JP3270855B2 - 媒体の位置制御装置 - Google Patents

媒体の位置制御装置

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JP3270855B2
JP3270855B2 JP35763091A JP35763091A JP3270855B2 JP 3270855 B2 JP3270855 B2 JP 3270855B2 JP 35763091 A JP35763091 A JP 35763091A JP 35763091 A JP35763091 A JP 35763091A JP 3270855 B2 JP3270855 B2 JP 3270855B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタや発券機等の媒
体を扱う装置において、搬送される媒体の位置制御を行
う媒体の位置制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやOCR(光学式文字読取装
置)、および磁気カードの読み書き装置や発券機等で
は、媒体を装置内に取込み、各種の処理を行っている。
即ち、媒体は搬送路上を搬送され、その搬送路上に設け
られた媒体処理部で、磁気記録部の読取、書込等の処理
が行われる。そして、媒体が搬送路上のどの位置にある
かを検出するため、位置検出用のセンサが設けられ、こ
のセンサからの位置検出信号に基づき、媒体の搬送位置
を算出し、媒体処理部での媒体の処理を行っている。
【0003】図2は、媒体の位置制御装置の適用例とし
ての磁気カード読み書き装置を示し、そのセンサと媒体
処理部との関係を示している。図において、1は搬送路
を示し、この搬送路1を媒体(カード)2が図示しない
搬送手段により搬送されるよう構成されている。センサ
S1は、媒体2の記録(書込み)処理を行う媒体処理部
3の位置算出を行うためのセンサで、フォトカプラ等で
構成されている。媒体処理部3は、媒体2の磁気記録を
行う部分でローラ3aおよび書込ヘッド3b等から構成
されている。センサS2は媒体2の再生(読出し)処理
を行う媒体処理部4の位置算出を行うためのセンサで、
センサS1同様、フォトカプラ等からなる。媒体処理部
4は、媒体2の磁気記録の再生処理を行う部分で、ロー
ラ4aおよび読出しヘッド4b等から構成されている。
【0004】また、図中、P1、P2、P3、P4は、
それぞれセンサS1、媒体処理部4、センサS2、媒体
処理部6の搬送路1上の位置を示し、これは、搬送手段
を構成する図示しないモータの回転に同期したパルス列
のカウント値により表されるものとし、P1<P2<P
3<P4である(但し、搬送方向上流側からの距離)。
また、媒体2の先端がP1より上流側(図面左方向)の
時をモード1、P1〜P2の時をモード2、P2〜P3
の時をモード3、P3〜P4の時をモード4と呼ぶ。
【0005】次に、上記のような磁気カード読み書き装
置の位置制御方法について説明する。図3は、従来の媒
体の位置制御装置のブロック構成図である。図の装置
は、中央処理装置(CPU)5、カウンタ6、I/Oポ
ート7、8からなる。中央処理装置5は、センサS1、
S2からの媒体位置検出信号に基づき、媒体処理部3、
4と媒体2との位置関係を算出すると共に、各種の処理
を統轄して行う機能を有している。カウンタ6は、位置
のカウントを行うために設けられ、搬送モータの回転に
同期したパルス列のカウントを行う。I/Oポート7
は、センサS1と、センサS2の読取りを行うポート、
I/Oポート8は、記録および再生のタイミング信号E
1およびE2を出力するためのポートである。
【0006】次に、動作について説明する。図4は、媒
体の位置制御装置の動作を示すフローチャートである。
中央処理装置5は、タイマ割込みを待機し(ステップS
1)、この割込みがあると、一定周期にてモード判断を
行う(ステップS2、S3)。ここで最初はモード1の
時の制御を行う。先ず、センサS1の状態をI/Oポー
ト7から読み取り、(ステップS4)、センサS1がオ
ン(遮光状態)になったら、媒体2の先端がP1の位置
に来たと判断し(ステップS5)、カウンタ6にP1の
値をセットする(ステップS6)。また、モードをモー
ド1からモード2に切替える(ステップS7)。
【0007】ステップS3のモード判断において、モー
ド2と判断されると、カウンタ6のカウント値を一定周
