JP3270215B2 - キャッシュ装置 - Google Patents

キャッシュ装置

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JP3270215B2
JP3270215B2 JP24893693A JP24893693A JP3270215B2 JP 3270215 B2 JP3270215 B2 JP 3270215B2 JP 24893693 A JP24893693 A JP 24893693A JP 24893693 A JP24893693 A JP 24893693A JP 3270215 B2 JP3270215 B2 JP 3270215B2
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博文 渡邊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置に使用す
るキャッシュ装置に関し、特にプロセッサ間のクロック
サイクルとプロセッサ内のクロックサイクルとが異なる
情報処理装置のキャッシュ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のキャッシュ装置の一例を示
すブロック図である。
【0003】情報処理装置に使用するキャッシュ装置の
うち、特にプロセッサ間のクロックサイクルとプロセッ
サ内のクロックサイクルとが異なる情報処理装置の従来
のキャッシュ装置は、図2に示すように、他プロセッサ
からのストア命令およびプロセッサ間通信等のコマンド
およびアドレスを格納するコマンドアドレスレジスタ1
と、自プロセッサから出力したプロセッサ間排他制御の
ためのロック要求に対する許可信号であるロックリプラ
イを格納するロックレジスタ2と、コマンドアドレスレ
ジスタ1の出力信号とロックレジスタ2の出力信号とを
入力してコマンドのデコードおよびアドレスの編集を行
うコマンドデコード回路3と、コマンドデコード回路3
の出力信号を入力して蓄積しておくスヌーブバッファ4
と、コマンドデコード回路3の出力信号によってスヌー
ブバッファ4の書込み動作を制御する書込み制御回路5
と、コマンドデコード回路3の出力信号を自プロセッサ
内のクロックに同期させる同期化回路6と、同期化回路
6の出力信号によってスヌーブバッファ4の読出し動作
を制御する読出し制御回路7と、スヌーブバッファ4か
ら読出したコマンドおよびアドレスを入力してキャッシ
ュヒットの判定を行ってキャッシュを無効化しかつロッ
クリプライを出力するキャッシュ無効化回路9とを備え
ている。
【0004】上述のように構成された従来のキャッシュ
装置は、次のように動作する。
【0005】まず、他プロセッサからのストア命令やプ
ロセッサ間通信等のコマンドおよびアドレスをコマンド
アドレスレジスタ1にセットする。また、自プロセッサ
からプロセッサ間排他制御のためのロック要求があった
ときは、そのロック要求から一定時間後に返却されるロ
ックリプライをロックレジスタ2にセットする。
【0006】コマンドアドレスレジスタ1にセットされ
た他プロセッサからのストア命令やプロセッサ間通信等
のコマンドとロックレジスタ2にセットされた自プロセ
ッサからのロック要求に対するロックリプライとをコマ
ンドデコード回路3においてデコードし、一致処理が必
要であることを書込み制御回路5および同期化回路6に
伝達し、かつコマンドをデコードした結果とアドレスを
編集した結果とをスヌーブバッファ4に送る。スヌーブ
バッファ4は、コマンドデコード回路3においてデコー
ドされたコマンドおよび編集されたアドレスとを、書込
み制御回路5の指示によって書込む。ここまでの動作
は、プロセッサ間のクロックサイクルによって行われ
る。
【0007】以下は、プロセッサ内のクロックサイクル
によって動作する。同期化回路6は、一致処理が必要で
あること示す信号をコマンドデコード回路3から入力
し、自プロセッサ内のクロックに同期させた信号を出力
する。この同期化回路6の出力信号により、読出し制御
回路7は、スヌーブバッファ4に対して読出しを指示す
る。読出し制御回路7からの指示を受けたスヌーブバッ
ファ4は、記憶しているコマンドおよびアドレスを読出
してキャッシュ無効化回路9に送出する。キャッシュ無
効化回路9は、スヌーブバッファ4から送られてきたコ
マンドおよびアドレスにより、キャッシュへのヒット判
定が必要なストア命令についてのみヒット判定を行い、
キャッシュにヒットしたストア命令のアドレスについて
キャッシュの無効化を行う。また、キャッシュへのヒッ
ト判定を行わないプロセッサ間通信の割込み指示および
ロックリプライを出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
