JP3267343B2 - パイプベンダー - Google Patents

パイプベンダー

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JP3267343B2
JP3267343B2 JP26340192A JP26340192A JP3267343B2 JP 3267343 B2 JP3267343 B2 JP 3267343B2 JP 26340192 A JP26340192 A JP 26340192A JP 26340192 A JP26340192 A JP 26340192A JP 3267343 B2 JP3267343 B2 JP 3267343B2
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幸夫 駒井
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千代田工業株式会社
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプベンダーに関し、
詳しくは、曲げ案内用の円弧状部を形成した曲げ型と、
チャックにより保持した対象パイプの曲げ予定部を前記
曲げ型との間で挟圧保持するクランプ台と、対象パイプ
の管芯方向において前記クランプ台に対し前記チャック
による保持側に位置して対象パイプの前記曲げ予定部を
前記曲げ型との間で挟圧保持するプレッシャ台とを設
け、前記曲げ型、クランプ台、及びプレッシャ台による
挟圧状態において、前記クランプ台を前記円弧状部の中
心周りで前記曲げ型と一体的に前記プレッシャ台からの
離間側へ回動させる曲げ駆動手段、並びに、その曲げ駆
動手段によるクランプ台回動に並行して対象パイプを前
記プレッシャ台による挟圧部分の管芯方向で前記クラン
プ台の離間動作側へ付勢する付勢手段を設けたパイプベ
ンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】ベンダーによるパイプ曲げ過程、即ち、
上記構成(図6参照)において曲げ型2、クランプ台
3、及びプレッシャ台4によるパイプ挟圧状態で、クラ
ンプ台3を円弧状部2mの中心8周りで曲げ型2と一体
的にプレッシャ台4からの離間側へ回動させる操作過程
において、対象パイプPをプレッシャ台4による挟圧部
分の管芯方向でクランプ台3の離間動作側へ付勢すれ
ば、小さな曲げ半径の加工でも、凹み等の不都合な変形
を防止して良好な曲げ加工を実施できることが知られて
いるが、従来、この付勢における付勢力を対象パイプ種
や所望曲げ半径等の条件に応じて変更調整するには図9
に示すように、この付勢を実行する油圧アクチュエータ
Aの油圧回路において、油圧ゲージGを確認しながらリ
リーフ弁RVのバランススプリングsに対する付勢力調
整螺子xを作業者が操作することにより、リリーフ圧を
変更して油圧アクチュエータAの作動力、即ち、上記の
付勢力を変更調整するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如く、
ゲージ確認はするものの付勢力を手作業により言わば試
行錯誤的に調整していく形態では調整作業が煩わしくて
面倒で、パイプ種の変更等の曲げ条件の変更のたびに面
倒な付勢力調整作業を要するため加工能率が低下する問
題があった。
【0004】又、付勢力を所望の値に精度良く的確に調
整することが難しく、ひいては、この調整の難しさが曲
げ加工品質の低下につながる問題もあった。
【0005】本発明の目的は、合理的な調整構成を採用
することにより、パイプ曲げ過程におけるパイプ付勢に
おいて、その付勢力の変更調整を容易かつ正確に行える
ように、また、曲げ条件に応じたパイプ付勢状態の適正
化をきめ細かに行なえるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるパイプベン
ダーの第1の特徴構成は、前記曲げ駆動手段によるクラ
