JP3269888B2 - 地下埋設物用蓋 - Google Patents

地下埋設物用蓋

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JP3269888B2
JP3269888B2 JP21805593A JP21805593A JP3269888B2 JP 3269888 B2 JP3269888 B2 JP 3269888B2 JP 21805593 A JP21805593 A JP 21805593A JP 21805593 A JP21805593 A JP 21805593A JP 3269888 B2 JP3269888 B2 JP 3269888B2
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valve
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政 小島
登 熊切
浩司 杉森
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道の仕切弁のような
地下埋設物の室に設けられる地下埋設物用蓋に係り、特
に、蓋体に設けられている鍵穴を水密的に閉止できるよ
うにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の地下埋設物用蓋の蓋体に
は、蓋体を開けるときに鉤棒を挿入する鍵穴が設けられ
ている。そして、この鍵穴は、通常時に、蓋体に設けら
れている弁体の弁蓋が挿入されて閉止されているととも
に、蓋体が不用意に開けられないようにするために、弁
体を利用したロック機構が設けられている。
【0003】本発明の実施例で用いる図1を用いて、従
来の弁体を説明すると、弁体1は、蓋体aの周囲の一部
分に設けられている鍵穴2に、下側から挿入される弁蓋
1aが設けられている。
【0004】すなわち、弁体1は、L字状を呈してい
て、一方の端部に弁蓋1aを有し、中央部が蓋体aの裏
側に支軸1bで軸支され、他方の端部にウエイト1cが
設けられているとともに、枠体bに設けられている係止
片b′に係合される係合片1dが設けられている。した
がって、弁体1は、ウエイト1cにより、常時、弁蓋1
aを鍵穴2内に位置させておくことができるとともに、
係止片b′と係合片1dとを係合しておくことができ
る。また、鍵穴2に鉤棒(図示せず)が挿入されたとき
は、支軸1bを中心に回動し、鉤棒の挿入を許すことが
できる。なお、図示しないが、鍵穴2と反対側の蓋体a
と枠体bとの間には、ヒンジ機構が設けられていて、両
者を連結している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の地下埋設物用蓋においては、弁蓋は、弁体と一体的
に、例えば弁体が鋳物で作られているときは、弁蓋も鋳
物で作られているため、鍵穴に水密的に挿入される弁蓋
を作ることは困難である。このため、弁蓋と鍵穴との間
隙から汚水や砂等の異物が流入したり、あるいは、内部
の悪臭ガスが外部に漏れる等の不都合がある。
【0006】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、鍵穴を密閉で
きる弁蓋を備えた地下埋設物用蓋を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る地下埋設物
用蓋は、上記目的を達成するために、蓋体の裏面に回動
自在に軸支され、その支軸を中心にした一方の端部に、
その蓋体に設けられている鍵穴に挿入してその鍵穴を覆
う弁蓋を有し、他方の端部に、ウエイトを有する弁体を
備えた地下埋設物用蓋において、前記弁蓋は、前記弁体
と一体的に構成される弁座にパッキンを設けて構成さ
、そのパッキンは、そのパッキンの厚さにほぼ等しい
高さのスペーサを、そのパッキンにあけられた貫通孔に
挿入し、そのパッキンの一端面に押え板を当接するとと
もに、そのパッキンの他端面に前記弁座を当接し、か
その押え板とその弁座とを固定具を介して固定した
ものであることを特徴としている。そして、前記スペー
サは、前記押え板に一体的に設けられていることを特徴
としている。さらに、前記スペーサは、前記弁座に一体
的に設けられていることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成において、パッキンは、鍵穴を密閉す
る。そして、そのパッキンは押え板で弁座に固定される
が、この際、パッキンと同じ高さのスペーサによ
り変形を受けない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、一実施例に係る地下埋設物用蓋の鍵穴部
分の縦断面図である。なお、上記従来と同一構成要素に
は同一符号を用いて説明する。
【0010】弁体1は、支軸1bで蓋体aの裏面のフレ
ームに回動自在に軸支され、一端部には従来と同様に、
蓋体aに設けられた鍵穴2に下側から挿入してその鍵穴
2を覆う大きさに形成された弁蓋1aが設けられてい
る。弁蓋1aは、弁蓋1aが鍵穴2を覆っているときに
(図1の状態参照)、上面位置が支軸1bの中心点を通
る水平線Lを同一面とする弁体1と一体的に構成された
弁座10と、この弁座10に載置され、先端部イが枠体
