JP2001001075A - タレットパンチプレスの金型段取り方法及びその装置 - Google Patents

タレットパンチプレスの金型段取り方法及びその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タレットパンチプレスの加工スケジュール作
成処理において、スケジュール全体で最少の金型交換回
数となるT番号最適化処理を行う。 【解決手段】 タレット11,13上に備えた多数のタ
レットステーションに使用金型を装着した上で加工スケ
ジュールに基づいてパンチング加工を行うに先立って、
前記タレットステーションに使用金型を割り付ける加工
スケジュール作成処理を行う際に、加工スケジュール全
体で使用する各使用金型の使用予定回数が使用予定回数
カウント部41によりカウントされて使用予定回数メモ
リ43に記憶される。使用予定金型をタレットステーシ
ョンに設定するT番号最適化処理を行う際に、装着候補
となるタレットステーションが複数存在するときは、上
記の使用予定回数の少ない金型が装着されているタレッ
トステーションが優先する交換候補として設定され、無
駄な金型交換が削減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タレットパンチプ
レスの金型段取り方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスにおいて
は、以下のようにタレット変換が行われている。
【0003】つまり、タレットパンチプレス用加工デー
タの「使用金型」情報が、既にタレットに装着されてい
る「金型配置」情報から検索される。
【0004】加工スケジュールに基づく使用すべき使用
金型が、タレットの金型配置上の他のタレットステーシ
ョンに装着されていた場合、加工プログラムの使用金型
のT番号が実際にタレットにその金型が配置されている
タレットステーションのT番号に変換される。これを
「T番号変換」と称する。
【0005】また、使用金型がタレットの金型配置に見
つからない場合は、使用金型が装着されていないタレッ
トステーションに埋め込まれる。これを「タレット生
成」と称する。
【0006】また、従来では連続タレット変換も行われ
ている。つまり、複数の加工データは連続して金型配置
を更新しながらタレット変換が行われるので、これによ
り使用金型が前のデータでも使用されていた場合には同
じ金型配置のT番号にT番号変換することが可能とな
り、現場での金型段取り回数が削減されるように加工デ
ータを作成することが可能となる。
【0007】さらに、スケジュールソフトやネスティン
グソフト等のように加工データを集めて加工スケジュー
ルが作成されるアプリケーションにおいては、T番号最
適化が行われている。このT番号最適化処理とは、なる
べく金型交換作業が少なくなるようにするためにT番号
を整合する処理を行うことであり、上記の「連続タレッ
ト変換」と同等の処理が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のタレ
ット生成処理では、複数の加工データは順番にタレット
の金型配置に対してタレット変換が行われるので、処理
対象より前の加工データで使用されているT番号は判別
することが可能であるが、処理対象以降の加工データで
使用される予定のT番号を判別することができないとい
う問題点があった。
【0009】したがって、処理対象の加工データ以降で
使用されるタレットステーションに別の使用金型が装着
されてしまう場合があるために、金型交換回数が多くな
ってしまうので、いわゆるT番号最適化と呼べないもの
であった。
【0010】例えば、図11において、タレットステー
ションのT101には丸10の金型が装着されており、
T102には丸20の金型が装着されている。加工デー
タ1で使用される使用金型「丸30」のT番号はT10
1であり、加工データ2で使用される使用金型「丸1
0」のT番号はT101である。
【0011】上記の例で、金型配置に対して加工データ
1、加工データ2の順番で連続タレット変換が行われる
場合は、図12に示されているように加工データ1でタ
レットステーションのT101に装着されている丸10
の金型が丸30の使用金型に交換されてしまうと、加工
データ2で丸10の使用金型が再度T101のタレット
ステーションに装着される必要が生じてくるので交換回
数が多くなる。
【0012】以上のように従来の連続タレット変換処理
では、金型段取りを削減するための加工スケジュールの
T番号最適化としては、不十分であるという問題点があ
った。
【0013】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、タレットパンチプレスの加工
スケジュール作成処理において、スケジュール全体で最
少の金型交換回数になるように的確なT番号最適化処理
