JP2001517745A - ホールドダウン器具及びホールドダウン方法 - Google Patents

ホールドダウン器具及びホールドダウン方法

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Abstract

(57)【要約】 建物構造体の2つの建築部材を結合するためのホールドダウン器具及び方法が提供される。このホールドダウンの器具は、建物構造体の2つの建築部材の間に連結された、代表的な例ではロッド又はケーブルの形とした細長部材を含む。建物の木材収縮を補償するために細長部材にハウジングを有する張力補償器を取り付ける。細長部材の一端を、補償器のハウジング内に嵌入させ、一方向だけの移動を可能にするが、ハウジングから抜け出るのを防止する把持具によって該ハウジングに解放自在に連結する。かくして、細長部材は、建物の2つの点(細長部材とハウジング)の分離に抵抗するが、該2つの点の間の距離が木材の収縮に因り減小するのに合わせて長さを調節することができる。この補償器は、更に、細長部材にかかっている張力が所定のレベルより低下すると、細長部材の一端を前記ハウジング内へ一層深く押入させるための偏倚(押圧ばね)機構を含む。この偏倚機構は、幾つかの実施形態においては、圧縮状態に置かなければならない。その1つの方法は、液圧ラムを用いて行う方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の属する技術分野 本発明は、建築装置及び建築方法に関し、特に、環境条件、例えば地震やハリ
ケーンや、建物を持ち上げたり、分離させたり、転覆させようとするその他の力
に対して建物に安定性を与えるために建築部材を互いに又は地面に固定するため
の装置に関する。
【0002】従来の技術 一般的なタイプの建物構造体は、構造フレーム部材と、フレームに剪断安定性
を付与するためにそれらのフレーム部材に固定された合板等のダイアフラム(隔
壁又は仕切板等)とから成る。通常、これらのフレーム部材は、「トッププレー
ト」と称されることがある上方水平部材と、「シルプレート」と称されることが
ある下方水平部材を含む。上方水平部材(以下、単に「上方部材」とも称する)
と下方水平部材(以下、単に「下方部材」とも称する)とは、「スタッド」(間
柱)とも称される垂直リブによって互いに離隔されて繋ぎ止められる。これらの
水平部材と垂直部材とが釘止め又はボルト止めされて、図1に示されるように壁
を構成する。
【0003】 互いに隣接する壁は、それらの壁の接合部において第1上方部材にオーバーラ
ップするように互い違い関係に固定された第2上方部材を介して互いに連結され
る。この構造は、建物構造体の各階を通して屋根まで反復される。他方、下方部
材は、建物構造体の床に固定される。屋根の梁(ジョイスト、根太、)は、第2
上方部材に釘止め又はボルト止めされる。
【0004】 地面の変動や強風は、建物に、その上方水平部材を地面に対して持ち上げよう
とする、あるいは、垂直部材と水平部材を互いに回転させようとする力を建物に
及ぼす。地震、地面の変動、ハリケーン等の強風の作用を軽減するために、従来
から、下向き力安定性を付与するためのいろいろな構造部材が開発されてきてい
る。ホールドダウン機構は、引き離し力に抵抗し、対持ち上げ力安定性(構造物
の底部を持ち上げようとする上向き力に対する安定性)を付与するためのもので
ある。ここで、「ホールドダウン」とは、留める、締める又は固定すること、又
は、留め具、締め具又は固定具を意味する。
【0005】 先に述べたように、一般的な安定化技法は、合板(以下、単に「板」とも称す
る)を構造フレーム部材に釘止めすることである。それらの板は、それらに釘止
めされた構造フレーム部材を介して隣接する板及び基礎に連結される。かくして
、それらの板と構造フレーム部材が、持ち上げ力及び転覆力(倒そうとする力)
に抵抗する一体化された構造体を形成する。この構造体の構造的完全性(保全性
又は結合性)を更に高めるために、それらの板は、ホールドダウン器具(以下、
単に「ホールドダウン」とも称する)によって互いに、かつ、基礎に固定される
【0006】 米国特許第4,665,672号は、ボルトを用いてフレーム部材に固定され
るブラケットの形のホールドダウンを開示している。それらのブラケットは、水
平方向のボルトによって垂直部材に、あるいは、垂直方向のボルトによって水平
部材に取り付けられる。更に、ブラケットは、互いに又は基礎に連結される。例
えば、垂直部材の場合、使用されるブラケットはL字形であり、ブラケットの一
辺をフレーム部材から外方へ突出させる。隣接したブラケット対の外方に突出し
た一辺同志をねじ付きロッドによって互いに連結し、それによって建物の床同志
を連結する。このようにして、ブラケットは、互いに連結され、それによってフ
レーム部材同志を結合する。ブラケットは、又、基礎に埋設されたねじ付きロッ
ドによって基礎にも結合される。
【0007】 しかしながら、この方法の欠点は、ねじ付きロッドの張力を喪失させる原因と
なる建築部材の木材の収縮を吸収することができないことであり、その結果、若
干の遊びが生じ、衝撃荷重を受けた剪断壁がそれに打ち込まれている釘を支持す
ることができず、破断する危険性が大きくなる。更に、交差部材が交差する部位
は、すべてボルト等によって結合しておかなければならないので、多数の部材が
必要とされる。又、ブラケットに多数のボルト穴を開けなければならず、それら
の穴が整合するようにブラケットを注意深く整列(心合)させなければならない
ので、作業に時間がかかり、コスト高を招く。ブラケットには、その形状がL字
形であるため、偏心力が及ぼされ、その偏心力が、ボルトとブラケットとの接触
面積が小さいことによって増大され、結合部に大きな圧力が加わる。
【0008】 又、地震は、移動性の点力(点に作用する力)を創出し、それらの点力が基礎
を通して各フレーム部材へ上向き又は横向きに向けられ、剪断ダイアフラムを回
転させたり、座屈させたりする原因となる。回転及び点荷重を小さくするために
は、剪断ダイアフラムの上隅の、基礎に対する動きを抑制しなければならない。
この目的を達成するために多くの器具が開発されている。1つの解決方法は、米
国特許第4,875,314号に開示されたものであり、タイロッド(引張棒、
控え棒又は連結棒)を基礎から建物の各階を通して上方へ延長させ、各階におい
てナットとスプレッダープレートを介してアンカー(繋留具)に固定する方法で
