JP3258069B2 - 暗渠ブロック用金網の製造方法と金網挿入装置 - Google Patents

暗渠ブロック用金網の製造方法と金網挿入装置

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JP3258069B2 JP07238992A JP7238992A JP3258069B2 JP 3258069 B2 JP3258069 B2 JP 3258069B2 JP 07238992 A JP07238992 A JP 07238992A JP 7238992 A JP7238992 A JP 7238992A JP 3258069 B2 JP3258069 B2 JP 3258069B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑な構造のため手作
業で作られている複鉄筋(外側鉄筋と内側鉄筋により成
る金網)の暗渠ブロック用金網を、短時間で省力(省
人)化生産する暗渠ブロック用金網の製造方法と、暗渠
ブロック用金網の製造方法に有用な金網挿入装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】順不同であるが図11、図12を参照し
て従来の製造方法を説明する、図11は従来技術の第1
の製造方法の説明図であり、図12は従来技術の第2の
製造方法の説明図である。
【0003】図11(a)(b)(c)(d)は第1の
方法の各工程を示す図で、図11(a)の第1工程で
は、外側鉄筋(金網)の主筋となる四角いリング状に曲
げた鉄筋10を、1個ずつ治具J1上に搬入して内側鉄
筋の主筋となる鉄筋棒15(横方向),16(縦方向)
を井桁状に溶着し、外側鉄筋と内側鉄筋の主筋部分を構
成する部品20(設計条件により縦方向の鉄筋棒16を
除いた部品22を交互に)を先ず造り、図11(b)の
第2工程では、配筋の所要間隔のガイド溝を設けた組付
け治具J2上に作業員が1個ずつ直立させる、一例を上
げれば暗渠ブロックの中空断面1,5m×1,5m用の
場合部品20×8個と縦方向の鉄筋棒16を除いた部品
22×7個を交互にセットしている金網の場合もある。
【0004】次に、図11(c)の第3工程では、組付
け治具J2上の部品20の主筋の間に、外側鉄筋と内側
鉄筋の配力筋30(中空断面1,5m×1,5m用の場
合60数本もある)を挿入し各々所定位置の各主筋部に
溶着して、図11(d)に示す暗渠ブロック用金網60
を完成する、手作業が多いため寸法精度にばらつきが多
い欠点がある。
【0005】また、図12の(a)(b)(c)(d)
は第2の方法の各工程を示す図で、図12(a)の第1
工程では、コの字形に折り曲げた2枚の格子状金網m,
mを治具上に運搬し上下に組付け溶着して外側鉄筋mm
を造り、次に、図12(b)の第2工程では、内側鉄筋
の縦方向の主筋17(所要本数の)を、外側鉄筋の上部
から挿入して所定位置に溶着し、図12(c)の第3工
程では、内側鉄筋の横方向の主筋18(所要本数の)を
外側鉄筋mmの横方向から挿入し、当接する各部の鉄筋
間を溶着し、図12(d)の第4工程では、縦・横の内
側鉄筋17,18の主筋外側に配力筋19を挿入し溶着
して暗渠ブロック用金網60を完成する方法で製造して
いる。
【0006】以上述べた従来技術の第1・第2の製造方
法は、当業界で従来から行われているが、複鉄筋の複雑
な構造はその組付けが煩雑で、金網の挿入装置も無かっ
たため殆ど手作業で行われ、第1の方法ではリング状に
折り曲げた鉄筋搬入後、作業員2人で1枚当たり約4時
間を要し、第2の方法では外側鉄筋溶着後、作業員2人
で1枚当たり約2,5時間を要し、前かがみ・中腰等の
立位姿勢が多く、重量物を扱うため腰痛の発生・疲労・
鋭い鉄筋端部のため四肢の負傷等危険が多発し、作業員
不足の折から暗渠ブロック用金網の製造方法の改善と導
入可能な省力化(省人化)装置が要望されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の持つ上記欠
