JP3261519B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3261519B2
JP3261519B2 JP14898696A JP14898696A JP3261519B2 JP 3261519 B2 JP3261519 B2 JP 3261519B2 JP 14898696 A JP14898696 A JP 14898696A JP 14898696 A JP14898696 A JP 14898696A JP 3261519 B2 JP3261519 B2 JP 3261519B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、特に、低消費電力用のTFTアクティブマトリクス
液晶ディスプレイとして用いるに好適な液晶表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置としては、例えば、
特開平2−153687号公報、特開平6−14292
号公報、小林俊介著「カラー液晶ディスプレイ」(産業
図書)に記載されているものなどが知られている。液晶
表示装置のうちTFT(Thin Film Tran
sistor)を用いたTFTアクティブマトリクス型
液晶表示装置においては、駆動方式として線順次走査方
式が採用されている。この線順次走査方式では、各走査
電極に、1フレーム時間ごとに一回走査パルスを印加す
るようになっている。一方、各信号電極には走査パルス
に同期して液晶駆動電圧を一斉に印加し、走査パルスが
印加される1行分の画素の液晶に対して液晶駆動電圧を
一斉に印加するようになっている。そして1フレーム時
間としては1/60秒程度がよく用いられ、このパルス
は通常パネルの上側から下側に向かって順次タイミング
をずらしながら各走査電極に印加される。このため画素
構成として、640×480ドットのカラーパネルで
は、1画素が3ドットから構成されるため、総ロット数
は1920×480ドットとなり、1フレーム内に48
0本の走査電極(ゲート配線)を走査するので、走査パ
ルスの時間幅は約35μsである。そして走査パルスに
同期して液晶駆動電圧が印加された選択画素では、走査
電極に接続されたTFTのゲート電極の電圧が高くな
り、TFTがオン状態になる。このとき、液晶駆動電圧
は、TFTのソース・ドレイン間を経由して表示電極に
印加される。これにより、表示電極と対向電極との間に
形成される液晶容量と、画素に配置された負荷容量とを
合わせた画素容量が充電される。この動作を繰り返すこ
とにより、パネル全面の画素容量には、フレーム時間ご
とに繰り返し液晶駆動電圧が印加される。
【0003】また液晶駆動するためには交流電圧が必要
であるため、フレーム時間ごとに極性を反転した電圧を
信号電極に印加することが行なわれている。したがっ
て、通常60ヘルツのフレーム周波数に対し、液晶駆動
周波数はこの1/2の周波数である30ヘルツとなり、
フリッカと呼ばれるちらつきが見え、表示を見ずらくさ
せている。そこで、上下、左右に隣合う画素ごとに液晶
駆動電圧の極性を交互に反転させる駆動方式が採用採用
されており、この駆動方式を用いることで、フリッカが
目立たない良好な表示を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、走査電
極や信号電極の配線(走査電極線、信号電極線)の交差
部における容量と、配線と対向基板上全面に形成された
対向電極との間の液晶の容量を1フレーム時間ごとに走
査パルスによって充放電を毎回繰り返しているため、多
くの電力が消費される。
【0005】そこで、本願出願人は、特願平8−629
96号により、消費電力を低減するようにした液晶表示
装置を提案している。この液晶表示装置は、走査電極か
らの信号と信号電極からの表示データを基に表示データ
を取り込み、この表示データを保持する表示データ保持
回路を備えている。この装置によれば、表示データ保持
回路により表示データとして“1”、“0”の2値を保
持するようにしているため、表示データの内容に変更が
ないときには1フレームごとに走査パルスを印加する必
要がなくなり、電力の消費を低減することができる。
【0006】しかしながら、上述した液晶表示装置で
は、動画(動画像)を表示することについては十分に配
慮されておらず、静止画と動画を表示するときには、動
画に合った表示の書き替えができない。すなわち、上述
した装置の駆動方式を動画に適用した場合、1画素ごと
にしか書き替えができないので、例えば、10×10画
素に動画像を表示させた場合、100回書き替える処理
を1フレーム時間内に行なわなければならない。このよ
うな処理を行なうと、動画を表示させる領域が広くなる
と、動画の書き替えに時間がかかり、表示画全体に動画
を表示させるときには、動画に見合った表示の書き替え
が困難となり、スムーズな動画の表示が困難となる。
【0007】本発明の目的は、消費電力を抑えながら良
好な静止画像と動画像を表示することができる液晶表示
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、相対向して配置されて少なくとも一方が
透明な一対の基板間に液晶層を挿入し、前記一対の基板
の一方の基板に複数の走査電極線を分散して配置すると
ともに前記複数の走査電極にマトリクス状に交差する複
数の信号電極線を分散して配置し、前記一方の基板のう
ち前記複数の走査電極線と前記複数の信号電極線とによ
りそれぞれ囲まれた複数の表示領域にそれぞれ表示電極
に配置するとともに、液晶層を間にして各表示電極にそ
れぞれ相対向させて対向電極を配置し、前記複数の表示
