JP3264811B2 - 電圧制御可変同調回路 - Google Patents

電圧制御可変同調回路

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JP3264811B2
JP3264811B2 JP30161495A JP30161495A JP3264811B2 JP 3264811 B2 JP3264811 B2 JP 3264811B2 JP 30161495 A JP30161495 A JP 30161495A JP 30161495 A JP30161495 A JP 30161495A JP 3264811 B2 JP3264811 B2 JP 3264811B2
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    • H03J3/00Continuous tuning
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03J3/20Continuous tuning of single resonant circuit by varying inductance only or capacitance only
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B2201/00Aspects of oscillators relating to varying the frequency of the oscillations
    • H03B2201/02Varying the frequency of the oscillations by electronic means
    • H03B2201/0208Varying the frequency of the oscillations by electronic means the means being an element with a variable capacitance, e.g. capacitance diode

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  • Transceivers (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧制御可変同調
回路に係わり、特に、同調回路をスイッチ素子で切換え
て2つの周波数帯域で用い、同調制御電圧を一定の可変
範囲で変化させたとき、2つの周波数帯域の同調周波数
差が一定になるようにした電圧制御可変同調回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、少なくともそれぞれ1つのイン
ダクタ及びキャパシタを有する電圧制御可変同調回路に
おいて、使用周波数帯域を切替える場合は、スイッチ素
子を用いてインダクタのインダクタンス値Lを段階的に
変化させ、それぞれの周波数帯域で同調(共振)周波数
を選択する場合は、同調制御電圧によって電圧制御可変
容量素子のキャパシタンス値Cを変化させるようにして
いる。
【0003】図4は、既知の電圧制御可変同調回路の一
例を示す回路構成図であって、発振回路に接続され、発
振器を構成している例を示すものである。
【0004】図4に示されるように、電圧制御可変同調
回路31は、接続点Aと接続点Bと接続点Cと接続点D
とを有し、この内、接続点Aは第1のバッファ抵抗32
を介して同調制御電圧供給端子33に接続され、接続点
Bは発振回路34に接続され、接続点Cは第2のバッフ
ァ抵抗35を介して周波数帯域切替電圧供給端子36に
接続される。この場合、電圧制御可変同調回路31は、
接続点Aと基準電位点(接地点)との間に接続された可
変容量ダイオード37と、接続点Aと接続点Bとの間に
接続された直列コンデンサ38と、接続点Bと基準電位
点との間に接続された第1のコンデンサ39と、接続点
Bと接続点Dとの間に接続された第1のインダクタ、例
えば、第1のマイクロストリップ線路40と、接続点D
と基準電位点との間に接続された第2のインダクタ、例
えば、第2のマイクロストリップ線路41と、接続点C
と接続点Dとの間に接続された直流阻止用の第2のコン
デンサ42と、接続点Cと基準電位点との間に接続され
た帯域切替用スイッチングダイオード43とを備える。
また、発振回路34は、発振用トランジスタ44を備
え、発振信号出力端子45と電源端子46に接続され
る。
【0005】また、図5は、電圧制御可変同調回路31
の構成部分のみを抽出して示す回路図であって、(a)
は全体の回路構成図、(b)は低域側周波数帯域に切替
えたときの等価回路図、(c)は高域側周波数帯域に切
替えたときの等価回路図である。
