JP3264532B2 - 円弧状ガラス板等の三次元板状物の物流具 - Google Patents

円弧状ガラス板等の三次元板状物の物流具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円弧状ガラス板等の
三次元板状物の運搬に用いられる物流具に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】例えばビル用ガラス板として、
三次元形状のガラス板、例えば円弧状に成形されたガラ
ス板が用いられることがある。
【0003】このような三次元形状のガラス板の建設現
場への運搬作業においては、従来より、ガラス板を無理
な加重がかからないように安定性良く保持するのが非常
に難しく、また、運搬に多くのスペースを要して一度に
多くのガラス板を運搬することができず運搬効率も非常
に悪いという問題が指摘されていた。
【0004】この発明は、上記のような従来の問題点を
解決すべく、円弧状ガラス板等の三次元板状物を無理な
加重がかからないよう安定性良く保持することができ、
しかも、スペース的に有利に運搬効率良く保持すること
ができる三次元板状物の物流具を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明は、円弧状ガラス板等の三次元板状物の下縁を支承
するベース部と、該ベース部の上方で、該板状物の三次
元形状をなす片面を該面に沿って受け、かつ円弧状円筒
外周面に形成された受け面を有する受け具と、該受け具
を、ベース部上方において位置及び/又は向きを変更調
節可能に保持する受け具保持体と、が備えられてなるこ
とを特徴とする、円弧状ガラス板等の三次元板状物のあ
らゆるサイズに対応できる物流具を要旨とする。
【0006】
【作用】上記物流具では、三次元板状物を立てた状態に
して、その下縁をベース部上に支承せしめると共に、そ
の片面を受け具の受け面に受けさせる。受け具の受け面
は、板状物の三次元形状をなす片面を該面に実質的に沿
って受けるものに形成されているから、板状物は、無理
な加重を受け具の受け面から受けることなく安定性良
く、受け面に受けられる。しかも、板状物は立てられた
状態で保持されるものとなされていることにより、多く
の板状物がスペース的有利に保持される。
【0007】加えて、受け具は、受け具保持体による保
持にて、その位置及び/又は向きが変更調節可能である
ことにより、板状物の保持姿勢の変更等に対応して、そ
の各姿勢の板状物をそれぞれに、無理な加重のかからな
い安定した状態に受け具受け面に受けさせることができ
る。
【0008】
【実施例】次に、この発明を、第4図に示されるような
円弧状に曲成されたガラス板(G)の運搬に用いられる
物流具に適用した実施例を説明する。なお、ガラス板
(G)の寸法には制限はなく、あらゆるサイズに対応し
うるものであるが、具体例を挙示すれば、例えば100
0〜2000mm程度の高さを有する。
【0009】第1図に示される物流具(1)において、
(2)はベース部、(3)(3)は受け具、(4)は受
け具保持体である。なお、(5)(5)は前支柱、
(6)…はつなぎ材である。
【0010】ベース部(2)は、所定高さの方形盤状の
もので、その上面側がガラス板の下縁を支承する支承面
として、前後方向に延びる5本の支承用骨材(8)…が
左右方向に間隔的に並列状態に配された骨組み構造に形
成されている。
【0011】左右最外側に位置する一対の支承用骨材
(8)(8)の上面側には、緩衝用のチャンネル材
(9)(9)が着脱可能に嵌合配置されるものとなされ
ている。
【0012】この緩衝用チャンネル材(9)(9)は2
種類用意され、その一つは、第2図(イ)に示されるよ
うに、上面に、一端側に傾斜して指向する複数個の間隔
保持突起(10a )…が長さ方向に列設された帯状の緩衝
材(10)が被せられたもので、他の一つは、第2図
(ロ)に示されるように、上面に、平坦な緩衝材(11)
が被せられたものとなされている。これらの緩衝用チャ
ンネル材(9)はガラス板(G)のどの側縁部をベース
部(2)上に支承せしめるかによって使分けして選択的
