JP3263454B2 - 車両の空気タイヤを製造する方法とその装置 - Google Patents

車両の空気タイヤを製造する方法とその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位概念に
よる車両の空気タイヤを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、欧州特許第0 405 27
6号明細書及びドイツ特許第40 09 500号明細
書によって記載された従来技術から出発する。その中に
は、半径方向に分割された加硫成形型のセグメントを閉
鎖する際に、未だ液状のゴムが、部分的に、本質的に軸
方向に延在するトレッド領域を変形させるセグメント境
界に向かって押圧され、このことは、そこで、タイヤの
接触領域がそのような位置を通過する際に、完成した製
品を肥大させ、半径方向の力を高めるという問題が提起
されている。これから、ビードのコアに対するベルトパ
ケットの振動が励起され、またある程度、全体のホイー
ルサスペンションの振動も励起される。この問題は、特
に強固に円周方向に指向するトレッドパターンにおい
て、重要な役割を果たす。
【0003】この問題を解決するため、両方の明細書に
は、過剰なゴムを、回転に対して無害な方法でタイヤに
収容するために、セグメント境界において体積を積極的
に拡大することが提案されており、その際、予公開され
ていない新しいものに相対して古い明細書は、各セグメ
ント境界の両側に付加的体積を広げることを必要とし、
一方新しい明細書は、このことを既に強制的ではないも
のとして認識し、むしろ付加的体積は、セグメント境界
の領域内にのみ配設する必要があるとする。
【0004】この従来の技術により製造されたタイヤ
は、確かに、半径方向の力の変動を準静的に測定する場
合、模範的な挙動を示すが、速度が増加した場合は、挙
動が悪化する。この負の効果は、駆動される軸よりも駆
動されない軸において顕著に現れる。これは、柔らかい
ゴム混合物を有するタイヤよりも固いゴム混合物を有す
るタイヤにおいて顕著である。この問題は、実用車、特
にトラックの駆動されない前車軸で最大になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】速度を介する半径方向
の力の変動の増大は、今まで従来技術においては、明ら
かに、一般的に速度を介して上昇する車体音レベル及び
騒音レベルのため、完全に知覚されなかった。これに対
して、以下に説明する本発明は、半径方向の力の変動を
高い速度においても低下させるという課題を前提とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
り、十分に閉鎖された位置における各ラジアルセグメン
ト2が、その半径方向内側の周辺部で、少なくとも軸方
向の全幅にわたって接触せず、従って開口部8が、セグ
メント境界10を貫通する半径方向内側の周辺部で残留
するようにすること、成形型内の超過圧の構成により、
ゴムがこれらの開口部8を経て本質的に半径方向外側に
向かって排出されるようにすること、そして、この排出
部17が、加硫を完了した後除去されるようにすること
を特徴とする製造方法によって解決される。
【0007】更に、ラジアルセグメントが、少なくとも
トレッドの隆起した領域を変形させる領域内に穴を備
え、この穴内で排出部が形成され、この排出部が、加硫
を完了した後タイヤから除去されるようにし、その際穴
が、0.7〜3.5mm 2 の横断面積を備えるようにす
る限りは、ラジアルセグメント2が、少なくともトレッ
ドの隆起した領域を変形させる領域14内に穴15を備
え、この穴内で排出部17が形成され、その際穴15.
