JP3269067B2 - 壁面収納設備のスライド扉取付構造 - Google Patents
壁面収納設備のスライド扉取付構造Info
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- JP3269067B2 JP3269067B2 JP15618494A JP15618494A JP3269067B2 JP 3269067 B2 JP3269067 B2 JP 3269067B2 JP 15618494 A JP15618494 A JP 15618494A JP 15618494 A JP15618494 A JP 15618494A JP 3269067 B2 JP3269067 B2 JP 3269067B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はトイレブース等の壁面
に設置される物品収納用の壁面収納設備のスライド扉取
付構造の改良に関する。
に設置される物品収納用の壁面収納設備のスライド扉取
付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】トイレブースは、周囲を壁面で区画した
部屋内に便器を設置して構成し、このトイレブース内に
は、使用者の必要に応じて手洗器、トイレで用いる各種
の用品等を収納する収納部、さらに壁面に鏡を設置し、
トイレブース内の使い勝手を向上させるようにしてい
る。
部屋内に便器を設置して構成し、このトイレブース内に
は、使用者の必要に応じて手洗器、トイレで用いる各種
の用品等を収納する収納部、さらに壁面に鏡を設置し、
トイレブース内の使い勝手を向上させるようにしてい
る。
【0003】図6はトイレブースの壁面に設置される従
来の壁面収納設備100の収納部101の拡大断面図で
あり、後半部を壁面102に没した収納部101はその
前面でスライドするスライド扉103を備える。収納部
101はその上部に上方に開放する凹部104を形成し
た上部レール105を設けるとともに、その下部に上部
が細幅の下部レール106とを備える。また、スライド
扉103は、このスライド扉103上部のL字部107
先端の水平軸108に支承された、前記上部レール10
5に嵌挿、係合する上部ローラ109と、前記スライド
扉103の下部裏面の垂直軸110上に支承された、前
記下部レール106の表面に当接、支持する下部ローラ
111とを有する。
来の壁面収納設備100の収納部101の拡大断面図で
あり、後半部を壁面102に没した収納部101はその
前面でスライドするスライド扉103を備える。収納部
101はその上部に上方に開放する凹部104を形成し
た上部レール105を設けるとともに、その下部に上部
が細幅の下部レール106とを備える。また、スライド
扉103は、このスライド扉103上部のL字部107
先端の水平軸108に支承された、前記上部レール10
5に嵌挿、係合する上部ローラ109と、前記スライド
扉103の下部裏面の垂直軸110上に支承された、前
記下部レール106の表面に当接、支持する下部ローラ
111とを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の壁面収納設備では、スライド扉は上部ローラを上部
レールに嵌挿、係合しているだけなので、スライド扉を
開閉するためにスライド扉を左右にスライドさせたと
き、スライド扉は下方が上部ローラを支点として大きく
ぶれてしまい安定性に欠ける。また、スライド扉に上向
の力が加わったときには、スライド扉下部は何等支持さ
れていないので上部ローラが上部レールから外れてしま
い、スライド扉が上部レールから脱落してしまうおそれ
がある。
来の壁面収納設備では、スライド扉は上部ローラを上部
レールに嵌挿、係合しているだけなので、スライド扉を
開閉するためにスライド扉を左右にスライドさせたと
き、スライド扉は下方が上部ローラを支点として大きく
ぶれてしまい安定性に欠ける。また、スライド扉に上向
の力が加わったときには、スライド扉下部は何等支持さ
れていないので上部ローラが上部レールから外れてしま
い、スライド扉が上部レールから脱落してしまうおそれ
がある。
【0005】本発明はこのような不具合を解決するため
なされたもので、その目的はスライド扉の開閉時におけ
るぶれをなくすことができ、例え扉に上向の力が加わっ
たときでも、スライド扉が外れることのない安全性の高
い壁面収納設備のスライド扉取付構造を提供することに