を図り得るタレットパンチプレスの金型段取り方法及び
その装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のタレットパンチプレスの金
型段取り方法は、タレット上に備えた多数のタレットス
テーションに使用金型を装着した上で加工スケジュール
に基づいてパンチング加工を行うに先立って、前記タレ
ットステーションに使用金型を割り付ける加工スケジュ
ール作成処理を行う際に、加工スケジュール全体で使用
する各使用金型の使用予定回数をカウントしてメモリに
記憶し、使用予定金型をタレットステーションに設定す
るT番号最適化処理を行う際に、装着候補となるタレッ
トステーションが複数存在するときは、上記の使用予定
回数の少ない金型が装着されているタレットステーショ
ンを優先する交換候補とし、前記加工スケジュールの使
用予定金型を、上記のT番号最適化処理により設定され
たタレットステーションのデータに修正することを特徴
とするものである。
【0015】したがって、加工スケジュール全体の使用
金型の使用予定回数を考慮したT番号最適化処理が行わ
れるので、無駄な金型交換が削減され、最少の金型交換
回数の効率的な金型段取りでスケジュール運転が行われ
る。
【0016】請求項2によるこの発明のタレットパンチ
プレスの金型段取り装置は、タレット上に備えた多数の
タレットステーションを設け、このタレットステーショ
ンに使用金型を装着した上で加工スケジュールに基づい
てパンチング加工を行うに先立って、前記タレットステ
ーションに使用金型を割り付けるタレットパンチプレス
の金型段取り装置において、加工スケジュール全体で使
用する各使用金型の使用予定回数をカウントする使用予
定回数カウント部と、この使用予定回数カウント部でカ
ウントされた結果を記憶する使用予定回数メモリと、各
タレットステーションに装着された金型の配置データを
記憶する金型配置データファイルと、この金型配置デー
タファイルと使用予定回数メモリと加工スケジュールに
基づいて、使用金型を装着すべき候補となる複数のタレ
ットステーションのうちの使用予定回数の少ない金型が
装着されているタレットステーションを優先の交換候補
としてT番号最適化処理を行うT番号最適化処理部と、
前記加工スケジュールの使用予定金型を、上記のT番号
最適化処理により設定されたタレットステーションのデ
ータに修正するT番号最適化修正部と、からなることを
特徴とするものである。
【0017】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、加工スケジュール全体の使用金型の使用予定回数
を考慮したT番号最適化処理が行われるので、無駄な金
型交換が削減され、最少の金型交換回数の効率的な金型
段取りでスケジュール運転が行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタレットパンチプ
レスの金型段取り方法及びその装置の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0019】図1を参照するに、本実施の形態に係わる
タレットパンチプレス1は、ベース3の両側に立設した
サイドフレーム5,7に上部フレーム9の両側が支持さ
れた態様のフレーム構造に構成されている。上部フレー
ム9の下部には、多種類のパンチPを着脱交換自在に備
えた円盤状の上部タレット11が回転自在に装着されて
いる。ベース3の上面には、上部タレット11に対向し
た下部タレット13が回転自在に装着されており、この
下部タレット13には、多種類のパンチPと対向した多
数のダイDが円弧状に配置され且つ着脱交換自在に装着
されている。上部タレット11の軸心と下部タレット1
3の軸心とは同一軸心に配置されており、この上部タレ
ット11と下部タレット13は、NC制御装置のような
適宜の後述する制御装置15の制御によって、同方向へ
同期して回転される。
【0020】上部タレット11と下部タレット13の図
1において左側部分に装着されたダイD、パンチPの位
置が加工位置となっており、この加工位置にあるパンチ
Pの上方における上部フレーム9にはストライカ17が
上下動自在に設けられている。このストライカ17は上
部フレーム9内に設けられた駆動装置としての油圧シリ
ンダ19に例えばラム21(打圧部材)を介して連結さ
れている。
【0021】このラム21により、上部タレット11お
よび下部タレット13の回転によってラム21の下方へ
割出し位置決めされたパンチPが打圧されるものであ
る。
【0022】なお、タレットパンチプレス1にはワーク
Wを前後左右方向へ移動位置決めするためのワークWの
移動位置決め装置23が設けられており、この移動位置
決め装置23はベース3上の図1において左端に,Y軸
方向(図1において左右方向)へ移動自在なキャレッジ
