JPH0740740A - 窓用板状体の取り付け方法および窓用板状体を取り外す方法 - Google Patents

窓用板状体の取り付け方法および窓用板状体を取り外す方法

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JPH0740740A
JPH0740740A JP5205700A JP20570093A JPH0740740A JP H0740740 A JPH0740740 A JP H0740740A JP 5205700 A JP5205700 A JP 5205700A JP 20570093 A JP20570093 A JP 20570093A JP H0740740 A JPH0740740 A JP H0740740A
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JP
Japan
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window
adhesive
plate
opening
opening flange
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Pending
Application number
JP5205700A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tamai
宣行 玉井
Yoshio Hosaka
良雄 保坂
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】窓開口部をふさぐように、窓用板状体1をその
周縁部において、湿気で硬化する官能基を有していて、
かつ加熱によって軟化するウレタン樹脂を含有する接着
剤3を介して開口フランジ2に接着取り付けする。 【効果】窓用板状体と開口フランジとの接着部分を加熱
することにより接着剤が軟化し、窓用板状体を破損する
ことなく容易に開口フランジから取り外すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や建築物の開口部
の開口フランジに接着取り付けされている窓用板状体
を、開口フランジから容易に取り外すことのできる窓用
板状体の取り付け方法、および窓用板状体を取り外す方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の一環として、廃棄
された製品の再利用化が叫ばれており、先進国を中心と
してこのような廃棄資源の再利用が法制化されようとし
ている。
【0003】そこで、自動車等の車両が廃車になった場
合や、建築物が取り壊しになった場合に、これまでは廃
棄物として扱われて埋め立て等の廃棄処分になってい
た、これら車両や建築物の開口部をふさぐ窓用板状体
を、開口部の開口フランジから取り外して回収し、原料
として再生利用することが提案されてきた。
【0004】車両の開口部をふさぐ窓用板状体はさまざ
まな方法によって開口フランジに取り付けられている
が、例えば、窓用板状体の周縁部を接着剤を介して開口
フランジに接着取り付けすることが行われており、この
場合、接着剤としてウレタン接着剤を用い、このウレタ
ン接着剤を湿気硬化させて窓用板状体を開口フランジに
取り付けている。さらに、場合によっては、窓用板状体
の周縁部に車外側からガスケット、モールディング等が
装着されることもある。
【0005】また、建築物の窓開口部をふさぐ窓用板状
体も、同様に開口フランジに接着剤を介して接着取り付
けされている場合がある。
【0006】廃車になった車両や取り壊しになった建築
物から窓用板状体を取り外す場合、モールディング等を
車両等から取り外した後に、硬化しているウレタン接着
剤をピアノ線等によって切断し、窓用板状体を開口フラ
ンジから取り外し、手作業によって窓用板状体のみを回
収して、例えば、窓用板状体がガラス板の場合は、この
取り外したガラス板をガラス原料として溶融し、ガラス
製品として再利用することが提案されてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】車両や建築物の窓開口
部をふさぐ窓用板状体は、元来外力によって簡単に外れ
ないように強固に固定されているものであって、後に簡
単に取り外すことを考慮に入れていない設計となってい
るため、その取り外し作業は特に手作業による場合は非
常に困難なものであった。
【0008】そのため、車両や建築物に取り付けられた
窓用板状体の回収を行って、この回収された窓用板状体
を原料として新たにガラスを生成する方法として、上記
したような接着剤部分の切断では能率が悪く、きわめて
多大な時間と費用を費やさなければならなかった。
【0009】また、車両をスクラップとして扱い、車両
自体を押しつぶしていわゆるシュレッダーダストとし、
その中からガラス細片のみを回収する方法もあるが、こ
のような方法では、ガラス細片のみを抽出する時間が多
大なものであり、回収されるガラスの品質も悪く、ガラ
スを再生する原料としては不適当であった。
【0010】本発明の目的は、従来技術が有していた前
述のような欠点を解決するものであり、従来知られてい