ある。基礎から上方へ延長するロッドを使用することにより、持ち上げ力を基礎
に直接伝達することができる。
【0009】 しかしながら、この方式は、建築部材の木材の収縮を補償することができない
という点で重大な制約を有する。フレーム部材が収縮すると、タイロッドとアン
カーとの間の初期の緊締(きっちりした)結合が失われる。従って、フレーム部
材は、その拘束が弛められ、その結果、系(フレーム部材を含む構造部材全体)
を衝撃力に曝してしまう。従って、フレーム部材を結合している釘は、抜け易く
なり、建物の完全性を一層損ねることになる。
【0010】 この制約は、構造部材の寸法変化を補償する(吸収する)ためのばねを含む連
結具の使用を教示した米国特許第2,011,312号によって一部は解決され
た。しかしながら、この器具は、構造部材結合状態に保持する能力の点で制約が
ある。即ち、系の強度がばねの圧縮力によって制限される。
【0011】 本出願人は、自身の先行米国特許第5,535,561号に開示されているよ
うに、一端をアンカーで繋留され、他端を解放自在にクランプで固定されるケー
ブルから成るホールドダウン器具を開発することによって前記の問題に対処した
。ばねをケーブルに作用させ、構造部材が収縮したとき自動的にケーブルを解放
自在のクランプに対して移動させることによって構造部材の収縮を補償する構成
とした。しかしながら、この米国特許第5,535,561号に開示された方式
の欠点は、望ましい長さ及び圧縮力特性を有する適正なばねを設けることにかか
るコストである。しかも、いろいろな異なる用途に対応するために多数の異なる
ばねを用意する必要がある。
【0012】発明の概要 本発明によれば、建物構造体(以下、単に「建物」とも称する)に下向き力安
定性を付与するため力安定性を付与するために建物構造体の2つの建築部材を結
合するためのホールドダウン器具(以下、単に「器具」とも称する)が提供され
る。本発明の器具は、建物構造体の2つの建築部材の間に連結された、代表的な
例ではロッド又はケーブルの形とした細長部材を含む。建物の木材収縮を補償す
るために細長部材の一端に、又は、細長部材の両端の間に張力補償器(以下、単
に「補償器」とも称する)を取り付ける。この補償器は、例えばU字形ブラケッ
ト又はチューブの形としたハウジングによって構成し、細長部材の一端を該ハウ
ジング内に嵌入させ、一方向だけの移動を可能にするが、ハウジングから抜け出
るのを防止する把持具によって該ハウジングに解放自在に連結する。かくして、
細長部材は、建物の2つの点(細長部材とハウジング)の分離に抵抗する(分離
を防止する)が、該2つの点の間の距離が木材の収縮に因り減小するのに合わせ
て長さを調節することができる。
【0013】 この補償器は、更に、細長部材にかかっている張力が所定のレベルより低下す
ると、細長部材の前記一端を前記ハウジング内へ一層深く押入させるためのばね
機構を含む。このばね機構は、1つ又は複数の個別の弾性可撓部材(弾性的に変
形自在の部材)によって構成する。ばね機構の弾性可撓部材の数は、特定の応用
例に必要とされる補償量に応じて選定する。弾性可撓部材は、使用時に圧縮状態
で前記ハウジング内に収容されるドーム形ワッシャー又は弾性ブッシュによって
構成する。垂直用途(細長部材を垂直方向に延長させる用途)においては、多く
の場合、前記ハウジングは、基礎に埋設されたアンカーボルトに螺着させたナッ
トを介して基礎に連結する。
【0014】 本発明のホールドダウン器具は、更に、前記ハウジング内に摺動自在に受容さ
れ、前記細長部材の前記一端を該ハウジング内に前記ばね機構に対して固定する
働きをする第2把持具を含むものとすることもできる。
【0015】 把持具は、いろいろな形態をとることができる。一実施形態においては、把持
具は、切頭円錐形の中心内孔を有するシリンダーと、該内孔の壁に嵌合する外表
面を有し、該内孔に摺動自在に受容される複数のウエッジとで構成することがで
きる。それらのウエッジは、使用において前記細長部材に係合する内側把持表面
を有する。
【0016】 他の実施形態においては、把持具は、それぞれ一方向にのみ回転自在の1対の
把持ホイールによって構成し、使用において該1対の把持ホイールが前記細長部
材の対向した両側側面に係合し互いに反対方向に回転することができる構成とす
る。
【0017】 更に他の実施形態においては、把持具は、前記ハウジングに固定されたピンの
周りに枢動自在の2つ以上の枢動自在アームによって構成する。それらのアーム
の自由端を互いに接近する方向に移動自在とし、使用において前記細長部材の対
向した両側側面に係合させる。前記第2把持具は、例えば、前記細長部材に圧着
された(かしめられた)変形自在のスリーブと、前記ハウジング内に摺動自在に
受容され、該スリーブに固定された枢動自在部材とで構成することができる。
【0018】 又、本発明によれば、建物構造体を固定する方法が提供される。本発明の方法
は、分離力(引き離そうとする力)を受けたとき分離に抵抗するように互いに連
結すべき、該建物構造体上の離隔した2つの点を選定する工程と、該2つの点の
間を結ぶ直線に沿って該2つの点の間に介在する建築部材を貫通する穴を穿孔す
る工程と、前記2つの点の間に第1端と第2端を有する細長部材を供給する工程
と、該細長部材の該第1端を該建物構造体の前記2つの点のうちの一方の点に固
定する工程と、該細長部材の該第2端を張力補償器に連結する工程と、該張力補
償器を前記建物構造体の該2つの点のうちの他方の点に連結する工程とから成り
、該張力補償器は、ハウジングと、圧縮状態におかれているときは、前記細長部
材を該ハウジング内へ押入させる力を該細長部材に及ぼすために該細長部材に連
結された少くとも1つの弾性的に圧縮自在のワッシャー又はブッシュと、該細長
部材の該ハウジング内への移動を可能にするが、該細長部材が該ハウジングから
抜け出る動きを防止するために該細長部材を該ハウジングに対してロック(固定
)するための第1把持具とによって構成する。本発明の方法は、又、前記ワッシ
ャー又はブッシュを圧縮する工程を含む。ワッシャー又はブッシュを圧縮する工
程は、液圧ラム又はその他の任意の適当な器具を用いて、又は手作業でおこなう
ことができる。
【0019】 第2把持具を前記ハウジング内で前記細長部材に取り付け、前記ワッシャー又
はブッシュを前記第1把持具と第2把持具の間に介在させ、第2把持具を該ハウ
ジング内に摺動自在に受容させ、第1把持具に向かう方向に該細長部材に対して
移動自在とするが、第2把持具にそれを第1把持具から離れる方向移動させよう
