JP3265660B2 - 車椅子用固定装置 - Google Patents
車椅子用固定装置Info
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- support member
- fixing device
- lock
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G3/00—Ambulance aspects of vehicles; Vehicles with special provisions for transporting patients or disabled persons, or their personal conveyances, e.g. for facilitating access of, or for loading, wheelchairs
- A61G3/08—Accommodating or securing wheelchairs or stretchers
- A61G3/0808—Accommodating or securing wheelchairs
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のフロア等各種の
フロア上に車椅子を固定するための車椅子用固定装置に
関する。
フロア上に車椅子を固定するための車椅子用固定装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】車椅子を人が着座した状態で車両のフロ
ア上等に固定する車椅子用固定装置は、すでに多数提案
されている。かかる固定装置においては、車椅子がフロ
ア上に確実かつ強固に固定されることが最も重要なこと
であるが、車椅子を固定しかつ固定を解除するために補
助者がなす操作が簡単であること、固定装置の構造が複
雑ではないこと、できるかぎり任意の場所で車椅子を固
定し得ることも重要なことである。本出願人はこのよう
な課題を解決すべく、実願平１−４９４６５号出願（実
開平２−１４１５６３号）にて車椅子用固定装置を提案
している。
ア上等に固定する車椅子用固定装置は、すでに多数提案
されている。かかる固定装置においては、車椅子がフロ
ア上に確実かつ強固に固定されることが最も重要なこと
であるが、車椅子を固定しかつ固定を解除するために補
助者がなす操作が簡単であること、固定装置の構造が複
雑ではないこと、できるかぎり任意の場所で車椅子を固
定し得ることも重要なことである。本出願人はこのよう
な課題を解決すべく、実願平１−４９４６５号出願（実
開平２−１４１５６３号）にて車椅子用固定装置を提案
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】当該車椅子用固定装置
においては、車椅子をフロア上に確実かつ強固に固定し
得ること、車椅子を固定しかつ固定を解除するために補
助者がなす操作が簡単であること、固定装置の構造がさ
ほど複雑ではないこと等極めて有用な利点を備えてい
る。しかしながら、当該車椅子用固定装置はフロア側に
設置されるものであり、限られた特定の設置場所でしか
車椅子を固定することができないという問題がある。ま
た、予め設定された特定の多数の場所に当該車椅子用固
定装置を複数台設置することが考えられるが、固定装置
の価格および設置価格等を考慮すると経済的には不利で
ある。従って、本発明の目的はこのような問題を解決す
ることにある。
においては、車椅子をフロア上に確実かつ強固に固定し
得ること、車椅子を固定しかつ固定を解除するために補
助者がなす操作が簡単であること、固定装置の構造がさ
ほど複雑ではないこと等極めて有用な利点を備えてい
る。しかしながら、当該車椅子用固定装置はフロア側に
設置されるものであり、限られた特定の設置場所でしか
車椅子を固定することができないという問題がある。ま
た、予め設定された特定の多数の場所に当該車椅子用固
定装置を複数台設置することが考えられるが、固定装置
の価格および設置価格等を考慮すると経済的には不利で
ある。従って、本発明の目的はこのような問題を解決す
ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は車椅子用固定装
置であり、車椅子のシートフレームの下方に位置して前
後方向へ延びる支持部材と、同支持部材と前記シートフ
レームとに各端部を回動可能に連結されてこれら両者を
互いに連結するリンクと、前記シートフレームと前記支
持部材または前記リンク間に配設され前記支持部材を常
に上方位置に移動すべく付勢する付勢手段と、前記シー
トフレームに一端を回動可能に連結されるとともに前記
支持部材に中間部にて上下方向へ回動可能に連結され踏
込み操作により前記支持部材を前記付勢手段に抗して下
降させる踏込み手段と、前記支持部材に配設され同支持
部材の下降時にフロアに設けた係合手段に係合して同フ
ロアに前記車椅子を固定するロック手段と、同ロック手
段に連結され解除操作により同ロック手段を操作して前
記車椅子の前記フロアに対する固定を解除する解除操作