ンプ台回動に並行して対象パイプを前記プレッシャ台に
よる挟圧部分の管芯方向で前記クランプ台の離間動作側
へ付勢する付勢手段を設ける構成において、その付勢手
段の付勢力を検出する検出手段と、その検出情報に基づ
き前記付勢手段の付勢力を目標値に自動調整する調整手
段と、その目標値を変更する変更手段を設け、前記付勢
手段として、パイプ挟圧状態にある前記プレッシャ台と
パイプ保持状態にある前記チャックとの夫々を前記プレ
ッシャ台による対象パイプ挟圧部分の管芯方向で前記ク
ランプ台の離間動作側へ各別に付勢するプレッシャ台側
付勢部とチャック側付勢部とを設け、前記検出手段、調
整手段、変更手段、並びに、前記変更制御手段の夫々
を、前記プレッシャ台側付勢部と前記チャック側付勢部
との夫々について各別に付勢力調整と目標値変更とを実
行する構成にしてあることにあり、その作用・効果は次
の通りである。
【0007】
【作用】つまり、上記の第1特徴構成においては、クラ
ンプ台の回動による曲げ過程において、パイプ挟圧状態
にあるプレッシャ台を上記のプレッシャ台側付勢部によ
り付勢することと、パイプ保持状態にあるチャックを上
記のチャック側付勢部により付勢することとをもって、
対象パイプをプレッシャ台による挟圧部分の管芯方向で
クランプ台の離間動作側へ付勢する。
【0008】この付勢形態において、指定手段にプレッ
シャ台側付勢部についての付勢力指定情報が付与される
と、調整手段におけるプレッシャ台側付勢部についての
付勢力調整の目標値が、変更制御手段による変更手段の
自動操作をもって、その付与の付勢力指定情報に応じた
値に自動変更され、また、指定手段にチャック側付勢部
についての付勢力指定情報が付与されると、調整手段に
おけるチャック側付勢部についての付勢力調整の目標値
が、変更制御手段による変更手段の自動操作をもって、
その付与の付勢力指定情報に応じた値に自動変更され
る。
【0009】そして、これらの目標値変更に対し、調整
手段は、検出手段によるプレッシャ台側付設部について
の付勢力検出情報に基づいて、プレッシャ台側付設部の
付勢力を上記変更されたプレッシャ台側付勢部について
の目標値に自動調整し、また、検出手段によるチャック
側付設部についての付勢力検出情報に基づいて、チャッ
ク側付設部の付勢力を上記変更されたチャック側付勢部
についての目標値に自動調整する。
【0010】
【発明の効果】即ち、本発明の第1特徴構成によれば、
上記付勢手段の付勢力、つまり、クランプ台の回動によ
るパイプ曲げ過程において対象パイプに対しプレッシャ
台による挟圧部分の管芯方向でクランプ台の離間動作側
へ各別に付与するプレッシャ台側付勢部及びチャック側
付勢部各々の付勢力を、指定手段に対する情報付与だけ
で、対象パイプ種や所望曲げ半径等の曲げ条件に応じて
容易かつ正確に変更調整でき、これにより、曲げ加工の
加工能率及び加工品質を向上できる。
【0011】また、前記の検出手段、調整手段、変更手
段、並びに、変更制御手段による付勢力調整とその目標
値変更とを、プレッシャ台側での付勢とチャック側での
付勢とについて各別に行えることで、対象パイプに対す
る付勢形態のパターンを多様化できて、曲げ条件に応じ
たパイプ付勢状態の適正化をよりきめ細かに実施でき
る。
【0012】そして、これらのことが相俟って、従来に
比べ種々の曲げ条件に対する対応性を高めながら高い加
工能率及び高い加工品質を得ることができる極めて優れ
たパイプベンダーとなる。ちなみに、プレッシャ台側付
勢部の付勢力とチャック側付勢部の付勢力とには曲げ条
件によって両付勢力の相関上で最適な組み合わせが存在
することから、新たな曲げ条件に対しては、プレッシャ
台側付勢部の付勢力を種々変更するとともにそれらプレ
ッシャ台側の変更付勢力の各々に対しチャック側付勢部
の付勢力を種々変更する、あるいは逆に、チャック側付
勢部の付勢力を種々変更するとともにそれらチャック側
の変更付勢力の各々に対しプレッシャ台側付勢部の付勢
