JPH08323581A - 板材加工装置 - Google Patents
板材加工装置Info
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- JPH08323581A JPH08323581A JP16295295A JP16295295A JPH08323581A JP H08323581 A JPH08323581 A JP H08323581A JP 16295295 A JP16295295 A JP 16295295A JP 16295295 A JP16295295 A JP 16295295A JP H08323581 A JPH08323581 A JP H08323581A
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- machining
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- plate material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 X,Y方向で送り能力に差がある場合に、各
加工点の加工順の工夫で加工能率の向上を図る。 【構成】 ワークホルダ13を第1の方向Xに移動させ
る第1移動手段19と、この第1移動手段19を第2の
方向Yに移動させる第2移動手段14とを備える板材加
工装置に適用する。この構成において、前記第1の方向
Xによる板材加工が連続するように加工順を優先させて
板材加工の制御を行う制御手段20を設ける。この制御
手段20に実行させる加工プログラム23を自動生成す
る自動プログラミング手段26を設ける。
加工点の加工順の工夫で加工能率の向上を図る。 【構成】 ワークホルダ13を第1の方向Xに移動させ
る第1移動手段19と、この第1移動手段19を第2の
方向Yに移動させる第2移動手段14とを備える板材加
工装置に適用する。この構成において、前記第1の方向
Xによる板材加工が連続するように加工順を優先させて
板材加工の制御を行う制御手段20を設ける。この制御
手段20に実行させる加工プログラム23を自動生成す
る自動プログラミング手段26を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンチプレス等とそ
の制御装置で構成される板材加工装置に関する。
の制御装置で構成される板材加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】パンチプ
レスのX,Y方向の板材送りを行うテーブル装置は、一
般に図5に示すように、Y軸方向に移動するキャリッジ
51上にX軸方向に移動するクロススライド52が載せ
られ、クロススライド52に板材Wを把持するワークホ
ルダ53が搭載されている。そのため、板材WをXY平
面上で移動させる上で両軸X,Yの方向に同一条件とな
らず、Y軸の方が不利となり、各軸を最適調整すると、
能力差が出る。例えば、最大送りレスポンスがX軸方向
に「1」であるとすると、Y軸方向の最大送りレスポン
スは「0.9」程度となる。従来は、このような軸方向
による能力差による加工順が考慮されておらず、機械能
力が十部に生かされずにヒットレートが低いものとなっ
ている。
レスのX,Y方向の板材送りを行うテーブル装置は、一
般に図5に示すように、Y軸方向に移動するキャリッジ
51上にX軸方向に移動するクロススライド52が載せ
られ、クロススライド52に板材Wを把持するワークホ
ルダ53が搭載されている。そのため、板材WをXY平
面上で移動させる上で両軸X,Yの方向に同一条件とな
らず、Y軸の方が不利となり、各軸を最適調整すると、
能力差が出る。例えば、最大送りレスポンスがX軸方向
に「1」であるとすると、Y軸方向の最大送りレスポン
スは「0.9」程度となる。従来は、このような軸方向
による能力差による加工順が考慮されておらず、機械能
力が十部に生かされずにヒットレートが低いものとなっ
ている。
【0003】この発明は、加工順の工夫で加工能率の向
上を図った板材加工装置を提供することを目的とする。
上を図った板材加工装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この板材加工装置は、
板材(W)を把持するワークホルダ(13)と、このワ
ークホルダ(13)を第1の方向(X)に移動させる第
1移動手段(19)と、この第1移動手段(19)を第
