JP3259507B2 - 原稿処理装置 - Google Patents

原稿処理装置

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JP3259507B2
JP3259507B2 JP05736594A JP5736594A JP3259507B2 JP 3259507 B2 JP3259507 B2 JP 3259507B2 JP 05736594 A JP05736594 A JP 05736594A JP 5736594 A JP5736594 A JP 5736594A JP 3259507 B2 JP3259507 B2 JP 3259507B2
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成一郎 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活字原稿の原稿情報お
よび手書き原稿の原稿情報をコード化してデータベース
を構築するシステムに使用される原稿処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報提供の容易化や情報の集中管
理等のために、種々の情報をコード化するデータベース
の構築が進められている。原稿には、活字で情報を表記
した原稿(以下「活字原稿」という)と、手書き文字で
情報を表記した原稿(以下「手書き原稿」という)とが
あるが、データベース化のためには、原稿の種類(活字
原稿であるか手書き原稿であるか)に拘らず、膨大な量
の情報をコード化する必要がある。活字原稿と手書き原
稿とが混在する原稿としては、例えば、戸籍原簿や診療
報酬明細書などが挙げられる。
【0003】従来では、原稿情報をコード化する場合に
は、原稿をコピーした作業票などをキーパンチャに渡
し、キーパンチャが作業票を目視で確認しながら、膨大
な量の情報をマニュアル入力していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、膨大な
量の情報をコード化するに際し、原稿に記録されている
情報の内容や、原稿の性質によっては、次のような問題
が生じる。
【0005】原稿情報が数字のみで構成されている場
合にはデータをマニュアル入力するときであっても入力
作業を比較的容易に行うことができるが、原稿情報が漢
字、ひらがな、カタカナ、漢数字、算用数字などの組み
合わせから構成されている場合には文字種が多くなり、
キーパンチャによるデータ入力作業の効率が非常に悪く
なる。
【0006】官公庁などの公的機関で取り扱われる公
文書原稿の中には、記載内容が頻繁に書き替えられ、開
庁時間内は常に所定位置に保管しておかなければなら
ず、さらには守秘義務が課せられる原稿が多数ある。こ
のため、原稿を外部に持ち出して入力作業を行う形態を
採ることはできず、数万〜数十万件のデータを、極めて
短期間の間に、限られた場所において入力する必要が生
じる。
【0007】データベースを構築するには、原稿に記
録されている情報を全てそのまま入力するのではなく、
必要なデータのみを抽出あるいは加工しつつ入力しなけ
ればならない場合が生じてくる。キーパンチャにこのよ
うな抽出作業や加工作業を行わせたのでは、データ入力
作業の効率が著しく低下する。また、このような抽出作
業などは一般に情報の内容を正確に理解していなければ
行うことができず、専門性を要する作業であることか
ら、キーパンチャに作業シートを渡す前に、この作業シ
ートに表記されている不要な情報を消す作業などを行う
専門の作業者が別途必要であった。
【0008】本発明者は、原稿には活字原稿と手書き原
稿とが混在しているという現状に鑑み、これら原稿に表
記されている膨大な量の情報を迅速かつ正確にデータ入
力しなければならないという要請に答えるべく、活字原
稿のみでもOCR(OpticalCharacter Reader:光学式
文字読み取り装置)により文字をコード化すれば、デー
タ入力の効率を大幅に改善することができる点に着目し
て、本発明を完成させるに至った。
【0009】このように文字識別手段であるOCRによ
り情報のコード化処理を行うためには、事前に活字原稿
であるか手書き原稿であるかの識別を行い、活字原稿に
対して効率よくかつ確実に原稿情報の読取りを行い、後
処理に適確な情報を渡せる原稿処理装置がデータ入力シ
ステム全体の生産性を上げる上でも必要となる。
【0010】そこで、本発明は、活字原稿であるか手書
き原稿であるかの識別を行う仕分作業を事前に正確かつ
省力化して行うことができ、文字識別手段による活字原
稿のコード化処理を効率的に行い得る原稿処理装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、活字原稿の原稿情報を文字
識別手段を用いてコード化する一方、手書き原稿の原稿
情報をマニュアル入力によりコード化するシステムに組
み込まれて用いられ、活字であるか手書きであるかの選
別情報が付加された原稿を処理する原稿処理装置であっ
て、活字あるいは手書き原稿を読み取って画像信号に変
換する原稿読取手段と、上記画像信号をプリントアウト
してマニュアル入力用の作業票を作成する印字手段と、
前記選別情報を判別し、対応画像信号が活字原稿である
か手書き原稿のいずれであるのかを判別する判別手段
と、前記判別手段による判別結果に基づき、前記原稿読
取手段の出力画像信号の伝送を制御し、活字原稿に対応
する画像信号を前記文字識別手段へ選択的に伝送する一
方、手書き原稿に対応する画像信号を前記印字手段へ選
択的に伝送する画像信号伝送制御手段と、を有すること
を特徴とする原稿処理装置である。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、活字原稿
の原稿情報を文字識別手段を用いてコード化する一方、
手書き原稿の原稿情報をマニュアル入力によりコード化
するシステムに組み込まれて用いられ、活字であるか手
書きであるかの選別情報が付加された原稿を処理する原
稿処理装置であって、原稿を読取って画像信号に変換
すると共に出力画像信号を前記文字識別手段へと伝送す
る原稿読取手段と、前記選別情報を判別し、対応原稿が
活字原稿であるか手書き原稿のいずれであるのかを判別
する判別手段と、前記判別手段による判別結果に基づ
き、前記原稿読取手段の動作を制御し、活字原稿に対し
てのみ読取動作を完了させて出力画像信号を前記文字識
別手段へと伝送させる原稿読取動作制御手段と、を有す
ることを特徴とする原稿処理装置である。
【0013】
【作用】請求項1記載の原稿処理装置によれば、まず、
原稿読取手段により活字原稿あるいは手書き原稿に拘ら
ず原稿情報を読み取って画像信号に変換する。判別手段
は、予め付加されている選別情報に基づいて、対応する
画像信号が活字原稿であるか手書き原稿のいずれである
のかを判別する。次いで、画像信号伝送制御手段は、判
別手段による判別結果に基づいて、活字原稿に対応する
画像信号を文字識別手段へ選択的に伝送する一方、手書
き原稿に対応する画像信号を印字手段へ選択的に伝送す
る。
【0014】このような原稿処理装置を用いたシステム
では、原稿情報を活字あるいは手書きに拘らず全てを一
旦画像信号に変換し、選別情報に基づいて仕分処理を行
った後に、文字識別手段が、選択的に伝送されてきた画
像信号を文字コードに変換する一方、印字手段が、選択
