JPS591362Y2 - 放圧機能を備えた蝶番 - Google Patents

放圧機能を備えた蝶番

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Publication number
JPS591362Y2
JPS591362Y2 JP9885478U JP9885478U JPS591362Y2 JP S591362 Y2 JPS591362 Y2 JP S591362Y2 JP 9885478 U JP9885478 U JP 9885478U JP 9885478 U JP9885478 U JP 9885478U JP S591362 Y2 JPS591362 Y2 JP S591362Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
bolt
opening
main body
cabinet
Prior art date
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Expired
Application number
JP9885478U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5519401U (ja
Inventor
和道 三富
Original Assignee
株式会社三英社製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三英社製作所 filed Critical 株式会社三英社製作所
Priority to JP9885478U priority Critical patent/JPS591362Y2/ja
Publication of JPS5519401U publication Critical patent/JPS5519401U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS591362Y2 publication Critical patent/JPS591362Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高圧キャビネット等で内部短絡事故が発生し
た場合、扉を大きく変形することなく放圧せしめる、放
圧機能を備えた扉取付構造に関するものである。
最近路上設置の箱のコンパクト化が要求されているが、
従来の二重扉方式では扉が厚く、箱奥行寸法に対して扉
の専有率が大きく内部機器取付可能範囲が狭められる欠
点があった。
また扉の変形に依る放圧方式では一旦内部短絡事故が発
生すると防水効果がなぐり再使用不可能になる。
この考案はこれらの点に鑑みて考案されたもので、内部
短絡事故が発生した場合、扉を大きく変形することなく
内圧を放圧せしめ、放圧後も元の状態に戻り、パツキン
に依り防塵、防水性能を維持できる扉取付構造を提供す
ることを目的としたもので、特に上記扉を観音扉とし、
両側の蝶番から確実に斜め後方に放圧する構造とし、観
音扉の合わせ目から正面側に放圧して通行人等に危害を
及ぼさないようにした特徴を有するものである。
以下この考案の構造を図について説明すると、1は一面
が解放自在な高圧キャビネット等のキャビネット、2は
キャビネット1の本体側板、3は同本体天板、4はキャ
ビネット1の正面開口部を被う二つの扉で、これらの扉
はキャビネット1の正面両側で夫々蝶番により開閉自在
に取り付けられている。
5は上記正面開口部の周縁に沿って、本体側板2、本体
天板3等と直角に設けられた縁板、6はこの縁板5内端
から外方へ直角に突出した突縁、7は上記本体側板2の
縁板5との角部内面に当接した本体アングルフレーム、
8はキャビネット1の両側縁板5の夫々の適宜個所に本
体アングルフレーム7をも貫通せしめて穿った上下二つ
の孔、9は自体の両脚部をキャビネット1の内方に位置
せしめて上記二つの孔8に挿入せしめたUボルト、10
はこのUボルト9の基部外側に固定した本体側蝶番パイ
プ、11はこのUボルト9の縁板5外方個所に設けた鍔
状のストッパー、12はこのストッパー11と縁板5と
の間のUボルト9外周に嵌着した水切パツキン、13は
Uボルト9の両脚端部のネジ部に嵌着した平座金、14
は同じくネジ部に螺着したナツト、15はこの平座金1
3と本体アングルフレーム7と間のUボルト9外周に巻
き付けたスプリング、16は上記扉4の周縁より内方へ
突出した側縁、17はこの扉4の側縁16との角部内方
に、上記本体側蝶番パイプ10の長さに相応する間隔を
あけて上下に二つ設けた扉側蝶番パイプ、18はこれら
の扉側蝶番パイプ17及び本体側蝶番パイプ10を貫通
する蝶番ピン、19はこの蝶番ピン18の上部に設けた
ロックピン、20は扉4の裏面に固定され、扉4の閉成
時にキャビネット1の突縁6外端を弾受している扉パツ
キン、21は扉4の裏面に固定し、上記扉パツキン20
を支持するアングル材、22は扉側蝶番パイプ17と扉
4と間に介在せしめた板体、23は扉4の自由端をキャ
ビネット1の開口部中央やや右寄り上下にわたした支柱
(図外)に固定し、扉4をロックする耐爆錠である。
この考案は以上の構造であり、扉閉成時はスプリング1
5の力によりUボルト9のストッパー11は水切パツキ
ン12を縁板5に押圧せしめ、かつ扉4の全周は扉パツ
キン20が突縁に圧接されており、従ってキャビネット
1の開口部は扉4に密閉され、防水、防塵効果が高い。