2の方向(Y)に移動させる第2移動手段(14)と、
前記第1の方向(X)による板材加工が連続するように
加工順を優先させて板材加工の制御を行う制御手段(2
0)とを備えたものである。この構成において、前記制
御手段(20)に実行させる加工プログラム(23)を
自動生成する自動プログラミング手段(26)を設ける
ことが好ましい。前記自動プログラミング手段(26)
は、板材(W)の加工形状を記憶する記憶手段(27)
と、この加工形状により全加工点(P1,P2,…)の
隣合う加工点間の加工経路を記憶する個別加工経路記憶
手段(33)と、全個別加工経路のうち、前記第1の方
向(X)と同一方向の経路を抽出して複数の個別加工経
路が連続した連続加工データとする第1方向連続データ
生成手段(30)と、前記連続加工データに足りない経
路を第2の方向(Y)の経路で繋いで全体連続データ
(32)とする全体連続順データ生成手段(31)とを
備えたものであっても良い。
に対応する図1と共に説明する。この板材加工装置は、
板材(W)を把持するワークホルダ(13)と、このワ
ークホルダ(13)を第1の方向(X)に移動させる第
1移動手段(19)と、この第1移動手段(19)を第
2の方向(Y)に移動させる第2移動手段(14)と、
前記第1の方向(X)による板材加工が連続するように
加工順を優先させて板材加工の制御を行う制御手段(2
0)とを備えたものである。この構成において、前記制
御手段(20)に実行させる加工プログラム(23)を
自動生成する自動プログラミング手段(26)を設ける
ことが好ましい。前記自動プログラミング手段(26)
は、板材(W)の加工形状を記憶する記憶手段(27)
と、この加工形状により全加工点(P1,P2,…)の
隣合う加工点間の加工経路を記憶する個別加工経路記憶
手段(33)と、全個別加工経路のうち、前記第1の方
向(X)と同一方向の経路を抽出して複数の個別加工経
路が連続した連続加工データとする第1方向連続データ
生成手段(30)と、前記連続加工データに足りない経
路を第2の方向(Y)の経路で繋いで全体連続データ
(32)とする全体連続順データ生成手段(31)とを
備えたものであっても良い。
【0005】
【作用】この構成によると、ワークホルダ(13)と第
1移動手段(19)のみを移動させる板材加工を優先し
て行うため、移動負荷が軽減され、板材加工の能率が向
上する。前記制御手段(20)に実行させる加工プログ
ラム(23)を自動生成する自動プログラミング手段
(26)を設けた場合は、前記制御手段(20)で加工
順の組み替え等の処理を行う場合に比べて制御手段(2
0)の処理が軽減される。また、加工順の設定が自動的
に行え、加工プログラム(23)の作成が容易となる。
前記の加工形状記憶手段(27)、個別加工経路記憶手
段(33)、第1方向連続データ生成手段(30)、お
よび全体連続順データ生成手段(31)を設けた場合
は、先に第1の方向の連続加工データを生成するため、
可能な限り、第2の方向に板材(W)を移動させる距離
や回数,時間を少なくすることが容易に実現できる。
1移動手段(19)のみを移動させる板材加工を優先し
て行うため、移動負荷が軽減され、板材加工の能率が向
上する。前記制御手段(20)に実行させる加工プログ
ラム(23)を自動生成する自動プログラミング手段
(26)を設けた場合は、前記制御手段(20)で加工
順の組み替え等の処理を行う場合に比べて制御手段(2
0)の処理が軽減される。また、加工順の設定が自動的
に行え、加工プログラム(23)の作成が容易となる。
前記の加工形状記憶手段(27)、個別加工経路記憶手
段(33)、第1方向連続データ生成手段(30)、お
よび全体連続順データ生成手段(31)を設けた場合
は、先に第1の方向の連続加工データを生成するため、
可能な限り、第2の方向に板材(W)を移動させる距離
や回数,時間を少なくすることが容易に実現できる。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。この実施例はパンチプレスに適用したも
のである。図2は板材加工装置であるパンチプレスの側
面図および平面図を示す。このパンチプレス1は、側面
形状C字状のフレーム2に上下一対のタレット3a,3
bを設置し、その上フレーム部分におけるパンチ位置P
に、ラム6を上昇させるパンチ駆動装置5が設けてあ
る。パンチ駆動装置5は、油圧式のものであっても機械
式のものであっても良い。上下のタレット3a,3bは
