JP3263907B2 - 簡易締結具 - Google Patents

簡易締結具

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JP3263907B2
JP3263907B2 JP33795792A JP33795792A JP3263907B2 JP 3263907 B2 JP3263907 B2 JP 3263907B2 JP 33795792 A JP33795792 A JP 33795792A JP 33795792 A JP33795792 A JP 33795792A JP 3263907 B2 JP3263907 B2 JP 3263907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物等のコンクリート
の中に埋め込まれ、天井、ダクト、水道管、ガス管や、
その他の設備機器等を、吊りボルトで天井に取付ける場
合や、アンカーボルトで基礎等を固定するような場合、
ワンタッチで吊りボルト、アンカーボルト、あるいはハ
ンガーの取付けを行うことができる簡易締結具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の天井等は、図36に示すよ
うに上階の床を構成するコンクリート100内に締結具
としてのナット部材101が埋め込まれており、このナ
ット部材101に吊りボルト102がねじ込まれると共
に、この吊りボルト102の下端に天井等が取り付けら
れるフレーム103を支えるハンガー104をナット1
05により固定することによって吊られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来型
締結具においては、吊りボルト102の取付けが一本、
一本ねじ込まねばならず、吊る箇所が非常に多いことも
あり、取付けるだけでもその工数は膨大ものとなってい
る。
【0004】また、通常上階の床面は必ずしも平らでは
ない。この場合、従来型締結具においては天井等の高さ
を合わせるために、いちいちナット105を回してハン
ガー104を上下させ、天井等の高さ調整を行っていた
が、調整方法が面倒なことと、吊る箇所が非常に多いこ
とにより、その取付け工数は一層膨大なものとなってい
る。
【0005】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的はワンタッチでボルトの取付け(あ
るいはボルトへの取付け)及び天井等の高さ調整が行え
る簡易締結具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した目的を
達成するため、請求項1の発明はシャフト部材が相対移
動可能に挿入されるケーシング部材と、前記シャフトが
透通孔を介して相対移動可能に挿入されると共に一端部
がケーシング部材に連係し、他端部が上下方向傾動可能
に取り付けられ、傾動によるシャフト部材に対する透通
孔のエッジ立てによりシャフト部材の相対移動をロック
するロックプレートと、前記ロックプレートと別体とな
ってケーシング部材内に配置され、前記透通孔がエッジ
立てする方向にロックプレートを傾動付勢するばね部材
を具備してなることを特徴とする。
【0007】前記シャフト部材は全ねじボルトで構成し
ても良く、前記ロックプレートは複数個用いることがで
きる。
【0008】また、前記ばね部材はロックプレートとケ
ーシング部材との間に取付けてロックプレートを一方向
へ付勢し、あるいはロックプレート間に取り付けて上,
下のロックプレートを相互に反対方向へ傾動するように
付勢しても良い。
【0009】さらに、前記ロックプレートはその一端が
弾性部材からなるロックブロックを介してケーシング部
材に連係させて取り付けても良い。
【0010】ケーシング部材はコンクリート内に埋設す
る部分を密閉構造とし、かつこの密閉構造の外部にコン
クリートからの抜け止めを図る突起を形成することがで
きる。
【0011】また、ケーシング部材のシャフト部材透通
孔を外方へ突出する筒状部に形成し、この筒状部に押圧
