JP3267166B2 - 半導体パッケージ支持用金属補強板、金属補強板用部材及びこれらの製造方法 - Google Patents
半導体パッケージ支持用金属補強板、金属補強板用部材及びこれらの製造方法Info
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Description
デバイス用支持板、特に半導体チップやその他の電子部
品を搭載する基材として樹脂フィルムを使用した半導体
パッケージ支持用金属補強板に関する。
は、それらの電子デバイス自体、もしくはそれらを組み
つける各種電子機器の小型化、薄型化あるいは軽量化を
計るために、フレキシブル基板やTAB実装式薄型パッ
ケージの基材としてテープ状その他適宜形状のポリイミ
ド等よりなる樹脂フィルムが使用されている。これらの
樹脂フィルムは一般に軟質のものが用いられ、該フィル
ム上に半導体チップやその他の電子部品を搭載した場合
には、それらを支持するのに十分な強度が得られなかっ
た。
電子デバイスを、各種電子機器等に組みつけるに当たっ
ては、それらのここの電子デバイスをホルダ等で保持し
て搬送したり、組み付ける等のハンドリング操作が困難
であり、従来は例えば長尺なテープ状の樹脂フィルム上
に多数の電子デバイスを連続的に実装してリール状に巻
き取った状態でハンドリングしたり、あるいは上記のよ
うに連続的に実装したものを1枚づつ切り離してプラス
チック製のキャリア等に保持してハンドリングするよう
にしている。
ったものは、巻き癖がついて反りやカールが発生し、そ
れを無理に戻すと、変形や亀裂が生じる等のおそれがあ
る。また、後者のようにプラスチック性のキャリア等で
保持する場合には、その着脱操作が面倒で非能率的であ
る等の問題がある。
決すべく金属板よりなる支持用補強板の略中央部に半導
体チップ等の電子部品の収容部を形成し、その支持板本
体の少なくとも片面に上記の樹脂フィルムよりなる基材
に接合が可能な耐熱性接着剤層を設けたものである。
属補強板(以下「金属補強板」と示す。)を用いれば、
軟質の樹脂フィルムよりなる基材を補強でき、基材の反
りやカールの発生の防止が可能となる。
導体パッケージ実装時に切り落とすべきリード部のタイ
バー部にも接着剤層が形成されているため、カッテング
時に金型等に切りくずが付着しトラブルが発生し易かっ
た。
り、上記欠点のない金属補強板の提供を課題とする。
1の発明の金属補強板は、樹脂フィルムを基材として使
用する半導体パッケージの支持用金属補強板において、
その略中央部に半導体チップ等の電子部品を収容する収
容部が形成され、組み立てに必要な部分のみに接着剤層
が形成されたものである。さらに具体的には、接着剤層
の外縁が金属補強板の外縁より若干内側となり、接着剤
層の内縁が金属補強板の収容部外縁より若干外側とな
り、外縁の金属部と内側の接着剤層が設けられていない
金属部が半導体パッケージ組み立て時の接着剤の逃げ部
となるように構成されているものである。
イロット孔が設けられた金属条材の中央部に、第1の発
明の金属補強板が少なくとも2つ設けられた金属補強板
用部材である。
製造方法は、金属補強板用条材に打ち抜き加工、エッチ
ング等によりパイロット孔と所望形状の金属補強板部と
を形成し、その外縁が金属補強板部の外縁より若干小さ
く、内縁が、金属補強板を用いて半導体パッケージを組
み立てたときの接着部内縁となる位置より若干外側にな
ような大きさにカットされた接着テープを金属補強板の
面に接着し、要すればこれを所望の長さに切断して金属
補強板用部材を得るものである。そしてこの金属補強板
用部材より金属補強板を得るには、この部材より金属補
強板を切り離す。
リル樹脂を主成分とする常温接合タイプの接着剤、ポリ
イミド樹脂を主成分とする熱可塑性接着剤、エポキシ樹
脂を主成分とする熱硬化性接着剤、ポリオレフィン樹脂
を主成分とする接着剤等である。
係より50ないし100ミクロンが一般的である。
発明の金属補強板を使用するに際しては、樹脂フィルム
の基材上に実装された半導体チップ等の電子部品が金属
補強板の収納部に位置するようにし、金属補強板の接着
剤層を介して樹脂フィルムと金属補強板とを接合する。