に用いられる。なお、内側の3本の支承用骨材(8)
(8)(8)の上面には、平坦な緩衝材(12)…が被せ
られている。
【0013】また、このベース部(2)において、その
四隅部にはそれぞれ、第1図に示されるように、前支柱
(5)(5)、及び、受け具保持体(4)を構成する後
支柱(26)(26)の下端部を差し込み、これらを支える
支柱取付け用筒部(13)(13)(13)(13)が設けられ
ている。更に、各取付け用筒部(13)…の外側面には、
吊り用のフック(14)が取り付けられている。
【0014】更に、このベース部(2)において、中央
を除く左右4本の支承用骨材(8)の側面には、バンド
かけ(16)…が設けられている。
【0015】受け具(3)は、第1図及び第3図に示さ
れるように、1/4円弧状円筒面に曲成された緩衝用曲
がり板部(17)と、その左右両側部に直交して連接され
た外周1/4円弧状の側板部(18)(18)と、曲がり板
部(17)の周方向一端部から両側板部(18)(18)と連
接状態にて半径線方向内方に延ばされた背板部(19)と
を有する。
【0016】緩衝用曲がり板部(17)の円弧状の外面部
は、受け面(20)として、そこに緩衝材(21)が被せら
れている。
【0017】そして、この受け具(3)において、背板
部(19)の外面には、第3図(ロ)に示されるように、
該背板部(19)に沿って半径線方向に延びる取付け用の
第1チャンネル材(22)が外向き状態に取り付けられて
いる。そして、この取付け用第1チャンネル材(22)の
両側壁(22a )(22a )には、その長さ方向に沿って所
定間隔おきに取付け孔(22b )…(22b )…が左右同位
相配置において設けられている。
【0018】更に、該背板部(19)と直交する面側にお
いて、両側板部(18)(18)にかけわたし状態に、取付
け用の第2チャンルネ材(23)が設けられ、その両側壁
(23a )(23a )には同じく取付け孔(23b )…(23b
)…が設けられている。(16)はバンドかけである。
【0019】受け具保持体(4)は、第1図に示される
ように、ベース部(2)の後側一対の取付け用筒部(1
3)(13)に下端部が差し込まれて垂直状態に立ち上げ
られた一対の後支柱(26)(26)と、両後支柱(26)
(26)間にわたされた1本ないし複数本の横桟(27)と
からなる。
【0020】後支柱(26)(26)にはそれぞれ、その左
右方向に貫通する取付け孔(26a )…(26a )…が、長
さ方向に所定間隔おきに列設され、受け具(3)が、第
3図(ハ)に示されるように、リベット(28)とスナッ
プピン(29)とにより取り付けられるものとなされてい
る。
【0021】更に、後支柱(26)(26)の外側面にはバ
ンドかけ(16)(16)が、また上端面には段積み用の嵌
合突起(30)(30)がそれぞれ設けられている。
【0022】横桟(27)は、両後支柱(26)(26)にか
けわたし状態に取り付けられものとなされている。即
ち、該横桟(26)の両端部には上下方向に突出されたL
字状の取付け片(31)(31)が固着され、該取付け片
(31)の上下両突出部に取付け孔(31a )(31a )が設
けられている。そして、該L字状取付け片(31)を後支
柱(26)の内面側に嵌合し、該取付け孔(31a )と後支
柱(26)の取付け孔(26a)とを同軸状に配置した状態
で、受け具(3)の場合と同様に、リベット(29)とス
ナップピン(29)により、取り付けられたものとなされ
ている。
【0023】なお、横桟(27)の取付け高さ位置は、後
支柱(26)における取付け孔(26a)…の選択変更によ
り、調節することができる。
【0024】また、横桟(27)はあらかじめ複数本用意
されており、必要に応じて、これを第1図に示されるよ
うに1つ所望の高さ位置に取り付けたり、あるいはま
た、これを第10図等に示されるように複数本、例えば
2つそれぞれ高さ位置を異にして取り付けられたりす
る。
【0025】そして、この横桟(27)には、第1図に示
されるようにその長さ方向に所定間隔おきに複数個の取
付け孔(27a )…が上下方向に貫通する態様において設