ベース25が設けられており、このキャレッジベース2
5にはX軸方向(図1において紙面に対して直交する方
向)へ移動自在なキャレッジ27が設けられている。こ
のキャレッジ27にはX軸方向へ適宜な間隔でワークW
をクランプする複数のワーククランプ29が設けられて
いる。
【0023】この移動位置決め装置23は制御装置15
によって制御されワークWをパンチPとダイDとの間の
所望の位置へ位置決めするものである。
【0024】したがって、タレットパンチプレス1にお
ける上部タレット11に装着したパンチPと下部タレッ
ト13に装着したダイDとの間に、板状のワークWを位
置決めした後に、ラム21によってパンチPが打圧され
ることにより、パンチPとダイDによってワークWにパ
ンチング加工が行われる。
【0025】図2を参照するに、制御装置15は、中央
処理装置としてのCPU31に、キーボードなどの入力
装置33とCRTなどからなる表示装置35が電気的に
接続されている。
【0026】また、上記のCPU31には、入力装置3
3から入力された加工スケジュールを含む加工プログラ
ムなどのデータを記憶するプログラムメモリ37と、各
加工プログラムから加工プログラム中の使用金型のデー
タを抽出することにより加工スケジュール全体で使用予
定金型のデータを抽出する使用予定金型抽出部39と、
この使用予定金型抽出部39で抽出された各使用金型の
使用予定回数をカウントする使用予定回数カウント部4
1と、この使用予定回数カウント部41でカウントされ
た結果を記憶する使用予定回数メモリ43が電気的に接
続されている。
【0027】また、上記のCPU31には、既に各タレ
ットステーションに装着されている金型の配置データを
記憶する金型配置データファイル45と、上記の金型配
置データファイル45と使用予定回数メモリ43と加工
スケジュールに基づいて、使用金型を装着すべき候補と
なる複数のタレットステーションのうちの使用予定回数
の少ない金型が装着されているタレットステーションを
優先の交換候補としてT番号最適化処理を行うT番号最
適化処理部47が電気的に接続されている。
【0028】また、上記のCPU31には、上記のT番
号最適化処理部47で得た使用金型のT番号最適化処理
を決定したものとして加工スケジュール内の使用金型の
割り付けを修正するT番号最適化修正部49が電気的に
接続されている。
【0029】上記構成によるT番号最適化処理の動作を
図面の一例を参照して説明する。
【0030】図3を参照するに、金型配置のタレットス
テーションT番号のT101には丸10の形状の金型が
装着されており、T102には丸30の金型、T103
には丸60の金型が装着されている。
【0031】上記の金型配置のデータは図1に示されて
いるようにオペレータにより入力装置33から入力さ
れ、金型配置データファイル45に記憶される。
【0032】プログラムメモリ37には、図1に示され
ているように加工スケジュールを含む加工プログラムが
オペレータにより入力装置33から入力され記憶されて
いる。全体の加工スケジュールとしては、図3に示され
ているように加工データ1では、タレットステーション
T番号のT101に割り付けられる予定の使用金型は丸
20であり、T102には丸30の使用金型である。加
工データ2ではT112には丸10であり、T313に
は丸40である。加工データ3ではT101には丸20
である。
【0033】上記の金型配置と加工データ1〜3に関し
てT番号最適化して加工スケジュール処理が行われる。
加工順序は加工データ1、加工データ2、加工データ3
の順序とする。
【0034】上記の加工データ1〜3の中から図1に示
されているように使用予定金型抽出部39により使用予
定金型のデータが抽出される。この抽出された使用金型
の使用予定回数が使用予定回数カウント部41によりカ
ウントされ図4に示されているように整合処理されて、
このカウント、整合された結果が使用予定回数メモリ4
3に記憶される。加工スケジュール全体における丸10
の使用金型の使用予定回数は1回であり、丸30は1
回、丸20は2回、丸40は1回である。
【0035】T番号最適化処理部47では、図1に示さ
れているように上記の使用予定回数メモリ43に記憶さ
れたデータ(図4のデータ)と金型配置データファイル
45のデータ(図3の金型配置のデータ)に基づいて、
金型配置に装着されている各使用金型の使用予定回数が
図5に示されているようにタレットステーションT番号
にセットされる。なお、金型配置に装着されている金型
の中で、使用予定がない金型の場合は使用予定回数は0
(ゼロ)となる。
【0036】つまり、金型配置のタレットステーション
T101に装着されている丸10の金型の使用予定回数
は1回であり、T102の丸30の使用予定回数は1
回、T103の丸60の使用予定回数は0回となる。
【0037】さらに、T番号最適化処理部47ではT番