とする力が及ぼされたときは、第2把持具は該細長部材に対してロックされる。
第2把持具は、第1把持具の方に向かって押し込まれ、それによってワッシャー
又はブッシュを圧縮する。代表的な例では、ストッパー部材を、それとワッシャ
ー又はブッシュとの間に第2把持具を位置づけするような位置に前記細長部材に
固定する。次いで、第2把持具をストッパー部材から離れる方向に押しやる。
【0020】 本発明の他の側面によれば、建物構造体の第1建築部材を該建物構造体の第2
建築部材に固定するためのホールドダウン器具において、第1端と第2端を有す
るロッドと、該ロッドの第1端を前記第1建築部材に移動自在に連結するための
把持具とから成り、該ロッドの第2端は前記第2建築部材に連結されており、該
把持具は、該第1建築部材と第2建築部材との間の距離を縮める一方向にのみ前
記ロッドの軸方向の移動を可能にするが、該第1建築部材と第2建築部材とを分
離させようとする方向の該ロッドの移動には抵抗することを特徴とするホールド
ダウン器具が提供される。
【0021】 本発明の更に他の側面によれば、建物構造体の第1建築部材を該建物構造体の
第2建築部材に固定するためのホールドダウン器具において、第1端を該第1建
築部材に連結されたワイヤロープと、重力引張力により該ロープに張力を及ぼす
ように該ロープの第2端に連結されて下方に吊り下げられた錘りと、該ロープを
前記第2建築部材に調節自在に連結するための把持具とから成り、該把持具は、
該ロープに作用する該錘りによる引張力を維持したままで該第1建築部材と第2
建築部材との間の距離を縮める一方向の該ロープの、該把持具を通しての移動を
可能にするが、該第1建築部材と第2建築部材とを分離させようとする方向の該
ロープの移動には抵抗することを特徴とするホールドダウン器具が提供される。
【0022】好ましい具体例の説明 図1を参照すると、本発明のケーブルホールドダウン及びブレース装置10が
示されている。(ここで、「ホールドダウン」とは、先に述べたように、留める
、締める又は固定することを意味し、「ブレース」とは、ピンと張る、突っ張る
、引き締めるという意味である。従って、ケーブルホールドダウン及びブレース
装置とは、ケーブルを留め、かつ、ピンと張るための装置という意味である。)
ケーブルホールドダウン及びブレース装置(以下、単に「ホールドダウンユニッ
ト」又は「装置」又は「系」とも称する)10は、細長部材を含む。図示の実施
形態では、この細長部材は、数例を挙げると、例えばスチール、ブラー、プラス
チック、グラファイト又は合成炭素との任意の適当な材料で形成されたワイヤロ
ープ又はねじ付きワイヤ12から成る。以下の説明では、細長部材は、説明の便
宜上「ケーブル」と総称することとする。
【0023】 ケーブル12は、建物構造体の1部材、この例ではトッププレート14を建物
構造体の他の部材、この例では基礎16に連結する働きをする。ケーブル12に
よってトッププレート14を基礎16に連結し、ケーブルを所定の張力下に維持
することによって、この建物の構造的完全性が、持ち上げ力及び水平方向の転覆
力に耐え得るように高められる。
【0024】 ケーブル12は、後に詳述する、図1に示される鋳造金属製の上方把持ユニッ
ト18のような慣用のケーブル把持具によってトッププレート14に連結される
。把持ユニット18の1例としては、米国テキサス州グランドプレーリーのプリ
シージョン・スクリュー・プロダクツ・カンパニー・インコーポレイテッド社の
「Surelock」把持具がある。把持ユニット18の代わりに、米国特許第
5,535,561号に開示されている「デッドエンド」(終端引き留め)器具
を用いることもできる。
【0025】 ケーブル12の下端は、基礎16に埋設された、又は、植え込まれたアンカー
ボルト26によって基礎16に固定される。アンカーボルト26は、基礎16か
らシル(根太又は土台)28を貫通し、更に、図1に示されるような揚床の場合
は、下張り床30及びシルプレート32を貫通して上方に突出している。この実
施形態のアンカーボルト26は、ボルトをよりしっかりと基礎16内に埋設する
ための拡径部分を有している。この拡径部分は、ナット35によってアンカーボ
ルト26のねじ付き下端に固定されたスプレッダープレート33の形とされてい
る。スプレッダープレート33は、ナット35によってではなく、溶接によって
アンカーボルト26の下端に固定することもできる。更に別の実施形態として、
アンカーボルト26の下端を単に側方に折り曲げることによってよりしっかりと
基礎16内に埋設することもできる。
【0026】 先に述べたように、建物構造体の木製部材、例えばトッププレート14やスタ
ッド(垂直リブ又は間柱)34は、経時変化により収縮する傾向がある。このよ
うな建物構造体の寸法の変化を補償するためと、ケーブル12を十分な張力下に
維持するために、本発明によれば、アンカーボルト26とケーブル12の間に自
動張力補償器40が装着される。補償器40は、アンカーボルト26によって基
礎16に固定され、従って、ケーブル12は、この補償器40を介して基礎16
に連結される。ただし、補償器40は、必ずしもアンカーボルト26に連結する
必要はなく、ケーブル12の長手の他の部位、例えば把持ユニット18に近い部
位、又は把持ユニット18とアンカーボルト26の間に配置してもよく、その場
合ケーブル12は補償器40によって分断され、ケーブル12のセクションが補
償器40の両端から延長することになる。しかしながら、補償器40をアンカー
ボルト26に近接した部位に配置することは、系(ケーブル12を含む装置10
)の張力調整作業をアクセスの容易な場所で、即ち建物の1階で行うことができ
るという利点があり、更に、補償器40がケーブル12の上端に設置された場合
のように、ケーブル12の重量を補償器40によって補償させる必要がないとい
う利点がある。換言すれば、補償器40は、ケーブル12の重量分を斟酌する必
要がない。
【0027】 補償器40は、ハウジング42と、下側コネクタ44と、ハウジング42に固
定された上側把持具(第1把持具)46と、ハウジング42内に摺動自在に受容
された下側把持具(第2把持具)48と、ケーブル12を受容するための中心穴
を有する複数のドーム形(椀形)ワッシャー51の形としたばね組立体50から
成る。ワッシャー51は、ばね鋼又は例えばウレタンのようなその他の弾性可撓
材で形成される。用途によっては、単一のワッシャーで十分な場合もあり、ワッ
