JP3260559B2 - 枠体から窓用板状体を取り外す方法 - Google Patents
枠体から窓用板状体を取り外す方法Info
- Publication number
- JP3260559B2 JP3260559B2 JP17273794A JP17273794A JP3260559B2 JP 3260559 B2 JP3260559 B2 JP 3260559B2 JP 17273794 A JP17273794 A JP 17273794A JP 17273794 A JP17273794 A JP 17273794A JP 3260559 B2 JP3260559 B2 JP 3260559B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- window plate
- window
- plate
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や建築物の開口部
をふさいでいた枠体付き窓用板状体の、枠体から窓用板
状体を容易に取り外す方法に関するものである。
をふさいでいた枠体付き窓用板状体の、枠体から窓用板
状体を容易に取り外す方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の一環として、廃棄
された製品の再利用化が叫ばれており、先進国を中心と
してこのような廃棄資源の再利用が法制化されようとし
ている。
された製品の再利用化が叫ばれており、先進国を中心と
してこのような廃棄資源の再利用が法制化されようとし
ている。
【0003】そこで、自動車等の車両が廃車になった場
合や、建築物が取り壊しになった場合に、これまでは廃
棄物として扱われて埋め立て等の廃棄処分になってい
た、これら車両や建築物の開口部をふさぐ窓用板状体
を、その開口部と窓用板状体との間に介在されていた枠
体から取り外して回収し、原料として再生利用すること
が提案されてきた。
合や、建築物が取り壊しになった場合に、これまでは廃
棄物として扱われて埋め立て等の廃棄処分になってい
た、これら車両や建築物の開口部をふさぐ窓用板状体
を、その開口部と窓用板状体との間に介在されていた枠
体から取り外して回収し、原料として再生利用すること
が提案されてきた。
【0004】車両の開口部をふさぐ窓用板状体は、その
周縁部にガスケット、モールディング等の枠体が装着さ
れて、この枠体がボルト締め等の機械的取り付け、接着
剤等による取り付け等によって車両の窓開口部の開口フ
ランジに取り付けられて、車両の窓開口部をふさぐもの
である。
周縁部にガスケット、モールディング等の枠体が装着さ
れて、この枠体がボルト締め等の機械的取り付け、接着
剤等による取り付け等によって車両の窓開口部の開口フ
ランジに取り付けられて、車両の窓開口部をふさぐもの
である。
【0005】また、建築物の窓開口部をふさぐ窓用板状
体も、サッシや窓枠等に枠体を介して装着されて建築物
に取り付けられるものである。
体も、サッシや窓枠等に枠体を介して装着されて建築物
に取り付けられるものである。
【0006】このように車両や建築物の開口部をふさぐ
窓用板状体は、上記のように枠体を介して車両や建築物
の窓開口部にボルト締め等の機械的取り付け、接着剤等
による取り付け等、さまざまな手段によって固定されて
いる。廃車になった車両や取り壊しになった建築物から
窓用板状体を取り外す場合、ボルトの取り外しや接着剤
部分の切断等の手作業によって窓用板状体のみを回収
し、例えば、窓用板状体がガラス板の場合は、この取り
外したガラス板をガラス原料として溶融し、ガラス製品
として再利用することが提案されてきた。
窓用板状体は、上記のように枠体を介して車両や建築物
の窓開口部にボルト締め等の機械的取り付け、接着剤等
による取り付け等、さまざまな手段によって固定されて
いる。廃車になった車両や取り壊しになった建築物から
窓用板状体を取り外す場合、ボルトの取り外しや接着剤
部分の切断等の手作業によって窓用板状体のみを回収
し、例えば、窓用板状体がガラス板の場合は、この取り
外したガラス板をガラス原料として溶融し、ガラス製品
として再利用することが提案されてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】車両や建築物の窓開口
部をふさぐ窓用板状体は、元来外力によって簡単に外れ
ないように強固に固定されているものであって、後に簡
単に取り外すことを考慮に入れていない設計となってい
る。そのため、窓用板状体の取り外し作業は、特に手作
業による場合には、非常に困難なものであった。
部をふさぐ窓用板状体は、元来外力によって簡単に外れ
ないように強固に固定されているものであって、後に簡
単に取り外すことを考慮に入れていない設計となってい
る。そのため、窓用板状体の取り外し作業は、特に手作
業による場合には、非常に困難なものであった。
【0008】また、このような窓用板状体を再利用する
ためには、例えば窓用板状体の周縁部に備えられている
合成樹脂製の枠体や、付着している接着剤等の異物を窓
用板状体から確実に分離し、ガラス成分だけを回収して
溶解を行わなければ、異物が混在したままガラスの再生
が行われ、再生されるガラスの品質が悪くなる。
ためには、例えば窓用板状体の周縁部に備えられている
合成樹脂製の枠体や、付着している接着剤等の異物を窓
用板状体から確実に分離し、ガラス成分だけを回収して
溶解を行わなければ、異物が混在したままガラスの再生