各々パンチおよびダイを円周方向に沿って設置したもの
である。タレット3a,3bの前方にはテーブル9が配
置されている。
いて説明する。この実施例はパンチプレスに適用したも
のである。図2は板材加工装置であるパンチプレスの側
面図および平面図を示す。このパンチプレス1は、側面
形状C字状のフレーム2に上下一対のタレット3a,3
bを設置し、その上フレーム部分におけるパンチ位置P
に、ラム6を上昇させるパンチ駆動装置5が設けてあ
る。パンチ駆動装置5は、油圧式のものであっても機械
式のものであっても良い。上下のタレット3a,3bは
各々パンチおよびダイを円周方向に沿って設置したもの
である。タレット3a,3bの前方にはテーブル9が配
置されている。
【0007】テーブル9は、中央の固定テーブル9aと
両側のスライドテーブル9bとからなり、スライドテー
ブル9bはキャリッジ10と共にベッド4のレール11
上を第2の方向(Y軸方向)に移動する。キャリッジ1
0には第1の方向(X軸方向)に移動自在にクロススラ
イド12が設けられ、クロススライド12に板材Wを把
持する複数のワークホルダ13が取付けられている。キ
ャリッジ10は、ベッド4上に設置されたY軸サーボモ
ータ15によりボールねじ等の送りねじ16を介して左
右のスライドテーブル9aと共に進退駆動される。これ
らY軸サーボモータ15,送りねじ16,およびキャリ
ッジ10により第2移動手段14が構成される。クロス
スライド12は、X軸サーボモータ17によりボールね
じ等の送りねじ18を介して進退駆動される。これらX
軸サーボモータ17,送りねじ18,およびクロススラ
イド12により第1移動手段19が構成される。
両側のスライドテーブル9bとからなり、スライドテー
ブル9bはキャリッジ10と共にベッド4のレール11
上を第2の方向(Y軸方向)に移動する。キャリッジ1
0には第1の方向(X軸方向)に移動自在にクロススラ
イド12が設けられ、クロススライド12に板材Wを把
持する複数のワークホルダ13が取付けられている。キ
ャリッジ10は、ベッド4上に設置されたY軸サーボモ
ータ15によりボールねじ等の送りねじ16を介して左
右のスライドテーブル9aと共に進退駆動される。これ
らY軸サーボモータ15,送りねじ16,およびキャリ
ッジ10により第2移動手段14が構成される。クロス
スライド12は、X軸サーボモータ17によりボールね
じ等の送りねじ18を介して進退駆動される。これらX
軸サーボモータ17,送りねじ18,およびクロススラ
イド12により第1移動手段19が構成される。
【0008】図1において、制御装置20は、パンチプ
レス1の全体を制御する手段であり、コンピュータ式の
数値制御装置21と、この装置21で実行させる加工プ
ログラム23とからなる。加工プログラム23は、数値
制御装置21の内部または外部のメモリ22に格納して
ある。数値制御装置21は、加工プログラム23を実行
してX軸サーボコントローラ24およびY軸サーボコン
トローラ25に軸送り指令を出力し、各軸サーボモータ
17,15を制御すると共に、加工プログラム23のシ
ーケンス指令をプログラマブルコントローラ(図示せ
ず)に転送する機能を備える。
レス1の全体を制御する手段であり、コンピュータ式の
数値制御装置21と、この装置21で実行させる加工プ
ログラム23とからなる。加工プログラム23は、数値
制御装置21の内部または外部のメモリ22に格納して
ある。数値制御装置21は、加工プログラム23を実行
してX軸サーボコントローラ24およびY軸サーボコン
トローラ25に軸送り指令を出力し、各軸サーボモータ
17,15を制御すると共に、加工プログラム23のシ
ーケンス指令をプログラマブルコントローラ(図示せ
ず)に転送する機能を備える。
【0009】自動プログラミング手段26は、各種の入
力データや記憶データから加工プログラム23を自動生
成する手段であり、数値制御装置21と一体の、あるい
は別体のコンピュータ装置からなる。自動プログラミン
グ手段26は、加工形状記憶手段27,個別加工経路演
算手段28,加工順データ生成手段,諸データ記憶手段
33,および加工プログラム生成手段34を有し、加工
順データ生成手段29は第1方向連続データ生成手段3
0と全体連続順データ生成手段31とで構成される。
力データや記憶データから加工プログラム23を自動生
成する手段であり、数値制御装置21と一体の、あるい
は別体のコンピュータ装置からなる。自動プログラミン
グ手段26は、加工形状記憶手段27,個別加工経路演
