JP3269450B2 - 複合加工機の自動プログラミング装置 - Google Patents

複合加工機の自動プログラミング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材に加工を施
す複数の加工手段、例えばパンチプレス,レーザ加工
機、タップ装置等の機能を備えた複合加工機の自動プロ
グラミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】パンチプ
レス、レーザ加工機、およびタップ装置を一つの加工機
にまとめた複合加工機がある。例えば、図6に示すよう
に、パンチプレス機におけるパンチヘッド61の前方の
オフセットされた位置にレーザヘッド62が、横方向に
オフセットされた位置にタップヘッド63が設けられて
いる複合加工機がその一例である。この種の複合加工機
において、加工される板材Wは、加工希望箇所が各ヘッ
ド61〜63と対応する位置に来るように、前後左右
(X,Y方向)に移動する板材移動装置64により移動
させられる。
【0003】板材移動装置64による板材移動の距離に
は限界があるため、板材Wの各ヘッド61〜63で加工
可能な箇所は制限される。すなわち、各ヘッド61〜6
3の位置が互いに異なっていることから、加工の種類に
よって加工が可能なものと、そうでないものとが生じ
る。例えば、前後方向に板材Wが大きな場合には、パン
チ加工はできても、レーザ加工ができない部分Waが板
材Wの後側部に存在する。また、横方向に板材Wが大き
な場合は、パンチ加工はできるが、タップ加工はできな
い部分Wbが板材Wの横側部(タップヘッド63と反対
側部)に存在する。このような場合に、板材移動装置6
4として、板材Wを把持する位置を横方向(X方向)に
持ち替える機能を有するものがあり、この持ち替え機能
を使用すると、横方向に生じるタップ加工不可部分Wb
については、加工を可能とすることができる。しかし、
持ち替えを行うと、その持ち替え動作に時間がかかって
加工効率が低下するうえ、原点位置にずれが生じる場合
があり、加工精度を低下させる原因となる。そのため、
複合加工機の優れた機能である「一つの加工機で加工を
行うことによって、加工時間短縮と加工精度を向上させ
る」という機能を低下させることになってしまう。
【0004】この発明の目的は、製品の加工精度の向上
と加工効率の向上とが図れる複合加工機の自動プログラ
ミング装置を提供することである。この発明の他の目的
は、従来の自動プログラミングにおける製品配置手法を
活用して歩留りの良い製品配置を行いながら、上記の加
工効率の向上と製品の加工精度の向上が図れるようにす
ることである。この発明のさらに他の目的は、持ち替え
機能が必要となった場合にも、持ち替えに伴う加工精度
の低下をできるだけ低減可能とすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施形
態に対応する図1と共に説明する。この複合加工機の自
動プログラミング装置は、板材持ち替え機能を有し、板
材(W)を移動させる板材移動手段(6)と、前記板材
(W)に加工を施す複数の加工手段(2,3,4)とを
備え、前記複数の加工手段(2,3,4)は、それぞれ
板材(W)を移動させる方向に離れた位置にある複合加
工機に適用される自動プログラミング装置であって、前
記板材持ち替え機能を可能な限り使用しなくていいよう
に板材(W)の所定範囲(XT ),(XLP)に対して、
それぞれの加工手段(2,3,4)による加工が必要な
製品(A〜D)の配置を行う製品配置手段(38)を設
けたものである。この構成の自動プログラム装置による
と、持ち替えができるだけ少なくなる製品配置とされる
ので、その自動プログラミング結果の加工プログラム
(23)で複合加工機の制御を行うと、持ち替えに伴う
加工精度の低下がなく、製品(A〜D)の加工精度が向
上する。また、持ち替えに要する時間が節減され、加工
効率が向上する。
【0006】この発明において、前記製品配置手段(3
4)は、板材(W)に対する歩留りを考慮して製品(A
〜D)を配置する製品配置基本手段(38)と、この手
段(38)で配置された製品(A〜D)の配置を、前記
板材持ち替え機能を使用しない場合の板材(W)の移動
範囲(XT ),(XLP)内で前記複数の加工手段(2,
3,4)により加工が完了するように変換する製品配置
変換手段(39)とよりなるものとする。この構成の場
合、まず、製品配置基本手段(38)により、板材
(W)に対する歩留りを考慮した製品(A〜D)の配置
が行われる。この一応の製品配置を、製品配置変換手段
(39)により、板材持ち替え機能を使用しない場合の