的に伝送されてきた画像信号をプリントアウトしてマニ
ュアル入力用の作業票を作成することになる。
【0015】請求項2記載の原稿処理装置によれば、判
別手段は、予め付加されている選別情報に基づいて、対
応する原稿が活字原稿であるか手書き原稿のいずれであ
るのかを判別する。次いで、原稿読取動作制御手段は、
判別手段による判別結果に基づいて、原稿読取手段の動
作を制御する。つまり、原稿読取動作制御手段は、判別
手段により活字原稿であることを判別したときにのみ、
活字原稿を読取って画像信号に変換する原稿読取手段の
読取動作を完了させて、出力画像信号を文字識別手段へ
と伝送させる。
【0016】このような原稿処理装置を用いたシステム
では、選別情報に基づいて、原稿情報が活字の場合にの
み画像信号に変換し、文字識別手段が、伝送されてきた
画像信号を文字コードに変換することになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明について図面を参照しつつ説明
する。
【0018】図1は、活字原稿の原稿情報および手書き
原稿の原稿情報をコード化してデータベースを構築する
システムの一実施例に係る全体フローを概略的に示す図
である。なお、説明の便宜上、前記システムを、以下、
原稿情報コード化システムともいう。この原稿情報コー
ド化システムに本発明に係る原稿処理装置が組み込まれ
ており、システムの処理フローは、図示するように、マ
イクロイメージの入力から仕分けまでの第1工程と、後
段処理の第2工程との2つに大別される。各工程を概説
する。
【0019】第1工程:マイクロイメージの入力から仕
分けまで まず、活字原稿の原稿情報および手書き原稿の原稿情報
は、マイクロカメラによりマイクロフィルムFに撮影さ
れ、マイクロ化される。マイクロ化が完了した段階で、
原稿が写し込まれたマイクロフィルムFには、各原稿が
活字原稿であるか手書き原稿であるかの選別情報が付加
されている。
【0020】マイクロ化が終了すると、マイクロフィル
ムスキャナMSでフィルムFに写し込まれた画像情報を
全て読み取って画像信号に変換し、イメージ情報ファイ
ル10に記憶する。符号「A」は活字原稿に関するイメ
ージ情報を示し、符号「B」は手書き原稿に関するイメ
ージ情報を示している。また、付加された選別情報も読
み取り、選別情報ファイル11に記憶する。各原稿にお
ける画像情報と選別情報とは相互に関連づけられて各フ
ァイル10、11に記憶されている。
【0021】次いで、選別情報に基づいて活字原稿であ
るか手書き原稿であるかを判別し、仕分処理がなされ
る。手書き原稿の場合には、そのイメージ情報をファイ
ルから読み出してプリンタ(印字手段)に伝送してプリ
ントアウトした後、そのイメージ情報をファイル10か
ら削除する。したがって、仕分処理が終了すると、活字
原稿の原稿情報はイメージ情報としてファイル10に記
憶され、手書き原稿の原稿情報はイメージとしてプリン
トアウトされている。このプリントアウトしたものは、
キーパンチャによるマニュアル入力用の作業票12とし
て用いられる。
【0022】第2工程:後段処理 仕分処理の後、活字原稿に対応するイメージ情報は、予
め作成してあるパターンとイメージデータとを照合する
パターンマッチング方式などにより文字の識別処理を行
うOCR(文字識別手段)13へ伝送され、コードデー
タに変換される。このデータは、コードデータファイル
14に記憶される。また、キーパンチャは、プリントア
ウトされた作業票12を目視で確認しながらマニュアル
入力する。このデータも、コードデータファイル15に
記憶される。符号「a」は活字原稿に関するコードデー
タを示し、符号「b」は手書き原稿に関するマニュアル
入力されたコードデータを示している。
【0023】このようにして活字原稿および手書き原稿
の原稿情報のコード化が終了すると、データベース化に
必要なフィールドデータを抽出して、データベースファ
イル16に書き込んで終了する。
【0024】このような原稿情報コード化システムのう
ち、活字あるいは手書き原稿を全て読み取って画像信号
に変換し、活字原稿であれば対応する画像信号を文字識
別手段へ選択的に伝送する一方、手書き原稿であれば対
応する画像信号を印字手段へ選択的に伝送する作業を行
うのが請求項1に係る原稿処理装置である。
【0025】請求項1に係る原稿処理装置の第1実施例
について説明する。
【0026】図2は、第1実施例における原稿情報の流
れを示した図である。図示するように、原稿処理装置
は、活字原稿あるいは手書き原稿を読み取って画像信号
に変換する原稿読取手段と、画像信号をプリントアウト
してマニュアル入力用の作業票12を作成する印字手段
としてのプリンタ17とを有する。この第1実施例にお
ける原稿読取手段は、活字原稿あるいは手書き原稿が写
し込まれたマイクロフィルムFを読み取るものであり、
マイクロフィルムスキャナMSから構成されている。原
稿処理装置はさらに、選別情報に基づいて画像信号が活
字原稿であるか手書き原稿のいずれであるのかを判別す
ると共に、判別結果に基づいて、マイクロフィルムスキ
ャナMSの出力画像信号の伝送を制御する制御装置18
とを有する。この制御装置18が判別手段および画像信
号伝送制御手段に相当する。
【0027】活字原稿および手書き原稿は、平床式マイ
クロカメラ19などで撮影されてマイクロ化されるが、
原稿の撮影と同時に、マイクロフィルムFには、活字原
稿であるか手書き原稿であるかの選別情報20が各画像
駒23に対応して付加的に写し込まれている。この選別
情報20は、活字原稿あるいは手書き原稿に対応して大
きさを異ならせたマーク21(後述するマーク21aと
21bの総称)である。つまり、選別情報20はフィル
ムFの幅方向に沿う幅寸法が異なるマーク21であっ
て、活字原稿の場合には幅の狭いマーク21aが写し込
まれ、手書き原稿の場合には幅の広いマーク21bが写
し込まれている。これらマーク21a、21bは、マイ
クロフィルムスキャナMSに設けられた後述する検出手
段50により検出される。
【0028】なお、選別情報20としてのマーク21
a、21bは上述したものに限定されず、フィルムFの
長手方向に沿う長さを変えたマーク、あるいは大きさは
同一であるが光の透過濃度に差を付けたマークであって
も、活字原稿であるか手書き原稿であるかの識別性を備
えることができる。また、上記マーク21a、21bは
画像駒数をカウントするなどのために使用されるブリッ
プとも称されるドキュメントマークとは別個に設けて
も、あるいは、ドキュメントマークと兼用するように設
けても良い。
【0029】活字原稿であるか手書き原稿であるかは一
見して把握することができ、また原稿情報の内容に関す
る専門的な知識も不用である。したがって、マイクロフ
ィルムFを撮影する者でも、活字原稿であるか手書き原
稿であるかを容易に判別することができる。そこで、本
実施例では、撮影者が活字か手書きかを目視で判断し、
さらに撮影者が原稿種類に応じたマーク21a、21b
をマイクロカメラ19による原稿撮影時に同時に写し込
む形態を採っている。
【0030】このようにして撮影されるマイクロフィル
ムFとしてはロール状フィルムが用いられ、取扱の容易
化を図るために、巻回した状態でカートリッジ30内に
収容されている。
【0031】前記マイクロフィルムスキャナMSには、
カートリッジ30内のマイクロフィルムFの送り出し装
