JP3269481B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3269481B2
JP3269481B2 JP6562299A JP6562299A JP3269481B2 JP 3269481 B2 JP3269481 B2 JP 3269481B2 JP 6562299 A JP6562299 A JP 6562299A JP 6562299 A JP6562299 A JP 6562299A JP 3269481 B2 JP3269481 B2 JP 3269481B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、半導体装置の下面に配置された電極と配線基
板上に配置された電極との接続部に、所定の位置に導電
性樹脂が設けられた電極シートを用いることにより、鉛
等の人体に有害な元素を含まず、さらに、リサイクルの
ために取り外しを容易にする等の環境問題対策を施すこ
とが可能な半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置として、二つの従来例
について、図面を参照して説明する。図6は、第一従来
例における半導体装置の模式断面図を示している。同図
において、100はBGA(ボールグリッドアレイ)で
あり、回路基板120に実装してある。
【0003】BGA100は、半導体チップ110が半
導体部品111の上面に載置され、半導体部品111と
電気的に接続され、さらに、封止樹脂112で封止され
た構造としてある。また、図示してないが、半導体部品
112の下面に電極が設けあり、この電極に球形の半田
ボールが半田付けされることによって、半田バンプ11
3が形成されている。一方、回路基板120には、半田
バンプ113の位置に合わせて基板電極121が設けて
ある。
【0004】BGA100は、半田バンプ113が基板
電極121の位置に合うように、配線基板に載置され
る。そして、リフロー加熱され、半田バンプ113が溶
融することにより、回路基板120に半田接合される。
このように、BGA100は、半田バンプ113によ
り、回路基板120に電気的に接続されるとともに物理
的にも固定される。
【0005】上述したBGA100の半田バンプ113
の材料としては、錫-鉛共晶半田が安価で、他の金属材
料への濡れ性がよく、融点が183℃と低いことから、
一般的に広く用いられている。しかし、この錫-鉛共晶
半田には、人体に有害な鉛が重量比で37%も含有され
ている。
【0006】そこで、半田バンプ113の材料として、
有害な錫-鉛共晶半田の代わりに、Sn−Ag系、Sn
−Zn系、Sn−Bi系合金等が注目されているが、融
点が高くて部品がリフロー温度に耐えられないという不
具合や、逆に、融点が低すぎてチップの発熱で特性が変
化するといった不具合がある。さらに、これらの合金
は、錫-鉛共晶半田に比べて、高価である、濡れ性が悪
い、半田ボール作製技術が不十分である等の不具合もあ
り、半田バンプ113の材料として、実用化されていな
いのが現状である。
【0007】次に、第二従来例について説明する。図7
は、第二従来例における半導体装置の模式断面図を示し
ている。同図において、101は半導体装置であり、半
導体装置101は、接着シート130を用いて回路基板
120に実装してある。
【0008】ここで、半導体装置101は、半導体部品
102又は半導体チップ103のいずれか一方からな
り、その下面に外部電極として、電極104が形成して
あるだけで、半田バンプを有しない構造としてある。こ
こで、回路基板120は、第一従来例と同様としてあ
る。また、接着シート130は、絶縁樹脂132からな
るシートに電極104の位置に合わせて孔が設けられて
おり、この孔に導電性樹脂131が充填され、さらに、
半導体装置101側のシート表面のみに接着剤133が
塗布された構造としてある。ここで、接着シート130
は、導電性樹脂131を電極104の位置に合わせて、
半導体装置101に予め接着されている。
【0009】接着シート130が接着された半導体装置
101は、導電性樹脂131を基板電極121の位置に
合わせて配線基板120に搭載される。そして、この状
態を維持したまま加熱されることによって、導電性樹脂
131が電極104及び基板電極121と接着し、半導
体装置101は、配線基板120と電気的に接続すると
ともに物理的に固定される。
【0010】しかし、導電性樹脂131、電極104及
び基板電極121の位置決めを正確行うことが困難であ
るという問題があった。さらに、導電性樹脂131の直
径が、電極104又は基板電極121の直径よりも小さ
いために、正確に位置を合わせないと、接続部における
電気特性が悪くなるという問題もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決すべくなされたものであり、搭載位置合わせが容
易で、電気的接続の信頼性が高く、接続抵抗が低く、回
路基板からの取り外しが容易であり、さらに、有害物質
を使わずリサイクルのための解体性を改善することによ
り環境保護や省エネルギー問題を解決できる半導体装置
を提供することを目的とする。