板材の移動範囲(XT ),(XLP)内で前記複数の加工
手段(2,3,4)により加工が完了するように変換す
る。このように、製品配置基本手段(38)により、板
材(W)に対する歩留りを考慮した製品(A〜D)の配
置を行うため、歩留りの優れた製品配置が行われる。こ
の製品配置基本手段(38)は、従来から自動板取り装
置あるいはネスティング装置と呼ばれている装置の製品
配置手法、アルゴリズムをそのまま使用できる。製品配
置変換手段(39)による製品配置の変更は、所定の基
準を設けておいて行う。例えば、製品配置基本手段(3
9)で配置された製品配置に対して、製品位置を入れ替
えるだけで対応可能な場合のみ入れ替えを行い、対応不
能な場合は、入れ替えを行わないようにものとする。
【0007】また、この発明において、前記製品配置手
段(34)で配置された複数の製品の配置の結果、板材
持ち替え機能の使用が必要となった場合に、個々の製品
については、その製品の全ての加工部分が、加工途中で
板材持ち替えを行わずに加工され、いずれかの製品から
別の製品への加工の変わり時に板材持ち替え機能を使用
させるように、板材持ち替え指令(23a)と各加工手
段の各加工部分の加工順とを設定する加工順・持ち替え
設定手段(36)を設けても良い。この構成の装置で生
成された加工プログラム(23)によると、いずれかの
製品から別の製品へ加工を変えるときに、持ち替えに伴
う誤差が生じたとしても、持ち替え後の製品は、その誤
差が加工の最初から最後まで同じ誤差量だけ維持されて
加工させることになる。そのため、板材(W)に対する
製品位置にずれが生じていたとしても、個々の製品自体
は、持ち替えに伴う誤差のないものとできる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図5と共に説明する。まず、この自動プログラミング
装置で作成された加工プログラムにより制御される複合
加工機の例を図4,図5と共に説明する。この複合加工
機1は、パンチ加工手段2、レーザ加工手段3、および
タップ加工手段4を共通の基台5に設置し、これら加工
手段2〜4に共通の板材移動手段6を設けたものであ
る。パンチ加工手段2は、基台5に設置されてパンチ金
型およびダイ金型をパンチ中心Pに割出可能に支持する
金型支持手段7と、パンチ中心Pに割り出されたパンチ
金型を殴打するパンチヘッド2aと、パンチヘッド2a
を昇降させるパンチ駆動源(図示せず)とで構成され
る。金型支持手段6は、この例では上下のタレットから
なる。レーザ加工手段3は、基台5の上フレーム部5a
に設置されたレーザヘッド3aと、このレーザヘッド3
aにレーザダクト8を介してレーザ光を送るレーザ発振
機8とで構成される。タップ加工手段4は、タップ工具
を昇降させかつ回転させるタップヘッド4aを備えたも
のであり、基台5の上フーム部5aの側部に配置されて
いる。レーザヘッド3aのレーザ中心L(図5)は、パ
ンチ中心Pに対して所定距離だけ前方にオフセットさ
れ、タップヘッド4aのタップ中心Tはパンチ中心Pに
対して所定距離だけ側方にオフセットされている。
【0009】板材移動手段6は、テーブル10上の板材
Wをワークホルダ11で把持して前後(Y軸方向)およ
び左右(X軸方向)に移動させる手段であり、持替え時
板材保持手段21で板材Wを押さえながらワークホルダ
11による板材Wの把持位置を変更する板材持ち替え機
能を有している。ワークホルダ11は、キャリッジ12
上に左右移動可能に搭載されたクロススライド13に複
数取付けられている。キャリッジ12は、テーブル10
を設置したベッド14のレール15上を前後(Y軸方
向)に移動可能である。これらクロススライド13の左
右移動およびキャリッジ12の前後移動は、各軸のサー
ボモータ16,17と送りねじ機構18,19とで行わ
れる。テーブル10の一側端には左右方向の板材原点位
置決め用のエンドロケータ20が設けられている。持替
え時板材保持手段21は、基台5の上フレーム部に設け
られた下向きのシリンダ装置と、そのピストンロッドの
先端に設けられた押さえパッドとで構成される。この持
替え時板材保持手段21の押さえパッドは、左右に並ん
で2個設けられている。
【0010】制御装置22は、加工プログラム23に従
って複合加工機1を制御する手段であり、数値制御装置
と、プログラマブルコントローラとで構成される。
【0011】図1において、自動プログラミング装置3
0は、素材データ31、製品加工図形データ32、およ
び板材加工種類データ33に基づいて、所定の処理によ
り前記加工プログラム23を自動生成する手段である。
自動プログラミング装置30は、図4の制御装置22と
は独立したコンピュータ装置で構成されていても、制御