力を種々変更するといった付勢力変更を行ないながら、
両付勢力の各組み合わせごとに試験曲げ加工を行なっ
て、この試行錯誤的な試験曲げ加工により新たな曲げ条
件に対する両付勢力の最適な組み合わせを探すといった
作業が必要になるが、先述の如く作業者が油圧ゲージを
確認しながらリリーフ弁を調整操作して各付勢力を変更
する従来の付勢力調整では、この試行錯誤的な試験曲げ
加工に多大な手間と時間を要していた。 これに対し、本
発明の第1特徴構成によれば、前述の如くプレッシャ台
側付勢部及びチャック側付勢部各々の付勢力を指定手段
に対する情報付与だけで容易にかつ付勢力検出情報に基
づく自動調整により正確に変更調整できることで、上記
の如き試行錯誤的な試験曲げ加工の作業負担を従来に比
べ大巾に軽減でき、この点において特に大きな実用上の
利点を得ることができる。
【0013】〔本発明の第2特徴構成〕 本発明によるパイプベンダーの第2の特徴構成は、対象
パイプに対する前記プレッシャ台の挟圧力を検出する挟
圧力側の検出手段と、その検出情報に基づき前記プレッ
シャ台の挟圧力を目標値に自動調整する挟圧力側の調整
手段と、その目標値を変更する挟圧力側の変更手段と、
指定手段に付与される挟圧力指定情報に応じて前記挟圧
力側の変更手段を自動操作する挟圧力側の変更制御手段
とを設けてあることにある。 つまり、この第2特徴構成
においては、プレッシャ台によるパイプ挟圧についての
挟圧力指定情報が指定手段に付与されると、挟圧力側の
調整手段における挟圧力調整の目標値が、挟圧力側の変
更制御手段による挟圧力側変更手段の自動操作をもっ
て、その付与の挟圧力指定情報に応じた値に変更され
る。そして、この挟圧力についての目標値変更に対し、
挟圧力側の調整手段は、挟圧力側の検出手段による挟圧
力検出情報に基づいて、対象パイプに対するプレッシャ
台の挟圧力を上記変更された目標値に自動調整する。
なわち、この第2特徴構成によれば、前述のプレッシャ
台側付勢部の付勢力及びチャック側付勢部の付勢力とと
もに、対象パイプに対するプレッシャ台の挟圧力も、指
定手段に対する情報付与だけで、対象パイプ種や所望曲
げ半径等の曲げ条件に応じて容易かつ正確に変更調整で
き、これにより、曲げ加工の加工能率及び加工品質を一
層効果的に向上できる。 ちなみに、プレッシャ台の挟圧
力は曲げ加工中における対象パイプでのシワ発生を防止
することに密接な関係があって、プレッシャ台側付勢部
及びチャック側付勢部夫々の付勢力と対象パイプに対す
るプレッシャ台の挟圧力とには曲げ条件によってそれら
付勢力と挟圧力との相関上で最適な組み合わせが存在
し、この為、前述の如き試行錯誤的な試験曲げ加工で
は、プレッシャ台側付勢部及びチャック側付勢部夫々の
付勢力を種々変更するとともにそれら変更付勢力の各々
に対しプレッシャ台の挟圧力を種々変更するといった付
勢力及び挟圧力の変更を行ないながら、両付勢力と挟圧
力との各組み合わせごとに試験曲げ加工を行なって、新
たな曲げ条件に対する両付勢力と挟圧力との最適な組み
合わせを探すといったこ とも必要になるが、本発明の第
2特徴構成によれば、上述の如くプレッシャ台側付勢部
の付勢力及びチャック側付勢部の付勢力とともに、プレ
ッシャ台の挟圧力を指定手段に対する情報付与だけで容
易にかつ挟圧力検出情報に基づく自動調整により正確に
変更調整できることで、上記の如き試行錯誤的な試験曲
げ加工の作業負担をさらに効果的に軽減でき、この点に
おいて特に大きな実用上の利点を得ることができる。
【0014】
【実施例】 次に実施例を説明する。 図において、1は曲
げ加工する対象パイプPを管端部で保持するチャック、
2は曲げ案内用の円弧状パイプ係入溝2mを形成した曲
げ型、3は曲げ型2との間で対象パイプPの曲げ予定部
を挟圧保持するクランプ台、4は対象パイプPの管芯方
向でクランプ台3に対しチャック保持側に位置して対象
パイプPの曲げ予定部を曲げ型2との間で挟圧保持する
プレッシャ台、5は対象パイプPの管芯方向で曲げ型2