プレートを外挿すると共にこの押圧プレートを、ケーシ
ング部材と押圧プレートとの間に取付けられた圧縮ばね
と、前記筒状部の先端と押圧プレートとの間に取付けら
れた径方向に拡縮するばねとで支持して構成することも
できる。
【0012】さらに、ケーシング部材はその外形形状を
治具等で回動可能な非円形に形成することもできる。
【0013】
【作用】本発明は前記した構成になっているので、ロッ
クプレートの傾動によるシャフト部材に対する透通孔の
エッジ立てによりシャフト部材とケーシング部材との相
互移動がロックされ、ロックプレートがばね部材のばね
力に抗して回動してシャフト部材に対して直交する状態
にしたとき前記ロックが解除されシャフト部材とケーシ
ング部材との相互移動が可能となる。
【0014】前記相互移動はロックプレートが一枚使用
された時は一方向のみロックされ、かつそのロック力は
ロックプレートの使用個数を増加させることにより増大
させることができる。また、ロックプレートをばね部材
の上下に2個用いたときは相互に反対方向へ傾動するロ
ックプレートにより2方向ロック(上,下方向)とな
る。
【0015】ロックプレートをその一端をロックブロッ
クを介してケーシング部材に連係させたときは、ロック
ブロックに振動が吸収されて異音の発生が防止される。
【0016】コンクリート内に埋設する部分を密閉構造
とすることによって内部にコンクリートの流入を防止し
て確実な作動を確保すると共に、外部に形成した突起に
より抜け止めが防止されて設置の安定化を図ることがで
きる。
【0017】また、シャフト部材透通孔を筒状部に形成
し、この筒状部に押圧プレートを圧縮ばね、及び径方向
に拡縮するばねで取付けた構造にすることによって、前
記筒状部を被取付け穴に挿入することによって締結具自
体を被取付け部材に取付けることができる。
【0018】さらに、ケーシング部材の外形形状を非円
形にすることによって締結具をナットとして用いること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。図1及び図2に本発明の第1実施例で
ある簡易締結具Aを示す。この締結具Aはケーシング部
材11と、このケーシング部材11内に傾動可能に取り
付けられたロックプレート12と、このロックプレート
12を傾動付勢するばね部材13とから大略構成されて
いる。ケーシング部材11は帯状板金部材の一端部をL
字状に折曲して天井等の被吊り部材の支持部11aが形
成されており、他端部をコ字形に折曲してシャフト部材
14に挿通するケーシング部11bが形成されている。
このためケーシング部11bにはコ字形を形成する対向
片にシャフト部材14が挿通する透通孔11c及び11
dが形成されており、前記対向片を連結する垂直片に角
孔11eが穿設されている。
【0020】ロックプレート12は長方形の板状部材か
らなり、この板状部材の略中央部にシャフト14が挿通
する透通孔12aが穿設されている。このときの透通孔
12aは、シャフト部材14の外径よりも幾分大きめに
形成される。このロックプレート12は一端部12bを
角孔11eに係合させて取り付けられ、取付後は一端部
12bを中心にして他端部12cが上下方向に傾動可能
になっている。
【0021】ばね部材13はシャフト部材14の外径よ
りも大径に巻回形成された圧縮コイルばねからなり、ロ
ックプレート12とケーシング部11bの下片との間に
取り付けられてロックプレート12を上方向へ傾動する
ように付勢している。
【0022】ここでシャフト部材14は全ねじボルトで
形成されており、基端部が天井に固設されると共に先端
部が垂下されて取り付けられている。このシャフト部材
14に締結具Aを取り付けるには次の様にする。
【0023】ケーシング部11bの上片に形成された透
通孔11cをシャフト部材14の先端に対向させて、締
結具Aを上動(c方向)させる。これによりシャフト部
材14の先端部はケーシング部11b内に進入し、その
先端でロックプレート12をa方向へ回動させる。この
回動でシャフト部材14はその先端がロックプレート1
2の透通孔12a内に進入可能となり、ロックプレート