算手段28,加工順データ生成手段,諸データ記憶手段
33,および加工プログラム生成手段34を有し、加工
順データ生成手段29は第1方向連続データ生成手段3
0と全体連続順データ生成手段31とで構成される。
【0010】加工形状記憶手段27は、一枚の板材Wに
対する全体のパンチ加工の形状を、パンチ孔位置である
各加工点P1,P2……の座標値によって記憶した手段
である。加工点P1,P2……の座標値は、自動プログ
ラミング手段26の構成要素(図示せず)により、線デ
ータ等で記憶されたパンチ加工形状から演算される。個
別加工経路演算手段28は、加工形状記憶手段27に記
憶された各加工点P1,P2……の座標値から、隣合う
2つの加工点間の経路である個別加工経路を第1,第2
の経路方向に分け、その結果を個別加工経路記憶手段3
3に記憶する手段である。個別加工経路記憶手段33に
は、隣合う2つの加工点を示すデータと、第1,第2の
経路方向の区別データとを一組としたデータが、全ての
個別加工経路につき記憶される。
対する全体のパンチ加工の形状を、パンチ孔位置である
各加工点P1,P2……の座標値によって記憶した手段
である。加工点P1,P2……の座標値は、自動プログ
ラミング手段26の構成要素(図示せず)により、線デ
ータ等で記憶されたパンチ加工形状から演算される。個
別加工経路演算手段28は、加工形状記憶手段27に記
憶された各加工点P1,P2……の座標値から、隣合う
2つの加工点間の経路である個別加工経路を第1,第2
の経路方向に分け、その結果を個別加工経路記憶手段3
3に記憶する手段である。個別加工経路記憶手段33に
は、隣合う2つの加工点を示すデータと、第1,第2の
経路方向の区別データとを一組としたデータが、全ての
個別加工経路につき記憶される。
【0011】第1方向連続データ生成手段30は、個別
加工経路記憶手段33に記憶された全個別加工経路のう
ち、前記第1の方向と同一方向の経路を抽出して複数の
個別加工経路が連続した連続加工データとする手段であ
り、その連続結果が各加工点を示すデータの並びで記憶
される。全体連続順データ生成手段31は、連続加工デ
ータに足りない経路を第2方向の経路で繋いで全体連続
データ32とし、記憶する手段である。諸データ記憶手
段33は、加工プログラム23の生成に必要な前記以外
の入力データや、自動プログラミング過程で生じたデー
タを記憶する手段を総称して示したものであり、例えば
工具種類,機械能力等のデータ等が記憶される。加工プ
ログラム生成手段34は、諸データ記憶手段33の記憶
データと、全体連続順データ生成手段31の連続データ
とから、NCコードからなる加工プログラム23を自動
生成する手段である。なお、自動プログラミング手段2
6には、前記の各構成要素の他に、対話式にプログラミ
ングを進める支援プログラム等を備えている。
加工経路記憶手段33に記憶された全個別加工経路のう
ち、前記第1の方向と同一方向の経路を抽出して複数の
個別加工経路が連続した連続加工データとする手段であ
り、その連続結果が各加工点を示すデータの並びで記憶
される。全体連続順データ生成手段31は、連続加工デ
ータに足りない経路を第2方向の経路で繋いで全体連続
データ32とし、記憶する手段である。諸データ記憶手
段33は、加工プログラム23の生成に必要な前記以外
の入力データや、自動プログラミング過程で生じたデー
タを記憶する手段を総称して示したものであり、例えば
工具種類,機械能力等のデータ等が記憶される。加工プ
ログラム生成手段34は、諸データ記憶手段33の記憶
データと、全体連続順データ生成手段31の連続データ
とから、NCコードからなる加工プログラム23を自動
生成する手段である。なお、自動プログラミング手段2
6には、前記の各構成要素の他に、対話式にプログラミ
ングを進める支援プログラム等を備えている。
【0012】上記構成の自動プログラミングから加工ま
での動作を図3(A)の加工図形例と共に説明する。板
材Wの加工図形は、各加工点P1,P2……の座標値に
よって自動プログラミング手段26の加工形状記憶手段
27に記憶される。その全加工点P1,P2,……につ
き、一つの加工点から隣の加工点に移動する個別加工経
路、例えばP1からP2、P1からP4、P2からP3
等の加工経路が、第1,第2の経路方向X,Yの区別デ
ータと共に個別加工経路記憶手段33に記憶される。第
1方向連続データ生成手段30は、その全個別加工経路
のうち、第1の方向と同一方向の経路を抽出して複数の
個別加工経路が連続した連続加工データとする。図3