期で読取る(ステップS8)。ここで、カウンタ6のカ
ウント値は、搬送手段のモータの回転に同期して増加す
る。カウンタ6のカウント値がP2になると(ステップ
S9)、中央処理装置5はI/Oポート8からタイミン
グ信号E1(記録用信号)を出力し(ステップS1
0)、更に、モードをモード2からモード3に切替える
(ステップS11)。媒体処理部3は、このE1のタイ
ミングに同期して媒体への記録を開始する。
【0008】モード3においては、センサS2の状態を
I/Oポート7から読み取り(ステップS12)、セン
サS2がオン(遮光状態)になったら、媒体2の先端が
P3の位置に来たと判断し(ステップS13)、P3の
値をカウンタ6にセットし(ステップS14)、モード
3からモード4に切替える(ステップS15)。モード
4では、カウンタ6のカウント値を読み取り(ステップ
S16)、これがP4になると(ステップS17)、中
央処理装置5はI/Oポート8からタイミング信号E2
を出力し(ステップS18)、更に、モード4を初期状
態であるモード1に戻す(ステップS19)。
【0009】図5に、上述した動作のタイムチャートを
示す。即ち、センサS1による媒体2の検出(信号の立
ち上がり)で、中央処理装置5はカウンタ6に対し、カ
ウント開始を指示し、一定周期でカウント値を読込む。
そしてカウント値が予め設定した値になると、信号E1
を出力する。媒体記録部3は、この信号E1により記録
処理を開始する。また、センサS2で媒体2の検出が行
われると、上記の場合と同様に再生処理を開始する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の媒体の位置制御装置では、中央処理装置5が一定周
期にてセンサS1、S2からの媒体検出信号やカウンタ
6のカウント値を読み込んで動作するため、中央処理装
置5への負荷が大きいという問題があった。
【0011】また、中央処理装置5がセンサS1、S2
の信号やカウント値を読込む一定周期の時間と中央処理
装置5におけるプログラム処理の時間の分だけ位置制御
誤差が発生する。即ち、図5のカウンタ部分に示すよう
に、センサS1またはS2の波形の立ち上がりから、カ
ウンタ6が直ちにカウントを開始するのではなく、プロ
グラム処理(図面の二重斜線部)があり、また、あるカ
ウント値から信号E1またはE2が出力されるまで同様
にプログラム処理がある。従って、このプログラム処理
の関係上、信号E1、E2の出力時刻と実際の媒体処理
部との間に誤差を含んでいた。
【0012】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、中央処理装置の負荷を軽減し、か
つ位置精度に優れた媒体の位置制御装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の媒体の位置制御
装置は、媒体を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前
記搬送路上の異なる位置に設けられ、それぞれの位置で
該媒体の搬送の有無を検出する複数のセンサと、前記搬
送路上の異なる位置に設けられ、それぞれ前記媒体の処
理を行う複数の媒体処理部とを備え、前記それぞれのセ
ンサで検出された該媒体の位置に基づき、前記それぞれ
の媒体処理部の位置を算出する媒体の位置制御装置にお
いて、前記複数のセンサ位置に対応したそれぞれのカウ
ント値が設定されるカウント値設定部とタイミング信号
が入力されたタイミングで、前記カウント値設定部のカ
ウント値を設定し、当該設定した、カウント値から前記
搬送手段による搬送距離に対応してカウントを行うカウ
ンタと、前記複数のセンサより、媒体を検出したことを
示す媒体検出信号を入力するよう構成され、かつ、入力
された媒体検出信号のセンサが、予め設定されているセ
ンサと一致した場合に前記タイミング信号を出力する
定手段と、前記それぞれの媒体処理部の位置に対応した
比較値が設定される比較値設定部と、前記カウンタから
出力されるカウント値と、前記比較値設定部の比較値と
を比較し、これらのカウント値と比較値とが一致する毎
に、前記媒体が媒体処理部の位置に搬送されたと判断す
る位置判定手段と、前記カウント値設定部のカウント値
を前記カウンタに設定する毎に、前記カウント値設定部
次のセンサ位置に対応したカウント値をセットし、か
つ、前記設定手段に対して次のセンサの設定を行う第1
の設定制御手段と、前記位置判定手段が前記判断を行っ