12及びばね部材13を透通してケーシング部11bの
下片に形成された透通孔11dから下方へ突き出るよう
になる。この状態で締結具Aに負荷される上方への外力
を解除するとロックプレート12はばね部材13により
上方へ傾動(b方向)し、シャフト部材14に対してロ
ックプレート12の透通孔12aのエッジ部を立てるこ
とによって締結具Aの下動(d方向)がロックされる。
このように締結具Aはシャフト部材14に対して上動す
るが下動はロックされるようになっている。このロック
を解除するにはロックプレート12をばね部材13のば
ね力に抗してa方向へ回動させ、透通孔12aのシャフ
ト部材14に対するエッジ立てを解除することにより締
結具Aのd方向の移動(下動)を可能とする。
【0024】図3及び図4に第2実施例としての簡易締
結具Bを示す。この締結具Bはロックプレートを2個用
い、この2個のロックプレート間にばね部材を取り付け
た点が前記した締結具Aと相違し、他の点は締結具Aと
同じ構造になっている。同一構造要素は同一符号を付し
て重複する説明を省略する。2個のロックプレート1
2,12はその一端部12b,12bがケーシング部1
1bに穿設した角孔11e,11eに係合させて取り付
けられており、取付後は各ロックプレート12は一端部
12bを中心として他端部12cが上下方向に傾動可能
になっている。そしてばね部材13は2個のロックプレ
ート12,12間に取り付けられており、各ロックプレ
ート12を反対方向へ傾動するように付勢している。即
ち、ばね部材13の上部に位置するロックプレート12
は上方へ傾動付勢され、その下部に位置するロックプレ
ート12は下方へ傾動付勢されている。これによりばね
部材13の上部に位置するロックプレート12は透通孔
12aのシャフト部材に対するエッジ立てで締結具Bの
下動(d方向)をロックし、ばね部材13の下部に位置
するロックプレート12は透通孔12aの同様なエッジ
立てにより締結具Bの上動(c方向)をロックするよう
になっている。
【0025】このように締結具Bはシャフト部材14に
対して上下動の二方向移動がロックされる。このロック
を解除するには2個のロックプレート12,12の他端
部12c,12cを把持して相互に漸近する方向(e方
向)へ回動することによって行われ、これにより締結具
Bは上動(c方向)及び下動(d方向)して位置決めさ
れる。位置決め後2個のロックプレート12,12に対
するe方向の外力負荷を解除することによってロックプ
レート12はばね部材13で付勢されて元の位置に復帰
し締結具Bの上,下動がロックされ締結具Bの高さ調整
が完了する。また、締結具Bはシャフト部材14に挿通
する際にも2個のロックプレート12,12を漸近させ
ることによって可能となる。
【0026】図5に第3実施例としての簡易締結具Cを
示す。この締結具Cはロックプレート12の一端部12
bをロックブロック30を介してケーシング部材11に
連係させたものとなっており、ロックプレート12の取
付構造が異なるのみで、他の構造は締結具Aと同一構造
になっている。同一構造要素は同一符号を付して重複す
る説明を省略する。ロックブロック30は、ゴムあるい
はエラストマー等の材質からなるブロック体で、一側面
に傾斜面30aが形成されると共に厚み方向にシャフト
部材14が透通する透通孔30bが穿設されている。こ
のロックブロック30は他側面をケーシング部材11の
ケーシング11bを構成する上片の下面に固着して取り
付けられており、ロックプレート12はその一端部12
bをロックブロック30の傾斜面30aの最も高い部位
に当接させ透通孔12aの穿設面を傾斜面30aに対向
させて取り付けられている。この締結具Cは前記した締
結具Aと同様に作動すると共に、シャフト部材14に伝
達される階上の振動や音がロックブロック30に吸収さ
れてケーシング部材11に伝達するのを防止することが
できる。尚、ロックブロック30は振動吸収機能の要望
されないときはケーシング部材11と同一の素材でケー
シング部材11に一体に設けても良い。
【0027】図6に第4実施例としての簡易締結具Dを
示す。この締結具Dは3個のロックプレート12を用い