【0006】ここで、図5(a)乃至(c)を用い、前
記構成に係わる電圧制御可変同調回路31の動作につい
て説明する。
【0007】始めに、周波数帯域切替電圧供給端子36
に負の直流電圧を加えた場合、スイッチングダイオード
43がオフになり、電圧制御可変同調回路31が低域側
周波数帯域に切替えられる。このとき、電圧制御可変同
調回路31は、図5(a)に示される状態から図5
(b)に示される状態に変化し、接続点Bと基準電位点
との間に、可変容量ダイオード37及び直列コンデンサ
38の直列接続回路からなる等価可変容量回路47と、
第1及び第2のインダクタ40、41の直列接続回路
と、第1のコンデンサ39とが並列接続される。
【0008】可変容量ダイオード37は、同調制御電圧
供給端子33に供給される同調制御電圧によってそのキ
ャパシタンスが変化し、等価可変容量回路47の等価キ
ャパシタンスが変化し、電圧制御可変同調回路31の共
振周波数を設定する。ここで、同調制御電圧を変化させ
たときの電圧制御可変同調回路31の容量可変比、即
ち、周波数可変比は、等価可変容量回路47の等価キャ
パシタンスと第1のコンデンサ39のキャパシタンスに
よって決まる。
【0009】次いで、周波数帯域切替電圧供給端子36
に正の直流電圧を加えた場合、スイッチングダイオード
43がオンになり、電圧制御可変同調回路31が高域側
周波数帯域に切替えられる。このとき、電圧制御可変同
調回路31は、接続点Dと基準電位点とが第2のコンデ
ンサ42とスイッチングダイオード43によって高周波
的に短絡され、図5(b)に示される状態から図5
(c)に示される状態に変化し、接続点Bと基準電位点
との間に、可変容量ダイオード37及び直列コンデンサ
38の直列接続回路からなる等価可変容量回路47と、
第1のインダクタ40と、第1のコンデンサ39とが並
列接続される。
【0010】可変容量ダイオード37は、同調制御電圧
供給端子33に供給される同調制御電圧の印加によって
そのキャパシタンスが変化し、等価可変容量回路47の
等価キャパシタンスが変化し、電圧制御可変同調回路3
1の同調周波数を設定する。この場合も、同調制御電圧
を変化させたときの電圧制御可変同調回路31の容量可
変比、即ち、周波数可変比は、等価可変容量回路47の
等価キャパシタンスと第1のコンデンサ39のキャパシ
タンスによって決まる。
【0011】ところで、コードレス電話機においては、
受信側の局部発振器と送信側の搬送波発振器を1つの発
振器で共用する場合がある。例えば、DECT方式のコ
ードレス電話機においては、送信時に、共用の発振器を
搬送波発振器として働かせ、1881.8MHz(FT
min)から1897.3MHz(FTmax)の範囲
(高域側周波数帯域)にある一つの搬送波周波数を発振
させて通話チャネルを設定し、一方、受信時に、共用の
発振器を局部発振器として働かせ、搬送波周波数よりも
112.3MHzだけ低い、1769.5MHz(FR
min)から1785.0MHz(FTmax)の範囲
(低域側周波数帯域)にある一つの局部発振周波数を発
振させて受信信号周波数変換している。そして、このよ
うな共用の発振器は、同調回路に前述のような電圧制御
可変同調回路31を用いており、送信及び受信の切替に
対応して共用の発振器の発振周波数帯域を高域側または
低域側に切替え、それぞれの周波数帯域において、所望
の発振周波数に対応したチャネルが選択される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記DECT方式のコ
ードレス電話機に用いられる共用の発振器は、同調回路
のインダクタのインダクタンス値Lを段階的に変化させ
て発振周波数帯域を切替えた場合に、それぞれの周波数
帯域内の周波数可変比が一定(FRmax/FRmin
=FTmax/FTmin)であるため、それぞれの発
振周波数帯域内の周波数可変幅(FRmax−FRmi
n、または、FTmax−FTmin)は異なり、周波
数帯域の周波数の高低に比例して変化する。
【0013】即ち、共用の発振器の発振周波数帯域を高
域側(送信時)から低域側(受信時)に切替える場合、
最低周波数に対応したチャネルにおいて発振周波数帯域
の切替を行い、送信時の周波数の1881.8MHz
(FTmin)から112.3MHzだけ低い受信時の
周波数の1769.5MHz(FRmin)に設定する
と、最高周波数に対応したチャネルにおいては、本来、
送信時の周波数の1897.3MHz(FTmax)か
ら受信時の周波数の1785.0MHz(FRmax)
に変化しなければならないところ、1784.1MHz
〔1769.5MHz(FRmin)×{1897.3
MHz(FTmax)/1881.8(FTmi
n)}〕に変化してしまい、このときの送信時と受信時
の周波数差は112.3MHzでなくなって、113.