が行われ、再生されるガラスの品質が悪くなる。
【0009】そのため、車両や建築物に取り付けられた
窓用板状体の回収を行って、この回収された窓用板状体
を原料として新たにガラスを生成する方法として、上記
したような、窓用板状体が開口部をふさぐ手段として用
いられているボルト締め等の取り付け手段の取り外し
や、接着剤部分の切断、さらには枠体の切除では能率が
悪く、きわめて多大な時間と費用を費やさなければなら
なかった。
窓用板状体の回収を行って、この回収された窓用板状体
を原料として新たにガラスを生成する方法として、上記
したような、窓用板状体が開口部をふさぐ手段として用
いられているボルト締め等の取り付け手段の取り外し
や、接着剤部分の切断、さらには枠体の切除では能率が
悪く、きわめて多大な時間と費用を費やさなければなら
なかった。
【0010】窓用板状体が枠体に装着されている場合に
は、枠体が一部または全部に装着されたままの窓用板状
体を車両や建築物から取り外して、機械的破壊等の手段
によってガラス細片として収集するため、ガラス細片の
うち、接着剤等の異物の付着しているものと、再生片と
して有効なガラス細片とが混ざる。そのために、異物の
付着しているガラス細片との分別作業を行わなければな
らず、1枚のガラスの回収に費やす時間が多大なものと
なる。
は、枠体が一部または全部に装着されたままの窓用板状
体を車両や建築物から取り外して、機械的破壊等の手段
によってガラス細片として収集するため、ガラス細片の
うち、接着剤等の異物の付着しているものと、再生片と
して有効なガラス細片とが混ざる。そのために、異物の
付着しているガラス細片との分別作業を行わなければな
らず、1枚のガラスの回収に費やす時間が多大なものと
なる。
【0011】また、車両をスクラップとして扱い、車両
自体を押しつぶしていわゆるシュレッダーダストとし、
その中からガラス細片のみを回収する方法もある。この
ような方法では、ガラス細片のみを抽出する時間が多大
なものであり、回収されるガラスの品質も悪く、ガラス
を再生する原料としては不適当であった。
自体を押しつぶしていわゆるシュレッダーダストとし、
その中からガラス細片のみを回収する方法もある。この
ような方法では、ガラス細片のみを抽出する時間が多大
なものであり、回収されるガラスの品質も悪く、ガラス
を再生する原料としては不適当であった。
【0012】一方、特開昭61−169315号公報に
は、ガラス板が接着剤を介して車両に取り付けられた窓
構造について記載されている。この窓構造は、ガラス板
面上に導電条片と分離層とを順に積層し、この分離層側
を車両側として接着剤を介してガラス板を取り付けるも
のである。この場合、導電条片を通電加熱することによ
って分離層を溶融し、ガラス板を車両から取り外すこと
が提案されている。しかし、この場合本来構造上必要で
なかった分離層を設ける作業が求められ、工程数が増加
する。
は、ガラス板が接着剤を介して車両に取り付けられた窓
構造について記載されている。この窓構造は、ガラス板
面上に導電条片と分離層とを順に積層し、この分離層側
を車両側として接着剤を介してガラス板を取り付けるも
のである。この場合、導電条片を通電加熱することによ
って分離層を溶融し、ガラス板を車両から取り外すこと
が提案されている。しかし、この場合本来構造上必要で
なかった分離層を設ける作業が求められ、工程数が増加
する。
【0013】上記構造には、ガラス板の周縁部に枠体が
取り付けられていない。そのため、必ずしも精度がよく
ない車体寸法に対してガラス板を取り付けるに際して、
ガラス板を車体との間に開いた隙間を緩和することがで
きない。さらに、枠体に取り付けられるはずの種々の部
材(ガラス板を車体に対して位置決めするクリップやピ
ン等)はガラス板に直接取り付けなければならず、結局
導電条片に通電するだけではガラス板を取り外すことが
できない。
取り付けられていない。そのため、必ずしも精度がよく
ない車体寸法に対してガラス板を取り付けるに際して、
ガラス板を車体との間に開いた隙間を緩和することがで
きない。さらに、枠体に取り付けられるはずの種々の部
材(ガラス板を車体に対して位置決めするクリップやピ
ン等)はガラス板に直接取り付けなければならず、結局
導電条片に通電するだけではガラス板を取り外すことが
できない。
【0014】本発明の目的は、従来技術の前述のような
欠点を解決するものであり、枠体から窓用板状体を取り
外す方法を新規に提供することにある。
欠点を解決するものであり、枠体から窓用板状体を取り
外す方法を新規に提供することにある。
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】 本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、 窓用板状体の周縁部に
合成樹脂製の枠体が備えられていて、窓開口部の開ロフ
ランジに取り付けられた枠体付き窓用板状体における、
枠体から窓用板状体を取り外す方法であって、前記枠体
付き窓用板状体の構造が、前記窓用板状体と枠体との境
界の少なくとも一部と、窓用板状体の周縁部の枠体が備
えられている部よりも内周側であって枠体の近傍の少な
くとも一部との、少なくとも一方に発熱体が備えられた
構造であり、前記発熱体を発熱させて枠体を加熱し、軟
化させた後に、窓用板状体に外力を与えて枠体から窓用
板状体を取り外すことを特徴とする枠体から窓用板状体
を取り外す方法を提供するものである。
解決すべくなされたものであり、 窓用板状体の周縁部に