に対しチャック保持側に位置してプレッシャ台4との間
で対象パイプPの曲げ予定部を挟圧保持する案内台であ
る。
【0015】クランプ台3、プレッシャ台4、及び、案
内台5の夫々には、曲げ型2のパイプ係入溝2mと同様
のパイプ係入溝3m,4m,5mを形成してあり、クラ
ンプ台3、プレッシャ台4の夫々においてパイプ係入溝
3m,4mを形成したブロック部分3a,4aは曲げ型
2、案内台5とともに所要の曲げ条件に応じて各部の寸
法が異なる仕様のものを交換使用する。
【0016】曲げ型2は、曲げ駆動用シリンダ6により
チェーン7a及びスプロケット7bを介して回動操作す
る縦回動軸8に取り付け、クランプ台3は、縦回動軸8
に支持した揺動部9においてクランプ用シリンダ10及
びリンク機構11により曲げ型2に対する接近離間方向
に摺動操作自在に装備し、又、プレッシャ台4は、装置
本体の固定側においてプレッシャ用シリンダ12により
曲げ型2に対する接近離間方向に摺動操作する摺動台1
3に装備してある。
【0017】つまり、図6の(イ),(ロ)に示すよう
に、クランプ用シリンダ10及びプレッシャ用シリンダ
12の操作により曲げ型2、クランプ台3、プレッシャ
台4、並びに、案内台5をもって対象パイプPの曲げ予
定部を挟圧保持した状態で、曲げ駆動用シリンダ6の操
作により縦回動軸8を揺動部9とともに回動させて、ク
ランプ台3をプレッシャ台4に隣接する曲げ開始位置か
プレッシャ台4に対する離間側へ縦回動軸8の軸芯周
りで曲げ型2と一体的に所要角度だけ回動させることに
より、対象パイプPに所望の曲げ加工を施す。
【0018】チャック1は、装置本体の固定側において
前記の曲げ型2及び各台3,4,5の配置位置である曲
げ加工部に対し送り駆動用シリンダ14により遠近方向
へ摺動操作する送り台15に装備してあり、操作盤16
内部の制御器17は、前述のクランプ台回動による曲げ
加工を施したのち、クランプ台3を曲げ開始位置に戻す
とともにクランプ台3及びプレッシャ台4による挟圧保
持(即ち、クランプ用シリンダ10及びプレッシャ用シ
リンダ12によるパイプ挟圧操作)を一時解除した状態
で、送り駆動用シリンダ14の操作によりチャック保持
状態の対象パイプPを所要寸法だけ曲げ加工部側へ送
り、そこで、挟圧保持状態でのクランプ台回動による曲
げ加工を対象パイプPの後続曲げ予定部に対し続けて施
すといった、連続曲げ加工を予め入力されたプログラム
に基づき自動的に実施する。
【0019】18は、対象パイプPの管端部を外周側か
ら把持する形態で対象パイプPを保持するチャック1の
爪部1aを開閉操作して、チャック1を保持作用状態と
保持解除状態とに切り換えるシリンダ、19は使用する
曲げ型2に応じてチャック1を送り台15上で横移動操
作するモータ、20は曲げ型2、及び、各台3,4,5
の夫々における上下のパイプ係入溝2m,3m,4m,
5mのうちいずれを使用するかに応じてチャック1を送
り台15上で昇降操作するシリンダ、又、21は前記の
連続曲げ加工におけるパイプ送り時にパイプ保持状態の
チャック1をその中心軸芯(すなわち、保持パイプPの
管芯)周りで回動させ、これにより、次の曲げ加工にお
ける曲げ方向を所要向きに変更するモータである。
【0020】22は曲げ過程において対象パイプPにお
ける曲げ予定部の管内に位置させるマンドレルであり、
23は、チャック1の中心軸芯部を貫通させる扞状具2
4を介してマンドレル22を対象パイプPの曲げ予定部
に対し管端から装脱操作するシリンダ、又、25及び2
6はチャック1の横移動や昇降と同様に、使用する曲げ
型2やパイプ係入溝2m,3m,4m,5mに応じて扞
状具24によるマンドレル22の装脱操作経路を変位さ
せる横移動用のモータ、及び、昇降用のシリンダであ
る。
【0021】クランプ台3の回動による曲げ過程におい
て前記の制御器17は、凹み等の不都合な変形が対象パ
イプPの曲げ予定箇所に生じることを防止して高い曲げ
加工品質を確保するため、対象パイプPをプレッシャ台