た場合に、前記比較値設定部に次の媒体処理部の位置に
対応した比較値を設定する第2の設定制御手段とを備え
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明の媒体の位置制御装置は、いずれかのセ
ンサで媒体が検出されると、カウンタはカウント値設定
部に現在設定されているカウント値からカウントを行
う。これと同時に、第1の設定制御手段はカウント値設
定部に次のセンサ位置に対応したカウント値をセットす
る。この動作が複数のセンサの数に対応して繰り返され
る。また、カウンタから出力されるカウント値と比較値
設定部に現在設定されている比較値との一致を位置判定
手段が検出すると、位置判定手段は媒体が媒体処理部の
位置に搬送されたと判断する。これと同時に、第2の設
定制御手段は比較値設定部に次の媒体処理部の位置に対
応した比較値を設定する。この動作が複数の媒体処理部
の数に対応して繰り返される。
【0015】従って、媒体の位置判定が、カウント値と
比較値の比較のみで行えるため、中央処理装置の負荷が
小さい。また、プログラム処理で位置判定を行わないた
め、位置判定精度が高い。更に、カウント値や比較値
は、第1の設定制御手段と第2の設定制御手段で繰り返
し設定されるため、センサや媒体処理部が多くなって
も、設定手段、カウント値設定部、カウンタ、比較値設
定部、コンパレータといった構成は増やすことなく対応
できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の第1の実施例における媒体の
位置制御装置の機能ブロック図である。図において、1
1は、媒体12の搬送路、13は、搬送路11上に設け
られ、媒体12の搬送位置の検出を行うセンサ、14
は、磁気記録/再生等、媒体12の処理を行う媒体処理
部である。また、搬送手段15は、モータ等で構成さ
れ、媒体12を搬送すると共に、その搬送距離に対応し
た信号をカウンタに対して出力するよう構成されてい
る。カウント値設定部16はセンサ13の搬送位置に対
応してカウント値を保持するための設定部であり、その
出力がカウンタ17に入力されるよう構成されている。
カウンタ17は、カウント値設定部16のカウント値が
設定されると、このカウント値からカウントを開始し、
搬送手段15からの搬送距離に対応した周期でカウント
を行うものである。比較値設定部18は、予めセンサ1
3から媒体処理部14までのカウント値を設定するため
の設定部である。位置判定手段19は、カウンタ17か
らのカウント値と比較値設定部17の比較値を比較し、
これらの値が一致した場合に、媒体12が媒体処理部1
4の位置に搬送されたと判断し、媒体処理部14への処
理信号を送出する手段である。
【0017】次に、上記媒体の位置制御装置の具体例を
説明する。図6に、媒体の位置制御装置のブロック図を
示す。図の装置は、中央処理装置(CPU)21、カウ
ンタ22、レジスタ23、24、I/Oポート25、2
6、コンパレータ27、28とからなる。中央処理装置
21は、レジスタ23、24およびI/Oポート25、
26にカウント値および比較値を設定する機能を有して
いる。尚、この装置においても、センサおよび媒体処理
部の関係は図2の構成と同様である。
【0018】カウンタ22は、センサS1またはセンサ
S2の出力信号によりカウントを開始し、搬送手段15
のモータの回転に同期したパルス列でカウントを行うも
のである。レジスタ23は、センサ位置P1、レジスタ
24は、センサ位置P3を設定するためのレジスタであ
る。また、I/Oポート25は記録開始位置P2、I/
Oポート26は再生開始位置P4をそれぞれ設定するた
めのI/Oポートである。コンパレータ27は、I/O
ポート25に設定された記録開始位置P2とカウンタ2
2のカウント値の比較を行い、これらの値が一致した場
合に信号E1を送出する。また、コンパレータ28は、
I/Oポート26に設定された再生開始位置P4とカウ
ンタ22のカウント値の比較を行い、これらの値が一致
した場合に信号E2を出力するものである。
【0019】次に、動作について説明する。図7は、上
記媒体の位置制御装置における中央処理装置の動作を示
すフローチャートである。先ず、中央処理装置21は、
初期処理において、レジスタ23にセンサS1に対応し
たカウント値P1を(ステップS1)、また、レジスタ
24にセンサS2に対応したカウント値P3をセットし
