JP3262467B2 - 現像スリーブ及び現像装置 - Google Patents
現像スリーブ及び現像装置Info
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Description
電記録方式などで用いられる現像スリーブ及び現像スリ
ーブを用いた現像装置に関するものであり、特に静電潜
像担持体の静電潜像を可視像化するための現像剤を担持
搬送する現像スリーブを有する現像装置に関するもので
あり、例えば電子写真方式のプリンター、複写機などの
ような種々の画像形成装置に好適に使用される。
いて用いられる現像装置として、静電潜像担持体上に担
持された静電潜像を現像して可視化する現像装置が知ら
れている。このような現像装置では、例えば特開平5−
188771号公報に記載されているように、金属から
成る現像スリーブ又はスリーブ基体の表面に、セラミッ
ク粉体の表面に金属めっきを施した粉体(以下金属化セ
ラミック粉体と呼ぶ)を含有させた電着塗装皮膜を形成
した現像スリーブを使用し、現像容器内に収容した現像
剤を現像スリーブ上に担持して像担持体と対向した現像
部まで搬送し、現像剤で静電潜像担持体上に形成した静
電潜像を現像することにより、潜像がトナー像として可
視化される。現像剤としては、磁性トナーを有する一成
分性現像剤、非磁性トナーを有する一成分非磁性現像
剤、又は非磁性トナーと磁性キャリアーを有する二成分
現像剤とが有り、それぞれの現像剤によって現像スリー
ブの材質が選ばれる。磁性トナーを利用する場合は、現
像スリーブ内部に例えば磁石等のような磁気発生手段が
設けられる。この場合の現像スリーブの材質としては非
磁性の金属が使用する。現像スリーブの表面は、トナー
の保持搬送のためと、トナーへの良好な摩擦帯電電荷付
与のために、サンドブラスト方法や化学エッチング方法
等で適当な粗面とする。又良好な現像を行わせるため
に、現像の際に現像スリーブに現像バイアスが印加され
る。バイアスとしてはAC、DC又は両者を重畳した電
圧が使用され、そのため現像スリーブの金属としては導
体が良く使用される。
下のような問題点があった。先ず、高速、高頻度の使用
が要求される現像装置の現像スリーブにおいて、静電潜
像担持体に現像スリーブが接触しない非接触現像方式で
は、静電潜像担持体からの熱による現像スリーブの変形
の影響が複写画像に現れる現像が発生する。これは、静
電潜像担持体と現像スリーブ間の距離(所謂S−D間距
離)が現像スリーブの変形により変化し、その変形によ
る現像性の変化がそのまま複写画像の濃度に反映してし
まう事による。この場合、現像スリーブの基体に熱変化
の少ない材質か、熱伝導性の良い材質を使うことで軽減
させることができ、通常材質のコストや加工性などを考
慮してアルミニウムが使用されるが、しかしアルミニウ
ムでは耐摩耗性が劣るために、高耐久が要求される現像
スリーブには採用する事ができない。そのために金属化
セラミック粉体及び金属粉体を含有させた電着塗装皮膜
を形成することにより高耐久を実現してきた。しかし、
金属から成る現像スリーブ又はスリーブ基体の表面に金
属化セラミック粉体を含有させた電着塗装皮膜を形成し
た現像スリーブは特に低温低湿環境下において静電潜像
担持体に現像剤を供給された部分と供給されなかった部
分とで帯電量に差が出る、所謂現像剤担持体メモリー
(スリーブゴースト)が発生し、複写画像に濃度差が出
てしまう。
問題点を解決した現像スリーブ及び該現像スリーブを用
いた現像装置を提供することを目的とする。
耐久後においても初期の高い画像濃度を維持することが
可能であり、更に特に低温低湿環境下においても現像剤
担持体メモリー(スリーブゴースト)の発生の生じにく
い現像スリーブ及び該現像スリーブを用いた現像装置を
提供することを目的とする。
の構成により上記目的を達成する。
体の表面に電着塗装により形成された被覆層を有する現
像スリーブにおいて、該現像スリーブは、10−3Ωc
m〜104Ωcmの体積抵抗率を有し、該被覆層は、ホ
ウ化金属、炭化金属、窒化金属、及び酸化金属からなる