【0012】なお、本発明に類似する技術として、特開
平4−199723号公報において、所定の位置の貫通
孔に導電性樹脂を充填させた接着シートを加熱硬化させ
ることにより、半導体チップと回路基板を電気的に接続
固定して生産性を向上させる技術が開示されているが、
この技術は、本発明が解決しようとする課題を解決する
ことができない。
【0013】つまり、上記技術には以下のような問題点
があった。第一の問題として、半田バンプ接続において
は、リフロー炉の中で溶融した半田の表面張力によるセ
ルフアライメント効果が作用するのに対し、接着テープ
接続においては、この効果が作用しないので、半導体装
置を非常に精度良く搭載しなければならず、この搭載位
置合わせが困難であるといった問題があった。第二の問
題として、半導体装置と回路基板の電気的接続を接着テ
ープの導電性樹脂だけで行うので、半田バンプ接続に比
べて接続信頼性が低下するといった問題があった。ま
た、第三の問題として、接着テープの貫通孔に設けた導
電性樹脂の幅が、回路基板の電極の幅よりも狭いため
に、半導体装置の搭載位置がずれると半田バンプ接続に
比べて抵抗値が増すといった問題があった。
【0014】さらに、第四の問題として、半導体装置を
交換する作業やリサイクルのための半導体装置を解体す
る作業において、半導体装置と回路基板の電気的接続の
信頼性を向上させるほど、半導体装置を回路基板から取
り外すことが困難となり、これら解体作業の作業性を悪
くするといった問題があった。
【0015】なお、一般に、半導体装置の実装技術の分
野では、製品出荷前の電気的接続試験における信頼性向
上を目指すあまり、環境保護や、省エネルギーという観
点での技術がないがしろにされてきた。しかし、半導体
装置及び半導体装置を用いた製品に有害物質を使わず
に、さらに、材料や部品のリサイクルを可能とする技術
を積極的に導入していくことは、今後、ますます重要な
課題となる。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における請求項1記載の半導体装置は、半導
体装置の下面に設けられた電極と回路基板等の被搭載物
の上面に設けられた電極を、所定の位置に導電性樹脂を
設けた絶縁樹脂からなる電極シートにより電気的に接続
する半導体装置であって、前記被搭載物、前記電極シー
ト又は前記半導体装置の少なくとも一つ以上に、前記電
極シート又は前記半導体装置の取り付けを補助する取り
付け補助治具を具備し、前記半導体装置が被搭載物位置
に接着樹脂にて接着される構成としてある。これによ
り、半導体装置に有害な錫-鉛共晶半田からなる半田バ
ンプを使用しないとともに、半導体装置の電極/導電性
樹脂/基板電極の位置を容易に、かつ、正確に合わせる
ことができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置において、前記電極シートに、前記搭載物及び
前記電極シートを前記被搭載物から取り外すための取り
外し手段を設けてある構成としてある。このように、半
導体装置を被搭載物から容易に取り外すことができるの
で、不良半導体装置があった場合に、半導体装置の交換
作業における生産性を向上することができ、また、リサ
イクルをおこなう場合に、半導体装置の解体作業におけ
る作業性を改善することができる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の半導体装置において、前記電極シートの前記導電
性樹脂の径方向断面積が、前記搭載物及び前記被搭載物
の電極面積よりも広い構成としてある。これにより、万
一、半導体装置の電極/導電性樹脂/基板電極の位置が
ずれた場合でも、導電性樹脂の接触面積の減少が起きな
いので、抵抗値の上昇を防止することができる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の半導体装置において、前記電極シ
ートに設けられた前記導電性樹脂は、Al、Ag、C
u、シリカ、窒化珪素、窒化Al等を含有した樹脂から
なる構成としてある。このように、電極シートの導電性
樹脂に有害物質を使わないことにより、環境保護に寄与
することができる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項
4のいずれかに記載の半導体装置において、前記被搭載
物の取り付け補助治具が、前記接着樹脂の広がりを防止
する前記半導体素子を囲む段形状を有する構成としてあ
る。このようにすると、接着樹脂の広がり過ぎによる不
具合を防止するとともに、接着樹脂の塗布量が安定し、
接着強度のバラツキを低減することができる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項
5のいずれかに記載の半導体装置において、前記半導体
装置は、上下面に電極が設けてある半導体部品を有し、
この半導体部品の上面にさらに半導体部品を有する多段
構造とした構成としてある。このようにすると、半導体
部品が二段以上重ねられた状態で、被搭載物に実装する
ことができる。したがって、半導体装置が実装される製
品を小型化することができる。さらに、共通機能を有す
る半導体部品の上に、個別の機能を有する半導体部品を