装置22のコンピュータで兼用されるものであっても良
い。製品加工図形データ32は、製品の形状を所定の形
式で示したデータであり、ベクトル化データで構成され
る。製品として外形を切り抜く加工およびその内部に加
工を施す場合は、製品の外形形状aおよび内部形状bの
データが準備される。製品加工種類データ33は、製品
加工図形データ32で示される各加工部位を、パンチ加
工、レーザ加工、およびタップ加工のいずれで行うかを
示したデータである。
【0012】自動プログラミング装置30には、製品配
置手段34、工具割付手段35、加工順・持ち替え設定
手段36、および実行NCデータ化手段37が設けられ
ている。
【0013】製品配置手段34は、素材データ31、製
品加工図形データ32、および製品加工種類データ33
から、素材となる板材Wに対して各製品A〜Dを所定の
基準に従って配置する手段である。この所定の基準の一
つとして、製品配置手段34は、板材持ち替え機能を可
能な限り使用しなくていいように板材Wの所定範囲に対
して、それぞれの加工手段2〜3による加工が必要な製
品A〜Dの配置を行うものとしてある。この例では、製
品配置手段34は、製品配置基本手段38と製品配置変
換手段39とで構成される。
【0014】製品配置基本手段38は、板材Wに対する
歩留りを考慮して製品A〜Dを配置する手段あり、この
例では最小の歩留りとなるように製品A〜Dを配置する
ものとしてある。製品配置変換手段39は、製品配置基
本手段38で配置された製品A〜Dの配置を、板材送り
装置6の板材持ち替え機能を使用しない場合の板材Wの
移動範囲内で、パンチ加工、レーザ加工、およびタップ
加工が完了するように、所定の基準に従って変換する手
段である。この所定の基準としては、例えば、製品配置
基本手段38で配置された製品A〜Dの配置を、各製品
A〜Dの入れ替えのみで対応できる場合に配置変換を行
い、製品A〜Dの入れ替えだけで対処不能の場合には配
置変換を行わず、製品配置基本手段38で配置されたま
まの製品配置に決定するものとされる。
【0015】工具割付手段35は、加工種類がパンチ加
工またはタップ加工である場合に、製品配置手段34に
よる製品配置結果のデータに対して、所定の基準で金型
およびタップ工具の種類を割り付ける手段である。
【0016】加工順・持ち替え設定手段36は、製品配
置基本手段38で配置された製品A〜Dの配置データに
対して、またパンチ加工またはタップ加工を含む場合は
工具割付手段35で割り付けられた金型および工具の割
り付け結果のデータに対して、所定の基準で各加工部分
の加工順を設定すると共に、板材Wの持ち替えが必要な
場合に持ち替え指令23aを生成する手段である。この
加工順・持ち替え設定手段36の前記所定の基準の一つ
として、「製品配置手段38で配置された複数の製品A
〜Dの配置の結果、板材持ち替え機能の使用が必要とな
った場合に、個々の製品A〜Dについては、その製品A
〜Dの全ての加工部分が、加工途中で板材持ち替えを行
わずに加工され、いずれかの製品A〜Dから別の製品A
〜Dへの加工の変わり時に板材持ち替え機能を使用させ
るように、板材持ち替え指令と各加工手段2〜3の各加
工部分の加工順とを設定する」という基準が設けられて
いる。板材持ち替え指令は、持替え時板材保持手段21
に板材Wを押えさせる指令、ワークホルダ11を開く指
令、ワークホルダ11(クロススライド13)を横方向
に指定距離だけ移動させる指令、ワークホルダ11を再
度閉じる指令、および持替え時板材保持手段21による
板材Wの押さえを解消する指令からなる一群の指令で構
成される。
【0017】実行NCデータ化手段37は、このように
製品配置、工具割付け、加工順の定まったデータに対し
て、所定の基準や別の入力データに従って加工条件等を
付加し、制御装置22で実行できる形式の加工プログラ
ム23を生成する手段である。
【0018】つぎに、この自動プログラミング装置30
による処理例を説明する。複合加工機1による各加工ヘ
ッド2a,3a,4aの加工範囲が図1(B)に示す範
囲であったとする。すなわち、パンチ中心Pに対して、
レーザ中心LはY方向の前方に所定距離オフセットされ
ており、かつタップ中心TはX方向の原点側に所定距離
オフセットされている。このため、パンチ加工およびタ
ップ加工が可能なY軸方向の範囲YPTに対して、レーザ
加工が可能なY軸方向の範囲YL は後ろ側部が制限され
た範囲となっている。また、レーザ加工とパンチ加工と
を板材持ち替え無しで加工できる範囲XLPに対して、タ
ップ加工を板材持ち替え無しで行える範囲XT は、図の
右側部分が制限された範囲となっている。
【0019】このような場合に、各製品A〜Dは、次の
