JP3264225B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
液体燃料燃焼装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、気化式の液体燃料
燃焼装置に関する。
燃焼装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の液体燃料燃焼装置は、図
４に示すように、送風機（図示せず）からの燃焼用空気
が供給される気化器ケ−ス１内に、所定隙間を隔てて気
化器２が収容されている。この気化器２の周壁上部には
電気ヒ−タ２が埋設され、周壁下部には一次空気導入口
４が設けられている。また、気化器３の上部の開口部に
は多数の炎孔６を有するバ−ナ−ヘッド５が装着され、
さらに、気化器２の上部外周部には一次火炎の保炎リン
グ７が装着され、前記気化器ケ−ス１の上部には前記保
炎リング７を覆うように二次空気案内リングが装着され
ている。９は燃料ノズルで、１０は送風機から燃焼用空
気を気化器ケース１内に導入する空気導入口である。
４に示すように、送風機（図示せず）からの燃焼用空気
が供給される気化器ケ−ス１内に、所定隙間を隔てて気
化器２が収容されている。この気化器２の周壁上部には
電気ヒ−タ２が埋設され、周壁下部には一次空気導入口
４が設けられている。また、気化器３の上部の開口部に
は多数の炎孔６を有するバ−ナ−ヘッド５が装着され、
さらに、気化器２の上部外周部には一次火炎の保炎リン
グ７が装着され、前記気化器ケ−ス１の上部には前記保
炎リング７を覆うように二次空気案内リングが装着され
ている。９は燃料ノズルで、１０は送風機から燃焼用空
気を気化器ケース１内に導入する空気導入口である。
【０００３】上述の構成において、電気ヒ−タ３で高温
に加熱された気化器２の内部に、空気導入口４から一次
空気が、燃料ノズル９から液体燃料がそれぞれ供給され
ると、その液体燃料は気化され、かつ一次空気と混合す
る。この混合ガスは、気化器２の上部開口部を通過した
後、バ−ナ−ヘッド５の多数の炎孔６から噴出する。こ
の炎孔６から噴出した混合ガスは、点火プラグ（図示せ
ず）で着火され、バ−ナ−ヘッド５から保炎リング７に
沿って一次火炎を形成して燃焼する。一方、保炎リング
７と二次空気案内リング８の間を通って、保炎リング７
の上端部と二次空気案内リング８の上端部との隙間１１
から噴出した二次空気は、一次火炎に供給され、二次燃
焼を促進する。
に加熱された気化器２の内部に、空気導入口４から一次
空気が、燃料ノズル９から液体燃料がそれぞれ供給され
ると、その液体燃料は気化され、かつ一次空気と混合す
る。この混合ガスは、気化器２の上部開口部を通過した
後、バ−ナ−ヘッド５の多数の炎孔６から噴出する。こ
の炎孔６から噴出した混合ガスは、点火プラグ（図示せ
ず）で着火され、バ−ナ−ヘッド５から保炎リング７に
沿って一次火炎を形成して燃焼する。一方、保炎リング
７と二次空気案内リング８の間を通って、保炎リング７
の上端部と二次空気案内リング８の上端部との隙間１１
から噴出した二次空気は、一次火炎に供給され、二次燃
焼を促進する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の液体燃
料燃焼装置では、気化器２と保炎リングの接合面のシ−
ル性が悪く、そこから洩れた二次空気が一次火炎に供給
されたり、また二次空気が噴出する保炎リング７の上端
部と二次空気案内リング８の上端部との隙間１１が、組
立て時のバラツキや燃焼熱による保炎リング７と二次空
気案内リング８の熱膨張差によって変化することによっ
て、一次火炎および二次火炎の分布が不均一となり、Ｃ
Ｏが発生しやすくなるという問題があった。
料燃焼装置では、気化器２と保炎リングの接合面のシ−
ル性が悪く、そこから洩れた二次空気が一次火炎に供給
されたり、また二次空気が噴出する保炎リング７の上端
部と二次空気案内リング８の上端部との隙間１１が、組
立て時のバラツキや燃焼熱による保炎リング７と二次空
気案内リング８の熱膨張差によって変化することによっ
て、一次火炎および二次火炎の分布が不均一となり、Ｃ
Ｏが発生しやすくなるという問題があった。
【０００５】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、一次空気および二次空気の分布を均一
にすることによって、一次火炎および二次火炎の分布を
均一にし、ＣＯの発生を抑制する液体燃料燃焼装置を提