群から選択される少なくとも1種以上の、表面に金属め
っきされていない導電性無機粉体を含有しており、かつ
該被覆層の表面は細かい凹凸を有することを特徴とする
現像スリーブに関する。
視像化するための現像剤を担持搬送する現像スリーブを
有する現像装置において、該現像スリーブは、スリーブ
基体及び該スリーブ基体の表面に電着塗装により形成さ
れた被覆層を有しており、該被覆層は、導電性無機粉体
を含有しており、かつ該被覆層の表面は細かい凹凸を有
することを特徴とする現像装置に関する。
摩耗性及び特に低温低湿環境下でのスリーブゴーストの
発生抑制の点について鋭意研究を行った結果、無機粉体
を含有した被覆層が電着塗装によって形成されているこ
とから、無機粉体表面の官能基と電着樹脂との架橋反応
により、強固な被覆層が形成され、耐摩耗性が向上し、
更に被覆層が導電性無機微粉体を含有しており、かつ被
覆層の表面は細かい凹凸を有していることで、現像スリ
ーブとトナーとの接触面積が多くなる事で摩擦量が多く
なり、摩擦帯電不良が解消されるため低温低湿環境下に
おいてもスリーブゴーストの発生を抑制出来ることを見
い出した。
分を示す断面である。本実施形態の現像スリーブ9は、
スリーブ状の金属部材12を用い、その金属部材12上
に化成皮膜層11が形成され、その表面上に電着塗装に
より被覆層10が形成されている。
ブの表面部分を示す断面図である。本実施形態の現像ス
リーブ9は、スリーブ状のABS樹脂等を非金属部材1
5として用い、その非金属部材15に対して一般に知ら
れているプラスチックへの金属めっき工程を行うことに
より、触媒処理層14及び金属めっき層13を順次形成
し、これをスリーブ基体としてその表面上に電着塗装に
より被覆層10が形成されている。
リーブの表面部分を示す断面図である。本実施形態の現
像スリーブ9は、セラミック素材等から成るスリーブ状
のセラミック部材16に対して一般に知られている金属
めっき工程を行うことにより、触媒処理層14及び金属
めっき層13を順次形成し、これをスリーブ基体として
その表面上に電着塗装により被覆層10が形成されてい
る。
ブ9に用いるスリーブ基体の材料としては、アルミニウ
ムや鉄の如き金属部材及びプラスチックの如き非金属部
材、更にはセラミック素材等からなるセラミック部材の
いずれを使用してもよく、その材質により電着塗装前の
下地処理として、図2〜図4に示すような処理その他を
行ってスリーブ基体としている。
一般に剛性を求められる部分に用いられるプラスチック
材料が使用され、例えば上記したABS樹脂の他CF/
ABS樹脂変性、PPF樹脂、変性PPO樹脂、CF/
PC樹脂等を用いることができる。
は、導電性無機粉体を含有しており、更に必要に応じて
導電性カーボン、非導電性粉体及び固体潤滑剤を含有す
ることが可能であり、これらを含有することで被覆層の
表面は細かい凹凸を有している。
好ましくは0.1μm〜10μmの中心平均粗さ(R
a)及び0.5μm〜30μmの十点平均粗さ(R
z)、より好ましくは0.3μm〜0.5μmのRa及
び1.5μm〜5μmのRzを有することが良い。
するためには、例えば平均粒径0.02μm〜18μm
の導電性無機粉体を用いて電着塗装を施すことにより達
成することが可能である。
には、摩擦帯電量の低下に伴い、トリボ量が低下するた
め画像濃度が低くなる。又、Raが10μmを超える場
合には、トナーを現像スリーブ表面に、均一塗布でき
ず、画像濃度が不均一になり、まだら模様となる。更に
被覆層のRzが0.5μm未満の場合には、摩擦帯電量
の低下に伴い、トリボ量が低下するため画像濃度が低く
なる。又、Rzが30μmを超える場合には、トナーを
現像スリーブ表面に均一塗布できず、画像濃度が不均一
になり、まだら模様となる。
金属、窒化金属、酸化金属等の導電性セラミック粉体を
用いることができる。又は前記導電性無機粉体を含有す
るセラミック粉体を用いることができる。更には前記導
電性無機粉体又はそれを含有するセラミック粉体の表面
に導電性超微粒子等をドーピングやプラズマ処理等をす