シャー51の数は、ケーブル12に課すべき力の大きさによって決められる。
【0028】 本発明のばね組立体50の別の実施形態が図20及び21に示されている。こ
の実施形態では、各々中心穴53と半径方向のスロット54を有する1枚又は複
数枚のばね鋼ワッシャー52から成る。穴53は、ケーブル12の直径より僅か
に径が小さくされており、ケーブル12をスロット54を利用して穴53に押し
通すと、ワッシャー52は、反り返って図20に示されるようにドーム形となる
。かくして、ワッシャー52は、図1の実施形態のワッシャー51と同様の弾性
構造体を構成する。
【0029】 本発明の更に別の実施形態においては、ばね組立体50は、図22に示される
ように、複数の弾性のバッファー(緩衝部材)又はブッシュ55、例えば弾性的
に圧縮自在のプラスチック、ウレタン又はゴム製のブッシュによって構成されて
いる。複数の個別ブッシュではなく、厚肉チューブの形ととした単一の細長バッ
ファー又はブッシュを用いてもよい。このようなバッファー又はブッシュは、「
マシュマロ」と称されることもある。
【0030】 補償器40の図1の実施形態は、図2〜7に詳細に示されている。図2、3に
示されるように、ハウジング42は、U字形ブラケットとされている。U字形ブ
ラケット42は、そのU字の底辺57に図3に示されるようにアンカーボルト2
6を受容するための穴56を有する。ハウジング42は、方形ナット58によっ
てアンカーボルト26に固定され、それによって基礎16に連結される。ケーブ
ル12の下端は、把持具46によってハウジング42に固定される。把持具46
は、図4及び5に示されるようにハウジング42に溶接されたシリンダー60(
図6には分解図で示されている)と、複数のウエッジ64から成る。シリンダー
60は、小径端を上にして軸方向に延長した切頭円錐形の貫通内孔62を有し、
その内孔62にウエッジ64(図7に分解図として複数のウエッジ64のうちの
2つが示されている)が摺動自在に挿入されている。これらのウエッジ64は、
切頭円錐形の内孔62に嵌合するように傾斜した外側斜面を有し、協同してケー
ブル12に係合するための円筒形状の切子面付き通路を画定する内側把持面68
を有する。ウエッジ64は、上向き力を受けると、切頭円錐形の内孔62の斜壁
によって互いに接近する方向に円周方向に締めつけられる。従って、ケーブル1
2が上方に移動すると、ウエッジ64は、その内側面68がケーブル12と摩擦
係合しているので、上方と半径方向内方へ同時に押しやられ、それによってケー
ブル12を補償器40に対してロックする。ウエッジ64とケーブル12との間
の摩擦係合即ち把持係合を強くするために、ウエッジ64の内側把持面68には
、図5にみられるように多数の切子面又は歯を形成することができる。
【0031】 実際の使用において、ケーブル12の張力が、系10が取り付けられている建
築部材の収縮によって低下した場合、ケーブル12の長さを調節することができ
るようにケーブル12を補償器40から解放することが必要になる。ケーブル1
2を補償器40から解放するには、ウエッジ64を下方に押し下げ、それによっ
てそれらのウエッジを円周方向に互いに引き離し、ケーブル12から脱係合させ
ればよい。本発明の補償器によれば、ウエッジ64を下方に押し下げるために、
ケーブル12の張力が所定の度合にまで低下すると、以下に述べるようにケーブ
ル12に下向きの力が及ぼされる。ケーブル12に対する下向き力は、上側把持
具46と下側把持具48の間に圧縮されているばね組立体50を介して与えられ
る。
【0032】 下側把持具48は、そのシリンダー70をウエッジ72と共にハウジング42
に対して軸方向に移動させることができるようにハウジング42内に摺動自在に
受容されているという点を除いては、上側把持具46と実質的に同じ構造である
。下側把持具48が組み立てられ、上側把持具46と下側把持具48の間にばね
組立体50が圧縮されると、下側把持具48のウエッジ72も、上側把持具46
のウエッジ64と同じようにケーブル12に把持係合した状態に維持される。か
くして、下側把持具48もケーブル12に対してロックされる。従って、下側把
持具48を下方へ移動させれば、ケーブル12も下方へ引っ張られる。ばね組立
体50は、シリンダー60の下面74とシリンダー70の上面76に係合してい
る。従って、ばね組立体50によって及ぼされる力がケーブル12の張力による
力を上回ると、ばね組立体50が下側把持具48を下方へ押し下げ、上側把持具
46のウエッジ64をケーブル12から脱係合させるのに必要な下向き力をケー
ブル12に及ぼし、ケーブル12をウエッジ64の内側面68によって画定され
る通路を通して下降させる。ケーブル12の下降によってケーブル12の張力が
再設定される。
【0033】 本発明の補償器の別の実施形態が、図8、9に示されている。この実施形態で
は、補償器のハウジング80は、U字形ブラケットではなく、円筒形チューブ、
例えば鋼チューブから成る。チューブ80は、その下端84をそこに固定された
ブロック82によって部分的に閉鎖されている。ブロック82は、軸方向に貫通
した中心ねじ孔を有している。ブロック82のこのねじ孔は、それと嵌合するね
じ付きアンカーボルト26を受容し、それによってチューブ80をアンカーボル
ト26が固定されている基礎16又は他の建築部材に固定する。
【0034】 ブロック82は、その外周面に、チューブ80の下端84の内周面に形成され
た雌ねじと螺合する雄ねじ(図示せず)を刻設しておくことによって容易にチュ
ーブ80に固定することができることが判明している。同様にして、この実施形
態では、上側把持具88のシリンダー86の外周面に、チューブ80の上端90
の内周面に形成された雌ねじと螺合する雄ねじが刻設されている。もちろん、ブ
ロック82も、シリンダー86も、螺着によってではなく、溶接によってチュー
ブ80に固定してもよい。
【0035】 以上、補償器40の各把持具について具体的に説明したが、ケーブル12の上
端をトッププレート14に固定する把持ユニット18も、上記把持具と同様の構
成を有している。図10に示されるように、把持ユニット18は、シリンダー9
2と、複数のウエッジ94から成る。シリンダー92は、大径端を上にして軸方
向延長した切頭円錐形の貫通内孔を有し、その内孔にウエッジ94が摺動自在に
挿入されている。これらのウエッジ94は、シリンダー92の切頭円錐形の内孔
に嵌合するように傾斜した外側斜面を有し、協同してケーブル12に摩擦係合す
