JP3254684B2 - Ncパンチプレス - Google Patents

Ncパンチプレス

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JP3254684B2
JP3254684B2 JP05386091A JP5386091A JP3254684B2 JP 3254684 B2 JP3254684 B2 JP 3254684B2 JP 05386091 A JP05386091 A JP 05386091A JP 5386091 A JP5386091 A JP 5386091A JP 3254684 B2 JP3254684 B2 JP 3254684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、NC装置を備えたパ
ンチプレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、数値制御式の油圧式パンチプレス
では、一般に図4に示す制御システムが採用されてい
る。すなわち、NC装置51からはオンオフ信号からな
るパンチ許可信号aを出力し、ディジタルサーボコント
ローラやシーケンサ等のコントローラ52で、油圧シリ
ンダ55の油圧サーボバルブ54を制御するようにして
いる。コントローラ52は、設定された制御プログラム
に従って油圧サーボアンプ53に電圧値等からなる速度
信号を出力するものである。また、コントローラ52か
らパンチ完了信号bをNC装置51に戻す。
【0003】X軸サーボモータ58およびY軸サーボモ
ータ59は、各々ワーク送り機構に設けられてワークを
X,Y方向に送るモータであり、NC装置から出力され
る軸駆動指令により、X軸サーボアンプ56およびY軸
サーボアンプ57を介して駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コントローラ52は、
一般には固定パラメータの変更によって、油圧シリンダ
55の加減速曲線の異なる複数種類の加工パターンが選
択できるように構成されている。
【0005】しかし、選択可能な加工パターンは、少数
の決まりきったパターンであり、ワーク送りに応じてス
トローク位置を精度良く制御したり、パンチ速度を制御
する等の自在な制御を図ることができない。このため、
サイクルタイムの短縮や、騒音防止を図ることが難しい
という問題点がある。
【0006】この発明の目的は、パンチ速度やストロー
ク位置の制御が自在に行えて、サイクルタイムの短縮お
よび騒音防止が図れる油圧式パンチプレスを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図3と共に説明する。このNCパンチプレス
は、ワークを互いに異なる2軸方向に移動させるワーク
送り機構を制御するワーク送り用のサーボ制御部(2
9,30)と、パンチ機構を制御するパンチ用のサーボ
制御部(27)とをNC装置(15)に設けたものであ
る。前記パンチ用のサーボ制御部(27)は、前記ワー
ク送り用のサーボ制御部(29,30)によって制御さ
れる前記2軸方向へのワーク移動完了時に、前記パンチ
機構が有するパンチ工具がワーク上面位置に達するよう
に、パンチ工具のストローク及び速度制御を行うもので
ある。
【0008】
【作用】この構成によると、前記ワーク送り機構とパン
チ機構の制御がNC装置(15)から出力される位置指
令により直接に行われる。これにより、独立した機器と
してのコントローラが不要になる。 また、前記2軸方向
へのワーク移動完了時に、前記パンチ機構が有するパン
チ工具がワーク上面位置に達するように、パンチ工具の
ストローク及び速度制御をパンチ用のサーボ制御部(2
7)が行い、加工に必要なサイクルタイムを短縮する。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ない図3に基づい
て説明する。図2は油圧式パンチプレスの概略平面図で
ある。フレーム1に設置したタレット2に多数のパンチ
工具3が装着してあり、各パンチ工具3は油圧シリンダ
4によりパンチ駆動される。フレーム1の前方には、中