置であるフィルムキャリア29(図5参照)が着脱式又
は一体組み込み式に設けられている。図3は、マイクロ
フィルムスキャナMSおよびフィルムキャリア29の要
部を示す斜視図である。
【0032】フィルムキャリアに装填されるカートリッ
ジ30内には、マイクロフィルムFが巻回された巻戻し
用リール31が回転自在に支持されている。この巻戻し
用リール31から繰り出されたマイクロフィルムFは、
図示するように、巻取り用のリール32に巻き取られ
る。巻戻し用リール31は、モータM1 に連結された駆
動軸33によって回転駆動され、巻取り用リール32
は、モータM2 に連結された駆動軸34によって回転駆
動される。
【0033】フィルムキャリア29には、マイクロフィ
ルムFの先端部を巻取り用リール32に向けて送り出す
ために、モータM3 により回転駆動される送り出しロー
ラ35が設けられている。この送り出しローラ35は、
オン状態のソレノイド36によりマイクロフィルムFに
圧接されるが、ソレノイド36がオフ状態になるとマイ
クロフィルムFから離れ、退避位置に移動する。送り出
しローラ35によりカートリッジ30から送り出された
マイクロフィルムFは、アイドルローラ37にガイドさ
れ、プレート部38を通過し、アイドルローラ39にガ
イドされ、巻取り用リール32に巻き取られる。アイド
ルローラ37と同軸に、マイクロフィルムFの前進及び
後進両方向の搬送距離をカウントしたり、搬送速度を検
出するためのエンコーダ40が取り付けられている。
【0034】プレート部38の中央には、アパーチャ4
1が形成されている。このアパーチャ41は、通過する
マイクロフィルムFに対向するように位置し、後述する
コンデンサーレンズ46と投影レンズ47との間に位置
する。マイクロフィルムFは、巻戻し用リール31およ
び巻取り用リール32が正逆両方向に適宜回転駆動され
ることにより、プレート部38を通過しながら、両リー
ル31、32間で巻き取りあるいは巻き戻しつつ搬送さ
れる。
【0035】ランプ45等の光源からの光は、コンデン
サーレンズ群46により集光された後に、プレート部3
8に位置するマイクロフィルムFを下からに照射する。
光が透過したマイクロフィルムFの画像情報は、投影レ
ンズ47によって拡大投影され、CCDなどの受光素子
を配列したラインセンサ48により読み取られる。な
お、スクリーンを備えたマイクロフィルムリーダ・スキ
ャナにあっては、リーダーモードのときには、マイクロ
フィルムFの画像情報はスクリーンに投影されて閲覧に
供される。
【0036】マイクロフィルムスキャナMSには、選別
情報20としてマイクロフィルムFに付加されたマーク
21a、21bを検出する検出手段50がプレート部3
8に設けられている。図4に示すように、検出手段50
は、マーク21a、21bが移し込まれた図中下側のA
チャンネルに臨むように配置されている。検出手段50
としては、例えば、CdS素子、SpC素子などの光電
変換素子が用いられるが、検出対象である選別情報20
との関係から、検出手段50の構成数、位置、間隔など
が決定される。図示実施例のように幅寸法を異ならせた
マーク21a、21bである場合には、検出手段50
は、フィルムFの幅方向に沿って配置される第1と第2
のセンサ51、52より構成される。各センサ51、5
2は、マーク21a、21bおよび周囲のフィルムベー
ス面53を透過した光源からの光を受光し、マーク21
a、21bを検出したときには、例えば、オン信号を出
力する。
【0037】図示する実施例においては、第1センサ5
1および第2センサ52がともにオンの場合には、幅の
広いマーク21bを検出したときであり、そのマーク2
1bに対応する画像駒23には、手書き原稿の画像情報
が記録されていることが認識される。また、第1センサ
51がオフ、第2センサ52がオンの場合には、幅の狭
いマーク21aを検出したときであり、そのマーク21
aに対応する画像駒23には、活字原稿の画像情報が記
録されていることが認識される。さらに、マイクロフィ
ルムFを搬送しているにも拘らず、第1、第2センサ5
1、52が所定時間の間オフ状態のままである場合に
は、最終駒の読取りが終了したことが認識される。
【0038】全ての画像情報および選別情報20の読み
取りが終了すると、マイクロフィルムFは、リワインド
されて、巻戻し用リール31に全て巻き戻される。1つ
のカートリッジ30に収容されたマイクロフィルムFに
対する読み取り作業が終了すると、このカートリッジ3
0をフィルムキャリアから排出すると共に新たなカート
リッジ30を装填するカートリッジ交換作業を行う。こ
のようなカートリッジ交換作業を自動的に行うために、
マイクロフィルムスキャナMSには、図5に示されるカ
ートリッジローダ55が取り付けられている。
【0039】カートリッジローダ55は、マイクロフィ
ルムスキャナMSに補助装置として取り付けられるもの
であり、複数個のカートリッジ30を収納可能なスタッ
カ56を有している。そして、カートリッジローダ55
は、スタッカ56に収納されたカートリッジ30を自動
的に順次取り出してフィルムキャリア29に対して装填
し、フィルムキャリア29においてマイクロフィルムF
の読み取りが終了すると、使用済となったカートリッジ
30をフィルムキャリア29から取り出してスタッカ5
6に再び返却する。
【0040】カートリッジローダ55を用いることによ
り、カートリッジ30の交換作業の自動化およびマイク
ロフィルムFの画像情報の読み取りの自動化を図ること
ができるため、原稿処理装置を例えば夜間中稼働させて
おくことができる。これにより短期間に大量の原稿処理
を行うことができる。
【0041】図6は、原稿処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。制御装置18は、CPU60と、マイクロ
フィルムスキャナMSが読み取った画像信号をイメージ
情報として記憶するメモリ(RAM)61と、制御プロ
グラムや判断プログラムを記憶したメモリ(ROM)6
2と、プリンタ17への制御信号出力制御およびイメー
ジデータの伝送制御などを司るプリンタ制御部63と、
OCR13にイメージデータを伝送する際にRAM61
内のデータを一旦記憶する補助記憶部64とを有する。
ここで、プリンタ17にイメージデータを伝送する際に
は、RAM61内からデータが逐次送信される。
【0042】なお、プリンタ17ヘのイメージデータの
送信に関しては、上記のような逐次送信に代えて、伝送
すべきデータを補助記憶させておき、プリンタ17の動
作タイミングに合わせて、適時送信する形態としても良
い。また、OCR13、プリンタ17に対して直接デー
タを伝送する形態に代えて、それらのデータを別々のメ
モリに蓄積しておき、その後に蓄積されたデータをOC
R13、プリンタ17に一括入力させる形態としても良
い。
【0043】マイクロフィルムスキャナMSのラインセ
ンサ48はインターフェースおよび入出力部を介して制
御装置18に接続されており、読み取った画像信号が制
御装置18に入力される。また、モータM1 〜M3 など
のマイクロフィルムスキャナMSの構成機器の動作を制
御すると共にカートリッジローダ55の動作を制御する
ローダ制御部65も制御装置18に接続され、センサ5
1、52からのマーク検出信号も制御装置18に入力さ
れる。また、制御装置18からは、モータM1〜M3 を