るための円筒形状中心通路96を画定する内側面を有する。ケーブル12に下向
き力が及ぼされると、その力は、ケーブル12と摩擦係合しているウエッジ94
に伝えられ、それによってウエッジ94は、下方に、かつ、半径方向内方へ押し
やられ、それによってケーブル12を強く把持してユニット18に対してロック
する。ケーブル12に対する把持力を強くするために、ウエッジ94の内側把持
面には、歯(図示せず)を形成することができる。又、シリンダー92に対する
支持を助成するためにシリンダー92に複数の半径方向のリブを咄声津市、それ
らのリブを木製の荷重担持プレート100に座置させる。荷重担持プレート10
0は、トッププレート14の上側プレート上に座置させる。
【0036】 次に、図2〜7の実施形態の装置10の設置態様を説明する。先に述べたよう
に、ケーブル12に所要の張力を与えるためにはばね組立体50を圧縮させなけ
ればならない。その目的のために、装置10の設置中に、ばね組立体50を図1
1に示されるように液圧ラム110を用いて圧縮する。この圧縮を行う前に、ま
ず、ケーブル12を通す経路に存在するトッププレート14、シルプレート32
及びその他の建築部材に建物の頂部から順次に穴を穿孔する。この目的のために
は、各建築部材に穿孔される穴を確実に心合させるために十分に長いドリルビッ
トを有するドリルを用いることが好ましい。
【0037】 穴を開けたならば、それらの穴を通してケーブル12を挿通し、ケーブル12
の上端を把持ユニット18(図1参照)によって固定する。次いで、補償器40
のハウジング42をナット58によってアンカーボルト26に螺着する。ケーブ
ル12の下端をハウジング42に通す前に、ウエッジ64を上側把持具46に挿
入し、ばね組立体50と、下側把持具48を順次にハウジング42に挿入する。
次いで、ケーブル12を上側把持具46、ばね組立体50及び下側把持具48に
通し、更に仮把持具112に通す。
【0038】 次いで、液圧ラム110のアーム114,114を補償器のハウジング42内
へ下側把持具48と仮把持具112の間に挿入する。(図8の実施形態において
は、液圧ラム110のアーム114を受け入れるためのスロットを補償器のハウ
ジングであるチューブ80の壁に形成しなければならない。)液圧ラム110の
アーム114,114をそれぞれ下側把持具48のシリンダー70と仮把持具1
12のシリンダー116に作用させて上下両アーム114を互いに引き離す方向
に押し広げ、それによって仮把持具112をケーブル12に係合させてロックさ
せるとともに、下側把持具48をケーブル12から脱係合させケーブル12を上
昇させる。それによってばね組立体50は、望ましい度合にまで圧縮される。
【0039】 次いで、液圧ラム110のアーム114,114を互いに接近する方向に閉じ
れば、下側把持具48がケーブル12に対して所定位置にロックされ、ばね組立
体50の圧縮を維持する。次いで、液圧ラム110を補償器40のハウジング4
2から引き出し、仮把持具112をハウジング42から取り出す。仮把持具11
2のウエッジ118をシリンダー116から解放するには、上から仮把持具11
2内へ挿入した適当な工具を用いることによって、あるいは、シリンダー116
を上方に押し上げることによってウエッジ118を下方に押し下げればよい。別
法として、図11に示されるようにシリンダー116に作用するばね120を設
けることもできる。その場合、プレート122をケーブル12に圧着した(かし
め等によって固定した)スリーブ124によってケーブル12に対して所定位置
に保持し、そのプレート122によってばね120の下端を保持する。
【0040】 液圧ラム110及び仮把持具112を補償器40のハウジング42から引き出
したならば、補償器40(のばね)は、ケーブル12の張力がばね組立体50に
よって及ぼされる力より低い値に低下しない限り圧縮状態に保たれる。図12は
、補償器40の圧縮状態と不圧縮状態を比較した図である。
【0041】 説明の便宜上、装置10の設置位置及びその構成部品の相対位置は、各図に示
された上端と下端を参照して記述されたが、装置全体を必ずしもここに図示した
向きに設置する必要はなく、建物構造体のどの建築部材を互いに固定すべきかに
よって、水平に設置することもでき、あるいは、2つの建築部材の間に斜めに(
筋かい状に)跨るように角度をなして設置してもよく、あるいは、上下逆に設置
することもできる。
【0042】 この装置10の垂直設置の幾つかの応用例が図13に示されている。各例にお
いて使用されるアンカーボルト及びケーブルの直径及び強度、及び、ばね組立体
の高さは、装置10が耐えるべき持ち上げ力の大きさに応じて決められる。安全
のために、アンカーボルト及びケーブルの許容荷重を選定するに当たっては安全
係数2を用いる。木材の収縮量は、建物構造体の階(フロア)数及びそれに依存
する水平方向の建築部材の本数によって異なる。木材の収縮は、ほとんどの場合
木目に垂直な方向に生じることが分かっている。従って、建物の経時寸法変化は
、2in×10inの断面を有する水平建築部材の本数に1本当たりの収縮係数
を乗じて概算の総収縮量を求めることによって近似値として算出することができ
る。垂直ホールドダウンユニットに使用するためのばね組立体の高さを建物の回
数別に算出した。それらの幾つかの例を以下に示す。 ジョイスト床の数 利用可能な移動行程の合計 1 0.74in 2 1.15in 3 1.5in 4 1.85in (「ジョイスト床」とは、ジョイスト、即ち、梁によって支持された床のことで
ある。)
【0043】 上方把持ユニット18を支持するのに水平な上方プレートを利用することがで
きない垂直用途においては、図14に示されるようにヘッダー(切根太掛け、即
ち架構梁)132を支持するためにクリップルスタッド(短くカットされた間柱 )130を設置しなければならない場合がある。
【0044】 本発明の装置の設置位置の例を示すために建物のいろいろな部分の平面でみた
断面図が図15〜18に例示されている。どの例においても、装置10の細長部
材としてケーブル12が使用されている。ケーブル12は、図16に示されるよ
うに垂直建築部材即ちスタッド34の間に配置してもよく、図16〜18に示さ
れるようにスタッド34に近接させて、あるいは、ドライ壁(石積み壁、乾式工
法の壁)134と合板136の間に配置してもよい。
【0045】 図19は、本発明の装置を水平位置に設置した水平用途の一例を示す。この例