領域に、各表示電極に接続された静止画像用スイッチン
グ素子と動画像用スイッチング素子を配置するととも
に、前記各信号電極線と前記各走査電極線からの信号お
よび静止画像データを基に前記各静止画像用スイッチン
グ素子を制御する静止画像用制御回路を配置し、さら
に、前記複数の表示領域に、前記各信号電極線と前記各
走査電極線からの信号および動画像データを基に前記各
動画像用スイッチング素子を制御する動画像用制御回路
を配置し、静止画像表示時に、静止画像表示領域に属す
る静止画像用制御回路に対して信号電極線と走査電極線
からの信号および静止画像データを与えて静止画像用ス
イッチング素子をオン状態にさせるとともに静止画像デ
ータを保持させ、動画像表示時には、動画像表示領域に
属する動画像用制御回路に対してのみ信号電極線と走査
電極線からの信号および動画像データを与えて動画像用
スイッチング素子をオン状態にさせてなる液晶表示装置
を構成したものである。
【0009】前記液晶装置を構成するに際しては、静止
画像表示時の機能として、静止画像表示領域に属する静
止画像用制御回路のうち静止画像データを保持した静止
画像用制御回路に対しては、静止画像データが保持され
ている間信号電極線と走査電極線からの信号および静止
画像データの供給を停止する機能を付加することができ
る。
【0010】また、本発明は、相対向して配置されて少
なくとも一方が透明な一対の基板と、前記一対の基板間
に挟持された液晶層と、前記一対の基板の一方の基板に
分散して配置された複数の走査電極線と、前記複数の走
査電極線と同じ基板に分散して配置されて前記複数の走
査電極にマトリクス状に交差する複数の信号電極線と、
前記一方の基板のうち前記複数の走査電極線と前記複数
の信号電極線とによりそれぞれ囲まれた複数の表示領域
にそれぞれ配置された複数の表示電極と、前記複数の表
示電極に前記液晶層を間にして相対向して配置された複
数の対向電極と、前記複数の信号電極線に対応して配置
されて前記複数の表示領域まで画像データを導く複数の
画像データ電極線と、前記複数の表示電極にそれぞれ接
続された複数の静止画像用スイッチング素子と、前記複
数の表示電極にそれぞれ接続された複数の動画像用スイ
ッチング素子と、前記複数の信号電極線および前記複数
の走査電極線からの信号と前記複数の画像データ線から
の静止画像データとを受けこれらの状態が前記複数の静
止画像用スイッチング素子をオン状態にする条件を満た
したときに前記静止画像データを保持するとともに前記
複数の静止画像用スイッチング素子をそれぞれオン状態
に制御する複数の静止画像用制御回路と、前記複数の信
号電極線および前記複数の走査電極線からの信号と前記
複数の画像データ線からの動画像データとを受けこれら
の状態が前記複数の動画像用スイッチング素子をオン状
態にする条件を満たしたときに前記複数の動画像用スイ
ッチング素子をそれぞれオン状態に制御する複数の動画
像用制御回路と、静止画像表示時に静止画像データを選
択し動画像表示時には動画像データを選択し選択した画
像データを前記複数の画像データ電極線にそれぞれ出力
する複数の画像データ選択回路と、前記複数の表示領域
のうち動画像を表示すべき領域を指定する動画像表示領
域指定手段と、動画像表示領域指定手段の指定に従って
前記複数の画像データ選択回路のうち前記動画像表示領
域指定手段の指定による表示領域に対応した画像データ
選択回路にのみ動画像データを出力する動画像データ出
力手段と、静止画像表示時に前記複数の走査電極線のう
ち指定の走査電極線に対して順次走査パルスを出力する
静止画像用走査パルス出力手段と、動画像表示時に前記
複数の走査電極線のうち指定の走査電極線に対して順次
走査パルスを出力する動画像用走査パルス出力手段と、
前記静止画像用走査パルス出力手段の出力による走査パ
ルスに同期して前記複数の信号電極線に静止画像用液晶
駆動信号を出力する静止画像用液晶駆動信号出力手段
と、前記動画像用走査パルス出力手段の出力による走査
パルスに同期して前記複数の信号電極線のうち指定の信
号電極線に動画像用液晶駆動信号を出力する動画像用液
晶駆動信号出力手段とを備えた液晶表示装置を構成した
ものである。
【0011】上記液晶表示装置を構成するに際しては、
以下の要素を付加することができる。 (1)動画像用
制御回路は静止画像用制御回路に接続され、動画像表示
時に、静止画像用制御回路によって保持された静止画像
データを放電してなる。
【0012】(2)静止画像用制御回路は、表示電極を
負荷とする静止画像用スイッチング素子の入力電極間に
挿入されたコンデンサと、静止画像用スイッチング素子
と直列に接続された一対の薄膜トランジスタとを有し、
一方の薄膜トランジスタのゲートが信号電極線に接続さ
れ、他方の薄膜トランジスタのゲートが走査電極線に接
続され、ドレインに静止画像データが入力されてなる。
【0013】(3)動画像用制御回路は、表示電極を負
荷とする静止画像用スイッチング素子の入力電極間に挿
入された放電用薄膜トランジスタと、表示電極を負荷と
する動画像用スイッチング素子と直列に接続された画像
データ入力用薄膜トランジスタとを有し、放電用薄膜ト
ランジスタのゲートが動画像用スイッチング素子のゲー
トとともに信号電極線に接続され、画像データ入力用薄
膜トランジスタのゲートが走査電極線に接続され、ドレ
インに動画像データが入力されてなる。
【0014】(4)動画像用液晶駆動信号出力手段は、
指定の走査電極線のうち一の走査電極線に走査パルスが
出力されたときに、この走査パルスに応答して、指定の
信号電極線に指定の信号電極線の数に応じた動画像デー
タを順次出力してなる。
【0015】前記した手段によれば、静止画像の表示時
には、静止画像用制御回路により静止画像データを保持