オン、オフする制御信号やカートリッジ交換動作を実行
させる制御信号がローダ制御部65に出力される。
【0044】次に、原稿処理装置の作動を図7に基づい
て説明する。図7は、1本のカートリッジ30がフィル
ムキャリア29に装填されフィルムローディングがされ
た状態から、当該カートリッジ30に収容されているマ
イクロフィルムFに対する読取動作が終了しカートリッ
ジ交換を行うまでのフローチャートである。
【0045】まず、ステップS1において、モータM2
がオンされて巻取り用リール32が回転駆動される。マ
イクロフィルムFは、プレート部38を通過しながら搬
送されている。このとき、第1センサ51および第2セ
ンサ52は、選別情報20であるマーク21a、21b
を検出している。
【0046】第1センサ51および第2センサ52がと
もにオンの場合には(S2)、幅の広いマーク21bを
検出したときであり、そのマーク21bに対応する画像
駒23には、手書き原稿の画像情報が記録されている。
この場合には、フラグに「手書き」をセットし(S
3)、画像駒23が読取りを行なう適正位置まで達する
と、モータM2 がオフされ、マイクロフィルムFの搬送
が停止される(S6)。
【0047】また、第1センサ51がオフ、第2センサ
52がオンの場合には(S4)、幅の狭いマーク21a
を検出したときであり、そのマーク21aに対応する画
像駒23には、活字原稿の画像情報が記録されている。
この場合には、フラグに「活字」をセットし(S5)、
画像駒23が読取りを行なう適正位置まで達すると、モ
ータM2 がオフされ、マイクロフィルムFの搬送が停止
される(S6)。
【0048】次いで、マイクロフィルムFの画像情報を
ラインセンサ48により読み取り(S7)、画像信号を
イメージ情報として制御装置18のRAM61に記憶す
る。その後、フラグチェックを行ない(S8)、フラグ
の内容に応じて、プリント制御(S9)あるいはOCR
制御(S10)を行なう。
【0049】プリント制御(S9)では、RAM61内
のデータを、プリンタ制御部63を介して、プリンタ1
7に逐次伝送する制御がなされる。プリンタ17は、伝
送されたイメージデータを記録紙にプリントアウトす
る。このようにして出力されたものが、キーパンチャが
手入力する際に参照する作業票12となる。
【0050】OCR制御(S10)では、RAM61内
のデータを補助記憶部64に一旦記憶した後、この補助
記憶部64からOCR13に伝送する制御がなされる。
OCR13は、伝送されたイメージデータから文字を識
別して、コードデータに変換し、コードデータファイル
14に記憶する。
【0051】フラグの内容に応じてプリント制御(S
9)あるいはOCR制御(S10)が終了すると、ステ
ップS1に戻り、次ぎの画像駒23を読み取るためにマ
イクロフィルムFが搬送され、上述した処理(S2〜S
10)が繰り返される。
【0052】マイクロフィルムFを搬送しているにも拘
らず第1、第2センサ51、52がオフで、さらにその
状態が所定時間継続したならば、最終駒23の読取りが
終了したと判断され(S11)、モータM2 がオフさ
れ、マイクロフィルムFの搬送が停止される(S1
2)。その後、モータM1 を駆動してマイクロフィルム
Fを巻戻し用リール31に巻き取るフィルムリワインド
処理を行なう(S13)。カートリッジローダ55は、
カートリッジ30の交換動作を実行する。つまり、装填
されているカートリッジ30をフィルムキャリア29か
ら排出してスタッカ56に返却すると共に、次ぎの新た
なカートリッジ30をフィルムキャリア29に装填す
る。
【0053】そして、フィルムキャリア29に新たに装
填されたカートリッジ30に収容されているマイクロフ
ィルムFのフィルムローディングを行ない、上述したス
テップS1からの処理を繰り返す。
【0054】本実施例の原稿処理装置を用いた原稿情報
コード化システムでは、原稿情報を活字あるいは手書き
に拘らず全てを一旦画像信号に変換し、選別情報20
(マーク21)に基づいて仕分処理を行った後に、OC
R13が、選択的に伝送されてきた画像信号を文字コー
ドに変換する一方、プリンタ17が、選択的に伝送され
てきた画像信号をプリントアウトしてマニュアル入力用
の作業票12を作成することになる。
【0055】したがって、OCR13により原稿情報の
コード化処理を行うに当たり、事前に活字原稿であるか
手書き原稿であるかの識別が行われるため、活字原稿に
対して効率よくかつ確実に原稿情報の読取りを行うこと
ができ、後処理に適確な情報を渡すことができる。ま
た、選別情報20(マーク21)に基づいて活字原稿で
あるか手書き原稿であるかを識別するため、仕分作業を
正確に、かつ省力化して行うことができる。さらに、カ
ートリッジローダ55を利用するため、夜間入力を行う
ことができ、入力生産性が著しく高くなる。この結果、
原稿情報コード化システム全体の入力生産性が向上す
る。
【0056】次に、請求項1に係る原稿処理装置の第2
実施例について説明する。
【0057】図8は、第2実施例における原稿情報の流
れを示した図である。この第2実施例は、選別情報20
を付加する際の手続が前記第1実施例と異なる。
【0058】前記第1実施例では原稿撮影時に撮影者が
活字原稿であるか手書き原稿であるかを判別するように
したが、この第2実施例では、原稿種類を判別する識別
者と、各原稿を撮影する撮影者とが異なり、撮影前の原
稿の段階で識別者が原稿種類を判別する形態を採ってい
る。つまり、識別者は、活字か手書きかを目視で判断
し、原稿種類に応じた選別情報20としてのシール70
(後述するシール70aと70bの総称)を原稿表面に
貼り付ける。一方、撮影者は活字原稿であるか手書き原
稿であるかを意識することなく、平床式マイクロカメラ
19などで原稿を順次撮影してマイクロ化する。
【0059】原稿に貼り付けられるシール70は、図示
するように、活字原稿であることを示す黒丸71が付さ
れたシール70aと、手書き原稿であることを示す無地
のシール70bとの2種類がある。識別者は、目視判断
した原稿種類に応じて、これら2種類のシール70a、
70bを適宜選択して原稿の所定位置に貼り付ける。な
お、シール70に通し番号を付すことも可能である。ま
た、原稿撮影時には、ドキュメントマーク72がマイク
ロフィルムFに写し込まれる。
【0060】第2実施例における原稿処理装置の構成
は、検出手段50(センサ51、52)がマイクロフィ
ルムスキャナMSに設けられていない点を除いては、図
6に示したものと同様である。なお、この実施例では、
選別情報20を読み取るための専用の検出手段50を設
けていないため、制御装置18は、原稿情報を読み取っ
た画像信号に基づいて、選別情報20の内容を判別す
る。
【0061】原稿処理装置は次のように作動する。
【0062】まず、マイクロフィルムFの画像情報をラ
インセンサ48により読み取り、画像信号をイメージ情
報として制御装置18のRAM61に記憶する。その
後、制御装置18は、シール70が貼り付けられた位置
に対応する領域内に黒丸71に相当するイメージ情報が
存在するか否かを判断する。判断内容に応じて、図7で
示したプリント制御あるいはOCR制御を行なう。
【0063】プリント制御では、RAM61内のデータ
を、プリンタ制御部63を介して、プリンタ17に逐次
伝送する制御がなされる。プリンタ17は、伝送された
イメージデータを記録紙にプリントアウトする。出力さ