点を除去し、製造時間短縮によるローコスト化と省力化
(省人化)が計れ作業員不足を解消する、暗渠ブロック
用金網の製造方法と金網挿入装置を提供することにあ
る。
【0008】上記課題を解決するため、請求項1記載で
は、1枚の格子状金網を折り曲げて端部を溶着し四角柱
状とした外側鉄筋をガイドを設けた組付台に載置し、金
網挿入装置の保持手段により複数の鉄筋を組み合わせ網
状とした頂版用内側鉄筋を保持して上昇させ、外側鉄筋
開口部の略対角線上まで回転させ外側鉄筋内の所定位置
まで挿入し、横行と同時に水平にしながら上昇させ、頂
版用内側鉄筋の主筋を外側鉄筋の所定配力筋上の位置に
橋架し外側鉄筋との当接部を溶着する第1工程と、次に
保持手段により複数の鉄筋を組み合わせ網状とした底版
用内側鉄筋を保持して上昇させ、外側鉄筋開口部の略対
角線上まで回転させ外側鉄筋内の所定位置まで挿入し、
横行と同時に水平にしながら下降させ、底版用内側鉄筋
の主筋を外側鉄筋の所定配力筋上の位置に橋架し外側鉄
筋との当接部を溶着する第2工程と、次に保持手段によ
複数の鉄筋を組み合わせ網状とした左側用内側鉄筋を
保持して上昇させ、外側鉄筋開口部の略対角線上まで右
回転させ外側鉄筋内の所定位置まで挿入し、垂直にしな
がら上昇と同時に左行させ、左側用内側鉄筋の主筋を頂
版用・底版用内側鉄筋の所定配力筋に当接させて外側鉄
筋との交差部を溶着する第3工程と、次に保持手段によ
複数の鉄筋を組み合わせ網状とした右側用内側鉄筋を
保持して上昇させ、外側鉄筋開口部の略対角線上まで左
回転させ外側鉄筋内の所定位置まで挿入し、垂直にしな
がら上昇と同時に右行させ、右側用内側鉄筋の主筋を頂
版用・底版用内側鉄筋の所定配力筋に当接させて外側鉄
筋との交差部を溶着する第4工程より成る、ことを特徴
とする暗渠ブロック用金網の製造方法(以下、製造方法
と称す)を構成している。
【0009】 請求項2記載では、前後進可能な走行手
段を設けた本体に、金網の保持手段を設けた挿入アーム
を昇降及び横行自在かつ回動自在に設け、挿入アームの
昇降手段と横行手段と回動手段を設けたことを特徴とす
る金網挿入装置を構成している。
【0010】 請求項3記載では、前後進可能な走行手
段と金網ガイドを設けた組付台と、金網の保持手段を設
けた挿入アームを昇降及び横行自在かつ回動自在に設
け、挿入アームの昇降手段と横行手段と回動手段を設け
た本体より成る、ことを特徴とする金網挿入装置を構成
している。
【0011】 請求項4記載では、本体が吊設された本
体であることを特徴とする請求項2又は3記載の金網挿
入装置を構成している。
【0012】
【作用】請求項1記載の製造方法では、1枚の格子状金
網を折り曲げて端部を溶着し四角柱状とした外側鉄筋
を、ガイドを設けた組付台に載置したため、金網挿入装
置との位置関係が正確に保て組付け精度が向上するとと
もに、外側鉄筋の開口部に対して対角線方向から、複数
の鉄筋を組み合わせ網状とした内側鉄筋を金網挿入装置
の保持手段により保持して挿入する製造方法のため、外
側鉄筋と略同一幅の内側鉄筋を接触することなく所定位
置に挿入可能となり、4回(4枚)の挿入工程と溶着作
業で内側鉄筋と外側鉄筋の組付けができ、本発明の製造
方法を適用すれば外側鉄筋載置後、重労働を必要としな
い作業員1人で暗渠ブロック用金網1枚を約30分で完
成できる作用がある。
【0013】請求項2記載では、前後進可能な走行手段
を設けた本体に、搬入した内側鉄筋を保持できる(所定
位置に微調整して)金網の保持手段(以下、保持手段と
称す)を設けた挿入アームを、昇降及び横行自在かつ回
動自在に設け、挿入アームの昇降手段と横行手段と回動
手段を設けたことを特徴とする金網挿入装置(以下、挿
入装置と称す)を構成しているから、第1工程では本体
に設けた保持手段の下に搬送された頂版用内側鉄筋とな
る格子状金網を、挿入アームの下降により保持して所定
位置まで上昇させ、挿入アームの右回転により、外側鉄
筋の開口部の対角線上まで傾斜させ、走行手段を前進さ