手段を備えていることを特徴とするものである。
置であり、車椅子のシートフレームの下方に位置して前
後方向へ延びる支持部材と、同支持部材と前記シートフ
レームとに各端部を回動可能に連結されてこれら両者を
互いに連結するリンクと、前記シートフレームと前記支
持部材または前記リンク間に配設され前記支持部材を常
に上方位置に移動すべく付勢する付勢手段と、前記シー
トフレームに一端を回動可能に連結されるとともに前記
支持部材に中間部にて上下方向へ回動可能に連結され踏
込み操作により前記支持部材を前記付勢手段に抗して下
降させる踏込み手段と、前記支持部材に配設され同支持
部材の下降時にフロアに設けた係合手段に係合して同フ
ロアに前記車椅子を固定するロック手段と、同ロック手
段に連結され解除操作により同ロック手段を操作して前
記車椅子の前記フロアに対する固定を解除する解除操作
手段を備えていることを特徴とするものである。
【０００５】
【発明の作用・効果】このように構成した車椅子用固定
装置においては、車椅子が非固定状態にある場合には付
勢手段の作用によりロック手段を設けた支持部材が上昇
位置にあり、車椅子の走行を何等支障なく許容してい
る。この状態で車椅子を特定されたフロア上に固定する
には、補助者が踏込み手段を踏込み操作する。これによ
り、支持部材が付勢手段に抗して下降し、ロック手段が
フロア上に設けた係合手段と係合して車椅子をフロアに
固定する。
装置においては、車椅子が非固定状態にある場合には付
勢手段の作用によりロック手段を設けた支持部材が上昇
位置にあり、車椅子の走行を何等支障なく許容してい
る。この状態で車椅子を特定されたフロア上に固定する
には、補助者が踏込み手段を踏込み操作する。これによ
り、支持部材が付勢手段に抗して下降し、ロック手段が
フロア上に設けた係合手段と係合して車椅子をフロアに
固定する。
【０００６】また、この固定状態を解除するには、ロッ
ク手段に連結されている解除操作手段を操作する。これ
により、ロック手段と係合手段との係合が解除されて、
車椅子のフロアに対する固定が解除される。このため、
ロック手段および支持部材は付勢手段の作用により上昇
して上昇位置に復帰し、車椅子を走行可能状態とする。
ク手段に連結されている解除操作手段を操作する。これ
により、ロック手段と係合手段との係合が解除されて、
車椅子のフロアに対する固定が解除される。このため、
ロック手段および支持部材は付勢手段の作用により上昇
して上昇位置に復帰し、車椅子を走行可能状態とする。
【０００７】このように、当該車椅子用固定装置におい
ては車椅子のフロアに対する固定が確実かつ強固である
こと勿論のこと、補助者による踏込み手段および解除操
作手段の操作という簡単かつ容易な操作で車椅子のフロ
アに対する固定および固定を解除を行うことができる。
ては車椅子のフロアに対する固定が確実かつ強固である
こと勿論のこと、補助者による踏込み手段および解除操
作手段の操作という簡単かつ容易な操作で車椅子のフロ
アに対する固定および固定を解除を行うことができる。
【０００８】ところで、当該固定装置は車椅子自体に配
設されているもので、車椅子と一体に任意の位置に搬送
される。このため、ロック手段と係合する係合手段が設
置してある場所においては、車椅子を自由に固定しかつ
固定を解除することができるが、フロア側に設置する係
合手段は例えばロック手段が有するフック等に離脱可能
に係合するストライカ等、固定装置に比較して極めて簡
単な部材でよい。従って、このような簡単な部材である
係合手段を特定された場所に設置する場合には、係合手
段がたとえ多数の場合でも固定装置そのものを設置する
場合に比較して設置費用はかなり少なくて経済的にきわ
めて有利であり、車椅子を固定できる場所を多く確保す
ることができる。
設されているもので、車椅子と一体に任意の位置に搬送
される。このため、ロック手段と係合する係合手段が設
置してある場所においては、車椅子を自由に固定しかつ
固定を解除することができるが、フロア側に設置する係
合手段は例えばロック手段が有するフック等に離脱可能
に係合するストライカ等、固定装置に比較して極めて簡
単な部材でよい。従って、このような簡単な部材である
係合手段を特定された場所に設置する場合には、係合手
段がたとえ多数の場合でも固定装置そのものを設置する
場合に比較して設置費用はかなり少なくて経済的にきわ
めて有利であり、車椅子を固定できる場所を多く確保す
ることができる。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図１および図２には本発明に係る固定装置を装
備した車椅子が概略的に示され、図３および図４には同
固定装置が示され、また図５および図６にはロック手段
における作動状態が示されている。当該車椅子はシート
フレ−ム１１およびバックフレーム１２を主体とするフ
レーム本体、左右一対の後輪２１、左右一対の前輪２
２、シ−トクッション２３およびシ−トバック２４から
なり、シートフレーム１１の下方に本発明に係る固定装
置３０が配設されている。