1が、セグメント中心においては、0.7〜3.5mm
2 の横断面積を、またセグメント境界領域11において
は、少なくともその1.5倍の大きさの横断面積を有
し、境界領域のそれぞれが、この境界領域に付属するセ
グメント境界10から出発して、それぞれのラジアルセ
グメントの弧の長さsの10%〜20%の弧の長さであ
るようにすることにより解決される。
【0008】更に、前段におけるのと同じ前提のもと
に、成形型セグメントが、それぞれの境界領域において
のみ穴(15.2)を経て排気され、境界領域のそれぞ
れが、この境界領域に付属するセグメント境界から出発
して、それぞれのラジアルセグメントの弧の長さの10
%〜20%の弧の長さであり、穴の横断面積(A)が、
1.4〜8mm 2 であるように構成されていることによ
って解決される。
【0009】三つ全ての解決策の変形例は、過剰なゴム
が、前記二つの従来の技術のように、最終製品の中に残
留するのではなく、本質的に半径方向外側に向かって排
出され、そこから、加硫が完了した後除去されることが
共通である。この共通の上位概念に相対し、三つの変形
例の間の相違は、比較的低い水準にある。
【0010】これら三つ全ての変形例における発明の基
本である新しい仮定は、引用された従来技術において教
授された、加硫の間に、セグメント境界がある位置にお
けるゴムの集中が、速度の速い走行の際に、残りの円周
位置よりもこれらのセグメント境界の円周位置に大きな
遠心力を加え、これによりタイヤが、速度に対して二乗
で増加する様式で、かつてのセグメント境界においては
半径が最大となり、かつてのセグメント中心においては
半径が最小となるような非円形に変形されることにあ
る。即ちこの仮定は、簡単に言えば、準静的な測定にお
いて直に半径方向の力の変動を十分に相殺する位置にお
いて、また正確に、高い速度の際に円周にわたって生じ
る遠心力の不均一によって、他の欠点の原因がもたらさ
れることを意味する。
【0011】既存の検査ベンチによって、この仮定を検
査することはできない。何故なら、これらの検査ベンチ
は、高い車輪回転数の際の、半径方向の力の変動の測定
を許容できないからである。これに関しては、センサが
使用できる。その間、上記仮定を試験によって確認する
ことができる。
【0012】「穴」とは、この出願の枠内で、閉鎖され
た周辺部を備える開口部を意味する。この穴が、更に特
別な穴の場合にあって、その場合でなければ、円形であ
るべきだという必要はない。むしろ、上から見て長方形
の穴の使用は、僅かな穴で間に合わせられ、従って僅か
な断面を有する排出部を、即ち簡単に除去できるという
利点がある。
【0013】特に、全ての穴(請求項3及び5による方
法における)及び開口部(請求項1による方法におけ
る)は、製造すべきタイヤの隆起したトレッドパターン
が変形される軸方向の領域に限定される。このようにし
て排出部は、加硫を完了した後、例えばタイヤの周囲部
に沿って案内される刃物等のような分離手段により、特
に容易に除去することができる。これとは逆に、溝底か
らの排出部の除去は、複雑な工具と複雑な工具の案内を
必要とるする。隆起したトレッドパターン領域に排出部
を限定することによって、円周にわたる一様な質量集中
の効果が削減されることはない。
【0014】方法の変形例(請求項3)では、但しこの
変形例においては、全円周にわたって分配されて穴が存
在し、この穴は、セグメント中心では、成形型排気部に
のみ使用され、これに反してセグメント境界では、この
中に質量バランスに必要なゴムの量も流れ込むことがで
きるように拡大されているが、横断面積の増大がセグメ
ント境界に向かって急激に行われるのでなく、少なくと
もあたかも連続的に、特に放物線状に行われる。
【0015】上記の表現「あたかも」あるいは従属する
請求項4の「安定して」という言葉は、一つのセグメン
ト境界の領域での排出部の穴の全横断面積が、一つだけ
でなく複数の不連続な穴に配分されている実施形を考慮
したものである。画像点から画像点への移行が原理的に
不連続であるスクリーンイメージにおけるグレーの色調
を有する 「連続的な」黒−白の移行に似て、即ち色調
の移行があたかも連続的なだけであり、つまり、画像点
あるいは穴の不連続さの細部を無視する場合にのみ連続