させるようにしているため、静止画像データに変更がな
いときには、走査信号を1フレームごとに走査電極線に
印加する必要がなく、走査電極線と信号電極線との交差
部の容量と、走査電極線、信号電極線および共通電極線
と表示電極間の静電容量である液晶容量を充放電する走
査を低減することができ、電力の消費を低減することが
可能となる。また動画像表示時には、表示領域のうち指
定の表示領域にのみ動画像を表示するようにしているた
め、電力の消費を低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施の形態を示す液晶
表示装置の全体構成図である。図1において、液晶表示
装置はTFTアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
として640×480ドットのカラーパネル10を備え
ている。なお、本実施の形態では、カラーパネル10と
その周辺回路についてのみ示し、光学系などカラーパネ
ルの具体的構造については省略してある。カラーパネル
10は少なくとも一方が透明な一対の基板(図示省略)
を備え、各基板が液晶層(図示省略)を間にして相対向
して配置されている。そして一方の基板には複数の走査
電極線(Y方向電極線)Y1〜Ynが分散して配置され
ているとともに、走査電極線Y1〜Ynにマトリクス状
に交差する信号電極線(X方向電極線)X1〜Xnが分
散して配置されている。そしてカラーパネル10の表面
には、480本の走査電極線Y1〜Ynと640本の信
号電極線X1〜Xnで囲まれた複数の表示領域A11〜
Annが形成されている。各表示領域には、画素部とし
て表示電極、対向電極、静止画像用スイッチング素子、
動画像スイッチング素子、静止画像用制御回路、動画像
用制御回路が設けられているとともに、各表示領域近傍
には共通電極線COM1〜COMnが走査電極線と平行
に配置され、画像データ電極線D1〜Dnが信号電極線
と平行に配置されている。なお、各電極線はそれぞれ互
いに絶縁された状態で配線されている。
【0018】カラーパネル10には、周辺回路として、
パネル表示制御回路12、Xデコーダ回路14、Yレジ
スタ回路16、Yデコーダ回路18、データ選択スイッ
チSW1〜SWn、動画像ラッチ回路20、動画像シフ
トレジスタ回路22、共通電極駆動回路24、対向電極
駆動回路26が設けられており、共通電極駆動回路24
が各共通電極線COM1〜COMnに接続され、対向電
極駆動回路26が各表示領域の対向電極に接続されてい
る。
【0019】パネル表示制御回路12は、表示指令を基
に周辺回路全体を制御する制御手段を構成するととも
に、表示領域のうち特定の表示領域を動画像表示領域に
指定する動画像表示領域指定手段を構成するようになっ
ている。Xデコーダ回路14は、パネル表示制御回路1
2からの信号を基に静止画像用液晶駆動信号または動画
像用液晶駆動信号を生成し、静止画像表示時には、走査
電極線に印加される走査パルスに同期して各信号電極線
X1〜Xnに静止画像用液晶駆動信号を出力する静止画
像用液晶駆動信号出力手段を構成し、動画像表示時に
は、走査電極線に印加される走査パルスに同期して指定
の信号電極線Xiに動画像用液晶駆動信号を出力する動
画像用液晶駆動信号出力手段として構成されている。
【0020】Yシフトレジスタ回路16は、Yデコーダ
回路18、画素選択用2入力AND論理回路AND1〜
ANDnとともに、パネル表示制御回路12からの信号
を基に、指定の走査電極線に対して順次走査パルスを出
力する静止画像用走査パルス出力手段と動画像用走査パ
ルス出力手段を構成するようになっている。
【0021】具体的には、Yシフトレジスタ回路16
は、図2に示すように、シフトレジスタ回路YR1〜Y
Rm、2入力OR回路YO2〜YOmを備えて構成され
ており、クロック電極線Yclk、スタートパルス電極
線yc1〜ycm、リセット電極線RS1を介してパネ
ル表示制御回路12に接続されているとともに、出力電
極線Yb1〜Ybmを介して論理回路AND1〜AND
mに接続されている。パネル表示回路12は、1フレー
ムごとに480個のクロックパルスをクロック電極線Y
clkに出力するとともに、走査開始番号電極線30に
入力された信号に従って、走査開始位置に相当するスタ
ートパルス電極線を選択し、選択したスタートパルス電
極線にスタートパルスを出力し、走査本数電極線32に
入力される信号で指定された数に対応したシフトレジス
タ回路がセットされたときに、リセット電極線RS1に
リセット信号を出力するようになっている。すなわちY
シフトレジスタ回路16は、パネル表示制御回路12に
よって指定されたスタートパルス電極線yciからのス
タートパルスをクロックパルスに同期してセットし、セ
ットしたパルスを走査パルスとして出力電極線Ybiに
出力するとともに、次段のOR回路YOiに出力し、指
定の走査本数に対応した走査パルスを出力電極線Ybi
に順次出力するようになっている。またYデコーダ回路
18はアドレス電極線34を介してパネル表示制御回路
12に接続されており、パネル表示制御回路12からの
アドレス信号に応答してアドレス信号線Ya1〜Yam
にYアドレスデータを出力するようになっている。論理
回路AND1〜ANDはYシフトレジスタ回路16から
の走査パルスとYデコーダ回路18からのYアドレスデ
ータとの論理積に従った走査パルスを走査電極線Y1〜
Ymに出力するようになっている。この場合、全ての走
査電極線が指定されたときには全ての走査電極線に走査
パルスが印加され、走査開始電極線30、走査本数電極
線32からの信号によって指定の走査電極線のみが指定
されたときには指定の走査電極線にのみ走査パルスが印