キャッシュ装置は、ロックリプライを受信したときより
も前に受信した他プロセッサからのストア命令に対する
キャッシュの無効化がすべて終了している場合でも、終
了していない場合と同様に、ロックリプライを受信した
ときよりも前に受信した他プロセッサからのストア命令
に対するキャッシュの無効化に必要なクロックサイクル
の後でないと、自プロセッサ内にロックリプライを認識
させることができないため、効率が悪いという欠点を有
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のキャッシュ装置
は、他プロセッサからのストア命令およびプロセッサ間
通信等のコマンドおよびアドレスを格納するコマンドア
ドレスレジスタと、自プロセッサから出力したロック要
求に対するロックリプライを格納するロックレジスタ
と、前記コマンドアドレスレジスタの出力信号と前記ロ
ックレジスタの出力信号とを入力してコマンドのデコー
ドおよびアドレスの編集を行うコマンドデコード回路
と、前記コマンドデコード回路の出力信号を入力して記
憶するスヌーブバッファと、前記コマンドデコード回路
の出力信号によって前記スヌーブバッファの書込み動作
を制御する書込み制御回路と、前記コマンドデコード回
路の出力信号を前記自プロセッサ内のクロックに同期さ
せる同期化回路と、前記同期化回路の出力信号によって
前記スヌーブバッファの読出し動作を制御する読出し制
御回路と、前記スヌーブバッファから読出したコマンド
およびアドレスを入力してキャッシュヒットの判定を行
ってキャッシュを無効化しかつロックリプライを出力す
るキャッシュ無効化回路とを備えるキャッシュ装置にお
いて、前記同期化回路の出力信号によってキャッシュの
無効化が必要な前記他プロセッサからの前記ストア命令
の数を監視し前記ロックリプライを受信したときよりも
前に受信した前記他プロセッサからの前記ストア命令に
対するキャッシュの無効化がすべて終了しているときに
ロックリプライを出力するストア命令監視回路と、前記
キャッシュ無効化回路からのロックリプライと前記スト
ア命令監視回路からのロックリプライとを入力して前記
自プロセッサ内に認識させるためのロックリプライ信号
を生成するリプライ生成回路とを備えている。
【0010】すなわち、本発明のキャッシュ装置は、他
プロセッサからのストア命令およびプロセッサ間通信等
のコマンドおよびアドレスを格納するコマンドアドレス
レジスタと、自プロセッサから出力したプロセッサ間排
他制御のためのロック要求に対する許可信号であるロッ
クリプライを格納するロックレジスタと、前記コマンド
アドレスレジスタの出力信号と前記ロックレジスタの出
力信号とを入力してコマンドのデコードおよびアドレス
の編集を行うコマンドデコード回路と、前記コマンドデ
コード回路の出力信号を入力して蓄積しておくスヌーブ
バッファと、前記コマンドデコード回路の出力信号によ
って前記スヌーブバッファの書込み動作を制御する書込
み制御回路と、前記コマンドデコード回路の出力信号を
自プロセッサ内のクロックに同期させる同期化回路と、
前記同期化回路の出力信号によって前記スヌーブバッフ
ァの読出し動作を制御する読出し制御回路と、前記スヌ
ーブバッファから読出したコマンドおよびアドレスを入
力してキャッシュヒットの判定とキャッシュの無効化と
を行いかつロックリプライとプロセッサ間通信の割込み
指示とを出力するキャッシュ無効化回路と、前記同期化
回路の出力信号と前記キャッシュ無効化回路からのキャ
ッシュ無効化終了信号とによってキャッシュの無効化が
必要な他プロセッサからのストア命令の数を監視しロッ
クリプライを受信したときよりも前に受信した他プロセ
ッサからのストア命令に対するキャッシュの無効化がす
べて終了しているときロックリプライを出力するストア
命令監視回路と、前記キャッシュ無効化回路からのロッ
クリプライと前記ストア命令監視回路からのロックリプ
ライとを入力して自プロセッサ内に認識させるためのロ
ックリプライ信号を生成するリプライ生成回路とを備え
ている。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。
【0013】図1において、コマンドアドレスレジスタ
1は、他プロセッサからのストア命令およびプロセッサ
間通信等のコマンドおよびアドレスを格納するレジスタ
である。ロックレジスタ2は、自プロセッサから出力し
たプロセッサ間排他制御のためのロック要求に対する許
可信号であるロックリプライを格納するレジスタであ
る。コマンドデコード回路3は、コマンドアドレスレジ
スタ1の出力信号とロックレジスタ2の出力信号とを入
力してコマンドのデコードおよびアドレスの編集を行う
回路である。スヌーブバッファ4は、コマンドデコード
回路3の出力信号を入力して蓄積しておく記憶回路であ