するに、図１および図２には本発明に係る固定装置を装
備した車椅子が概略的に示され、図３および図４には同
固定装置が示され、また図５および図６にはロック手段
における作動状態が示されている。当該車椅子はシート
フレ−ム１１およびバックフレーム１２を主体とするフ
レーム本体、左右一対の後輪２１、左右一対の前輪２
２、シ−トクッション２３およびシ−トバック２４から
なり、シートフレーム１１の下方に本発明に係る固定装
置３０が配設されている。
【００１０】フレーム本体を構成するシートフレーム１
１は上下２段の枠状フレーム部１１ａ，１１ｂを連結し
てなるもので、上方フレーム部１１ａ上にシ−トクッシ
ョン２３が脱着可能に載置固定されている。また、バッ
クフレーム１２は左右一対のフレーム部１２ａ，１２ｂ
からなるもので、各フレーム部１２ａ，１２ｂはシート
フレーム１１の上方フレーム部１１ａの左右後端に固着
されており、後方へ傾斜して上方へ所定長さ延びてい
る。各フレーム部１２ａ，１２ｂの上端には、後方へ延
びる把持部１２ｃ，１２ｄが一体に形成されている。バ
ックフレーム１２にはシ−トバック２４が脱着可能に載
置固定されており、同バックフレーム１２はシ−トバッ
ク２４を支持する本来の機能に加えて補助者の走行操作
部としても機能する。
１は上下２段の枠状フレーム部１１ａ，１１ｂを連結し
てなるもので、上方フレーム部１１ａ上にシ−トクッシ
ョン２３が脱着可能に載置固定されている。また、バッ
クフレーム１２は左右一対のフレーム部１２ａ，１２ｂ
からなるもので、各フレーム部１２ａ，１２ｂはシート
フレーム１１の上方フレーム部１１ａの左右後端に固着
されており、後方へ傾斜して上方へ所定長さ延びてい
る。各フレーム部１２ａ，１２ｂの上端には、後方へ延
びる把持部１２ｃ，１２ｄが一体に形成されている。バ
ックフレーム１２にはシ−トバック２４が脱着可能に載
置固定されており、同バックフレーム１２はシ−トバッ
ク２４を支持する本来の機能に加えて補助者の走行操作
部としても機能する。
【００１１】なお、各後輪２１はシートフレーム１１の
左右後端部に支持され、かつ各前輪２２は同フレーム１
１の左右前端部に支持されている。また、シートフレー
ム１１の左右前端には一対のフットレスト１３ａ，１３
ｂが設けられている。
左右後端部に支持され、かつ各前輪２２は同フレーム１
１の左右前端部に支持されている。また、シートフレー
ム１１の左右前端には一対のフットレスト１３ａ，１３
ｂが設けられている。
【００１２】固定装置３０は、左右一対の第１リンク３
１ａおよび第２リンク３１ｂ、アッパアーム３２、ロア
アーム３３、付勢手段３４、左右一対のサイドロック手
段３５およびフロントロック手段３６、踏込み手段３
７、解除操作手段３８を備えている。アッパアーム３２
はシートフレーム１１の下方フレーム部１１ｂに対応す
る枠状のもので、同フレーム部１１ｂに固定されてお
り、アッパアーム３２のサイドフレーム部３２ａには中
間部の前寄りの部位に前後方向へ所定長さ延びるガイド
溝３２ｂが設けられている。ロアアーム３３はアッパア
ーム３２よりわずかに小さい枠状のもので、アッパアー
ム３２の下方に位置して各リンク３１ａ，３１ｂにより
アッパアーム３２のサイドフレーム部３２ａに連結され
ている。ロアアーム３３においては、そのサイドフレー
ム部３３ａの中間部の前寄りの部位に前後方向へ所定長
さ延びるガイド溝３３ｂが設けられている。
１ａおよび第２リンク３１ｂ、アッパアーム３２、ロア
アーム３３、付勢手段３４、左右一対のサイドロック手
段３５およびフロントロック手段３６、踏込み手段３
７、解除操作手段３８を備えている。アッパアーム３２
はシートフレーム１１の下方フレーム部１１ｂに対応す
る枠状のもので、同フレーム部１１ｂに固定されてお
り、アッパアーム３２のサイドフレーム部３２ａには中
間部の前寄りの部位に前後方向へ所定長さ延びるガイド
溝３２ｂが設けられている。ロアアーム３３はアッパア
ーム３２よりわずかに小さい枠状のもので、アッパアー
ム３２の下方に位置して各リンク３１ａ，３１ｂにより
アッパアーム３２のサイドフレーム部３２ａに連結され
ている。ロアアーム３３においては、そのサイドフレー
ム部３３ａの中間部の前寄りの部位に前後方向へ所定長
さ延びるガイド溝３３ｂが設けられている。
【００１３】第１リンク３１ａはその後端部にて、アッ
パアーム３２のサイドフレーム部３２ａの後端部に第１
支持ピン３９ａを介して上下方向へ回動可能に連結され
ている。また、第１リンク３１ａの前端部はロアアーム
３３のサイドフレーム部３３ａのガイド溝３３ｂに挿通
された第２ピン３９ｂを介して上下方向へ回動可能に連
結されている。なお、第２支持ピン３９ｂはガイド溝３
３ｂ内を前後方向へ摺動可能である。第２リンク３１ｂ
はその後端部にてロアアーム３３のサイドフレーム部３
３ａの後端部に第３支持ピン３９ｃを介して上下方向へ
回動可能に連結されている。また、第２リンク３１ｂの
前端部はアッパアーム３２のサイドフレーム部３２ａの
ガイド溝３２ｂに挿通された第４支持ピン３９ｄを介し
て上下方向へ回動可能に連結されている。なお、第４ピ