(ステップS2)、更に、I/Oポート25に記録開始
位置に対応したカウント値を(ステップS3)、また、
I/Oポート26に再生開始位置に対応したカウント値
をセットする(ステップS4)。そして、これ以降、媒
体の位置制御において中央処理装置11は特に動作を行
わない。
【0020】媒体2が、センサS1の位置まで来ると、
レジスタ23は、保持していたP1の値を出力し、カウ
ンタ22はこの値を取込み、カウントを開始する。次
に、媒体2が記録開始位置まで来ると、I/Oポート2
5には上述したように、P2が設定されているため、こ
のP2とカウンタ22のカウント値を比較していたコン
パレータ27は、ここで一致を検出し、コンパレータ2
7から信号E1が発生して、媒体2への記録処理が行わ
れる。媒体2が、センサS2の位置まで来ると、レジス
タ24は、保持していたP3の値を出力し、カウンタ2
2はこのP3の値を取込み、カウントを開始する。更
に、媒体2が再生開始位置まで来ると、カウンタ22の
カウント値と、I/Oポート26の設定値P4を比較し
ていたコンパレータ28は、その一致を検出し、信号E
2を出力して媒体2の再生処理が開始される。
【0021】図8に、上記動作のタイムチャートを示
す。この図8は、従来の図5に対応するものであり、従
来のようなプログラム処理がないため、センサS1、S
2の媒体検出で直ちにカウンタ22のカウント開始が行
われ、また、信号E1の出力は、従来のように中央処理
装置ではなく、コンパレータ37からのIPT2に基づ
きセレクタ39から出力されるため、カウンタ33のカ
ウント値が正確に反映され、位置判定の精度が高い。ま
た、従来の場合は、モード別で処理が異なるため、プロ
グラムが複雑で容量が大きく汎用性に乏しいといった欠
点があったが、本実施例の場合、中央処理装置21はレ
ジスタ23、24およびI/Oポート25、26にカウ
ント値および比較値を設定するだけであるから、中央処
理装置21の負荷が大幅に軽減されると共に、制御プロ
グラムが簡易で容量も小さく、汎用性も高いといった効
果を有している。
【0022】次に、本発明の媒体の位置制御装置におけ
る第2の実施例を説明する。図9は、そのブロック図で
ある。図の装置は、中央処理装置31、カウント値設定
部32、カウンタ33、比較値設定部34、位置判定手
段35、設定手段36からなる。尚、この第2の実施例
においても、搬送部の構成は、図2に示す構成と同様で
ある。
【0023】カウント値設定部(I/Oポート)32
は、センサS1またはセンサS2の位置をカウント値で
表すための設定部で、その設定値をカウンタ33に送出
するよう構成されている。カウンタ33は、カウント値
設定部32の値がセットされるカウンタであり、そのカ
ウント値は位置判定手段35に送出されるよう構成され
ている。比較値設定部(I/Oポート)34は、媒体処
理部の位置に対応した値(タイミング信号発生位置)を
中央処理装置31が予め設定しておくための設定部であ
る。
【0024】位置判定手段35は、コンパレータ37、
I/Oポート38、セレクタ39とで構成されている。
コンパレータ37は、カウンタ33のカウント値と比較
値設定部34からの設定値を比較するためのコンパレー
タで、これらの値が一致した場合にタイミング信号(中
央処理装置31への割込み信号)IPT2を出力する。
I/Oポート38は、このタイミング信号IPT2が発
生した場合、セレクタ39が信号E1と信号E2のどち
らかを選択して出力するかを中央処理装置31が予め設
定しておくためのI/Oポートである。
【0025】設定手段36は、I/Oポート40とセレ
クタ41を備え、センサS1またはセンサS2からの媒
体検出信号が入力された場合、カウント値設定部32の
カウント値をカウンタ33に設定すると共に、タイミン
グ信号IPT1を出力する機能を有している。また、I
/Oポート40は、次に来るべきセンサを、中央処理装
置31が予め設定しておくためのI/Oポートであり、
セレクタ41は、このI/Oポート40で設定されたセ
ンサの出力を選択するセレクタである。
【0026】中央処理装置31は、第1の設定制御手段
31aと、第2の設定制御手段31bを備えている。第
1の設定制御手段31aは、タイミング信号IPT1の
入力により、カウント値設定部32に、次のセンサ位置
に対応したカウント値を設定すると共に、I/Oポート
40に、次のセンサを選択するようセットする機能を有
している。また、第2の設定制御手段31bは、位置判