ある。
なされたもので、その目的はスライド扉の開閉時におけ
るぶれをなくすことができ、例え扉に上向の力が加わっ
たときでも、スライド扉が外れることのない安全性の高
い壁面収納設備のスライド扉取付構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1に係るのスライド扉取付構造は、ト
イレブースの壁面に設置される物品収納用の壁面収納設
備のスライド扉取付構造であって、凹部で扉の上部裏面
の上部ローラを支承する、壁面上部に取付けられる上部
レールとこれに平行な前記扉の下部裏面の下部ローラを
支承する下部レールとを備え、前記各レールを介してス
ライド扉を前記壁面に沿って摺動し、前記スライド扉を
開閉するようにした壁面収納設備のスライド扉取付構造
において、前記下部レールをトイレブース内方へ延出
し、この延出部下面にガイド溝を形成し、このガイド溝
に挿入可能なガイド部を前記下部ローラの垂直軸上に設
けるとともに、この垂直軸を上下動自在とした。
するため、請求項1に係るのスライド扉取付構造は、ト
イレブースの壁面に設置される物品収納用の壁面収納設
備のスライド扉取付構造であって、凹部で扉の上部裏面
の上部ローラを支承する、壁面上部に取付けられる上部
レールとこれに平行な前記扉の下部裏面の下部ローラを
支承する下部レールとを備え、前記各レールを介してス
ライド扉を前記壁面に沿って摺動し、前記スライド扉を
開閉するようにした壁面収納設備のスライド扉取付構造
において、前記下部レールをトイレブース内方へ延出
し、この延出部下面にガイド溝を形成し、このガイド溝
に挿入可能なガイド部を前記下部ローラの垂直軸上に設
けるとともに、この垂直軸を上下動自在とした。
【0007】請求項2に係る壁面収納設備のスライド扉
取付構造は、ガイド部の径は、前記ガイド溝の幅より僅
かに小さい寸法とした。
取付構造は、ガイド部の径は、前記ガイド溝の幅より僅
かに小さい寸法とした。
【0008】
【作用】請求項1に係る壁面収納設備のスライド扉取付
構造は、扉を取付けるときは、上部ローラを上部レール
に上から嵌挿、係合した後、垂直軸を上昇させてガイド
部をガイド溝に挿入する。
構造は、扉を取付けるときは、上部ローラを上部レール
に上から嵌挿、係合した後、垂直軸を上昇させてガイド
部をガイド溝に挿入する。
【0009】請求項2に係る壁面収納設備のスライド扉
取付構造は、扉を取付けるためにガイド部をガイド溝に
挿入したとき、ガイド部はガイド溝との間に僅かな空隙
を介して対向する。
取付構造は、扉を取付けるためにガイド部をガイド溝に
挿入したとき、ガイド部はガイド溝との間に僅かな空隙
を介して対向する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る壁面収納設備のスライド
扉取付構造を適用した収納部を備えたトイレブースの斜
視図であり、トイレブース1は、床2、互いに直交する
壁面3,4、天井5等により周囲から区画されている。
壁面3の前面には洋風便器6が据え付けられ、便器6側
方の壁面4の下半部には、手洗器7、この手洗器7の上
端部から壁面4に沿ってカウンタ8が設けられて、この
カウンタ8の手洗器7側端部の側面に、手洗器7の水栓
9を備えている。
説明する。図1は本発明に係る壁面収納設備のスライド
扉取付構造を適用した収納部を備えたトイレブースの斜
視図であり、トイレブース1は、床2、互いに直交する
壁面3,4、天井5等により周囲から区画されている。
壁面3の前面には洋風便器6が据え付けられ、便器6側
方の壁面4の下半部には、手洗器7、この手洗器7の上
端部から壁面4に沿ってカウンタ8が設けられて、この
カウンタ8の手洗器7側端部の側面に、手洗器7の水栓
9を備えている。
【0011】カウンタ8の手洗器7側端部下方には、ト
イレットペーパーを保持する紙巻器10が配設されてお
り、紙巻器10はその下方にタオル掛け11を備え、手
洗器7で洗った後の手を拭くためのタオル12を、前下
方に垂下、保持している。
イレットペーパーを保持する紙巻器10が配設されてお
り、紙巻器10はその下方にタオル掛け11を備え、手
洗器7で洗った後の手を拭くためのタオル12を、前下
方に垂下、保持している。
【0012】なお、図では手前、右側の2面の壁面が省
略されており、省略された右側の一面の壁面には、出入
口(図示せず)が設けられ、この部分に開閉自在で、施
錠可能なドアを設ける。