ン３９ｄはガイド溝３２ｂ内を前後方向へ摺動可能であ
る。
パアーム３２のサイドフレーム部３２ａの後端部に第１
支持ピン３９ａを介して上下方向へ回動可能に連結され
ている。また、第１リンク３１ａの前端部はロアアーム
３３のサイドフレーム部３３ａのガイド溝３３ｂに挿通
された第２ピン３９ｂを介して上下方向へ回動可能に連
結されている。なお、第２支持ピン３９ｂはガイド溝３
３ｂ内を前後方向へ摺動可能である。第２リンク３１ｂ
はその後端部にてロアアーム３３のサイドフレーム部３
３ａの後端部に第３支持ピン３９ｃを介して上下方向へ
回動可能に連結されている。また、第２リンク３１ｂの
前端部はアッパアーム３２のサイドフレーム部３２ａの
ガイド溝３２ｂに挿通された第４支持ピン３９ｄを介し
て上下方向へ回動可能に連結されている。なお、第４ピ
ン３９ｄはガイド溝３２ｂ内を前後方向へ摺動可能であ
る。
【００１４】付勢手段３４は油圧ダンパーであり、当該
油圧ダンパー３４はシリンダ３４ａとピストンロッド３
４ｂを備え、シリンダ３４ａの後端部が第１支持ピン３
９ａに上下方向へ回動可能に支持され、かつピストンロ
ッド３４ｂの先端部が第４支持ピン３９ｄに上下方向へ
回動可能に支持されている。従って、第４支持ピン３９
ｄがアッパアーム３２のガイド溝３２ｂ内を長さ方向へ
摺動する際には、油圧ダンパー３４は長さ方向に伸縮す
るとともに、第２リンク３１ｂを介としてロアアーム３
３を常に上方へ付勢し、ロアアーム３３を図３に示す上
昇位置に移行させている。
油圧ダンパー３４はシリンダ３４ａとピストンロッド３
４ｂを備え、シリンダ３４ａの後端部が第１支持ピン３
９ａに上下方向へ回動可能に支持され、かつピストンロ
ッド３４ｂの先端部が第４支持ピン３９ｄに上下方向へ
回動可能に支持されている。従って、第４支持ピン３９
ｄがアッパアーム３２のガイド溝３２ｂ内を長さ方向へ
摺動する際には、油圧ダンパー３４は長さ方向に伸縮す
るとともに、第２リンク３１ｂを介としてロアアーム３
３を常に上方へ付勢し、ロアアーム３３を図３に示す上
昇位置に移行させている。
【００１５】サイドロック手段３５およびフロントロッ
ク手段３６は配設位置が相違するものみで同一の構成を
有するものであり、サイドロック手段３５はロアアーム
３３のサイドフレーム部３３ａの内面側に配設され、ま
たフロントロック手段３６は同アーム３３のフロントフ
レーム部３３ｃの内面側に配設されている。従って、こ
れら両者の説明においてはその便宜上、単にロック手段
３５，３６と言うことがある。ロック手段３５，３６は
図５および図６に示すように、ロアアーム３３に固定し
たベース３５ａ，３６ａに回動可能に支持したロックプ
レート３５ｂ，３６ｂおよびロックレバー３５ｃ，３６
ｃと、ロックプレート３５ｂ，３６ｂおよびロックレバ
ー３５ｃ，３６ｃに掛止された圧縮スプリング３５ｄ，
３６ｄとにより構成されている。
ク手段３６は配設位置が相違するものみで同一の構成を
有するものであり、サイドロック手段３５はロアアーム
３３のサイドフレーム部３３ａの内面側に配設され、ま
たフロントロック手段３６は同アーム３３のフロントフ
レーム部３３ｃの内面側に配設されている。従って、こ
れら両者の説明においてはその便宜上、単にロック手段
３５，３６と言うことがある。ロック手段３５，３６は
図５および図６に示すように、ロアアーム３３に固定し
たベース３５ａ，３６ａに回動可能に支持したロックプ
レート３５ｂ，３６ｂおよびロックレバー３５ｃ，３６
ｃと、ロックプレート３５ｂ，３６ｂおよびロックレバ
ー３５ｃ，３６ｃに掛止された圧縮スプリング３５ｄ，
３６ｄとにより構成されている。
【００１６】ロックプレート３５ｂ，３６ｂは、フック
部３５ｂ1，３６ｂ1と係合凹所３５ｂ2，３６ｂ2を有す
るもので、その略中央部にて第５支持ピン３５ｅ，３６
ｅを介してベース３５ａ，３６ａに回動可能に支持され
ている。また、ロックレバー３５ｃ，３６ｃはロックプ
レート３５ｂ，３６ｂ側に係合突起３５ｃ1，３６ｃ1を
有するもので、その下端部にて第６支持ピン３５ｆ，３
６ｆを介してベース３５ａ，３６ａに回動可能に支持さ
れている。圧縮スプリング３５ｄ，３６ｄはロックプレ
ート３５ｂ，３６ｂとロックレバー３５ｃ，３６ｃとの
上端部に掛止されていて、これら両者３５ｂ，３６ｂ，
３５ｃ，３６ｃを互いに対向する方向に付勢し、ロック
レバー３５ｃ，３６ｃの係合突起３５ｃ1，３６ｃ1を図
５に示すようにロックプレート３５ｂ，３６ｂの係合凹
所３５ｂ2，３６ｂ2から離間させ、または図６に示すよ
うにロックプレート３５ｂ，３６ｂの係合凹所３５ｂ
2，３６ｂ2に係合させる。
部３５ｂ1，３６ｂ1と係合凹所３５ｂ2，３６ｂ2を有す
るもので、その略中央部にて第５支持ピン３５ｅ，３６
ｅを介してベース３５ａ，３６ａに回動可能に支持され
ている。また、ロックレバー３５ｃ，３６ｃはロックプ
レート３５ｂ，３６ｂ側に係合突起３５ｃ1，３６ｃ1を
有するもので、その下端部にて第６支持ピン３５ｆ，３
６ｆを介してベース３５ａ，３６ａに回動可能に支持さ
れている。圧縮スプリング３５ｄ，３６ｄはロックプレ