た点が異なるだけで他の構造は前記した締結具Cと同一
構造になっているので、同一構造要素は同一符号を付し
て重複する説明を省略する。ロックプレート12は3個
重ねてロックブロック30とばね部材13との間に取り
付けられ、締結具Dの下動(d方向)は3個のロックプ
レート12のエッジ立てでロックされるのでそのロック
力は増大される。この締結具Dは3個のロックプレート
12を同時にa方向へ回動させることによって前記ロッ
クは解除され下動が可能となる。締結具Dは締結具Cと
同様にロックブロック30により振動吸収機能をも有す
る。
【0028】図7に第5実施例としての簡易締結具Eを
示す。この締結具Eは2個のロックプレート12がケー
シング部材11のケーシング部11bを構成する上片及
び下片にそれぞれ固着されたロックブロック30を介し
てケーシング部材11に連係させて取り付けられている
点が相違し、他の構造は前記した締結具Bと同一構造と
なっている。このときのロックプレート12とロックブ
ロック30との取付構造は前記した締結具Cと同一構造
となっており、締結具Cと同様に振動吸収機能を有す
る。また、締結具Eはシャフト部材14に沿う上下移動
が締結具Bと同一に作動する。
【0029】図8及び図9に第6実施例としての簡易締
結具Fを示す。この締結具Fは矩形断面の帯状部材から
なるシャフト部材60に適応するように形成されてい
る。即ち、ケーシング部材11のケーシング部11bの
対向片に形成される透通孔11c,11d、ロックブロ
ック30に形成される透通孔30b,及びロックプレー
ト12に形成される透通孔12aはシャフト部材60の
断面形状に相応した形状に形成される。このとき締結具
Fは前記した締結具Cと同一構造を有しており、同一作
動を奏する。尚、シャフト部材の断面形状は前記した円
形断面、あるいは矩形断面ばかりでなく、三角形、六角
形等の多角断面に形成しても良く、その場合透通孔11
c、11d、12a、及び30bはそれに相応する形状
に形成される。
【0030】図10乃至図12に第7実施例としての簡
易締結具Gを示す。この締結具Gは階上床等の固定部材
に固定され、シャフト部材を移動可能に挿通して使用さ
れるものである。この締結具Gはケーシング部材70
と、このケーシング部材70のケーシング部71内に取
り付けられたばね部材13、ロックプレート12、及び
ロックブロック30とから大略構成されている。ケーシ
ング部材70は上部に左右水平に突出させて取付片70
a,70aが形成されており、下部に有底箱状のケーシ
ング部71が形成されて構成されている。ケーシング部
71の底部71aにはシャフト部材(図示せず)の挿通
孔71bが穿設されており、この底部71aに当接させ
てロックブロック30が内挿されており、かつロックブ
ロック30の傾斜面30aとばね部材13との間にロッ
クプレート12を介在させて取り付けられている。この
ときロックプレート12はその他端部12cがケーシン
グ部71の側壁に穿設した角孔71cから外方へ突出し
ており、かつばね部材13はその上部側がケーシング部
71の上部を閉塞するプレート71dに当接して支持さ
れており、ロックプレート12を傾斜面30aに沿うよ
うに付勢している。プレート71dはケーシング部71
の上部に設けたガイド孔に引き出し可能に挿入されてお
り、その略中央にシャフト部材の透通孔71eが穿設さ
れている。
【0031】この締結具Gは取付片70aを介して階上
床等の固定部材に取付けられる。そして天井等の被吊り
部材に連結されるシャフト部材(図示せず)はその先端
をケーシング部71の底部71aに穿設した透通孔71
bに対向させてケーシング部71内へ上動させることに
よって締結具Gに連結される。このときのシャフト部材
の上動はロックプレート12をf方向へ回動させながら
行われるので透通孔12aのシャフト部材に対するエッ
ジ立てがなく容易に行うことができ、シャフト部材は透
通孔71b,30b,12a、ばね部材13のコイル
部、及び透通孔71eを通して締結具Gに連結される。
連結後のシャフト部材はばね部材13により元の位置に