自由に選択して実装することも可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態に係
る半導体装置について、図面を参照して説明する。図1
は、本発明の半導体装置における第一実施形態の概略拡
大図であり、(a)は平面図を、(b)はA−A断面図
を示している。同図において、1は半導体装置であり、
半導体部品10と電極シート30からなり、接着樹脂を
用いて回路基板120に実装してある。ここで、回路基
板120は、第一従来例と同様としてある。
【0023】半導体部品10は、上面視正方形の平板状
の形状としてあり、一辺が30mmの大きさとしてあ
る。また、その下面には、直径300μmの電極11が
マトリックス状に配設してある。なお、電極11は、そ
の構造を理解しやすいように、部分的に拡大し、さらに
数を減らして図示している。ここで、半導体部品10
は、半導体チップ、例えば、ベアチップとすることも勿
論可能である。
【0024】また、半導体装置1は、半導体部品10下
面の三辺の縁部に、各縁毎に二個の取り付け補助治具5
0が突設してある。取り付け補助治具50は、剛体から
なる直方体の形状としてある。ここで、具体的な材質と
しては、容易に切削加工することができる真鍮や、比重
の軽い絶縁樹脂等を用いる。また、取り付け補助治具5
0は、半導体部品10が電極シート30に載置されると
きに、電極シート30の側面が取り付け補助治具50の
側面と当接し、電極シート30の導電性樹脂31と電極
11の位置が合うように突設してある。
【0025】図2は、第一実施形態の電極シートの概略
拡大平面図を示しており、構造を理解しやすいように、
導電性樹脂31を部分的に拡大し、さらに数を減らして
図示している。同図において、電極シート30は、絶縁
樹脂からなる厚さ2mmの矩形状の絶縁シート32に、
800μm間隔で電極11の位置に合わせて孔を設け
て、Agを含有する樹脂からなる導電性樹脂31を充填
してある。ここで、導電性樹脂31の材質としては、A
gを含有する樹脂に限定するものではなく、例えば、A
l、Cu、シリカ、窒化珪素、窒化Al等を含有した樹
脂を使用することができる。すなわち、鉛等の人体に有
害な物質以外のものであれば使用することができる。ま
た、電極シート30の一辺の端部両側には、上面方向に
取り外し治具33が突設してある。
【0026】ここで、好ましくは、絶縁シート32は、
ガラス長繊維入りシートとしてあり、さらに、ガラス長
繊維を取り外し治具33に連結すると良い。このように
すると、絶縁シート32の引っ張り強度が増し、さら
に、取り外し治具33と絶縁シート32の接続強度が増
すので、取り外し治具33を引っ張ったときに、取り外
し治具33が取れてしまったり、絶縁シート32が破断
するといった不具合を防止することができる。また、好
ましくは、導電性樹脂31の直径を、基板電極121又
は電極11の直径よりも大きくすると良い。このように
すると、電極シート30又は半導体部品10の位置が多
少ずれたとしても、直径を大きくした範囲内であれば、
導電性樹脂31と各電極121、11との接触面積が小
さくなることはないので、接続抵抗値の上昇を防止する
ことができる。
【0027】取り外し治具33は、剛体からなる断面視
矩形状の角棒に先端に、係止孔33aを設けてある。ま
た、この係止孔33aに係止部を有する取っ手を係止
し、取っ手を上方に引っ張ると、電極シート30を回路
基板120から容易に引き剥がすことができ、半導体部
品10も一緒に取り外すことができる。ここで、好まし
くは、取り外し治具33の材質をステンレスとすると良
い。このようにすると、大きな引っ張り荷重に対しても
耐えることができる。
【0028】次に、上述した半導体部品10及び電極シ
ート30の回路基板120への実装手順について説明す
る。初めに、電極シート30は、半導体部品10の下面
四隅に塗布された接着樹脂60により、導電性樹脂31
が電極11の位置に合うように半導体部品10に接着さ
れる。導電性樹脂31と半導体部品10の位置合わせに
ついては、電極シート30の側面が取り付け補助治具5
0に当接して、自動的に位置合わせがおこなわれるの
で、非常に容易に位置を合わせることができる。
【0029】ここで、好ましくは、接着位置及び接着位
置の数量としては、上記四隅に限定するものではなく、
空いている位置、例えば、格子状に配設された電極11
間の中央部において接着しても良いし、接着位置の数量
を多くしても良い。このようにすると、半導体部品10
と電極シート30の接着強度を調整することができる。
なお、接着樹脂60は絶縁性を有しており、導電性樹脂
31と電極11との隙間に入り込むことがないように接
着してある。
【0030】次に、回路基板120の基板電極121部
の周辺に、絶縁性を有する加熱硬化型の接着樹脂61
を、上面視ロの字状に塗布する。ここで、この塗布量及
び塗布後の形状は、半導体装置1が載置されると、接着
樹脂61が、半導体部品10の側面及び底面、並びに、
電極シート30の底面に接触し、半導体部品10を回路
基板120に接着可能な塗布量及び塗布後の形状として
ある。ただし、接着樹脂61が、基板電極121と導電