加されることになる。
【0022】動画像ラッチ回路20、動画像シフトレジ
スタ回路22は、パネル表示制御回路12からの信号を
基に指定の表示領域にのみ動画像データを出力する動画
像データ出力手段として構成されている。具体的には、
図3に示すように、動画像ラッチ回路20は640個の
ラッチ回路DL1〜DLnを備えて構成されており、動
画像シフトレジスタ回路22は、シフトレジスタ回路D
R1〜DRn、2入力OR回路DO2〜DOnを備えて
構成されている。そして動画像シフトレジスタ回路22
はクロック電極線Xclk、スタートパルス電極線da
1〜dan、リセット電極線RS2を介してパネル表示
制御回路12に接続されている。パネル表示制御回路1
2は、クロック電極線Xclkに順次クロックパルスを
出力するようになっている。このクロックパルスは、走
査電極線に走査パルスが印加されたときに、640個分
の動画像データを順次出力するタイミングで出力され
る。
【0023】またパネル表示制御回路12は、走査開始
番号電極線42からの信号で指定された走査開始番号に
相当するスタートパルス電極線にスタートパルスを出力
し、走査本数電極線44に入力された信号で指定された
数のシフトレジスタ回路がセットされたときにリセット
電極線RS2にリセットパルスを出力するようになって
いる。すなわち動画像シフトレジスタ回路22は、スタ
ートパルス電極線da1〜danのうち走査開始番号に
相当するスタートパルス電極線に入力されたスタートパ
ルスを走査パルスとして出力電極線dbiに出力すると
もに、このパルスを次段のOR回路DOiに出力するよ
うになっている。このため動画像シフトレジスタ回路2
2からは、指定の動画像表示領域に対応したシフトレジ
スタ回路DRiからのみ走査パルスが出力されることに
なる。動画像ラッチ回路20は動画アナログ信号線46
を介してパネル表示制御回路12に接続されており、動
画アナログ信号線46から入力される動画像データを出
力電極線dbiからのパルスに応答してラッチし、ラッ
チした動画像データを動画像電極線Db1〜Dbnに出
力するようになっている。すなわち動画像ラッチ回路2
0からは、動画像電極線Db1〜Dbnのうち動画像表
示領域に対応した動画像電極線にのみ動画像データが出
力されることになる。そして動画像データはデータ選択
スイッチSW1〜SWnを介して画像データ電極線D1
〜Dnに出力される。
【0024】データ選択スイッチSW1〜SWnは静止
画像表示時に静止画像データを選択し、動画像表示時に
は動画像データを選択し、選択したいずれかの画像デー
タを画像データ電極線D1〜Dnに出力する画像データ
選択回路として構成されている。
【0025】具体的には、図4に示すように、各データ
選択スイッチSW1〜SWnはp型のTFTで構成され
たトランジスタP1〜Pn、n型TFTで構成されたト
ランジスタN1〜Nnを備えて構成されており、各トラ
ンジスタのゲートが選択信号電極線C1〜Cmを介して
パネル制御回路12に接続され、ソースが画像データ電
極線D1〜Dnに接続されている。さらにトランジスタ
P1〜Pnのドレインが動画像ラッチ回路20に接続さ
れ、トランジスタN1〜Nのドレインが静止画像電極線
48に接続されている。そして静止画像表示時に、選択
信号電極線Ciのレベルが“H”となったときにはトラ
ンジスタN1〜Nnがオンとなり、静止画像電極線48
からの静止画像データを画像データ電極線D1〜Dnに
出力するようになっている。一方、動画像表示時には、
選択信号電極線Ciのレベルが“L”となってトランジ
スタP1〜Pnがオンとなり、動画像ラッチ回路20か
らの動画像データを画像データ電極線D1〜Dnに出力
するようになっている。
【0026】一方、各表示領域A11〜Annには、図
5に示すように、n型のTFTで構成されたトランジス
タ50、52、54、p型のTFTで構成されたトラン
ジスタ56、58、表示データ保持用コンデンサ60、
表示電極62、対向電極64が設けられている。表示電
極62は透明電極として、液晶層を間にして対向電極6
4と相対向して配置されている。そして対向電極64に
は交流電圧Vcntが印加されるようになっており、表
示電極62はトランジスタ54に接続されている。トラ
ンジスタ54は静止画像用スイッチング素子として、ソ
ースが表示電極62に接続され、ドレインが共通電極線
COMiに接続され、ゲートがトランジスタ52のソー
スに接続されているとともにコンデンサ60を介して共
通電極瀬COMiに接続されている。トランジスタ52
はトランジスタ50と直列に接続され、ゲートが信号電
極線Xiに接続され、ドレインがトランジスタ50のソ
ースとトランジスタ56のドレインに接続されている。
トランジスタ50はゲートが走査電極線Yiに接続さ
れ、ドレインが画像データ電極線Diに接続されてい
る。そしてトランジスタ50、52、コンデンサ60は
トランジスタ54のオン状態を制御する静止画像用制御
回路として構成されている。
【0027】一方、トランジスタ56は動画像用スイッ
チング素子として、ソースが表示電極62に接続され、
ドレインがトランジスタ50のソースに接続され、ゲー
トが信号電極線Xiとトランジスタ58のゲートに接続
されている。トランジスタ58はドレインがトランジス
タ54のゲートに接続され、ソースが共通電極線COM
iに接続されている。そしてトランジスタ50〜54
は、図6に示すように、ゲートに印加される電圧のレベ
ルが“H”のときにオン状態となり、それ以外のときに
はオフ状態に維持されている。トランジスタ56、58
は、図6に示すように、ゲートに印加される電圧のレベ
ルが“−H”のときにのみオン状態となり、それ以外の