合成樹脂製の枠体が備えられていて、窓開口部の開ロフ
ランジに取り付けられた枠体付き窓用板状体における、
枠体から窓用板状体を取り外す方法であって、前記枠体
付き窓用板状体の構造が、前記窓用板状体と枠体との境
界の少なくとも一部と、窓用板状体の周縁部の枠体が備
えられている部よりも内周側であって枠体の近傍の少な
くとも一部との、少なくとも一方に発熱体が備えられた
構造であり、前記発熱体を発熱させて枠体を加熱し、軟
化させた後に、窓用板状体に外力を与えて枠体から窓用
板状体を取り外すことを特徴とする枠体から窓用板状体
を取り外す方法を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の枠体付き窓用板状体の
一例を示す部分概略断面図である。窓用板状体1の周縁
部には、その全周に銀系の導電性ペーストの焼成された
導電性プリント層からなる発熱体3が設けられている。
この発熱体3を覆うようにして、窓用板状体1の周縁部
には合成樹脂製の枠体2が一体化されて、枠体付き窓用
板状体10を構成している。また、枠体付き窓用板状体
10は、窓開口部の開口フランジ20に、シーラント2
1によって枠体2が接着されて取り付けられる。
細に説明する。図1は、本発明の枠体付き窓用板状体の
一例を示す部分概略断面図である。窓用板状体1の周縁
部には、その全周に銀系の導電性ペーストの焼成された
導電性プリント層からなる発熱体3が設けられている。
この発熱体3を覆うようにして、窓用板状体1の周縁部
には合成樹脂製の枠体2が一体化されて、枠体付き窓用
板状体10を構成している。また、枠体付き窓用板状体
10は、窓開口部の開口フランジ20に、シーラント2
1によって枠体2が接着されて取り付けられる。
【0018】発熱体3はそのバスバー部分に取り付けら
れているターミナル(図示せず)に電圧を加えることに
よって発熱し、この熱によって枠体は加熱軟化する。窓
用板状体1を窓の外側から引っ張る、または窓の中側か
ら押すことによって、窓用板状体1は容易に枠体2から
取り外すことができる。
れているターミナル(図示せず)に電圧を加えることに
よって発熱し、この熱によって枠体は加熱軟化する。窓
用板状体1を窓の外側から引っ張る、または窓の中側か
ら押すことによって、窓用板状体1は容易に枠体2から
取り外すことができる。
【0019】なお、例えば車両の開口フランジに枠体付
き板状体が取り付けられた場合には、車両からターミナ
ルへ給電されるものであってもよい。このターミナルは
窓用板状体を枠体から取り外す際にのみ給電されるべき
ものであるため、ターミナルには、外部の電源からの接
続によって電圧を与えることが好ましく、また、外部か
ら給電しやすい位置に備えることが好ましい。
き板状体が取り付けられた場合には、車両からターミナ
ルへ給電されるものであってもよい。このターミナルは
窓用板状体を枠体から取り外す際にのみ給電されるべき
ものであるため、ターミナルには、外部の電源からの接
続によって電圧を与えることが好ましく、また、外部か
ら給電しやすい位置に備えることが好ましい。
【0020】本発明における枠体は、合成樹脂、特に熱
可塑性樹脂からなることが好ましく、塩化ビニルのポリ
マーや、塩化ビニルとエチレン、塩化ビニルと酢酸ビニ
ル、または塩化ビニルとプロピレンを重合させたコポリ
マーをベースとし、可塑剤等の添加剤を加えて軟質材料
としてコンパウンドしたものからなることが好ましい。
さらに、これらの樹脂材料に、流動性を高めるためにほ
かの熱可塑性樹脂をブレンドすることもできる。ブレン
ドする熱可塑性樹脂としては、塩素化ポリエチレン樹
脂、ウレタン変性塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリ
エステル系液晶高分子、アクリル樹脂、ポリエステルエ
ラストマー、NBRまたはSBR等を少なくとも含んで
いるゴム、EVA樹脂、ABS樹脂等の1種または2種
以上の混合物等が用いられる。
可塑性樹脂からなることが好ましく、塩化ビニルのポリ
マーや、塩化ビニルとエチレン、塩化ビニルと酢酸ビニ
ル、または塩化ビニルとプロピレンを重合させたコポリ
マーをベースとし、可塑剤等の添加剤を加えて軟質材料
としてコンパウンドしたものからなることが好ましい。
さらに、これらの樹脂材料に、流動性を高めるためにほ
かの熱可塑性樹脂をブレンドすることもできる。ブレン
ドする熱可塑性樹脂としては、塩素化ポリエチレン樹
脂、ウレタン変性塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリ
エステル系液晶高分子、アクリル樹脂、ポリエステルエ
ラストマー、NBRまたはSBR等を少なくとも含んで
いるゴム、EVA樹脂、ABS樹脂等の1種または2種
以上の混合物等が用いられる。
【0021】また、合成樹脂材料として、上記したよう
なオレフィン系エラストマーを採用することは、窓用板
状体を取り外した後に残った枠体をも回収、再利用でき
る点に鑑みて好ましい。
なオレフィン系エラストマーを採用することは、窓用板
状体を取り外した後に残った枠体をも回収、再利用でき
る点に鑑みて好ましい。
【0022】上記した材料からなる枠体は、窓用板状体
の周縁部を金型にて挟持し、窓用板状体の周縁部と金型
の内壁にて形成されるキャビティー内に合成樹脂材料を
射出して、硬化した後に金型から取り出す、いわゆる射
出一体成形または反応射出一体成形によって窓用板状体
の周縁部に備えられてもよく、また、窓用板状体の周縁
部にダイから合成樹脂材料を押出して硬化させる、いわ