2MHz(1897.3MHz−1784.1MHz)
に拡大する。
【0014】このように、共用の発振器の発振周波数帯
域を高域側(送信時)から低域側(受信時)に切替える
場合、双方の発振周波数帯域における同調制御電圧の可
変範囲が一致していると、選択チャネルに対応した周波
数に応じて、送信時と受信時の周波数差が異なってしま
う。
【0015】もっとも、共用の発振器の発振周波数帯域
を高域側(送信時)から低域側(受信時)に切替える場
合、選択チャネルに対応した周波数に関係なく、送信時
と受信時の周波数差をなくすためには、送信と受信の切
替時に、併せて同調制御電圧を変化させればよい。
【0016】しかるに、前記構成を有する電圧制御可変
同調回路は、同調制御電圧発生回路に、複雑な構成の補
正回路や切換回路が必要になるという問題がある。
【0017】とりわけ、前記DECT方式に限らず、時
分割双方向(TDD)通信方式のコードレス電話機は、
数ミリ秒毎に送信と受信とが繰り返されるものであり、
このような動作を行うコードレス電話機に、前記構成を
有する既知の電圧制御可変同調回路を用いたとき、当然
に、同調制御電圧を数ミリ秒という短時間毎に切替る必
要がある。ところが、前記構成を有する既知の電圧制御
可変同調回路は、複雑な構成の補正回路を用いているこ
とから、同調制御電圧を短時間毎に高精度で切替えるこ
とが技術的に難しいという問題がある。
【0018】本発明は、これらの問題を解決するもの
で、その目的は、同調制御電圧を発生する場合に複雑な
構成の補正回路を用いることなく、同調回路の同調周波
数帯域を切替えたとき、選択周波数に関係なく、双方の
帯域の周波数可変幅(周波数差)を略等しくすることが
可能な電圧制御可変同調回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、直列接続された第1及び第2のインダク
タと、前記直列接続された第1及び第2のインダクタに
並列接続された電圧制御可変容量素子と、前記第1の
ンダクタに並列接続された第1の容量素子と、前記第2
インダクタに分路接続され、オン時に高域側周波数帯
域に、オフ時に高域側周波数帯域にそれぞれ切替えられ
る帯域切替用スイッチ素子とによって同調回路を構成
、前記第1のインダクタと前記第1の容量素子とから
なる並列共振回路の共振周波数が前記同調回路の同調
波数よりも高く、かつ、前記高域側及び前記低域側周波
数帯域双方の周波数可変幅が略等しくなるように前記第
1の容量素子の容量値を設定した手段を備える。
【0020】前記手段において、電圧制御可変同調回路
を低域側周波数帯域に切替えるために帯域切替用スイッ
チ素子をオフにしたとき、第1の容量素子は、第1のイ
ンダクタの等価インダクタンスを変えるだけで、電圧制
御可変同調回路のキャパシタンスとして寄与しないた
め、電圧制御可変同調回路のキャパシタンスの可変比
は、電圧制御可変容量素子のキャパシタンスの可変比
(CVmax/CVmin)に等しい。なお、ここで、
CVmax、CVminは、それぞれ、最大、最小の同
調制御電圧が印加されたときの電圧制御可変容量素子の
キャパシタンスである。
【0021】これに対し、電圧制御可変同調回路を高域
側周波数帯域に切替えるために帯域切替用スイッチ素子
をオンにしたとき、第1の容量素子は、電圧制御可変容
量素子に並列接続されるので、電圧制御可変容量素子の
キャパシタンスに第1の容量素子のキャパシタンス値C
が加わって、電圧制御可変同調回路のキャパシタンスの
可変比は、{(CVmax+C)/(CVmin+
C)}になり、第1の容量素子が接続されない場合の可
変比(CVmax/CVmin)に比べて小さくなる。
【0022】このように、電圧制御可変容量素子に第1
の容量素子を並列接続した場合と並列接続しない場合で
は、同じ同調制御電圧の変化に対応した周波数変化量が
異なるので、第1の容量素子のキャパシタンス値Cを適
宜選択すれば、同調回路を低域側周波数帯域または高域
側周波数帯域に切替えた場合に、選択周波数に関係な
く、双方の帯域の周波数差を略等しくすることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明に係わる電圧制御可変同調
回路の実施の形態の一つを示す回路構成図であって、発
振回路に接続されて発振器を構成している例を示すもの
である。
【0025】図1に示されるように、電圧制御可変同調
回路1は、接続点Aと接続点Bと接続点Cと接続点Dと
を有しており、この内、接続点Aは第1のバッファ抵抗
2を介して同調制御電圧供給端子3に接続され、接続点
Bは発振回路4に接続され、接続点Cは第2のバッファ
抵抗5を介して周波数帯域切替電圧供給端子6に接続さ
れている。また、電圧制御可変同調回路1は、接続点A
と基準電位点(接地点)との間に接続された可変容量ダ
イオード(電圧制御可変容量素子)7と、接続点Aと接