ることにより粉体表面の導電性を良くしたもの、(例え
ばAl2 O3 粉体上にプラズマ化したNi超微粒子で被
覆した複合粉やTiO2 にSnO2 系の導電層処理をし
Sbドープをした導電粉体)を用いることができる。こ
れらの粉体の形状としては特に制限はなく一般に知られ
ている球状、角状、板状、針状、ウイスカー状、及び不
定形状等が使用される。
率は、10-3Ωcm〜104 Ωcmを有することが好ま
しい。
cm未満の場合には、トナーが蓄積した帯電を放出して
しまい、トリボ量の低下を生じる。
スリーブ表面の帯電量が増加し、潜像担持体へのトナー
供給が減少してしまう。
m〜100μmの範囲にあることが好ましい。
は、被覆層の耐摩耗性が低下し、又、100μmを超え
る場合には、現像バイアスが高くなり、現像性を低下さ
せてしまう。
を含有させた場合には、被覆層の体積抵抗率が全面にわ
たり均一かつ安定にするための助材として有効である。
含有させた場合には、被覆層表面のRa及びRzを制御
するのに有効であり、かつ、非導電性粉体表面の官能基
と電着樹脂との架橋反応により被覆層の耐摩耗性を向上
する事が出来る。
としては、SiO2 、Al2 O3 の如き非導電性無機粉
体及びアクリル、PMMA、ウレタン、ポリエチレン、
ナイロン、メラミンの如き非導電性有機粉体を用いるこ
とができる。
有させた場合には、被覆層に潤滑性が付与されることか
ら、被覆層の耐摩耗性が向上し、現像スリーブの耐久性
が向上することから好ましい。
しては、フッ素系樹脂、メラミンシアヌレート、ラウロ
イル−L−リジンの如き固体潤滑性を有する有機粉体及
びグラファイト、MoS2 の如き固体潤滑性を有する無
機粉体が挙げられる。
チオン系の双方で可能となる。
ク、固体潤滑性粉体等の分散方法は、上記樹脂中に各種
粉体を加えIPA等の溶剤にて適当な粘度に希釈し、サ
ンドミル又はボールミル等を用いて適当な時間をかけて
攪はんする。その後に一般に用いられている電着塗料の
調整方法と同様にして、脱イオン水を用いて電解液10
0重量%に対して樹脂の固形分として5〜30重量%に
なるように希釈して電着塗料を調整する。
塗物であるスリーブ基体を陽極とし、カチオン系では陰
極とし、電解液温度は20〜30(℃)とし、印加電圧
は30〜200(V)とし、処理時間は数十秒〜5分間
とするのが好ましい。電解液中で通電後、水洗水切りし
て100〜190℃のオーブンで20〜180分間加熱
硬化し、又は近赤外線又は赤外線にて1500Wの放射
量で5〜60分間照射することにより硬化させて電着塗
装皮膜である被覆層の形成が完了する。
に樹脂と共に分散された粉体が電気泳動作用によって析
出する電着樹脂と共に共析する方法である。
る。
電潜像を可視像化するための現像剤を担持搬送する現像
スリーブを有している。
リコーンやOPCの如き感光体のドラムやベルトが用い
られる。
される一成分系現像剤及びトナーをキャリアによって構
成される二成分系現像剤のいずれの現像剤を用いること
も可能である。
静電潜像担持体と現像スリーブを一定の間隔を保つよう
に配置し、現像時に現像スリーブに担持されている現像
剤を静電潜像担持体に飛散させて現像するジャンピング
現像方法を用いることが出来る。
を示す断面図である。図において4は固定磁石ローラ
ー、2は可動な現像スリーブ、8はホッパー部、1は磁
性体から成る厚み規制のための磁性ブレード、5は感光
ドラム、7は一成分磁性トナーである。6はスリーブ2
と感光ドラム5の間にAC、DCの重畳電圧を印加する
ための電源部である。
ー8に貯蔵されており、磁石ローラー4の磁力によって
現像スリーブ2上へと引き寄せられる。現像スリーブ上
のトナーは、現像スリーブの回転に伴い現像スリーブと
の摩擦により電荷を与えられる。
送されてブレード部に達する。磁性ブレード1の対向位
置には磁極N1 が配置されている。トナーはブレード1
と磁極N1 との間に生ずる磁界と、ブレード1と現像ス
リーブ2との間隔によりある一定の厚みに規定されトナ
ー層3が塗布される。スリーブは更に回転してスリーブ