れたものは作業票となる。
【0064】OCR制御では、RAM61内のデータを
補助記憶部64に一旦記憶した後、この補助記憶部64
からOCR13に伝送する制御がなされる。OCR13
は、伝送されたイメージデータから文字を識別して、コ
ードデータに変換し、コードデータファイル14に記憶
する。
【0065】このような処理を最終駒まで繰り返する
と、フィルムリワインド処理が行なわれ、カートリッジ
ローダ55は、カートリッジ30の交換動作を実行し、
新たなカートリッジ30に収容されているマイクロフィ
ルムFに対して上記の処理を行う。
【0066】第2実施例の原稿処理装置を用いた原稿情
報コード化システムも、第1実施例の原稿処理装置を用
いたシステムと同様に、原稿情報を活字あるいは手書き
に拘らず全てを一旦画像信号に変換し、選別情報20
(シール70)に基づいて仕分処理を行った後に、OC
R13が、選択的に伝送されてきた画像信号を文字コー
ドに変換する一方、プリンタ17が、選択的に伝送され
てきた画像信号をプリントアウトして作業票12を作成
することになる。
【0067】したがって、OCR13により原稿情報の
コード化処理を行うに当たり、事前に活字原稿であるか
手書き原稿であるかの識別が行われるため、活字原稿に
対して効率よくかつ確実に原稿情報の読取りを行うこと
ができ、後処理に適確な情報を渡すことができる。ま
た、選別情報20(シール70)に基づいて活字原稿で
あるか手書き原稿であるかを識別するため、仕分作業を
正確に、かつ省力化して行うことができる。さらに、カ
ートリッジローダ55を利用するため、夜間入力を行う
ことができ、入力生産性が著しく高くなる。この結果、
原稿情報コード化システム全体の入力生産性が向上す
る。
【0068】次に、請求項1に係る原稿処理装置の第3
実施例について説明する。
【0069】図9は、第3実施例における原稿情報の流
れを示した図である。この第3実施例は、マイクロカメ
ラ19およびマイクロフィルムFを使用しない点で、前
記第1および第2実施例と異なる。
【0070】第3実施例の原稿処理装置では、マイクロ
フィルムスキャナMSに変えて、原稿をCCDで直接読
み取るデジタルカメラDCが使用される。活字原稿であ
るか手書き原稿であるかの判別は、第2実施例と同様
に、識別者が活字か手書きかを目視で判断し、原稿種類
に応じたシール70を原稿表面に貼り付ける。このとき
の識別者は、デジタルカメラDCを操作する者と同じで
も良い。
【0071】第3実施例における原稿処理装置の構成
は、図10に示すように、図6に示したものと同様に構
成される制御装置18、プリンタ17およびOCR13
を有し、デジタルカメラDCが制御装置18に接続され
ている。なお、この実施例では、選別情報20を読み取
るための専用の検出手段50を設けていないため、制御
装置18は、原稿情報を読み取った画像信号に基づい
て、選別情報20の内容を判別する。
【0072】原稿処理装置は次のように作動する。
【0073】まず、原稿をデジタルカメラDCの読取台
に載置し、その原稿をCCDにより読み取り、画像信号
をイメージ情報として制御装置18のRAM61に記憶
する。その後、制御装置18は、シール70が貼り付け
られた位置に対応する領域内に黒丸71に相当するイメ
ージ情報が存在するか否かを判断する。判断内容に応じ
て、第1および第2実施例と同様のプリント制御あるい
はOCR制御を行なう。このような処理を全ての原稿に
対して繰り返す。
【0074】第3実施例の原稿処理装置を用いた原稿情
報コード化システムも、第1および第2実施例の原稿処
理装置を用いたシステムと同様に、原稿情報を活字ある
いは手書きに拘らず全てを一旦画像信号に変換し、選別
情報20(シール70)に基づいて仕分処理を行った後
に、OCR13が、選択的に伝送されてきた画像信号を
文字コードに変換する一方、プリンタ17が、選択的に
伝送されてきた画像信号をプリントアウトして作業票1
2を作成することになる。
【0075】したがって、OCR13により原稿情報の
コード化処理を行うに当たり、事前に活字原稿であるか
手書き原稿であるかの識別が行われるため、活字原稿に
対して効率よくかつ確実に原稿情報の読取りを行うこと
ができ、後処理に適確な情報を渡すことができる。ま
た、選別情報20(シール70)に基づいて活字原稿で
あるか手書き原稿であるかを識別するため、仕分作業を
正確に、かつ省力化して行うことができる。この結果、
原稿情報コード化システム全体の入力生産性が向上す
る。
【0076】なお、原稿種類に応じたシール70を原稿
表面に貼り付けるのに変えて、デジタルカメラDCによ
る読取り時に、操作者が活字原稿であるか手書き原稿で
あるかを判別し、さらにスイッチの操作などにより選別
情報20としての画像信号をCCDにより読み取った画
像信号に付加するようにしても良い。この場合、制御装
置18は、選別情報としての画像信号に基づいて、プリ
ント制御あるいはOCR制御を行なう。
【0077】また、読取作業の効率を図るために、デジ
タルカメラDCの読取台に原稿を自動的に搬送すると共
に読取後の原稿を自動的に排出するオートフィーダを用
いても良い。この場合、オートフィーダによる搬送・排
出時のジャムを防止するために、原稿の原本をコピー
し、一定の紙質を有するようにするのが好ましい。
【0078】次に、請求項2に係る原稿処理装置の第1
実施例(説明の便宜上、以下、第4実施例と言う)につ
いて説明する。
【0079】前記第1〜第3実施例は、活字原稿あるい
は手書き原稿に拘らず、全ての原稿情報をイメージ情報
に一旦変換し、その後に、原稿種類に応じてプリント制
御あるいはOCR制御を行なうようにしたものである。
これに対して第4実施例(請求項2に係る原稿処理装
置)は、手書き原稿はイメージ情報に変換することは必
ずしも必要でないことを考慮して、活字原稿のみをイメ
ージ情報に変換して、この画像信号を文字識別手段へ伝
送するようにしたものである。
【0080】図11は、第4実施例における原稿情報の
流れの要部を示した図である。図示するように、原稿処
理装置は、原稿を読取って画像信号に変換すると共に出
力画像信号をOCR13へと伝送する原稿読取手段を有
する。原稿処理装置はさらに、選別情報に基づいて原稿
が活字原稿であるか手書き原稿のいずれであるのかを判
別すると共に、判別結果に基づいて、前記原稿読取手段
の動作を制御し、活字原稿に対してのみ読取動作を完了
させて出力画像信号をOCR13へと伝送させる制御装
置18aとを有する。この制御装置18aおよびマイク
ロフィルムスキャナMSにより前記原稿読取手段が構成
され、制御装置18aが判別手段および原稿読取動作制
御手段に相当する。
【0081】詳述すると、第4実施例の原稿処理装置に
は、第1実施例と同様に構成されるマイクロフィルムス
キャナMSに加えて、マイクロフィルムFの画像を画像
信号に変換することなく記録紙にプリントアウトするリ
ーダプリンタRPが設けられている。原稿情報のマイク
ロ化に際しては、第1実施例のように、選別情報20と
してのマーク21が撮影時にマイクロフィルムFに写し
込まれている。このため、リーダプリンタRPにも、マ
ークを読み取る第1センサ51と第2センサ52とを有
する検出手段50が設けられている。
【0082】1本のマイクロフィルムFをまずマイクロ
フィルムスキャナMSで使用し、その後に、同じマイク
ロフィルムFをリーダプリンタRPで使用しても良い