4による挟圧部分の管芯方向でクランプ台3の離間動作
側へ付勢する付勢操作を並行実施する構成としてあり、
その付勢形態としては、前記の摺動台13上においてプ
レッシャ台4を付勢用シリンダ27の操作によりパイプ
挟圧部分の管芯方向へ駆動移動する構成として、パイプ
挟圧状態にあるプレッシャ台4をこの付勢用シリンダ2
7によりパイプ挟圧部分の管芯方向でクランプ台3の離
間動作側へ付勢することと、パイプ保持状態にあるチャ
ック1を前記の送り駆動用シリンダ14によりパイプ挟
圧部分の管芯方向でクランプ台3の離間動作側へ付勢す
ることとをもって、対象パイプPを曲げ条件に応じた付
勢力で付勢する。
【0022】図7及び図8に示すように、制御器17は
油圧回路において上記の各シリンダ及びモータに対する
電磁切換バルブV1〜V10を設定プログラムに基づき
順次切換操作することで、一連の曲げ加工操作を自動的
に実施し、又、各回の曲げ加工において上記のパイプ付
勢操作の実施付勢力(本例において具体的には前記のプ
レッシャ台付勢用シリンダ27及び送り駆動用シリンダ
14の夫々に対する供給油圧)を、キーボード操作等に
よる操作盤16上での数値入力操作によりプログラム設
定に伴い付与される指定値に自動的に変更・調整する。
【0023】この付勢力の変更・調整について油圧回路
においては、油圧検出情報に基づきプレッシャ台付勢用
シリンダ27に対する供給油圧paを目標値pamに調
整・維持する調整手段(換言すれば、プレッシャ台側付
勢力の検出情報に基づきプレッシャ台側付勢力を目標値
に調整・維持する調整手段)として、前記のプレッシャ
台付勢用シリンダ27に対する供給油路28において、
導圧油路29により導く背圧pa(付勢用シリンダ27
への供給油圧)と、パイロット油路30により導く操作
油圧pbと、スプリングs1の付勢力との三者のバラン
スにより、付勢用シリンダ27への供給油圧paを目標
値pamに自動的に調整・維持する減圧弁GV1を介装
してある。
【0024】又、この減圧弁GV1の調整目標値pam
を変更する変更手段として、上記のパイロット油路30
に対するリリーフ圧調整により減圧弁GV1に対する上
記の操作油圧pbを変更することで、背圧paと操作油
圧pbとスプリングs1の付勢力との三者の平衡関係を
変更して、減圧弁GV1における供給油圧調整の目標値
pamを変更する電磁操作式のリリーフ弁RV1を設け
てある。
【0025】一方、チャック側の付勢については、油圧
検出情報に基づき送り駆動用シリンダ14に対する供給
油圧pcを目標値pcmに調整・維持する調整手段(換
言すれば、チャック側付勢力の検出情報に基づきチャッ
ク側付勢力を目標値に調整・維持する調整手段)と、こ
の供給油圧調整における目標値pcmを変更する変更手
段とを組み合わせた機構として、前記の送り駆動用シリ
ンダ14に対する供給油路31において、導圧油路32
により導く送り駆動用シリンダ14への供給油圧pcと
スプリングs2の付勢力とのバランスにより、送り駆動
用シリンダ14に対する供給油路31のリリーフ圧を調
整して、送り駆動用シリンダ14への供給油圧pcを目
標値pcmに自動的に調整・維持するとともに、そのス
プリングs2の付勢力を電磁操作により変更調整するこ
とで供給油圧pcとスプリングs2の付勢力との平衡関
係を変更して、送り駆動用シリンダ14に対する供給油
圧調整の目標値pcmを変更する電磁操作式のリリーフ
弁RV2を設けてある。
【0026】そして、制御器17には、操作盤16の指
定部16aに対し数値入力操作により付与されたプレッ
シャ台側及びチャック側夫々についての付勢力指定に応
じ、プログラム進行に伴い各電磁操作式リリーフ弁RV
1,RV2に対する操作電圧e1,e2を調整制御する
ことで上記の目標値pam,pcmを変更して、各回の
曲げ加工でのプレッシャ台付勢用シリンダ27に対する
供給油圧pa、及び、送り駆動用シリンダ14に対する
供給油圧pcの夫々(即ち、プレッシャ台側付勢力、及
び、チャック側付勢力の夫々)を指定部16aの受けた