なかった窓用板状体の取り付け方法および窓用板状体を
取り外す方法を新規に提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、窓用板状体の周縁部を、
接着剤を介して窓開口部の開口フランジに取り付ける方
法であって、前記接着剤が湿気で硬化する官能基を有し
ていてかつ加熱により軟化するウレタン樹脂を含有する
ことを特徴とする窓用板状体の取り付け方法を提供する
ものである。
【0012】また、本発明は、窓開口部の開口フランジ
に湿気で硬化する官能基を有していてかつ加熱により軟
化するウレタン樹脂を含有する接着剤を介して取り付け
られている窓用板状体の、少なくとも接着剤の施されて
いる窓用板状体の周縁部に相当する部分を加熱して、前
記接着剤が軟化した後に窓用板状体に外力を与えて、開
口フランジから窓用板状体を取り外す方法を提供するも
のである。
【0013】以下、図面に基づいて本発明を詳説するこ
ととする。図1は、本発明における窓用板状体の開口フ
ランジへの取り付けの一例を示す部分概略断面図であ
る。窓用板状体1は窓開口部をふさぐように、その周縁
部において接着剤3を介して開口フランジ2に接着取り
付けされる。接着剤3は、湿気で硬化する官能基を有し
ていて、かつ加熱によって軟化するウレタン樹脂を含有
するものである。
【0014】本発明における接着剤は、上記したように
ウレタン樹脂を含有するものであり、末端に水分を吸収
し架橋する官能基を有することが望ましい。例えば、こ
のような官能基としてはイソシアネート基、チオシアネ
ート基、シラノール基、アルコキシシリル基等があげら
れるが、もちろんこれに限定されるものではない。
【0015】接着剤に含有されているウレタン樹脂の構
造としては、加熱によりウレタン樹脂が軟化する構造で
あれば十分であるが、ポリオールとイソシアーネトのプ
レポリマーであることが好ましく、ウレタン結合のハー
ド部分の含有量は軟化温度に合わせて決定される。ポリ
オールとイソシアネートの種類の組み合わせは特に限定
されないが、明確な相分離構造を形成するものが好まし
い。なお、本発明の軟化点は融点と類似の意味で用いら
れ、粘弾性測定での変曲点の温度と対応する。
【0016】本発明に用いられるウレタン樹脂を含有す
る接着剤の軟化温度は、通常の使用の下で温度上昇によ
って接着剤が軟化し、窓用板状体が脱落してしまわない
温度範囲であればよく、130〜200℃の範囲、さら
には140〜170℃の範囲が好ましい。
【0017】本発明に用いられる架橋部分の官能基数は
加熱による軟化点が発生するように決定されるものが好
ましく、特に2官能より多く3官能より少ない範囲であ
ることが好ましい。さらに、必要によりフィラー、顔料
等の添加剤が含有されていてもよい。
【0018】上記した接着剤を用いて開口フランジに取
り付けられている窓用板状体を、開口フランジから取り
外す方法としては、窓用板状体を開口フランジと共に高
温雰囲気によって包囲し、接着剤をこの高温雰囲気によ
る加熱によって軟化させ、窓用板状体と開口フランジと
の接着力を低下させる。次いで、この接着力が低下した
ころを見計らって、窓用板状体に外力を与えることによ
り、容易に窓用板状体を開口フランジから取り外すこと
ができる。
【0019】上記した高温雰囲気の温度としては、本発
明における接着剤が加熱によって軟化するものであり、
上記したように通常の使用の下で窓用板状体が脱落して
しまわないように接着剤の軟化温度を決めてあるので、
この温度に対応した雰囲気中の温度が決められる。すな
わち、好ましい温度範囲として130〜200℃の範
囲、さらには140〜170℃の範囲とすればよい。
【0020】なお、本発明において、窓用板状体を開口
フランジから取り外す際には、窓用板状体と開口フラン
ジとを含めた全体を高温雰囲気によって包囲することに
限られず、接着剤の施されている窓用板状体の周縁部に
相当する部分のみを局部加熱することによって、接着剤
は十分軟化するわけであり、例えば、この部分に超音波
振動を局部的に与えてもよいし、その他接着剤を十分軟
化できる適宜の方法が採用される。
【0021】また、窓用板状体に与える外力は、開口フ
ランジを固定して、窓用板状体を開口部の外側から引っ
張る、あるいは開口部の内側から押すことによって与え
ることが容易であり好ましいが、逆に窓用板状体を固定
して開口フランジを引っ張るあるいは押しつけてもよ
く、本発明においては、これらを総称して窓用板状体に
外力を与えることの意味とするものである。
【0022】本発明における窓用板状体としては、平板
状のものであっても彎曲状のものであってもよく、ま
た、単板のガラス板、強化処理の施されたガラス板、合
わせガラス、複層ガラス、また、それらの表面に熱線反
射性能や導電性能等を有する機能コーティングが施され
たもの等、さらには接着剤が軟化する高温に十分耐え得
る有機透明樹脂製の板状体等が挙げられ、これらの積層
されたものであってもよい。
【0023】
【実施例】以下、本発明における実施例を説明する。
【0024】(実施例1)図1に示すように、強化ガラ
スからなる窓用板状体1の周縁部を、末端イソシアネー
ト基で官能基数2. 5、TDIをハード部分とするウレ