そしてキャビネット1内で内部短絡事故が生ずると、爆
風は扉4全体を押すが、耐爆錠23によって扉4自由端
は開かず、扉4を押す力によってスプリング15がたわ
められ、Uボルト9は孔8内を摺動し両扉4は第2図及
び第3図の一点鎖線で示す如く前方へ押し出される。
これにより、キャビネット1の突縁6外端と扉4と間に
間隙が生じ、この間隙から放圧され、第2図の矢印の如
くキャビネット1の両側斜め後方に放圧される。
従って例え内部短絡事故が発生しても扉4は大きく変形
することなく内圧を放圧できる。
そして放圧が終るとスプリング15の力によりUボルト
9はストッパー11内側の水切パツキン12が縁板5に
圧接するまで内方へ摺動し、扉4は元の状態に戻る。
さらにこの扉4の平常時の開閉は第4図に示す如く耐爆
錠23をあけて、扉4の自由端を開動せしめれば第4図
に示す如く扉4は蝶番ピン18を中心に回転する。
その際Uボルト9はスプリング15の力によってストッ
パー11個所で固定され、摺動することはない。
なお上記実施例ではUボルト9の両脚端部に平座金13
及びナツト14を設けたが、これらに代えて、スプリン
グ15端を係止する適宜の係止体を固定しても同様の効
果を有すること勿論である。
以上の如くこの考案は内部短絡事故が発生した場合扉を
大きく変形することなく内圧を放圧し、放圧復元の状態
に戻り、パツキンに依り防塵、防水性能を維持できると
ともに従来の二重扉方式と異なり扉が薄くキャビネット
内部に対する扉の専有率が小さく内部機器取付可能範囲
が大きいものである。
またこの考案では扉を、両側の蝶番で開閉する観音扉し
、これらの両側の蝶番側から斜め後方に放圧せしめる構
造としたため、観音扉の合わせ目から正面側に放圧させ
るものと異なり、通行人等に危害を与えるおそれはなく
極めて安全である。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図はこの考案を使
用したキャビネットの正面図、第2図は同平面図、第3
図はこの考案の一部切欠断面平面図、第4図は扉を開け
た状態における同一部切欠断面平面図、第5図はこの考
案の一部切欠断面側面図である。 なお図中 5は縁板、6は突縁、8は孔、9はUボルト
、10は本体側蝶番パイプ、11はストッパー、12は
水切パツキン、14(よナツト、15はスプリング、1
7は扉側蝶番パイプ、18は蝶番ピン、20は扉パツキ
ンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧キャビネット等の函体の一側の開口部を塞ぐ扉を、
    開口部両側に設けた蝶番により開閉する観音扉とし、上
    記開口部周縁に縁板5及びこの縁板5の内端より外方へ
    突出した突縁6を設け、上記開口部両側の縁板5に上下
    二つの孔8を夫々穿ち、これら各二つの孔8にUボルト
    9の両脚部を縁板5外方から挿入し、孔8内周とUボル
    ト9脚部外周間の間隙にはこの間隙を塞ぐ水切装置を施
    し、Uボルト9の両脚端部に係止体を固定し、この係止
    体と縁板5内面との間のUボルト9脚部外周にスプリン
    グ15を巻き付け、Uボルト9の基部に本体側蝶番パイ
    プ10を固定し、扉4の側端部に扉側蝶番パイプ17を
    設け、これらの扉側蝶番パイプ17及び本体側蝶番パイ
    プ10に蝶番ピン18を挿入せしめ、扉4の内側面に上
    記突縁6を弾受する扉パツキン20を設けたことを特徴
    とする放圧機能を備えた扉取付構造。
JP9885478U 1978-07-20 1978-07-20 放圧機能を備えた蝶番 Expired JPS591362Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9885478U JPS591362Y2 (ja) 1978-07-20 1978-07-20 放圧機能を備えた蝶番

Applications Claiming Priority (1)

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JP9885478U JPS591362Y2 (ja) 1978-07-20 1978-07-20 放圧機能を備えた蝶番

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5519401U JPS5519401U (ja) 1980-02-07
JPS591362Y2 true JPS591362Y2 (ja) 1984-01-14

Family

ID=29035015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9885478U Expired JPS591362Y2 (ja) 1978-07-20 1978-07-20 放圧機能を備えた蝶番

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917528U (ja) * 1982-07-23 1984-02-02 オムロン株式会社 キ−ボ−ドスイツチ

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Publication number Publication date
JPS5519401U (ja) 1980-02-07

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