では、特定の垂直部材を互いに結合するために複数本のスタッド34(図には1
本だけが示されている)を貫通して延設されている。
【0046】 上述した各実施形態及び応用例は、例として記載されたものであり、本発明は
それらの実施形態及び応用例に限定されるものではない。装置10の各構成部品
の素材も、上述したものとは別の素材を用いることも可能であり、又、形状及び
寸法を変更することも本発明の範囲を逸脱することなく可能である。例えば、上
述した第1ケーブル把持具は、図23に示されるように、ケーブル12の対向し
た両側側面に係合し、互いに反対方向に一方向にのみ回転することができる1対
の把持ホイール140の形とすることもできる。
【0047】 更に他の実施形態として、第1ケーブル把持具は、図24に示されるように、
ピン146,148の周りに枢動自在に取り付けられ、ケーブル12の対向した
両側側面に係合する1対の枢動自在アーム142,144の形とすることもでき
る。もちろん、枢動自在アームを1つだけ設け、それに対向するストッパー表面
を設け、枢動自在アームとストッパー表面との間にケーブルを把持する構成とす
ることも可能である。第2ケーブル把持具も、図23又は図24に示された実施
形態と同様な形態とすることができる。
【0048】 本発明の更に別の実施形態が図25に示されている。この実施形態では、建物
構造体の構造部材の収縮に応じてケーブル12の長さを調節するための補償器を
設けるのに代えて、構造部材の収縮に応じて上方把持ユニット152を通して押
し上げられるように十分な圧縮強度と剛性を有するロッド150の形とした細長
部材を設けることによって所要の力が得られるように構成されている。上方把持
ユニット152は、上述した上方把持ユニット18と同様の構造のものである。
ユニット152のウエッジ(図25には示されていない)は、ロッド150をユ
ニット152を通して上方へは移動させるが、ロッドに下向き力が及ぼされたと
きはロッドを把持する働きをする。把持ユニット152は、荷重担持プレート1
54上に支持され、コーチねじ158によって上方トッププレート156に固定
される。ユニット152のウエッジは、頂部プレート160によってユニット1
52のハウジング162内に保持される。ロッド150の下端は、ねじを刻設さ
れており、ねじ付き連結具168によってアンカーボルト166に固定される。
【0049】 図26は、本発明の更に別の実施形態を示す。この実施形態では、ワイヤロー
プ(以下、「ケーブル」と称する)170の一端を図1の実施形態の上方把持ユ
ニット18と同様の構造の上方把持ユニット172に固定し、他端を錘り174
に連結する。把持ユニット172のウエッジ(図示せず)は、ロッド150が下
方へ移動するのを阻止する(即ち、ロッドを把持する)。錘り174は、プレー
ト176によってケーブル170に対して所定位置に保持される。プレート17
6は、ケーブル170に圧着した(かしめ等によって固定した)スリーブ178
によってケーブル170に対して固定される。錘り174は、重力によりケーブ
ル170に下向き力を及ぼし、ケーブル170を緊張状態に維持する。
【0050】 ケーブル170は、図1の実施形態の第1把持具46に類似した同様の構造を
有する把持具180に通されているが、この把持具180は、ウエッジ(図示せ
ず)をそのシリンダー184内に保持するためのプレート182を有している。
プレート182に代えて、シリンダー184の切頭円錐形の内孔(図示せず)の
壁に形成した溝(図示せず)に係合させたスナップリング(止め輪)によってウ
エッジを保持してもよい。(図25の実施形態の把持ユニット152においても
、そのウエッジをプレート160によってではなくスナップリングによって保持
してもよい。)
【0051】 把持具180は、コーチねじ188によって建築部材186に固定されており
、建物に持ち上げ力が及ぼされたときケーブル170が上方へ移動するのを阻止
する。他方、建物構造体の木材が収縮すると、ケーブル170は、錘り174に
よって及ぼされる引張力を受けて下方へ変位する。建築部材186は、基礎(図
示せず)に植設されたアンカーボルト190によって基礎に結合される。
【0052】 図26の実施形態は、ケーブル170に代えてロッドを用いることもでき、そ
の場合は錘り174を省除することができ、図25の実施形態に関連して上述し
たような構成とすることができる。
【0053】 本発明は、その範囲から逸脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり
、どの実施形態においても、建築部材の収縮を補償するための簡単な偏倚(押圧
ばね)機構を用いる。従って、本発明は、ここに例示した実施形態の構造及び形
状に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のホールドダウン及びブレース装置の一実施形態の一部断面に
よる側面図である。
【図2】 図2は、本発明の一実施形態の補償器、ケーブル及びアンカーボルトの正面か
らみた断面図である。
【図3】 図3は、図2の補償器のハウジングと、そのハウジングに固定されたアンカー
ボルトの側面図である。
【図4】 図4は、図2の補償器及びケーブルの一部の側方からみた断面図である。
【図5】 図5は、図2の底部からみた断面図であり、補償器の下側把持具を示す。
【図6】 図6は、図4の補償器の上側把持具のシリンダーの側方からみた断面図である
【図7】 図7は、図6のシリンダー内に受容されるウエッジの側方からみた断面図であ
る。
【図8】 図8は、補償器の他の実施形態の側方からみた断面図であり、アンカーボルト
に取り付けられたところを示す。
【図9】 図9は、図8の補償器の平面図である。
【図10】 図10は、本発明の装置の一実施形態に用いられる鋳造金属製の把持ユニット
の側方からみた断面図である。
【図11】 図11は、図1の装置の一部断面による概略側面図であり、補償器のばね組立
体を圧縮する過程を示す。
【図12】 図12は、2つの補償器の比較側面図であり、圧縮状態にある補償器と、弛緩
状態にある補償器を示す。
【図13】 図13は、本発明の装置のいろいろな応用例の一部断面による側面図である。
【図14】 図14は、建物の一部断面による側面図であり、特定の応用例における本発明
の装置の上側連結部を示す。
【図15】 図15は、本発明の装置を組み入れた建物の一部分の上からみた断面図であり
、本発明の装置の装着部位を示す。