央の固定テーブル5aと両側のスライドテーブル5bと
からなるワークテーブル5が設けられ、スライドテーブ
ル5bは、ベッド6のレール7上にキャリッジ8と共に
前後(Y軸方向)移動可能に支持される。キャリッジ8
にはクロススライド9が横(X軸方向)送り自在に設置
され、ワークWを把持する複数のワークホルダ10がク
ロススライド9に設けられている。クロススライド9お
よびキャリッジ8は、各々送りねじ11,12を介して
X軸サーボモータ13およびY軸サーボモータ14によ
り進退駆動される。
【0010】図1は制御系の概略を示す。NC装置15
は、演算制御部16にシリンダ位置指令生成手段17を
有し、この手段17から出力された位置指令により、油
圧サーボアンプ18を介して油圧サーボバルブ19が制
御される。油圧サーボバルブ19は、パンチ駆動用の油
圧シリンダ4の両ポートに接続された油圧回路20に介
在させたものであり、流量制御により油圧シリンダ4の
速度制御が可能である。
【0011】X軸サーボモータ13およびY軸サーボモ
ータ14は、各々X軸サーボアンプ21およびY軸サー
ボアンプ22を介してNC装置15の演算制御部16の
軸駆動指令により駆動される。
【0012】図3は図1の構成を詳細に示した概念図で
ある。NC装置15は、大別するとNC機能部23と、
MMC(マンマシン)機能部24と、PC(プログラマ
ブルコントローラ)機能部25とで構成される。NC機
能部23は、加工プログラムメモリ26と、前記演算制
御部16と、油圧サーボ制御部27と、D/A変換器2
8と、X軸サーボ制御部29と、Y軸サーボ制御部30
とを備えている。
【0013】演算制御部16は、CPUとシステムメモ
リ等で構成され、加工プログラムメモリ26に登録され
た加工プログラムを解析して、位置指令パルスからなる
各軸駆動指令を出力すると共に、加工プログラムのシー
ケンス制御コードをPC機能部25に転送する。演算制
御部16は、シリンダ位置指令生成手段17の他に、X
軸位置指令生成手段およびY軸位置指令生成手段(図示
せず)を有し、油圧シリンダ4をNC軸の一つとして制
御可能としてある。また、演算制御部16は、X軸サー
ボモータ13およびY軸サーボモータ14と共に、油圧
サーボバルブ19の同時制御が可能に構成してある。シ
リンダ位置指令生成手段17は、加工プログラムのX,
Y方向の送り量や、加工パターン設定部35の設定パタ
ーン等から周波数を演算して、パルス列からなる位置指
令を出力する手段である。
【0014】油圧サーボ制御部27は、偏差カウンタと
現在位置カウンタ(図示せず)等で構成され、油圧シリ
ンダ4のストローク検出器31の位置検出信号が、A/
D変換器32を介して現在位置カウンタにフィードバッ
クされる。前記偏差カウンタは、シリンダ位置指令生成
手段17から送出される位置指令と、現在位置カウンタ
の現在位置指示値との偏差を取り、これをループゲイン
だけ乗じた速度信号としてD/A変換器28に出力す
る。D/A変換器28は、このディジタル値からなる速
度信号を、アナログ値の電圧信号に変換して油圧サーボ
アンプ18に出力する。
【0015】X軸サーボ制御部29およびY軸サーボ制
御部30は、油圧サーボ制御部27と同様に偏差カウン
タと現在値カウンタ等で構成され、各サーボモータ1
3,14のパルスジェネレータ40,41の検出パルス
がフィードバックされる。
【0016】MMC機能部24は、ディスプレイ38と
キーボード39とを有する対話処理手段37を介して、
加工プログラムの作成や、各種データの入力設定を行う
手段であり、ワークデータ記憶部33,加工パターン登
録部34,加工パターン設定部35,およびループゲイ
ン設定部36等を備えている。
【0017】ワークデータ記憶部33は、ワークの板厚
や、寸法、材質等を登録する記憶領域である。加工パタ
ーン登録部34は、油圧シリンダ4を駆動する各種の加
減速曲線のパターンを登録する記憶領域である。加工パ
ターン設定部35は、加工パターン登録部34から選び
出した現在実行用の加工パターンを記憶する領域であ
る。ループゲイン設定部36は、油圧サーボ制御部27
や、X,Y軸サーボ制御部29,30のループゲインを
