JP3262524B2 - 棟構造 - Google Patents

棟構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐震式・換気式の棟
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根の耐震棟構造において、棟芯
に棟コア、台のし瓦、又はのし瓦支持金属を使用する構
成が散見される。例えば、台のし瓦又は面戸瓦を使用す
る構成としては、実開平2-1331号の屋根における換気構
造、実開平3-129623号の棟瓦、実公平2-8981号の棟瓦の
積層装置等がある。またのし瓦支持金具を使用する構成
としては、特開平2-164970号の乾式棟の棟瓦固定部材、
特開平5-59799号の瓦屋根用換気部材等がある。そし
て、前記各文献は、ほとんど棟換気構造を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記台のし及び多数の
のし瓦等を使用する構成では、支持金具、釘等を要する
ので、構造及び作業が複雑となること、葺設に手間を要
すること、等の課題がある。また棟換気構造を採用する
例では、換気口又は換気通路の開口面積が少なく、屋根
裏の空気を換気するには、十分でない課題がある。また
台のし瓦及び多数ののし瓦支持金具を使用する構成で
は、前述と同様支持金具、釘等を要するので、構造及び
作業が複雑となること、葺設に手間を要すること、等の
課題がある。殊に棟全体に支持金具を連設することにな
り、前記の課題が一層問題となる。尚、この台のし瓦及
び多数ののし瓦支持金具を使用する構成では、コスト高
も問題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1は、屋根の棟に
設けた止め金具を利用して葺設固止される略倒U字形の
棟コアと、この棟コアを芯とし、かつ棟の両側に設けた
棟コア当て棧木及び瓦棧に係止される棧瓦、面戸瓦等の
瓦と、この棟コア及び当該棟コアに設けた突条並びに前
記瓦の上に設けた葺土を介して設けられる台のし瓦及び
多数ののし瓦と、この台のし瓦及び多数ののし瓦を緊締
する番線等の緊締手段と、で構成されている棟構造であ
って、前記棟コアと、この棟コアの突条の孔に係止した
番線と、前記緊締手段とを利用し、前記瓦、台のし瓦及
びのし瓦を固止した構造の棟構造である。
【0005】請求項2は、屋根の棟に設けた止め金具を
利用して葺設固止される略倒U字形の棟コアと、この棟
コアを芯とし、かつ棟の両側に設けた棟コア当て棧木及
び瓦棧に係止される棧瓦、面戸瓦等の瓦と、この棟コア
及び当該棟コアの切欠き部に 設けた金具並びに瓦の上に
設けた葺土を介して設けられる台のし瓦及び多数ののし
瓦と、この台のし瓦及び多数ののし瓦を緊締する番線等
の緊締手段と、で構成されている棟構造であって、前記
棟コアと、前記金具と、この金具に設けた垂木に固止さ
れる前記台のし瓦及びのし瓦と、前記緊締手段とを利用
し、前記瓦、台のし瓦及びのし瓦を固止した構造の棟構
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の耐震式の棟構造は、屋根
の棟に設けた対の棟コア当て棧木、金具、止具等の係止
部に、棟コアの両立上壁を係止又は遊嵌し、棟に順次棟
コアを葺設することにより、当該棟には一連に棟コアが
葺設される。次いで、葺土を付設した後、棧瓦を葺設す
る。尚、棟コアに玉縁を設ける構成例もある。更に連結
した棟コア(トンネル状の空洞)の両端開口部を換気口
として利用することも可能である。
【0011】以上のようにして葺設された棟コア及び棧
瓦の上には、順次半截等の台のし瓦及び多数ののし瓦及
び葺土が設けられる。この台のし瓦及び多数ののし瓦、
丸瓦は番線等の緊締手段により連結される。この連結及
び前記棟コアと係止部との係止を利用して耐震棟が構築
される。また図示しないが、棟コアと番線等を釘、緊締
釘、緊締棒等の支持部材で補強及び緊締することも可能
である。
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照に説明
する。
【0015】(実施例1) 図1〜図3の例を説明する。尚、同じ部材、物品には、
同じ番号、名称を使用する。
【0016】1は略倒U字形の棟コアで、この棟コア1
は、屋根Rの棟R1に設けられる。図例では、棟コア当
て棧木B'に係止される。この棟コア1は、この棟コア
1を芯として両側に葺設される棧瓦A等に葺土Dを介し
て設けられる対の立上壁1a、1a(1aとする。)
と、この立上壁1a間に設けられた背部1bとで構成さ
れる。この棟コア1は、この棟コア1を芯として両側に
葺設される棧瓦A、面戸瓦(図示せず)等に葺土Dを介
して設けられる対の立上壁1a、1a(1aとする。)
と、この立上壁1a間に設けられた背部1bとで構成さ
れる。即ち、棟コア1を芯として両側に棧瓦A等が合掌
状態で葺設される。尚、棧瓦A等は、棟R1の両側に設
けた棟コア当て棧木B’及び瓦棧Bに係止される。また
棟コア1は棧瓦Aと同質とするが、金属、木質、プラス
チック等の他の素材も可能である(以下同じ)。図中C
は台のし瓦、C’はのし瓦、またEは丸瓦、Fは垂木、
Gは金具、Hは番線等の緊締手段、をそれぞれ示す。
【0017】(実施例2) 図4〜図7の例を説明する。