性樹脂31の間や、電極11と導電性樹脂31の間に入
り込まないようにする必要があることは勿論である。ま
た、好ましくは、接着樹脂61は、必ずしも上面視ロの
字状に連続して塗布する必要はなく、途中が途切れてい
ても良い。このようにすると、接着樹脂61の使用量を
低減することができる。
【0031】次に、半導体装置1は、導電性樹脂31が
基板電極121の位置に合うように回路基板120上に
載置される。ここで、半導体装置1は、回路基板120
に搭載される前に、電極シート30の取り外し治具33
を有する辺の上面とこの上面に対応する半導体部品10
の側面に、絶縁性を有する加熱硬化型の接着樹脂62を
予め塗布してある。この塗布量及び塗布後の形状は、接
着樹脂62が、半導体部品10の側面と電極シート30
の上面を斜面形状で接着するような塗布量及び塗布後の
形状としてある。また、材質については、接着樹脂61
と同様である。
【0032】そして、接着樹脂61、62を加熱硬化さ
せること、半導体部品10の三辺と電極シート30の一
辺は、接着樹脂61により回路基板12に接着され、半
導体部品10の残り一辺は、接着樹脂62により電極シ
ート30の一辺に接着される。したがって、半導体装置
1は、物理的に固定され、回路基板120に接着実装さ
れる。
【0033】また、接着樹脂61、62は、加熱硬化す
るときに、収縮する性質がある。この収縮作用により、
電極11は、導電性樹脂31に圧接され電気的に接続
し、さらに、導電性樹脂31は、基板電極121に圧接
され電気的に接続する。したがって、電極11は、導電
性樹脂31を介して、基板電極121に電気的に接続さ
れる。
【0034】次に、上述した半導体装置1の実施例につ
いて説明する。半導体部品10に電極シート30を取り
付けるときは、半導体部品10の下面四隅に接着樹脂6
0を塗布し、電極シート30を、半導体部品10の電極
11と電極シート30の導電性樹脂31の位置を合わせ
て、半導体部品10に載置する。ここで、この位置合わ
せ作業は、高い位置精度を必要とするため、非常に困難
な作業であったが、第一実施形態の半導体装置1におい
ては、取り付け補助治具50に電極シート30を当接さ
せると、自動的に位置が合うので位置合わせ作業が不要
となり、作業時間を大幅に短縮することができる。具体
的には、時間観測したところ、従来の20%の作業時間
で作業できた。
【0035】次に、接着樹脂61及び接着樹脂62が回
路基板120上に塗布される。ここで、接着樹脂62
は、電極シート30が取り付けられた半導体部品10
が、回路基板120に搭載されてから、塗布しても良い
ことは勿論である。そして、この電極シート30が取り
付けられた半導体部品10は、画像認識機能付き搭載装
置等により、回路基板120に搭載される。ここで、導
電性樹脂31の直径を電極11又は基板電極121の直
径より大きくしてあるので、半田バンプ接続におけるセ
ルフアライメント効果に代わって、搭載位置のずれを許
容することができる。
【0036】次に、半導体装置1及び回路基板120は
リフロー炉等の加熱手段により加熱され、接着樹脂61
及び接着樹脂62は約100〜120℃で加熱硬化され
る。この加熱硬化により、接着樹脂61は電極シート3
0及び半導体部品10を回路基板120に物理的に接着
固定し、接着樹脂62は半導体部品10を電極シート3
0に接着固定する。さらに、接着樹脂61及び接着樹脂
62は加熱硬化する際に収縮するので、導電性樹脂31
は電極11と基板電極121に圧接される。また、導電
性樹脂31の直径は、電極11又は基板電極121の直
径よりの大きいので、半田バンプ接続と同等の抵抗値と
することができる。したがって、電極11と基板電極1
21は、電気的に良好に接続される。具体的には、この
電気的接続は、電気的接続信頼性試験において、各電極
間の抵抗値は従来の半田接合と同等であることを確認で
きた。
【0037】また、半導体装置1を交換するときは、回
路基板120に損傷を与えずに、接着実装された半導体
装置1を回路基板120から取り外す必要がある。取り
外し治具33の係止孔33aに係止部を有する取っ手を
係止し、上方に引っ張ることにより、電極シート30及
び半導体部品10を容易に取り外すことができる。具体
的には、取っ手を2kgfの力で上方に引っ張ることに
よって、回路基板120に損傷を与えることなく、回路
基板120から半導体装置1を容易に取り外すことがで
きた。また、新たな半導体装置1を接着実装することが
できた。また、リサイクルのための半導体装置1を解体
する作業においても、同様に、半導体装置1を容易に取
り外すことができることは勿論である。
【0038】上述したように、第一実施形態の半導体素
子1は、半導体部品10を電極シート30に非常に精度
良く、かつ、短時間で搭載することができる。また、半
田バンプ接続と同等の接続抵抗値及び接続信頼性の接続
とすることができる。さらにまた、半導体装置1を交換
する作業やリサイクルのための半導体装置1を解体する
作業において、容易に半導体装置1を回路基板120か
ら取り外すことができる。
【0039】以下、本発明の第二実施形態について、図
面を参照して説明する。図3は、本発明の半導体装置に
おける第二実施形態の概略拡大図であり、(a)は平面