bの内壁に接し、かつその先端部イと反対側の上面が蓋
体aの下面壁に接する台形状の合成ゴム等からなるパッ
キン11と、そのパッキン11に設けられた貫通孔
1′に挿入され、かつそのパッキン11の厚さにほぼ等
しい高さを有し、かつ弁座10と一体的に設けられたス
ペーサ10aと、パッキン11の上面に載置され、スペ
ーサ10aに設けられているねじ穴10bに本発明の固
定具に当るビス13でねじ止めされる押え板12とから
構成されている。
【0011】したがって、弁座10に載置されたパッキ
ン11は、上から押え板12で押えられても、スペーサ
10aが介在しているので、パッキン11は変形を起こ
すことなく弁座10に固定することができる。このた
め、パッキン11は、鍵穴2を密閉することが可能とな
る。
【0012】弁体1の端部には、従来と同様にウエイト
1cが設けられているとともに、このウエイト1cの枠
体b側は、枠体bの内周壁まで伸びて上向きの係合片1
dが設けられている。このウエイト1cの重さは、蓋体
aが水平に保たれたときに、弁蓋1aが鍵穴2側に回動
できるように決められている。
【0013】弁体1の係合片1dに対向する枠体bの内
周壁には下向きの係止片b′が設けられていて、弁蓋1
aが鍵穴2内に位置されているときは、両片1d,b′
は係合して、蓋体aをロック状態に保つことができるよ
うに構成されている。
【0014】支軸1bを中心にして、弁蓋1aと反対側
の弁体1には、コイルばねからなる弾性体(以下、ばね
という)3がビス止めされている。そして、ばね3に当
る弁体1には、窪み1eが設けられていて、ばね3が屈
曲した際の逃げが形成されている。
【0015】したがって、地下埋設物用蓋が、傾斜地に
埋設された場合、ばね3がなければ、ウエイト1cの重
力により弁蓋1aが鍵穴2から外れるとともに、係止片
b′と係合片1dとの係合が外れるが、ばね3の作用に
より、弁蓋1aは鍵穴2側に付勢されて、鍵穴2を所定
どおり覆うことができる。しかも、両片1d,b′の係
合も外れることがなく、ロック状態を維持することがで
きる。
【0016】蓋体aを開ける際は、鍵穴2に図示しない
鉤棒が挿入されるが、この際、弁体1は支軸1bを中心
にばね3に抗して反時計方向に回転する。このとき、ば
ね3は屈曲するが、その屈曲は窪み1eによって効果的
に吸収され、弁体1の回動が円滑に行われる。そして、
弁体1の回動により、両片1d,b′の係合は解かれ、
蓋体aは枠体bから外すことが可能となる。
【0017】しかも、弁体1の先端部イが水平線L上に
あるので、枠体bの内壁に凹部を形成しなくとも弁体1
を回動することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る地下埋設物用蓋は、弁蓋を
弁体と一体的に構成される弁座にパッキンを設けて構成
し、そのパッキンは、そのパッキンの厚さにほぼ等しい
高さのスペーサを、そのパッキンにあけられた貫通孔に
挿入し、そのパッキンの一端面に押え板を当接するとと
もに、そのパッキンの他端面に前記弁座を当接し、か
つ、その押え板とその弁座とを固定具を介して固定した
ので、パッキンの変形を防止でき、そして、パッキンを
有する弁蓋で鍵穴を密閉することができる。また、ス
ーサを押え板と一体的に、又は、弁座と一体的に設けた
ときは、スペーサを容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る地下埋設物用蓋の鍵穴
部分の縦断面図である。
【符号の説明】
a 蓋体 b 枠体 b′ 係止片 1 弁体 1a 弁蓋 1b 支軸 1c ウエイト 1d 係合片 1e 窪み 2 鍵穴 3 ばね 10 弁座 10a スペーサ 10b ねじ穴 11 パッキン 11′ 貫通孔 12 押え板 13 ビス(固定具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体の裏面に回動自在に軸支され、その
    支軸を中心にした一方の端部に、その蓋体に設けられて
    いる鍵穴に挿入してその鍵穴を覆う弁蓋を有し、他方の
    端部に、ウエイトを有する弁体を備えた地下埋設物用蓋
    において、前記弁蓋は、前記弁体と一体的に構成される
    弁座にパッキンを設けて構成され、そのパッキンは、そ
    のパッキンの厚さにほぼ等しい高さのスペーサを、その
    パッキンにあけられた貫通孔に挿入し、そのパッキンの
    一端面に押え板を当接するとともに、そのパッキンの他
    端面に前記弁座を当接し、かつ、その押え板とその弁座
    とを固定具を介して固定したものであることを特徴とす
    る地下埋設物用蓋。
  2. 【請求項2】スペーサは、押え板に一体的に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の地下埋設物用蓋。
  3. 【請求項3】スペーサは、弁座に一体的に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の地下埋設物用蓋。
JP21805593A 1993-08-10 1993-08-10 地下埋設物用蓋 Expired - Lifetime JP3269888B2 (ja)

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