的に出現し、選択された概念はここでも理解できる。
【0016】これに反して、隆起したトレッドパターン
の円周リブ毎に、唯一つの開口部のみが、あるいは唯一
つの穴のみが設けられている場合は、この穴及び/又は
開口部が、その幅をセグメント境界に向かって連続的に
増大させる。請求項1による開口部を利用すると、漏斗
に似た開口がセグメント境界に向かって生じる。
【0017】請求項3の方法の特徴との請求項1の方法
の特徴の有利な組み合わせは、請求項6及び7から推察
することができる。加えて、セグメント境界を貫通する
開口部が設けられている場合、穴横断面の相違はそれほ
ど大きくならない。
【0018】ゴムの流動により、セグメント中心の排気
穴を完全に省略する可能性もあり、一方ラジアルセグメ
ントは、少なくとも、トレッドの隆起した領域を変形さ
せ、かつセグメント境界近傍に置かれた領域で、排出部
が形成される穴を有し、その際、穴の横断面積はそれぞ
れ1〜6mm 2 の間にある。
【0019】本発明を試す場合の問題は、正確な量のゴ
ムが排出される条件を正確に捕らえることである。非常
に僅かしか排出が行われない場合は、克服される災いの
残余が、残ったままである。即ち、ラジアルセグメント
境界において存在するタイヤの位置における半径方向の
力の増大が残ったままであり、非常に多く排出が行われ
る場合は、過剰な補償として、セグメント境界において
位置するタイヤの位置における半径方向の力が最小にな
る。
【0020】排出量は、多くの異なった因子によって影
響を受ける。加硫を開始する時点での温度上昇を高める
ことは、ゴムの流動性を一時的に高め、従って排出が大
量となる。同じ意味で、加速剤の少配量、又は使用する
カーボンブラックの低減された活性度(より少ない表
面)が作用する。許容差感度を低下させるため、請求項
9には本発明による方法の別の構成が記載されている。
【0021】ゴムの流れ方向に見て開口部もしくは穴の
後に先ず拡大部が、次いで狭窄部があり、この狭窄部の
横断面積 (Ae)は、その前にある開口部もしくは穴
の横断面積(A)の多くても半分の大きさであることに
よって、流れ抵抗は、キャビティ状の拡大部をゴムで満
たすまでは僅かであり、しかしながら満たされた後、更
に外に向かって進行するゴムに対しては、明らかに小さ
な横断面積への移行によって、高くなる。狭い横断面
を、流れ易い空気のみが漏出し、しかしながら更にゴム
はほとんど何も漏出しないので、キャビティ状の拡大部
の体積が、排出可能なゴムの体積を、温度の案内及び混
合物の構成における許容差に本質的に依存しないで決定
する。
【0022】半径方向内側にキャビティから配設された
ゴムの通路の体積を加えたキャビティの体積は、排除す
べきゴムの体積と同じ程度に設定され、排除すべきゴム
の体積を計算するためは、図1と図2に対する説明を参
照されたい。
【0023】説明する製造方法は、セグメント境界にお
ける開口部を、あるいは、少なくともセグメント境界領
域における開口部を有する新規の加硫成形型を必要と
し、これらの開口部を経て、ゴムが本質的に半径方向に
成形型から漏出することができる。特に本発明による方
法に必要なこの加硫成形型は、請求項12〜17の対象
である。全ての公知の加硫方法は、排出部をできるだけ
小さく保つ配慮がなされているので、これらの成形型
は、本発明による方法とは異ならない方法のために使用
できる。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づき本発明を詳細に説明す
る。図1と図2は本発明の基本にある問題を説明するた
めに使用される。図1は加硫すべきタイヤの原材料1の
頂点を経る断面を示し、この原材料は、原材料1に向か
って移動する9個の成形型セグメントを直接閉鎖する開
放された加硫プレスに投入されており、これらのセグメ
ントは一般に参照符号2で支持されている。9個のセグ
メントの判別を互いに容易にするために、点の後ろに1
〜9の別々の数字を配している。
【0025】浅いトレッドパターン深さと、できるだけ
大きな残余隆起部とを有するタイヤを製造する場合、ラ
ジアルセグメントが原材料を押圧する前に、即ちトレッ
ドパターンの刻印を原材料の残余を隆起させる際に初め
て始める前に、先ず成形型が完全に閉鎖されるが、比較