図を、(b)はB−B断面図を示している。同図におい
て、1aは半導体装置であり、半導体部品10aと電極
シート30aからなり、接着樹脂61a、62aを用い
て回路基板120に実装してある。
【0040】半導体部品10aは、図示してないが、半
導体チップを搭載した上面視正方形の平板状の形状とし
てあり、一辺が24mmの大きさとしてある。また、そ
の下面には、直径100μmの電極11aが格子状に配
設してある。なお、電極11aは、その構造を理解しや
すいように、部分的に拡大し、さらに数を減らして図示
している。
【0041】また、電極シート30aは、上面視正方形
の形状としてあり、絶縁シート32aに導電性樹脂31
aを配設しており、さらに、一つの角に取り外し治具3
5が突設してある。ここで、取り外し治具35が上方に
引っ張られると、この一つの角付近の接着樹脂61a、
62aに集中的に力が加わり先に剥がれる。そして、次
には、その隣の接着樹脂61a、62aが同様に剥がれ
るといった具合に、接着樹脂61a、62aは、連鎖的
に剥がれることとなる。このため、より軽い力で回路基
板120から半導体部品10aと電極シート30aを取
り外すことができるという効果がある。
【0042】取り外し治具35は、第一実施形態と同様
な構造としてある。ここで、好ましくは、取り外し治具
35の代わりに、電極シート30aの一つの角に孔を設
けても良い。このようにしても、取っ手にフック状の係
止部を設けてこの孔に係止させることにより、取り外し
治具35と同様に、半導体部品10aを回路基板120
から取り外すことができる。
【0043】回路基板120上には、正方形状に各辺当
たり四個の取り付け補助治具50aを突設してあり、こ
の取り付け補助治具50aは、電極シート30aの側面
と当接して、導電性樹脂31aを基板電極121の位置
に自動的に合わせるように配置してある。ここで、隣り
合う取り付け補助治具50aを全て連結した形状の枠状
の取り付け補助治具とすることもできる。このようにす
ると、接着樹脂61aと接着樹脂62aが回路基板12
0上に広がり過ぎることを防止することができる。その
他の構造は、第一実施形態と同様である。
【0044】次に、上述した半導体部品10a及び電極
シート30aの回路基板120への実装手順について説
明する。初めに、絶縁性の加熱硬化型の接着樹脂61a
を、回路基板120上の取り付け補助治具50aの内側
に点状に塗布する。ここで、この塗布量及び塗布後の形
状は、電極シート30aが載置されると、電極シート3
0aの底面に接着樹脂61aが接触し、電極シート30
aを回路基板120に接着可能な塗布量及び塗布後の形
状としてある。また、接着樹脂61aは、点状に塗布す
ることに限定するものではなく、例えば、連続して塗布
しても良い。このようにすると、電極シート30aをよ
り強く回路基板120に接着することができる。
【0045】電極シート30aは、その側面が取り付け
補助治具50aに当接するように、回路基板120に載
置される。ここで、導電性樹脂31aと基板電極121
の位置合わせについては、取り付け補助治具50aによ
り自動的に位置が合うので、非常に容易に位置を合わせ
ることができる。
【0046】続いて、半導体部品10aを電極シート3
0a上に載置する。ここで、半導体部品10aを上から
指で押しながら電極シート30a上を滑らせ、電極シー
ト30aの導電性樹脂31aが半導体部品10aの電極
11aに押されて少しへこむ現象を利用して正確に、か
つ、容易に位置決めすることができる。具体的には、こ
れに要する時間は、従来の半田バンプの位置決めに比べ
て約3分の1で位置決めすることができた。さらに、手
の感触で位置合わせができるので、位置合わせのために
高価な設備を準備する必要がないといった利点がある。
【0047】半導体部品10aの位置を合わせたら、半
導体部品10aの側面と取り付け補助治具50aの内側
の電極シート30a上面に、接着樹脂62aを点状に塗
布する。ここで、接着樹脂62aを塗布するときは、半
導体部品10aの位置がずれないように、合わせた位置
を維持した状態で塗布する。また、接着樹脂62a、接
着樹脂61aを点状に塗布することにより、導電性樹脂
31aと、電極11a又は基板電極121の接続状態
を、目視又は拡大鏡を利用して確認できるという利点が
ある。
【0048】そして、接着樹脂61a、62aを加熱硬
化させること、半導体部品10aは電極シート30aに
接着され、電極シート30aは回路基板120に接着さ
れる。したがって、半導体装置1aは、物理的に固定さ
れ、回路基板120に接着実装される。また、接着樹脂
61a、62aは、第一実施形態と同様に、加熱硬化す
るときの収縮するので、電極11aは、導電性樹脂31
aに圧接され電気的に接続し、さらに、導電性樹脂31
aは、基板電極121に圧接され電気的に接続する。
【0049】次に、上述した半導体装置1aの実施例に
ついて説明する。電極シート30aは、接着樹脂61a
を回路基板120に塗布し、電極シート30aの側面を
取り付け補助治具50aに当接させて回路基板120に
載置する。ここで、この位置合わせ作業は、高い位置精
度を必要とするため、非常に困難な作業であったが、第