復帰したロックプレート12の透通孔12aのシャフト
部材に対するエッジ立てでその下動がロックされる。こ
のロックを解除するには他端部12cを把持してロック
プレート12をf方向へ回動させて透通孔12aのエッ
ジ立てを解消することによって行われ、シャフト部材を
下動させることができる。このとき、ばね部材13はな
くてもよい。何故ならば、ロックプレート12はその自
重により傾動しシャフト部材にエッジ立てするからであ
る。
【0032】また図13に第8実施例としての簡易締結
具Hを示す。この締結具Hは締結具Gと同タイプのもの
で、連結されるシャフト部材を移動して高さ調整を行う
ものである。この締結具Hは締結具Gの取付片をなくし
た構造と略同一構造になっている。このため締結具Hは
階上等の床を形成するコンクリート80内に埋設可能な
構造となっており、ケーシング部材81は底部にシャフ
ト部材(図示せず)が挿通される透通孔81aが穿設さ
れている以外は密閉した箱形状に形成されている。この
ケーシング部材81内には前記した締結具Gと同一構造
でロックブロック30、ロックプレート12、及びばね
部材13が組み込まれている。そしてこの締結具Hは図
13に示すように透通孔81aがコンクリート80と面
一となるようにしてコンクリート80内に埋設される。
【0033】この締結具Hにシャフト部材を連結するに
は締結具Gと同様にして行うが、締結具Hにおいてはロ
ックプレート12を外部から操作することができない構
造となっているのでシャフト部材の高さ調整は上動のみ
によって行うことができる。締結具H内に挿通されたシ
ャフト部材はロックプレート12の透通孔12aのシャ
フト部材に対するエッジ立てで下動がロックされる。
【0034】図14乃至図16に第9実施例としての簡
易締結具Iを示す。締結具Iは前述した締結具Hと同様
にコンクリート内に埋設可能な構造となっている。すな
わち締結具Iは異なるケーシング部材1を用いた点が相
違し、他の構造は締結具Hと同様な構造になっている。
ケーシング部材1はケーシング本体2とキャップ部材3
とから形成されている。ケーシング本体2は、底部外周
にフランジ部2aを形成した有底円筒体からなり、開口
端側の円筒体外周には円環突起2bと環状溝2cとが形
成されている。また、ケーシング本体2の底部は前記し
た締結具Hのロックブロック30に相当するロックブロ
ックが本体2に一体形成されて構成されると共に、この
底部にはボルト挿通孔2dが穿設されており、かつフラ
ンジ部2aには取付け用孔2eが穿設されている。
【0035】キャップ部材3は、底の浅い有底円筒体で
形成された蓋部3aと、この蓋部3aの底部中央に突出
形成した円筒突起部3bとから形成されている。このと
き円筒突起部3bはその外径がばね部材13の内径と略
同一になるように形成されており、かつその内径がボル
トを挿入可能な大きさに形成されて該部分がボルトのガ
イド孔3cとして構成されている。
【0036】そして、ケーシング部材1は蓋部3aの内
側縁部に沿って形成した環状突部3dを環状溝2cに嵌
着することによってケーシング本体2の開口部がキャッ
プ部材3で閉塞されており、ボルト挿通孔2d以外の部
分が密閉構造となっている。このときばね部材13はキ
ャップ部材3の円筒突起部3bに外挿されて取付けられ
ており、作動中のばね部材13の座屈を防止して確実な
作動が得られるようになっている。
【0037】この締結具Iは、コンクリートを打つとき
に組まれる下枠に取付け用孔2eを介して釘等で固定さ
れ、コンクリートを打つことによってボルト挿通孔2d
を開口したまゝコンクリート内に埋め込まれる。コンク
リートに埋め込まれた締結具Iは円環突起2bにより抜
け止めが図られている。このように取付けられた締結具
Iに全ねじボルト(シャフト部材14に相当)を取付け
るには前記した締結具Hと同様にボルトを単に挿入する
だけで良い。また締結具Iからボルトを抜き取る場合
は、ねじを緩める要領でボルトを回転させることによっ
てボルトを締結具Iから抜き取ることができる。
【0038】図17に第10実施例としての締結具Jを
示す。この締結具Jは、取付け用孔2eの替りにケーシ