に対向する感光ドラム5に達する。感光ドラムと対向し
たトナー層3は現像磁極S1 の磁力によって穂立ちし、
感光ドラム上の静電潜像とスリーブとの間に印加される
AC、DCの重畳電圧による電解の作用によって往復運
動して、潜像電荷のあるところにだけ付着する。
現像スリーブの回転、搬送磁極N2、S2 、N3 の磁力
によって現像容器内へと搬送される。
示す。
粒子サイズ・アナライザー(製品名:COULTER
LS130)を用いて測定した(粒子径が0.1μm未
満のものはメーカー発表値)。
粗さ(Rz):電着塗装皮膜10の細かい凹凸の測定方
法としては、接触式粗さ計(製品名P−1、Tenco
r社製)により、60°角の非磁性スタイラスを使用し
て、スキャンスピード0.1mm〜10μmsecで測
定しており、この測定方法で5点測定した平均値。
より現像スリーブを水平に固定し、このときのスリーブ
円周の頂点部分の軸方向に沿ってプローブを当接させ4
端針法により体積抵抗率を計測した。抵抗率計は(商品
名:油化電子 ロレスタAP)を、プローブは(商品
名:油化電子ESPプローブ)を使用し、スリーブ上で
ランダムに計測点を10箇所選定して得られた計測値を
平均したものを現像スリーブの体積抵抗率とした。
樹脂にて現像スリーブの被覆層を固定し、この断面を操
作電子顕微鏡(SEM)で計測することにより測定し
た。
る。
してアルミニウム53Sを用いて外径32mmの円筒に
加工したものを使用し、これを40℃で5重量%に調整
したアルカリ性脱脂剤(商品名VJP6120−4、ヘ
ンケル白水社製)中で2分間超音波処理をしスリーブ基
体とした。
型樹脂(商品名ニューペイントER−F2、上村工業社
製)100重量%に対して導電性TiO2 粉体(商品名
パストランET500W、石原産業社製)100重量
%、導電性カーボンブラック粉体(商品名ケッチェンブ
ラクEC600JD、ケッチェンブラックインターナシ
ョナル社製)3重量%を混合し、IPAで適当な粘度に
なるように希釈した。これをサンドミルで30分間分散
した後、脱塩水により樹脂が10重量%になるように調
整して電着塗料とした。
し、ステンレス板を対極として、電解液温度28℃、印
加電圧100Vで、5C/dm2となるまで通電して電
着塗装した。
0℃のオーブンにより30分間硬化した。オーブンによ
る硬化の後に、1500Wの近赤外線を20分間照射す
ることにより被覆層を形成して現像スリーブAを得た。
してアルミニウム53Sを用いて外径32mmの円筒に
加工したものを使用し、これを40℃で5重量%に調整
したアルカリ性脱脂剤中で2分間超音波処理をしスリー
ブ基体とした。
型樹脂100重量%に対して、導電性TiO2 粉体30
重量%と導電性カーボンブラック粉体5重量%とPMM
A粉体(商品名MP−2701、綜研化学社製)8重量
%とを混合し、IPAで適当な粘度になるように希釈し
た。これをサンドミルで30分間分散した後、脱塩水に
より樹脂が10重量%になるように調整して電着塗料と
した。
し、ステンレス板を対極として、電解液温度28℃、印
加電圧100Vで、5C/dm2となるまで通電して電
着塗装した。
0℃のオーブンにより30分間硬化した。オーブンによ
る硬化の後に、1500Wの近赤外線を20分間照射す
ることにより被覆層を形成して現像スリーブBを得た。
してアルミニウム53Sを用いて外径32mmの円筒に
加工したものを使用し、これを40℃で5重量%に調整
したアルカリ性脱脂剤中で2分間超音波処理をしスリー
ブ基体とした。
ートCMEX、シミズ社製)100重量%に対して、導
電性TiO2 粉体70重量%とAl2 O3 粉体(アルミ
ニウムオキサイドC、アエロジル社製)11重量%とを
混合し、IPAで適当な粘度になるように希釈した。こ
れをサンドミルで30分間分散した後、脱塩水により樹
脂が10重量%になるように調整して電着塗料とした。
し、ステンレス板を対極として、電解液温度28℃、印
加電圧50Vで、4C/dm2となるまで通電して電着
塗装した。
0℃のオーブンにより30分間硬化することにより被覆