続点Bとの間に接続された直列コンデンサ8と、接続点
Bと接続点Dとの間に並列接続された第1のコンデンサ
(第1の容量素子)9及び第1のマイクロストリップ線
路(第1のインダクタ)10と、接続点Dと基準電位点
との間に接続された第2のマイクロストリップ線路(第
2のインダクタ)11と、接続点Cと接続点Dとの間に
接続された直流阻止用の第2のコンデンサ12と、接続
点Cと基準電位点との間に接続されたスイッチングダイ
オード(帯域切替用スイッチ素子)13とを備えてい
る。発振回路4は、トランジスタ14を備え、発振信号
出力端子15と電源端子16に接続されている。この場
合、電圧制御可変同調回路1側の第1のコンデンサ9と
第1のマイクロストリップ線路10との並列接続回路
は、共振周波数が電圧制御可変同調回路1の共振周波数
よりも高くなるように、第1のコンデンサ9のキャパシ
タンス値及び第1のマイクロストリップ線路10のイン
ダクタンス値が設定されている。
【0026】また、図2は、電圧制御可変同調回路1の
構成部分のみを抽出して示した回路図であり、(a)は
全体の回路構成図、(b)は低域側周波数帯域に切替え
たときの等価回路図、(c)は高域側周波数帯域に切替
えたときの等価回路図である。
【0027】図2(a)乃至(c)を用い、前記構成に
係わる電圧制御可変同調回路1の動作について説明す
る。
【0028】まず、周波数帯域切替電圧供給端子6に負
の直流電圧を加えた場合、スイッチングダイオード13
がオフになり、電圧制御可変同調回路1が低域側周波数
帯域に切替えられる。このとき、第1のコンデンサ9と
第1のマイクロストリップ線路10とからなる並列接続
回路は、前述のような共振周波数の設定が行われている
ので、全体として等価インダクタ17として機能する。
電圧制御可変同調回路1は、図2(a)に示される状態
から図2(b)に示される状態に変化し、接続点Bと基
準電位点との間に、可変容量ダイオード7及び直列コン
デンサ8の直列接続回路からなる等価可変容量回路18
と、等価インダクタ17及び第2のマイクロストリップ
線路11の直列接続回路が並列接続される。そして、同
調制御電圧供給端子3に供給される同調制御電圧によっ
て可変容量ダイオード7のキャパシタンスが変化し、そ
れにより等価可変容量回路18の等価キャパシタンスが
変化して、電圧制御可変同調回路1の同調周波数が設定
される。この場合、同調制御電圧を変化させたときの電
圧制御可変同調回路1の容量可変比、即ち、周波数可変
比は、等価可変容量回路18の等価キャパシタンスだけ
で決まる。
【0029】次に、周波数帯域切替電圧供給端子6に正
の直流電圧を加えた場合、スイッチングダイオード13
がオンになり、電圧制御可変同調回路1が高域側周波数
帯域に切替えられる。このとき、電圧制御可変同調回路
1は、接続点Dと基準電位点とが第2のコンデンサ12
とスイッチングダイオード13によって高周波的に短絡
され、図2(b)に示される状態から図2(c)に示さ
れる状態に変化し、接続点Bと基準電位点との間に、等
価可変容量回路18と、第1のマイクロストリップ線路
10と、第1のコンデンサ9とが並列接続される。そし
て、同調制御電圧供給端子3に供給される同調制御電圧
によって可変容量ダイオード7のキャパシタンスが変化
し、それにより等価可変容量回路18の等価キャパシタ
ンスが変化して、電圧制御可変同調回路1の同調周波数
が設定される。この場合、同調制御電圧を変化させたと
きの電圧制御可変同調回路1の容量可変比、即ち、周波
数可変比は、等価可変容量回路18の等価キャパシタン
スと第1のコンデンサ9のキャパシタンスによって決ま
る。
【0030】このように、本実施の形態による電圧制御
可変同調回路1によれば、その周波数可変比は、低域側
周波数帯域に切替えた場合に大きく、高域側周波数帯域
に切替えた場合に小さくなるので、第1のコンデンサ9
のキャパシタンス値を適宜選択することにより、低域側
周波数帯域における周波数可変幅を高域側周波数帯域に
おける周波数可変幅に略等しくすることができる。この
ため、低域側周波数帯域及び高域側周波数帯域の双方に
共通の同調制御電圧を用いることができ、同調制御電圧
の発生のために、既知の電圧制御可変同調回路で用いて
いた複雑な構成の補正回路を必要としない。
【0031】なお、前記実施の形態においては、第1の
インダクタ、第2のインダクタに、それぞれ、マイクロ
ストリップ線路10、11を用いた例を挙げて説明した
が、本発明の電圧制御可変同調回路1は、マイクロスト
リップ線路を用いたものに限られず、通常の高周波イン
ダクタ等を用いることができる。
【0032】続いて、図3は、本実施の形態による電圧
制御可変同調回路1を前述のコードレス電話機の共用の
発振器に用いた際の種々の動作特性を示す特性図であっ
て、図4に図示された既知の電圧制御可変同調回路31
を同じコードレス電話機の共用の発振器に用いた際の種