が、全体としては、原稿処理時間が長くなる。そこで、
本実施例にあっては、撮影したマイクロフィルムFをコ
ピーし、一方のマイクロフィルムFをマイクロフィルム
スキャナMS用に使用し、他方のマイクロフィルムFを
リーダプリンタRP用に使用することにより、並列的な
処理を可能とし、原稿処理時間を全体として短縮してあ
る。なお、処理時間に制限がない場合は、1本のマイク
ロフィルムFを使用しても良いのは言うまでもない。
【0083】第4実施例における原稿処理装置の構成
は、図12に示すように、プリンタ制御部63を除いて
は図6に示されるものと同様に構成される制御装置18
aを有し、この制御装置18aに、OCR13、マイク
ロフィルムスキャナMSおよびリーダプリンタRPが接
続されている。リーダプリンタRPに設けた第1、第2
センサ51、52からの検出信号も制御装置18aに入
力される。
【0084】原稿処理装置は次のように作動する。な
お、マイクロフィルムスキャナMSにおける動作と、リ
ーダプリンタRPにおける動作とに別けて説明する。
【0085】マイクロフィルムスキャナMSでは、ま
ず、第1センサ51および第2センサ52が、選別情報
20としてマイクロフィルムに付加されたマーク21を
検出する。
【0086】第1センサ51および第2センサ52がと
もにオンとなった場合には、そのマーク21bに対応す
る画像駒23には手書き原稿の画像情報が記録されてい
ることから、画像情報の読取は最初から実行せず、マイ
クロフィルムFを搬送して、次の画像駒23に対する処
理に移る。
【0087】一方、第1センサ51がオフ、第2センサ
52がオンとなった場合には、そのマーク21aに対応
する画像駒23には活字原稿の画像情報が記録されてい
ることから、マイクロフィルムFの画像情報をラインセ
ンサ48により読み取り、画像信号をイメージ情報とし
て制御装置18aのRAM61に記憶する。その後、第
1〜第3実施例と同様のOCR制御を行なう。
【0088】このようにマーク21を検出しつつ、手書
き原稿であれば読み飛ばし、活字原稿であればOCR制
御を行い、1本のマイクロフィルムFに対する処理を行
う。最終駒の処理が終了すると、フィルムリワインド処
理が行なわれ、カートリッジローダ55は、カートリッ
ジ30の交換動作を実行し、新たなカートリッジ30に
収容されているマイクロフィルムFに対して上記の処理
を行う。
【0089】リーダプリンタRPでは、マイクロフィル
ムスキャナMSと同様に、第1センサ51および第2セ
ンサ52によりマーク21を検出している。
【0090】第1センサ51がオフ、第2センサ52が
オンとなった場合には、そのマーク21aに対応する画
像駒23には活字原稿の画像情報が記録されていること
から、画像情報の読取は最初から実行せず、マイクロフ
ィルムFを搬送して、次の画像駒23に対する処理に移
る。
【0091】一方、第1センサ51および第2センサ5
2がともにオンとなった場合には、そのマーク21bに
対応する画像駒23には手書き原稿の画像情報が記録さ
れていることから、マイクロフィルムFの画像情報の読
取を実行し、その画像情報を記録紙にプリントアウトす
る。出力されたものは作業票12となる。
【0092】このようにマーク21を検出しつつ、活字
原稿であれば読み飛ばし、手書き原稿であればプリント
アウトを行い、1本のマイクロフィルムFに対する処理
を行う。最終駒の処理が終了すると、フィルムリワイン
ド処理が行なわれ、カートリッジローダ55は、カート
リッジ30の交換動作を実行し、新たなカートリッジ3
0に収容されているマイクロフィルムFに対して上記の
処理を行う。
【0093】第4実施例の原稿処理装置を用いた原稿情
報コード化システムでは、選別情報20(マーク21)
に基づいて、対応する原稿が活字原稿であるか手書き原
稿のいずれであるのかを判別した後に、活字原稿に対し
てのみマイクロフィルムスキャナMSによる読取動作を
完了させて、OCR13が、伝送されてきた画像信号を
文字コードに変換する。その一方、手書き原稿に対して
のみリーダプリンタRPが作業票12の作成処理を行
う。換言すれば、ある原稿に対して、その原稿種類に応
じた処理のみを行う。
【0094】したがって、OCR13により原稿情報の
コード化処理を行うに当たり、事前に活字原稿であるか
手書き原稿であるかの識別が行われるため、活字原稿に
対して効率よくかつ確実に原稿情報の読取りを行うこと
ができ、後処理に適確な情報を渡すことができる。ま
た、選別情報20(マーク21)に基づいて活字原稿で
あるか手書き原稿であるかを識別するため、仕分作業を
正確に、かつ省力化して行うことができる。さらに、カ
ートリッジローダ55を利用するため、夜間入力を行う
ことができ、入力生産性が著しく高くなる。この結果、
原稿情報コード化システム全体の入力生産性が向上す
る。
【0095】第4実施例の原稿処理装置では、選別手段
20を読み取る専用の検出手段50を設けているが、次
のように改変することもできる。
【0096】マイクロフィルムスキャナMSやリーダプ
リンタRPでは、マイクロフィルムFに記録された画像
の濃度などを検出するために、本スキャンに先立って予
備スキャンが行われる。そして、この予備スキャン時の
画像信号に基づいて、選別手段20の内容を判別するこ
とにより、専用の検出手段50を廃止することができ
る。
【0097】この改変した原稿処理装置は次のように作
動する。なお、マイクロフィルムスキャナMSにおける
動作と、リーダプリンタRPにおける動作とに別けて説
明する。
【0098】マイクロフィルムスキャナMSでは、ま
ず、予備スキャン時の画像信号に基づいて、マーク21
aあるいはマーク21bに相当する画像信号があるか否
かを判断する。
【0099】マーク21bに相当する画像信号がある場
合には、そのマーク21bに対応する画像駒23には手
書き原稿の画像情報が記録されていることから、本スキ
ャンを行うことなくマイクロフィルムFを搬送して、次
の画像駒23に対する処理に移る。
【0100】一方、マーク21aに相当する画像信号が
ある場合には、そのマーク21aに対応する画像駒23
には活字原稿の画像情報が記録されていることから、予
備スキャン結果に基づいて露光調整などを行った後に本
スキャンを行い、マイクロフィルムFの画像情報をライ
ンセンサ48により読み取り、画像信号をイメージ情報
として制御装置18aのRAM61に記憶する。その後
に、OCR制御を行なう。
【0101】このように、予備スキャン時の画像信号に
基づいて、マーク21aあるいはマーク21bを判別
し、手書き原稿であれば本スキャンを行わずに読み飛ば
し、活字原稿であれば本スキャンを行ってOCR制御を
行う。
【0102】リーダプリンタRPでは、マイクロフィル
ムスキャナMSと同様に、予備スキャン時の画像信号に
基づいて、マーク21aあるいはマーク21bに相当す
る画像信号があるか否かを判断する。
【0103】マーク21aに相当する画像信号がある場
合には、そのマーク21aに対応する画像駒23には活
字原稿の画像情報が記録されていることから、本スキャ
ンを行うことなくマイクロフィルムFを搬送して、次の
画像駒23に対する処理に移る。
【0104】一方、マーク21bに相当する画像信号が
ある場合には、そのマーク21bに対応する画像駒23
には手書き原稿の画像情報が記録されていることから、
予備スキャン結果に基づいて露光調整などを行った後に