供することを目的としている。
なされたもので、一次空気および二次空気の分布を均一
にすることによって、一次火炎および二次火炎の分布を
均一にし、ＣＯの発生を抑制する液体燃料燃焼装置を提
供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体燃料燃
焼装置は、液体燃料と燃焼用の一次空気を気化器に供給
し、この気化器上部に設けた一次火炎の保炎リングと前
記気化器を所定隙間を隔てて収容する気化器ケース上部
に設けた二次空気案内リングの間から燃焼用の二次空気
を供給するように構成した液体燃料燃焼装置において、
前記燃焼用の一次空気と二次空気との供給比率を調整す
る空気整流板を設け、この空気整流板に前記保炎リング
と前記二次空気案内リングを一体的に固定したものであ
る。
焼装置は、液体燃料と燃焼用の一次空気を気化器に供給
し、この気化器上部に設けた一次火炎の保炎リングと前
記気化器を所定隙間を隔てて収容する気化器ケース上部
に設けた二次空気案内リングの間から燃焼用の二次空気
を供給するように構成した液体燃料燃焼装置において、
前記燃焼用の一次空気と二次空気との供給比率を調整す
る空気整流板を設け、この空気整流板に前記保炎リング
と前記二次空気案内リングを一体的に固定したものであ
る。
【０００７】また、本発明に係る液体燃料燃焼装置は、
前記空気整流板は、その内周端部にバーリング加工によ
り形成した環状凸部を備え、この環状凸部の外側に保炎
リングを圧入固定したものである。
前記空気整流板は、その内周端部にバーリング加工によ
り形成した環状凸部を備え、この環状凸部の外側に保炎
リングを圧入固定したものである。
【０００８】また、本発明に係る液体燃料燃焼装置は、
前記空気整流板は、その内周端部にバーリング加工によ
り形成した環状凸部を備え、この環状凸部の外側に保炎
リングを圧入固定するとともに、前記保炎リングよりも
熱膨張係数が大きい材料を用いて構成したものである。
前記空気整流板は、その内周端部にバーリング加工によ
り形成した環状凸部を備え、この環状凸部の外側に保炎
リングを圧入固定するとともに、前記保炎リングよりも
熱膨張係数が大きい材料を用いて構成したものである。
【０００９】また、本発明に係る液体燃料燃焼装置は、
前記空気整流板は、気化器上面と気化ケ−ス上面との間
にパッキンを介して載置固定したものである。
前記空気整流板は、気化器上面と気化ケ−ス上面との間
にパッキンを介して載置固定したものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】実施の形態１． 以下、本発明による液体燃料燃焼装置の実施の形態１を
図に基づいて説明する。図１は本発明の実施の形態１を
示す液体燃料燃焼装置の要部断面図である。なお、図
中、図４と同一符号（１〜１１）は図４に示した従来技
術の構成とほぼ同じ構成ので、説明は省略し、相違する
部分のみについて説明する。図１において、１３は気化
器１を所定隙間を隔てて収容する気化器ケ−ス１の上面
と気化器２の上面に跨るように載置固定した空気調整板
であり、燃焼用の一次空気と二次空気との供給比率を調
整する多数の二次空気供給孔１４が環状に設けられてい
る。そして、気化器２の上部に配置される一次火炎の保
炎リング７と該保炎リング７の外周を包囲するように装
着される二次空気案内リング８の二部品は、この空気整
流板１３に対して溶接あるいはその他の固定手段により
あらかじめ一体化され、この一体化された三部品は気化
器ケ−ス１の上面に複数個のねじ１２によって載置固定
される。
図に基づいて説明する。図１は本発明の実施の形態１を
示す液体燃料燃焼装置の要部断面図である。なお、図
中、図４と同一符号（１〜１１）は図４に示した従来技
術の構成とほぼ同じ構成ので、説明は省略し、相違する
部分のみについて説明する。図１において、１３は気化
器１を所定隙間を隔てて収容する気化器ケ−ス１の上面
と気化器２の上面に跨るように載置固定した空気調整板
であり、燃焼用の一次空気と二次空気との供給比率を調
整する多数の二次空気供給孔１４が環状に設けられてい
る。そして、気化器２の上部に配置される一次火炎の保
炎リング７と該保炎リング７の外周を包囲するように装
着される二次空気案内リング８の二部品は、この空気整
流板１３に対して溶接あるいはその他の固定手段により
あらかじめ一体化され、この一体化された三部品は気化
器ケ−ス１の上面に複数個のねじ１２によって載置固定
される。