【0018】前記棟コア1の背部1bに突条1cを設
け、この突条1cに番線挿通用の孔1dを設ける。この
突条1c及び/又は孔1dを利用して、台のし瓦C及び
/又はのし瓦C’、丸瓦Eを緊締固止する。例えば、孔
1dと台のし瓦C及び/又はのし瓦C’の孔(図示せ
ず)、丸瓦Eに番線等の緊締手段H等を係止する例、又
は突条1cと台のし瓦C及び/又はのし瓦C’の突起
(図示せず)に緊締手段H等を係止する例、等がある。
また孔1dに進入した葺土Dと番線等の結合の向上も期
待できる。また背部1bの両端に平坦部1eを設ける。
更に棟コア1の両端部111、111に切欠き部1fを
設け、この切欠き部1fに金具Gを設ける。この切欠き
部1fの金具Gを利用して台のし瓦C及び/又はのし瓦
C’の孔(図示せず)、丸瓦Eを、屋根の垂木Fに固止
する。また棟コア1の立上壁1aに止め金具Iを設ける
例もある。尚、金具Gを利用して背部1bに垂木Fを設
ける葺設もある。この例では、垂木Fが突条1cと同効
果が期待できる。図中2は棟コア1を連設した際に、棟
に形成される空洞部を示す。
【0019】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、屋根の棟に設けた止
め金具を利用して葺設固止される略倒U字形の棟コア
と、棟コアを芯とし、かつ棟の両側に設けた棟コア当て
棧木及び瓦棧に係止される棧瓦、面戸瓦等の瓦と、棟コ
ア及び当該棟コアに設けた突条並びに瓦の上に設けた葺
土を介して設けられる台のし瓦及び多数ののし瓦と、台
のし瓦及び多数ののし瓦を緊締する緊締手段と、で構成
されている棟構造であって、棟コアと、この棟コアの突
条の孔に係止した番線と、前記緊締手段とを利用し、前
記瓦、台のし瓦及びのし瓦を固止した構造の棟構造であ
る。従って、棟コアと係止部との連係を有効利用して、
荷重と耐震を担うことから、十分な耐震効果が期待でき
る。また棟コアと、棟コアの突条の孔に係止した番線
と、緊締手段とで係止する構成であり耐震式の棟を、簡
易に葺設できる特徴がある。
【0024】請求項2の発明は、屋根の棟に設けた止め
金具を利用して葺設固止される略倒U字形の棟コアと、
棟コアを芯とし、かつ棟の両側に設けた棟コア当て棧木
及び瓦棧に係止される棧瓦、面戸瓦等の瓦と、棟コア及
び棟コアの切欠き部に設けた金具並びに瓦の上に設けた
葺土を介して設けられる台のし瓦及び多数ののし瓦と、
台のし瓦及び多数ののし瓦を緊締する番線等の緊締手段
と、で構成されている棟構造であって、棟コアと、金具
と、この金具に設けた垂木に固止される前記台のし瓦及
びのし瓦と、緊締手段とを利用し、前記瓦、台のし瓦及
びのし瓦を固止した構造の棟構 である。従って、請求
項1と同じ特徴がある。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を説明する模式図である。
【図2】実施例1の棟コアの一例を示す拡大斜視図であ
る。
【図3】実施例1の棟コアと棧瓦との関係を説明する模
式図である。
【図4】実施例2を説明する模式図である。
【図5】実施例2の棟コアの一例を示す拡大斜視図であ
る。
【図6】実施例2の棟コアの他の一例を示す拡大斜視図
である。
【図7】実施例2を説明する模式図であり、(イ)は金具
を介して垂木を設置した状態の斜視図、(ロ)は同正面図
である。
【符号の説明】
1 棟コア 1a 立上壁 1b 背部 1c 突条 1d 孔 1e 平坦部 1f 切欠き部 111 端部 2 空洞部 A 棧瓦 B 瓦棧 B’ 棟コア当て棧木 C 台のし瓦 C’ のし瓦 D 葺土 E 丸瓦 F 垂木 G 金具 H 緊締手段 I 止め金具 R 屋根 R1 棟 R2 屋根地

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の棟に設けた止め金具を利用して葺
    設固止される略倒U字形の棟コアと、この棟コアを芯と
    し、かつ棟の両側に設けた棟コア当て棧木及び瓦棧に係
    止される棧瓦、面戸瓦等の瓦と、この棟コア及び当該棟
    コアに設けた突条並びに前記瓦の上に設けた葺土を介し
    て設けられる台のし瓦及び多数ののし瓦と、この台のし
    瓦及び多数ののし瓦を緊締する番線等の緊締手段と、で
    構成されている棟構造であって、 前記棟コアと、この棟コアの突条の孔に係止した番線
    と、前記緊締手段とを利用し、前記瓦、台のし瓦及びの
    し瓦を固止した構造の棟構造
  2. 【請求項2】 屋根の棟に設けた止め金具を利用して葺
    設固止される略倒U字形の棟コアと、この棟コアを芯と
    し、かつ棟の両側に設けた棟コア当て棧木及び瓦棧に係
    止される棧瓦、面戸瓦等の瓦と、この棟コア及び当該棟
    コアの切欠き部に設けた金具並びに瓦の上に設けた葺土
    を介して設けられる台のし瓦及び多数ののし瓦と、この
    台のし瓦及び多数ののし瓦を緊締する番線等の緊締手段
    と、で構成されている棟構造であって、 前記棟コアと、前記金具と、この金具に設けた垂木に固
    止される前記台のし瓦及びのし瓦と、前記緊締手段とを
    利用し、前記瓦、台のし瓦及びのし瓦を固止した構造の
    棟構造
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