JPH06191579A - ガラス板等の板状物の物流具 - Google Patents

ガラス板等の板状物の物流具

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JPH06191579A
JPH06191579A JP34909392A JP34909392A JPH06191579A JP H06191579 A JPH06191579 A JP H06191579A JP 34909392 A JP34909392 A JP 34909392A JP 34909392 A JP34909392 A JP 34909392A JP H06191579 A JPH06191579 A JP H06191579A
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JP34909392A
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English (en)
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Yasushi Ino
康 猪野
Naoki Nagakura
直毅 永倉
Noriki Kobayashi
憲紀 小林
Michio Kuwabara
巳知夫 桑原
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OSAKA EKON KENTETSU KK
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
OSAKA EKON KENTETSU KK
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガラス板の下縁を支承するベース部2と、該
ベース部2後縁部に立設された固定式受け部3と、該固
定式受け部3から所定の間隔を隔てて並列状態となるよ
うにベース部2に着脱可能の立設された複数個の仕切り
用着脱式受け部4、4、4とを有している。 【効果】 一セット当たりのガラス板の枚数が多い場合
には、着脱式受け部4、4、4を取り外してガラス板を
保持せしめる一方、一セット当たりの枚数が少ない場合
には、着脱式受け部4を用いて、複数セットまとめて保
持せしめるようにすることができ、運搬効率を向上しう
る。しかも、このように複数セットを保持せしめても、
各セットの取出しを容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス板等の板状物
の運搬に用いられる物流具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビル等の特定の建設現場にガラス
板を多数枚運搬する必要があるような場合、これらのガ
ラス板を損傷なく安全に運搬するため、従来より、第9
図に示されるような多数枚のガラスを収容保持しうる大
ロット物流具(101 )が使用されている。
【0003】この物流具(101 )は、ガラス板の下縁を
支承する方形状のベース部(102 )と、該ベース部(10
2 )の後縁部に、立ち上がり状に立設され、ガラス板の
片面を受ける受け部(103 )とを有する。なお、この受
け部(103 )の前面側は、ガラス板を凭れさせて受ける
ように、下方から上方に向けて後方に傾斜されたものと
なされている。
【0004】ガラス板の運搬は、この物流具(101 )を
用いて、そのベース部(102 )に、複数枚のガラス板、
あるいは複数枚のガラスを積層してユニット化した1つ
又は複数のガラスユニットの下縁部を支承せしめると共
に、最後部に位置するガラス板ないしはガラスユニット
の後面を受け部(103 )に沿って傾斜状態に凭れさせ、
そして、バンド(104 )にてガラス板全体を受け部(10
3 )に縛り止めた状態にして、これをトラック等に積み
混んで行われていた。なお、(105 )(105 )は左右一
対の多積み用の桁である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば住宅
建築現場へのガラス板の運搬においては、使用するガラ
ス板の枚数も一般的に少なく、そのため、少数枚を1セ
ットとし、これを複数セット、複数の点在する各住宅建
築現場のそれぞれに順次運搬していくという運搬方式が
とられることがある。
【0006】例えばこのような場合に、上記のような物
流具(101 )を用いて、複数セットを重ね合わせるよう
にして、一つの物流具(101 )に保持せしめて運搬を行
うようにすることが考えられる。
【0007】しかしながら、これでは、現場での荷卸し
の際に、例えば受け部(103 )に近い側のガラス板セッ
トの取出しが必要な場合に、そのセットには他のセット
が重ね合わされているから、奥の方の必要なガラス板セ
ットの取出しが非常に難しいものとなる場合を生じる。