【００１１】上述の構成において、次に作用について説
明すると、電気ヒ−タ３で高温に加熱された気化器２の
内部に、一次空気導入口４から一次空気が、燃料ノズル
９から液体燃料がそれぞれ供給されると、その液体燃料
は気化され、一次空気と混合する。この混合ガスは、気
化器２の上部開口部を通過した後、バ−ナ−ヘッド５の
多数の炎孔６から噴出する。この炎孔６から噴出した混
合ガスは、点火プラグ（図示せず）で着火され、バ−ナ
−ヘッド５から保炎リング７の内面に沿って一次火炎を
形成して燃焼する。ここまでの動作は、従来技術と同じ
である。一方、一次空気と二次空気との供給比率を調整
するために設けられた空気整流板１３の二次空気供給孔
１４を通って、保炎リング７と二次空気案内リング８の
隙間１１から噴出した二次空気は、一次火炎に供給さ
れ、二次燃焼を促進する。
明すると、電気ヒ−タ３で高温に加熱された気化器２の
内部に、一次空気導入口４から一次空気が、燃料ノズル
９から液体燃料がそれぞれ供給されると、その液体燃料
は気化され、一次空気と混合する。この混合ガスは、気
化器２の上部開口部を通過した後、バ−ナ−ヘッド５の
多数の炎孔６から噴出する。この炎孔６から噴出した混
合ガスは、点火プラグ（図示せず）で着火され、バ−ナ
−ヘッド５から保炎リング７の内面に沿って一次火炎を
形成して燃焼する。ここまでの動作は、従来技術と同じ
である。一方、一次空気と二次空気との供給比率を調整
するために設けられた空気整流板１３の二次空気供給孔
１４を通って、保炎リング７と二次空気案内リング８の
隙間１１から噴出した二次空気は、一次火炎に供給さ
れ、二次燃焼を促進する。
【００１２】ここで、本実施の形態１の構成では、保炎
リング７と二次空気案内リング８とを空気整流板部１３
に対して溶接あるいはその他の固定手段により、あらか
じめ一体的に固定し、気化器ケース１の上面に複数個の
ねじ１２で載置固定するようにしているので、保炎リン
グ７の上端部と二次空気案内リング８の上端部との間に
形成する隙間１１をバラツキのない所望の寸法に保つこ
とができるようになり、装置を組み立てるときに、その
隙間１１の寸法が変化することはないので、二次火炎の
分布が均一となり、ＣＯの発生を抑制することができ
る。
リング７と二次空気案内リング８とを空気整流板部１３
に対して溶接あるいはその他の固定手段により、あらか
じめ一体的に固定し、気化器ケース１の上面に複数個の
ねじ１２で載置固定するようにしているので、保炎リン
グ７の上端部と二次空気案内リング８の上端部との間に
形成する隙間１１をバラツキのない所望の寸法に保つこ
とができるようになり、装置を組み立てるときに、その
隙間１１の寸法が変化することはないので、二次火炎の
分布が均一となり、ＣＯの発生を抑制することができ
る。
【００１３】また、燃焼熱による保炎リング７と二次空
気案内リング８の熱膨張差による隙間１１の変化は、保
炎リング７と二次空気案内リング８を一体化したことに
よって均一となるため、この場合も二次火炎の分布は均
一となり、ＣＯの発生を抑制することができる。
気案内リング８の熱膨張差による隙間１１の変化は、保
炎リング７と二次空気案内リング８を一体化したことに
よって均一となるため、この場合も二次火炎の分布は均
一となり、ＣＯの発生を抑制することができる。
【００１４】さらに、上記空気整流板１３の二次空気供
給孔１４は、二次空気が均一に分布するよう等間隔で複
数個設けることによって、二次火炎の分布がさらに均一
に保たれ、ＣＯの発生をさらに抑制することができる。
給孔１４は、二次空気が均一に分布するよう等間隔で複
数個設けることによって、二次火炎の分布がさらに均一
に保たれ、ＣＯの発生をさらに抑制することができる。
【００１５】さらに、上記空気整流板１３の二次空気供
給孔１４は、その穴径を直径４ｍｍ以上の穴径にすれ
ば、送風機のフィルタ−を通過してきたゴミやチリによ
って塞がれることがなくなるので、二次火炎の分布を長
期にわたって均一に維持することができ、ＣＯの発生を
抑制することができる。
給孔１４は、その穴径を直径４ｍｍ以上の穴径にすれ
ば、送風機のフィルタ−を通過してきたゴミやチリによ
って塞がれることがなくなるので、二次火炎の分布を長
期にわたって均一に維持することができ、ＣＯの発生を
抑制することができる。
【００１６】実施の形態２．図２は本発明の実施の形態
２を示す液体燃料燃焼装置の要部断面図である。この実
施の形態２では、空気整流板１３の内周端側にバ−リン
グ加工を施して環状凸部１３ａを一体に形成し、この環