指定値に自動変更する付勢力変更制御部17aを装備し
てある。
【0027】各回の曲げ加工においてプレッシャ台4に
より対象パイプPを挟圧保持する際の挟圧力(具体的に
は前記のプレッシャ用シリンダ12に対する供給油圧)
は、上記の付勢力指定とともにプログラム設定に伴い数
値入力操作により指定するようにしてあり、この挟圧力
指定については油圧回路上、油圧検出情報に基づきプレ
ッシャ用シリンダ12に対する供給油圧pdを目標値p
dmに調整・維持する挟圧力側の調整手段(換言すれ
ば、プレッシャ台挟圧力の検出情報に基づきプレッシャ
台4の挟圧力を目標値に調整・維持する挟圧力側の調整
手段)として、プレッシャ用シリンダ12に対する供給
油路33において、導圧油路34により導く背圧pd
(プレッシャ用シリンダ12への供給油圧)と、パイロ
ット油路35により導く操作油圧peと、スプリングs
3の付勢力との三者のバランスにより、プレッシャ用シ
リンダ12への供給油圧pdを目標値pdmに自動的に
調整・維持する減圧弁GV3を介装し、又、この減圧弁
GV3の調整目標値pdmを変更する挟圧力側の変更手
段として、パイロット油路35に対するリリーフ圧調整
により減圧弁GV3に対する上記の操作油圧peを変更
することで、背圧pdと操作油圧peとスプリングs3
の付勢力との三者の平衡関係を変更して、減圧弁GV3
における供給油圧調整の目標値pdmを変更する電磁操
作式のリリーフ弁RV3を設けてある。
【0028】そして、制御器17には、付勢力指定とと
もに数値入力操作により付与される挟圧力指定に応じ、
電磁操作式リリーフ弁RV3に対する操作電圧e3を調
整制御することで上記の目標値pam3を変更して、各
回の曲げ加工でのプレッシャ用シリンダ12に対する供
給油圧pd(即ち、プレッシャ台挟圧力)を指定部16
aの受けた指定値に自動変更する挟圧力変更制御部17
bを装備してある。
【0029】図中g1〜g6は各シリンダ、モータに対
する供給油圧をゲージGに導く検圧路であり、ゲージG
においては切換用バルブ群SVの操作により各シリン
ダ、モータに対する供給油圧を選択して確認できる。
【0030】〔別実施例〕 次に別実施例を列記する。
【0031】クランプ台回動による曲げ加工に並行して
対象パイプPをプレッシャ台4による挟圧部分の管芯方
向でクランプ台3の離間側に付勢するに、その付勢手段
14、27には前述実施例の如く油圧駆動形式を採用す
る他、電動式や空気圧式等、各種形式を採用できる。
【0032】付勢力の検出情報に基づいて付勢力を目標
値に自動調整する調整手段GV1,RV2には、油圧回
路における減圧弁やリリーフ弁に限定されるものではな
く、付勢の駆動形式等に応じて種々の自動調整形式のも
のを採用できる。
【0033】又、その調整手段GV1,RVにおける
付勢力調整の目標値を変更する変更手段RV1,RV
2、及び、指定手段16aに付与される付勢力指定情報
に応じて変更手段RV1,RV2を自動操作する変更制
御手段17aも、電気制御式、油圧制御式、空気圧制御
式等、各種形式のものを採用できる。
【0034】指定手段16aに対する付勢力指定情報の
付与形式は、キー操作等による数値入力形式やダイヤル
や選択ボタン等による指定値選択形式を始めとして種々
の形式を採用できる。
【0035】対象パイプPの用途、即ち、曲げ加工の目
的は不問である。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図
【図2】平面図
【図3】曲げ加工部の拡大平面図
【図4】プレッシャ台周りの拡大側面図
【図5】クランプ台周りの拡大側面図
【図6】曲げ加工形態を示す平面視断面図
【図7】油圧回路図
【図8】油圧回路図
【図9】従来例を示す図
【符号の説明】