設定する記憶領域である。
【0018】つぎに、上記構成の動作を説明する。加工
プログラムメモリ26が演算制御部16で読み出され、
加工プログラムの送り指令値によって各軸サーボモータ
13,14が駆動されて、ワークWのX,Y方向の送り
が行われる。油圧シリンダ4は、演算制御部16のシリ
ンダ位置指令生成手段17から送出されるパルス列から
なる位置指令により、油圧サーボ制御部27,D/A変
換器28,油圧サーボアンプ18,および油圧サーボバ
ルブ19を介してストローク位置および速度が制御さ
れ、パンチ工具3によるパンチ加工を行う。
【0019】この場合に、シリンダ位置指令生成手段1
7は、加工パターン設定部35に設定された加減速曲線
からなる加工パターンと、ワークデータ記憶部33に設
定された板厚データと、加工プログラムのX,Y方向の
送り量とから位置指令値を演算し、例えば次のような制
御を行う。
【0020】すなわち、ワークWのX,Y方向の移動完
了時に、パンチ工具3がワークWの上面位置にちょうど
達するように、油圧シリンダ4のストロークおよび速度
制御を行う。このように制御することにより、無駄時間
がなくなり、サイクルタイムが短縮される。また、この
ように油圧シリンダ4を演算制御部16の位置指令によ
り、NC軸の一つとして制御するので、1パンチの終了
後に、速やかに次のワーク送り動作に移ることができ
る。
【0021】また、加工パターン設定部35に設定する
加減速曲線や、ループゲイン設定部36の設定値を変更
することにより、パンチ加工の加減速時定数や、ゲイ
ン、速度等を自由に変えて制御できる。そのため板厚や
材質に応じたパンチ加工が行えて、騒音の低下等を図る
こともできる。
【0022】また、この油圧式パンチプレスは、油圧シ
リンダ4をNC装置15の制御軸の一つとして駆動する
ので、従来の独立した機器としてのコントローラが不要
になる。
【0023】
【発明の効果】この発明のNCパンチプレスは、ワーク
を互いに異なる2軸方向に移動させるワーク送り機構を
制御するワーク送り用のサーボ制御部と、パンチ機構を
制御するパンチ用のサーボ制御部とをNC装置に設けた
ため、NC装置とは独立した機器としてのコントローラ
が不要になり、構成を簡単にすることができる。また、
前記パンチ用のサーボ制御部は、前記ワーク送り用のサ
ーボ制御部によって制御される前記2軸方向へのワーク
移動完了時に、前記パンチ機構が有するパンチ工具がワ
ーク上面位置に達するように、パンチ工具のストローク
及び速度制御を行うように成されているため、加工のサ
イクルタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の制御系の構成を示す概念
図である。
【図2】その油圧式パンチプレスの概略平面図である。
【図3】図1の構成の詳細を示すブロック図である。
【図4】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
2…タレット、3…パンチ工具、4…油圧シリンダ、5
…ワークテーブル、10…ワークホルダ、13…X軸サ
ーボモータ、14…Y軸サーボモータ、15…NC装
置、16…演算制御部、17…シリンダ位置指令生成手
段、18…油圧サーボアンプ、19…油圧サーボバル
ブ、21…X軸サーボアンプ、22…Y軸サーボアン
プ、27…油圧サーボ制御部、W…ワーク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを互いに異なる2軸方向に移動さ
    せるワーク送り機構を制御するワーク送り用のサーボ制
    御部と、パンチ機構を制御するパンチ用のサーボ制御部
    とをNC装置に設け、前記パンチ用のサーボ制御部は、
    前記ワーク送り用のサーボ制御部によって制御される前
    記2軸方向へのワーク移動完了時に、前記パンチ機構が
    有するパンチ工具がワーク上面位置に達するように、パ
    ンチ工具のストローク及び速度制御を行うNCパンチプ
    レス。
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