JP2014098863A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画素への多様なデータ信号の供給方法を用いることができ、これによってデータ信号の高速書き込みを実現する。
【解決手段】画素が1回選択される期間に、第1データ信号線駆動回路(3)はデータ信号として第1データ信号を出力し、第2データ信号線駆動回路(4)はデータ信号として第2データ信号を出力することで、第1データ信号の電位および第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう。
【選択図】図1
【解決手段】画素が1回選択される期間に、第1データ信号線駆動回路(3)はデータ信号として第1データ信号を出力し、第2データ信号線駆動回路(4)はデータ信号として第2データ信号を出力することで、第1データ信号の電位および第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう。
【選択図】図1
Description
本発明は表示装置、及び表示装置の表示方法に関する。
液晶パネルの駆動方式として、アクティブマトリクス駆動方式がよく知られている。アクティブマトリクス駆動方式を用いた液晶表示装置は、画素電極を備えるアレイ基板と、アレイ基板に対向して設けられ、対向電極を備える対向基板とを有しており、アレイ基板と対向基板との間に液晶層を挟持した構造を有している。画素電極と対向電極とは、絵素容量を形成している。
そして、表示装置の外部から入力された映像信号に応じた電位を画素電極に供給することで、映像信号に応じた電荷が絵素容量に蓄積(充電)される。また、映像信号に応じて、画素電極と対向電極との間の電位差(電圧)を制御することで、液晶層には映像信号に応じた電圧が印加され、液晶層おける光の透過率を制御し、諧調表示を行うものである。
一般的なアクティブマトリクス駆動方式について、図10に基づいて説明する。図10は、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置101の一部の構成を示す等価回路図である。
アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置101は、表示部と各種駆動回路とを備えている。表示部には、互いに平行な方向に延びる多数のデータ信号線107と、データ信号線107に直交する方向に延びる多数の走査信号線108とが配されており、隣り合う2本のデータ信号線107と、隣り合う2本の走査信号線108とで囲われた領域に対応して画素110が規定されている。各画素110には、画素電極112が設けられている。
また、データ信号線107と走査信号線108との各交差部に対応して、TFT111が設けられている。TFT111のゲート電極Gは走査信号線108に接続され、ソース電極Sはデータ信号線107に接続され、ドレイン電極Dは画素電極112に接続されている。
各データ信号線107はデータ信号線駆動回路103に接続されており、各走査信号線108は走査信号線駆動回路(図示しない)に接続されている。
データ信号線駆動回路103は、表示装置の外部から入力された映像信号に応じて、データ信号を出力する。
走査信号線駆動回路は、上記映像信号に応じて、走査信号としてのゲートパルスを出力する。ゲートパルスは、走査信号線108を介して各画素110のTFT111のゲート電極Gに入力される。ゲート電極Gに入力されたゲートパルスの電位がHIGHのときに、TFT111はオン状態となる。
TFT111がオン状態の期間は、TFT111のソース電極Sとドレイン電極Dとが導通し、データ信号がデータ信号線107およびTFT111を介して画素電極112に供給される。これにより、各画素電極112に、映像信号に応じた電位を有するデータ信号が書き込まれ、絵素容量に所定の電荷が蓄積される。
アクティブマトリクス駆動方式の表示装置では、走査信号線駆動回路が、各走査信号線に供給されるゲートパルスの電位を順次HIGHとすることで、各画素110のTFT111を順次オン状態とし、データ信号線駆動回路103が各画素110の画素電極112に順次データ信号を書き込むことで、各画素電極と対向電極との間の電位差を制御する。
アクティブマトリクス駆動方式の表示装置として、特許文献1には、2つの走査信号線駆動回路GD1・GD2と、2つのデータ信号線駆動回路SD1・SD2と、を有する画像表示装置が記載されている。
図11は、特許文献1の画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、特許文献1の画像表示装置は、画素アレイARYと、データ信号線駆動回路SD1・SD2と、走査信号線駆動回路GD1およびGD2と、タイミング信号を供給するタイミング回路CTLと、映像信号を供給する映像信号処理回路VIDから成っている。データ信号線駆動回路SD1・SD2は、それぞれ画素アレイARYに対して反対側に配置されている。
特許文献1の画像表示装置は、複数個の駆動回路を備え、映像データの種類や動作環境に対応して、最適な表示モードや表示フォーマットに切り替えることにより、高表示品位と低消費電力とを両立させることができ、また、複数の駆動回路を同時に動作させることにより、複数の画像データを重ねて表示させることができるものである。
図12は、特許文献1の画像表示装置の表示例を示す説明図である。より詳しくは、フレームの途中で、動作させるデータ信号線駆動回路および走査信号線駆動回路の切り替えを行う場合の、データ信号線駆動回路および走査信号線駆動回路の動作状態と、表示される画像の様子を示す。図12において、斜線は、駆動回路が動作状態にあることを示す。