号最適化処理が実施される。使用金型がタレットステー
ションに設定される場合、装着候補となるタレットステ
ーションが複数存在したときには使用予定回数の少ない
金型が装着されているタレットステーションに設定され
るように選定される。
【0038】例えば、図6(A)に示されているように
加工データ1で使用予定の丸30の使用金型は既にタレ
ットステーションT102に装着されているので、T1
02のままに設定される。加工データ1で使用予定の丸
20は、金型配置のタレットステーションに装着されて
いないのでT101とT103が設定対象となる。この
場合は使用予定回数の少ない丸60の金型が装着されて
いるT103が優先する交換候補のタレットステーショ
ンとなる。
【0039】上記のように加工データ1の使用金型がタ
レットステーションに設定されると、金型の使用予定回
数の更新が行われ、設定された金型の使用予定回数が図
6(B)に示されているように1回マイナスされる。
【0040】次いで、加工データ2の使用金型について
も、上記の加工データ1の場合と同様にT番号最適化処
理が行われる。
【0041】図7(A)を参照するに、加工データ1の
T番号整合処理の結果は、タレットステーションT10
1の丸10の使用予定回数は1回であり、T102の丸
30の使用予定回数は0回、T103の丸20の使用予
定回数は1回となる。このデータに基づいて、加工デー
タ2のT番号整合処理が行われる。
【0042】加工データ2で使用予定の丸10の使用金
型は既にタレットステーションT101に装着されてい
るので、T101のままに設定される。加工データ2で
使用予定の丸40は、タレットステーションに装着され
ていないのでT102とT103が設定対象となる。こ
の場合は使用予定回数の少ない丸30の金型が装着され
ているT102が優先する交換候補のタレットステーシ
ョンとなる。
【0043】上記のように加工データ2の使用金型がタ
レットステーションに設定されると、金型の使用予定回
数の更新が行われ、設定された金型の使用予定回数が図
7(B)に示されているように1回マイナスされる。
【0044】次いで、加工データ3の使用金型について
も、上記の加工データ1及び加工データ2の場合と同様
にT番号最適化処理が行われる。
【0045】図8を参照するに、加工データ2のT番号
整合処理の結果は、タレットステーションT101の丸
10の使用予定回数は0回であり、T102の丸40の
使用予定回数は0回、T103の丸20の使用予定回数
は1回となる。このデータに基づいて、加工データ3の
T番号整合処理が行われる。
【0046】加工データ3で使用予定の丸20の使用金
型は既にタレットステーションT103に装着されてい
るので、T103のままに設定される。
【0047】以上のように、加工スケジュール全体の使
用予定金型に対するT番号最適化処理が行われる。この
結果は、図9に示されているように金型交換される使用
金型は*で示されており、金型交換は2回行われること
になる。したがって、タレットステーション数が3に対
して使用金型が5本であるので必要最低限の金型交換の
回数となる。
【0048】ちなみに、上記の同じ例題について従来の
方法でT番号最適化処理された結果は図10に示されて
いるようになり、*で示されている金型交換が4回も発
生する。
【0049】加工プログラム内の加工スケジュールは、
図1に示されているようにT番号最適化修正部49によ
り、上記のようにT番号最適化処理部47で使用予定金
型がタレットステーション設定されたT番号最適化処理
のデータに修正される。つまり、図3に示されている加
工スケジュールは図9に示されている加工スケジュール
に修正され、最少の金型交換回数の効率的な金型段取り
でスケジュール運転される。
【0050】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0051】また、前述した実施の形態のT番号最適化
処理は、タレットステーションに装着される金型(金型
配置)と使用金型との間で行われる処理のみならず、金
型自動交換(ATC)機構を有するタレットパンチプレ
スのタレット外金型装着ステーションと使用金型との間
で行われる処理においても採用することが可能である。
タレット外金型装着ステーションの金型配置が最適化さ
れることによって、金型自動交換機構を有するタレット
パンチプレスの稼働率を向上させることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、加工ス
ケジュール全体の使用金型の使用予定回数を考慮したT
番号最適化処理を行うことにより、無駄な金型交換を削
減できるので、最少の金型交換回数の効率的な金型段取
りでスケジュール運転を行うことができる。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、加工スケジュール全体の使用金型の