ング本体2のフランジ部2aに釘状突起2fを一体的に
設けた以外は前記した締結具Iと同一構造となってい
る。この締結具Jによれば、コンクリートを打つときに
組まれる下枠への取付けは、いちいち釘等で打ち付ける
必要がなく、釘状突起2fを設けたフランジ2a上面を
打ち込めばよいので、簡単に取付けることができる。
【0039】図18に第11実施例としての締結具Kを
示す。この締結具Kはロックプレート12を2枚重ねて
用いた点以外は前記した締結具Iと同一構造になってい
る。締結具Kは2枚のロックプレート12を用いること
によって、前述した締結具Dと同様にシャフト部材14
のロック力を増大したものである。
【0040】図19に第12実施例としての締結具Lを
示す。この締結具Lはケーシング本体2と別体にゴム、
エラストマー等の弾性材料で形成したロックブロック3
0を用いた点以外は締結具Iと同一構造となっており、
前述した締結具Cと同様に振動吸収機能を付加したもの
となっている。
【0041】図20乃至図22に第13実施例としての
締結具Mを示す。この締結具Mは、締結具自体をワンタ
ッチで取付けるようにしたものである。すなわち、締結
具Mは、外方に突出する筒状部として形成したボルト挿
通孔2gと、この筒状部に外挿された押圧プレート4
と、この押圧プレート4を両側から支持する圧縮ばね5
と、前記筒状部の径方向に拡縮するばね6とを具備して
いる以外は締結具Iと同一構造になっている。このとき
圧縮ばね5はケーシング本体2の円筒部に外挿されると
共にその円環突起2bと押圧プレート4との間に取付け
られており、ばね6はリング部6aとこのリング部6a
から放射状に一体形成された脚部6bとから形成されて
おり、そのリング部6aをボルト挿通孔2gの外周部に
嵌着し、脚部6bの先端を押圧プレート4に当接させて
取付けられている。
【0042】この締結具Mによれば、例えばデッキプレ
ートに直接コンクリートを打つ工法の場合、デッキプレ
ートにワンタッチで取付けることができる。すなわち、
図23乃至図25に示すように、デッキプレート7にば
ね6のリング部6aの外径Xよりも幾分大きめの孔径Y
を有する取付用孔7aを穿設し、この取付用孔7aにボ
ルト挿通孔2gの形成された筒状部を挿入することによ
って締結具Mをデッキプレート7に取付けることができ
る。この挿入は図24に示すようにばね6の脚部6bが
縮径することによって行われ、挿入後は図25に示すよ
うに拡径した脚部6bと押圧プレート4との間でデッキ
プレート7を保持することによって締結具Mをデッキプ
レート7に取付けることができる。このように取付けた
締結具Mへのボルトの取付け、高さ調整、及び取外しは
前述した締結具Iと同様にして行われる。
【0043】図26乃至図28に第14実施例としての
締結具Nを示す。この締結具Nはナットとして用いる実
施例である。この締結具Nは外周を六角形状に形成した
ケーシング本体8と、このケーシング8に被冠したキャ
ップ部材9とを具備した以外は締結具Iと同一構造にな
っている。このときキャップ部材9にはケーシング本体
8のボルト挿通孔8aの対向部位に締結具Iにおけるガ
イド孔3cに替ってボルト挿通孔9aが穿設されてい
る。
【0044】この締結具Nは図29乃至図31に示すよ
うに例えばコンクリートに固着したアンカーボルト90
に単に押し込むだけで螺合させることができる。すなわ
ち、ボルト90はその基端部がコンクリート91に固着
されており、締結具Nはそのボルト挿通孔8aをボルト
90の先端に臨ませてボルト90に外挿するように押し
込まれる(図29の矢印方向)。この押し込みによって
ロックプレート12は圧縮ばね13のばね力に抗してg
方向へ回動し、なおも締結具Nを押し込むことができ、
かつボルト90はその先端部がボルト挿通孔9aを貫通
して締結具Nの外方へ突出するようになる(図31参
照)。次に、このように押し込んだ締結具Nを押し込み
とは反対方向へ負荷する(図31の矢印方向)と、ロッ
クプレート12は元の傾斜状態に復帰し、ボルト90に
対してエッジ立て状態となる。この状態でさらに締結具
Nを締付け方向へ小量回動させることによって、締結具