(A)の例では、連続加工データとして、加工点P1,
P2,P3の並びデータ、加工点P4,P5,P6の並
びデータ、および加工点P7,P8,P9の並びデータ
が生成される。全体連続順データ生成手段31は、前記
ように生成された連続加工データに足りない経路、図3
の例ではP3からP6の経路と、P4からP7の経路を
第2方向の経路で繋いで全体連続データ32とする。な
お、全体連続順データ生成手段31は、各連続加工デー
タの内部において、各加工点の並び順が逆順の場合も判
断とするものとし、第2方向の経路で繋ぐ場合に、互い
に繋がれる加工点間の距離が近い方の加工点並び順を選
択する。
での動作を図3(A)の加工図形例と共に説明する。板
材Wの加工図形は、各加工点P1,P2……の座標値に
よって自動プログラミング手段26の加工形状記憶手段
27に記憶される。その全加工点P1,P2,……につ
き、一つの加工点から隣の加工点に移動する個別加工経
路、例えばP1からP2、P1からP4、P2からP3
等の加工経路が、第1,第2の経路方向X,Yの区別デ
ータと共に個別加工経路記憶手段33に記憶される。第
1方向連続データ生成手段30は、その全個別加工経路
のうち、第1の方向と同一方向の経路を抽出して複数の
個別加工経路が連続した連続加工データとする。図3
(A)の例では、連続加工データとして、加工点P1,
P2,P3の並びデータ、加工点P4,P5,P6の並
びデータ、および加工点P7,P8,P9の並びデータ
が生成される。全体連続順データ生成手段31は、前記
ように生成された連続加工データに足りない経路、図3
の例ではP3からP6の経路と、P4からP7の経路を
第2方向の経路で繋いで全体連続データ32とする。な
お、全体連続順データ生成手段31は、各連続加工デー
タの内部において、各加工点の並び順が逆順の場合も判
断とするものとし、第2方向の経路で繋ぐ場合に、互い
に繋がれる加工点間の距離が近い方の加工点並び順を選
択する。
【0013】このようにして、全体連続データ32は、
図3の例ではP1,P2,P3,P6,P5,P4,P
7,P8,P9の各加工点の並び順となり、この順にパ
ンチ加工されるように加工プログラム23が自動生成さ
れる。したがって、加工プログラム23によるパンチプ
レス1の加工は、前記の加工点の並びP1,P2,P
3,P6,P5,P4,P7,P8,P9の順に加工さ
れることになる。この順であると、負荷の軽い第1の方
向(X方向)の移動が6回、Y方向の移動が2回とな
る。図3(B)は、第1の方向(X方向)と第2の方向
(Y方向)との連続順を逆に優先させた場合の全体の加
工順を比較参考例として示したものであり、第1の方向
の移動が2回、第2の方向の移動が6回となる。両図を
比べて分かるように、この発明によると、負荷が軽くて
送り速度の速い第1方向(X方向)の移動が多く、第2
方向の移動が少ないため、板材Wの移動時間が短くて済
み、製品加工のヒットレートを最大に引き出すことがで
きる。
図3の例ではP1,P2,P3,P6,P5,P4,P
7,P8,P9の各加工点の並び順となり、この順にパ
ンチ加工されるように加工プログラム23が自動生成さ
れる。したがって、加工プログラム23によるパンチプ
レス1の加工は、前記の加工点の並びP1,P2,P
3,P6,P5,P4,P7,P8,P9の順に加工さ
れることになる。この順であると、負荷の軽い第1の方
向(X方向)の移動が6回、Y方向の移動が2回とな
る。図3(B)は、第1の方向(X方向)と第2の方向
(Y方向)との連続順を逆に優先させた場合の全体の加
工順を比較参考例として示したものであり、第1の方向
の移動が2回、第2の方向の移動が6回となる。両図を
比べて分かるように、この発明によると、負荷が軽くて
送り速度の速い第1方向(X方向)の移動が多く、第2
方向の移動が少ないため、板材Wの移動時間が短くて済
み、製品加工のヒットレートを最大に引き出すことがで
きる。
【0014】他の加工形状で説明すると、図4(A)の
加工図形では、同図に丸印で加工点を示し、矢印で加工
順序を示す加工が行われることになり、この場合も第1
方向の移動が第2方向の移動よりも多くなって高いヒッ
トレートが得られる。図4(B)の例は、ニブリング加
工のようにパンチ孔が連続する連続孔部Rを有する場合
を示す。このような連続孔部Rを有する場合は、各連続
孔部R内の各加工点については、図1の個別加工経路演
算手段28や第1方向連続データ生成手段30等におい
て一つの加工点とみなして取扱う。例えば、連続孔部R