二実施形態の半導体装置1aにおいては、取り付け補助
治具50に、電極シート30を当接させると、自動的に
位置が合うので、位置合わせ作業が不要となり、作業時
間を大幅に短縮することができた。
【0050】また、外周の電極11a、121が電極シ
ートの導電性樹脂31aと良好に接触していることを目
視によって確認し、電気的な信頼性試験を行ったとこ
ろ、第一実施形態と同様に良好な抵抗値が確認された。
さらに、−65〜150℃の温度サイクル試験を100
0サイクルおこなった後においても抵抗値は特に変化せ
ず、従来の半田バンプによる接続に比べてより良好な接
続信頼性結果を得ることができた。
【0051】また、半導体装置1aを交換するときは、
取り外し治具35を用いることにより、電極シート30
a及び半導体部品10aを容易に取り外すことができ
る。具体的には、取っ手を3kgfの力で上方に引っ張
ることによって、回路基板120に損傷を与えることな
く、見回路基板120から半導体装置1aを容易に取り
外すことができた。その他の作用については、第一実施
形態と同様としてある。
【0052】上述したように、第二実施形態の半導体素
子1aは、電極シート30aを非常に精度良く、かつ、
容易に搭載することができる。また、半田バンプ接続と
同等の接続抵抗値及び接続信頼性の接続とすることがで
きる。さらにまた、半導体装置1aを交換する作業にお
いては、画像認識位置合わせ装置等を必要としないの
で、結果的に、迅速かつ簡便に交換することができる。
【0053】以下、本発明の第三実施形態について、図
面を参照して説明する。図4は、本発明の半導体装置に
おける第三実施形態の概略拡大図であり、(a)は平面
図を、(b)はC−C断面図を示している。同図におい
て、1bは半導体装置であり、半導体部品10aと電極
シート30bからなり、接着樹脂61b、62bを用い
て回路基板120に実装してある。また、半導体部品1
0aは第二実施形態と同様としてある。
【0054】電極シート30bは、上面視正方形の形状
としてあり、絶縁シート32bに導電性樹脂31bを配
設しており、さらに、対角線上の角に取り外し治具36
が二個突設してある。取り外し治具36は、剛体からな
る丸棒状の形状としてあり、電極シート30bの上方及
び下方に突設してある。また、上方の先端部には、係止
孔36aが設けてある。ここで、取り外し治具36を上
方に引っ張ることにより、回路基板120から半導体部
品10aを容易に取り外すことができる。
【0055】また、下方に突設した取り外し治具36
は、回路基板120に設けられた二つの位置決め孔12
2に挿入してあり、導電性樹脂31bと基板電極121
の位置が合うように、電極シート30bを回路基板12
0に載置することができる。つまり、取り外し治具36
の下端は、位置決めピンと同様の機能を果たし、電極シ
ート30bは、回路基板120に位置精度良くかつ容易
に載置される。
【0056】電極シート30bの上面周辺には、半導体
部品10aの側面と当接して半導体部品10aの位置を
決める段状の取り付け補助部50bが突設してある。こ
こで、取り付け補助部50bの内側側面に、半導体部品
10aの側面が当接するように、半導体部品10aを電
極シート30bに載置すると、電極11aと導電性樹脂
31bの位置が合うこととなる。その他の構造は、第二
実施形態と同様である。
【0057】次に、上述した半導体部品10a及び電極
シート30bの回路基板120への実装手順について説
明する。初めに、絶縁性の加熱硬化型の接着樹脂61b
を、回路基板120上の電極シート30bの周辺部に対
応する部分に塗布する。ここで、位置決め孔122に接
着樹脂61bがかからないように塗布すると、取り外し
治具36の下部が位置決め孔122に挿入接着され、接
着強度が強くなり過ぎて、半導体装置1bを容易に取り
外すことができなくなることを防止することができる。
また、逆に、電極シート30bの接着強度を強くしたい
ときは、取り外し治具36を挿入接着し、さらに接着強
度を強くしたいときは、取り外し治具36の数を増やす
ことにより対応することができる。
【0058】続いて、半導体部品10aを電極シート3
0b上に載置する。ここで、半導体部品10aは、電極
シート30bの取り付け補助部50bにより、自動的に
位置決めされる。電極シート30bにより、容易に半導
体部品10aを載置することができるとともに、位置合
わせのために高価な設備を準備する必要がないといった
利点がある。半導体部品10aの位置を合わせたら、半
導体部品10aの側面と取り付け補助部50bの上面
に、接着樹脂62bを上面視ロの字状に塗布する。ここ
で、接着強度を強くしたいときは、取り付け補助部50
bを高くして、半導体部品10aの側面と取り付け補助
部50bの内側側面の間にも接着樹脂62bを塗布す
る。
【0059】そして、接着樹脂61b、62bを加熱硬
化させること、半導体部品10aは電極シート30bに
接着され、電極シート30bは回路基板120に接着さ
れる。また、接着樹脂61b、62bは、第一実施形態
と同様に収縮し、電極11aは、導電性樹脂31bに圧
接され電気的に接続し、さらに、導電性樹脂31bは、
基板電極121に圧接され電気的に接続する。ここで、