的大きな乗用車のタイヤの場合のように、図示された実
用車のタイヤの場合は、成形型セグメントが閉鎖された
円周へと閉鎖される前に、必ず成形型セグメントがトレ
ッドパターンの押圧を既に始めている。
【0026】セグメント2は、各セグメント中心が正確
に半径方向に向けられた軌道を移動するように案内され
ている。この事情は移動矢印で図示されており、その際
使用される参照符号「s」が移動経路を示唆する。移動
矢印の符号には、添え字としてそれぞれ個々のセグメン
トの符号が接続されている。
【0027】各ラジアルセグメント2の全点は、成形型
を閉鎖した際、セグメント2の見せ掛けの硬さにより互
いに平行な軌道を同じ距離だけ移動する。このことは、
セグメント2.1の右半分と、セグメント2.2の左半
分の多数の小さな矢印3で再現されている。移動方向の
矢印3の図を、指示されたセグメントの半分に制限した
のは、単に図の描写上の過度の負担を回避するためであ
り、この多数の矢印3で示唆された事情は、当然全ての
セグメント2に対して当てはまる。
【0028】局所的な移動方向3の各々は、半径方向の
成分と円周方向の成分に分配することができる。半径方
向の成分が、セグメント中心からの、考慮されるセグメ
ントの場所までの距離にほとんど依存しないのに対し、
セグメント中心から離れる円周方向の成分は、上手に近
似して、各セグメント中心からの、考慮されるセグメン
トの場所の距離に対して二乗で増加する。これにより、
特にセグメント境界10の領域では、ラジアルセグメン
ト2が、タイヤの溝を変形させるウエブでもって原材料
1を押圧すると直ぐ、いまだ加硫されてないゴムの流動
が、セグメント境界10に向かって生じさせられる。
【0029】異なる成形型セグメント2との間の間隔
は、図1では明瞭にするために誇張して図示されてお
り、実際従来の技術によるセグメント2の間の隙間20
は、トレッドパターンの刻印の開始時点で既に、この隙
間を経てほとんど何もゴムが漏出することができないほ
ど狭く、むしろ、セグメント境界10に向かって押し流
されるタイヤ自身のゴムの大部分が残留する。
【0030】図1が具体的に示すように、セグメント境
界10において過剰なゴムの量は、トレッドパターンの
刻印を開始する時点の他には、セグメント2の移動経路
並びに絶対的なタイヤの大きさを介して、互いに隣接す
るセグメントの移動方向sの間の角度αにほぼ依存す
る。これらの角度は、以下では閉鎖角度αと記す。例え
ば、閉鎖角度α12はセグメント2.1と2.2との間を
表す。
【0031】図2aは、拡大された部分図において、セ
グメント2が原材料1に刻印をし始める直前の位置での
セグメント2.1と2.2との間の境界領域を示す。更
に閉鎖を行う場合には、その高さtが後になってからの
タイヤ溝のトレッドパターン深さを決めるウエブが、原
材料1への侵入を始める。各セグメント縁部5.1ある
いは5.2の移動方向が、s2.1 とs2.2 として与えら
れている。
【0032】図2bには、同じ部分が、しかしながら完
全に閉鎖された位置にある状態で図示されている。半径
方向内側に位置し、隣接するセグメントの縁部5は、互
いに密接している。図2aから判るように、丸でもって
縁部5の初期の位置がこの図において引き継がれてお
り、従って図2aにおいてのように、到達すべき最終位
置が丸として図示されている。これらの三つの位置の点
の間で固定される三角形は、この三角形の内部で沈めら
れるウエブ4の軸方向の延在部にわたる統合により、過
剰なゴムの体積を生じさせる。成形型を閉鎖した後に
は、完全なトレッドパターン深さtが達成される残余隆
起部がもたらされる。トラックのタイヤに対し残余隆起
部eとトレッドパターン深さtとの間の通常の比は約
0.4で表される。
【0033】以後の図面は、本発明の重要な変形例を示
す。既に上で説明したように、図3と4では、タイヤの
溝を変形させる全てのウエブ4が、頂点の外に配設され
ているが、この特徴が本発明を限定するのでなく、図面
を明瞭にできるだけである。
【0034】図3aは本発明による加硫成形型の二つの
セグメント2.1,2.2の間の境界領域を、部分的に
円周方向の断面で示す。切断面は、−先行及び後続の断
面図3b、3cの場合のように−加硫すべきタイヤの頂
点を経て延在する。セグメント2は、円周にわたって一