ゆる押出し一体成形によって窓用板状体の周縁部に備え
られてもよい。これらの場合、あらかじめ窓用板状体周
縁部にはウレタン系、エポキシ系、アクリル系、ナイロ
ン系、フェノール系、シラン系等のプライマーを塗布し
ておくことが好ましい。また、枠体を窓用板状体の周縁
部に備える方法としては、あらかじめ成形された枠体
を、窓用板状体の周縁部に接着剤等によって後付けして
もよい。
の周縁部を金型にて挟持し、窓用板状体の周縁部と金型
の内壁にて形成されるキャビティー内に合成樹脂材料を
射出して、硬化した後に金型から取り出す、いわゆる射
出一体成形または反応射出一体成形によって窓用板状体
の周縁部に備えられてもよく、また、窓用板状体の周縁
部にダイから合成樹脂材料を押出して硬化させる、いわ
ゆる押出し一体成形によって窓用板状体の周縁部に備え
られてもよい。これらの場合、あらかじめ窓用板状体周
縁部にはウレタン系、エポキシ系、アクリル系、ナイロ
ン系、フェノール系、シラン系等のプライマーを塗布し
ておくことが好ましい。また、枠体を窓用板状体の周縁
部に備える方法としては、あらかじめ成形された枠体
を、窓用板状体の周縁部に接着剤等によって後付けして
もよい。
【0023】本発明における枠体は、外観が単純な黒色
樹脂枠体だけでなく、アイオノマー被覆された光輝枠体
と樹脂枠体の一体モール、SUS製光モールと樹脂枠体
の一体モール等、特に制限はない。例えば射出一体成形
によって窓用板状体の周縁部に備えられる場合には、窓
用板状体を金型に装着する際に、窓用板状体とともにこ
れらのモールを装着し、金属製モールと樹脂枠体の一体
成形枠体としてもよい。
樹脂枠体だけでなく、アイオノマー被覆された光輝枠体
と樹脂枠体の一体モール、SUS製光モールと樹脂枠体
の一体モール等、特に制限はない。例えば射出一体成形
によって窓用板状体の周縁部に備えられる場合には、窓
用板状体を金型に装着する際に、窓用板状体とともにこ
れらのモールを装着し、金属製モールと樹脂枠体の一体
成形枠体としてもよい。
【0024】本発明における窓用板状体としては、平板
状のものであっても彎曲板状のものであってもよく、ま
た、単板のガラス板、強化処理の施されたガラス板、合
わせガラス、複層ガラス、また、それらの表面に熱線反
射性能や導電性能等を有する機能コーティングが施され
たもの等、さらには発熱体からの熱に十分耐え得る有機
透明樹脂製の板状体等が挙げられ、これらの積層された
ものであってもよい。
状のものであっても彎曲板状のものであってもよく、ま
た、単板のガラス板、強化処理の施されたガラス板、合
わせガラス、複層ガラス、また、それらの表面に熱線反
射性能や導電性能等を有する機能コーティングが施され
たもの等、さらには発熱体からの熱に十分耐え得る有機
透明樹脂製の板状体等が挙げられ、これらの積層された
ものであってもよい。
【0025】本発明における発熱体は、窓用板状体がガ
ラス板からなる場合には、ガラス板の表面温度を150
℃〜300℃程度まで上昇できるものであれば特に制限
はなく、窓用板状体の周縁部に線状に印刷されて焼成さ
れた銀系導電性ペースト等の導電性プリント層や、窓用
板状体と枠体との間に介在されるように導電加熱性のワ
イヤー等を備える等、適宜のものが用いられる。
ラス板からなる場合には、ガラス板の表面温度を150
℃〜300℃程度まで上昇できるものであれば特に制限
はなく、窓用板状体の周縁部に線状に印刷されて焼成さ
れた銀系導電性ペースト等の導電性プリント層や、窓用
板状体と枠体との間に介在されるように導電加熱性のワ
イヤー等を備える等、適宜のものが用いられる。
【0026】枠体が窓用板状体の周縁部に射出一体成形
される場合には、上記したワイヤーも窓用板状体ととも
に金型に装着して射出成形することによって、容易に発
熱体を備えることができる。枠体が窓用板状体の周縁部
に押出し一体成形される場合には、上記したワイヤーを
ダイ付近から合成樹脂材料とともに押出してもよい。
される場合には、上記したワイヤーも窓用板状体ととも
に金型に装着して射出成形することによって、容易に発
熱体を備えることができる。枠体が窓用板状体の周縁部
に押出し一体成形される場合には、上記したワイヤーを
ダイ付近から合成樹脂材料とともに押出してもよい。
【0027】これらの発熱体は、複数本が並列に設けら
れることが発熱量を大きくできる点に鑑みて好ましく、
そのピッチとしては窓用板状体の温度を所望の温度とで
きる範囲であればよく、その範囲としては0.2mm〜
2.0mmが好ましい。
れることが発熱量を大きくできる点に鑑みて好ましく、
そのピッチとしては窓用板状体の温度を所望の温度とで
きる範囲であればよく、その範囲としては0.2mm〜
2.0mmが好ましい。
【0028】導電性プリント層を窓用板状体の周縁部に
設けることは、上記したピッチで設けることを容易に達
成でき、その作業性や給電配線の簡便さに鑑みて好まし
い。プリント層の幅としては、0.1mm〜1.0mm
の範囲が好ましく、0.3mm〜0.8mmの範囲がよ
り好ましい。
設けることは、上記したピッチで設けることを容易に達
成でき、その作業性や給電配線の簡便さに鑑みて好まし
い。プリント層の幅としては、0.1mm〜1.0mm
の範囲が好ましく、0.3mm〜0.8mmの範囲がよ
り好ましい。
【0029】これら発熱体が設けられる位置は、窓用板
状体の周縁部全周であっても、一部であってもよい。ま
た、窓用板状体の枠体が備えられている部分であって
も、枠体の備えられている部分よりも内周側であっても