の中間の加工点Prと加工点Psとは第1方向に隣り合
うが連続データとせず、連続孔部Rの端部の加工点で連
続データとするか否かを定める。なお、前記実施例はパ
ンチプレスに適用した場合につき説明したが、この発明
は、レーザ加工装置等、各種の板材加工装置に適用する
ことができる。
加工図形では、同図に丸印で加工点を示し、矢印で加工
順序を示す加工が行われることになり、この場合も第1
方向の移動が第2方向の移動よりも多くなって高いヒッ
トレートが得られる。図4(B)の例は、ニブリング加
工のようにパンチ孔が連続する連続孔部Rを有する場合
を示す。このような連続孔部Rを有する場合は、各連続
孔部R内の各加工点については、図1の個別加工経路演
算手段28や第1方向連続データ生成手段30等におい
て一つの加工点とみなして取扱う。例えば、連続孔部R
の中間の加工点Prと加工点Psとは第1方向に隣り合
うが連続データとせず、連続孔部Rの端部の加工点で連
続データとするか否かを定める。なお、前記実施例はパ
ンチプレスに適用した場合につき説明したが、この発明
は、レーザ加工装置等、各種の板材加工装置に適用する
ことができる。
【0015】
【発明の効果】この発明の板材加工装置は、板材を把持
するワークホルダと、このワークホルダを第1の方向に
移動させる第1移動手段と、この第1移動手段を第2の
方向に移動させる第2移動手段と、前記第1の方向によ
る板材加工が連続するように加工順を優先させて板材加
工の制御を行う制御手段とを備えたものであるため、送
り能力の高い方向の送りが多くなって、加工能率が向上
する。請求項2の発明の場合は、前記制御手段に実行さ
せる加工プログラムを自動生成する自動プログラミング
手段を設けたため、制御手段の処理が軽減され、かつプ
ログラミング作業が簡単になる。請求項3の発明の場合
は、前記自動プログラミング手段が、板材の加工形状を
記憶する記憶手段と、この加工形状により全加工点の隣
合う加工点間の加工経路を記憶する個別加工経路記憶手
段と、全個別加工経路のうち、前記第1の方向と同一方
向の経路を抽出して複数の個別加工経路が連続した連続
加工データとする第1方向連続データ生成手段と、前記
連続加工データに足りない経路を第2方向の経路で繋い
で全体連続データとする全体連続順データ生成手段とで
構成されるため、移動負荷の大きい第2の方向に板材を
移動させる距離や回数,時間を可能な限り少なくするこ
とが容易に実現できる。
するワークホルダと、このワークホルダを第1の方向に
移動させる第1移動手段と、この第1移動手段を第2の
方向に移動させる第2移動手段と、前記第1の方向によ
る板材加工が連続するように加工順を優先させて板材加
工の制御を行う制御手段とを備えたものであるため、送
り能力の高い方向の送りが多くなって、加工能率が向上
する。請求項2の発明の場合は、前記制御手段に実行さ
せる加工プログラムを自動生成する自動プログラミング
手段を設けたため、制御手段の処理が軽減され、かつプ
ログラミング作業が簡単になる。請求項3の発明の場合
は、前記自動プログラミング手段が、板材の加工形状を
記憶する記憶手段と、この加工形状により全加工点の隣
合う加工点間の加工経路を記憶する個別加工経路記憶手
段と、全個別加工経路のうち、前記第1の方向と同一方
向の経路を抽出して複数の個別加工経路が連続した連続
加工データとする第1方向連続データ生成手段と、前記
連続加工データに足りない経路を第2方向の経路で繋い
で全体連続データとする全体連続順データ生成手段とで
構成されるため、移動負荷の大きい第2の方向に板材を
移動させる距離や回数,時間を可能な限り少なくするこ
とが容易に実現できる。
【図1】(A)はこの発明の一実施例にかかる板材加工
装置の概念構成を示すブロック図、(B)はその加工例
の説明図である。
装置の概念構成を示すブロック図、(B)はその加工例
の説明図である。
【図2】(A)は同板材加工装置であるパンチプレスの
側面図、(B)はその平面図である。
側面図、(B)はその平面図である。
【図3】(A)は同実施例の加工例の説明図、(B)は
比較例となる加工例の説明図である。
比較例となる加工例の説明図である。
【図4】(A),(B)は各々この実施例における他の
加工例の説明図である。
加工例の説明図である。
【図5】従来のパンチプレスにおける移動手段の斜視図
である。
である。
1…パンチプレス、9…テーブル、9a…固定テーブ
ル、9b…スライドテーブル、10…キャリッジ、12