ート３５ｂ，３６ｂとロックレバー３５ｃ，３６ｃとの
上端部に掛止されていて、これら両者３５ｂ，３６ｂ，
３５ｃ，３６ｃを互いに対向する方向に付勢し、ロック
レバー３５ｃ，３６ｃの係合突起３５ｃ1，３６ｃ1を図
５に示すようにロックプレート３５ｂ，３６ｂの係合凹
所３５ｂ2，３６ｂ2から離間させ、または図６に示すよ
うにロックプレート３５ｂ，３６ｂの係合凹所３５ｂ
2，３６ｂ2に係合させる。
【００１７】ロック手段３５，３６は、図５に示す状態
においてはフック部３５ｂ1，３６ｂ1が斜め下方に開口
していて、車両のフロア４１に突設したストライカ４
２，４３をフック部３５ｂ1，３６ｂ1から解放してお
り、図６に示す状態においてはフック部３５ｂ1，３６
ｂ1が側方に開口していて、ストライカ４２，４３をフ
ック部３５ｂ1，３６ｂ1に掛止する。
においてはフック部３５ｂ1，３６ｂ1が斜め下方に開口
していて、車両のフロア４１に突設したストライカ４
２，４３をフック部３５ｂ1，３６ｂ1から解放してお
り、図６に示す状態においてはフック部３５ｂ1，３６
ｂ1が側方に開口していて、ストライカ４２，４３をフ
ック部３５ｂ1，３６ｂ1に掛止する。
【００１８】踏込み手段３７はペダル３７ａを後端に固
着されたペダルアーム３７ｂを備えている。アッパアー
ム３２はその左右の中間部に固着されて前後方向へ延び
るセンタブラケット３２ｃを備え、同ブラケット３２ｃ
の中間部にリンク部３２ｄの上端部が第７支持ピン３９
ｇを介して前後方向へ回動可能に連結されている。ペダ
ルアーム３７ｂの先端はリンク部３２ｄの下端部に上下
方向へ回動可能に連結されている。また、ペダルアーム
３７ｂはその中間部にてロアアーム３３のリアフレーム
部３３ｄの中間部に突設したブラケット３３ｅの上端部
に第８支持ピン３９ｈにて上下方向へ回動可能に連結さ
れている。
着されたペダルアーム３７ｂを備えている。アッパアー
ム３２はその左右の中間部に固着されて前後方向へ延び
るセンタブラケット３２ｃを備え、同ブラケット３２ｃ
の中間部にリンク部３２ｄの上端部が第７支持ピン３９
ｇを介して前後方向へ回動可能に連結されている。ペダ
ルアーム３７ｂの先端はリンク部３２ｄの下端部に上下
方向へ回動可能に連結されている。また、ペダルアーム
３７ｂはその中間部にてロアアーム３３のリアフレーム
部３３ｄの中間部に突設したブラケット３３ｅの上端部
に第８支持ピン３９ｈにて上下方向へ回動可能に連結さ
れている。
【００１９】解除操作手段３８は搖動アーム３８ａ、操
作レバー３８ｂ、第１操作ワイヤ３８ｃおよび第２操作
ワイヤ３８ｄからなる。搖動アーム３８ａはセンタブラ
ケット３２ｃの前後の中間部に設けられて左右方向へ延
びるブラケットの端部に第９支持ピン３９ｉを介して前
後方向へ搖動可能に支持されている。操作レバー３８ｂ
はバックフレーム１２のフレーム部１２ｂの先端に位置
する把持部１２ｄに回動可能に取付けられている。この
操作レバー３８ｂの先端に第１操作ワイヤ３８ｃが連結
されており、同ワイヤ３８ｃの他端が搖動アーム３８ａ
の搖動端に連結されている。また、この搖動アーム３８
ａの搖動端には第２操作ワイヤ３８ｄの一端が連結され
ており、同ワイヤ３８ｄの他端が各ロック手段３５，３
６を構成するロツクレバー３５ｃ，３６ｃに連結されて
いる。
作レバー３８ｂ、第１操作ワイヤ３８ｃおよび第２操作
ワイヤ３８ｄからなる。搖動アーム３８ａはセンタブラ
ケット３２ｃの前後の中間部に設けられて左右方向へ延
びるブラケットの端部に第９支持ピン３９ｉを介して前
後方向へ搖動可能に支持されている。操作レバー３８ｂ
はバックフレーム１２のフレーム部１２ｂの先端に位置
する把持部１２ｄに回動可能に取付けられている。この
操作レバー３８ｂの先端に第１操作ワイヤ３８ｃが連結
されており、同ワイヤ３８ｃの他端が搖動アーム３８ａ
の搖動端に連結されている。また、この搖動アーム３８
ａの搖動端には第２操作ワイヤ３８ｄの一端が連結され
ており、同ワイヤ３８ｄの他端が各ロック手段３５，３
６を構成するロツクレバー３５ｃ，３６ｃに連結されて
いる。
【００２０】このように構成された車椅子用固定装置３
０においては、車椅子が非ロック状態にある場合には油
圧ダンパー３４の付勢力によりロアアーム３３が図１〜
図３に示すように上昇位置にある。また、各ロック手段
３５，３６は図５に示す状態にあって、ロックプレート
３５ｂ，３６ｂのフック部３５ｂ1，３６ｂ1が斜め下方
に開口している。この状態において車椅子は走行可能で
ある。
０においては、車椅子が非ロック状態にある場合には油
圧ダンパー３４の付勢力によりロアアーム３３が図１〜
図３に示すように上昇位置にある。また、各ロック手段
３５，３６は図５に示す状態にあって、ロックプレート
３５ｂ，３６ｂのフック部３５ｂ1，３６ｂ1が斜め下方
に開口している。この状態において車椅子は走行可能で
ある。
【００２１】当該車椅子を各ストライカ４２，４３が設
置されている車両のフロア４１上に車載して同フロア４
１に固定するには、補助者はペダル３７ａを踏込み操作
する。これにより、ペダルアーム３７ｂが下方へ回動し