定の−即ちセグメント境界領域では先細りしない−横断
面に、ウエブ4を有する。図3aは、いまだ開放された
状態(誇張して大きく図示された隙間20を有する)を
示す。ほぼ平坦な端面6には、切欠き部7が加工されて
いる。
【0035】図3bは、同じセグメント2.1,2.2
を閉鎖した状態で示す。切欠き部7内へと、開口部8を
経てゴムが侵入することができ、相当する空気の体積が
排気穴9を経て押し出される。
【0036】図3cは、対応する造形部分図において、
成形型内で製造された加硫物21、即ち車両の空気タイ
ヤを示す。このタイヤの周辺部12は、切断工具13に
よって排出部17が除去される。矢印でもって、刃物1
3の移動方向が示唆されている。
【0037】図4は、円周方向に見た、同じセグメント
の左半分の図面を示す。使用されているハッチングは、
決して切断面を指示すべきものではなく、成形型の閉鎖
により、対応する隣接するセグメントの面と接触する面
を強調するものであり、切断面の表現と区別するため、
45°から逸脱するハッチング角度が選択されている。
更に、ハッチングされていない面は背後にあり、これら
は、切欠き部7、開口部8及び排気穴9の境界面であ
る。
【0038】開口部8は、但しこれにより切欠き部7が
成形型内部空間と結合されているが、専ら、隆起したト
レッドパターン領域を変形させる加硫成形型の領域内に
配設されている。ウエブ4の領域には、いかなる開口部
も設けられない。何故なら、タイヤの溝に生じる排出部
は、隆起したトレッドパターン領域の排出部よりも、除
去することが困難だからである。
【0039】切欠き部7は、特に−図4から判るように
−軸方向の縁部の近傍にまで延在するが、これらの縁部
を切欠くことはない。軸方向の縁部において全半径方向
の高さにわたって存在したままである残余16は、切欠
き部7を軸方向に制限し、切欠き部7からの軸方向のゴ
ム流出を十分に阻止する。
【0040】半径方向外側に向かって切欠き部7は、そ
れぞれ一つ又は多数の小さな排気穴9を介して外部環境
と連通しており、排気穴の横断面積Aeは、半径方向内
側の穴8の横断面積Aよりも本質的に小さい。両方の横
断面積の比は、少なくとも5:1であり、好ましくは1
0:1と50:1の間にある。
【0041】拡大部7から排気穴に向かうゴムの流れを
狭く狭窄することは、排出可能なゴムの体積を切欠き部
7の体積に制限し、従って許容差に対して鈍感にする
が、成形型内部空間から開口部8へとゴムの流れを僅か
に狭く狭窄することは、加硫終了後に切断すべき面だけ
を小さく維持する。性能の良い切断機械を使用できる所
では、開口部8における狭窄が全く行われず、その際加
硫時間は、比較的大量の促進剤の配量により行われるに
しても、また比較的高い加硫温度により行われるにして
も、特に短く調節することができる。
【0042】成形型内部空間と拡大部7との間のゴムの
流れの狭窄を省略することは、全体でゴムの流れに使用
できる横断面積が複数の個別横断面へと分割される場合
に、排出部の最終的な経路の切断の容易さを特に僅かに
も損なうことはない。これらのことを熟慮して、次の図
面に図示された実施例が導かれる。
【0043】図5は、半径方向内側から半径方向外部に
向かって見た図面において、三つ円周溝を有する空気タ
イヤを変形させるためのセグメント2の半分を示す。排
出すべきゴムの体積は、ここでは、多数の穴15.2に
よって収容され、これらの穴は、成形型内部空間に向か
って開放した「袋穴」として形成されており、ここでは
中間に位置する狭窄部なしで、開口部としても、また拡
大部としても働く。「袋穴」の概念は、特にセグメント
境界領域11にある穴15.2の光学的な痕跡を良く再
現するが、これらの「袋穴」が小さな排気穴9に通じ、
これにより半径方向内側から半径方向外側に向かう狭い
通路が提供される点では、完全に正しいわけではない。
この図面には、溝を形成するそれぞれのウエブ4の両側
でこのような袋穴15.2の列を成した配置が図示され
ている。袋穴の直径は、セグメント境界10からセグメ
ント中心に向かって連続的に減少する。セグメント円周
長さの20%を占めるセグメント境界領域の外では、半
径方向内側の穴の端部が、もはや半径方向外側の端部に
対して拡大されていない。従って、中心にある穴15.