ときにはオフ状態に維持されている。またトランジスタ
58はトランジスタ50、52とともに動画像用制御回
路として構成されている。
【0028】次に、各表示領域で静止画像を表示すると
きの駆動状態を図7のタイミングチャートに従って説明
する。なお、Vdispは表示電極62の電位を示し、
Vlcdは表示電極62と対向電極64との間の液晶に
印加される電圧を示す。
【0029】図7において、まず、静止画像表示時に、
データ選択スイッチSWiによって静止画像データが選
択され、画像データ電極線Diの電位が“H”であると
きに、信号電極線i、走査電極線Yiのレベルがともに
“H” となると、トランジスタ50、52がともにオ
ンとなり、画像データ電極線Diからの静止画像データ
に従ってトランジスタ54がオンとなる。このときトラ
ンジスタ54のゲートの電位Vmemは“H”となり、
静止画像データがコンデンサ60に充電される。さら
に、トランジスタ54の導通(オン状態)に伴なって、
表示電極62の電位Vdispは共通電極線の電位Vc
omと同電位となる。一方、対向電極64には交流電圧
Vcntが印加されているので、液晶にはVdispと
Vcntとの差の電圧Vlcdが印加され、液晶が点灯
することがある。そしてこのような画素選択動作によっ
て液晶(画素)が点灯すると、1度点灯した液晶は、画
像データがコンデンサ60によって長時間保持されてい
るため、長時間点灯し続けることになる。この保持時間
はトランジスタ54のリーク電流値とコンデンサ60の
容量によって決定されるが、通常、トランジスタのリー
ク電流値が非常に小さく、フレーム時間の代表値である
16.7msよりも十分長い。
【0030】そして、1度点灯した液晶は、一定時間点
灯状態を保持し続けるため、液晶の状態を変更する必要
のないときには、1フレームごと(16.7ms)に同
じ画像データによる電圧を印加する必要がなくなる。こ
のため静止画像表示時には、各電極線の配線に伴う配線
交差部の容量と、配線と対向電極64との間の液晶とで
形成される容量に対して1フレームごとに充放電を行な
う必要がないので、消費電力を低減することができる。
【0031】一方、画素選択動作時に、トランジスタ5
0、52が導通状態で、画像データのレベルが“L”と
なったときには、トランジスタ54のゲートのゲインV
memが“L”となり、コンデンサ60に充電されてい
た電荷が放電し、トランジスタ54が非導通状態とな
る。このときVdispはVcntと同電位となるた
め、液晶には電圧が印加されなくなり、液晶は非点灯状
態となる。
【0032】このように、静止画像表示時に、信号電極
線Xiと走査電極線Yiがともに“H”となって画素選
択動作が実行されたときに、画像データ電極線Diに
“H”の静止画像データが入力したときには液晶が点灯
し、“L”の画像データが入力したときには液晶が消灯
することになる。この場合、1度点灯(表示)した液晶
(画素)は長時間点灯し続けるので、静止画像を表示す
るための画素選択動作の間隔は周期的でなくてよく、書
き替えが必要なときにのみ書き替えればよいことにな
る。このため静止画像の表示時に、配線交差部に形成さ
れる容量や配線と液晶間に形成される容量を1フレーム
ごとに毎回充放電しなくてすみ、消費電力を低減するこ
とができる。
【0033】次に、各表示領域に動画像を表示するとき
の駆動状態を図8のタイミングチャートに従って説明す
る。
【0034】まず動画像表示時における画素選択動作と
して、信号電極線Xiの電圧のレベルが“−H”に、走
査電極線Yiの電圧のレベルが“H”になったときに、
データ選択スイッチSWiの選択動作により画像データ
電極線Diに動画像データとして“sig n”が入力
されると、トランジスタ50、56、58がオン状態と
なり、動画像データが表示電極62に印加される。この
ときトランジスタ52は非導通状態にあるので、Vme
mのレベルは“L”となり、トランジスタ54は非導通
状態となる。またコンデンサ60に充電されていた静止
画像などの画像データはトランジスタ58の導通によっ
て放電される。そして液晶に印加される電圧Vlcdは
VcntとVdispとの差の電圧“Vcnt−Vdi
sp”となり、この差の電圧に従って液晶が点灯し、動
画像が表示されることになる。この場合、動画像選択時
の間隔を1/60秒にすることで、ちらつきのない良好
な動画像を表示することができる。
【0035】次に、静止画像と動画像を混在して表示す
る場合には、図9に示すように、表示領域を静止画像領
域と動画像領域{(Xn1、……、Xnn)〜(Ym
1、……、Ymm)}に分けて表示することができる。
【0036】静止画像領域に静止画像を表示するときに
は、Yシフトレジスタ回路16の出力は“H”となり、
Yデコーダ回路18からは、パネル表示制御回路12か
ら入力されるアドレス信号が順次出力される。このため
論理回路ANDiからはアドレス信号に応じたYアドレ
スデータが出力される。Xデコーダ14からは、パネル
表示制御回路12から入力されるアドレス信号に従って
Xアドレスデータが順次出力される。またデータ選択ス
イッチSWiは静止画像電極線34からの静止画像デー
タを選択し、選択した静止画像データを画像データ電極
線Diに出力する。このため静止画像領域に指定された
信号電極線XiにはXアドレスデータが印加され、走査
電極線YiにはYアドレスデータが印加され、画像デー
タ電極線Diには静止画像データがYアドレスデータ、
Xアドレスデータと同期して印加される。
【0037】一方、動画像領域に動画像を表示するとき
には、Yシフトレジスタ回路16の指定の出力電極線
(動画像表示領域に対応した複数の出力電極線)から走
査パルスが出力され、Yデコーダ18の指定のアドレス