てロアアーム３３を油圧ダンパー３４に抗して下降させ
る。また、ロアアーム３３と一体のロック手段３５，３
６も下降してストライカ４２，４３がロック手段３５，
３６のロックプレート３５ｂ，３６ｂのフック部３５ｂ
1，３６ｂ1内に嵌入する。
置されている車両のフロア４１上に車載して同フロア４
１に固定するには、補助者はペダル３７ａを踏込み操作
する。これにより、ペダルアーム３７ｂが下方へ回動し
てロアアーム３３を油圧ダンパー３４に抗して下降させ
る。また、ロアアーム３３と一体のロック手段３５，３
６も下降してストライカ４２，４３がロック手段３５，
３６のロックプレート３５ｂ，３６ｂのフック部３５ｂ
1，３６ｂ1内に嵌入する。
【００２２】ロックプレート３５ｂ，３６ｂはストライ
カ４２，４３の嵌入時の衝撃により圧縮スプリング３５
ｄ，３６ｄに抗して図５の図示時計方向へ回動し、同時
にロックレバー３５ｃ，３６ｃは圧縮スプリング３５
ｄ，３６ｄの作用により図示時計方向へ回動して、図６
に示すように係合突起３５ｃ1，３６ｃ1をロックプレー
ト３５ｂ，３６ｂの係合凹所３５ｂ2，３６ｂ2に係合す
る。これにより、ロックプレート３５ｂ，３６ｂとロッ
クレバー３５ｃ，３６ｃとの回動が規制され、ストライ
カ４２，４３はロックプレート３５ｂ，３６ｂのフック
部３５ｂ1，３６ｂ1内に掛止される。この結果、車椅子
は各ロック手段３５，３６により車両のフロア４１にロ
ックされて確実かつ強固に固定される。
カ４２，４３の嵌入時の衝撃により圧縮スプリング３５
ｄ，３６ｄに抗して図５の図示時計方向へ回動し、同時
にロックレバー３５ｃ，３６ｃは圧縮スプリング３５
ｄ，３６ｄの作用により図示時計方向へ回動して、図６
に示すように係合突起３５ｃ1，３６ｃ1をロックプレー
ト３５ｂ，３６ｂの係合凹所３５ｂ2，３６ｂ2に係合す
る。これにより、ロックプレート３５ｂ，３６ｂとロッ
クレバー３５ｃ，３６ｃとの回動が規制され、ストライ
カ４２，４３はロックプレート３５ｂ，３６ｂのフック
部３５ｂ1，３６ｂ1内に掛止される。この結果、車椅子
は各ロック手段３５，３６により車両のフロア４１にロ
ックされて確実かつ強固に固定される。
【００２３】車椅子の車両フロア４１に対する固定を解
除するには、解除操作手段３８の操作レバー３８ｂを回
動操作する。これにより、第１操作ワイヤ３８ｃが伸張
されて搖動アーム３８ａを搖動させ、同時に搖動アーム
３８ａが第２操作ワイヤ３８ｄを伸張する。この結果、
各ロック手段３５，３６のロックレバー３５ｃ，３６ｃ
が図６の図示反時計方向へ回動して同レバー３５ｃ，３
６ｃの係合突起３５ｃ1，３６ｃ1をロックプレート３５
ｂ，３６ｂの係合凹所３５ｂ2，３６ｂ2から離脱させ、
圧縮スプリング３５ｄ，３６ｄの作用によりロックプレ
ート３５ｂ，３６ｂを図示反時計方向へ回動させる。こ
の時点において、各ロツク手段３５，３６は図５に示す
状態となり、各ストライカ４２，４３はロックプレート
３５ｂ，３６ｂのフック部３５ｂ1，３６ｂ1から解放さ
れる。
除するには、解除操作手段３８の操作レバー３８ｂを回
動操作する。これにより、第１操作ワイヤ３８ｃが伸張
されて搖動アーム３８ａを搖動させ、同時に搖動アーム
３８ａが第２操作ワイヤ３８ｄを伸張する。この結果、
各ロック手段３５，３６のロックレバー３５ｃ，３６ｃ
が図６の図示反時計方向へ回動して同レバー３５ｃ，３
６ｃの係合突起３５ｃ1，３６ｃ1をロックプレート３５
ｂ，３６ｂの係合凹所３５ｂ2，３６ｂ2から離脱させ、
圧縮スプリング３５ｄ，３６ｄの作用によりロックプレ
ート３５ｂ，３６ｂを図示反時計方向へ回動させる。こ
の時点において、各ロツク手段３５，３６は図５に示す
状態となり、各ストライカ４２，４３はロックプレート
３５ｂ，３６ｂのフック部３５ｂ1，３６ｂ1から解放さ
れる。
【００２４】各ストライカ４２，４３の解放により、ロ
アアーム３３は油圧ダンパー３４の作用により上昇して
各ロック手段３５，３６とともに上昇位置に移動する。
この結果、車椅子の車両フロア４１に対する固定が解除
され、車椅子は走行可能となる。
アアーム３３は油圧ダンパー３４の作用により上昇して
各ロック手段３５，３６とともに上昇位置に移動する。
この結果、車椅子の車両フロア４１に対する固定が解除
され、車椅子は走行可能となる。
【００２５】このように、当該車椅子用固定装置３０に
おいては車椅子のフロアに対する固定が確実かつ強固で
あることは勿論のこと、補助者による踏込み手段３７お
よび解除操作手段３８の操作という簡単かつ容易な操作
で車椅子のフロア４１に対する固定および固定を解除を
行うことができる。
おいては車椅子のフロアに対する固定が確実かつ強固で
あることは勿論のこと、補助者による踏込み手段３７お
よび解除操作手段３８の操作という簡単かつ容易な操作
で車椅子のフロア４１に対する固定および固定を解除を
行うことができる。
【００２６】また、当該固定装置３０は車椅子自体に配
設されているもので、車椅子と一体に任意の位置に搬送
される。このため、ロック手段３５，３６と係合する係
合手段（ストライカ４２，４３）が設置してある場所に
