JP3258442B2 - 施肥装置付き田植機 - Google Patents

施肥装置付き田植機

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JP3258442B2
JP3258442B2 JP12226293A JP12226293A JP3258442B2 JP 3258442 B2 JP3258442 B2 JP 3258442B2 JP 12226293 A JP12226293 A JP 12226293A JP 12226293 A JP12226293 A JP 12226293A JP 3258442 B2 JP3258442 B2 JP 3258442B2
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tank
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康也 中尾
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  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植付けに伴って圃場
にペースト状肥料を施肥するように構成した施肥装置付
き田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記田植機においては、ペースト
状肥料が貯留されるタンクを機体前部に機体横側方に沿
う状態で配置し、貯留したペースト状肥料をタンクから
ポンプに供給してポンプで圃場に施肥するように構成し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】田植機においては、作
業途中に補給するための苗を載置する複数段の棚状の予
備苗載せ台を機体前方の横側に設けており、ペースト状
肥料を貯留するタンクは予備苗載せ台の下方に配置され
ることになる。この場合、タンクへの肥料補給はタンク
上面に形成した肥料補給口から行うので、その上方に位
置する予備苗載せ台の苗載置棚が邪魔になってタンクへ
の肥料補給操作が行い難くなりがちであり、作業性の面
から改良の余地があった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、ペースト状肥料のタンクへの補給を容
易に行うことができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、苗
植付けに伴って圃場に施肥するペースト状肥料が貯留さ
れるタンクを機体前部の左右両側に設け、このタンクの
上面に肥料補給口を形成し、タンクの上方に位置させて
予備苗載せ台を設置するとともに、前記肥料補給口の上
方に位置する予備苗載せ台における苗載置棚の端部を、
肥料補給口に沿う形状に切欠き形成してあることを特徴
とする。
【0006】
【作用】上記構成によると、肥料補給口を開けて肥料を
補給する場合、タンクの上方に配置した予備苗載せ台に
おける苗載置棚の端部が肥料補給口に沿って切欠かれて
いるために、肥料補給口の上方が広く空けられることに
なり、苗載置棚の端部が肥料補給口の開閉操作や肥料の
補給操作の邪魔になることが少なくなる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、重量的に重い
予備苗および肥料を機体の前部に設けることで、機体の
前後バランスを良くして安定した田植え作業が行えると
ともに、予備苗載せ台をタンクの上方に設置しても肥料
補給を容易に行うことができ、肥料補給の作業性の面で
優れた施肥装置付き田植機を構成することができた。ま
た、所望段数の予備苗載せ台を、機体に対して低く設置
できるために、低重心で安定性を高めるとともに、視界
性を良好にする上でも有効となる。
【0008】
【実施例】図1ないし図3に示すように、四輪型自走機
体の前部に原動部1を、後部に運転座席2、及び、リン
ク機構3により駆動昇降操作自在な苗植付け装置4を設
け、一定ストロークで左右に往復移動される苗載せ台
5、苗載せ台5の下端部から一株分の苗を取り出して植
付ける回転式の複数条の植付け機構6、苗植付け装置4
を支持するとともに植付け地面を整地する接地フロート
7などを苗植付け装置4に装備して、乗用田植機を構成
してある。
【0009】左右一対の予備苗載せ台8を機体前部に機
体横側方に沿う状態で設け、各予備苗載せ台8に備えた
上下三段の苗載置棚8aのそれぞれにに予備苗を載置収
納できるように構成してある。
【0010】ペースト状肥料を貯留する左右一対のタン
ク9を機体前部で予備苗載せ台8の下方に機体横側方に
沿う状態で配置し、タンク9に配管接続したポンプ(図
示せず)を苗植付け装置4に装備し、かつ、このポンプ
に配管接続したノズル11を接地フロート7に取付け、
もって、タンク9からのペースト状肥料をノズル11に
より苗植付けに伴って圃場に埋設してゆくように構成し
てある。
【0011】タンク9を前端寄りの縦向き軸芯P周りで
機体前方に張り出す状態にまで回動操作自在に取付ける
とともに、肥料補給口9a,9bをタンク9の後端寄り
と前端寄りに配置してある。つまり、機体の前端を畦に
近づけた時に前端寄りの肥料補給口9bが畦から離れて
いる場合、タンク9を前端寄りの縦向き軸芯P周りで回
動させ、後端寄りの肥料補給口9aを機体から前方や横
側方に張り出させて畦に接近させ、この肥料補給口9a
へ畦からペースト状肥料を容易に供給できるように構成
してある。又、機体の前端を畦に近づけた時に前端寄り
の肥料補給口9bが畦に近い場合には、タンク9を回動
させることなく、畦から前端寄りの肥料補給口9bへペ
ースト状肥料を容易に供給できるように構成してある。
【0012】ここで、機体前部の左右に各予備苗載せ台
8には上下三段の苗載置棚8aが備えてあり、図3に示
すように、各苗載置棚8aの前後の端部kを凹入湾曲状
に切欠き形成してある。この切欠かれた端部kは、上方
から見て前端寄りの肥料補給口9bの外形より一回り大
きく、かつ、肥料補給口9bの外形に沿った形状にして
あり、この肥料補給口9bを開いて肥料を補給する際
に、苗載置棚8aが邪魔にならないようにしてある。
【0013】タンク9を機体に取付けるに、機体前部を
囲む丸パイプ製のプロテクター12に軸受け部13を設
け、タンク9を挾持するホルダー14に連設のロッド1
5に支軸16を取付け、支軸16を軸受け部13に嵌着
して、タンク9を縦向き軸芯P周りで回動操作自在に取
付けてある。
【0014】図4に示すように、レバー17により出退
操作自在なロックピン18を軸受け部13に付設し、支
軸16の凹部にロックピン18を差し込んでタンク9を
使用姿勢で固定するように構成してある。
【0015】なお、タンク9を前端寄りの縦向き軸芯P
周りで回動操作自在に取付ける具体構造は適当に変更で
きる。また、タンク9を使用姿勢で固定する固定手段は
適宜変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図
【図2】田植機前部の側面図
【図3】田植機前部の平面図
【図4】タンク取付け部の縦断正面図
【符号の説明】
8 予備苗載せ台 8a 苗載置棚 9 タンク 9b 肥料補給口 k 苗載置棚の端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 23/00 - 23/04 A01C 11/00 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗植付けに伴って圃場に施肥するペース
    ト状肥料が貯留されるタンクを機体前部の左右両側に設
    け、このタンクの上面に肥料補給口を形成し、タンクの
    上方に位置させて予備苗載せ台を設置するとともに、前
    記肥料補給口の上方に位置する予備苗載せ台における苗
    載置棚の端部を、肥料補給口に沿う形状に切欠き形成し
    てあることを特徴とする施肥装置付き田植機。
JP12226293A 1993-05-25 1993-05-25 施肥装置付き田植機 Expired - Fee Related JP3258442B2 (ja)

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JP3372738B2 (ja) * 1995-12-21 2003-02-04 三菱農機株式会社 移動農機における肥料タンクの取付構造
JP3519949B2 (ja) * 1998-07-10 2004-04-19 株式会社クボタ 施肥装置付き乗用型田植え機
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