々の動作特性と比較して示したものである。
【0033】この場合、電圧制御可変同調回路1におい
ては、直列コンデンサ8のキャパシタンスが3pF、第
1のコンデンサ9のキャパシタンスが2pF、可変容量
ダイオード7のキャパシタンスの可変範囲が15乃至
9.9pF、第1のマイクロストリップ線路10のイン
ダクタンスが1.61nH、第2のマイクロストリップ
線路11のインダクタンスが0.21nHである。ま
た、電圧制御可変同調回路31においては、直列コンデ
ンサ38のキャパシタンスが3pF、第1のコンデンサ
39のキャパシタンスが2pF、可変容量ダイオード3
7のキャパシタンスの可変範囲が15乃至9.9pF、
第1のマイクロストリップ線路40のインダクタンスが
1.61nH、第2のマイクロストリップ線路41のイ
ンダクタンスが0.28nHであり、双方の電圧制御可
変同調回路1、31に供給される同調制御電圧の可変範
囲を0.5(最低発振周波数)乃至2.5(最高発振周
波数)Vに選んでいる。
【0034】図3に示されるように、既知の電圧制御可
変同調回路31を用いた場合は、周波数可変幅が、低域
側発振周波数帯域で40.43MHz、高域側発振周波
数帯域で42.99MHzというように、約2.5MH
z程度の違いがあるのに対して、本実施の形態による電
圧制御可変同調回路1を用いた場合は、同じ周波数可変
幅が、低域側発振周波数帯域で42.90MHz、高域
側発振周波数帯域で42.99MHzというように、極
めて近接した値になっていることが判る。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る電圧制御可変同調回路1によれば、低域側周波数帯域
に切替えた場合に周波数可変比が大きく、高域側周波数
帯域に切替えた場合に周波数可変比が小さくなるので、
第1のコンデンサ9のキャパシタンス値を適宜選択する
ことにより、低域側周波数帯域における周波数可変幅を
高域側周波数帯域における周波数可変幅に略等しくでき
るという効果がある。
【0036】また、本発明による電圧制御可変同調回路
1によれば、低域側周波数帯域及び高域側周波数帯域の
双方に共通の同調制御電圧を用いることができ、同調制
御電圧の発生のために、既知の電圧制御可変同調回路で
用いていた複雑な構成の補正回路を必要としないという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電圧制御可変同調回路の実施の
形態の一つを示す回路構成図である。
【図2】図1に図示された電圧制御可変同調回路の構成
部分のみを抽出して示した回路図及び等価回路図であ
る。
【図3】電圧制御可変同調回路をコードレス電話機の共
用の発振器に用いた際の種々の動作特性を示す特性図で
ある。
【図4】既知の電圧制御可変同調回路の一例を示す回路
構成図である。
【図5】図4に図示された電圧制御可変同調回路の構成
部分のみを抽出して示した回路図及び等価回路図であ
る。
【符号の説明】
1 電圧制御可変同調回路 3 同調制御電圧供給端子 4 発振回路 6 周波数帯域切替電圧供給端子 7 可変容量ダイオード(電圧制御可変容量素子) 8 直列コンデンサ 9 第1のコンデンサ(第1の容量素子) 10 第1のマイクロストリップ線路(第1のインダク
タ) 11 第2のマイクロストリップ線路(第2のインダク
タ) 13 スイッチングダイオード(帯域切替用スイッチ素
子) 17 等価インダクタ 18 等価可変容量回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続された第1及び第2のインダク
    タと、前記直列接続された第1及び第2のインダクタに
    並列接続された電圧制御可変容量素子と、前記第1の
    ンダクタに並列接続された第1の容量素子と、前記第2
    インダクタに分路接続され、オン時に高域側周波数帯
    域に、オフ時に高域側周波数帯域にそれぞれ切替えられ
    る帯域切替用スイッチ素子とによって同調回路を構成
    、前記第1のインダクタと前記第1の容量素子とから
    なる並列共振回路の共振周波数が前記同調回路の同調
    波数よりも高く、かつ、前記高域側及び前記低域側周波
    数帯域双方の周波数可変幅が略等しくなるように前記第
    1の容量素子の容量値を設定したことを特徴とする電圧
    制御可変同調回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のインダクタはマイク
    ロストリップ線路であり、前記電圧制御可変容量素子は
    可変容量ダイオードであり、前記帯域切替用スイッチ素
    子はスイッチングダイオードであることを特徴とする請
    求項1に記載の電圧制御可変同調回路。
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