Nによる締付けは完了する。また、締め付け状態にある
締結具Nを緩めるには通常のナットを緩める要領で締め
付けとは反対方向へ回動することによって行う。
【0045】図32乃至図35に第15実施例としての
締結具Pを示す。この締結具Pは締結具Nと同様にナッ
トとしての実施例であり、レバー12d付きロックプレ
ート12が用いられており、このロックプレート12を
ケーシング本体8の外方から操作可能にした以外は締結
具Nと同一構造になっている。すなわち、締結具Pはそ
のロックプレート12がレバー12dをケーシング本体
8の側壁に穿設した矩形孔8bから外方へ突出させて取
付けられている。このように取り付けられたロックプレ
ート12は圧縮ばね13によりエッジ立て可能に傾斜維
持されるが、レバー12dを図33に示すようにh方向
へ負荷して前記エッジ立てを解消する水平状態にするこ
とができる。この締結具Pは締結具Nと同様にしてアン
カーボルト90に取付けられるが、アンカーボルト90
からの取り外しはレバー12dをh方向に負荷してエッ
ジ立てを解消し、締結具Pをアンカーボルト90から一
気に抜き去ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、簡易
締結具は移動タイプのものと固定タイプのものとがあ
り、移動タイプの締結具は固定シャフト部材に挿通させ
て取り付けられ、固定タイプの締結具はシャフト部材が
挿入されて取り付けられるようになっている。このとき
の取り付けは移動タイプにあっては単にシャフト部材に
挿入するか、あるいはロックプレートを回動させた状態
で挿入することによって行われ、固定タイプにあっては
シャフト部材を単に挿入するかあるいはロックプレート
を回動させた状態で挿入することによって行われるの
で、その取り付けはワンタッチで極めて簡単に行われ
る。
【0047】また、本発明は締結具自体あるいはシャフ
ト部材を単に移動させるか、あるいはロックプレートを
回動させた状態で移動させることによって容易に高さ調
整ができる。
【0048】さらに、本発明の弾性材からなるロックブ
ロックを有するものにあっては、振動吸収機能を有し、
階上の振動を階下に伝達しない効果を奏する。
【0049】本発明はシャフト部材透通孔を筒状部に形
成し、この筒状部に押圧プレートを圧縮ばね及び径方向
に拡縮するばねで取付けた構造にすることによって、筒
状部を被取付け穴に挿入するだけで締結具自体を被取付
け部材に簡単に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の簡易締結具の正面図であ
る。
【図2】図1の簡易締結具の側面図である。
【図3】本発明の第2実施例の簡易締結具の正面図であ
る。
【図4】図3の簡易締結具の側面図である、
【図5】本発明の第3実施例の簡易締結具の正面図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例の簡易締結具の正面図であ
る。
【図7】本発明の第5実施例の簡易締結具の正面図であ
る。
【図8】本発明の第6実施例の簡易締結具の正面図であ
る。
【図9】図8の簡易締結具の側面図である。
【図10】本発明の第7実施例の簡易締結具の正面図で
ある。
【図11】図10の簡易締結具の平面図である。
【図12】図10の12−12線に沿う断面図である。
【図13】本発明の第8実施例の簡易締結具の断面図で
ある。
【図14】本発明の第9実施例の簡易締結具の平面図で
ある。
【図15】図14の15−15線に沿う断面図である。
【図16】図14の簡易締結具の底面図である。
【図17】本発明の第10実施例の簡易締結具の断面図
である。
【図18】本発明の第11実施例の簡易締結具の断面図
である。
【図19】本発明の第12実施例の簡易締結具の断面図
である。
【図20】本発明の第13実施例の簡易締結具の平面で
ある。
【図21】図20の21−21線に沿う断面図である。
【図22】図20の簡易締結具の底面図である。
【図23】図20の簡易締結具の作動説明図である。
【図24】図20の簡易締結具の作動説明図である。