導電性樹脂31bと各電極11a、121の接触圧を高
くしたいときは、半導体部品10aに上方から力を加え
た状態で接着硬化させることができる。
【0060】次に、上述した半導体装置1bの実施例に
ついて説明する。電極シート30bは、接着樹脂61b
が塗布された回路基板120に、取り外し治具36の下
部を位置決め孔122の挿入して載置する。ここで、こ
の導電性樹脂31bと基板電極121の位置は、自動的
に位置が合うので、位置合わせ作業が不要となり、作業
時間を大幅に短縮することができる。また、必要に応じ
て、取り外し治具36の下部を位置決め孔122に挿入
接着すると、接着樹脂61bの接着強度、特に、衝撃に
対する強度を向上することができた。
【0061】次に、半導体部品10aは、取り付け補助
部50bにより、容易にかつ高い当精度で位置決めされ
て電極シート30bの上面に載置される。ここで、取り
付け補助部50bの側面をも利用して半導体部品10a
を接着することにより、接着強度をより強くすることが
できる。したがって、導電性樹脂31bと各電極11
a、121の接触圧を大きくすることができ、電気的接
続の信頼性をより高めることができた。また、半導体装
置1aを取り外すときは、取り外し治具36が複数つい
ているので、交互に引っ張ることにより、より容易に取
り外すことができるとともに、回路基板120に損傷を
与える危険性を低減することができた。
【0062】上述したように、第三実施形態の半導体素
子1bは、電極シート30bを非常に精度良く、かつ、
容易に搭載することができる。また、取り外し治具36
は位置合わせ機能を有し、取り付け補助部50bは構造
が単純化されているので、製造コストを廉価とすること
ができる。また、接着樹脂61b、接着樹脂62bの接
着強度を向上させることができるので、電気的接続の信
頼性を向上させることができる。
【0063】以下、本発明の第四実施形態について、図
面を参照して説明する。図5は、本発明の半導体装置に
おける第四実施形態の概略拡大断面図を示している。同
図において、1cは半導体装置であり、半導体部品10
を半導体部品10bの上部に実装し、半導体部品10b
は回路基板120に実装してある。
【0064】半導体部品10は、第一実施形態と同様の
構造であり、半導体部品10b上面に実装してある。こ
こで、接着樹脂61は、半導体部品10の側面の代わり
に取り付け補助治具50の底面に塗布され、半導体部品
10を半導体部品10bに接着してある。半導体部品1
0bは、上面及び下面に電極11b及び11cを有し、
その他は第二実施形態と同様な構造としてあり、回路基
板120上面に実装してある。つまり、半導体装置1c
は、半導体部品10、電極シート30、半導体部品10
b及び取り付け補助治具50aからなり、半導体部品1
0は、半導体部品10bの上面に、重ねて実装してある
構造としてある。
【0065】次に、上述した半導体装置1cの回路基板
120への実装手順について説明する。半導体装置1c
は、複数の接着パターンで接着されることができる。第
一は、電極シート30a、半導体部品10b及び電極シ
ート30が接着された半導体部品10を順に回路基板1
20に載置し、接着樹脂を加熱硬化させることにより一
度に接触実装される接着パターンである。第二は、予
め、半導体部品10を半導体部品10bに接着実装して
おき、その後、半導体部品10bを回路基板120に接
着実装する接着パターンである。第三は、予め、半導体
部品10bを回路基板120に接着実装しておき、その
後、半導体部品10を半導体部品10bに接着実装する
接着パターンである。
【0066】次に、上述した半導体装置1cの実施例に
ついて説明する。半導体部品10bの上部に半導体部品
10を重ねて実装することができるので、半導体部品1
0の実装面積を回路基板120上に必要としないので、
回路基板120を小型化することができた。また、半導
体部品10bを半導体装置1cの基本機能部品とし、半
導体部品10を半導体装置1cの補助機能部品とするこ
とにより、半導体装置1cの機能選択の幅を格段に広げ
ることができた。
【0067】さらに、半導体部品10bと回路基板12
0の接着強度を半導体部品10bと半導体部品10の接
着強度よりも強くすることにより、半導体部品10bと
回路基板120の接続に影響を与えることなく、半導体
部品10だけを取り外すことができた。
【0068】上述したように、第四実施形態の半導体素
子1cは、回路基板120を小型化することができ、さ
らに、半導体部品10のみを容易に交換することができ
るので、半導体装置1cの機能選択性を向上させること
ができる。
【0069】また、本発明は上記各実施形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は
実装技術の変化にともない適宜変更することができる。
例えば、上記実施形態では、マトリックス状に並んだ円
形状の電極として説明しているが、電極の形状や配列に
よって本発明の範囲が限定されるものではない。また、
各実施形態における取り付け補助治具及び取り外し治具
等の位置は、電極シートを位置決めし、又は、引き剥が
すことができる位置であれは良く、上述した実施形態に
限定するものではない。また、取り付け補助治具及び取