図12の(a)に示すように、データ信号線駆動回路SD1を動作させる一方、データ信号線駆動回路SD2の動作を停止することで、表示部の上部に画像を表示する。また、図12の(b)に示すように、データ信号線駆動回路SD2を動作させる一方、データ信号線駆動回路SD1の動作を停止することで、表示部の下部に画像を表示する。
このように、特許文献1の表示装置によれば、表示部を複数の領域に分割し、データ信号線駆動回路SD1により表示部における一部の領域の画像を制御し、データ信号線駆動回路SD2により表示部における他の一部の領域の画像を制御することができる。
近年、液晶パネルの大型化が進んでおり、これに伴い画素(または絵素)数も増加している。画素数が増加することによりデータ信号線および走査信号線(信号線)の本数も増加する。信号線の本数の増加による額縁面積の増大を抑制するために、信号線1本あたりの配線幅を縮小することが求められる。また、液晶パネルの大型化に伴い、信号線の配線長が増大している。
このように、信号線の配線幅を縮小させ、また、信号線の配線長を増大することで、信号線の配線抵抗が増大してしまう。
また、画素数が増加することにより、単位時間あたりに輝度を制御すべき画素の数が増加し、高速で画像を書き替えるために各画素へのデータ信号の供給を短時間で行う必要が生じる。言い換えると、各画素の画素電極へのデータ信号の書き込みを高速で行う必要が生じる。
図13は、従来の駆動方法により画素電極にデータ信号を書き込むときの、画素に供給されるデータ信号の電位と画素電極の電位との関係を示す図である。実線はデータ信号の電位であり、波線は画素電極の電位である。
図13の(a)に示すように、TFTがオン状態の期間内である書き込み可能期間が、データ信号を画素電極に書き込むのに十分な期間であれば、画素電極の電位をデータ信号の電位に設定することができる。
これに対して、図13の(b)に示すように、書き込み可能期間が、データ信号を画素電極に書き込むのに十分な期間でない場合、画素電極の電位をデータ信号電位の電位に設定することができず、正確な表示画像の制御をすることができない。
画素電極の電位が、データ信号が供給され始めてから、供給されたデータ信号の電位の63%の電位に設定されるまでに要する期間は、時定数τとして、以下の式で表される。
τ=RC
ここで、Rはデータ信号線駆動回路から画素電極までの回路内の抵抗であり、Cは画素電極と対向電極との間に形成される絵素容量である。
ここで、Rはデータ信号線駆動回路から画素電極までの回路内の抵抗であり、Cは画素電極と対向電極との間に形成される絵素容量である。
例えば、データ信号線駆動回路から画素電極までの抵抗を50kΩとし、画素電極と対向電極との間に形成される絵素容量を30pFとした場合、時定数は1.5μ秒である。
例えば、256階調の画像を正確に表示するためには、画素電極の電位を、少なくとも、供給されたデータ信号の電位の99.6%の電位に設定しなければならない。
画素電極の電位を、供給されたデータ信号の電位の99.6%の電位に設定するためには、8.28μ秒の書き込み期間を要する。
一方で、TFT111のゲート電極Gに入力されるゲートパルスの電位がHighの期間を書き込み可能期間とし、走査信号線駆動回路が全ての走査信号線を選択することで画像を1回書き替える期間である1フレーム期間を1/60秒(60Hz)とした場合、走査信号線が600本の場合には、書き込み可能期間は27.6μs(1/60/600)であり、走査信号線が2000本の場合には、書き込み可能期間は8.3μs(1/60/2000)である。また、1フレームを1/120秒(120Hz)とした場合、走査信号線が2000本の場合には、書き込み可能期間は4.1μs(1/120/2000)である。
そのため、例えば、1フレームを1/120秒とし、走査信号線を2000本とした表示装置において、256諧調の画像を表示する場合には、書き込み可能期間が不足し、正確な表示画像の制御をすることができない。
また、近年、動画表示のなめらかさの追求、高速動画の表示の要求もあり、1秒間の画面書き換え枚数が増大している(例えば、テレビジョン映像においては毎秒180フレーム)。
このため、信号線の本数増加と信号処理の高速化への要求はさらに高まっている。
特許文献1の画像表示装置は、データ信号線駆動回路SD1により表示部における一部の領域の画像を制御し、データ信号線駆動回路SD2により表示部における他の一部の領域の画像を制御するものであり、これにより、消費電力の低減を試みるものである。
しかしながら、特許文献1の画像表示装置は、単に表示部を複数の領域に分割して制御するものであって、データ信号の供給方法は、1つのデータ信号線駆動回路により駆動する従来の表示装置と同様である。そのため、データ信号の高速書き込みを実現するための多様な方法を採用することができない。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みなされたものであって、その目的は、画素への多様なデータ信号の供給方法を用いることができ、これによってデータ信号の高速書き込みを実現することができる表示装置および表示装置の駆動方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、マトリクス状に配された複数の画素と、同一列に配された上記画素に接続されたデータ信号線とを有する表示部と、外部から入力される映像信号に応じた電位を有するデータ信号を出力し、上記データ信号線を介して、上記画素に上記データ信号を供給するデータ信号線駆動回路と、を備えており、各行に配された上記画素を順次選択し、選択された上記各画素に供給されたデータ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう表示装置であって、上記データ信号線駆動回路として、第1データ信号線駆動回路と、第2データ信号線駆動回路とを