1は排気穴9としてのみ働く。
【0044】図6は、図5に示された切断経過による円
周方向に沿った断面図において、同じ実施例を示す。こ
こに示されているように、排気穴9の横断面積Aeは、
特にセグメント中心の穴15.1の横断面積Amと同じ
である。
【0045】図7は、図5の図式と同じで、前に説明し
た構成から、個々の袋穴の間にあるウエブを除去するこ
とによって導き出すことができる他の変形例を示す。本
質的に少数の細部のために、この成形型の変形例は安価
に製造でき、切欠き部7当たり唯一つの排気穴9しか必
要でない。
【0046】図8は、図6の図式と同じで、図7に示さ
れた断面経過による円周方向の断面において、図7と同
じ実施例を示す。切欠き部7は、セグメント境界からの
離間が増加すると共に連続的に先細り、排気延長部18
に終わる。セグメント境界領域の外に他の排気穴も可能
であるが、この構成では必要ではなく、むしろこの構成
では、排除すべき空気が、トレッドパターンのウエブ
(成形型の溝に相当する)当たりそれぞれ2つの排気穴
9だけを介して、しかも各セグメント境界においてはそ
れぞれ一つの排気穴を介して漏出する。
【0047】本発明は、図示された実施例に限定される
ものではない。むしろ、セグメント境界に向かうゴムの
流れに、逃がし空間が、製造されるタイヤの外で提供さ
れ、そこに漏出するゴムが、タイヤを加硫した後に除去
されることが重要である。
【0048】
【発明の効果】本発明により、半径方向の力の変動を高
い速度においても低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本にある問題を説明するための、加
硫成形型に投入された加硫すべきタイヤの原材料の頂点
を経る断面である。
【図2】本発明の基本にある問題を説明するための、セ
グメントを閉鎖する前(a)と後(b)の図1の拡大さ
れた部分断面図である。
【図3】本発明によるセグメントを閉鎖する前(a)と
閉じた後(b)の図2に対応する部分断面図と、これに
より製造されたタイヤ(c)の部分断面図である。
【図4】図3によるセグメントを円周方向から見た左半
分の断面図である。
【図5】半径方向内側から半径方向外側に向かって見
た、三つの円周溝を有する空気タイヤを変形させるため
のセグメントの半分を示す図面である。
【図6】図5における切断経過により円周方向に沿った
断面図である。
【図7】別の変形例を、図5と同じ図式で示した図面で
ある。
【図8】図7によるセグメントを図6の図式で示した断
面図である。
【符号の説明】
1 タイヤの原材料 2 加硫成形型の成形型セグメント 3 移動方向を示す矢印 4 タイヤの溝を成形するため加硫成形型のウエブ 5 セグメント縁部 6 ウエブ4の端面 7 切欠き部 8 半径方向内側に向かう切欠き部7の開口部 9 排気穴 10 セグメント境界 11 境界領域 12 タイヤの周辺部 13 切断工具 14 隆起したタイヤ領域を成形するセグメント2の
領域、及びタイヤの溝を成形するウエブ4に対する対向
片 15 穴 15.1 セグメント中心の穴 15.2 セグメント境界領域の穴 17 排出部 18 排気延長部 20 隙間 21 加硫物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−43210(JP,A) 特開 平4−223108(JP,A) 実開 平2−17311(JP,U) 実開 昭63−67114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/02 B29C 33/42 B29C 35/02 B29D 30/06

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向に分割された加硫成形型内で、
    ラジアルカーカス及びベルト層を有する車両の空気タイ
    ヤを製造する方法であって、この加硫成形型が、n個の
    ラジアルセグメント(2)を備え、その際、加硫成形型
    内へとタイヤ原材料を投入した後、成形型内の超過圧
    より実現すべき残余隆起部(e)と、トレッドパターン
    深さ(t)との間の比(v)が1よりも小さく、従って
    成形型の閉鎖を完了する前には既に、ラジアルセグメン
    ト(2)が原材料(1)に接触するようにする方法にお
    いて、 十分に閉鎖された位置における各ラジアルセグメント
    (2)が、その半径方向内側の周辺部で、少なくとも軸
    方向の全幅にわたっては接触せず、従って開口部(8)
    が、セグメント境界(10)を貫通する半径方向内側の
    周辺部で残留するようにすること、成形型内の超過圧
    構成により、ゴムがこれらの開口部(8)を経て本質的
    に半径方向外側に向かって排出されるようにすること、
    そして、この排出部(17)が、加硫を完了した後除去
    されるようにすることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 セグメント境界(10)を貫通する開口
    部(8)が、製造すべきタイヤの隆起したトレッドパタ
    ーン領域が変形される軸方向の領域(14)内にのみ存
    在するようにすること、排出部(17)が、加硫を完了
    した後、タイヤの周辺部に沿って導かれる刃物(13)
    等のような切断手段によって除去されるようにすること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 半径方向に分割された加硫成形型内で、
    ラジアルカーカス及びベルト層を有する車両の空気タイ
    ヤを製造する方法であって、この加硫成形型が、n個の
    ラジアルセグメント(2)を備え、その際、加硫成形型
    内へとタイヤ原材料を投入した後、成形型内の超過圧に
    より実現すべき残余隆起部(e)と、トレッドパターン
    深さ(t)との間の比(v)が1よりも小さく、従って
    成形型の閉鎖を完了する前には既に、ラジアルセグメン
    ト(2)が原材料(1)に接触するようにする方法であ
    って、その際ラジアルセグメント(2)が、少なくとも
    トレッドの隆起した領域を変形させる領域(14)内に
    穴(15)を備え、この穴内で排出部(17)が形成さ
    れ、この排出部が、加硫を完了した後タイヤから除去さ
    れるようにし、その際穴(15.1)が、0.7〜3.