その結果、金属補強板自体で軟質の樹脂フィルムの基材
が補強され、そりやカールの発生が防止できる。加え
て、本発明の金属補強板では必要部のみにしか接着剤層
がもうけられていないため、カッテイング時に金型等に
切りくずが付着することもない。
ッケージを各電子機器等に組み付ける際には上記の金属
補強板本体を利用してハンドリング操作をすることが可
能である。
略中央部に連続的に複数個設けた条条の部材であり、本
部材を用いることにより実装時に作業の連続化が可能と
なる。
する。
図であり、図2は図1のA−A’断面図である。
2は電子部品を収納する収納部である。3は接着剤層で
あり、4は剥離フィルムである。接着剤層の内外縁5,
6はそれぞれ金属補強板本体の内外縁7,8より本体側
に位置されている。また、9は金属補強板を張り付けた
りする際の位置決め用の面取りである。
たものであり、収納部は20mm角となっている。補強
板本体は35mm角となっており、接着剤層は外縁が3
4mm角であり、中央部に21mm角の開口が設けられ
ている。この接着剤層と金属補強板本体との大きさの差
は、金属補強板を使用したときに流れ出る接着材量に応
じて変更される。こうすることにより金属補強板を使用
したとき、接着剤が金属補強板の範囲よりはみ出さず、
接着剤による種々のトラブルを回避できる。
ては、銅、鉄、ニッケル等の金属単体と各種合金等であ
り、用いる板材の厚さは収納する電子部品に応じて選定
する。ちなみに本実施例では0.3mmのステンレス鋼
を用いている。
えば、次のようにする。
4製のフープ材を順送り金型を用いて打ち抜き加工し、
パイロット孔と金属補強板本体とを得、洗浄し、次いで
片面、または両面に剥離フィルムが設けられた接着剤フ
ィルムを所望形状に切断して接着剤層を得、接着剤層の
一方の剥離紙を保持させたまま接着剤層を所定部所に1
00〜150℃、1.2〜2秒、圧着して図3の金属補
強板用部材を得る。そして、この部材より金属補強板を
切り取り図1の金属補強板を得る。なお、洗浄は打ち抜
き加工時に用いられる潤滑油等の除去が主となるため、
脱脂洗浄が主となる。例えば、アルカリ脱脂し、酸洗浄
し、アルカリdipし、乾燥する方法がある。また、例
えば電解脱脂をし、酸洗浄し、CNdipし、アルカリ
dipし、乾燥する方法がある。しかし、目的は表面を
清浄にすることであり、この目的さえ達成されればよ
く、特に洗浄方式や用いる薬剤等は限定されるものでは
ない。
にカットした接着剤フィルムを金属補強板に張り付ける
条件等は用いる接着剤の材質により適宜選定されるべき
であり、一律に条件を限定できない。
部を切り取ったものであり、本発明のものがこの長さに
制限されるものではない。
ット孔が設けられ、中央部に4つの金属補強板本体が打
ち抜き加工で設けられている。図4は部材の一部の詳細
図であり、条材と金属補強板本体の取り合い部を示した
ものである。
したものであり、電子部品収納部が凹部状に切削加工さ
れたものの例である。図6は絞り加工、もしくはプレス
加工により凹部を設けたものの断面である。
省略した樹脂フィルムを基材として用い、この基材上に
電子部品を実装した半導体装置に使用する場合には、接
着剤層の剥離紙を剥離し、金属補強板本体を基材上に張
り付けるもので、その際、上記の電子部品を収納部に位
置するようにする。
強され、反りやカール等が生じるのを防止でき、上記基
材上に搭載した電子部品を良好に保護することができ
る。
けたデバイスを各種の電気機器に組み付ける際には、金
属補強板をつかんだり、磁石等で保持して搬送・組付け
が可能であり、作業性や操作性を向上させることができ
る。
金属補強板用部材が製造でき、かつこの部材より簡単に
本発明の金属補強板を得ることが可能である。
にきわめて有効であり、実装後個々に切断し、爾後の工
程に用いることも可能である。
逃げ部が確保されているため、実装時に金属補強板本体
領域外に接着剤層が流出せず、爾後の工程で接着剤層に
よる障害の発生は防止できる。
明の金属補強板が4枚設けられたものである。
補強板本体の取り合い部を示したものである。
あり、電子部品収納部が凹部状に切削加工されたものの