備えており、上記データ信号線は、上記第1データ信号線駆動回路および上記第2データ信号線駆動回路のそれぞれに接続されており、上記画素が1回選択される期間に、上記第1データ信号線駆動回路は上記データ信号として第1データ信号を出力し、上記第2データ信号線駆動回路は上記データ信号として第2データ信号を出力することで、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なうことを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置の表示方法は、マトリクス状に配された複数の画素と、同一列に配された上記画素に接続されたデータ信号線とを有する表示部を備えており、外部から入力される映像信号に応じた電位を有するデータ信号を出力し、上記データ信号線を介して、上記画素に上記データ信号を供給するデータ信号線駆動回路と、を備えており、各行に配された上記画素を順次選択し、選択された上記各画素に供給されたデータ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう表示装置の表示方法であって、上記データ信号として第1データ信号および第2データ信号を、上記各画素に供給することで、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なうことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、画素への多様なデータ信号の供給方法を用いることができ、これによってデータ信号の高速書き込みを実現することができる表示装置および表示装置の駆動方法を提供することができる。
本発明の実施形態として以下に具体的に説明する。なお、本発明の表示装置として、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置を例に挙げて説明するが、本発明は、アクティブマトリクス駆動方式の有機EL表示装置、単純マトリクス駆動方式の液晶表示装置などの表示装置であっても適用することができる。
〔実施形態1〕
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜5に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜5に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。液晶表示装置1は、複数の画素を有する表示部2と、表示部2に表示する画像を制御するための第1データ信号線駆動回路3、第2データ信号線駆動回路4、および走査信号線駆動回路5と、外部から入力される映像信号に基づき、第1データ信号線駆動回路3、第2データ信号線駆動回路4、および走査信号線駆動回路5に供給するクロック信号などの信号を生成するタイミングコントローラー6とを有している。
図示はしないが、表示部2には、互いに交差する多数の走査信号線と多数のデータ信号線とが設けられており、互いに隣接する走査信号線と互いに隣接するデータ信号線とで包囲された部分に、画素が形成されている。これにより、表示部2には、多数の画素がマトリクス状に形成されている。
図2は、本実施形態の液晶表示装置の一部の構成を示す等価回路図である。
表示部2には、多数の画素10がマトリクス状に形成されている。各画素10には、画素電極12が設けられている。画素電極12に対向して対向電極13が設けられおり、画素電極12と対向電極13との間には、液晶層が設けられている。画素電極12と対向電極13との間には、絵素容量Cclが形成されている。
表示部2の背面には、光源としてバックライト(図示しない)が設けられており、バックライトは、光を表示面側に向けて出射する。
液晶表示装置1は、画素電極12と対向電極13との間の電位差を制御することで、液晶層に印加する電圧を制御する。これにより、液晶層における上記光の透過率を制御し、画像を表示するものである。
データ信号線7は、第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4に接続されている。またデータ信号線7と走査信号線8の交差部の近傍には、TFT11が形成されている。具体的には、走査信号線8は、TFT11のゲート電極Gに接続されている。データ信号線7は、分岐部7Pを有しており、分岐部7Pから分岐する分岐配線を介して、TFT11のソース電極Sに接続されている。また、TFT11のドレイン電極Dは、画素電極12に接続されている。
第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4は、クロック信号などのタイミング信号に同期して、入力された映像信号をサンプリングし、必要に応じて増幅して、各データ信号線7を介してデータ信号を画素電極12に書き込む働きをする。
走査信号線駆動回路5は、クロック信号等のタイミング信号に同期して、ゲートパルスを出力する。走査信号線8に入力するゲートパルスをHIGHとすることで走査信号線8を順次選択し、走査信号線8を介してTFT11のゲート電極Gにゲートパルスを入力し、TFT11をオン状態とする。これにより、第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4が出力したデータ信号の、画素電極12への供給を制御する。
<表示方法>
走査信号線駆動回路5は、各走査信号線8に供給するゲートパルスの電位を順次HIGHとすることで、同一行に配された画素10のTFT11を順次ON状態とする。
走査信号線駆動回路5は、各走査信号線8に供給するゲートパルスの電位を順次HIGHとすることで、同一行に配された画素10のTFT11を順次ON状態とする。