定手段35に基づき媒体処理部に媒体2が搬送されたと
判定された場合、位置判定手段35から出力されるタイ
ミング信号IPT2により、比較値設定部34に、次の
媒体処理部の位置に対応した比較値を設定する機能を有
している。
【0027】次に、上記第2の実施例の動作について説
明する。図10は、その動作を示すフローチャートであ
る。先ず、初期処理にて、中央処理装置31は、カウン
ト値設定部32にセンサS1の位置に対応したカウント
値P1を設定すると共に(ステップS1)、設定手段3
6のI/Oポート40でセンサS1を選択し(ステップ
S2)、モードをモード1に設定しておく(ステップS
3)。また、比較値設定部34に、記録開始位置に対応
したカウンタ33との比較値P2を設定すると共に(ス
テップS4)、位置判定手段35のI/Oポート38で
記録開始信号E1を選択してモード2を設定しておく
(ステップS5、S6)。
【0028】次に、媒体2が搬送されてセンサS1の位
置に達すると、セレクタ41からカウンタ33に信号が
送出され、カウンタ33には、カウント値設定部32に
予め設定してあったカウント値P1がセットされると同
時にIPT1が発生して中央処理装置31は、割込み処
理に入る(ステップS7)。割込み処理では、モード1
を判別して(ステップS8、S9)、カウント値設定部
32に次のセンサS2の位置に対応したカウント値P3
を設定すると共に(ステップS10)、I/Oポート4
0で次のセンサS2を選択してモード3に切替えておく
(ステップS11、S12)。
【0029】媒体2が記録開始位置に達すると、カウン
タ33のカウント値は比較値設定部34に予め設定され
てあった比較値P2と一致するので、コンパレータ37
から信号が発生する。これは、セレクタ39に送られ、
I/Oポート38に予め設定してあったE1側へタイミ
ング信号が発生すると同時にIPT2が発生して中央処
理装置31は、割込み処理に入る(ステップS7)。割
込み処理ではモード2を判別して(ステップS13、S
14)、比較値設定部34に次の再生開始位置に対応し
た比較値P4を設定すると共に(ステップS15)、I
/Oポート38でこれに対応したタイミング信号E2を
選択してモード4に切替えておく(ステップS16、S
17)。
【0030】媒体2がセンサS2の位置に達すると、上
記のセンサS1の位置での場合と同様に、IPT1の発
生により、中央処理装置31は割込み処理に入り、ステ
ップS9のモード判断では、モード3を選択する。ま
た、カウンタ33には、カウント値設定部32に設定さ
れていたカウント値P3が設定され、中央処理装置31
は割込み処理の中で、カウント値設定部32にカウント
値P1を設定すると共に(ステップS18)、I/Oポ
ート40にてセンサS1を選択してモード1に切替を行
う(ステップS19、S20)。
【0031】媒体2が再生開始の位置に達すると、上記
記録開始位置の時と同様に、コンパレータ37は、セレ
クタ39へ信号を送出すると共に、IPT2を発生し、
中央処理装置31は、割込み処理に入る。これにより、
セレクタ39は信号E2を発生する。また、中央処理装
置31は、その割込み処理の中で、比較値設定部34に
比較値P2を設定すると共に(ステップS21)、I/
Oポート38でE1を選択してモード2に切替える(ス
テップS22、S23)。以上の処理により、初期状態
に戻る。また、上記第2の実施例の動作タイムチャート
は、図8に示した第1の実施例の動作タイムチャートと
同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0032】尚、上記各実施例ではセンサと媒体処理部
を各2個までの例で説明したが、これ以上のセンサおよ
び媒体処理部を備えた装置であってもよい。その場合、
第1の実施例では、カウント値を設定するためのカウン
ト値設定部16、および比較値を設定するための比較値
設定部18をその個数分だけ用意することで達成するこ
とができる。また、第2の実施例では、中央処理装置3
1の割込み処理により、次々とカウント値および比較値
を設定することで達成することができる。また、上記各
実施例では、媒体の位置制御装置として、磁気カード読
み書き装置を例にとって説明したが、これ以外にも、プ
リンタやOCR等、媒体の位置を検出して媒体への処理
を行うものであれば、他の装置であっても同様の効果を
