JP3270488B2 - 電子部品収納テープの供給装置 - Google Patents

電子部品収納テープの供給装置

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JP3270488B2
JP3270488B2 JP05102991A JP5102991A JP3270488B2 JP 3270488 B2 JP3270488 B2 JP 3270488B2 JP 05102991 A JP05102991 A JP 05102991A JP 5102991 A JP5102991 A JP 5102991A JP 3270488 B2 JP3270488 B2 JP 3270488B2
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信介 坂口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品収納テープの
供給装置に係り、詳しくは、電子部品収納テープをスム
ーズにピッチ送りするための手段に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品を移載ヘッドのノズルに吸着
し、基板に移送搭載する電子部品実装装置において、移
載ヘッドに電子部品を供給する手段として、テープ方式
が広く実施されている。
【0003】テープ方式は、供給リールに巻回された電
子部品供給テープ(以下、テープという)を、ピッチ送
り手段によりピッチ送りしながら、テープのポケットに
収納された電子部品を、移載ヘッドのノズルの吸着位置
に1個ずつ供給するものである。
【0004】上記ピッチ送り手段は、テープが調帯され
るスプロケットと、このスプロケットをピッチ回転させ
る爪車と、この爪車の爪部に間次的に衝合することによ
り、この爪車をピッチ回転させる爪部材と、この爪部材
を駆動する揺動レバーから成っており、電子部品実装装
置側に設けられた昇降ロッドを昇降させて、この揺動レ
バーを揺動させることにより、上記爪部材を駆動して、
爪車やスプロケットをピッチ回転させ、テープをピッチ
送りするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来手段
では、昇降ロッドが下降して揺動レバーに衝合する時、
昇降ロッドが上昇して揺動レバーの押圧状態を解除する
時、及び爪部材が爪車の爪部に衝合する時に機械的衝撃
が発生し、この衝撃のためにテープががたつき、その結
果、ポケット内に収納された電子部品ががたついたり、
最悪の場合には電子部品がポケットから飛び出してしま
う問題点があった。
【0006】そこで本発明は、上記従来手段の問題点を
解消したテープ送り手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子部品収納
テープが巻回された供給リールと、主フレームの前部に
設けられてこのテープをピッチ送りするスプロケットお
よびこのスプロケットをピッチ回転させる爪車と、この
爪車の爪部に係合離脱してこの爪車をピッチ回転させる
爪部材と、主フレームに揺動自在に軸着されて昇降ロッ
ドに上方から押圧されて揺動することによりこの爪部材
を駆動する揺動部材と、この揺動部材の回転位置を規制
するストッパーと、この揺動部材に連動して回転するこ
とにより上記テープのカバーテープを巻取る巻取りリー
ルと、上記昇降ロッドを昇降させるカムと、このカムの
駆動用モータとを備え、このカムの回転による上記昇降
ロッドの昇降速度を、この昇降ロッドの上記揺動部材へ
の衝合時、上記爪部材と上記爪車の爪部との衝合時、上
記揺動部材の上記ストッパーへの衝合時、及び上記昇降
ロッドが上昇して上記揺動部材から離れる時の4つのタ
イミングにおいて減速するようにしたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、昇降ロッドの昇降にともな
う機械的衝撃を緩和し、テープをスムーズにピッチ送り
することができ、また揺動部材の揺動に連動して巻取り
リールを回転させることにより、カバーテープを巻取る
ことができる。
【0009】
【実施例】次に図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。
【0010】図1は、電子部品収納テープの供給装置の
側面図である。1は長板状の主フレームであり、その後
部には供給リール2が装着されており、またその前部に
はピッチ送り手段11が設けられている。
【0011】供給リール2には電子部品が収納されたテ
ープ3が巻回されている。ピッチ送り手段11は、テー
プ3が調帯されたスプロケット12と、このスプロケッ
ト12と同軸的に設けられた爪車13と、この爪車13
の爪部14に間欠的に衝合する爪部材15から成ってい
る。16は爪部材15の弾発用ばね材である。
【0012】17は揺動部材としての揺動アームであっ
て、ピン18により、上記主フレーム1に揺動自在に軸
着されている。9は弾発用ばね材、25,26は揺動ア
ーム17の起立位置と回転位置を規制するストッパーで
ある。
【0013】この揺動アーム17の上端部側は2股状に
分岐して、第1のアーム17aと、第2のアーム17b
になっている。この揺動アーム17と爪部材15は、シ
ャフト19により連結されており、揺動アームが揺動す
ると、シャフト19は横方向に往復動して、爪部材15
は爪車13の爪部14に間欠的に衝合し、爪車13をピ
ッチ回転させる。爪車13がピッチ回転すると、スプロ
ケット12も爪車13と一体的にピッチ回転し、テープ
3をピッチ送りする。
【0014】20は電子部品実装装置側の昇降ロッドで
ある。21はこの昇降ロッド20に連結された揺動レバ
ーであって、カム22が当接している。23はカム22
を回転させる駆動用モータである。カム22が回転する
と、レバー21はピン24を中心に揺動し、昇降ロッド
20は昇降する。昇降ロッド20が下降して、上記揺動