略されており、省略された右側の一面の壁面には、出入
口(図示せず)が設けられ、この部分に開閉自在で、施
錠可能なドアを設ける。
【0013】図2は図1の分解斜視図であり、図1と同
一部分には同一符号を符している。紙巻器10の下方に
は、床2との間に縦長、ボックス状の配管ケース13が
設けられ、配管ケース13の内部には、手洗器7への給
水管、排水管等(何れも図示せず)を収納されている。
前記配管ケース13の前面は蓋板14で覆われ、蓋板1
4はメンテナンスのために着脱自在となっている。この
蓋板14としては、例えば熱線を内装したパネルヒータ
を用い、蓋板14前面に、垂下して掛けられる使用後の
濡れたタオル12(図1参照)を、このパネルヒーター
の発熱で乾燥させ、次の使用者が気持ちよくタオル12
を使用できるよう構成した。
一部分には同一符号を符している。紙巻器10の下方に
は、床2との間に縦長、ボックス状の配管ケース13が
設けられ、配管ケース13の内部には、手洗器7への給
水管、排水管等(何れも図示せず)を収納されている。
前記配管ケース13の前面は蓋板14で覆われ、蓋板1
4はメンテナンスのために着脱自在となっている。この
蓋板14としては、例えば熱線を内装したパネルヒータ
を用い、蓋板14前面に、垂下して掛けられる使用後の
濡れたタオル12(図1参照)を、このパネルヒーター
の発熱で乾燥させ、次の使用者が気持ちよくタオル12
を使用できるよう構成した。
【0014】また、カウンタ8の下には、横L字型の棚
板15を取付けて棚部をカウンタ8下方に形成した。さ
らに、棚板15の下方で、配管ケース13の側方には、
上下に仕切用棚を備える、縦長矩形状の大型収納部16
を隣接して配設し、大型収納部16は開閉自在な蓋体1
7を備え、収納物の出し入れを行う。
板15を取付けて棚部をカウンタ8下方に形成した。さ
らに、棚板15の下方で、配管ケース13の側方には、
上下に仕切用棚を備える、縦長矩形状の大型収納部16
を隣接して配設し、大型収納部16は開閉自在な蓋体1
7を備え、収納物の出し入れを行う。
【0015】そして、前記壁面4の上半部に本発明に係
る壁面収納設備のスライド扉取付構造を適用した収納部
20を設置する。収納部20はユニット化されており、
先ず基板21を備え、基板21は左右方向の寸法が長い
のに対し、上下方向の寸法が短い所定の上下寸法を有
し、壁面4に沿って、左右方向に長い寸法の、所定厚さ
の矩形板状体に形成されている。
る壁面収納設備のスライド扉取付構造を適用した収納部
20を設置する。収納部20はユニット化されており、
先ず基板21を備え、基板21は左右方向の寸法が長い
のに対し、上下方向の寸法が短い所定の上下寸法を有
し、壁面4に沿って、左右方向に長い寸法の、所定厚さ
の矩形板状体に形成されている。
【0016】以上の基板21は壁面4の上半部に、前記
カウンタ8の上方で、カウンタ8と下端部が離間するよ
うに、カウンタ8と平行に壁面4に取付けられ、基板2
1の板部22の壁面4に沿った長さ方向の左半部には、
横長、矩形の開口部23が板厚方向に貫通するように開
設され、開口部23を有しない側、すなわち、長さ方向
の右半部の表面で、上下のレール24,25間には横
長、矩形の薄い板状の鏡26を貼設する。
カウンタ8の上方で、カウンタ8と下端部が離間するよ
うに、カウンタ8と平行に壁面4に取付けられ、基板2
1の板部22の壁面4に沿った長さ方向の左半部には、
横長、矩形の開口部23が板厚方向に貫通するように開
設され、開口部23を有しない側、すなわち、長さ方向
の右半部の表面で、上下のレール24,25間には横
長、矩形の薄い板状の鏡26を貼設する。
【0017】前記板部22の開口部23後方の壁面4に
は、開口部23と対応し、収納部20を構成する収納棚
部27を嵌合、収容する凹部4aを予め形成しておき、
収納棚部27の後半部を開口部23を通して凹部4aに
嵌合することで、収納棚部27を壁面4に対して半没状
態で設置できるようにしている。
は、開口部23と対応し、収納部20を構成する収納棚
部27を嵌合、収容する凹部4aを予め形成しておき、
収納棚部27の後半部を開口部23を通して凹部4aに
嵌合することで、収納棚部27を壁面4に対して半没状
態で設置できるようにしている。
【0018】収納棚部27内は、上下に縦設された区画
枠27aと、上下の棚板27b…等で、トイレ備品等を
整理して収容し易く区画されており、前面は開放されて
いる。上記構成の収納棚部の開放された前面には、壁面