本スキャンを行い、マイクロフィルムFの画像情報を記
録紙にプリントアウトする。
【0105】このように、予備スキャン時の画像信号に
基づいて、マーク21aあるいはマーク21bを判別
し、活字原稿であれば本スキャンを行わずに読み飛ば
し、手書き原稿であればプリントアウトを行う。
【0106】第4実施例の改変例を用いた原稿情報コー
ド化システムでも、選別情報20(マーク21)に基づ
いて、対応する原稿が活字原稿であるか手書き原稿のい
ずれであるのかを判別した後に、活字原稿に対してのみ
マイクロフィルムスキャナMSによる読取動作(本スキ
ャン)を完了させて、OCR13が、伝送されてきた画
像信号を文字コードに変換する。その一方、手書き原稿
に対してのみリーダプリンタRPが作業票12の作成処
理を行う。
【0107】上記改変例では予備スキャンを完全に終了
させた後に、予備スキャン時の画像信号に基づいて、マ
ーク21の種類を判別しているが、次のような形態にさ
らに改変することも可能である。つまり、マーク21の
種類を判別できる領域まで予備スキャンし、マイクロフ
ィルムスキャナMSでは、手書き原稿であると判別でき
た時点で予備スキャンそのものを中止し、リーダプリン
タRPでは、活字原稿であると判別できた時点で予備ス
キャンそのものを中止する形態に改変しても良い。
【0108】なお、第4実施例ならび第4実施例の各改
変例には、第2実施例のように、選別情報20としての
シール70を原稿に貼り付ける形態も、適用可能であ
る。
【0109】次に、請求項2に係る原稿処理装置の第2
実施例(説明の便宜上、以下、第5実施例と言う)につ
いて説明する。
【0110】図13は、第5実施例における原稿情報の
流れを示した図である。この第5実施例は、第4実施例
と同様に、ある原稿に対して、その原稿種類に応じた処
理のみを行うようにしたものである。
【0111】第5実施例の原稿処理装置では、第2実施
例のように選別情報20としてのシール70を貼り付け
た原稿をマイクロ化し、そのマイクロフィルムFをプリ
ントアウトしたドキュメントDを読み取るようにしてい
る。また、原稿をマイクロ化し、そのマイクロフィルム
Fをプリントアウトした後に、シール70を貼り付けた
ドキュメントDを読み取るようにしても良い。
【0112】この原稿処理装置はドキュメントスキャナ
DSを有し、当該ドキュメントスキャナDSには、原稿
挿入部75と、ソータ部76とが設けられている。ソー
タ部76は、さらに手書き原稿排出部77と、活字原稿
排出部78とに分けられている。この実施例で取り扱う
ドキュメントDは、原稿そのものではなくプリントアウ
トしたものであるので、一定の紙質を有している。した
がって、原稿挿入部75にオートフィーダを用いても、
搬送・排出時のジャムを防止でき、読み取り作業の容易
化、迅速化を図ることができる。
【0113】さらに、ドキュメントスキャナDSには、
ドキュメントDの画像情報を読み取るためのラインセン
サの他に、オートフィーダによるドキュメントDの搬送
時に前記シール70を読み取るためのセンサが設けられ
ている。このセンサは、前述したセンサ51や52と同
様に構成されている。
【0114】第5実施例における原稿処理装置の構成
は、図14に示すように、図12に示されるものと同様
に構成される制御装置18aを有し、この制御装置18
aに、OCR13、ドキュメントスキャナDSが接続さ
れている。ドキュメントスキャナDSに設けたセンサか
らの検出信号は制御装置18aに入力される。この制御
装置18aおよびドキュメントスキャナDSにより原稿
読取手段が構成され、制御装置18aが判別手段および
原稿読取動作制御手段に相当する。
【0115】原稿処理装置は次のように作動する。
【0116】原稿挿入部75に設けたオートフィーダに
より、積層状態で載置したドキュメントDが1枚搬送さ
れ、この搬送時に、センサによってシール70が読み取
られる。制御装置18aは読み取った画像信号に基づい
て、黒丸71に相当するイメージ情報が存在するか否か
を判断する。
【0117】この判断の結果、黒丸71に相当するイメ
ージ情報が存在せずシール70bであると判断した場
合、つまり、手書き原稿であると判断した場合には、ラ
インセンサを作動することなく、ドキュメントDをソー
タ部76の手書き原稿排出部77に排出する。この排出
されたドキュメントDそのものが作業票12となる。
【0118】一方、黒丸71に相当するイメージ情報が
存在しシール70aであると判断した場合、つまり、活
字原稿であると判断した場合には、ドキュメントDの画
像情報をラインセンサにより読み取り、画像信号をイメ
ージ情報として制御装置のRAM61に記憶する。その
後、OCR制御を行なう。ドキュメントDは、ソータ部
76の活字原稿排出部78に排出する。
【0119】1枚のドキュメントDの排出処理が終了す
ると、次の新たなドキュメントDが自動的に搬送され、
シール70を読み取りつつ上述した処理が繰り返され
る。
【0120】第5実施例の原稿処理装置を用いた原稿情
報コード化システムでも、選別情報20(シール70)
に基づいて、対応するドキュメントDが活字原稿である
か手書き原稿のいずれであるのかを判別した後に、活字
原稿に対してのみドキュメントスキャナDSによる読取
動作を完了させて、OCR13が、伝送されてきた画像
信号を文字コードに変換する。その一方、ドキュメント
Dをソータ部76で区分けして排出することで、手書き
原稿に対する作業票12の分別処理を行う。
【0121】したがって、OCR13により原稿情報の
コード化処理を行うに当たり、事前に活字原稿であるか
手書き原稿であるかの識別が行われるため、活字原稿に
対して効率よくかつ確実に原稿情報の読取りを行うこと
ができ、後処理に適確な情報を渡すことができる。ま
た、選別情報20(シール70)に基づいて活字原稿で
あるか手書き原稿であるかを識別するため、仕分作業を
正確に、かつ省力化して行うことができる。さらに、オ
ートフィーダを利用することができるため、入力生産性
が著しく高くなる。この結果、原稿情報コード化システ
ム全体の入力生産性が向上する。
【0122】なお、シール70を読み取るための専用の
センサを設ける形態の他、第4実施例の各改変例と同様
な形態を採ることもできる。つまり、予備スキャン完了
時の画像信号に基づいてシール70の種類を判別する形
態、あるいは、予備スキャンの途中に手書き原稿である
と判別できた時点で予備スキャンを中止しドキュメント
Dを手書き原稿排出部77に排出する形態としても良
い。
【0123】ところで、作業票12は、原稿と同一のフ
ォーマットでプリントアウトしても良いが、キーパンチ
ャによるマニュアル入力作業の便宜を考慮すれば、イメ
ージ情報に所定の画像処理を加えた別のフォーマットで
プリントアウトしても良い。そこで、図15(A)〜
(D)に、作業票12のフォーマット例を示す。
【0124】同図(A)に示す作業票12は、イメージ
情報に管理情報を付加してプリントアウトしたものであ
る。管理情報としては、カートリッジ番号、駒番号ある
いは整理番号が例示できる。カートリッジ番号は、マイ
クロフィルムFの先頭部分に写し込んだIMC(イメー
ジ・マネージング・コード)を読み取ることにより認識
でき、駒番号はドキュメントマークをカウントすること
により認識でき、整理番号はシール70などに付された
番号を読み取ることにより認識できる。