り外し治具等の構成、形状及び材質については、上述し
た機能を満足すれば、上述した実施形態に限定するもの
ではない。
【0070】さらに、上述した各実施形態に用いられる
半導体部品は、例えば、半導体チップのような半導体部
品に限定するものではなく、例えば、コネクタ、フラッ
トケーブル、フレキシブル配線基板その他電極シートで
接合される部品であれば良く、被搭載物についても回路
基板に限定するものではない。また、半導体部品10を
重ねる構造については、二段に限定するものではなく、
三段以上の構造とすることもできる。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の半
導体装置を用いることにより、半導体部品と回路基板を
容易に位置合わせができ、接続抵抗値も低く、接続信頼
性が高く、回路基板からの取り外しが容易である一方、
有害物質を使わず、リサイクルのための解体性も高い
等、環境保護や省エネルギーに配慮した半導体装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の半導体装置における第一実施
形態の概略拡大図であり、(a)は平面図を、(b)は
A−A断面図を示している。
【図2】図2は、第一実施形態の電極シートの概略拡大
平面図を示している。
【図3】図3は、本発明の半導体装置における第二実施
形態の概略拡大図であり、(a)は平面図を、(b)は
B−B断面図を示している。
【図4】図4は、本発明の半導体装置における第三実施
形態の概略拡大図であり、(a)は平面図を、(b)は
C−C断面図を示している。
【図5】図5は、本発明の半導体装置における第四実施
形態の概略拡大断面図を示している。
【図6】図6は、第一従来例における半導体装置の模式
断面図を示している。
【図7】図7は、第二従来例における半導体装置の模式
断面図を示している。
【符号の説明】
1 半導体装置 1a 半導体装置 1b 半導体装置 1c 半導体装置 10 半導体部品 10a 半導体部品 10b 半導体部品 11 電極 11a 電極 11b 電極 11c 電極 30 電極シート 30a 電極シート 30b 電極シート 31 導電性樹脂 31a 導電性樹脂 31b 導電性樹脂 32 絶縁シート 32a 絶縁シート 32b 絶縁シート 33 取り外し治具 33a 係止孔 35 取り外し治具 36 取り外し治具 36a 係止孔 50 取り付け補助治具 50a 取り付け補助治具 50b 取り付け補助部 60 接着樹脂 61 接着樹脂 61a 接着樹脂 61b 接着樹脂 62 接着樹脂 62a 接着樹脂 62b 接着樹脂 100 BGA 101 半導体装置 102 半導体部品 103 半導体チップ 104 電極 110 半導体チップ 111 半導体部品 112 封止樹脂 113 半田バンプ 120 回路基板 121 基板電極 122 位置決め孔 130 接着シート 131 導電性樹脂 132 絶縁樹脂 133 接着剤

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の下面に設けられた電極と回
    路基板等の被搭載物の上面に設けられた電極を、所定の
    位置に導電性樹脂を設けた絶縁樹脂からなる電極シート
    により電気的に接続する半導体装置であって、 前記被搭載物、前記電極シート又は前記半導体装置の少
    なくとも一つ以上に、前記電極シート又は前記半導体装
    置の取り付けを補助する取り付け補助治具を具備し、 前記半導体装置が被搭載物位置に接着樹脂にて接着され
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の半導体装置におい
    て、 前記電極シートに、前記搭載物及び前記電極シートを前
    記被搭載物から取り外すための取り外し手段を設けてあ
    ることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の半導体装置において、 前記電極シートの前記導電性樹脂の径方向断面積が、前
    記搭載物及び前記被搭載物の電極面積よりも広いことを
    特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の半導体装置において、 前記電極シートに設けられた前記導電性樹脂は、Al、
    Ag、Cu、シリカ、窒化珪素、窒化Al等を含有した
    樹脂からなることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の半導体装置において、 前記被搭載物の取り付け補助治具が、前記接着樹脂の広
    がりを防止する前記半導体素子を囲む段形状を有するこ
    とを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の半導体装置において、 前記半導体装置は、上下面に電極が設けてある半導体部
    品を有し、この半導体部品の上面にさらに半導体部品を
    有する多段構造としたことを特徴とする半導体装置。
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