タン樹脂を用いてフィラー、顔料を添加して調製した接
着剤3を介して、車両の窓開口部の開口フランジ2に接
着取り付けした。この接着剤の軟化温度は135℃であ
った。上記したように開口フランジ2に取り付けられた
窓用板状体1を72時間養生した後、開口フランジと共
に窓用板状体を150℃雰囲気の恒温槽に20分間放置
し、窓用板状体を窓開口部の内側から一定の力で押すこ
とにより、窓用板状体を損傷させることなく、開口フラ
ンジから外すことができた。
【0025】(実施例2)末端イソシアネート基で官能
基数2. 6のウレタン材料をベースとした以外は、実施
例1と同様に行った。この接着剤の軟化温度は150℃
であった。160℃雰囲気で20分間放置し、窓用板状
体を窓開口部の内側から一定の力で押すことにより、窓
用板状体を損傷させることなく、開口フランジから外す
ことができた。
【0026】(実施例3)末端イソシアネート基で官能
基数2. 6のウレタン材料をベースとした以外は実施例
1と同様に行った。この接着剤の軟化温度は160℃で
あった。170℃雰囲気に20分間放置し、窓用板状体
を窓開口部の内側から一定の力で押すことにより、窓用
板状体を損傷させることなく、開口フランジから外すこ
とができた。
【0027】(比較例1)末端イソシアネート基で官能
基数2. 0のウレタン接着剤をベースとした以外は実施
例1と同様に行った。この接着剤の軟化温度は95℃で
あった。120℃雰囲気で20分間放置したが窓用板状
体が開口フランジから脱落した。この結果からこの接着
剤は実車用の接着剤としては不適当である。
【0028】(比較例2)末端イソシアネート基の汎用
のウレタンシーリング接着剤を用いた以外は実施例1と
同様に行った。200℃雰囲気に20分間放置したが接
着剤は軟化せず強い分解臭が発生した。開口フランジか
ら窓用板状体を外そうとしたが困難であった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、窓用板状体と開口フラ
ンジとを、加熱により軟化する接着剤を用いて接着取り
付けしているため、窓用板状体と開口フランジとの接着
部分を加熱することにより接着剤が軟化し、窓用板状体
を破損することなく容易に開口フランジから取り外すこ
とができる。
【0030】さらに、本発明によれば、不用となった窓
用板状体を、きわめて短時間で手間のかからない方法に
よって回収することができるため、例えば窓用板状体が
ガラス板からなる場合には、この回収されたガラスを再
びガラス原料として再利用する際に必要とする時間や費
用がきわめて少なくてすみ、再利用効率に優れ、資源の
有効活用化がはかれ、環境保護に役立つことができる。
【0031】また、本発明によれば、窓用板状体を車両
や建築物の本体に取り付けたままでも、廃棄される窓用
板状体を回収することができるため、窓用板状体のガラ
ス部分のみを取り外してから回収する煩雑さがなく、き
わめて短時間に、容易にガラス成分のみを回収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における窓用板状体の一例を示す部分概
略断面図
【符号の説明】
1:窓用板状体 2:開口フランジ 3:接着剤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓用板状体の周縁部を接着剤を介して窓開
    口部の開口フランジに取り付ける方法であって、前記接
    着剤が湿気で硬化する官能基を有していてかつ加熱によ
    り軟化するウレタン樹脂を含有することを特徴とする窓
    用板状体の取り付け方法。
  2. 【請求項2】前記湿気で硬化する官能基は、水分を吸収
    し架橋反応する官能基であることを特徴とする請求項1
    のガラス板の取り付け方法。
  3. 【請求項3】前記ウレタン樹脂は、130℃〜200℃
    の範囲で軟化することを特徴とする請求項1のガラス板
    の取り付け方法。
  4. 【請求項4】窓開口部の開口フランジに湿気で硬化する
    官能基を有していてかつ加熱により軟化するウレタン樹
    脂を含有する接着剤を介して取り付けられている窓用板
    状体の、少なくとも接着剤の施されている窓用板状体の
    周縁部に相当する部分を加熱して、前記接着剤が軟化し
    た後に窓用板状体に外力を与えて、開口フランジから窓
    用板状体を取り外す方法。
  5. 【請求項5】窓開口部の開口フランジに湿気で硬化する
    官能基を有していてかつ加熱により軟化するウレタン樹
    脂を含有する接着剤を介して取り付けられている窓用板
    状体を、開口フランジと共に高温雰囲気によって包囲し
    て、前記接着剤を軟化させることを特徴とする請求項4
    の窓用板状体を取り外す方法。
  6. 【請求項6】前記高温雰囲気の温度は、130℃以上で
    あることを特徴とする請求項5の窓用板状体を取り外す
    方法。
JP5205700A 1993-07-28 1993-07-28 窓用板状体の取り付け方法および窓用板状体を取り外す方法 Pending JPH0740740A (ja)

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