JP3260291B2 - アイピースレンズ系 - Google Patents

アイピースレンズ系

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JP3260291B2
JP3260291B2 JP00268197A JP268197A JP3260291B2 JP 3260291 B2 JP3260291 B2 JP 3260291B2 JP 00268197 A JP00268197 A JP 00268197A JP 268197 A JP268197 A JP 268197A JP 3260291 B2 JP3260291 B2 JP 3260291B2
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隆明 矢野
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旭光学工業株式会社
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B25/00Eyepieces; Magnifying glasses
    • G02B25/001Eyepieces

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、例えば一眼レフカメラに用いる
アイピースレンズ系に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】一眼レフカメラのファイン
ダは、撮影光学系(対物光学系)による実像を、アイピ
ースレンズ系で観察するという基本構成を有する。対物
光学系とアイピースレンズ系の間に、リレーレンズ系を
配置する場合には、リレーレンズ系による実像をアイピ
ースレンズ系を介して観察することになる。
【0003】このようなアイピースレンズ系は、対象と
する結像光学系(またはそのリレー光学系)の結像面付
近に、ファインダー内表示部材を配置することがある。
この場合、ファインダー内表示部材上のゴミを目立たな
くするために、この結像面とアイピースレンズ系の第1
レンズとの間隔(fbとする)をできるだけ大きくする
ことが好ましいが、fbを長くすると、全系の焦点距離
e が大きくなり、それに伴って全長が長くなり、さら
にファインダ倍率も下がる傾向がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、焦点距離の1.5倍程度の短
い全長で、焦点距離の0.5〜0.6倍程度の長いfb
が得られるアイピースレンズ系を得ることを目的とす
る。
【0005】
【発明の概要】本発明のアイピースレンズ系は、物体側
から順に、第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズから
なる3枚構成のアイピースレンズ系であって、第1レン
ズは、物体側に凸の正のパワーのメニスカスレンズから
なり、第2レンズと第3レンズは、全体として正のパワ
ーの貼合せレンズからなり、次の条件式(1)及び
(2)を満足することを特徴としている。 (1)0.2<fe /f1 <0.65 (2)0.6<fe /f23<1.0 但し、 f1 :第1レンズの焦点距離、 fe :全系の焦点距離、 f23:第2レンズと第3レンズの合成焦点距離、であ
る。
【0006】本発明のアイピースレンズ系は、さらに、
次の条件式(3)を満足することが好ましい。 (3)(LD+fb )/fe <1.6 但し、 LD:第1レンズの第1面から第3レンズの最終面迄の
距離、 fb :本アイピースレンズ系が観察する結像面から第1
レンズの第1面迄の距離、である。
【0007】
【発明の実施の態様】図示実施形態は、図1に示すよう
に、撮影レンズ系10によって1次結像面11に結像さ
れた像を、リレーレンズ系12によって2次結像面13
に結像させ、この2次結像面13上に形成された像を、
アイピースレンズ系20で観察する光学系に本発明を適
用したものである。EPは、アイポイントを示す。
【0008】アイピースレンズ系20は、物体(2次結
像面13)側から順に、第1レンズ21、第2レンズ2
2及び第3レンズ23からなる。第1レンズ21は、物
体側に凸の正のパワーのメニスカスレンズからなり、第
2レンズ22と第3レンズ23は、全体として正のパワ
ーの貼合せレンズ24からなっている。貼合せレンズ2
4を構成する2つのレンズは、いずれか一方を負メニス
カスレンズ22とし、他方を両凸レンズ23とする。
【0009】第1レンズ21と貼合せレンズ24は、と
もに正のパワーとし、そのパワーバランスを条件式
(1)及び(2)のように定めることにより、全長の短
縮を図りながら、収差を良好に補正することができる。
仮に、第1レンズ21を負レンズとすると、貼合せレン
ズ24のパワーを大きくせざるを得ない。貼合せレンズ
24の正のパワーが大きいと、全長を短縮するには有利
であるが、収差補正、特にコマ収差の補正が困難にな
る。
【0010】また、正のパワーの第1レンズ21は、物
体側に凸の正のメニスカスレンズとすると、第1レンズ
21の主点が物体側に出るため、他の形状、例えば両凸
レンズや、アイポイント側に凸のメニスカスレンズに比
べて、fbを大きくすることができる。また、第1レン
ズ21は、周辺部(コバ部)が物体(2次結像面13)
から離れる形状なので、ファインダ内表示部材を配置す
るスペースを大きくすることができる。
【0011】条件式(1)の下限を越えて第1レンズ2
1の正のパワーが小さいと、相対的に貼合せレンズ24
の正のパワーを大きくせざるを得ず、収差補正、特にコ
マ収差補正が困難になる。逆に上限を越えて第1レンズ
21の正のパワーが大きいと、単レンズからなる第1レ
ンズ21での収差補正が困難になる。
【0012】条件式(2)の下限を越えて貼合せレンズ
24の正のパワーが小さいと、相対的に第1レンズ21
の正のパワーを大きくせざるを得ず、第1レンズ21に
よる収差補正を効果的に行なうことができない。逆に上
限を越えて貼合せレンズ24の正のパワーが大きいと、