1 チャック 2 曲げ型 2m 円弧状部 3 クランプ台 4 プレッシャ台 6 曲げ駆動手段 14 付勢手段(チャック側付勢部) 16a 指定手段 17a 変更制御手段 27 付勢手段(プレッシャ台側付勢部) 29,32 検出手段 GV1 調整手段 P 対象パイプ pa 付勢力 pc 付勢力 pam 目標値 pcm 目標値 RV1 変更手段 RV2 調整手段、変更手段pd 挟圧力 34 挟圧力側の検出手段 pdm 挟圧力の目標値 GV3 挟圧力側の調整手段 RV3 挟圧力側の変更手段 17b 挟圧力側の変更制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 7/00 - 9/00 G05B 19/405

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ案内用の円弧状部(2m)を形成し
    た曲げ型(2)と、チャック(1)により保持した対象
    パイプ(P)の曲げ予定部を前記曲げ型(2)との間で
    挟圧保持するクランプ台(3)と、対象パイプ(P)の
    管芯方向において前記クランプ台(3)に対し前記チャ
    ック(1)による保持側に位置して対象パイプ(P)の
    前記曲げ予定部を前記曲げ型(2)との間で挟圧保持す
    るプレッシャ台(4)とを設け、前記曲げ型(2)、ク
    ランプ台(3)、及びプレッシャ台(4)による挟圧状
    態において、前記クランプ台(3)を前記円弧状部(2
    m)の中心周りで前記曲げ型(2)と一体的に前記プレ
    ッシャ台(4)からの離間側へ回動させる曲げ駆動手段
    (6)、並びに、その曲げ駆動手段(6)によるクラン
    プ台回動に並行して対象パイプ(P)を前記プレッシャ
    台(4)による挟圧部分の管芯方向で前記クランプ台
    (3)の離間動作側へ付勢する付勢手段(14),(2
    7)を設けたパイプベンダーであって、 前記付勢手段(14),(27)の付勢力(pa),
    (pc)を検出する検出手段(29),(32)と、そ
    の検出情報に基づき前記付勢手段(14),(27)の
    付勢力(pa),(pc)を目標値(pam),(pc
    m)に自動調整する調整手段(GV1),(RV2)
    と、その目標値(pam),(pcm)を変更する変更
    手段(RV1),(RV2)と、指定手段(16a)に
    付与される付勢力指定情報に応じて前記変更手段(RV
    1),(RV2)を自動操作する変更制御手段(17
    a)を設け、 前記付勢手段(14),(27)として、パイプ挟圧状
    態にある前記プレッシャ台(4)とパイプ保持状態にあ
    る前記チャック(1)との夫々を前記プレッシャ台
    (4)による対象パイプ挟圧部分の管芯方向で前記クラ
    ンプ台(3)の離間動作側へ各別に付勢するプレッシャ
    台側付勢部(27)とチャック側付勢部(14)とを設
    け、 前記検出手段(29),(32)、調整手段(GV
    1),(RV2)、変更手段(RV1),(RV2)、
    並びに、前記変更制御手段(17a)の夫々を、前記プ
    レッシャ台側付勢部(27)と前記チャック側付勢部
    (14)との夫々について各別に付勢力調整と目標値変
    更とを実行する構成にしてあるパイプベンダー。
  2. 【請求項2】 対象パイプ(P)に対する前記プレッシ
    ャ台(4)の挟圧力(pd)を検出する挟圧力側の検出
    手段(34)と、その検出情報に基づき前記プレッシャ
    台(4)の挟圧力(pd)を目標値(pdm)に自動調
    整する挟圧力側の調整手段(GV3)と、その目標値
    (pdm)を変更する挟圧力側の変更手段(RV3)
    と、指定手段(16a)に付与される挟圧力指定情報に
    応じて前記挟圧力側の変更手段(RV3)を自動操作す
    る挟圧力側の変更制御手段(17b)とを設けてある請
    求項1記載のパイプベンダー。
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