よく、窓用板状体を所望の温度にすることができ、枠体
を十分軟化させることができるものであれば特に制限は
ない。意匠的な効果に鑑みて、枠体によって発熱体が隠
蔽されるように、窓用板状体の枠体が備えられている部
分が好ましい。
状体の周縁部全周であっても、一部であってもよい。ま
た、窓用板状体の枠体が備えられている部分であって
も、枠体の備えられている部分よりも内周側であっても
よく、窓用板状体を所望の温度にすることができ、枠体
を十分軟化させることができるものであれば特に制限は
ない。意匠的な効果に鑑みて、枠体によって発熱体が隠
蔽されるように、窓用板状体の枠体が備えられている部
分が好ましい。
【0030】発熱体が設けられる位置は、窓用板状体に
おける窓の外側面であってもよく、内側面であってもよ
く、両面であってもよく、発熱体の本数も含めて、窓用
板状体を所望の温度にすることができ、枠体を十分軟化
させることができるものであれば特に制限はない。
おける窓の外側面であってもよく、内側面であってもよ
く、両面であってもよく、発熱体の本数も含めて、窓用
板状体を所望の温度にすることができ、枠体を十分軟化
させることができるものであれば特に制限はない。
【0031】発熱体に加える電圧は、発熱体の抵抗値や
設けられているパターン、ピッチ、位置によって、枠体
を十分軟化できるように適宜選択される。
設けられているパターン、ピッチ、位置によって、枠体
を十分軟化できるように適宜選択される。
【0032】窓用板状体の表面温度を150℃〜300
℃の範囲、好ましくは170℃〜250℃の範囲に加熱
できれば、窓用板状体を枠体から取り外すために枠体が
十分軟化し、また溶融しすぎることもない。このような
所望の温度を得るために、例えば30分程度の加熱によ
って枠体を十分軟化できるように加熱し得る、発熱体の
抵抗値や設けられているパターン、ピッチ、位置、さら
に発熱体に加える電圧を適当に選ぶことによって、窓用
板状体を枠体から容易に取り外すことができる。
℃の範囲、好ましくは170℃〜250℃の範囲に加熱
できれば、窓用板状体を枠体から取り外すために枠体が
十分軟化し、また溶融しすぎることもない。このような
所望の温度を得るために、例えば30分程度の加熱によ
って枠体を十分軟化できるように加熱し得る、発熱体の
抵抗値や設けられているパターン、ピッチ、位置、さら
に発熱体に加える電圧を適当に選ぶことによって、窓用
板状体を枠体から容易に取り外すことができる。
【0033】枠体付き窓用板状体は、枠体がシーラン
ト、例えばウレタン接着剤によって窓開口フランジに接
着取り付けされたり、枠体の表面に接着されたまたは枠
体に埋め込まれたボルト等によって窓開口フランジに機
械的に取り付けされるものであるが、枠体の溶融、軟化
によって、場合によってはボルト部分から枠体も窓用板
状体とともに窓開口フランジから外れてしまうこともあ
るため、シーラントにより接着取り付けされることが好
ましい。
ト、例えばウレタン接着剤によって窓開口フランジに接
着取り付けされたり、枠体の表面に接着されたまたは枠
体に埋め込まれたボルト等によって窓開口フランジに機
械的に取り付けされるものであるが、枠体の溶融、軟化
によって、場合によってはボルト部分から枠体も窓用板
状体とともに窓開口フランジから外れてしまうこともあ
るため、シーラントにより接着取り付けされることが好
ましい。
【0034】
【実施例】(実施例1) 図1に示すように、ガラス板からなる自動車サイド窓用
板状体1の周縁部には、軟質塩化ビニル樹脂からなる枠
体2が備えられていて、窓用板状体の車内側周縁部であ
って枠体2が備えられている部分に、焼成された銀系の
導電性プリント層からなる発熱体3が設けられている。
板状体1の周縁部には、軟質塩化ビニル樹脂からなる枠
体2が備えられていて、窓用板状体の車内側周縁部であ
って枠体2が備えられている部分に、焼成された銀系の
導電性プリント層からなる発熱体3が設けられている。
【0035】枠体2は、窓用板状体1の周縁部に塩化ビ
ニル樹脂用のプライマーVC250(横浜ゴム社製)を
塗布して乾燥した後、金型にて挟持し、この周縁部と金
型の内壁によって形成されるキャビティー空間に軟質塩
化ビニル樹脂材料を射出し、固化させた後に金型から取
り出す射出成形によって、窓用板状体1の周縁部に一体
成形されたものである。
ニル樹脂用のプライマーVC250(横浜ゴム社製)を
塗布して乾燥した後、金型にて挟持し、この周縁部と金
型の内壁によって形成されるキャビティー空間に軟質塩
化ビニル樹脂材料を射出し、固化させた後に金型から取
り出す射出成形によって、窓用板状体1の周縁部に一体
成形されたものである。
【0036】発熱体3は窓用板状体1の端面から3mm
内周側に、0.5mm幅のプリント層が設けられたもの
であり、さらに内周側に、1mmピッチで0.5mm幅
のプリント層が3本設けられており、これらのプリント
層は、窓用板状体1の全周にわたっている。
内周側に、0.5mm幅のプリント層が設けられたもの
であり、さらに内周側に、1mmピッチで0.5mm幅
のプリント層が3本設けられており、これらのプリント
層は、窓用板状体1の全周にわたっている。
【0037】上記構成の枠体付き窓用板状体10は、開
口フランジ20と枠体2との間にウレタンシーラント2
1を介在させて枠体を開口フランジ20に接着させるこ
とによって、開口フランジ20に取り付けられている。
口フランジ20と枠体2との間にウレタンシーラント2
1を介在させて枠体を開口フランジ20に接着させるこ
とによって、開口フランジ20に取り付けられている。