使用予定回数を考慮したT番号最適化処理を行うことに
より、無駄な金型交換を削減できるので、最少の金型交
換回数の効率的な金型段取りでスケジュール運転を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、使用される
タレットパンチプレスの側面図と加工スケジュール作成
処理のフローチャート図である。
【図2】制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、金型配置と
加工プログラムの使用予定金型のデータを示す説明図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、使用予定回
数カウント部でカウント、整合処理される説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態を示すもので、T番号最適
化処理部における金型配置の各金型の使用予定回数を設
定した説明図である。
【図6】T番号最適化処理部における加工データ1のT
番号整合処理を示すもので、(A)は使用予定金型をタ
レットステーションに設定した説明図で、(B)は使用
予定回数の更新を示す説明図である。
【図7】T番号最適化処理部における加工データ2のT
番号整合処理を示すもので、(A)は使用予定金型をタ
レットステーションに設定した説明図で、(B)は使用
予定回数の更新を示す説明図である。
【図8】T番号最適化処理部における加工データ3のT
番号整合処理を示すもので、使用予定金型をタレットス
テーションに設定した説明図である。
【図9】本発明の実施の形態で行われたT番号最適化処
理の結果を示す説明図である。
【図10】従来の方法で行われたT番号最適化処理の結
果を示す説明図である。
【図11】従来の金型配置と加工プログラムの使用予定
金型のデータを示す説明図である。
【図12】従来のT番号最適化処理を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 11 上部タレット 13 下部タレット 15 制御装置 17 ストライカ 31 CPU(中央処理装置) 37 プログラムメモリ 39 使用予定金型抽出部 41 使用予定回数カウント部 43 使用予定回数メモリ 45 金型配置データファイル 47 T番号最適化処理部 49 T番号最適化修正部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレット上に備えた多数のタレットステ
    ーションに使用金型を装着した上で加工スケジュールに
    基づいてパンチング加工を行うに先立って、前記タレッ
    トステーションに使用金型を割り付ける加工スケジュー
    ル作成処理を行う際に、 加工スケジュール全体で使用する各使用金型の使用予定
    回数をカウントしてメモリに記憶し、 使用予定金型をタレットステーションに設定するT番号
    最適化処理を行う際に、装着候補となるタレットステー
    ションが複数存在するときは、上記の使用予定回数の少
    ない金型が装着されているタレットステーションを優先
    する交換候補とし、前記加工スケジュールの使用予定金
    型を、上記のT番号最適化処理により設定されたタレッ
    トステーションのデータに修正することを特徴とするタ
    レットパンチプレスの金型段取り方法。
  2. 【請求項2】 タレット上に備えた多数のタレットステ
    ーションを設け、このタレットステーションに使用金型
    を装着した上で加工スケジュールに基づいてパンチング
    加工を行うに先立って、前記タレットステーションに使
    用金型を割り付けるタレットパンチプレスの金型段取り
    装置において、 加工スケジュール全体で使用する各使用金型の使用予定
    回数をカウントする使用予定回数カウント部と、 この使用予定回数カウント部でカウントされた結果を記
    憶する使用予定回数メモリと、 各タレットステーションに装着された金型の配置データ
    を記憶する金型配置データファイルと、 この金型配置データファイルと使用予定回数メモリと加
    工スケジュールに基づいて、使用金型を装着すべき候補
    となる複数のタレットステーションのうちの使用予定回
    数の少ない金型が装着されているタレットステーション
    を優先の交換候補としてT番号最適化処理を行うT番号
    最適化処理部と、前記加工スケジュールの使用予定金型
    を、上記のT番号最適化処理により設定されたタレット
    ステーションのデータに修正するT番号最適化修正部
    と、からなることを特徴とするタレットパンチプレスの
    金型段取り装置。
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