【0008】そこで、多数の物流具(101 )を使用し
て、第9図に示されるように、各物流具(101 )にガラ
ス板(G)を一セットづつ保持せしめ、これら物流具
(101 )をトラックに積み込んで各住宅建築現場への運
搬し、物流具(101 )単位で、必要なガラス板セットの
取出しを行うようにすることも考えられる。
【0009】しかしながら、これでは、一度に運搬しう
るガラス板のセット数が大巾に制限されてしまうと共
に、必要な数のセットを運搬するのに非常に多くのスペ
ースを要する等、運搬効率が大巾に低下してしまうとい
う欠点を生じる。
【0010】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、1セット当たりのガラス板等の板状物の量が多い
場合も少ない場合もいずれの場合にも該板状物を運搬効
率良く保持、運搬することができ、しかも、1セット当
たりの板状物の量が少ない場合でもセット単位での取出
しをどこからでも容易に行うことができる板状物の物流
具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明は、ガラス板等の板状物の下縁を支承するベース部
と、該ベース部から立ち上がり状に設けられ、板状物の
片面を受ける受け部と、該受け部から所定の間隔を隔て
て並列状態となるようにベース部から立ち上がり状に設
けられ、板状物の片面を受ける、取外し可能な一又は複
数個の仕切り用脱着式受け部と、が備えられてなること
を特徴とする、ガラス板等の板状物の物流具を要旨とす
る。
【0012】
【作用】上記物流具では、多数の板状物を一セットにし
て保持せしめる場合には、仕切り用脱着式受け部の全部
又は一部を取り外した状態にし、ベース部に備えられた
受け部に板状物を重ね合わせるようにしてその片面を受
けさせ、保持せしめる。
【0013】そして、少ない量の板状物を一セットにし
てこれを複数セット保持せしめる場合には、仕切り用着
脱式受け部を取り付け、受け部及び各着脱式受け部に一
セットごと受けさせるようにして保持せしめる。この場
合、各セットは、受け部、及び仕切り用着脱式受け部
に、セット同士互いに干渉することなく独立して、受け
られることにより、荷卸し現場ではいずれのセットをも
任意に容易に取出すことができる。
【0014】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0015】第1図及び第2図に示される物流具(1)
において、(2)はベース部、(3)は固定式受け部、
(4)(4)(4)は3つの仕切り用着脱式受け部、
(5)(5)は前支柱、(6)(6)は段積用の桁材で
ある。
【0016】ベース部(2)は、所定高さの方形盤状の
もので、第4図に示されるように、その上面側がガラス
板の下縁を支承する支承面として、前後方向に延びる4
本の支承用骨材(7)…が左右方向に間隔的に並列状態
に配された、骨組み構造に形成されている。
【0017】左右外側に位置する一対の支承用骨材
(7)(7)には、その内側面においてそれぞれ、内方
に突出する縁板(8)(8)が所定長さ範囲にわたって
設けられ、各縁板(8)(8)に、着脱式受け部(4)
の位置決めに用いられるピン差込み孔(9)…(9)…
が各3個長さ方向に沿って所定間隔おきに設けられてい
る。
【0018】なお、各支承用骨材(7)…の上面には緩
衝材(10)が被せられ、また同骨材(7)…の側面部に
はバンドかけ(11)…が設けられている。
【0019】また、ベース部(2)の幅方向中央には、
着脱式受け部(4)…を組付け状態においてロックする
係止用骨材(12)が、前後方向に延びる態様において配
され、この係止用骨材(12)には、その上面に、係止用
の長孔(13)(13)(13)が3個、前後方向に間隔的
に、ピン差込み孔(9)…と同一位相において、開口形
成されている。
【0020】また、このベース部(2)の前面側の左右
の隅部には、第1図及び第2図に示されるように、前支
柱(5)(5)の下端部を差し込み、これを支える支柱
取付け用筒部(14)(14)が設けられている。各筒部
(14)において相対する左右の側壁には、第6図に示さ
れるように、側方からのロックピン(17a )の貫通を許
容する小孔(16)(16)が設けられ、内方側の小孔(1
6)に隣接して、ピン差込み式のロック機構(17)が配
設されている。
【0021】固定式受け部(3)は、第2図に示される
ように、ベース部(2)の後縁部に該ベース部(2)と
一体に立設された方形の平面骨組み構造を有するもの
で、その前面がガラス板の片面を受ける受け面として、
上下方向に延びる4本の受け用骨材(20)…が左右方向
に間隔的に並列状態に配されている。その高さは、特別
に制限はないが、例えば1000mmを越える程度に設
計される。
【0022】そして、各受け用骨材(20)…は、第3図
に示されるように、ガラス板を安定した受け状態にする
ため、下方から上方に向けて所定角度にて後方に傾斜さ