信号線(動画像表示領域に対応した複数のアドレス信号
線)から“H”の信号が出力される。そして論理回路A
NDiから指定の走査電極線(動画像表示領域に対応し
た複数の走査電極線)Yiに走査パルスが出力される。
またXデコーダ回路14からは“−H”の信号が指定の
信号電極線(動画像表示領域に対応した複数の信号電極
線)Xiに出力される。そしてデータ選択スイッチSW
iは動画像ラッチ回路20の指定の動画像電極線(動画
像表示領域に対応した複数の動画像電極線)からの動画
像データを選択し、選択した動画像データを画像データ
電極線Diに出力する。そして動画像表示領域に対応し
た各信号電極線Xiには“−H”の信号が印加され、走
査電極線Yiには走査パルスが印加され、画像データ電
極線Diには動画像データが走査パルスと同期して印加
される。以上の関係をまとめると次の表1のようにな
る。
【0038】
【表1】
【0039】また、静止画像領域において、画像データ
に関する点灯、消去、保持を実行する場合や、動画像領
域において、画像データに関する点灯、保持を実行する
場合には、各電極線の電位の関係は次の表2で表わされ
る。
【0040】
【表2】
【0041】静止画像領域において、静止画像を表示
(点灯)させる場合、走査電極線Yi、信号電極線X
i、画像データ電極線Diにそれぞれ“H”、“H”、
“H”を印加させることにより、表示電極62の電位が
共通電極線の電位“Vcom”と同電位となって液晶が
点灯することになる。一方、点灯した静止画像を消去さ
せる場合は、走査電極線Yiに“H”、信号電極線Xi
に“H”を印加し、画像データ電極線Diに“L”のデ
ータを印加することで、表示電極62の電位が“Vcn
t”と同電位となって画像が消去されることになる。ま
た1度点灯した静止画像を保持させるときには、走査電
極線Yi、信号電極線Xiのいずれかを“L”とすれば
よく、このときには画像データ電極線Diに“L”また
は“H”の信号が印加されても、表示電極62の状態は
変化しない。また信号電極線Xiに“−H”が印加され
る場合においても表示電極62の状態は変化しない。
【0042】一方、動画像領域に動画像を表示(点灯)
させる場合には、走査電極線Yi、信号電極線Xi、画
像データ電極線Diにそれぞれ“H”、“−H”、“s
ign”を印加させることで、表示電極62に動画像デ
ータ“sig n”が印加され、液晶の点灯によって動
画像が表示される。表示された動画像を保持させる場合
には、走査電極線Yi、信号電極線Xiのいずれか一方
の信号のレベルが“L”であればよく、このとき画像デ
ータ電極線Diにどんな信号が印加されても表示電極6
2の状態は変化しない。
【0043】次に、図9に示すように、静止画像表示領
域と動画像表示領域とを混在させた状態で、動画像と静
止画像を表示するときの動作を図10のタイミングチャ
ートに従って説明する。なお、1フレームの時間は1/
60秒で約16.7msとしてある。また動画像表示領
域に相当する電極線のうち走査電極線はYm1〜Ym
m、信号電極線はXn1〜Xnn、画像データ電極線は
Dn1〜Dnnに設定されており、静止画像表示領域と
動画像表示領域はそれぞれパネル表示制御回路12から
の指令に従って設定される。また静止画像を表示させる
ための時間や静止画像を選択するための時間と、動画像
を表示させるための時間や動画像を選択するための時間
とを分けて駆動することとしている。
【0044】まず1フレームの画像を表示するための処
理が開始されたときには、静止画像を表示するための指
令がパネル表示制御回路12から出力され、静止画像表
示領域に属する走査電極線Yi、信号電極線Xi、画像
データ電極線Diには順次表1で示されたデータや信号
が印加される。そして静止画像データに従って静止画像
表示領域に属する液晶の点灯および消去、保持などが行
なわれることになる。すなわち静止画像表示領域におけ
る液晶は表2に示すような駆動状態で点灯、消去、保持
され、画像データに従った静止画像が表示されることに
なる。
【0045】走査電極に対する選択走査が実行される過
程で、動画像表示領域に動画像を表示させるタイミング
になると、動画像表示領域に属する走査電極線Yi、信
号電極線Xi、画像データ電極線Diには表1、表2に
示すような信号や動画像データが印加され、動画像表示
領域に順次動画像が表示される。この動画像表示時間は
1フレームに1回存在し、この時間に属する動画像の処
理は各フレームごとに繰り返される。
【0046】また静止画像を表示するときには、一旦表
示した表示領域に属する液晶に対しては書き替えが必要
となるときまで選択動作は実行されず、書き替えが必要
になるまで書き込まれた状態が保持される。
【0047】このように、本実施の形態によれば、表示
領域に静止画像と動画像を混在させて表示させる場合で
も、静止画像領域に静止画像を表示するときには、一旦
表示した静止画像に関する画素選択動作を、書き替えが
必要になるまで実行しないため、配線の交差部に形成さ
れる容量と、配線と対向電極64との間の液晶で形成さ
れる容量に対して1フレームごとに充放電を行なう必要
がなく、消費電力を低減することができる。
【0048】また、動画像を表示するときでも、すべて
の領域に動画像を表示することなく、特定の領域にのみ
動画像を表示するため、消費電力を低減することができ
る。さらに1本の走査電極線Yiが選択された期間内
に、この走査電極線Yiと交差する信号電極線のうち動
画像表示領域に属するすべての信号電極線Xiに動画像
データを順次印加する走査を行なっているため、動画像
を良好に表示することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静止画像を表示するときには、表示した静止画像の状態