TFT11がオン状態にあるとき、データ信号線7およびTFT11を介して、データ信号が画素電極12に供給される。すなわち、画素電極12にデータ信号が書き込まれる。
ここで、本実施形態の液晶表示装置1においては、データ信号線7を介して、第1データ信号線駆動回路3と第2データ信号線駆動回路4とにより、画素電極12にデータ信号が書き込まれる。
画素電極12に書き込まれるデータ信号は、第1データ信号線駆動回路3が出力する第1データ信号と、第2データ信号線駆動回路4が出力する第2データ信号とに基づいた電位を有する。
具体的な駆動方法の例を、各実施例として以下に説明する。
(実施例1)
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図3に基づいて説明する。図3は、本実施例の駆動方法を説明するための等価回路図である。図3においては、各データ信号線駆動回路3・4が出力するデータ信号のパルスを図示している。
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図3に基づいて説明する。図3は、本実施例の駆動方法を説明するための等価回路図である。図3においては、各データ信号線駆動回路3・4が出力するデータ信号のパルスを図示している。
第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4は、外部から入力される映像信号に基づいて、それぞれ、第1データ信号および第2データ信号を生成し、出力する。
本実施例の駆動方法においては、TFT11が1回オン状態となるときの、第1データ信号線駆動回路3が出力する第1データ信号の電位と、第2データ信号線駆動回路4が出力する第2データ信号の電位が同じである。
このとき、画素電極12には、TFT11のソース電極Sおよびドレイン電極Dを介して、第1データ信号の電位と第2データ信号の電位とに基づいた電位を有するデータ信号が入力される。
図4は、従来の表示装置の駆動方法と、本実施形態の表示装置の駆動方法とを比較するためのタイミングチャートである。図4の(a)は、従来の表示装置の駆動方法を示すタイミングチャートであり、図4の(b)は、本実施形態の表示装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。
図4の(a)に示すように、従来の表示装置の駆動方法では、走査信号線駆動回路から出力されるゲートパルスによりTFTが1回オン状態となる期間に、1つのデータ信号線駆動回路によりデータ信号が画素電極に供給され、書き込まれる。
これに対して、本実施形態の表示装置の駆動方法では、図4の(b)に示すように、走査信号線駆動回路5から出力されるゲートパルスによりTFT11が1回オン状態となる期間に、第1および第2データ信号線駆動回路3・4から、第1および第2データ信号が出力される。すなわち、第1データ信号線駆動回路3と第2データ信号線駆動回路4とを同時に駆動する。そして、第1および第2データ信号に基づいたデータ信号が画素電極に供給され、書き込まれる。
画素電極にデータ信号を書き込むときの時定数は、回路の抵抗値(特に、データ信号線駆動回路から画素電極までの抵抗値)と、絵素容量との積で表される。
時定数を小さくするためには、回路の抵抗値が小さいことが好ましい。データ信号線7の長さは回路の抵抗値に影響を与えるため、データ信号線7の長さは短い方が好ましい。
本実施形態の液晶表示装置では、表示部2および画素10を挟むようにして設けられた第1データ信号線駆動回路3と第2データ信号線駆動回路4とにより、データ信号が各画素電極12に書き込まれる。
そのため、表示部において、第1データ信号線駆動回路3よりも第2データ信号線駆動回路4に近い位置にある画素10の画素電極12に対してデータ信号を書き込む場合は、時定数は、第1データ信号線駆動回路3から分岐部7Pまでのデータ信号線7の一部7Aの抵抗値よりも、第2データ信号線駆動回路4から分岐部7Pまでのデータ信号線7の一部7Bの抵抗値に影響される。
一方、表示部において、第2データ信号線駆動回路4よりも第1データ信号線駆動回路3に近い位置にある画素10の画素電極12に対してデータ信号を書き込む場合は、時定数は、第2データ信号線駆動回路4から分岐部7Pまでのデータ信号線7の一部7Bの抵抗値よりも、第1データ信号線駆動回路3から分岐部7Pまでのデータ信号線7の一部7Aの抵抗値に影響される。
1つのデータ信号線駆動回路により各画素の画素電極にデータ信号を書き込む場合は、表示部においてどの位置にある画素の画素電極に対しても、当該データ信号線駆動回路によりデータ信号が書き込まれる。そのため、例えば表示部の上方にデータ信号線駆動回路を配置した場合、データ信号線駆動回路から、表示部において下部に配された画素の画素電極までの距離は長くなり、データ信号線の抵抗値が大きくなる。その結果、時定数が大きくなり、書き込み時間が不足するおそれがある。
これに対し、本実施例の表示装置は、表示面を挟んで両側に、第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4が設けられており、第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4によって、各画素10の画素電極12にデータ信号を書き込む。
これにより、表示部2においてどの位置に配された画素10の画素電極12にデータ信号を書き込む場合であっても、データ信号線駆動回路から当該画素電極12までの距離を短くすることができる。そのため、時定数を小さくすることができ、十分な書き込み時間を確保することができる。
従来の表示装置の駆動方法では、高速書き込みが必要な場合に、書き込み時間が十分確保されない場合があるが、本実施形態の表示装置の駆動方法によれば、データ信号書き込みのためのデータ信号線の長さを実質的に短くすることができ、時定数を小さくすることができる。そのため、高速書き込みが必要な場合であっても、書き込み時間を十分確保することができる。