【0125】同図(B)に示す作業票12は、イメージ
情報のうち入力不要な部分を消去してプリントアウトし
たものである。
【0126】同図(C)に示す作業票12は、1枚の原
稿のイメージ情報のうち必要部分をカットし、さらにカ
ットしたものを複数個結合(マージ)してプリントアウ
トしたものである。
【0127】同図(D)に示す作業票12は、イメージ
情報のうち部分的に塗り潰してプリントアウトしたもの
である。塗り潰す部分としては、入力不要部分の他、秘
密情報などが例示できる。
【0128】なお、これら作業票12のフォーマットで
は手書き原稿のイメージ情報に画像処理を加える必要が
あるので、上述した実施例のうち、第1、第2および第
3実施例に適用することができる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
原稿処理装置は、原稿情報を活字あるいは手書きに拘ら
ず全てを一旦画像信号に変換し、選別情報に基づいて活
字原稿あるいは手書き原稿に応じた仕分処理を行った後
に、活字原稿に対応する画像信号を文字識別手段へ選択
的に伝送する一方、手書き原稿に対応する画像信号を印
字手段へ選択的に伝送する。したがって、この原稿処理
装置を用いた原稿情報コード化システムでは、文字識別
手段により原稿情報のコード化処理を行うに当たり、事
前に活字原稿であるか手書き原稿であるかの識別が行わ
れるため、活字原稿に対して効率よくかつ確実に原稿情
報の読取りを行うことができ、後処理に適確な情報を渡
すことができる。また、選別情報に基づいて活字原稿で
あるか手書き原稿であるかを識別するため、仕分作業を
正確に、かつ省力化して行うことができる。この結果、
原稿情報コード化システム全体の入力生産性が向上す
る。
【0130】また、請求項2記載の原稿処理装置は、選
別情報に基づいて対応する原稿が活字原稿であるか手書
き原稿のいずれであるのかを判別した後に、活字原稿で
あることを判別したときにのみ、活字原稿を読取って画
像信号に変換する原稿読取手段の読取動作を完了させ
て、出力画像信号を文字識別手段へと伝送させる。した
がって、この原稿処理装置を用いた原稿情報コード化シ
ステムでは、文字識別手段により原稿情報のコード化処
理を行うに当たり、事前に活字原稿であるか手書き原稿
であるかの識別が行われるため、活字原稿に対して効率
よくかつ確実に原稿情報の読取りを行うことができ、後
処理に適確な情報を渡すことができる。また、選別情報
に基づいて活字原稿であるか手書き原稿であるかを識別
するため、仕分作業を正確に、かつ省力化して行うこと
ができる。この結果、原稿情報コード化システム全体の
入力生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 活字原稿の原稿情報および手書き原稿の原稿
情報をコード化してデータベースを構築するシステムの
一実施例に係る全体フローを概略的に示す図である。
【図2】 第1実施例(請求項1に係る原稿処理装置)
における原稿情報の流れを示した図である。
【図3】 マイクロフィルムスキャナおよびフィルムキ
ャリアの要部を示す斜視図である。
【図4】 選別情報としてマイクロフィルムに付加され
たマークおよびこのマークを検出する検出手段の配置を
示す図である。
【図5】 マイクロフィルムスキャナに取り付けられる
カートリッジローダを示す斜視図である。
【図6】 第1実施例の原稿処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 第1実施例の原稿処理装置の作動状態を示す
フローチャートである。
【図8】 第2実施例(請求項1に係る原稿処理装置)
における原稿情報の流れを示した図である。
【図9】 第3実施例(請求項1に係る原稿処理装置)
における原稿情報の流れを示した図である。
【図10】第3実施例の原稿処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】第4実施例(請求項2に係る原稿処理装置の
第1実施例)における原稿情報の流れの要部を示した図
である。
【図12】第4実施例の原稿処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図13】第5実施例(請求項2に係る原稿処理装置の
第2実施例)における原稿情報の流れを示した図であ
る。
【図14】第5実施例の原稿処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】図15(A)〜(D)は、作業票のフォーマ
ット例を示す図である。
【符号の説明】
12…作業票 13…OCR(文字識別手段) 17…プリンタ(印字手段) 18…制御装置(判別手段、画像信号伝送制御手段) 18a…制御装置(原稿読取手段、判別手段、原稿読取
動作制御手段) 20…選別情報 21…マーク(選別情報) 55…カートリッジローダ 70…シール(選別情報) 76…ソータ部 MS…マイクロフィルムスキャナ(原稿読取手段) DC…デジタルカメラ(原稿読取手段) RP…マイクロフィルムリーダプリンタ(印字手段) DS…ドキュメントスキャナ(原稿読取手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/82

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活字原稿の原稿情報を文字識別手段を用
    いてコード化する一方、手書き原稿の原稿情報をマニュ
    アル入力によりコード化するシステムに組み込まれて用
    いられ、 活字であるか手書きであるかの選別情報が付加された原
    稿を処理する原稿処理装置であって、 活字あるいは手書き原稿を読み取って画像信号に変換す
    る原稿読取手段と、 上記画像信号をプリントアウトしてマニュアル入力用の
    作業票を作成する印字手段と、 前記選別情報を判別し、対応画像信号が活字原稿である
    か手書き原稿のいずれであるのかを判別する判別手段
    と、 前記判別手段による判別結果に基づき、前記原稿読取手
    段の出力画像信号の伝送を制御し、活字原稿に対応する
    画像信号を前記文字識別手段へ選択的に伝送する一方、
    手書き原稿に対応する画像信号を前記印字手段へ選択的
    に伝送する画像信号伝送制御手段と、を有することを特
    徴とする原稿処理装置。
  2. 【請求項2】 活字原稿の原稿情報を文字識別手段を用
    いてコード化する一方、手書き原稿の原稿情報をマニュ
    アル入力によりコード化するシステムに組み込まれて用
    いられ、 活字であるか手書きであるかの選別情報が付加された原
    稿を処理する原稿処理装置であって、 原稿を読取って画像信号に変換すると共に出力画像信
    号を前記文字識別手段へと伝送する原稿読取手段と、 前記選別情報を判別し、対応原稿が活字原稿であるか手
    書き原稿のいずれであるのかを判別する判別手段と、 前記判別手段による判別結果に基づき、前記原稿読取手
    段の動作を制御し、活字原稿に対してのみ読取動作を完
    了させて出力画像信号を前記文字識別手段へと伝送させ
    る原稿読取動作制御手段と、を有することを特徴とする
    原稿処理装置。
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