を書き替えが必要となるまで保持させるようにし、動画
像を表示するときには指定の領域にのみ動画像を表示す
るようにしたため、走査電極線、信号電極線、画像デー
タ電極線を含む各種配線間の容量と、配線と対向電極の
間の液晶によって形成される容量に対して1フレームご
とに充放電を行なう必要がなくなり、消費電力を低減す
ることができるとともに、静止画像と動画像を良好な状
態で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す液晶表示装置の全
体構成図である。
【図2】Yシフトレジスタ回路の概略構成図である。
【図3】動画像信号回路の概略構成図である。
【図4】画像データ選択スイッチの概略構成図である。
【図5】表示領域の概略構成図である。
【図6】TFTのVgs−Ids特性図である。
【図7】静止画像の書き込み状態を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図8】動画像の書き込み状態を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図9】表示領域に動画像と静止画像を表示するときの
領域の設定状態を示す図である。
【図10】静止画像と動画像を混在させて表示するとき
の作用を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 カラーパネル 12 パネル表示制御回路 14 Xデコーダ回路 16 Yシフトレジスタ回路 18 Xデコーダ回路 20 動画像ラッチ回路 22 動画像シフトレジスタ回路 24 共通電極駆動回路 26 対向電極駆動回路 Xi 信号電極線 Yi 走査電極線 Di 画像データ電極線 SWi データ選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/66

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向して配置されて少なくとも一方が
    透明な一対の基板間に液晶層を挿入し、前記一対の基板
    の一方の基板に複数の走査電極線を分散して配置すると
    ともに前記複数の走査電極にマトリクス状に交差する複
    数の信号電極線を分散して配置し、前記一方の基板のう
    ち前記複数の走査電極線と前記複数の信号電極線とによ
    りそれぞれ囲まれた複数の表示領域にそれぞれ表示電極
    に配置するとともに、液晶層を間にして各表示電極にそ
    れぞれ相対向させて対向電極を配置し、前記複数の表示
    領域に、各表示電極に接続された静止画像用スイッチン
    グ素子と動画像用スイッチング素子を配置するととも
    に、前記各信号電極線と前記各走査電極線からの信号お
    よび静止画像データを基に前記各静止画像用スイッチン
    グ素子を制御する静止画像用制御回路を配置し、さら
    に、前記複数の表示領域に、前記各信号電極線と前記各
    走査電極線からの信号および動画像データを基に前記各
    動画像用スイッチング素子を制御する動画像用制御回路
    を配置し、静止画像表示時に、静止画像表示領域に属す
    る静止画像用制御回路に対して信号電極線と走査電極線
    からの信号および静止画像データを与えて静止画像用ス
    イッチング素子をオン状態にさせるとともに静止画像デ
    ータを保持させ、動画像表示時には、動画像表示領域に
    属する動画像用制御回路に対してのみ信号電極線と走査
    電極線からの信号および動画像データを与えて動画像用
    スイッチング素子をオン状態にさせてなる液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 相対向して配置されて少なくとも一方が
    透明な一対の基板間に液晶層を挿入し、前記一対の基板
    の一方の基板に複数の走査電極線を分散して配置すると
    ともに前記複数の走査電極にマトリクス状に交差する複
    数の信号電極線を分散して配置し、前記一方の基板のう
    ち前記複数の走査電極線と前記複数の信号電極線とによ
    りそれぞれ囲まれた複数の表示領域にそれぞれ表示電極
    に配置するとともに、液晶層を間にして各表示電極にそ
    れぞれ相対向させて対向電極を配置し、前記複数の表示
    領域に、各表示電極に接続された静止画像用スイッチン
    グ素子と動画像用スイッチング素子を配置するととも
    に、前記各信号電極線と前記各走査電極線からの信号お
    よび静止画像データを基に前記各静止画像用スイッチン
    グ素子を制御する静止画像用制御回路を配置し、さら
    に、前記複数の表示領域に、前記各信号電極線と前記各
    走査電極線からの信号および動画像データを基に前記各
    動画像用スイッチング素子を制御する動画像用制御回路
    を配置し、静止画像表示時に、静止画像表示領域に属す
    る静止画像用制御回路に対して信号電極線と走査電極線
    からの信号および静止画像データを与えて静止画像用ス
    イッチング素子をオン状態にさせるとともに静止画像デ
    ータを保持させ、静止画像表示領域に属する静止画像用
    制御回路のうち静止画像データを保持した静止画像要制
    御回路に対しては、静止画像データが保持されいる間信
    号電極線と走査電極線からの信号および静止画像データ
    の供給を停止し、動画像表示時には、動画像表示領域に
    属する動画像用制御回路に対してのみ信号電極線と走査