(実施例2)
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図5に基づいて説明する。図5は、本実施例の駆動方法を説明するための概略図である。図5においては、各データ信号線駆動回路が出力するデータ信号のパルスを図示している。
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図5に基づいて説明する。図5は、本実施例の駆動方法を説明するための概略図である。図5においては、各データ信号線駆動回路が出力するデータ信号のパルスを図示している。
本実施例の駆動方法は、TFT11が1回オン状態となるときの、第1データ信号線駆動回路3が出力する第1データ信号の電位と、第2データ信号線駆動回路4が出力する第2データ信号の電位が異なっている。
ここで、第1データ信号線駆動回路3から分岐部7Pまでのデータ信号線7の一部7Aにおける抵抗値をRAとし、第1データ信号の電位をVAとし、第2データ信号線駆動回路4から分岐部7Pまでのデータ信号線7の一部7Bにおける抵抗値をRBとし、第1データ信号の電位をVBとする。
この場合、TFT11のソース電極Sに入力されるデータ信号の電位Vは、
V=VA−(VA−VB)(RA/(RA+RB))
または、
V=VB−(VB−VA)(RB/(RA+RB))
として表される。
V=VA−(VA−VB)(RA/(RA+RB))
または、
V=VB−(VB−VA)(RB/(RA+RB))
として表される。
本実施例の好ましい駆動方法は、各画素10の画素電極12にデータ信号を書き込む場合において、第1データ信号線駆動回路3は、第1データ信号線駆動回路3から分岐部7Pまでの、データ信号線7の一部7Aの長さに基づいた電位を有する第1データ信号を出力する。
また、第2データ信号線駆動回路4は、第2データ信号線駆動回路4から分岐部7Pまでの、データ信号線7の一部7Bの長さに基づいた電位を有する第2データ信号を出力する。
これにより、各画素電極12にデータ信号を書き込む場合において、第1および第2データ信号線駆動回路3・4から分岐部7Pまでのデータ信号線の抵抗値を考慮して、適切な電位を有するデータ信号を出力することができる。
例えば、第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4は、外部から入力された映像信号に対応する電位に、各画素10の表示部2における位置に応じた係数を掛けた値の電位を有する第1および第2データ信号を出力するものとしてもよい。
これにより、各画素電極12に対応する画素10の、表示部2における位置にかかわらず、画素電極12にデータ信号を書き込むときの時定数を小さくすることができる。
(実施例3)
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図6〜7に基づいて説明する。
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図6〜7に基づいて説明する。
図6は、本実施例の駆動方法を説明するための概略図である。図6においては、各データ信号線駆動回路が出力するデータ信号のパルスを図示している。
図7は、画素電極にデータ信号を書き込むときの、データ信号の電位と画素電極の電位との関係を示す図である。図7の(a)は、本実施例の駆動方法を用いて画素電極にデータ信号を書き込むときの、データ信号の電位と画素電極の電位との関係を示す図であり、図7の(b)は、通常の駆動方法を用いて画素電極にデータ信号を書き込むときの、データ信号の電位と画素電極の電位との関係を示す図である。
図6に示すように、本実施例の駆動方法において、第1データ信号線駆動回路3および第2データ信号線駆動回路4は、いわゆるオーバーシュート(オーバードライブ)で駆動される。
具体的には、第1データ信号および第2データ信号のパルスの立ち上がり直後における電位を、画素電極12に書き込みを予定しているデータ信号の電位よりも大きくする。そして、第1データ信号および第2データ信号のパルスの立ち上がりのタイミングから時間が経過するとともに、第1データ信号および第2データ信号の電位を小さくする。
そして、最終的に、画素電極12に、書き込みを予定している電位のデータ信号を供給し、データ信号を書き込む。
これにより、図7の(a)に示すように、書き込み可能期間に、画素電極の電位をデータ信号の電位に設定することができる。
一方で、図7の(b)に示すように、従来の駆動方法を用いた場合、画素電極の電位をデータ信号の電位に設定するまでに長い時間を要する。さらに、図13の(b)に示すように、書き込み可能期間内に、画素電極の電位をデータ信号の電位に設定することができない場合もある。
なお、画素電極に供給されるデータ信号の電位をV0、画素電極にデータ信号が供給され始めた時刻からの経過時間をt、時定数をτとすると、画素電極の電位V(t)は、以下の式で表される。
V(t)=V0(1−EXP(−t/τ))
そのため、画素電極の電位は、図7に波線で示す曲線のように、供給されたデータ信号の電位に対して緩やかに追従する。
そのため、画素電極の電位は、図7に波線で示す曲線のように、供給されたデータ信号の電位に対して緩やかに追従する。
画素電極の電位が、供給されたデータ信号の電位に対して緩やかに追従するために、高速で画素を書き替える場合に、従来の駆動方法では、画素の輝度を正確に制御することができない場合がある。
そこで、本実施例の駆動方法のように、第1データ信号および第2データ信号のパルスの立ち上がり直後における電位を、画素電極12に書き込みを予定しているデータ信号の電位よりも大きくすることで、画素電極の電位を高速で立ち上げる(データ信号の電極に追従させる)ことができる。