    mm 2 の横断面積を備えるようにする方法において、 成形型セグメント(2)が、少なくともそれぞれの境界
    領域(11)において穴(15.2)を備え、境界領域
    のそれぞれが、この境界領域に付属するセグメント境界
    (10)から出発して、それぞれのラジアルセグメント
    の弧の長さ(s)の10%〜20%の弧の長さであり、
    穴(15.2)の横断面積(A)が、ラジアルセグメン
    ト(2)の中心(円周方向の広がりに対して)の穴(1
    5.1)の横断面積(Am)の少なくとも5倍の大きさ
    であるようにすることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 穴の横断面積が、セグメント中心からセ
    グメント境界(10)に向かって安定するように、特に
    放物線状に増大するようにすることを特徴とする請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 半径方向に分割された加硫成形型内で、
    ラジアルカーカス及びベルト層を有する車両の空気タイ
    ヤを製造する方法であって、この加硫成形型が、n個の
    ラジアルセグメント(2)を備え、その際、加硫成形型
    内へとタイヤ原材料を投入した後、成形型内の超過圧に
    より実現すべき残余隆起部(e)と、トレッドパターン
    深さ(t)との間の比(v)が1よりも小さく、従って
    成形型の閉鎖を完了する前には既に、ラジアルセグメン
    ト(2)が原材料(1)に接触するようにする方法にお
    いて、 成形型セグメント(2)が、それぞれの境界領域(1
    1)においてのみ穴(15.2)を備え、境界領域のそ
    れぞれが、この境界領域に付属するセグメント境界(1
    0)から出発して、それぞれのラジアルセグメントの弧
    の長さ(s)の10%〜20%の弧の長さであり、穴
    (15.2)の横断面積(A)が、1.4〜8mm 2
    あるようにすること、成形型内の超過圧の構成により、
    ゴムがこれらの穴(15.2)を経て本質的に半径方向
    外側に向かって排出されるようにすること、そして、排
    出部(17)が、加硫を完了した後に除去されるように
    することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 ラジアルセグメント(2)が、少なくと
    もトレッドの隆起した領域を変形させる領域(14)内
    に穴(15)を備え、この穴内で排出部(17)が形成
    され、その際穴(15.1)が、セグメント中心におい
    ては、0.7〜3.5mm 2 の横断面積を、またセグメ
    ント境界領域(11)においては、少なくともその1.