アーム17のアーム17aに衝合すると、揺動アーム1
7は反時計方向に揺動し、また昇降ロッド20が上昇し
て押圧状態を解除すると、揺動アーム17はばね材9の
ばね力により時計方向に揺動する。このように揺動アー
ム17が揺動すると、シャフト19は横方向に往復動
し、爪部材15を爪部14に間欠的に衝合させて、爪車
13をテープ送り方向にピッチ回転させる。
【0015】4はテープ3のカバーテープ3aを巻き取
る巻取りリール、5はこの巻取りリール4と上記一方の
アーム17bを連結するロッドであり、上述のように揺
動アーム17が揺動することにより、リール4は回転
し、カバーテープ3aを巻き取る。
【0016】6は移載ヘッドであって、テープ3の電子
部品8をノズル7に吸着してピックアップし、基板(図
外)に移送搭載する。
【0017】本装置は上記のような構成により成り、次
に動作の説明を行う。昇降ロッド20が下降して、アー
ム17aを押圧すると、揺動アーム17は反時計方向に
揺動し、次いで昇降ロッド20が上昇して、押圧状態を
解消すると、揺動アーム17はばね材9のばね力により
時計方向に揺動し、爪部材15は爪部14に衝合して、
爪車13をピッチ回転させる。このように爪部材15が
爪部14に間欠的に衝合することにより、爪車13やス
プロケット12はピッチ回転し、テープ3はピッチ送り
される。
【0018】ところで、上記のように昇降ロッド20が
下降してアーム17aに衝合する時A、同ロッド20が
上昇してアーム17aから離れる時B、爪部材15の先
端部が爪部14に衝合する時C、及び揺動アーム17が
ストッパー26に衝合する時Dには、機械的衝撃が発生
し、この衝撃のためにテープ3ががたついて、そのポケ
ットに収納された電子部品8ががたついたり、ポケット
から飛び出し、ノズル7の吸着ミスが発生しやすい。
【0019】そこで本手段では、上記4つのタイミング
A,B,C,Dにおいて、昇降ロッド20の昇降速度が
零になるように、カム22のカム曲線を設定している。
図2は、このような昇降ロッド20の昇降特性を示して
いる。図中、実線Hは昇降ロッド20の高さ、破線Vは
昇降速度、A,B,C,Dは上記4つのタイミングであ
る。この4つのタイミングA,B,C,Dで、昇降ロッ
ド20の昇降速度は零になっている。
【0020】このように昇降ロッド20の昇降速度を制
御することにより、昇降ロッド20がソフトにアーム1
7aに衝合あるいはこれから離脱し、また爪部材15が
ソフトに爪部14に衝合し、また揺動部材17がストッ
パー26にソフトに衝合するようにして、上記機械的衝
撃を緩和し、テープ3ががたつきなくスムーズにピッチ
送りすることができる。
【0021】なお上記タイミングA,B,C,Dにおい
て、昇降ロッド20の昇降速度は完全に零にする必要は
なく、略零でも所期の目的は達成できるものであり、要
は上記機械的衝撃が発生しないように、昇降ロッド20
の昇降速度を減速すればよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、昇
降ロッドの昇降に伴う機械的衝撃の発生を解消し、テー
プをがたつきなくスムーズにピッチ送りすることがで
、また揺動部材の揺動に連動して巻取りリールを回転
させることにより、カバーテープを巻取る動作を併せて
行うことができ、しかもこれらの作用効果をコンパクト
な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品収納テープの供給装置の
側面図
【図2】本発明に係る昇降ロッドの昇降特性図
【符号の説明】
2 供給リール 3 電子部品収納テープ(テープ) 12 スプロケット 13 爪車 14 爪部 15 爪部材 17 揺動アーム 20 昇降ロッド 22 カム 23 モータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品収納テープが巻回された供給リー
    ルと、主フレームの前部に設けられてこのテープをピッ
    チ送りするスプロケットおよびこのスプロケットをピッ
    チ回転させる爪車と、この爪車の爪部に係合離脱してこ
    の爪車をピッチ回転させる爪部材と、主フレームに揺動
    自在に軸着されて昇降ロッドに上方から押圧されて揺動
    することによりこの爪部材を駆動する揺動部材と、この
    揺動部材の回転位置を規制するストッパーと、この揺動
    部材に連動して回転することにより上記テープのカバー
    テープを巻取る巻取りリールと、上記昇降ロッドを昇降
    させるカムと、このカムの駆動用モータとを備え、この
    カムの回転による上記昇降ロッドの昇降速度を、この昇
    降ロッドの上記揺動部材への衝合時、上記爪部材と上記
    爪車の爪部との衝合時、上記揺動部材の上記ストッパー
    への衝合時、及び上記昇降ロッドが上昇して上記揺動部
    材から離れる時の4つのタイミングにおいて減速するよ
    うにしたことを特徴とする電子部品収納テープの供給装
    置。
JP05102991A 1991-03-15 1991-03-15 電子部品収納テープの供給装置 Expired - Fee Related JP3270488B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7646792B2 (en) 1996-09-05 2010-01-12 The Directv Group, Inc. Dynamic mapping of broadcast resources

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7646792B2 (en) 1996-09-05 2010-01-12 The Directv Group, Inc. Dynamic mapping of broadcast resources

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