これにより、高速で、画素電極12にデータ信号を書き込むことができ、画像を高速で書き替えることができる。
(実施例4)
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図8に基づいて説明する。
(実施例4)
本実施例の表示装置の駆動方法の例を、図8に基づいて説明する。
図8は、本実施例の表示装置の駆動方法を説明するための図であり、図8の(a)は、本実施例の駆動方法を示すタイミングチャートであり、図8の(b)は、本実施例の駆動方法により画素電極にデータ信号を書き込むときの、画素に供給されるデータ信号の電位と画素電極の電位との関係を示す図である。
図8に示すように、本実施例の表示装置の駆動方法では、ゲートパルスによりTFT11が1回オン状態となる期間に、第1および第2データ信号線駆動回路3・4から、第1および第2データ信号が出力され、第1データ信号のパルスの立ち上がりのタイミングと第2データ信号のパルスの立ち上がりのタイミングとが互いに異なっている。本実施例では、第1データ信号のパルスが立ち上がったあとに第2データ信号のパルスが立ち上がる。
また、先にパルスが立ち上がるデータ信号(第1データ信号)の電位は、映像信号に応じて書き込みを予定している電位よりも大きな電位であり、先にパルスが立ち上がるデータ信号(第2データ信号)の電位は、書き込みを予定している電位である。
これにより、いわゆる通常のオーバーシュートの駆動方式のように、書き込み可能期間の前半において、映像信号に応じて書き込みを予定している電位よりも大きな電位を供給し、書き込み可能期間の後半では、書き込みを予定している電位のデータ信号を供給する。
これにより、複雑な回路構成とすることなく、簡易な構成によって、従来のオーバーシュート駆動方式のように、高速書き込みを実現することができる。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の第2の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図9は、本実施形態の表示装置の一部の構成を示す等価回路図である。
本実施形態の液晶表示装置51は、第1データ信号線駆動回路3とデータ信号線7の分岐部7Pとの間に、スイッチング素子が設けられている。図9に示すように、スイッチング素子としては、トランジスタ30を用いることができる。
トランジスタ30を設けることにより、第1データ信号線駆動回路3は、オープンステートとすることができる。すなわち、状況に応じて、第1データ信号線駆動回路3とTFT11のソース電極Sとを電気的に切り離し、両者の電気的接続を解除することができる。
これにより、例えば、各画素10の画素電極12に対するデータ信号の書き込みにおいて、低速書き込みでもよいときには、第2データ信号線駆動回路4のみを駆動し、第1データ信号線駆動回路3を停止することができる。第1データ信号線駆動回路3をオープンステートとすることで、停止状態の第1データ信号線駆動回路3からのノイズの影響などを回避することができる。
また、図示はしないが、本実施形態の液晶表示装置51は、第2データ信号線駆動回路4とデータ信号線7の分岐部7Pとの間に、スイッチング素子が設けられていてもよい。スイッチング素子としては、トランジスタを用いることができる。
このように、各データ信号線駆動回路とデータ信号線7の分岐部7Pとの間に、スイッチング素子が設けられている液晶表示装置51において、実施例4として説明した駆動方法を行うことが好ましい。
例えば図8の(b)に示す書き込み可能期間の前半、すなわち、第1データ信号線駆動回路3から第1データ信号が出力され、第2データ信号線駆動回路4からは第2データ信号が出力されていない期間において、スイッチング素子により、第2データ信号線駆動回路4とTFT11のソース電極Sとを電気的に切り離し、両者の電気的接続を解除する。
これにより、第1データ信号の電位に基づいて第2データ信号線駆動回路4へ電流が流れることを防止することができる。
また、図8の(b)に示す書き込み可能期間の後半、すなわち、第1データ信号線駆動回路3からは第1データ信号が出力されず、第2データ信号線駆動回路4からは第2データ信号が出力される期間において、スイッチング素子により、第1データ信号線駆動回路3とTFT11のソース電極Sとを電気的に切り離し、両者の電気的接続を解除する。
これにより、第2データ信号の電位に基づいて第1データ信号線駆動回路3へ電流が流れることを防止することができる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る表示装置は、マトリクス状に配された複数の画素と、同一列に配された上記画素に接続されたデータ信号線とを有する表示部と、外部から入力される映像信号に応じた電位を有するデータ信号を出力し、上記データ信号線を介して、上記画素に上記データ信号を供給するデータ信号線駆動回路と、を備えており、各行に配された上記画素を順次選択し、選択された上記各画素に供給されたデータ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう表示装置であって、上記データ信号線駆動回路として、第1データ信号線駆動回路と、第2データ信号線駆動回路とを備えており、上記データ信号線は、上記第1データ信号線駆動回路および上記第2データ信号線駆動回路のそれぞれに接続されており、上記画素が1回選択される期間に、上記第1データ信号線駆動回路は上記データ信号として第1データ信号を出力し、上記第2データ信号線駆動回路は上記データ信号として第2データ信号を出力することで、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なうことを特徴とする。