【0038】開口フランジ20に取り付けられた枠体付
き窓用板状体10を1週間養生した後、ターミナル部分
から22ボルトの電圧を発熱体3に加えて30分放置し
た。その後に窓用板状体1を車内側から押し、容易に枠
体2から窓用板状体1を取り外すことができた。この
際、発熱体3によって窓用板状体1の表面温度は190
℃となっていた。また、残った塩化ビニル樹脂からなる
枠体は、熱分解もなく、十分再利用できるものであっ
た。
き窓用板状体10を1週間養生した後、ターミナル部分
から22ボルトの電圧を発熱体3に加えて30分放置し
た。その後に窓用板状体1を車内側から押し、容易に枠
体2から窓用板状体1を取り外すことができた。この
際、発熱体3によって窓用板状体1の表面温度は190
℃となっていた。また、残った塩化ビニル樹脂からなる
枠体は、熱分解もなく、十分再利用できるものであっ
た。
【0039】(実施例2) 枠体の材料としてオレフィンエラストマーラバロン(三
菱油化社製)を用い、加える電圧を30ボルトとした以
外は、実施例1と同様にして枠体2を軟化して窓用板状
体1を車内側から押したところ、容易に枠体2から窓用
板状体1を取り外すことができた。この際、発熱体3に
よって窓用板状体1の表面温度は225℃となってい
た。また、残ったオレフィンエラストマーからなる枠体
は、熱分解もなく、十分再利用できるものであった。
菱油化社製)を用い、加える電圧を30ボルトとした以
外は、実施例1と同様にして枠体2を軟化して窓用板状
体1を車内側から押したところ、容易に枠体2から窓用
板状体1を取り外すことができた。この際、発熱体3に
よって窓用板状体1の表面温度は225℃となってい
た。また、残ったオレフィンエラストマーからなる枠体
は、熱分解もなく、十分再利用できるものであった。
【0040】(実施例3) 枠体付き窓用板状体10を開口フランジに取り付けて養
生した後、この開口フランジ20とともに枠体付き窓用
板状体10を80℃のオーブン内にて、1000時間熱
老化させ、加える電圧を24ボルトとした以外は、実施
例1と同様にして枠体2を軟化して窓用板状体1を車内
側から押したところ、容易に枠体2から窓用板状体1を
取り外すことができた。この際、発熱体3によって窓用
板状体1の表面温度は193℃となっていた。また、枠
体2の窓用板状体1との境界は溶融状態であった。
生した後、この開口フランジ20とともに枠体付き窓用
板状体10を80℃のオーブン内にて、1000時間熱
老化させ、加える電圧を24ボルトとした以外は、実施
例1と同様にして枠体2を軟化して窓用板状体1を車内
側から押したところ、容易に枠体2から窓用板状体1を
取り外すことができた。この際、発熱体3によって窓用
板状体1の表面温度は193℃となっていた。また、枠
体2の窓用板状体1との境界は溶融状態であった。
【0041】(実施例4) 枠体付き窓用板状体10を開口フランジに取り付けて養
生した後、この開口フランジ20とともに枠体付き窓用
板状体10を50℃、95%RHの雰囲気にて、100
0時間老化させた以外は、実施例1と同様にして枠体2
を軟化して窓用板状体1を車内側から押したところ、容
易に枠体2から窓用板状体1を取り外すことができた。
この際、発熱体3によって窓用板状体1の表面温度は1
88℃となっていた。また、枠体2の窓用板状体1との
境界は溶融状態であった。
生した後、この開口フランジ20とともに枠体付き窓用
板状体10を50℃、95%RHの雰囲気にて、100
0時間老化させた以外は、実施例1と同様にして枠体2
を軟化して窓用板状体1を車内側から押したところ、容
易に枠体2から窓用板状体1を取り外すことができた。
この際、発熱体3によって窓用板状体1の表面温度は1
88℃となっていた。また、枠体2の窓用板状体1との
境界は溶融状態であった。
【0042】(実施例5) 枠体の材料としてオレフィンエラストマーを用いた以外
は、実施例3と同様にして枠体2を軟化して窓用板状体
1を車内側から押したところ、容易に枠体2から窓用板
状体1を取り外すことができた。この際、発熱体3によ
って窓用板状体1の表面温度は220℃となっていた。
は、実施例3と同様にして枠体2を軟化して窓用板状体
1を車内側から押したところ、容易に枠体2から窓用板
状体1を取り外すことができた。この際、発熱体3によ
って窓用板状体1の表面温度は220℃となっていた。
【0043】(実施例6) 枠体の材料としてオレフィンエラストマーを用いた以外
は、実施例4と同様にして枠体2を軟化して窓用板状体
1を車内側から押したところ、容易に枠体2から窓用板
状体1を取り外すことができた。この際、発熱体3によ
って窓用板状体1の表面温度は220℃となっていた。
は、実施例4と同様にして枠体2を軟化して窓用板状体
1を車内側から押したところ、容易に枠体2から窓用板
状体1を取り外すことができた。この際、発熱体3によ
って窓用板状体1の表面温度は220℃となっていた。
【0044】(比較例) 発熱体を備えずに、窓用板状体の周縁部に軟質塩化ビニ
ル樹脂からなる枠体が一体成形された枠体付き板状体
を、開口フランジにウレタンシーラントによって接着取
り付けし1週間養生した後に、枠体付き板状体を開口フ
ランジとともに200℃のオーブンに30分間放置し
た。その後、オーブンから開口フランジとともに枠体付
き板状体を取り出して、車内側から窓用板状体を押しつ
けたが、窓用板状体を枠体から取り外すことができなか
った。
ル樹脂からなる枠体が一体成形された枠体付き板状体
を、開口フランジにウレタンシーラントによって接着取