全長を短縮するには有利であるが、収差補正、特にコマ
収差の補正が困難になる。
【0013】条件式(3)は、ファインダーのアイピー
スの大きさと、ファインダー内表示の大きさと、見かけ
視界の大きさとをバランスよく得るための条件である。
ファインダ内表示の大きさyは、見かけ視界をβとし
て、 y=fe ・tan β で与えられる。条件式(3)を外れると、ファインダー
が大型化する。
【0014】次に具体的な数値実施例について本発明を
説明する。いずれの実施例も、物体側から順に、第1レ
ンズ21と、貼合せレンズ24からなっており、貼合せ
レンズ24は、第1、第3の実施例では、物体側から順
に、負メニスカスレンズ22と両凸レンズ23からな
り、第2の実施例では、物体側から順に、両凸レンズ2
3と負メニスカスレンズ22からなっている。
【0015】以下の各表及び各図面において、feは全系
の焦点距離、W は見掛け視界、f1は第1レンズ群の焦
点距離、f23は第2レンズと第3レンズの合成焦点距
離、fb は本アイピースレンズ系が観察する結像面から
第1レンズの第1面迄の距離、LDは第1レンズの第1面
から第3レンズの最終面までの距離、R はレンズ各面の
曲率半径、D はレンズ厚もしくはレンズ間隔、N はd線
に対する屈折率、νはアッベ数を示す。d線、g線、C
線、F線及びe線は、それぞれの波長における、球面収
差によって示される色収差と倍率色収差、Sはサジタ
ル、Mはメリディオナルを示している。また、回転対称
非球面は次式で定義される。 x=Ch2/{1+[1-(1+K)C2h2]1/2}+A4h4+A6h6+A8h8+・・・ (Cは曲率(1/r)、hは光軸からの高さ、Kは円錐係数)
【0016】[実施例1]図2は、本発明のアイピース
レンズ系の第1の実施例のレンズ構成図である。表1
は、このレンズ系の数値データ、図3及び図4は、この
レンズ系による諸収差図である。
【0017】
【表1】
【0018】[実施例2]図5は、本発明のアイピース
レンズ系の第2の実施例のレンズ構成図である。表2
は、このレンズ系の数値データ、図6及び図7は、この
レンズ系による諸収差図である。
【0019】
【表2】
【0020】[実施例3]図8は、本発明のアイピース
レンズ系の第3の実施例のレンズ構成図である。表3
は、このレンズ系の数値データ、図9及び図10は、こ
のレンズ系による諸収差図である。
【0021】
【表3】
【0022】表4に実施例1ないし3の各条件式の値を
示す。
【表4】
【0023】表4から明らかなように、各実施例は条件
式(1)ないし(3)を満たしていおり、各収差も良く
補正されている。
【0024】以上の実施例は、対物光学系(撮影光学
系)の後方にリレーレンズ系を有する光学系に本発明を
適用したものであるが、リレーレンズ系を有しない光学
系にも本発明は適用可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明のアイピースレンズ系によれば、
焦点距離の1.5倍程度の短い全長で、焦点距離の0.
5〜0.6倍程度の長いfbが得られる。このため、本
アイピースレンズ系で観察する結像面付近に、ファイン
ダ内表示部材を配置するファインダーに用いれば、アイ
ピースの全長を伸ばさないでファインダー内表示部材の
ためのスペースを確保することができ、ファインダーの
大型化とファインダー倍率の低下を防ぐことができる。
また、第1レンズの第1面と結像面とが離れる(fbが
大きい)ため、結像面付近のゴミや傷が目立たなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアイピースレンズ系を有する光学系の
例を示す図である。
【図2】本発明のアイピースレンズ系の第1の実施例を
示すレンズ構成図である。
【図3】図2のレンズ系の諸収差図である。
【図4】図2のレンズ系の横収差図である。
【図5】本発明のアイピースレンズ系の第2の実施例を
示すレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】図5のレンズ系の横収差図である。
【図8】本発明のアイピースレンズ系の第3の実施例を
示すレンズ構成図である。
【図9】図8のレンズ系の諸収差図である。
【図10】図8のレンズ系の横収差図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 25/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、第1レンズ、第2レン
    ズ及び第3レンズからなる3枚構成のアイピースレンズ
    系であって、第1レンズは、物体側に凸の正のパワーの
    メニスカスレンズからなり、第2レンズと第3レンズ
    は、全体として正のパワーの貼合せレンズからなり、次
    の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする
    アイピースレンズ系。 (1)0.2<fe /f1 <0.65 (2)0.6<fe /f23<1.0 但し、 f1 :第1レンズの焦点距離、 fe :全系の焦点距離、 f23:第2レンズと第3レンズの合成焦点距離。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアイピースレンズ系にお
    いて、さらに、次の条件式(3)を満足するアイピース
    レンズ系。 (3)(LD+fb )/fe <1.6 但し、 LD:第1レンズの第1面から第3レンズの最終面迄の
    距離、 fb :本アイピースレンズ系が観察する結像面から第1
    レンズの第1面迄の距離。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアイピースレン
    ズ系において、貼合せレンズは、負メニスカスレンズと
    両凸レンズの貼合せレンズであるアイピースレンズ系。
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