る。書込み制御回路5は、コマンドデコード回路3の出
力信号によってスヌーブバッファ4の書込み動作を制御
する回路である。以上の回路は、プロセッサ間のクロッ
クサイクルによって動作する。
【0014】以下の回路は、プロセッサ内のクロックサ
イクルによって動作する。同期化回路6は、コマンドデ
コード回路3の出力信号を自プロセッサ内のクロックに
同期させるための回路である。読出し制御回路7は、同
期化回路6の出力信号によってスヌーブバッファ4の読
出し動作を制御する回路である。キャッシュ無効化回路
9は、スヌーブバッファ4から読出したコマンドおよび
アドレスを入力してキャッシュヒットの判定を行い、キ
ャッシュを無効化し、かつロックリプライとプロセッサ
間通信の割込み指示とを出力する回路である。ストア命
令監視回路8は、同期化回路6の出力信号とキャッシュ
無効化終了信号とによってキャッシュの無効化が必要な
他プロセッサからのストア命令の数を監視し、ロックリ
プライを受信したときよりも前に受信した他プロセッサ
からのストア命令に対するキャッシュの無効化がすべて
終了しているとき、ロックリプライを出力する回路であ
る。リプライ生成回路10は、キャッシュ無効化回路9
からのロックリプライとストア命令監視回路8からのロ
ックリプライとを入力し、自プロセッサ内に認識させる
ためのロックリプライ信号を生成するための回路であ
る。
【0015】入力信号100には、他プロセッサからの
ストア命令およびプロセッサ間通信等のコマンドおよび
アドレスが送出される。入力信号101には、自プロセ
ッサからのロック要求に対するロックリプライが送出さ
れる。出力信号102には、コマンドアドレスレジスタ
1に格納された他プロセッサからのストア命令およびプ
ロセッサ間通信等のコマンドおよびアドレスが送出され
る。出力信号103には、ロックレジスタ2に格納され
た自プロセッサからのロック要求に対するロックリプラ
イが送出される。出力信号104には、コマンドデコー
ド回路3で生成されたコマンドデコード結果およびアド
レス編集結果およびスヌーブバッファ4に対する格納指
示が送出される。出力信号105には、スヌーブバッフ
ァ4に対する書込み制御信号が送出される。出力信号1
06には、スヌーブバッファ4に対する読出し要求が送
出される。出力信号107には、スヌーブバッファ4に
対する読出し制御信号が送出される。出力信号111に
は、スヌーブバッファ4からの読出しデータが送出され
る。出力信号114および115には、それぞれロック
リプライの同期化結果およびストア命令の同期化結果が
送出される。出力信号113には、キャッシュ無効化が
終了したことを示す信号が送出される。出力信号108
には、ロックリプライを受信したときよりも前に受信し
た他プロセッサからのストア命令に対するキャッシュの
無効化がすべて終了している場合のロックリプライが送
出される。出力信号109には、ロックリプライを受信
したときよりも前に受信した他プロセッサからのストア
命令に対するキャッシュの無効化後に出力される場合の
ロックリプライが送出される。出力信号110には、自
プロセッサ内に認識させるためのロックリプライ信号が
送出される。出力信号112には、プロセッサ間通信命
令時の割込み指示が送出される。
【0016】次に、上述のように構成されたキャッシュ
装置の動作について説明する。
【0017】入力信号100に他プロセッサからのスト
ア命令やプロセッサ間通信等のコマンドおよびアドレス
が送出されると、それらはコマンドアドレスレジスタ1
にセットされる。また、入力信号101に自プロセッサ
からのロック要求に対するロックリプライが送出される
と、ロックレジスタ2にセットされる。
【0018】コマンドアドレスレジスタ1からの出力信
号102とロックレジスタ2からの出力信号103は、
コマンドデコード回路3に入力し、コマンドデコード回
路3は、コマンドのデコード結果とアドレスの編集結果
とを出力信号104として出力する。出力信号104を
入力した書込み制御回路5は、出力信号105を送出
し、出力信号104を入力したスヌーブバッファ4は、
書込み制御回路5からの出力信号105の指示によって
コマンドおよびアドレスを書込む。以上の動作は、プロ
セッサ間のクロックサイクルによって行われる。
【0019】以下の動作は、プロセッサ内のクロックサ
イクルによって動作する。
【0020】出力信号104を入力した同期化回路6
は、自プロセッサ内のクロックに同期させたスヌーブバ
ッファ4に対する読出し要求を出力信号106として出
力する。また、ロックリプライの同期化結果およびスト
ア命令の同期化結果を、それぞれ出力信号114および
115として送出する。読出し制御回路7は、出力信号
106を入力してスヌーブバッファ4に対して読出しを