り付けし1週間養生した後に、枠体付き板状体を開口フ
ランジとともに200℃のオーブンに30分間放置し
た。その後、オーブンから開口フランジとともに枠体付
き板状体を取り出して、車内側から窓用板状体を押しつ
けたが、窓用板状体を枠体から取り外すことができなか
った。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス板と開口フラン
ジとの寸法誤差を緩和し、ガラス板を開口フランジに確
実に取り付けることができ、ほかにも、開口フランジの
所定の位置にガラス板を取り付けることができるように
位置決めクリップ等を埋め込むことができるといった、
種々の機能を有する枠体があっても、次のことが可能と
なる。すなわち、窓用板状体に備えられた発熱体の熱に
よって枠体を軟化させ、窓用板状体を枠体から容易に取
り外すことができる。このため、枠体が一部または全部
に装着された窓用板状体を車両や建築物から容易に取り
外すことができる。この場合、機械的破壊等の手段によ
って取り外して回収するものでないため、窓用板状体と
異物との分別作業を行わなくても、窓用板状体の再利用
に適した原料を得ることができる。
ジとの寸法誤差を緩和し、ガラス板を開口フランジに確
実に取り付けることができ、ほかにも、開口フランジの
所定の位置にガラス板を取り付けることができるように
位置決めクリップ等を埋め込むことができるといった、
種々の機能を有する枠体があっても、次のことが可能と
なる。すなわち、窓用板状体に備えられた発熱体の熱に
よって枠体を軟化させ、窓用板状体を枠体から容易に取
り外すことができる。このため、枠体が一部または全部
に装着された窓用板状体を車両や建築物から容易に取り
外すことができる。この場合、機械的破壊等の手段によ
って取り外して回収するものでないため、窓用板状体と
異物との分別作業を行わなくても、窓用板状体の再利用
に適した原料を得ることができる。
【0046】さらに、本発明によれば、不用となった窓
用板状体を、きわめて短時間で手間のかからない方法に
よって回収できるため、例えば窓用板状体がガラス板か
らなる場合には、この回収されたガラス細片を再びガラ
ス原料として再利用する際に必要とする時間や費用がき
わめて少なくてすみ、再利用効率に優れ、資源の有効活
用化が図れ、環境保護に役立つ。
用板状体を、きわめて短時間で手間のかからない方法に
よって回収できるため、例えば窓用板状体がガラス板か
らなる場合には、この回収されたガラス細片を再びガラ
ス原料として再利用する際に必要とする時間や費用がき
わめて少なくてすみ、再利用効率に優れ、資源の有効活
用化が図れ、環境保護に役立つ。
【0047】また、本発明によれば、窓用板状体を車両
や建築物の本体に取り付けたままでも、廃棄される窓用
板状体を回収できるため、窓用板状体のガラス部分のみ
を取り外してから回収する煩雑さがなく、きわめて短時
間に、容易にガラス成分のみを回収できる。
や建築物の本体に取り付けたままでも、廃棄される窓用
板状体を回収できるため、窓用板状体のガラス部分のみ
を取り外してから回収する煩雑さがなく、きわめて短時
間に、容易にガラス成分のみを回収できる。
【図1】本発明における窓用板状体の一例を示す部分概
略断面図
略断面図
1:窓用板状体 2:枠体 3:発熱体 10:枠体付き窓用板状体 20:開口フランジ 21:シーラント
Claims (2)
- 【請求項1】窓用板状体の周縁部に合成樹脂製の枠体が
備えられていて、窓開口部の開ロフランジに取り付けら
れる枠体付き窓用板状体における、枠体から窓用板状体
を取り外す方法であって、前記枠体付き窓用板状体の構
造が、前記窓用板状体と枠体との境界の少なくとも一部
と、窓用板状体の周縁部の枠体が備えられている部より
も内周側であって枠体の近傍の少なくとも一部との、少
なくとも一方に発熱体が備えられた構造であり、前記発
熱体を発熱させて枠体を加熱し、軟化させた後に、窓用
板状体に外力を与えて枠体から窓用板状体を取り外すこ
とを特徴とする枠体から窓用板状体を取り外す方法。 - 【請求項2】前記枠体付き窓用板状体の窓開口部の開ロ
フランジヘの取り付け構造が、枠体がシーラントによっ
て車両の窓開口部の開ロフランジに接着されて、窓開口
部に取り付けられた構造であって、車体に取り付けられ
た状態で前記発熱体を発熱させて枠体を加熱し、軟化さ
せた後に、窓用板状体に外カを与える請求項1に記載の
枠体から窓用板状体を取り外す方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17273794A JP3260559B2 (ja) | 1993-07-23 | 1994-07-25 | 枠体から窓用板状体を取り外す方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-202931 | 1993-07-23 | ||
JP20293193 | 1993-07-23 | ||
JP17273794A JP3260559B2 (ja) | 1993-07-23 | 1994-07-25 | 枠体から窓用板状体を取り外す方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0781393A JPH0781393A (ja) | 1995-03-28 |