層を形成して現像スリーブCを得た。
してアルミニウム53Sを用いて外径32mmの円筒に
加工したものを使用し、これを40℃で5重量%に調整
したアルカリ性脱脂剤中で2分間超音波処理をしスリー
ブ基体とした。
品名ハニーブライトC−1、ハニー化成社製)100重
量%に対して、導電性TiO2 粉体30重量%と導電性
カーボンブラック粉体4重量%、潤滑性無機粉体として
MoS2 (商品名MD−40、日立粉末冶金製)15重
量%を混合し、IPAで適当な粘度になるように希釈し
た。これをサンドミルで30分間分散した後、脱塩水に
より樹脂が10重量%になるように調整して電着塗料と
した。
し、ステンレス板を対極として、電解液温度28℃、印
加電圧50Vで、4C/dm2となるまで通電して電着
塗装した。
0℃のオーブンにより30分間硬化することにより被覆
層を形成して現像スリーブDを得た。
してアルミニウム53Sを用いて外径32mmの円筒に
加工したものを使用し、これを40℃で5重量%に調整
したアルカリ性脱脂剤中で2分間超音波処理をしスリー
ブ基体とした。
0重量%に対して導電性TiO2 粉体30重量%と導電
性カーボンブラック粉体4重量%、固体性無機粉体(商
品名メラミンシアヌレート、三菱油化製)4重量%を混
合し、IPAで適当な粘度になるように希釈した。これ
をサンドミルで30分間分散した後、脱塩水により樹脂
が10重量%になるように調整して電着塗料とした。
し、ステンレス板を対極として、電解液温度28℃、印
加電圧50Vで、4C/dm2となるまで通電して電着
塗装した。
0℃のオーブンにより30分間硬化することにより被覆
層を形成して現像スリーブEを得た。
して非磁性ステンレスSUS304を使用して外径32
mmの円筒形に加工しスリーブ基体とし、その表面にサ
ンドブラスト処理(ブラスト砥粒:200〜300番の
炭化珪素及びガラスビーズ)を施して現像スリーブFを
得た。
してアルミニウム53Sを使用して外径32mmの円筒
形に加工しスリーブ基体とし、その表面にサンドブラス
ト処理(ブラスト砥粒:200〜300番の炭化珪素及
びガラスビーズ)を施して現像スリーブGを得た。
の製造で用いた電着塗料を、導電性TiO2 粉体と導電
性カーボンブラック粉体との混合から、タングステン粉
体(商品名タングステン粉W−H、日本新金属社製)8
0重量%の混合に代えることを除いては現像スリーブA
の製造と同様にして被覆層を形成して現像スリーブHを
得た。
像スリーブA乃至Hを図1の現像装置を有する複写機に
用いて静電潜像担持体の静電潜像を現像して画像形成を
行った。
ル4の磁極の強さはN1 =700Gauss、S1 =8
00G、N2 =S2 =N3 =S3 =500Gとし、スリ
ーブとドラムの間隔は0.3mmとし、ブレード1には
磁性体である鉄を用い、スリーブとブレードの間隔は
0.25mmに保持し、バイアス電源6としてACにD
C重畳させたものを用い、Vpp=1200(V)、f
=1800(Hz)、DC=+100(V)とし、現像
スリーブの回転数は400rpmとした。
湿度10%Rh)下で100万枚の耐久試験を行い初期
と耐久試験後の画像濃度及びスリーブゴーストについて
以下に示すように評価した。評価結果を表1に示す。
RD914を用いて5点測定し、それの平均値を濃度の
代表値とした。
てゴースト画像を出力し、評価を行った。
及び該スリーブ基体の表面に電着塗装により形成された
被覆層を有しており、該被覆層は、導電性無機粉体を含
有しており、かつ該被覆層の表面は細かい凹凸を有して
いることから、被覆層が耐摩耗性に優れており、多数枚
耐久後においても初期の高い画像濃度を維持することが
可能であり、更に特に低温低湿環境下においてもスリー
ブゴーストの発生が生じにくい。
断面図である。
面図である。
部分を示す断面図である。
部分を示す断面図である。
電圧を印加するための電源部 7 一成分磁性トナー 8 ホッパー部 9 本発明の現像スリーブ 10 電着塗装皮膜 11 化成皮膜層 12 金属部材 13 金属めっき層 14 触媒処理層 15 非金属部材 16 セラミック部材