…クロススライド、13…ワークホルダ、14…第2移
動手段、15…X軸サーボモータ、16…送りねじ、1
7…Y軸サーボモータ、18…送りねじ、19…第1移
動手段、20…制御手段、21…数値制御装置、23…
加工プログラム、26…自動プログラミング装置、27
…加工形状記憶手段、28…個別加工経路演算手段、2
9…加工順データ生成手段、30…第1方向連続データ
生成手段、31…全体連続順データ生成手段、32…全
体連続データ、34…加工プログラム生成手段、P1,
P2,……加工点、X…第1の方向、Y…第2の方向
ル、9b…スライドテーブル、10…キャリッジ、12
…クロススライド、13…ワークホルダ、14…第2移
動手段、15…X軸サーボモータ、16…送りねじ、1
7…Y軸サーボモータ、18…送りねじ、19…第1移
動手段、20…制御手段、21…数値制御装置、23…
加工プログラム、26…自動プログラミング装置、27
…加工形状記憶手段、28…個別加工経路演算手段、2
9…加工順データ生成手段、30…第1方向連続データ
生成手段、31…全体連続順データ生成手段、32…全
体連続データ、34…加工プログラム生成手段、P1,
P2,……加工点、X…第1の方向、Y…第2の方向
Claims (3)
- 【請求項1】 板材を把持するワークホルダと、このワ
ークホルダを第1の方向に移動させる第1移動手段と、
この第1移動手段を第2の方向に移動させる第2移動手
段と、前記第1の方向による板材加工が連続するように
加工順を優先させて板材加工の制御を行う制御手段とを
備えた板材加工装置。 - 【請求項2】 前記制御手段に実行させる加工プログラ
ムを自動生成する自動プログラミング手段を備えた請求
項1記載の板材加工装置。 - 【請求項3】 前記自動プログラミング手段は、板材の
加工形状を記憶する記憶手段と、この加工形状により全
加工点の隣合う加工点間の個別加工経路を記憶する個別
加工経路記憶手段と、全個別加工経路のうち、前記第1
の方向と同一方向の経路を抽出して複数の個別加工経路
が連続した連続加工データとする第1方向連続データ生
成手段と、前記連続加工データに足りない経路を第2の
方向の経路で繋いで全体連続データとする全体連続順デ
ータ生成手段とを備えたものである請求項2記載の板材
加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16295295A JPH08323581A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 板材加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16295295A JPH08323581A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 板材加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323581A true JPH08323581A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15764393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16295295A Pending JPH08323581A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 板材加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08323581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103707127A (zh) * | 2013-12-29 | 2014-04-09 | 捷锐企业(上海)有限公司 | 全自动精密加工设备 |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP16295295A patent/JPH08323581A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103707127A (zh) * | 2013-12-29 | 2014-04-09 | 捷锐企业(上海)有限公司 | 全自动精密加工设备 |
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