4に沿って左右に摺動するスライド扉30を設け、収納
棚部27の開放前面を開閉自在に覆うようにしている。
枠27aと、上下の棚板27b…等で、トイレ備品等を
整理して収容し易く区画されており、前面は開放されて
いる。上記構成の収納棚部の開放された前面には、壁面
4に沿って左右に摺動するスライド扉30を設け、収納
棚部27の開放前面を開閉自在に覆うようにしている。
【0019】図3は図1の3−3矢視断面図であり、ガ
イド部をガイド溝に挿入する前の状態を示している。な
お、この図においては区画枠27aと上下の棚板27b
の図示は省略されている。
イド部をガイド溝に挿入する前の状態を示している。な
お、この図においては区画枠27aと上下の棚板27b
の図示は省略されている。
【0020】板部22の上部には上方に開放された凹部
24aを形成した上部レール24が、前方に突出するよ
うに形成されている。また、板部22の下部には、壁面
4および上部レール24と平行で且つ下方に開放された
ガイド溝を構成する凹部25aを形成した下部レール2
5が、前方(トイレブース内方)に突出するように形成
されている。この際、ガイド溝を形成する下部レール
は、アルミニウムまたは硬質プラスチック等強度の高い
材質で成形する。
24aを形成した上部レール24が、前方に突出するよ
うに形成されている。また、板部22の下部には、壁面
4および上部レール24と平行で且つ下方に開放された
ガイド溝を構成する凹部25aを形成した下部レール2
5が、前方(トイレブース内方)に突出するように形成
されている。この際、ガイド溝を形成する下部レール
は、アルミニウムまたは硬質プラスチック等強度の高い
材質で成形する。
【0021】スライド扉30は側面視が直線状の垂直で
平坦な板部31からなり、この板部31の上端部裏面側
に水平軸32に支承された縦向きの上部ローラ33を転
動自在に取付け、この上部ローラ33を、上向きに開放
された前記上部レール23に上から嵌挿、係合する。
平坦な板部31からなり、この板部31の上端部裏面側
に水平軸32に支承された縦向きの上部ローラ33を転
動自在に取付け、この上部ローラ33を、上向きに開放
された前記上部レール23に上から嵌挿、係合する。
【0022】一方、スライド扉30の下部の裏面側に下
片34をビス39(図4参照)で固着し、この下片34
の水平片34aには、上下動自在な垂直軸35で支承さ
れた横向きの下部ローラ36を転動自在に取付ける。こ
の下部ローラ36は、周面を下部レール25の側面に当
接させ、上部ローラ33で吊り下げられたスライド扉3
0の下端部が下部ローラ36で下部レール25側面に当
接、支持される。上記した上下のローラは、例えばスラ
イド扉30の裏面側の上下、左右に4個設けられる。
片34をビス39(図4参照)で固着し、この下片34
の水平片34aには、上下動自在な垂直軸35で支承さ
れた横向きの下部ローラ36を転動自在に取付ける。こ
の下部ローラ36は、周面を下部レール25の側面に当
接させ、上部ローラ33で吊り下げられたスライド扉3
0の下端部が下部ローラ36で下部レール25側面に当
接、支持される。上記した上下のローラは、例えばスラ
イド扉30の裏面側の上下、左右に4個設けられる。
【0023】図4はスライド扉の下端部の拡大図であ
る。垂直軸35は、例えば削り加工によって1本の丸棒
の中間部に段部35aを形成し、この段部35aの上部
に下部ローラ36を、例えばオイレスメタル等の軸受
(図示せず)を介して回動自在に嵌め込む。この垂直軸
35の上部および下部にはそれぞれ雄ねじ部35b,3
5cを形成し、上部の雄ねじ35bには上方から内周に
雌ねじを形成したガイド部37を螺着する。
る。垂直軸35は、例えば削り加工によって1本の丸棒
の中間部に段部35aを形成し、この段部35aの上部
に下部ローラ36を、例えばオイレスメタル等の軸受
(図示せず)を介して回動自在に嵌め込む。この垂直軸
35の上部および下部にはそれぞれ雄ねじ部35b,3
5cを形成し、上部の雄ねじ35bには上方から内周に
雌ねじを形成したガイド部37を螺着する。
【0024】このガイド部37としては、例えば凹部
(ガイド溝)25aの幅より若干小さい径の柱状に硬質
プラスチックから成形する。この際、ガイド部37を球
状とすれば接触抵抗がより小さくなって好ましい。この
ガイド部37の径は、凹部(ガイド溝)25aにこのガ
イド部37を挿入した際、スライド扉30の開閉時を考
慮したとき、対向面間が1mm程度の隙間で収まるよう