【図25】図20の簡易締結具の作動説明図である。
【図26】本発明の第14実施例の簡易締結具の平面図
である。
【図27】図26の27−27線に沿う断面図である。
【図28】図26の簡易締結具の底面図である。
【図29】図26の簡易締結具の作動説明図である。
【図30】図26の簡易締結具の作動説明図である。
【図31】図26の簡易締結具の作動説明図である。
【図32】本発明の第15実施例の簡易締結具の平面図
である。
【図33】図32の33−33線に沿う断面図である。
【図34】図32の簡易締結具の底面図である。
【図35】図33の35−35線に沿う断面図である。
【図36】従来型締結具の使用状態を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,L,
M,N,P 簡易締結具 2,8 ケーシング本体(ケーシング部材) 3,9 キャップ部材(ケーシング部材) 11,70,81 ケーシング部材 12 ロックプレート 12a 透通孔 13 ばね部材 14,60 シャフト部材 30 ロックブロック 90 アンカーボルト(シャフト部材)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/18 E04B 1/41 502 F16B 7/00 - 7/22

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト部材が相対移動可能に挿入され
    るケーシング部材と、 前記シャフト部材が透通孔を介して相対移動可能に挿入
    されると共に一端部がケーシング部材に連係し、他端部
    が上下方向傾動可能に取り付けられ、傾動によるシャフ
    ト部材に対する透通孔のエッジ立てによりシャフト部材
    の相対移動をロックするロックプレートと、前記ロックプレートと別体となってケーシング部材内に
    配置され、前記透通孔がエッジ立てする方向にロックプ
    レートを傾動付勢するばね部材と を具備してなることを
    特徴とする簡易締結具。
  2. 【請求項2】 前記シャフト部材が全ねじボルトである
    ことを特徴とする請求項1記載の簡易締結具。
  3. 【請求項3】 前記ロックプレートが複数個用いられて
    いることを特徴とする請求項1記載の簡易締結具。
  4. 【請求項4】 前記ばね部材はロックプレートとケーシ
    ング部材との間に取り付けられていることを特徴とする
    請求項1記載の簡易締結具。
  5. 【請求項5】 前記ばね部材は上,下のロックプレート
    を相互に反対方向へ傾動するようにロックプレート間に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の簡
    易締結具。
  6. 【請求項6】 前記ロックプレートはその一端が弾性部
    材からなるロックブロックを介してケーシング部材に連
    係させて取り付けたことを特徴とする請求項1記載の簡
    易締結具。
  7. 【請求項7】 前記ケーシング部材はコンクリート内に
    埋設する部分が密閉構造となっており、かつこの密閉構
    造の外部にコンクリートからの抜け止めを図る突起を形
    成したことを特徴とする請求項1記載の簡易締結具。
  8. 【請求項8】 前記ケーシング部材のシャフト部材透通
    孔を外方へ突出する筒状部に形成し、この筒状部に押圧
    プレートを外挿すると共にこの押圧プレートを、ケーシ
    ング部材と押圧プレートとの間に取付けられた圧縮ばね
    と、前記筒状部の先端と押圧プレートとの間に取付けら
    れた径方向に拡縮するばねとで支持したことを特徴とす
    る請求項1記載の簡易締結具。
  9. 【請求項9】 前記ケーシング部材の外形形状を治具等
    で回動可能な非円形に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の簡易締結具。
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