奏することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カウンタからのカウント値と比較値設定部からの比較値
を比較することで媒体の位置判定を行うと共に、第1の
設定制御手段で次のセンサ位置に対応したカウント値
を、また、第2の設定制御手段で次の比較値をそれぞれ
設定するようにしたので、媒体処理部の位置判定を中央
処理装置が行う必要がなく、中央処理装置の負荷が軽減
され、しかも、中央処理装置によるプログラム処理を行
わないため、媒体処理部の位置判定精度を向上させるこ
とができるといった効果が得られる。
【0034】更に、センサや媒体処理部の数が増加して
も、カウント値や比較値の設定部および設定手段、カウ
ンタ、コンパレータといった構成を増やすことなくこれ
に対応可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体の位置制御装置における第1の実
施例の機能ブロック図である。
【図2】一般的な媒体の搬送部を示す構成図である。
【図3】従来の媒体の位置制御装置のブロック図であ
る。
【図4】従来の媒体の位置制御装置の動作フローチャー
トである。
【図5】従来の媒体の位置制御装置の動作タイムチャー
トである。
【図6】本発明の媒体の位置制御装置における第1の実
施例の具体的なブロック図である。
【図7】本発明の媒体の位置制御装置における第1の実
施例の初期設定動作のフローチャートである。
【図8】本発明の媒体の位置制御装置における第1およ
び第2の実施例の動作タイムチャートである。
【図9】本発明の媒体の位置制御装置における第2の実
施例のブロック図である。
【図10】本発明の媒体の位置制御装置における第2の
実施例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 搬送路 2、12 媒体 3、4、14 媒体処理部 13、S1、S2 センサ 15 搬送手段 16、32 カウント値設定部 17、33 カウンタ 18、34 比較値設定部 19、35 位置判定手段 31a 第1の設定制御手段 31b 第2の設定制御手段 36 設定手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 3/00 B41J 11/42 B41J 29/20 B41J 29/48 B65G 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を搬送路に沿って搬送する搬送手段
    と、 前記搬送路上の異なる位置に設けられ、それぞれの位置
    で該媒体の搬送の有無を検出する複数のセンサと、 前記搬送路上の異なる位置に設けられ、それぞれ前記媒
    体の処理を行う複数の媒体処理部とを備え、 前記それぞれのセンサで検出された該媒体の位置に基づ
    き、前記それぞれの媒体処理部の位置を算出する媒体の
    位置制御装置において、 前記複数のセンサ位置に対応したそれぞれのカウント値
    が設定されるカウント値設定部と、タイミング信号が入力されたタイミングで、前記カウン
    ト値設定部のカウント値を設定し、当該設定した カウン
    ト値から前記搬送手段による搬送距離に対応してカウン
    トを行うカウンタと、前記複数のセンサより、媒体を検出したことを示す媒体
    検出信号を入力するよう構成され、かつ、入力された媒
    体検出信号のセンサが、予め設定されているセンサと一
    致した場合に前記タイミング信号を出力する 設定手段
    と、 前記それぞれの媒体処理部の位置に対応した比較値が設
    定される比較値設定部と、 前記カウンタから出力されるカウント値と、前記比較値
    設定部の比較値とを比較し、これらのカウント値と比較
    値とが一致する毎に、前記媒体が媒体処理部の位置に搬
    送されたと判断する位置判定手段と、前記カウント値設定部のカウント値を前記カウンタに設
    定する毎に、 前記カウント値設定部に次のセンサ位置に
    対応したカウント値をセットし、かつ、前記設定手段に
    対して次のセンサの設定を行う第1の設定制御手段と、 前記位置判定手段が前記判断を行った場合に、前記比較
    値設定部に次の媒体処理部の位置に対応した比較値を設
    定する第2の設定制御手段とを備ことを特徴とする媒
    体の位置制御装置。
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