加工を含むものであったとする。製品Aは、レーザ加
工、パンチ加工、およびタップ加工を含む。製品Bは、
パンチ加工とタップ加工のみを含む。製品Cはパンチ加
工のみである。製品Dは、タップ加工、レーザ加工、お
よびパンチ加工を含むが、タップ加工部分Daは製品D
の左部分だけであり、またレーザ加工とパンチ加工とが
含まれる加工部分Dbは製品Dの右側部分だけであると
する。なお、各製品A〜Dの外形加工は全てパンチ加工
とする。
【0020】この加工範囲および製品A〜Dの条件の場
合、製品配置手段34は、その基準に適応した配置の一
例として、図1(B)に示す製品A〜Dの配置とする。
すなわち、製品Aは、レーザ加工、パンチ加工、および
タップ加工を含むため、レーザ加工範囲YL で、かつタ
ップ持ち替え無し加工範囲XT に配置する。製品Bは、
レーザ加工を含まず、パンチ加工とタップ加工だけであ
るため、レーザ加工範囲YL から外れてよく、パンチ,
タップ加工範囲YPTで、かつタップ持ち替え無し加工範
囲XT に配置する。製品Cは、パンチ加工だけであるた
め、パンチ加工しかできない範囲に配置する。製品D
は、一枚の製品にレーザ加工、タップ加工、およびパン
チ加工の全てを含むが、タップ加工部分Daは、左部分
のみであり、このタップ加工部分Daはタップ持ち替え
無し加工範囲XT に収まるため、製品Dの全体として
は、タップ持ち替え無し加工範囲XT から外れていても
良いとする。
【0021】製品配置手段34は、各製品A〜Dを板材
Wに配置するに際して、まず製品配置基本手段38によ
り、板材Wに対する歩留りが最小となる製品配置を定め
る。この配置状態が図2に示す配置であったとする。こ
のときは、加工種類は製品配置の条件に含めておらず、
同図の例ではレーザ,タップ,パンチの全ての加工を各
部に含む製品Aが、タップ持ち替え無し加工範囲XT
ら外れた位置に配置されている。同図の製品A〜Dの配
置に対して、製品配置変換手段39は、加工種類を含め
た所定の基準に適合するように、製品A〜Dの配置の交
換を所定の基準に従って行う。この交換過程で、図2の
右端の製品Aと製品Dとの配置が交換され、図1(B)
のような適正な配置とされる。なお、この例は、交換に
より適正な配置が行えた場合であり、交換によっても適
正な配置が行えなかった場合は、製品配置変換手段39
は、製品配置基本手段38で配置されたままの製品配置
とするか、あるいは適正でなくも、製品配置基本手段3
8で配置されたままの製品配置よりも所定の条件に近い
配置となっていれば、その配置に決定する。
【0022】図3は、持ち替えが必要な製品配置となっ
た場合の加工順・持ち替え設定手段36の処理例を示
す。製品配置手段34で配置された複数の製品Eの配置
の結果、図3(A)のように、一部の製品Eのタップ加
工部分ET がタップ持ち替え無し加工範囲XT から外れ
たとする。この場合、板材持ち替え機能の使用が必要と
なる。このような場合、加工順・持ち替え設定手段26
は、個々の製品Eについては、その製品Eの全ての加工
部分が、加工途中で板材持ち替えを行わずに加工され、
いずれかの製品Eから別の製品Eへの加工の変わり時に
板材持ち替え指令23a(図1)を出すように、各加工
手段2〜3の加工の指令と持ち替え指令の順を設定す
る。図3の例では、3枚の製品Eのうち、左端の一枚の
製品Eの加工が完了するまでの指令23b(図1)の記
述の後、持ち替え指令23aを記述し、残り2枚の製品
Eの加工の指令23c,23dを行うようにしている。
ただし、残り2枚の製品Eの加工は、持ち替え後に、再
度の持ち替えを行うことなくレーザとパンチ加工が行え
る範囲XSLP にもタップ加工できる範囲XSTにも含まれ
ることを条件とする。
【0023】
【発明の効果】この発明の複合加工機の自動プログラミ
ング装置は、前記板材持ち替え機能を可能な限り使用し
なくていいように板材の所定範囲に対して、それぞれの
加工手段による加工が必要な製品の配置を行う製品配置
手段を設けたものであるため、その自動生成された加工
プログラムによると、加工精度に優れ、かつ効率の良い
加工が行える。前記製品配置手段、板材に対する歩留
りを考慮して製品を配置する製品配置基本手段と、この
手段で配置された製品の配置を、前記板材持ち替え機能
を使用しない場合の板材の移動範囲内で前記複数の加工
手段により加工が完了するように変換する製品配置変換
手段とよりなるものとしたため、従来の自動プログラミ
ングにおける製品配置手法を活用して歩留りの良い製品
配置を行いながら、上記の加工効率の向上と製品の加工
精度の向上が図れる。また、前記製品配置手段で配置さ
れた複数の製品の配置の結果、板材持ち替え機能の使用