指示する信号を出力信号107として出力する。キャッ
シュ無効化回路9は、スヌーブバッファ4が出力信号1
11として読出したコマンドおよびアドレスを入力し、
ストア命令のときは、キャッシュヒット判定を行ってキ
ャッシュにヒットしたストア命令のアドレスについてキ
ャッシュの無効化を行い、その結果を出力信号113と
して出力する。また、プロセッサ間通信命令のときは、
割込み指示を出力信号112として出力し、ロックリプ
ライのときは、ロックリプライ信号を出力信号109と
して出力する。ストア命令監視回路8は、出力信号11
4および115として送出されたロックリプライの同期
化結果およびストア命令の同期化結果を入力し、ロック
リプライを受信したときよりも前に受信した他プロセッ
サからのストア命令に対するキャッシュの無効化がすべ
て終了しているときは、ロックリプライを出力信号10
8として出力する。出力信号108として出力されたロ
ックリプライ信号(他プロセッサからのストア命令に対
するキャッシュの無効化が不要な場合)または出力信号
109として出力されたロックリプライ信号(前に受信
した他プロセッサからのストア命令に対するキャッシュ
の無効化後に出力される場合)を入力したリプライ生成
回路10は、自プロセッサ内に認識させるためのロック
リプライ信号を生成して出力信号110として出力す
る。
【0021】例えば、他プロセッサからのストア命令が
入力し、次のクロックサイクルで自プロセッサからのロ
ック要求に対するロックリプライを受信した場合(キャ
ッシュの無効化が必要な場合)の動作は、まず、最初の
クロックサイクル(プロセッサ間のクロックサイクル)
で、入力信号100に送出された他プロセッサからのス
トア命令のコマンドおよびアドレスがコマンドアドレス
レジスタ1に格納される。
【0022】次のクロックサイクル(プロセッサ間のク
ロックサイクル)で、入力信号101として出力された
自プロセッサからのロック要求に対するロックリプライ
がロックレジスタ2に格納される。また、コマンドアド
レスレジスタ1から他プロセッサからのストア命令のコ
マンドおよびアドレスが出力信号102として読出さ
れ、コマンドデコード回路3においてコマンドのデコー
ドおよびアドレスの編集が行われる。その結果は、コマ
ンドデコード回路3から出力信号104として出力さ
れ、ストア命令のデコード結果は同期化回路6に、スヌ
ーブバッファ4に対する格納指示は書込み制御回路5
に、コマンドのデコード結果およびアドレスの編集結果
はスヌーブバッファ4に送られる。
【0023】次のクロックサイクル(プロセッサ間のク
ロックサイクル)で、自プロセッサからのロック要求に
対するロックリプライが出力信号103としてロックレ
ジスタ2からコマンドデコード回路3に送られる。コマ
ンドデコード回路3からは、ロック命令のデコード結果
は同期化回路6に、スヌーブバッファ4に対する格納指
示は書込み制御回路5に、コマンドのデコード結果はス
ヌーブバッファ4に、それぞれ出力信号104として送
られる。
【0024】この間同期化回路6において、プロセッサ
内のクロックサイクルで他プロセッサからのストア命令
のコマンドの同期化が始められいる。これに1サイクル
遅れて、自プロセッサからのロック要求に対するロック
リプライの同期化が開始される。
【0025】プロセッサ内のクロックサイクルで数クロ
ック経過すると、まず他プロセッサからのストア命令の
コマンドの同期化の結果のスヌーブバッファ4に対する
読出し要求が出力信号106として出力され、更にスト
ア命令の同期化結果が出力信号115として出力され
る。
【0026】次のクロックサイクル(プロセッサ内のク
ロックサイクル)で、自プロセッサからのロック要求に
対する同期化の結果のスヌーブバッファ4に対する読出
し要求が出力信号106として出力され、更にロックリ
プライの同期化結果が出力信号114として出力され
る。
【0027】読出し制御回路7から出力信号107によ
ってスヌーブバッファ4に対して読出し制御信号が送ら
れると、スヌーブバッファ4は、他プロセッサからのス
トア命令のコマンドおよびアドレスを出力信号111と
してキャッシュ無効化回路9は送出する。キャッシュ無
効化回路9は、これによってキャッシュヒット判定を行
ってキャッシュにヒットしたストア命令のアドレスにつ
いてキャッシュの無効化を行い、無効化が終了したこと
を示す信号を出力信号113として出力する。
【0028】この間、数サイクルのクロックサイクル
(プロセッサ内のクロックサイクル)が必要である。ま
た、この間に、ロックリプライに対して、読出し制御回
路7から出力信号107によってスヌーブバッファ4に
対して読出し制御信号が送られ、スヌーブバッファ4か
ら、自プロセッサからのロック要求に対するロックリプ
ライが出力信号111として読出される。
