JP3259086B2 - トラバースピッチ制御装置 - Google Patents

トラバースピッチ制御装置

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JP3259086B2
JP3259086B2 JP20400997A JP20400997A JP3259086B2 JP 3259086 B2 JP3259086 B2 JP 3259086B2 JP 20400997 A JP20400997 A JP 20400997A JP 20400997 A JP20400997 A JP 20400997A JP 3259086 B2 JP3259086 B2 JP 3259086B2
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pitch control
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丈晴 岡本
真祐 夏目
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば太物伸線機
の自動交換ダブルスプーラ等の巻取ボビンにおける最下
層側での線材の曲がりぐせをなくするようにしたトラバ
ースピッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のトラバースピッチ制御装
置では、トラバーサを油圧により作動させ、定速度制御
を行なっていた。このため巻取ボビンの巻始めではピッ
チが大きくなり過ぎて図4の略図に示すように、繰り出
された線材1が巻取ボビン2に巻回される場合に、線材
1同士が交差した丸印Mで示す位置で曲がりぐせが付く
ことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のこと
は、巻取ボビンへの巻始めのピッチを小さくすれば解決
できる。しかし、巻終わり途中の段階で、ピッチを小さ
くすべく巻取ボビン上で線材を寄せるため、線材の余長
分が多くなるという新たな課題が生じる。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、巻取ボビンにおける最下層側での線材の曲が
りぐせを解消するようにしたトラバースピッチ制御装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明のトラバースピ
ッチ制御装置は、線材を巻取ボビンに最下層から順次巻
回するトラバース制御装置において、前記巻取ボビン最
下層の巻始め端から所定の定位置まではピッチ巻きを行
ない、定位置を過ぎてからは定速度巻きを行なうように
する運転制御手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0006】
【実施例】本発明の特徴は、トラバース制御用のモータ
としてサーボモータを使用することである。また、他の
特徴は巻取ボビンの最下層の巻始め端より定位置までは
一定のピッチで巻回するピッチ巻制御運転を行なうこと
である。そして、上記の定位置を過ぎたところより従来
通りサーボモータの定回転による定速度制御運転を行な
う。
【0007】ここで、定位置を過ぎたところより、定速
度制御運転に変更する理由は、運転開始条件を入力した
後、本体のスプーラモータを減速し、低速に入ってから
トラバースの定位置まで移動するのに遅延時間がかか
り、巻取ボビンへの無駄な巻回が増加するためである。
【0008】以下に、本発明の一実施例を図を参照して
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明のトラバースピッチ制御装置
の制御系統をブロック図で示したものである。
【0010】図において、Cは本発明のトラバースピッ
チ制御装置の運転制御手段全体を示している。10は巻
取機タコジェネレータであり、巻取ボビンの回転数を検
出するものであり、11は定電圧電源である。これら巻
取機タコジェネレータ10及び定電圧電源11は、定ピ
ッチ制御運転への切換を可能にする接点12及び定速度
制御運転への切換を可能にする接点13へそれぞれ接続
されている。これら切換可能な接点12,13を含むリ
レー14は、同じく定ピッチ制御運転にへの切換を可能
にする接点15及び定速度運転への切換を可能とする接
点16を含むリレー17と連動し、これらの出力はトラ
バース制御装置18に入力される。また、このトラバー
ス制御装置18は、図示を省略したトラバーサを右行又
は左行させるために、その切換のための接点19,20
を有するリレー21に接続されている。
【0011】なお、上記リレー17には電圧可変ボリュ
ーム22,23を有している。
【0012】上記のトラバース制御装置18はサーボモ
ータ制御装置24と接続され、このサーボモータ制御装
置24により、ロータリーエンコーダ25と連結された
サーボモータ26を制御する構成となっている。
【0013】なお、図中、結線状態を点線で示した巻取
機制御装置17は、従来の構成を示すものである。
【0014】次に、上記のように構成のトラバースピッ
チ制御装置の運転制御方法を図2のフローチャートを用
いて説明する。
【0015】ステップ(2−1)のスタートから巻取機
が本運転に入り(ステップ2−2)、図1のタコジェネ
レータ10により回転数を検出する。そして予め定めら
れた回転数になったならば、ステップ(2−3)に移
り、サーボモータ制御装置24を介してサーボモータ2
6を駆動し定ピッチ制御運転を行なう。
【0016】一方、巻取機の本運転後、何等かの障害が
生じた場合には、ステップ(2−7)及びステップ(2
−8)に移行し、トラバースピッチ制御装置及び巻取機
を停止させ、ここで運転を終了させる(ステップ2−
9)。
【0017】次に、巻取ボビン最下層の巻始め端より定
位置まで上記の定ピッチ巻制御運転を行なった後、図示
を省略したトラバーサの往復回数を検出し、ステップ
(2−4)で、例えば、トラバース回数が20往復以上
であればステップ(2−6)に移行し、定速度制御運転
を行なう。
【0018】他方、トラバース回数が20往復以下の場
合には、トラバーサのサーボモータ26の回転数を検出
し、その回転数が例えば900rpm以上であればステ
ップ(2−6)に移り、前記の定速度制御運転に移行す
る。
【0019】なお、上記において、回転数が900rp
m以下であれば、ステップ(2−4)に戻り先のルーチ
ンを繰り返す。
【0020】図3は横軸に巻取ボビンへの巻量、縦軸に
トラバースピッチ制御装置のトラバース速度を採ったグ
ラフである。
【0021】このグラフからも分かるように、最下層の
巻始め端より所定の巻量Aとなるまで、トラババース速
度が直線的に増大するピッチ巻制御運転を行ない、巻量
Aを過ぎたところより速度α1なる定速度制御運転を行
なうものである。
【0022】なお、図3の速度線図Sのように満巻時B
に至るには従来と同様にトラバース速度の減速時に直線
的に減速しないで、一定時間定速度α2の運転制御を行
なっているから徐々に減速して終了するようにしてい
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のトラバースピッ
チ制御装置は線材を巻取ボビンに最下層から順次巻回す
るトラバース制御装置において、前記巻取ボビンの最下
層の巻始め端から所定の定位置まではピッチ巻を行な
い、定位置を過ぎてからは定速度巻を行なうようにする
運転制御手段を有するようにしたので、巻取ボビンの最
下層での線材同士の交差による曲がりぐせを効果的に解
消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すトラバースピッチ制
御装置の概要を示すブロック図である。
【図2】 上記制御装置の運転制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】 巻取ボビンへの巻量と上記制御装置のトラバ
ース速度との関係を示すグラフである。
【図4】 従来のトラバースピッチ制御装置を用いて定
速度運転した場合の巻取ボビン最下層における線材同士
の交差の状態と曲がりぐせを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ;線材 2 ;巻取ボビン 14,17,21 ;リレー 18 ;トラバースピッチ制御装置 24 ;サーボモータ制御装置 26 ;サーボモータ C ;運転制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−39863(JP,A) 特開 平3−227880(JP,A) 特開 平6−239523(JP,A) 特公 昭42−17772(JP,B1) 実公 昭49−10700(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 54/28 B65H 54/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を巻取ボビンに最下層から順次巻回
    するトラバース制御装置において、前記巻取ボビン最下
    層の巻始め端から所定の定位置まではピッチ巻きを行な
    い、定位置を過ぎてからは定速度巻きを行なうようにす
    る運転制御手段を有することを特徴とするトラバースピ
    ッチ制御装置。
JP20400997A 1997-07-30 1997-07-30 トラバースピッチ制御装置 Expired - Fee Related JP3259086B2 (ja)

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