    電極線からの信号および動画像データを与えて動画像用
    スイッチング素子をオン状態にさせてなる液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 相対向して配置されて少なくとも一方が
    透明な一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液
    晶層と、前記一対の基板の一方の基板に分散して配置さ
    れた複数の走査電極線と、前記複数の走査電極線と同じ
    基板に分散して配置されて前記複数の走査電極にマトリ
    クス状に交差する複数の信号電極線と、前記一方の基板
    のうち前記複数の走査電極線と前記複数の信号電極線と
    によりそれぞれ囲まれた複数の表示領域にそれぞれ配置
    された複数の表示電極と、前記複数の表示電極に前記液
    晶層を間にして相対向して配置された複数の対向電極
    と、前記複数の信号電極線に対応して配置されて前記複
    数の表示領域まで画像データを導く複数の画像データ電
    極線と、前記複数の表示電極にそれぞれ接続された複数
    の静止画像用スイッチング素子と、前記複数の表示電極
    にそれぞれ接続された複数の動画像用スイッチング素子
    と、前記複数の信号電極線および前記複数の走査電極線
    からの信号と前記複数の画像データ線からの静止画像デ
    ータとを受けこれらの状態が前記複数の静止画像用スイ
    ッチング素子をオン状態にする条件を満たしたときに前
    記静止画像データを保持するとともに前記複数の静止画
    像用スイッチング素子をそれぞれオン状態に制御する複
    数の静止画像用制御回路と、前記複数の信号電極線およ
    び前記複数の走査電極線からの信号と前記複数の画像デ
    ータ線からの動画像データとを受けこれらの状態が前記
    複数の動画像用スイッチング素子をオン状態にする条件
    を満たしたときに前記複数の動画像用スイッチング素子
    をそれぞれオン状態に制御する複数の動画像用制御回路
    と、静止画像表示時に静止画像データを選択し動画像表
    示時には動画像データを選択し選択した画像データを前
    記複数の画像データ電極線にそれぞれ出力する複数の画
    像データ選択回路と、前記複数の表示領域のうち動画像
    を表示すべき領域を指定する動画像表示領域指定手段
    と、動画像表示領域指定手段の指定に従って前記複数の
    画像データ選択回路のうち前記動画像表示領域指定手段
    の指定による表示領域に対応した画像データ選択回路に
    のみ動画像データを出力する動画像データ出力手段と、
    静止画像表示時に前記複数の走査電極線のうち指定の走
    査電極線に対して順次走査パルスを出力する静止画像用
    走査パルス出力手段と、動画像表示時に前記複数の走査
    電極線のうち指定の走査電極線に対して順次走査パルス
    を出力する動画像用走査パルス出力手段と、前記静止画
    像用走査パルス出力手段の出力による走査パルスに同期
    して前記複数の信号電極線に静止画像用液晶駆動信号を
    出力する静止画像用液晶駆動信号出力手段と、前記動画
    像用走査パルス出力手段の出力による走査パルスに同期
    して前記複数の信号電極線のうち指定の信号電極線に動
    画像用液晶駆動信号を出力する動画像用液晶駆動信号出
    力手段とを備えた液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 動画像用制御回路は静止画像用制御回路
    に接続され、動画像表示時に、静止画像用制御回路によ
    って保持された静止画像データを放電してなる請求項
    1、2または3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 静止画像用制御回路は、表示電極を負荷
    とする静止画像用スイッチング素子の入力電極間に挿入
    されたコンデンサと、静止画像用スイッチング素子と直
    列に接続された一対の薄膜トランジスタとを有し、一方
    の薄膜トランジスタのゲートが信号電極線に接続され、
    他方の薄膜トランジスタのゲートが走査電極線に接続さ
    れ、ドレインに静止画像データが入力されてなる請求項
    1、2、3または4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 動画像用制御回路は、表示電極を負荷と
    する静止画像用スイッチング素子の入力電極間に挿入さ
    れた放電用薄膜トランジスタと、表示電極を負荷とする
    動画像用スイッチング素子と直列に接続された画像デー
    タ入力用薄膜トランジスタとを有し、放電用薄膜トラン
    ジスタのゲートが動画像用スイッチング素子のゲートと
    ともに信号電極線に接続され、画像データ入力用薄膜ト
    ランジスタのゲートが走査電極線に接続され、ドレイン
    に動画像データが入力されてなる請求項1、2、3、4
    または5記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 動画像用液晶駆動信号出力手段は、指定
    の走査電極線のうち一の走査電極線に走査パルスが出力
    されたときに、この走査パルスに応答して、指定の信号
    電極線に指定の信号電極線の数に応じた動画像データを
    順次出力してなる請求項3記載の液晶表示装置。
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