【0029】キャッシュ無効化回路9においては、以前
の他プロセッサからのストア命令に対する無効果が行わ
れた後、ロックリプライが出力信号109として出力さ
れる。
【0030】リプライ生成回路10は、キャッシュ無効
化回路9からの出力信号109により、自プロセッサ内
に認識させるためのロックリプライ信号を生成して出力
信号110として出力する。
【0031】他プロセッサからのストア命令の無効果が
すべて終了しているとき、自プロセッサからのロック要
求に対するロックリプライを受信した場合(キャッシュ
の無効化が不要な場合)の動作は、まず、最初のクロッ
クサイクル(プロセッサ間のクロックサイクル)で、入
力信号101として出力された自プロセッサからのロッ
ク要求に対するロックリプライがロックレジスタ2に格
納される。
【0032】次のクロックサイクル(プロセッサ間のク
ロックサイクル)で、自プロセッサからのロック要求に
対するロックリプライが出力信号103としてロックレ
ジスタ2からコマンドデコード回路3に送られる。コマ
ンドデコード回路3からは、ロック命令のデコード結果
は同期化回路6に、スヌーブバッファ4に対する格納指
示は書込み制御回路5に、コマンドのデコード結果はス
ヌーブバッファ4に、それぞれ出力信号104として送
られる。
【0033】この間同期化回路6において、プロセッサ
内のクロックサイクルで自プロセッサからのロック要求
に対するロックリプライの同期化が開始される。
【0034】プロセッサ内のクロックサイクルで数クロ
ック経過すると、自プロセッサからのロック要求に対す
る同期化の結果のスヌーブバッファ4に対する読出し要
求が出力信号106として出力され、更にロックリプラ
イの同期化結果が出力信号114として出力される。
【0035】ストア命令監視回路8は、キャッシュの無
効化が必要なストア命令がないため、出力信号114と
して送られてきたロックリプライの同期化結果により、
ロックリプライを出力信号109として出力する。
【0036】リプライ生成回路10は、ストア命令監視
回路8からの出力信号108により、自プロセッサ内に
認識させるためのロックリプライ信号を生成して出力信
号110として出力する。
【0037】このとき、スヌーブバッファ4に記憶され
ているロックリプライは無視する。そのための手段とし
ては、スヌーブバッファ4からの読出しのときに無視す
るか、またはリプライ生成回路10内において無視する
等の手段を用いる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャッシ
ュ装置は、同期化回路の出力信号とキャッシュ無効化終
了信号とによってキャッシュの無効化が必要な他プロセ
ッサからのストア命令の数を監視し、ロックリプライを
受信したときよりも前に受信した他プロセッサからのス
トア命令に対するキャッシュの無効化がすべて終了して
いるとき、ロックリプライを出力するストア命令監視回
路と、キャッシュ無効化回路からのロックリプライとス
トア命令監視回路からのロックリプライとを入力して自
プロセッサ内に認識させるためのロックリプライ信号を
生成するリプライ生成回路とを設けることにより、他プ
ロセッサからのストア命令の無効果がすべて終了してい
るとき、自プロセッサからのロック要求に対するロック
リプライを受信した場合、ロックリプライをキャッシュ
無効化回路を経由させる冗長な処理を省略することが可
能になるという効果があり、従って自プロセッサ内に認
識させるためのロックリプライ信号を迅速に出力するこ
とが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来のキャッシュ装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 コマンドアドレスレジスタ 2 ロックレジスタ 3 コマンドデコード回路 4 スヌーブバッファ 5 書込み制御回路 6 同期化回路 7 読出し制御回路 8 ストア命令監視回路 9 キャッシュ無効化回路 10 リプライ生成回路 100・101 入力信号 102〜115 出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−129526(JP,A) 特開 平3−231351(JP,A) 特開 昭62−10757(JP,A) 特開 昭61−45355(JP,A) 特開 平2−257248(JP,A) Dubois M.,Scheuri ch C.,Briggs F.A., Synchronization,Co herence,and Event Ordering in Multip rocessors,COMPUTE R,米国,IEEE,1988年 2月28 日,Vol.21,No.2,p.9−21 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/08 G06F 15/177