が必要となった場合に、個々の製品については、その製
品の全ての加工部分が、加工途中で板材持ち替えを行わ
ずに加工され、いずれかの製品から別の製品への加工の
変わり時に板材持ち替え機能を使用させるように、板材
持ち替え指令と各加工手段の各加工部分の加工順とを設
定する加工順・持ち替え設定手段を設けた場合は、持ち
替え機能が必要となった場合にも、持ち替えに伴う加工
精度の低下をできるだけ低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態にかかる複合加
工機の自動プログラミング装置の概念構成を示すブロッ
ク図、(B)はその製品配置例の説明図である。
【図2】製品配置基本手段で配置した状態の製品配置例
の説明図である。
【図3】加工順・持ち替え設定手段の処理の説明図であ
る。
【図4】複合加工機の一例を示す斜視図である。
【図5】同複合加工機の平面図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1…複合加工機 2…パンチ加工手段 2a…パンチヘッド 3…レーザ加工手段 3a…レーザヘッド 4…タップ加工手段 4a…タップヘッド 6…板材移動手段 10…テーブル 11…ワークホルダ 21…持替え時板材保持手段 22…制御手段 23…加工プログラム 23a…持ち替え指令 30…自動プログラミング装置 34…製品配置手段 36…加工順・持ち替え設定手段 38…製品配置基本手段 39…製品配置変換手段 A〜E…製品 P…パンチ中心 L…レーザ中心 T…タップ中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 15/00 303 B23Q 15/00 B23Q 15/00 301 B23P 23/02 G05B 19/4093 G05B 19/4097

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材持ち替え機能を有し、板材を移動さ
    せる板材移動手段と、前記板材に加工を施す複数の加工
    手段とを備え、前記複数の加工手段は、それぞれ板材を
    移動させる方向に離れた位置にある複合加工機に適用さ
    れる自動プログラミング装置であって、 材の所定範囲に対して、それぞれの加工手段による加
    工が必要な製品の配置を行う製品配置手段を設け、この
    製品配置手段は、板材に対する歩留りを考慮して製品を
    配置する製品配置基本手段と、この手段で配置された製
    品の配置を、前記板材持ち替え機能を使用しない場合の
    板材の移動範囲内で前記複数の加工手段により加工が完
    了するように所定の基準に従って変換する製品配置変換
    手段とよりなる複合加工機の自動プログラミング装置。
  2. 【請求項2】 板材持ち替え機能を有し、板材を移動さ
    せる板材移動手段と、前記板材に加工を施す複数の加工
    手段とを備え、前記複数の加工手段は、それぞれ板材を
    移動させる方向に離れた位置にある複合加工機に適用さ
    れる自動プログラミング装置であって、 材の所定範囲に対して、それぞれの加工手段による加
    工が必要な製品の配置を行う製品配置手段を設け、この
    製品配置手段は、板材に対する歩留りを考慮して製品を
    配置する製品配置基本手段と、この手段で配置された製
    品の配置を、前記板材持ち替え機能を使用しない場合の
    板材の移動範囲内で前記複数の加工手段により加工が完
    了するように所定の基準に従って変換する製品配置変換
    手段とよりなり、上記所定の基準は、上記製品配置基本
    手段で配置された製品の配置を、各製品の入れ替えのみ
    で対応できる場合に配置変換を行い、製品の入れ替えだ
    けで対処不能の場合には配置変換を行わず、製品配置基
    本手段で配置されたままの製品配置に決定するものとし
    複合加工機の自動プログラミング装置。
  3. 【請求項3】 前記製品配置手段で配置された複数の製
    品の配置の結果、板材持ち替え機能の使用が必要となっ
    た場合に、個々の製品については、その製品の全ての加
    工部分が、加工途中で板材持ち替えを行わずに加工さ
    れ、いずれかの製品から別の製品への加工の変わり時に
    板材持ち替え機能を使用させるように、板材持ち替え指
    令と各加工手段の各加工部分の加工順とを設定する加工
    順・持ち替え設定手段を設けた請求項1または請求項2
    記載の複合加工機の自動プログラミング装置。
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