にするのが好ましい。
(ガイド溝)25aの幅より若干小さい径の柱状に硬質
プラスチックから成形する。この際、ガイド部37を球
状とすれば接触抵抗がより小さくなって好ましい。この
ガイド部37の径は、凹部(ガイド溝)25aにこのガ
イド部37を挿入した際、スライド扉30の開閉時を考
慮したとき、対向面間が1mm程度の隙間で収まるよう
にするのが好ましい。
【0025】一方、下部に形成した雄ねじ部35cは、
前記水平片34aに形成された雌ねじ部34bに上方か
ら貫通させて水平片34a下方へ十分延ばし、その先端
に垂直軸35を回動させるための握り部38を設ける。
この握り部38としては、例えばちょうナットから構成
する。なお、つまみ38としては、アイナットを用いた
り、直径方向にピンを設けることによっても構成するこ
とができる。
前記水平片34aに形成された雌ねじ部34bに上方か
ら貫通させて水平片34a下方へ十分延ばし、その先端
に垂直軸35を回動させるための握り部38を設ける。
この握り部38としては、例えばちょうナットから構成
する。なお、つまみ38としては、アイナットを用いた
り、直径方向にピンを設けることによっても構成するこ
とができる。
【0026】上記構成であるから、前記つまみ38を回
動することによって垂直軸35を上下させることがで
き、垂直軸35上部に設けたガイド部37を凹部25a
に対して挿脱可能とすることができる。
動することによって垂直軸35を上下させることがで
き、垂直軸35上部に設けたガイド部37を凹部25a
に対して挿脱可能とすることができる。
【0027】次に、スライド扉の取付手順を説明する。
図5はガイド部をガイド溝に挿入した状態を示す断面図
である。すなわち、上部ローラ33を上部レール24に
嵌挿、係合し、下部ローラ36を下部レール25の表面
に当接させた状態(図3参照)から、前記つまみ38を
下方から手Hで右へ回して下部ローラ36を下部レール
25の表面に当接させたままガイド部37を上昇させて
ガイド溝である凹部25aに挿入する。この際、ガイド
部37の上面37aと凹部25aの下面25b間が接触
しないように1mm程度の隙間を開けるのが接触抵抗を
生じさせないために好ましい。
図5はガイド部をガイド溝に挿入した状態を示す断面図
である。すなわち、上部ローラ33を上部レール24に
嵌挿、係合し、下部ローラ36を下部レール25の表面
に当接させた状態(図3参照)から、前記つまみ38を
下方から手Hで右へ回して下部ローラ36を下部レール
25の表面に当接させたままガイド部37を上昇させて
ガイド溝である凹部25aに挿入する。この際、ガイド
部37の上面37aと凹部25aの下面25b間が接触
しないように1mm程度の隙間を開けるのが接触抵抗を
生じさせないために好ましい。
【0028】このようにすることで、スライド扉30を
開閉するために左右に移動させたとき、ガイド部37は
狭い凹部25aの側面と接触しながらに移動するため、
スライド扉30はぶれることなく、また上向きの力が加
わったときでも、スライド扉30が外れることがない。
上記手順によって扉の取付けが完了する。
開閉するために左右に移動させたとき、ガイド部37は
狭い凹部25aの側面と接触しながらに移動するため、
スライド扉30はぶれることなく、また上向きの力が加
わったときでも、スライド扉30が外れることがない。
上記手順によって扉の取付けが完了する。
【0029】逆に、つまみ38を手Hで左へ回せば、ガ
イド部37が下降し凹部25aから抜け出るため、上向
きの力をスライド扉30に加えることでスライド扉30
は容易に外すことができる。
イド部37が下降し凹部25aから抜け出るため、上向
きの力をスライド扉30に加えることでスライド扉30
は容易に外すことができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係る壁面収納設備は、扉を取付けるときは、上部ローラ
を上部レールに上から嵌挿、係合した後、垂直軸を上昇
させてガイド部をガイド溝に挿入する。よって、扉を開
閉するために左右に移動させたときでも、扉はぶれず安
定性が良く、上向きの力が加わったときでも、扉は外れ
ることがない。
係る壁面収納設備は、扉を取付けるときは、上部ローラ
を上部レールに上から嵌挿、係合した後、垂直軸を上昇
させてガイド部をガイド溝に挿入する。よって、扉を開
閉するために左右に移動させたときでも、扉はぶれず安