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他プロセッサからのストア命令およびプ
    ロセッサ間通信等のコマンドおよびアドレスを格納する
    コマンドアドレスレジスタと、自プロセッサから出力し
    たロック要求に対するロックリプライを格納するロック
    レジスタと、前記コマンドアドレスレジスタの出力信号
    と前記ロックレジスタの出力信号とを入力してコマンド
    のデコードおよびアドレスの編集を行うコマンドデコー
    ド回路と、前記コマンドデコード回路の出力信号を入力
    して記憶するスヌーブバッファと、前記コマンドデコー
    ド回路の出力信号によって前記スヌーブバッファの書込
    み動作を制御する書込み制御回路と、前記コマンドデコ
    ード回路の出力信号を前記自プロセッサ内のクロックに
    同期させる同期化回路と、前記同期化回路の出力信号に
    よって前記スヌーブバッファの読出し動作を制御する読
    出し制御回路と、前記スヌーブバッファから読出したコ
    マンドおよびアドレスを入力してキャッシュヒットの判
    定を行ってキャッシュを無効化しかつロックリプライを
    出力するキャッシュ無効化回路とを備えるキャッシュ装
    置において、前記同期化回路の出力信号によってキャッ
    シュの無効化が必要な前記他プロセッサからの前記スト
    ア命令の数を監視し前記ロックリプライを受信したとき
    よりも前に受信した前記他プロセッサからの前記ストア
    命令に対するキャッシュの無効化がすべて終了している
    ときにロックリプライを出力するストア命令監視回路
    と、前記キャッシュ無効化回路からのロックリプライと
    前記ストア命令監視回路からのロックリプライとを入力
    して前記自プロセッサ内に認識させるためのロックリプ
    ライ信号を生成するリプライ生成回路とを備えることを
    特徴とするキャッシュ装置。
  2. 【請求項2】 他プロセッサからのストア命令およびプ
    ロセッサ間通信等のコマンドおよびアドレスを格納する
    コマンドアドレスレジスタと、自プロセッサから出力し
    たプロセッサ間排他制御のためのロック要求に対する許
    可信号であるロックリプライを格納するロックレジスタ
    と、前記コマンドアドレスレジスタの出力信号と前記ロ
    ックレジスタの出力信号とを入力してコマンドのデコー
    ドおよびアドレスの編集を行うコマンドデコード回路
    と、前記コマンドデコード回路の出力信号を入力して蓄
    積しておくスヌーブバッファと、前記コマンドデコード
    回路の出力信号によって前記スヌーブバッファの書込み
    動作を制御する書込み制御回路と、前記コマンドデコー
    ド回路の出力信号を自プロセッサ内のクロックに同期さ
    せる同期化回路と、前記同期化回路の出力信号によって
    前記スヌーブバッファの読出し動作を制御する読出し制
    御回路と、前記スヌーブバッファから読出したコマンド
    およびアドレスを入力してキャッシュヒットの判定とキ
    ャッシュの無効化とを行いかつロックリプライとプロセ
    ッサ間通信の割込み指示とを出力するキャッシュ無効化
    回路と、前記同期化回路の出力信号と前記キャッシュ無
    効化回路からのキャッシュ無効化終了信号とによってキ
    ャッシュの無効化が必要な他プロセッサからのストア命
    令の数を監視しロックリプライを受信したときよりも前
    に受信した他プロセッサからのストア命令に対するキャ
    ッシュの無効化がすべて終了しているときロックリプラ
    イを出力するストア命令監視回路と、前記キャッシュ無
    効化回路からのロックリプライと前記ストア命令監視回
    路からのロックリプライとを入力して自プロセッサ内に
    認識させるためのロックリプライ信号を生成するリプラ
    イ生成回路とを備えることを特徴とするキャッシュ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Dubois M.,Scheurich C.,Briggs F.A.,Synchronization,Coherence,and Event Ordering in Multiprocessors,COMPUTER,米国,IEEE,1988年 2月28日,Vol.21,No.2,p.9−21

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