【図16】 図16は、本発明の装置を組み入れた建物の他の一部分の上からみた断面図で
あり、本発明の装置の装着部位を示す。
【図17】 図17は、本発明の装置を組み入れた建物の更に他の一部分の上からみた断面
図であり、本発明の装置の装着部位を示す。
【図18】 図18は、本発明の装置を組み入れた建物の更に他の一部分の上からみた断面
図であり、本発明の装置の装着部位を示す。
【図19】 図19は、本発明の装置を組み入れた建物の一部分の端部からみた断面図であ
り、本発明の水平用途における本発明の装置の装着部位を示す。
【図20】 図20は、本発明のばね組立体の他の実施形態の側面図である。
【図21】 図21は、図20の実施形態に用いられる弾性部材の平面図である。
【図22】 図22は、本発明のばね組立体の更に他の実施形態の側面図である。
【図23】 図23は、本発明の把持具の他の実施形態の側面図である。
【図24】 図24は、本発明の把持具の更に他の実施形態の側面図である。
【図25】 図25は、本発明の装置の更に他の実施形態の側面図である。
【図26】 図26は、本発明の装置の更に他の実施形態の側面図である。
【符号の説明】
10 ブレース装置 12 ケーブル、ワイヤ 14 トッププレート 16 基礎 18 把持ユニット 26 アンカーボルト 32 シルプレート 33 スプレッダープレート 34 スタッド 35 ナット 40 張力補償器 42 ハウジング 44 下側コネクタ 46 上側把持具 48 下側把持具 50 ばね組立体 51 ワッシャー 52 鋼ワッシャー 53 中心穴 54 スロット 55 ブッシュ 56 穴 58 ナット 60 シリンダー 62 貫通内孔 64 ウエッジ 68 内側把持面 70 シリンダー 72 ウエッジ 74 下面 76 上面 80 チューブ 80 ハウジング 82 ブロック 84 下端 86 シリンダー 88 上側把持具 90 上端 92 シリンダー 94 ウエッジ 96 円筒形状中心通路 100 荷重担持プレート 110 液圧ラム 112 仮把持具 114 アーム 116 シリンダー 118 ウエッジ 122 プレート 124 スリーブ 136 合板 140 把持ホイール 150 ロッド 152 把持ユニット 154 荷重担持プレート 156 上方トッププレート 160 頂部プレート 162 ハウジング 166 アンカーボルト 168 連結具 170 ケーブル 172 把持ユニット 176 プレート 178 スリーブ 180 把持具 182 プレート 184 シリンダー 186 建築部材 190 アンカーボルト 142,144 枢動自在アーム 146,148 ピン
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月21日(2000.4.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 BOX 567 GLEN CAL IFO RNIA 95442 USA

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物構造体の第1建築部材を第2建築部材に結合するための
    、細長部材と張力補償器とから成るホールドダウン器具であって、 前記細長部材は、第1端と第2端を有し、該第1端を前記第1建築部材に連結
    されており、 前記張力補償器は、 前記第2建築部材に連結されており、前記細長部材の第2端を受容するハウジ
    ングと、 該ハウジング内に嵌入した該細長部材の第2端を該ハウジングに解放自在に連
    結し、該第2端の一方向だけの移動を可能にするが、該ハウジングから抜け出る
    のを防止する第1把持具と、 使用において該ハウジング内に圧縮された状態で収容された少くとも1つの弾
    性的に変形自在のドーム形ワッシャーとから成り、該ワッシャーは、前記細長部
    材にかかっている張力が該ワッシャーによって該細長部材に及ぼされる力より低
    下すると、該細長部材の第2端を該ハウジング内へ一層深く押入させる力を及ぼ
    すように該細長部材の第2端に係合していることを特徴とするホールドダウン器
    具。
  2. 【請求項2】 前記細長部材は、ケーブルから成ることを特徴とする請求項
    1に記載のホールドダウン器具。
  3. 【請求項3】 第1端と第2端を有する第2細長部材を含み、該第2細長部
    材の第1端は前記第2建築部材に連結され、第2細長部材の第2端は前記ハウジ
    ングに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のホールドダウン器具。
  4. 【請求項4】 前記第2建築部材は、前記建物構造体の基礎であり、前記ハ
    ウジングは、該基礎に埋設されたアンカーボルトにナットを介して連結されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のホールドダウン器具。
  5. 【請求項5】 前記補償器は、更に、前記ハウジング内に摺動自在に受容さ
    れ、前記細長部材の前記第2端を前記少くとも1つのワッシャーに対して固定す
    るための第2把持具を含むことを特徴とする請求項1に記載のホールドダウン器
    具。
  6. 【請求項6】 前記第1把持具は、切頭円錐形の中心内孔を有するシリンダ
    ーと、該内孔の壁に嵌合する外表面を有し、該内孔に摺動自在に受容される複数
    のウエッジとから成り、該ウエッジは、使用において、前記細長部材に係合する
    内側把持表面を有することを特徴とする請求項1に記載のホールドダウン器具。
  7. 【請求項7】 前記第2把持具は、切頭円錐形の中心内孔を有するシリンダ
    ーと、該内孔の壁に嵌合する外表面を有し、該内孔に摺動自在に受容される複数
    のウエッジとから成り、該ウエッジは、使用において、前記細長部材に係合する
    内側把持表面を有することを特徴とする請求項5に記載のホールドダウン器具。
  8. 【請求項8】 前記第1把持具は、それぞれ一方向にのみ回転自在の1対の
    把持ホイールから成り、該1対の把持ホイールは、使用において、前記細長部材
    の対向した両側側面に係合し互いに反対方向に回転自在であることを特徴とする
    請求項1に記載のホールドダウン器具。
  9. 【請求項9】 前記第1把持具は、前記ハウジングに固定されたピンの周り
    に枢動自在の少くとも2つの枢動自在アームから成り、該アームの自由端は、互