定性が良く、上向きの力が加わったときでも、扉は外れ
ることがない。
【0031】請求項2に係る壁面収納設備のスライド扉
取付構造は、スライド扉を取付けるためにガイド部をガ
イド溝に挿入したとき、ガイド部はガイド溝との間に僅
かな空隙を介して対向する。よって、スライド扉の開閉
時、スライド扉はぶれることがない。
取付構造は、スライド扉を取付けるためにガイド部をガ
イド溝に挿入したとき、ガイド部はガイド溝との間に僅
かな空隙を介して対向する。よって、スライド扉の開閉
時、スライド扉はぶれることがない。
【図1】本発明に係る壁面収納設備のスライド扉取付構
造を適用した収納部を備えたトイレブースの斜視図
造を適用した収納部を備えたトイレブースの斜視図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】図1の3−3矢視断面図
【図4】スライド扉の下端部の拡大図
【図5】ガイド部をガイド溝に挿入した状態を示す断面
図
図
【図6】従来の壁面収納設備の壁面収納部の拡大断面図
1…トイレブース、3,4…壁面、4a…凹部、20…
収納部、24…上部レール、24a…凹部、25…下部
レール、25a…凹部(ガイド溝)、30…スライド
扉、33…上部ローラ、36…下部ローラ、37…ガイ
ド部。
収納部、24…上部レール、24a…凹部、25…下部
レール、25a…凹部(ガイド溝)、30…スライド
扉、33…上部ローラ、36…下部ローラ、37…ガイ
ド部。
フロントページの続き (72)発明者 出口 克己 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 和野 雅信 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 平6−43135(JP,U) 実開 平3−119183(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 301 E05D 13/00 E05D 15/06 101 - 125
Claims (2)
- 【請求項1】 トイレブースの壁面に設置される物品収
納用の壁面収納設備のスライド扉取付構造であって、凹
部で扉の上部裏面の上部ローラを支承する、壁面上部に
取付けられる上部レールとこれに平行な前記扉の下部裏
面の下部ローラを支承する下部レールとを備え、前記各
レールを介してスライド扉を前記壁面に沿って摺動し、
前記スライド扉を開閉するようにした壁面収納設備のス
ライド扉取付構造において、前記下部レールをトイレブ
ース内方へ延出し、この延出部下面にガイド溝を形成
し、このガイド溝に挿入可能なガイド部を前記下部ロー
ラの垂直軸上に設けるとともに、この垂直軸を上下動自
在としたことを特徴とする壁面収納設備のスライド扉取
付構造。 - 【請求項2】 前記ガイド部の径は、前記ガイド溝の幅
より僅かに小さい寸法としたことを特徴とする請求項1
記載の壁面収納設備のスライド扉取付構造。
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JP15618494A JP3269067B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 壁面収納設備のスライド扉取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15618494A JP3269067B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 壁面収納設備のスライド扉取付構造 |
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JPH0821109A JPH0821109A (ja) | 1996-01-23 |
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ID=15622204
Family Applications (1)
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- 1994-07-07 JP JP15618494A patent/JP3269067B2/ja not_active Expired - Fee Related
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