おいては、車椅子を自由に固定しかつ固定を解除するこ
とができるが、フロア側に設置するストライカ４２，４
３は固定装置３０に比較して極めて簡単な部材でよい。
従って、このような簡単な部材であるストライカ４２，
４３を特定された場所に設置する場合には、ストライカ
４２，４３がたとえ多数の場合でも固定装置３０そのも
のを設置する場合に比較して設置費用はかなり少なくて
経済的にきわめて有利であり、車椅子を固定できる場所
を多く確保することができる。
設されているもので、車椅子と一体に任意の位置に搬送
される。このため、ロック手段３５，３６と係合する係
合手段（ストライカ４２，４３）が設置してある場所に
おいては、車椅子を自由に固定しかつ固定を解除するこ
とができるが、フロア側に設置するストライカ４２，４
３は固定装置３０に比較して極めて簡単な部材でよい。
従って、このような簡単な部材であるストライカ４２，
４３を特定された場所に設置する場合には、ストライカ
４２，４３がたとえ多数の場合でも固定装置３０そのも
のを設置する場合に比較して設置費用はかなり少なくて
経済的にきわめて有利であり、車椅子を固定できる場所
を多く確保することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る車椅子用固定装置を装
備した車椅子の概略的斜視図である。
備した車椅子の概略的斜視図である。
【図２】同車椅子の概略的側面図である。
【図３】同固定装置の側面図である。
【図４】同固定装置の部分平面図である。
【図５】同固定装置が有するロック手段の作動状態（非
固定状態）を示す拡大側面図である。
固定状態）を示す拡大側面図である。
【図６】同ロック手段の作動状態（固定状態）を示す拡
大側面図である。
大側面図である。
１１…シートフレ−ム、１２…バックフレーム、２１…
後輪、２２…前輪、２３…シ−トクッション、２４…シ
−トバック、３０…固定装置、３１ａ，３１ｂ…リン
ク、３２…アッパアーム、３３…ロアアーム（支持部
材）、３４…油圧ダンパー（付勢手段）、３５，３６…
ロック手段、３５ａ，３６ａ…ロックプレート、３５
ｂ，３６ｂ…ロックレバー、３５ｃ，３６ｃ…圧縮スプ
リング、３７…踏込み手段、３８…解除操作手段。
後輪、２２…前輪、２３…シ−トクッション、２４…シ
−トバック、３０…固定装置、３１ａ，３１ｂ…リン
ク、３２…アッパアーム、３３…ロアアーム（支持部
材）、３４…油圧ダンパー（付勢手段）、３５，３６…
ロック手段、３５ａ，３６ａ…ロックプレート、３５
ｂ，３６ｂ…ロックレバー、３５ｃ，３６ｃ…圧縮スプ
リング、３７…踏込み手段、３８…解除操作手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61G 1/00 - 5/14
Claims (1)
- 【請求項１】車椅子のシートフレームの下方に位置して
前後方向へ延びる支持部材と、同支持部材と前記シート
フレームとに各端部を回動可能に連結されてこれら両者
を互いに連結するリンクと、前記シートフレームと前記
支持部材または前記リンク間に配設され前記支持部材を
常に上方位置に移動すべく付勢する付勢手段と、前記シ
ートフレームに一端を回動可能に連結されるとともに前
記支持部材に中間部にて上下方向へ回動可能に連結され
踏込み操作により前記支持部材を前記付勢手段に抗して
下降させる踏込み手段と、前記支持部材に配設され同支
持部材の下降時にフロアに設けた係合手段に係合して同
フロアに前記車椅子を固定するロック手段と、同ロック
手段に連結され解除操作により同ロック手段を操作して
前記車椅子の前記フロアに対する固定を解除する解除操
作手段を備えていることを特徴とする車椅子用固定装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33617592A JP3265660B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 車椅子用固定装置 |
| US08/163,865 US5489170A (en) | 1992-12-16 | 1993-12-09 | Anchoring apparatus for wheeled chair |
| FR9314848A FR2699071B1 (fr) | 1992-12-16 | 1993-12-10 | Dispositif d'ancrage ou d'immobilisation, en particulier pour chaise roulante. |
| DE4343060A DE4343060C2 (de) | 1992-12-16 | 1993-12-16 | Verankerungsvorrichtung für einen Rollstuhl |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33617592A JP3265660B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 車椅子用固定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06181950A JPH06181950A (ja) | 1994-07-05 |