例である。
あり、絞り加工、もしくはプレス加工により凹部を設け
たものである。
Claims (6)
- 【請求項1】樹脂フィルムを基材として使用する半導体
パッケージの支持用金属補強板において、その略中央部
に半導体チップ等の電子部品を収容する収容部が形成さ
れ、組み立てに必要な部分のみに接着剤層が形成された
半導体パッケージ支持用金属補強板において、接着剤層
の外縁が金属補強板の外縁より若干内側となり、接着剤
層の内縁が金属補強板の収容部外縁より若干外側とな
り、外縁の金属部と内側の接着剤層が設けられていない
金属部が半導体パッケージ組み立て時の接着剤の逃げ部
となるように構成されており、該接着剤層の表面に剥離
紙が保持されていることを特徴とする半導体パッケージ
支持用金属補強板 - 【請求項2】接着剤がアクリル樹脂を主成分とする常温
接合タイプの接着剤、ポリイミド樹脂を主成分とする熱
可塑性接着剤、エポキシ樹脂を主成分とする熱硬化性接
着剤、ポリオレフィン樹脂を主成分とする接着剤等のい
ずれかである請求項1記載の金属補強板。 - 【請求項3】その両側端部近傍にパイロット孔が設けら
れた金属条材の中央部に、請求項1〜2記載のいずれか
の金属補強板の少なくとも2つが設けられた金属補強板
用部材。 - 【請求項4】接着剤がアクリル樹脂を主成分とする常温
接合タイプの接着剤、ポリイミド樹脂を主成分とする熱
可塑性接着剤、エポキシ樹脂を主成分とする熱硬化性接
着剤、ポリオレフィン樹脂を主成分とする接着剤等のい
ずれかである請求項3記載の金属補強板用部材。 - 【請求項5】金属補強板用条材に打ち抜き加工、エッチ
ング等によりパイロット孔と所望形状の金属補強板部と
を形成し、その外縁が金属補強板部の外縁より若干小さ
く、内縁が、金属補強板を用いて半導体パッケージを組
み立てたときの接着部内縁となる位置より若干大きくな
るような大きさにカットされた接着テープを金属補強板
の面に接着し、要すればこれを所望の長さに切断するこ
とを特徴とする金属補強板用部材の製造方法。 - 【請求項6】請求項4の金属補強板用部材の金属補強板
部を切り取って請求項1〜3記載のいずれかの金属補強
板用部を得ることを特徴とする金属補強板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21888396A JP3267166B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 半導体パッケージ支持用金属補強板、金属補強板用部材及びこれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP21888396A JP3267166B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 半導体パッケージ支持用金属補強板、金属補強板用部材及びこれらの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1065060A JPH1065060A (ja) | 1998-03-06 |
JP3267166B2 true JP3267166B2 (ja) | 2002-03-18 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3267166B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112642929A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-04-13 | 上海华源复合新材料有限公司 | 一种金属复合板圆孔翻边工艺 |
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- 1996-08-20 JP JP21888396A patent/JP3267166B2/ja not_active Expired - Fee Related
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