本発明の一態様に係る表示装置は、マトリクス状に配された複数の画素と、同一列に配された上記画素に接続されたデータ信号線とを有する表示部と、外部から入力される映像信号に応じた電位を有するデータ信号を出力し、上記データ信号線を介して、上記画素に上記データ信号を供給するデータ信号線駆動回路と、を備えており、各行に配された上記画素を順次選択し、選択された上記各画素に供給されたデータ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう表示装置であって、上記データ信号線駆動回路として、第1データ信号線駆動回路と、第2データ信号線駆動回路とを備えており、上記データ信号線は、上記第1データ信号線駆動回路および上記第2データ信号線駆動回路のそれぞれに接続されており、上記画素が1回選択される期間に、上記第1データ信号線駆動回路は上記データ信号として第1データ信号を出力し、上記第2データ信号線駆動回路は上記データ信号として第2データ信号を出力することで、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なうことを特徴とする。
上記の構成によれば、第1データ信号線駆動回路が出力する第1データ信号と第2データ信号線駆動回路が出力する第2データ信号線により、画素への多様なデータ信号の供給方法を用いることができる。
また、第1データ信号線駆動回路と第2データ信号線駆動回路とにより、画素にデータ信号を供給するため、画素との間の配線距離が短い何れかのデータ信号線駆動回路により有効に画素にデータ信号を供給することができる。
そのため、1つのデータ信号線駆動回路によりデータ信号を供給する場合に比べて、高速でデータ信号を書き込むことができる。
また、上記表示部は、同一行に配された上記画素に接続された走査信号線を有しており、上記データ信号線と上記走査信号線の交差部に対応して、上記画素が配されており、
上記画素は、画素電極を有しており、上記走査信号線を介して、当該走査信号線に接続された上記画素を選択する走査信号線駆動回路を有しており、上記走査信号線駆動回路により上記画素が1回選択される期間である選択期間に、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた電位を有するデータ信号を、上記画素電極に供給してもよい。
上記画素は、画素電極を有しており、上記走査信号線を介して、当該走査信号線に接続された上記画素を選択する走査信号線駆動回路を有しており、上記走査信号線駆動回路により上記画素が1回選択される期間である選択期間に、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた電位を有するデータ信号を、上記画素電極に供給してもよい。
また、少なくとも1つの上記画素の上記選択期間に出力される、上記第1データ信号の電位と上記第2データ信号の電位とは、互いに異なってもよい。
また、上記第1データ信号の電位は、上記第1データ信号線駆動回路から上記画素までの上記データ信号線の長さに基づいて決められ、上記第2データ信号の電位は、上記第2データ信号線駆動回路から当該画素までの上記データ信号線の長さに基づいて決められてもよい。
上記の構成により、画素の、表示部における位置にかかわらず、データ信号を書き込むときの時定数を小さくすることができる。
また、少なくとも1つの上記画素の上記選択期間において、上記第1データ信号線駆動回路が出力する第1データ信号のパルスの立ち上がりのタイミングは、上記第2データ信号線駆動回路が出力する第2データ信号のパルスの立ち上がりのタイミングよりも早く、当該第1データ信号の電位は、当該第2データ信号の電位よりも高くてもよい。
上記の構成により、画素電極に書き込まれた電位を高速で立ち上げることができる。そのため、画像を高速で書き替えることができる。
また、少なくとも1つの上記画素の上記選択期間において、当該選択期間の初期には、少なくとも上記第1データ信号および上記第2データ信号の何れか一方は、上記映像信号に応じた電位よりも高い電位を有していてもよい。
上記の構成により、画素電極に書き込まれた電位を高速で立ち上げることができる。そのため、画像を高速で書き替えることができる。
また、上記第1データ信号の、上記データ信号線への供給を制御するためのスイッチング素子をさらに備えていてもよい。
上記の構成により、低速書き込みでもよいときには、第2データ信号線駆動回路のみを駆動し、第1データ信号線駆動回路を停止することができる。第1データ信号線駆動回路をオープンステートとすることで、停止状態の第1データ信号線駆動回路からのノイズの影響などを回避することができる。
また、本発明の一態様に係る表示装置の表示方法は、マトリクス状に配された複数の画素と、同一列に配された上記画素に接続されたデータ信号線とを有する表示部を備えており、外部から入力される映像信号に応じた電位を有するデータ信号を出力し、上記データ信号線を介して、上記画素に上記データ信号を供給するデータ信号線駆動回路と、を備えており、各行に配された上記画素を順次選択し、選択された上記各画素に供給されたデータ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう表示装置の表示方法であって、上記データ信号として第1データ信号および第2データ信号を、上記各画素に供給することで、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なうことを特徴とする。
上記の構成によれば、第1データ信号線駆動回路が出力する第1データ信号と第2データ信号線駆動回路が出力する第2データ信号線により、画素への多様なデータ信号の供給方法を用いることができる。