れた状態に備えられている。なお、受け用骨材(20)…
の前面には緩衝材(10)が被せられ、また同骨材(20)
…の側面部にはバンドかけ(11)…が取り付けられてい
る。
【0023】また、第2図に示されるように、左右外側
に位置する各受け用骨材(20)(20)の上端面には、着
脱式受け部(4)を掛止するための掛止ピン(21)(2
1)が突設されている。
【0024】更に、上記固定式受け部(3)の上面両側
部には、段積み用の桁材(6)(6)の一端を掛止する
ためのピン差込み孔(22)(22)が設けられている。な
お、(23)は吊り用のフックである。
【0025】なお、上記受け部(3)は、ベース部
(2)に対して着脱可能に立設されたものとなされてい
てもよい。
【0026】仕切り用着脱式受け部(4)(4)(4)
はそれぞれ、第2図及び第5図に示されるように、ベー
ス部(2)とは別体の独立した、互いに同一形式の部材
によって構成され、その前面がガラス板の片面を受ける
受け面として、上下方向に延びる4本の受け用骨材(2
4)…が左右方向に間隔的に並列状態に配された方形の
平面骨組み構造に形成されている。なお、受け用骨材
(24)…の前面には緩衝材(10)が被せられ、また同骨
材(24)…の側面部にはバンドかけ(11)…が取り付け
られている。
【0027】そして、この着脱式受け部(4)(4)
(4)には、第2図に示されるように、その下端面両側
部に左右一対の差込みピン(25)(25)が下方突出状に
設けられ、これが、ベース部(2)の左右のピン差込み
孔(9)(9)に差し込まれることにより、着脱式受け
部(4)の下端部側が、固定式受け部(3)に対して所
定の一定間隔をおいてベース部(2)上に位置決め保持
されるようにされている。
【0028】また、この着脱式受け部(4)(4)
(4)には、その上端両側部に、左右一対の間隔保持片
(26)(26)が後方突出状態に設けられると共に、その
各先端部にピン差込み孔(27)(27)が設けられ、該ピ
ン差込み孔(27)(27)に上記固定式受け部(3)のピ
ン(21)(21)が差し込まれることにより、着脱式受け
部(4)の上端側も、固定式受け部(3)と所定の間隔
を保持して並列状態に、強度的に安定して保持されるよ
うにされている。
【0029】更に、この着脱式受け部(4)(4)
(4)には、その上部両側に、後方に並列される着脱式
受け部を掛止するためのピン(28)(28)が突設されて
いる。
【0030】上記各着脱式受け部(4)(4)(4)
は、第3図に示されるように、これを物流具(1)に組
み付けた状態で、固定式受け部(3)と同様に、その前
面支承面が所定の角度にて後方に傾斜されるように、間
隔保持片(26)…の長さ、ベース部(2)におけるピン
差込み孔(9)…の形成位置等が設計されている。
【0031】更に、着脱式受け部(4)(4)(4)に
は、その下側の横骨材(29)の中央部に、該着脱式受け
部(4)をベース部(2)に脱落防止状態に係止するロ
ック機構(31)が備えられている。
【0032】このロック機構(31)は、第7図に示され
るように、着脱式受け部(4)の下側の骨材(29)に下
方突出状態に回転可能に保持された係止ロッド(32)を
備えている。そして、該係止ロッド(32)の下端部に、
係止用のピン(33)が、横向き状態にされて一体的に固
着されて備えられている。なお、係止ロッド(32)の上
端部は横骨材(29)の上方に突出され、そこにストッパ
ー(34)とハンドル(35)が設けられている。これによ
り、着脱式受け部(4)をベース部(2)に組付ける際
に、係止ロッド(32)の係止ピン(33)を、ベース部
(2)側の係止用長孔(13)を通じて、その下方に位置
せしめ、そして、係止ロッド(32)を回転して長孔(1
3)とピン(33)とを直交せしめた状態となすことによ
り、このロック機構(31)がベース部(2)に係止さ
れ、着脱式受け部(4)がベース部(2)に対して脱落
不能状態となる。
【0033】このロック機構(31)には、位置決め機構
(36)が備えられ、係止ロッド(32)をその自軸回りで
の不本意な回転を阻止して係止ピン(33)を互いに直交
する所定の2方向のいずれかの向きに向けた状態に保持
し、着脱式受け部(4)の脱落防止を完全なものにする
と共に、長孔(13)への係止ピン(33)の挿通をスムー
ズに行い得るようにされている。
【0034】即ち、この位置決め機構(36)は、係止ロ
ッド(32)を上方に向けて付勢するバネ(37)と、係止
ピン(33)よりも上方位置であって横骨材(29)よりも
下方に位置して係止ロッド(32)の側面に側方突出状に
設けられた位置決め用ピン(38)と、横骨材(29)の下
面に係止ロッド(32)の周囲に位置して設けられた、周
方向に互いに位相を90°異にするロック用及びロック
解除用のピン受け溝(39)(40)とからなる。
【0035】この位置決め機構(36)では、バネ(37)
の付勢力によって係止ロッド(32)が上方に付勢される
結果、位置決め用ピン(38)がロック用のピン受け溝
(39)内かロック解除用のピン受け溝(40)内かのいず
れかに配置された状態でその位置を保持し、その状態で
の係止ロッド(32)の不本意な回転挙動が阻止される。
従って、位置決め用ピン(38)をロック解除用のピン受
け溝(40)内に配置した状態にすることにより、係止ロ
ッド(32)の不本意な回転なくスムーズにベース部
(2)の係止用長孔(13)に係止ピン(33)を挿通する
ことができ、そして、位置決め用ピン(38)をロック用
のピン受け溝(39)内に配置した状態にすることによ
り、係止ロッド(32)の不本意な回転なく、着脱式受け
部(4)をベース部(2)に対し脱落防止状態に安定良
くロックすることができる。
【0036】なお、前支柱(5)(5)は、第1図及び
第2図等に示されように、その下端部がベース部(2)
の支柱取付け用筒部(14)(14)に差し込まれて、ベー
ス部(2)に立ち上がり状態にされる。そして、筒部
(14)のピン差込み孔(16)(16)と、これと同軸状に
支柱(5)の側壁に設けられた差込み孔(42)(42)と
に、上記ピン差込み式ロック機構(17)(17)のピンが
貫通状態に差し込まれることによって、前支柱(5)
(5)がベース部(2)に抜止め状態に保持されるもの
となされている。そして、この前支柱(5)(5)の上
端面には、段積み用桁材(6)を取付けるためのピン差
込み孔(43)が設けられている。なお、(44)は、吊り
用のフックである。
【0037】また、段積み用の桁材(6)には、その両
端下面に、差込みピン(45)(45)が設けられ、一方の
差込みピン(14)が前支柱(5)の差込み孔(43)に差
し込まれると共に、もう一方の差込みピン(45)が固定
式受け部(3)の差込み孔(22)に差し込まれた状態に
されることにより、横架状態に組み付けられるものとな
されている。更に、段積み用の桁材(6)には、第8図
に示されるように、その前端下面に、ピン差込み式ロッ
ク機構(46)が設けられ、前支柱(5)側のピン差込み
孔(47)に差し込まれて脱落阻止状態にロックされるも
のとなされている。
【0038】上記構成の物流具では、多数枚のガラス板
を一セットにして運搬を行う場合は、物流具(1)から
着脱式受け部(4)(4)(4)を取り外した状態に
し、これらガラス板を保持せしめるようにするが、少数
枚のガラス板を一セットにして、複数セットを例えば住
宅建築現場に運搬する場合は、着脱式受け部(4)
(4)(4)を使用して次のように行う。
【0039】即ち、全ての着脱式受け部(4)(4)
(4)、前支柱(5)(5)、段積み用桁材(6)
(6)が組み付けられていない状態で、まず、ガラス板
セット(G)を一つ、固定式受け部(3)の前面部に沿
わせるようにして、その下縁部をベース部(2)に支承
せしめると共に、その後面側を固定式受け部(3)に受
けさせる。そして、バンドにて、該ガラス板セット
(G)を固定式受け部(3)に縛り止める。
【0040】引き続いて、着脱式受け部(4)を一つ組
み付ける。即ち、該着脱式受け部(4)の上縁の左右一
対の間隔保持片(26)(26)の先端差込み孔(27)(2
7)内に固定式受け部(3)上縁の左右一対の差込みピ
ン(21)(21)を挿入する。そして併せて、該着脱式受
け部(4)下縁の左右一対の差込みピン(25)(25)を
ベース部(2)における最奥部の左右一対の差込み孔
(9)(9)に差し込んで該受け部(4)の下縁部をベ
ース部(2)上に位置決め状態に支承せしめる。
【0041】そして、その際、ロック機構(31)におい
て係止ロッド(32)の係止ピン(33)を位置決め機構
(36)におけるロック解除用ピン受け溝(40)内に配置
保持した状態で、該係止ロッド(32)の下端部係止ピン
(33)を、ベース部(2)における係止用骨材(12)上
面の長孔(13)内方に通し、ハンドル(35)を操作して
ロッド(32)を回転せしめ、係止ピン(33)をロック用
ピン受け(39)内に配置保持せしめる。これにより、該
着脱式受け部(4)は脱落不能の状態にベース部(2)
と一体化される。
【0042】次いで、次のガラス板セット(G)を一
つ、該着脱式受け部(4)の前面部に沿わせるようにし
て、その下縁部をベース部(2)に支承せしめると共
に、その後面側を該着脱式受け部(4)に凭れさせる。
そして、バンドにて該ガラス板セット(G)を同着脱式
受け部(4)に縛り止める。
【0043】更に同様にして、着脱式受け部(4)の取
付けと、ガラス板セット(G)のセッティング・バンド
止めを交互に繰り返していく。そして最後に、前支柱
(5)(5)をベース部(2)の筒部(14)(14)に差
し込んで立設し、ピン差込み式ロック機構(17)(17)
にて該支柱(5)(5)をロックすると共に、段積み用
桁材(6)(6)の組み付けを行う。これにより、1つ
の物流具(1)に各少数枚からなるガラス板の複数セッ
ト(G)…が収容効率良く保持される。
【0044】トラック等へのこの物流具(1)の積込み
は、吊りワイヤーを固定式受け部(3)及び前支柱
(5)(5)のフック(23)(23)(44)(44)に掛
け、吊持状態にして行う。
【0045】そして、例えば住宅建築現場では、適宜、
段積み用桁材(6)(6)、前支柱(5)(5)を取外
し、必要なガラス板セット(G)の取出しを行う。この
場合、各ガラス板セット(G)…はそれぞれに固定式及
び着脱式の各受け部(3)(4)…に独立して凭れさせ
られているから、取出しが必要なガラス板セット(G)
が固定式受け部(3)に近い後方側に位置しているよう
な場合でも、前方側に位置するガラス板セットからの加
重負荷を受けることなく、そのガラス板セットの取出し
を、バンドを外したのち側方又は上方に引出すことで、
容易に行うことができる。
【0046】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の、ガラス板等
の板状物の物流具は、ベース部から立ち上がり状に受け
部が設けられている他、該受け部から所定の間隔を隔て
て並列状態となるようにベース部から立ち上がり状に設
けられる取外し可能な一又は複数個の仕切り用着脱式受
け部が備えられているから、1セット当たりの板状物の
量が多い場合には、着脱式受け部の適宜の取外しによ
り、これらの板状物をセットにして保持せしめることが
できると共に、1セット当たりの板状物の量が少ない場
合には、着脱式受け部の適宜の取付けにより、複数セッ
トを互いに干渉させることなく独立して一つの物流具に
保持せしめることができる。従って、板状物を、1セッ
ト当たりの量が多い場合も少ない場合もいずれの場合に
おいても、スペース的に有利に運搬効率良く運搬を行う
ことができる。
【0047】しかも、1セット当たりの板状物の量が少
ない場合に、各セットは、上記のように、それぞれ各受
け部に受けられて保持されることになるから、現場での
セット単位での取出しをどのセットに対しても容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物流具の全体斜視図である。
【図2】着脱式受け部等を分離状態にて示す全体斜視図
である。
【図3】物流具の全体側面図である。
【図4】ベース部の平面図である。
【図5】物流具の全体正面図である。
【図6】前支柱とベース部との連結部を示す正面図であ
る。
【図7】図(イ)は着脱式受け部とベース部との連結ロ
ック機構を示す断面側面図、図(ロ)は図(イ)のVI
I−VII線断面図である。
【図8】桁材と前支柱との連結部を示す側面図である。
【図9】従来の物流具の全体斜視図である。
【符号の説明】
1…物流具 2…ベース部 3…固定式受け部(受け部) 4…仕切り用着脱式受け部
フロントページの続き (72)発明者 小林 憲紀 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エコ ン建鉄株式会社内 (72)発明者 桑原 巳知夫 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エコ ン建鉄株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板等の板状物の下縁を支承するベ
    ース部と、 該ベース部から立ち上がり状に設けられ、板状物の片面
    を受ける受け部と、 該受け部から所定の間隔を隔てて並列状態となるように
    ベース部から立ち上がり状に設けられ、板状物の片面を
    受ける、取外し可能な一又は複数個の仕切り用脱着式受
    け部と、 が備えられてなることを特徴とする、ガラス板等の板状
    物の物流具。
JP34909392A 1992-12-28 1992-12-28 ガラス板等の板状物の物流具 Pending JPH06191579A (ja)

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JP34909392A JPH06191579A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガラス板等の板状物の物流具

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JP34909392A JPH06191579A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ガラス板等の板状物の物流具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320572A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Nikkeikin Aluminium Core Technology Co Ltd パレット
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