けられ、受け具(3)の取付けを、上記と同様にリベッ
ト(28)とスナップピン(29)とにより、横桟(27)の
長さ方向の所望の位置においても行い得るようにされて
いる。
【0026】なお、前支柱(5)(5)は、ベース部
(2)の前側の一対の取付け用筒部(13)(13)内にそ
の下端部が差し込まれて垂直状態に取り付けられてい
る。その上端面には段積み用の突起(30)(30)が設け
られている。また、つなぎ桟(6)…は、支柱(5)
(5)(26)(26)間にわたされるものとなされてい
る。
【0027】円弧状の三次元ガラス板(G)は、次のよ
うにして、物流具(1)に保持される。
【0028】第4図に示されるように、ガラス板(G)
を、円弧状の縁部を上下方向に向け、かつ円弧内面側を
後方に向けた状態で、物流具(1)に保持せしめる場合
を例にとって説明する。この場合、第1図に示されるよ
うに、物流具(1)において、受け具(3)を2つ使用
し、該受け具(3)(3)を後支柱(26a)(26a )のそ
れぞれに、その上寄りの所定の高さ位置において、円弧
状受け面(20)(20)を前方斜め上方に向けるように取
り付ける。この取付けは、上述したように、第3図
(ハ)に示されるように、受け具(3)の取付け用第1
チャンネル材(22)を前側から後支柱(26)(26)に嵌
合し、同軸配置にされた取付け孔(22b )(26a )を通
じてリベット(28)を通し、その先端部にスナップピン
(29)を取り付けるというようにして行う。また、ベー
ス部(2)における左右最外側の支承用骨材(8)
(8)に、表面に間隔保持突起(10a )…が列設された
帯状の緩衝材(10)を有する一対の緩衝用のチャンネル
材(9)(9)を、間隔保持突起(10a )…が前方に指
向される方向態様において、嵌合配置する。
【0029】そして、第4図に示されるように、ガラス
板(G)の下縁を、後方側の所定の間隔保持突起(10a
)(10a )間に配置してベース部(2)上に支承せし
めると共に、その上縁部内面を左右の受け具(3)
(3)の受け面(20)(20)に受けさせた状態にする。
そして、このガラス板(G)をバンド(B)にてバンド
かけ(16)を利用して固定する。
【0030】次いで、第5図に示されるように、次のガ
ラス板(G)の下縁を、次に手前側に位置する間隔保持
突起(10a )(10a )間に配置してベース部(2)上に
支承せしめると共に、上縁側に、緩衝作用を持つスペー
サーを介在させてバンド(B)にて縛り付ける。以上の
ようにして第5図に示されるように、所定枚数ガラス板
(G)…を保持せしめた状態となし、第6図に示される
ように、吊具(T)にて、物流具(1)の全体を吊り上
げ、トラック等に積込む。
【0031】上記のように、円弧状ガラス板(G)の片
面形状に沿う円弧状の受け面(20)を有する受け具
(3)(3)を使用してガラス板(G)の保持を行うも
のとなされているから、バンド止めした保持状態におい
て、ガラス板(G)が、受け具(3)(3)から無理な
加重を受けることなく安定した保持状態に保持される。
しかも、ガラス板(G)は、その下縁部をベース部
(2)に支承せしめ、片面を受け具(3)に保持せしめ
て、立てられた状態に保持されるものとなされているか
ら、上記のようなガラス板(G)の保持安定性と相俟っ
て、このガラス板(G)に並列するように複数枚のガラ
ス板を保持せしめるようにして、多くのガラス板(G)
…をスペース的に有利にかつ安定して保持させることが
でき、安全かつ効率良くガラス板(G)を運搬すること
ができる。
【0032】更に、ベース部(2)に、間隔保持用突起
(10a )…を有する緩衝材(10)を被した緩衝用チャン
ネル材(9)(9)を嵌合配置し、しかも、間隔保持用
突起(10a )…を前方に指向せしめた状態にしているこ
とにより、ガラス板(G)の下縁部を確実な位置決め状
態に保持して支承せしめることができる。
【0033】一方、ガラス板のサイズや支承安定性等の
都合から、その保持姿勢を上記とは異なるように変更す
る場合、それに応じて、物流具(1)における受け具
(3)の位置や向きを次のような各種態様に調整変更す
ることができる。