また、1つのデータ信号線駆動回路によりデータ信号を供給する場合に比べて、高速でデータ信号を書き込むことができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、特に、画像の高速書き替えが必要な表示装置、データ信号の高速書き込みが必要な大画面の表示装置に好適に利用することができる。
1,51 表示装置
2 表示部
3 第1データ信号線駆動回路
4 第2データ信号線駆動回路
12 画素電極
30 トランジスタ(スイッチング素子)
2 表示部
3 第1データ信号線駆動回路
4 第2データ信号線駆動回路
12 画素電極
30 トランジスタ(スイッチング素子)
Claims (8)
- マトリクス状に配された複数の画素と、同一列に配された上記画素に接続されたデータ信号線とを有する表示部と、
外部から入力される映像信号に応じた電位を有するデータ信号を出力し、上記データ信号線を介して、上記画素に上記データ信号を供給するデータ信号線駆動回路と、を備えており、
各行に配された上記画素を順次選択し、選択された上記各画素に供給されたデータ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう表示装置であって、
上記データ信号線駆動回路として、第1データ信号線駆動回路と、第2データ信号線駆動回路とを備えており、
上記データ信号線は、上記第1データ信号線駆動回路および上記第2データ信号線駆動回路のそれぞれに接続されており、
上記画素が1回選択される期間に、上記第1データ信号線駆動回路は上記データ信号として第1データ信号を出力し、上記第2データ信号線駆動回路は上記データ信号として第2データ信号を出力することで、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なうことを特徴とする表示装置。 - 上記表示部は、同一行に配された上記画素に接続された走査信号線を有しており、
上記データ信号線と上記走査信号線の交差部に対応して、上記画素が配されており、
上記画素は、画素電極を有しており、
上記走査信号線を介して、当該走査信号線に接続された上記画素を選択する走査信号線駆動回路を有しており、
上記走査信号線駆動回路により上記画素が1回選択される期間である選択期間に、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた電位を有するデータ信号を、上記画素電極に供給することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 少なくとも1つの上記画素の上記選択期間に出力される、上記第1データ信号の電位と上記第2データ信号の電位とは、互いに異なることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 上記第1データ信号の電位は、上記第1データ信号線駆動回路から上記画素までの上記データ信号線の長さに基づいて決められ、上記第2データ信号の電位は、上記第2データ信号線駆動回路から当該画素までの上記データ信号線の長さに基づいて決められることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 少なくとも1つの上記画素の上記選択期間において、上記第1データ信号線駆動回路が出力する第1データ信号のパルスの立ち上がりのタイミングは、上記第2データ信号線駆動回路が出力する第2データ信号のパルスの立ち上がりのタイミングよりも早く、
当該第1データ信号の電位は、当該第2データ信号の電位よりも高いことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 少なくとも1つの上記画素の上記選択期間において、当該選択期間の初期には、少なくとも上記第1データ信号および上記第2データ信号の何れか一方は、上記映像信号に応じた電位よりも高い電位を有していることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の表示装置。
- 上記第1データ信号の、上記データ信号線への供給を制御するためのスイッチング素子をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の表示装置。
- マトリクス状に配された複数の画素と、同一列に配された上記画素に接続されたデータ信号線とを有する表示部を備えており、
外部から入力される映像信号に応じた電位を有するデータ信号を出力し、上記データ信号線を介して、上記画素に上記データ信号を供給するデータ信号線駆動回路と、を備えており、
各行に配された上記画素を順次選択し、選択された上記各画素に供給されたデータ信号の電位に応じた輝度の表示を行なう表示装置の表示方法であって、
上記データ信号として第1データ信号および第2データ信号を、上記各画素に供給することで、上記第1データ信号の電位および上記第2データ信号の電位に応じた輝度の表示を行なうことを特徴とする表示方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016161729A1 (zh) * | 2015-04-08 | 2016-10-13 | 京东方科技集团股份有限公司 | 阵列基板及其驱动方法、显示装置 |
WO2019106989A1 (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-06 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 表示装置及び電子機器 |
-
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