    5倍の大きさの横断面積を有し、境界領域のそれぞれ
    が、この境界領域に付属するセグメント境界(10)か
    ら出発して、それぞれのラジアルセグメントの弧の長さ
    (s)の10%〜20%の弧の長さであるようにするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 そのセグメント(2)が、一様な密度で
    穴(15)により貫通されている加硫成形型が使用さ
    れ、その際、請求項5により定義された境界領域(1
    1)における穴の横断面積が、セグメント中心における
    穴の横断面積の少なくとも2倍の大きさであるようにす
    ることを特徴とする請求項3又は6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ラジアルセグメント(2)が、少なくと
    もトレッドの隆起した領域を変形させる領域(14)に
    おいて、その内部で排出部(17)が形成される穴(1
    5.2)を備え、その際セグメント中心(円周方向に対
    して)においては、何ら穴が設けられておらず、請求項
    5により定義されたセグメント境界領域においてのみ穴
    が設けられており、その際穴の横断面積が1〜6mm 2
    であるようにすることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 ゴムの流れ方向に見て、境界領域(1
    1)の開口部(8)もしくは穴(15.2)の背後に、
    それぞれ先ず一つの拡大部(7)が、またこれに接続し
    て、排気部として使用される狭窄部(9)が存在し、こ
    の狭窄部の横断面積(Ae)が、その前に存在する開口
    部(8)もしくは穴(15.2)の横断面積(A)の多
    くても5分の1であるようにすることを特徴とする請求
    項1又は3又は5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 この方法が、非駆動軸用の実用車のタ
    イヤを製造するために使用されるようにすることを特徴
    とする請求項1又は3又は5に記載の方法。
  11. 【請求項11】 この方法が、前車軸用の実用車のタイ
    ヤを製造するために使用されるようにすることを特徴と
    する請求項1又は3又は6に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1による車両の空気タイヤを製
    造する装置としての半径方向に分割された加硫成形型に
    おいて、 十分に閉鎖された位置において隣接する各ラジアルセグ
    メント(2)が、製造すべきタイヤの溝を変形させる位
    置で、接触するように構成されていること、各セグメン
    ト(2)が、少なくともセグメント境界(10)毎の、
    製造すべきタイヤの隆起したトレッド領域を変形させる
    位置(14)のそれぞれ一方で接触せず、これを経て開
    口部(8)を形成するように構成されていることを特徴
    とする加硫成形型。
  13. 【請求項13】 隣接する各ラジアルセグメント(2)
    が、製造すべきタイヤの隆起したトレッド領域を変形さ
    せる全ての位置(14)で、十分に閉鎖された位置にお
    いて接触しないように構成されていることを特徴とする
    請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 請求項3による車両の空気タイヤを製
    造する装置としての半径方向に分割された加硫成形型で
    あって、その際ラジアルセグメント(2)が、少なくと
    もトレッドの隆起した領域を変形させる領域(14)に
    おいて、0.7〜3.5mm 2 の横断面積を備える穴
    (15)を備える加硫成形型において、 成形型セグメント(2)が、少なくともそれぞれの境界
    領域(11)において穴(15.2)を備え、境界領域
    のそれぞれが、この境界領域に付属するセグメント境界
    (10)から出発して、それぞれのラジアルセグメント
    の弧の長さ(s)の10%〜20%の弧の長さであり、
    穴(15.2)の横断面積(A)が、ラジアルセグメン
    ト(2)の中心(円周方向の広がりに対して)の穴(1
    5.1)の横断面積の少なくとも2倍の大きさであるよ
    うに構成されていることを特徴とする加硫成形型。
  15. 【請求項15】 請求項5による車両の空気タイヤを製
    造する装置としての半径方向に分割された加硫成形型で
    あって、その際ラジアルセグメント(2)が、少なくと
    も隆起したトレッド領域を変形させる領域(14)にお
    いて、穴(15)を備える加硫成形型において、 成形型セグメント(2)が、それぞれの境界領域(1
    1)においてのみ穴(15.2)を備え、境界領域のそ
    れぞれが、この境界領域に付属するセグメント境界(1
    0)から出発して、それぞれのラジアルセグメントの弧
    の長さ(s)の10%〜20%の弧の長さであり、穴
    (15.2)の横断面積(A)が、1.4〜8mm 2
    あるように構成されていることを特徴とする加硫成形
    型。
  16. 【請求項16】 ラジアルセグメント(2)が、一様な
    密度で穴(15)により貫通されており、その際、請求
    項15により定義された境界領域(11)における穴の
    横断面積が、セグメント中心における穴の横断面積の少
    なくとも2倍の大きさであるように構成されていること
    を特徴とする、請求項7による車両の空気タイヤを製造
    するための請求項12又は14に記載の装置。
  17. 【請求項17】 開口部(8)もしくは穴(15.2)
    の半径方向の背後に、それぞれ先ず一つのキャビティ状
    の拡大部(7)が、また次いでゴムの流れを絞るが、排
    気を殆ど妨げない狭窄部(9)が接続されるように構成
    されていることを特徴とする、請求項9による車両の空
    気タイヤを製造するための請求項12〜16項の何れか
    1項に記載の装置。
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