    いに近接する方向に移動自在であり、使用において、前記細長部材の対向した両
    側側面に係合することを特徴とする請求項1に記載のホールドダウン器具。
  10. 【請求項10】 前記第2把持具は、前記細長部材に圧着された変形自在の
    スリーブと、前記ハウジング内に摺動自在に受容され、該スリーブに固定された
    枢動自在部材とから成ることを特徴とする請求項5に記載のホールドダウン器具
  11. 【請求項11】 前記ハウジングは、U字形ブラケットから成ることを特徴
    とする請求項1に記載のホールドダウン器具。
  12. 【請求項12】 前記ハウジングは、円筒形チューブから成ることを特徴と
    する請求項1に記載のホールドダウン器具。
  13. 【請求項13】 前記少くとも1つのワッシャーは、前記細長部材の直径よ
    り僅かに大きい径の1つの中心穴と複数の半径方向のスロットを有するばね鋼ワ
    ッシャーから成り、該ワッシャーは、前記細長部材に押し通すと、ドーム形とな
    ることを特徴とする請求項1に記載のホールドダウン器具。
  14. 【請求項14】 建物構造体を固定する方法であって、 a.分離力を受けたとき分離に抵抗するように互いに連結すべき、前記建物構
    造体上の互いに離隔した2つの点を選定する工程と、 b.該2つの点の間を結ぶ直線に沿って該2つの点の間に介在する建築部材を
    貫通する穴を穿孔する工程と、 c.前記2つの点の間に第1端と第2端を有する細長部材を供給する工程と、 d.該細長部材の該第1端を該建物構造体の前記2つの点のうちの一方の点に
    固定する工程と、 e.ハウジングと、圧縮状態におかれているときは、前記細長部材を該ハウジ
    ング内へ押入させる力を該細長部材に及ぼすために該細長部材に連結された少く
    とも1つの弾性的に圧縮自在のワッシャーと、該細長部材の該ハウジング内への
    移動を可能にするが、該細長部材が該ハウジングから抜け出る動きを防止するた
    めに該細長部材を該ハウジングに対してロックするための第1把持具とから成る
    張力補償器を準備し、該細長部材の該第2端を該張力補償器に連結する工程と、 f.該張力補償器を前記建物構造体の前記2つの点のうちの他方の点に連結す
    る工程と、 g.前記ワッシャーを圧縮する工程と、 から成る建物構造体固定方法。
  15. 【請求項15】 前記少くとも1つのワッシャーを圧縮する前記工程は、 前記ハウジング内に該ワッシャーを前記第1把持具との間に挟むようにして摺
    動自在に受容され、該第1把持具に向かう方向には該細長部材に対して移動自在
    とされるが、該第1把持具から離れる方向に移動させようとする力を受けたとき
    は該細長部材に対してロックされる第2把持具を準備し、該第2把持具を該ハウ
    ジング内で前記細長部材に取り付けて該ワッシャーを前記第1把持具と該第2把
    持具の間に介在させ、 該第2把持具を第1把持具の方に向かって押し込むことによって前記ワッシャ
    ーを圧縮することによって実施されることを特徴とする請求項14に記載の建物
    構造体固定方法。
  16. 【請求項16】 第2把持具を第1把持具の方に向かって押し込む前記操作
    は、ストッパー部材を、それと前記ワッシャーとの間に該第2把持具を位置づけ
    するような位置に前記細長部材に固定し、次いで、該第2把持具を該ストッパー
    部材から離れる方向に押しやることによって行われることを特徴とする請求項1
    5に記載の建物構造体固定方法。
  17. 【請求項17】 前記第2把持具を前記ストッパー部材から離れる方向に押
    しやるための力は、液圧ラムによって該第2把持具に加えられることを特徴とす
    る請求項16に記載の建物構造体固定方法。
  18. 【請求項18】 建物構造体の第1建築部材を該建物構造体の第2建築部材
    に固定するためのホールドダウン器具であって、 第1端と第2端を有するロッドと、 該ロッドの第1端を前記第1建築部材に移動自在に連結するための把持具とか
    ら成り、該ロッドの第2端は前記第2建築部材に連結されており、該把持具は、
    該第1建築部材と第2建築部材との間の距離を縮める一方向にのみ前記ロッドの
    軸方向の移動を可能にするが、該第1建築部材と第2建築部材とを分離させよう
    とする方向の該ロッドの移動には抵抗することを特徴とするホールドダウン器具
  19. 【請求項19】 建物構造体の第1建築部材を該建物構造体の第2建築部材
    に固定するためのホールドダウン器具であって、 第1端を該第1建築部材に連結されたワイヤロープと、 重力引張力により該ロープに張力を及ぼすように該ロープの第2端に連結され
    て下方に吊り下げられた錘りと、 該ロープを前記第2建築部材に調節自在に連結するための把持具とから成り、 該把持具は、該ロープに作用する該錘りによる引張力を維持したままで前記第
    1建築部材と第2建築部材との間の距離を縮める一方向の該ロープの、該把持具
    を通しての移動を可能にするが、該第1建築部材と第2建築部材とを分離させよ
    うとする方向の該ロープの移動には抵抗することを特徴とするホールドダウン器
    具。
  20. 【請求項20】 建物構造体の第1建築部材を第2建築部材に結合するため
    の、細長部材と張力補償器とから成るホールドダウン器具であって、 前記細長部材は、第1端と第2端を有し、該第1端を前記第1建築部材に連結
    されており、 前記張力補償器は、 前記第2建築部材に連結されており、前記細長部材の第2端を受容するハウジ
    ングと、 該ハウジング内に嵌入した該細長部材の第2端を該ハウジングに解放自在に連
    結し、該第2端の一方向だけの移動を可能にするが、該ハウジングから抜け出る
    のを防止する第1把持具と、 使用において該ハウジング内に圧縮された状態で収容された少くとも1つの弾
    性的に変形自在のブッシュとから成り、該ブッシュは、前記細長部材にかかって
    いる張力が該ブッシュによって該細長部材に及ぼされる力より低下すると、該細
    長部材の第2端を該ハウジング内へ一層深く押入させる力を及ぼすように該細長
    部材の第2端に係合していることを特徴とするホールドダウン器具。
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