【0034】まず、第7図に示されるように、ガラス板
(G)を、その円弧状の縁部を上下方向に向け、かつ円
弧内面側を前方に向けた状態で物流具(1)に保持せし
める場合について説明する。この場合、物流具(1)に
おいて、2つの受け具(3)(3)を使用し、該受け具
(3)(3)を後支柱(26)(26)のそれぞれに、その
上寄りの所定の高さ位置において、円弧状受け面(20)
を前方斜め下方に向けるように取り付ける。取付けは、
受け具(3)の取付け用第1チャンネル材(22)を後支
柱(26)(26)に嵌合しリベット(28)にて行う。ま
た、ベース部(2)の左右最外側の支承用骨材(8)
(8)に、表面に間隔保持突起(10a )…が列設された
帯状の緩衝材(10)を有する緩衝用のチャンネル材
(9)(9)を、間隔保持突起(10a )…を後方に指向
せしめる向きにして、嵌合配置する。そして、ガラス板
(G)…を順次上記と同様にして保持させていく。これ
により、ガラス板(G)は、その円弧状の片面を受け具
(3)(3)の受け面(20)(20)に沿った状態におい
て受けられ、受け面(20)(20)から無理な加重を受け
ることなく安定よく保持される。
【0035】次に、第8図に示されるように、ガラス板
(G)を、その直線縁部を上下方向に向け、かつ、円弧
内面側を後方に向けた状態で物流具(1)に保持せしめ
る場合を説明する。この場合、物流具(1)において、
4つの受け具(3)を使用し、該受け具(3)(3)
(3)(3)を後支柱(26)(26)のそれぞれに、その
上寄りの所定の高さ位置と下寄りの所定高さ位置とにお
いて、円弧状受け面(20)を前方斜め外側方向に向ける
ように取り付ける。取付けは、受け具(3)の取付け用
第2チャンネル材(23)を後支柱(26)(26)に嵌合
し、同様に取付け孔(23b )(26a )を通じてリベット
(28)を通して行う。また、ベース部(2)の左右最外
側の支承用骨材(8)(8)に、第2図(ロ)に示され
る表面が平坦な帯状の緩衝材(11)を有する緩衝用のチ
ャンネル材(9)(9)を嵌合配置する。このように上
面が平坦な緩衝用チャンネル材(9)を使用するのは、
上記の場合とは異なり、ガラス板(G)がベース部
(2)に対し垂直に支承されることによる。そして、複
数のガラス板(G)…を順次上記と同様にして保持させ
ていく。これにより、ガラス板(G)は、その円弧状の
片面を受け具(3)(3)(3)(3)の受け面(20)
(20)(20)(20)に沿った状態において受けられ、受
け面(20)(20)から無理な加重を受けることなく安定
よく保持される。
【0036】次に、第9図に示されるように、ガラス板
(G)を、その直線縁部を上下方向に向け、かつ、円弧
内面側を前方に向けた状態で物流具(1)に保持せしめ
る場合について説明する。この場合、物流具(1)にお
いて、4つの受け具(3)を使用し、該受け具(3)
(3)(3)(3)を後支柱(26)(26)のそれぞれ
に、その上寄りの所定の高さ位置と下寄りの所定高さ位
置とにおいて、円弧状受け面(20)を前方斜め内側方向
に向けるように取り付ける。取付けは、同様に受け具
(3)の取付け用第2チャンネル材(23)を後支柱(2
6)(26)に嵌合し、取付け孔(23b )(26a )を通じ
て、リベット(28)を通して行う。また、ベース部
(2)の左右最外側の支承用骨材(8)(8)には、第
2図(ロ)に示される表面が平坦な帯状の緩衝材(11)
を有する緩衝用のチャンネル材(9)(9)を嵌合配置
する。そして、ガラス板(G)…を順次上記と同様にし
て保持させていく。これにより、ガラス板(G)は、そ
の円弧状の片面を受け具(3)(3)(3)(3)の受
け面(20)(20)(20)(20)に沿った状態において受
けられ、受け面(20)(20)から無理な加重を受けるこ
となく安定よく保持される。
【0037】また、第10図に示されるように、保持す
べきガラス板(G)の幅が狭いなどの場合には、受け具
(3)の取付け用チャンネル材(22)又は(23)を、後
支柱(26)(26)間にわたされた横桟(27)に嵌合し、
該横桟(27)の差込み孔(27a )…を利用して同様にリ
ベット止めすることにより対応する。