Claims (18)
- 【請求項1】 スリーブ基体及び該スリーブ基体の表面
に電着塗装により形成された被覆層を有する現像スリー
ブにおいて、 該現像スリーブは、10−3Ωcm〜104Ωcmの体
積抵抗率を有し、該被覆層は、ホウ化金属、炭化金属、
窒化金属、及び酸化金属からなる群から選択される少な
くとも1種以上の、表面に金属めっきされていない導電
性無機粉体を含有しており、かつ該被覆層の表面は細か
い凹凸を有することを特徴とする現像スリーブ。 - 【請求項2】 該被覆層は、導電性カーボンブラックを
更に含有していることを特徴とする請求項1記載の現像
スリーブ。 - 【請求項3】 該被覆層は、固体潤滑剤を更に含有する
ことを特徴とする請求項1乃至2記載の現像スリーブ。 - 【請求項4】 該固体潤滑剤は、固体潤滑性を有する無
機粉体又は固体潤滑性を有する有機粉体であることを特
徴とする請求項3記載の現像スリーブ。 - 【請求項5】 該被覆層は、非導電性粉体を更に含有す
ることを特徴とする請求項1乃至4記載の現像スリー
ブ。 - 【請求項6】 該非導電性粉体は、非導電性無機粉体又
は非導電性有機粉体であることを特徴とする請求項5記
載の現像スリーブ。 - 【請求項7】 該電着塗装は、アニオン型電着塗料又は
カチオン型電着塗料を用いることを特徴とする請求項1
乃至6記載の現像スリーブ。 - 【請求項8】 該被覆層は、0.1μm〜10μmの中
心平均粗さ(Ra)及び0.5〜30μmの十点平均粗
さ(Rz)を有することを特徴とする請求項1乃至7記
載の現像スリーブ。 - 【請求項9】 該被覆層は、3μm〜100μmの膜厚
を有することを特徴とする請求項1乃至8記載の現像ス
リーブ。 - 【請求項10】 静電潜像担持体の静電潜像を可視像化
するための現像剤を担持搬送する現像スリーブを有する
現像装置において、 該現像スリーブは、スリーブ基体及び該スリーブ基体の
表面に電着塗装により形成された被覆層を有しており、 該現像スリーブは、10−3Ωcm〜104Ωcmの体
積抵抗率を有し、該被覆層は、ホウ化金属、炭化金属、
窒化金属、及び酸化金属からなる群から選択される少な
くとも1種以上の、表面に金属めっきされていない導電
性無機粉体を含有しており、かつ該被覆層の表面は細か
い凹凸を有することを特徴とする現像装置。 - 【請求項11】 該被覆層は、導電性カーボンブラック
を更に含有していることを特徴とする請求項10記載の
現像装置。 - 【請求項12】 該被覆層は、固体潤滑剤を更に含有す
ることを特徴とする請求項10乃至11記載の現像装
置。 - 【請求項13】 該固体潤滑剤は、固体潤滑性を有する
無機粉体又は固体潤滑性を有する有機粉体であることを
特徴とする請求項12記載の現像装置。 - 【請求項14】 該被覆層は、非導電性粉体を更に含有
することを特徴とする請求項10乃至13記載の現像装
置。 - 【請求項15】 該非導電性粉体は、非導電性無機粉体
又は非導電性有機粉体であることを特徴とする請求項1
4記載の現像装置。 - 【請求項16】 該電着塗装は、アニオン型電着塗料又
はカチオン型電着塗料を用いることを特徴とする請求項
10乃至15記載の現像装置。 - 【請求項17】 該被覆層は、0.1μm〜10μmの
中心平均粗さ(Ra)及び0.5〜30μmの十点平均
粗さ(Rz)を有することを特徴とする請求項10乃至
16記載の現像装置。 - 【請求項18】 該被覆層は、3μm〜100μmの膜
厚を有することを特徴とする請求項10乃至17記載の
現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30374794A JP3262467B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 現像スリーブ及び現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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