状凸部１３ａの外周に保炎リング７を圧入することによ
って、保炎リング７を空気整流板１３の内周側に一体的
に結合し、次に、この空気整流板の外周側に二次空気案
内リング８を溶接あるいはその他の固定手段により一体
的に固定して、三者を一体的に結合したものである。
２を示す液体燃料燃焼装置の要部断面図である。この実
施の形態２では、空気整流板１３の内周端側にバ−リン
グ加工を施して環状凸部１３ａを一体に形成し、この環
状凸部１３ａの外周に保炎リング７を圧入することによ
って、保炎リング７を空気整流板１３の内周側に一体的
に結合し、次に、この空気整流板の外周側に二次空気案
内リング８を溶接あるいはその他の固定手段により一体
的に固定して、三者を一体的に結合したものである。
【００１７】本実施の形態２の構成では、上記実施の形
態１で説明した効果と同等の効果が得られるほか、空気
整流板１３の内周部をバ−リング加工し、その環状凸部
１３ａの外周に保炎リング７を圧入することによって両
者を一体化しているため、製造コストの高い多段階曲げ
加工や溶接接合をする必要がなくなり、または少なくで
きるので、製造コストを低減できるという効果が得られ
る。
態１で説明した効果と同等の効果が得られるほか、空気
整流板１３の内周部をバ−リング加工し、その環状凸部
１３ａの外周に保炎リング７を圧入することによって両
者を一体化しているため、製造コストの高い多段階曲げ
加工や溶接接合をする必要がなくなり、または少なくで
きるので、製造コストを低減できるという効果が得られ
る。
【００１８】実施の形態３．さらに、本発明の実施の形
態３として、上記実施の形態２の構成において、空気整
流板１３を保炎リング７よりも熱膨張係数が大きい材料
を用いて形成するようにする。こうすることによって、
燃焼熱によって両者が熱膨張した際に、空気調整板１３
の方が熱膨張係数が大きいため、環状凸部１３ａが外側
に広がろうとして、保炎リング７の圧入部分のシ−ル性
がさらに向上し、この圧入部分から洩れる二次空気を皆
無に近くできるので、一次火炎および二次火炎の分布が
さらに均一となり、ＣＯの発生を抑制することができ
る。
態３として、上記実施の形態２の構成において、空気整
流板１３を保炎リング７よりも熱膨張係数が大きい材料
を用いて形成するようにする。こうすることによって、
燃焼熱によって両者が熱膨張した際に、空気調整板１３
の方が熱膨張係数が大きいため、環状凸部１３ａが外側
に広がろうとして、保炎リング７の圧入部分のシ−ル性
がさらに向上し、この圧入部分から洩れる二次空気を皆
無に近くできるので、一次火炎および二次火炎の分布が
さらに均一となり、ＣＯの発生を抑制することができ
る。
【００１９】実施の形態４．図３は、本発明の実施の形
態４を示す液体燃料燃焼装置の要部断面図である。本実
施の形態４は、上述した実施の形態１において、空気整
流板１３と気化器２上面と気化器ケ−ス１上面の間にそ
れぞれパッキン１５ａ，１５ｂを介在したものである。
態４を示す液体燃料燃焼装置の要部断面図である。本実
施の形態４は、上述した実施の形態１において、空気整
流板１３と気化器２上面と気化器ケ−ス１上面の間にそ
れぞれパッキン１５ａ，１５ｂを介在したものである。
【００２０】こののように構成すれば、空気整流板１３
と気化器２の上面との間にパッキン１５ａを入れたの
で、気化器２上面と空気整流板１３の下面の隙間から二
次空気が洩れて一次火炎に供給されるようなことはない
ので、一次火炎と二次火炎の分布が不均一となるのを防
止でき、ＣＯの発生を抑制することができる。また、空
気整流板１３の下面と気化器ケ−ス１上面との間にパッ
キン１５ｂを入れたので、燃焼用の二次空気が気化器ケ
−ス１上面と空気整流板１３の下面との隙間から外部に
漏れてしまうようなこともなくなるので、一次火炎と二
次火炎の分布が不均一となるのを防止でき、ＣＯの発生
を抑制することができる。
と気化器２の上面との間にパッキン１５ａを入れたの
で、気化器２上面と空気整流板１３の下面の隙間から二
次空気が洩れて一次火炎に供給されるようなことはない
ので、一次火炎と二次火炎の分布が不均一となるのを防
止でき、ＣＯの発生を抑制することができる。また、空
気整流板１３の下面と気化器ケ−ス１上面との間にパッ
キン１５ｂを入れたので、燃焼用の二次空気が気化器ケ
−ス１上面と空気整流板１３の下面との隙間から外部に
漏れてしまうようなこともなくなるので、一次火炎と二
次火炎の分布が不均一となるのを防止でき、ＣＯの発生