JP3260559B2 true JP3260559B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=26494989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17273794A Expired - Fee Related JP3260559B2 (ja) | 1993-07-23 | 1994-07-25 | 枠体から窓用板状体を取り外す方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3260559B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5997793A (en) * | 1997-01-10 | 1999-12-07 | Libbey-Owens-Ford Co. | Encapsulated window assembly including an in-molded periphery seal |
WO2001044004A1 (fr) * | 1999-12-14 | 2001-06-21 | Asahi Glass Company, Limited | Plaque transparente avec moulage et procede de retrait de plaque transparente |
WO2006090905A1 (ja) * | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 窓用板状体及び窓用板状体を窓用開口部から取り外す方法 |
JP5939224B2 (ja) * | 2013-10-03 | 2016-06-22 | 株式会社デンソー | 先行車選択装置 |
JP2020183183A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社豊田自動織機 | モール及び窓ガラス組立体 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP17273794A patent/JP3260559B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0781393A (ja) | 1995-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5997793A (en) | Encapsulated window assembly including an in-molded periphery seal | |
CN108068596B (zh) | 车辆用带树脂制框体的板状体 | |
JPS62286827A (ja) | 板ガラス | |
GB2147244A (en) | A peripheral gasket polymerised in situ around a transparent glazing sheet | |
CZ288773B6 (cs) | Zasklívací dílec, určený pro montáž a demontáž v otvoru | |
JP3260559B2 (ja) | 枠体から窓用板状体を取り外す方法 | |
JP2008542098A (ja) | 車両開口用の閉止装置の製造方法 | |
CN101678739B (zh) | 窗用板状体的框体、及带框体的窗用板状体以及带框体的窗用板状体的制造方法 | |
WO2011028244A1 (en) | Method of making a molded trim assembly | |
JPH10119169A (ja) | リサイクル可能な物品及びその物品を構成するシート状部材 | |
JP2981060B2 (ja) | 取付け容易な窓ガラスおよびその製造方法 | |
WO2001044004A1 (fr) | Plaque transparente avec moulage et procede de retrait de plaque transparente | |
US4707958A (en) | Fixed-pane motor-vehicle window and method of installing same | |
CN103402798B (zh) | 含有窗和零件的粘结组件及其制备方法 | |
US10974645B2 (en) | Vehicle pane with a covered lighting device | |
JP2514801B2 (ja) | 窓材の製造方法 | |
JPH0740380A (ja) | 枠体付き板状体の製造方法 | |
WO2001042036A1 (fr) | Vitre d'automobile | |
JPH0740740A (ja) | 窓用板状体の取り付け方法および窓用板状体を取り外す方法 | |
JPH01197114A (ja) | ウインドモールの成形方法 | |
US20230094469A1 (en) | Vehicle window assembly with bonded perimeter frame | |
JPH05319181A (ja) | 自動車の金属・高分子材料結合線状部材 | |
CN115135478A (zh) | 包括嵌装玻璃面板和框架的窗户单元 | |
JPH0671693A (ja) | モール付きウインドガラスの製造方法 | |
JPH0521381Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |