 非同期入出力制御部 19 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−291567(JP,A) 特開 平5−103116(JP,A) 特開 平4−369144(JP,A) 特開 平4−207748(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/00 H04M 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN網に接続される第一のインタフ
    ェース手段と、この第一のインタフェース手段に接続さ
    上位装置との間でデータ入出力を行う第二のインタフ
    ェース手段とを備え 記第二のインタフェース手段は、前記ISDN網から
    抽出したクロックによりデータ入出力を行う同期入出力
    部と、クロックの必要なしにデータ入出力を行う非同期
    入出力部と、この非同期入出力部を経由する前記上位装
    置との間の情報チャネル上のプロトコルとしてHDLC
    手順を実行するHDLC制御手段と、前記同期入出力部
    と前記非同期入出力部との一方を選択する入出力切替部
    とを含むターミナルアダプタにおいて、 前記ISDN網を経由した着信時に、その相手先からの
    受信パラメータを解析して情報チャネル上のプロトコル
    にHDLC手順を用いるか否かを自動的に選択する手段
    と、 この選択する手段の出力にしたがって前記入出力切替部
    を制御し、HDLC手順を用いるときには前記非同期入
    出力部を選択し、それ以外のときには前記同期入出力部
    を選択する第一の制御手段と、 HDLC手順を用いるときには前記HDLC制御手順を
    起動させる第二の制御手段と、 HDLC手順を用いないときには接続されたチャネルの
    伝送速度に対応して前記同期入出力部のクロック周波数
    を設定する第三の制御手段とを備えたことを特徴とする
    ターミナルアダプタ。
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