を抑制することができる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、本発明による液体燃料燃
焼装置によれば、装置を組み立てる時に、保炎リングの
上端部と二次空気案内リングの上端部との間に形成する
隙間をバラツキの少ない所定の値に保つことができるの
で、二次火炎の分布が均一となり、ＣＯの発生を抑制す
ることができる。
焼装置によれば、装置を組み立てる時に、保炎リングの
上端部と二次空気案内リングの上端部との間に形成する
隙間をバラツキの少ない所定の値に保つことができるの
で、二次火炎の分布が均一となり、ＣＯの発生を抑制す
ることができる。
【００２２】また、本発明の液体燃料燃焼装置によれ
ば、空気整流板は、その内周部にバ−リング加工により
形成した環状凸部を備え、この環状凸部の外周に保炎リ
ングを圧入することによって一体化としたので、保炎リ
ングと空気整流板とを一体化するために、製造コストの
高い多段階曲げ加工や溶接接合をする必要がなくなり、
または少なくできるので、製造コストを低減できる。
ば、空気整流板は、その内周部にバ−リング加工により
形成した環状凸部を備え、この環状凸部の外周に保炎リ
ングを圧入することによって一体化としたので、保炎リ
ングと空気整流板とを一体化するために、製造コストの
高い多段階曲げ加工や溶接接合をする必要がなくなり、
または少なくできるので、製造コストを低減できる。
【００２３】また、本発明の液体燃料燃焼装置によれ
ば、空気整流板は、保炎リングよりも熱膨張係数が大き
い材料を用いて形成したので、燃焼熱によって両者が熱
膨張した際には、保炎リングの圧入部分のシ−ル性がさ
らに向上し、この圧入部分から漏れる二次空気を少なく
できるので、一次火炎と二次火炎の分布が不均一となる
のを防止でき、ＣＯの発生を抑制することができる。
ば、空気整流板は、保炎リングよりも熱膨張係数が大き
い材料を用いて形成したので、燃焼熱によって両者が熱
膨張した際には、保炎リングの圧入部分のシ−ル性がさ
らに向上し、この圧入部分から漏れる二次空気を少なく
できるので、一次火炎と二次火炎の分布が不均一となる
のを防止でき、ＣＯの発生を抑制することができる。
【００２４】さらにまた、本発明の液体燃料燃焼装置に
よれば、空気整流板と気化器上面との間および空気整流
板と気化器ケース上面との間にパッキンを介在したの
で、空気整流板の下面から二次空気が外部に漏れたり、
あるいは一次火炎側にもれたりすることがなく、一次火
炎と二次火炎の分布が不均一となるのを防止でき、ＣＯ
の発生を抑制することができる。
よれば、空気整流板と気化器上面との間および空気整流
板と気化器ケース上面との間にパッキンを介在したの
で、空気整流板の下面から二次空気が外部に漏れたり、
あるいは一次火炎側にもれたりすることがなく、一次火
炎と二次火炎の分布が不均一となるのを防止でき、ＣＯ
の発生を抑制することができる。
【図１】 本発明の実施の形態１を示す液体燃料燃焼装
置の要部断面図である。
置の要部断面図である。
【図２】 本発明の実施の形態２を示す液体燃料燃焼装
置の要部断面図である。
置の要部断面図である。
【図３】 本発明の実施の形態４を示す液体燃料燃焼装
置の要部断面図である。
置の要部断面図である。
【図４】 従来の液体燃料燃焼装置を示す要部断面図で
ある。
ある。
１ 気化器ケ−ス、２ 気化器、３ 電気ヒータ、４
一次空気導入口、５バ−ナ−ヘッド、６ 炎孔、７ 保
炎リング、８ 二次空気案内リング、９ 燃料ノズル、
１１ 隙間、１３ 空気整流板、１３ａ 環状凸部、１
４ 二次空気供給孔、１５ａ パッキン、１５ｂ パッ
キン。
一次空気導入口、５バ−ナ−ヘッド、６ 炎孔、７ 保
炎リング、８ 二次空気案内リング、９ 燃料ノズル、
１１ 隙間、１３ 空気整流板、１３ａ 環状凸部、１
４ 二次空気供給孔、１５ａ パッキン、１５ｂ パッ