せて所定位置まで挿入後、挿入アームを右行と同時に水
平になるよう回転させながら上昇させ、格子状金網の右
端を外側鉄筋の配力筋の上部空間に挿入させ、格子状金
網を水平に維持したまま中心点に左行させて、外側鉄筋
の配力筋上の所定位置に載せて溶着し、頂版用内側鉄筋
を組付けた後、保持手段の保持を解放し挿入アームは左
回転して原点に復帰し、挿入装置は前記走行手段により
後退し第1工程を終了する(この時点で次の底版用内側
鉄筋となる格子状金網を保持手段の下に搬入する)。
【0014】次に第2工程では、底版用内側鉄筋となる
格子状金網を挿入アームの下降により保持して所定位置
まで上昇させ、挿入アームの左回転により、外側鉄筋の
開口部の対角線上まで傾斜させ、走行手段を前進させて
所定位置まで挿入後、挿入アームを左行と同時に水平に
なるよう回転させながら下降させ、格子状金網の左端を
外側鉄筋の配力筋の上部空間に挿入させ、格子状金網を
水平に維持したまま中心点に右行させて、外側鉄筋の配
力筋上の所定位置に載せて溶着し、底版用の内側鉄筋を
組付けた後、保持手段の保持を解放し挿入アームは定位
置まで上昇し原点に復帰し、挿入装置は前記走行手段に
より後退する(この時点で次の左右の内側鉄筋となる格
子状金網1枚を保持手段の下に搬入する)。
【0015】次に第3工程では、左右(左右いずれか
の)の内側鉄筋となる格子状金網1枚を挿入アームの下
降により保持して所定位置まで上昇させ、挿入アームの
回転(右又は左へ)により、外側鉄筋の開口部の対角線
上まで傾斜させた後、走行手段を前進させ所定位置まで
挿入後、挿入アームを上昇させながら垂直方向へ回転し
格子状金網を垂直に保持して下降させ、頂版用・底版用
内側鉄筋の配力筋上に当接する位置まで横行させ軽く押
圧し溶着して、左右いずれかの内側鉄筋を組付けた後、
保持手段の保持を解放し挿入アームを逆回転して原点に
復帰し、挿入装置は前記走行手段により後退する(この
時点で残り左右の内側鉄筋となる格子状金網1枚を保持
手段の下に搬入する)。
【0016】最終工程では、反復して左右残りの内側鉄
筋となる格子状金網1枚を、挿入アームの下降により保
持して所定位置まで上昇させ、挿入アームの回転(前工
程の反対側へ)により、外側鉄筋の開口部の対角線上
(前工程と逆方向の)まで傾斜させた後、走行手段を前
進させ所定位置まで挿入後、挿入アームを上昇させなが
ら垂直方向へ回転し格子状金網を垂直に保持して下降さ
せ、頂版用・底版用内側鉄筋の配力筋上に当接する位置
まで横行させ軽く押圧し溶着して、残りの左右用内側鉄
筋を組付けた後、保持手段の保持を解放し挿入アームを
逆回転して原点に復帰し、挿入装置は前記走行手段によ
り後退し、暗渠ブロック用金網の製造の1サイクルを約
30分で終了する作用がある。
【0017】請求項3記載では、前後進可能な走行手段
と金網ガイドを設けた組付台と、保持手段を設けた挿入
アームを昇降及び横行自在かつ回動自在に設け、挿入ア
ームの昇降手段と横行手段と回動手段を設けた本体より
成る金網挿入装置を構成しているから、溶接機を組付台
の進行方向の両側に設置した場合、組付台の後退と同時
に内側鉄筋の最奥部から溶着を開始でき、組付台後退時
の一時停止位置を制御すれば溶接機の移動量が少なくて
すみ・溶接機の台数も減少できる等の作用がある、他の
作用は請求項2記載と同様である。
【0018】請求項4記載では、本体が吊設された本体
であるため、挿入装置の下面が利用できるため、内側鉄
筋の搬入ラインの設置及び搬入方向が縦・横自由にでき
る、他の作用は請求項2又は3記載と同様である。
【0019】
【実施例】図1乃至図4は、本発明の製造方法と挿入装
置の一実施例を示すもので、図1は、本発明の製造方法
と挿入装置の概略を示す説明図、図2は、本発明の適用
による暗渠ブロック用金網の正面図と細部の拡大斜視
図、図3は、組付けを一部変更した暗渠ブロック用金網
の細部の拡大斜視図、図4は、本発明の製造方法の各工
程と挿入装置の動作説明図、図5乃至図8は本発明の挿