【0038】以上にように、上記構成の物流具(1)で
は、更に、受け具(3)の取付け位置や向きを、ガラス
板(G)の保持姿勢やサイズ等に応じて、最も安定した
保持状態が得られるよう、調整することができ、その適
用範囲の拡大に対応することができる。
【0039】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の、三次元板状
物の物流具は、円弧状ガラス板等の三次元板状物の下縁
を支承するベース部と、該ベース部の上方で、該板状物
の三次元形状をなす片面を該面に実質的に沿って受ける
受け面を有する受け具を有するものであるから、三次元
板状物をこれに保持せしめるに際して、その下縁部をベ
ース部に支承せしめ、その片面をこれに実質的に適合す
る形状の受け具受け面に受けさせるようにすることによ
って、三次元板状物を無理な加重がかからないよう安定
性良く保持することができ、しかも、三次元板状物を立
てた状態に保持するものであることにより、スペース的
に有利に運搬効率良く保持することができる。
【0040】加えて、受け具を、ベース部上方において
位置及び/又は向きを変更調節可能に保持する受け具保
持体が備えられているから、三次元板状物を各種保持姿
勢において、それぞれに無理な加重のかからない安定し
た状態に受けさせるようにすることができ、その適用範
囲を広いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物流具の全体構成を示す斜視図である。
【図2】緩衝用チャンネル材を示すもので、図(イ)は
突起付きのチャンネル材、図(ロ)は平坦なチャンネル
材を示す斜視図である。
【図3】図(イ)(ロ)はそれぞれ異なる方向から見た
受け具の斜視図、図(ハ)は受け具の取付け状態を示す
平面図である。
【図4】円弧状ガラス板を一枚保持させた状態を示す装
置の斜視図である。
【図5】複数枚のガラス板を保持させた状態を示す装置
の斜視図である。
【図6】装置の吊持状態を示す斜視図である。
【図7】受け具の取付け態様の他の例を示すもので、図
(イ)は全体斜視図、図(ロ)はガラス板を保持した状
態を示す斜視図である。
【図8】受け具の取付け態様の更に他の例を示すもの
で、図(イ)は全体斜視図、図(ロ)はガラス板を保持
した状態を示す斜視図である。
【図9】受け具の取付け態様の更に他の例を示すもの
で、図(イ)は全体斜視図、図(ロ)はガラス板を保持
した状態を示す斜視図である。
【図10】受け具の取付け態様の更に他の例を示すもの
で、図(イ)は全体斜視図、図(ロ)はガラス板を保持
した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…物流具 2…ベース部 3…受け具 4…受け具保持体 20…受け面 G…ガラス板
フロントページの続き (72)発明者 松下 毅 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (72)発明者 桑原 巳知夫 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−32929(JP,U) 実開 昭49−25834(JP,U) 実開 昭60−101483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/48 B65D 61/00 B65D 19/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧状ガラス板等の三次元板状物の下縁
    を支承するベース部と、 該ベース部の上方で、該板状物の三次元形状をなす片面
    を該面に沿って受け、かつ円弧状円筒外周面に形成され
    受け面を有する受け具と、 該受け具を、ベース部上方において位置及び/又は向き
    を変更調節可能に保持する受け具保持体と、 が備えられてなることを特徴とする、円弧状ガラス板等
    の三次元板状物のあらゆるサイズに対応できる物流具。
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