キン。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−223513（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−70612（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−87511（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−341614（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−210317（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−130716（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−113105（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−160127（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−6925（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−118919（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−158830（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23D 11/10 F23D 11/40 - 11/44
Claims (4)
- 【請求項１】 液体燃料と燃焼用の一次空気を気化器に
供給し、この気化器上部に設けた一次火炎の保炎リング
と前記気化器を所定隙間を隔てて収容する気化器ケース
上部に設けた二次空気案内リングの間から燃焼用の二次
空気を供給するように構成した液体燃料燃焼装置におい
て、前記燃焼用の一次空気と二次空気との供給比率を調
整する空気整流板を設け、この空気整流板に前記保炎リ
ングと前記二次空気案内リングを一体的に固定したこと
を特徴とする液体燃料燃焼装置。 - 【請求項２】 前記空気整流板は、その内周端部にバー
リング加工して環状凸部を有し、この環状凸部の外側に
保炎リングを圧入固定したことを特徴とする請求項１記
載の液体燃料燃焼装置。 - 【請求項３】 前記空気整流板は、保炎リングよりも熱
膨張係数が大きい材料を用いて構成したことを特徴とす
る請求項２記載の液体燃料燃焼装置。 - 【請求項４】 前記空気整流板は、前記気化器上面と気
化器ケ−ス上面との間にパッキンを介して載置固定した
ことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の液体
燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22214197A JP3264225B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 液体燃料燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22214197A JP3264225B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 液体燃料燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163424A JPH1163424A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3264225B2 true JP3264225B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=16777826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22214197A Expired - Fee Related JP3264225B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 液体燃料燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3264225B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-19 JP JP22214197A patent/JP3264225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1163424A (ja) | 1999-03-05 |
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Legal Events
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