| JP3265660B2 true JP3265660B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=18296443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33617592A Expired - Fee Related JP3265660B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 車椅子用固定装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5489170A (ja) |
| JP (1) | JP3265660B2 (ja) |
| DE (1) | DE4343060C2 (ja) |
| FR (1) | FR2699071B1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6113325A (en) * | 1997-09-29 | 2000-09-05 | Craft; Richard D. | Wheelchair restraint system for a transportation vehicle |
| GB9723166D0 (en) * | 1997-11-04 | 1998-01-07 | Unwin C N Ltds | Improvements relating to tensioning apparatus |
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| US6796757B1 (en) | 2000-10-27 | 2004-09-28 | Stryker Corporation | Ambulance cot lock |
| AU2001214541B2 (en) * | 2000-10-27 | 2005-09-01 | Stryker Corporation | Ambulance cot lock |
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| USD1018268S1 (en) | 2021-08-16 | 2024-03-19 | The Braun Corporation | Wheelchair coupling mechanism |
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| FR2480212A1 (fr) * | 1980-04-15 | 1981-10-16 | Linderoth Hans | Dispositif de securite pour le transport dans un vehicule d'une personne circulant en fauteuil roulant |
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| US4407616A (en) * | 1981-08-24 | 1983-10-04 | Collins Industries, Inc. | Wheelchair lock for reducing wheel spoke interference |
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-
1992
- 1992-12-16 JP JP33617592A patent/JP3265660B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-12-09 US US08/163,865 patent/US5489170A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-10 FR FR9314848A patent/FR2699071B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-16 DE DE4343060A patent/DE4343060C2/de not_active Expired - Fee Related
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| US5489170A (en) | 1996-02-06 |
| DE4343060C2 (de) | 2000-05-04 |
| FR2699071A1 (fr) | 1994-06-17 |
| DE4343060A1 (de) | 1994-06-23 |
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