入装置の一実施例を示すもので、図5は、挿入装置の構
成を示す斜視図、図6は、保持手段の構成を示す斜視
図、図7は、保持手段の動作説明図、図8は、挿入装置
の概略回路図、図9は、請求項3に係る挿入装置の説明
図、図10は、請求項4に係る本体を適用した挿入装置
の説明図である。
【0020】図1を参照して、本発明の製造方法と挿入
装置の概略を説明する。格子状金網を折り曲げて端部を
溶着して所定寸法の四角柱状に形成された外側鉄筋(筒
状の金網)Mをガイド140(所定位置に固定する)を
設けた組付台150上に載置し、組付台150の延長線
上の適切な位置に金網挿入装置(後述する)200を設
置し、金網挿入装置の挿入アーム300に設けた保持手
段210を用い、格子状金網として構成した4枚の内側
鉄筋(後述する)を1枚ずつ適正位置になるよう保持
し、外側鉄筋Mの開口部Kに対し対角線方向へ傾斜させ
て、外側鉄筋M内に挿入して組付け、暗渠ブロック用の
複鉄筋(図2参照)を製造する製造方法の第1工程を示
すとともに、頂版用内側鉄筋M1を挿入アーム300に
設けた保持手段210により保持し、前記対角線方向に
回転した状態の挿入装置を示している。なお、図中二点
鎖線で示すのは内側鉄筋を搬入する搬入台F及び搬入の
軌跡である。
【0021】金網挿入装置200は、本体フレーム20
1に、本体フレーム201を走行自在にする、ラック2
67・該ラック267に噛合するピニオンを設けた走行
モータ270・走行車輪等より成る走行手段を設け、挿
入する頂版用内側鉄筋M1を適正位置に保持する、セン
タリング部・挟持部及び駆動部であるセンタリング用シ
リンダCy1・挟持用シリンダCy2等より成る保持手
段210を挿入アーム300に設け、挿入アーム300
の支持軸部を支承部315により回動自在に支承し、支
持軸を駆動する回動モータ330等を設けた回動手段
と、前記支承部315に内設した横行ガイド316を、
昇降フレーム370に設けた横行ガイド棒320に滑合
し、横行モータ340・横行スクリュー軸345等より
成る横行手段と、本体フレーム201に立設した昇降ガ
イド棒352に滑合する昇降ガイドを設けた昇降フレー
ム370と、昇降モータ360・昇降スクリュー軸35
5等より成る昇降手段と、各手段に含まれる図示しない
制御回路により構成し、走行・回動・横行・昇降の各モ
ータは、サーボモータまたはステッピングモータを使用
し、頻繁な始動・停止・制動に速応するよう設けてい
る。
【0022】図2は、本発明の適用による暗渠ブロック
用金網の正面図と細部の拡大斜視図で、暗渠ブロック用
金網は外側鉄筋Mと4枚の内側鉄筋(頂版用内側鉄筋M
1,底版用内側鉄筋M2,左側用内側鉄筋ML,右側用
内側鉄筋MR)を組付け溶着して構成しており、外側鉄
筋Mの主筋80内側に点在する黒点は外側鉄筋の配力筋
85であり、左右の上下4か所の配力筋85aは、頂版
用内側鉄筋M1,底版用内側鉄筋M2を載せて溶接する
位置決めとなる配力筋であり、頂版用内側鉄筋M1は主
筋90と配力筋95,95aからなり、底版用内側鉄筋
M2は主筋100と配力筋105,105aからなり、
配力筋95a,105aは左側用・右側用内側鉄筋M
L,MRの組付時に位置決めとなる配力筋で、この配力
筋に左側用・右側用内側鉄筋ML,MRの主筋110,
120を当接して溶着すれば適正寸法の暗渠ブロック用
金網が得られる。
【0023】図2中のA部の拡大斜視図は、同部の組付
け状態を示し、頂版用内側鉄筋M1は外側鉄筋Mの主筋
80の奥側(図の右側)に挿入され、位置決め用配力筋
85a上に組付けて溶着され、後工程で挿入した右側用
内側鉄筋MRの主筋120は頂版用内側鉄筋M1の更に
奥側に挿入して、前記頂版用(底版用)内側鉄筋の配力
筋95a(105a)により位置決めして溶着した細部
を示している。
【0024】図3は、別の組付けによる図2のA部の拡
大斜視図であり、挿入装置の走行機構の走行距離変更に
より、右側用内側鉄筋MRの組付け位置を外側鉄筋Mの
主筋80の手前(図の左側)に挿入し溶着した場合の細
部を示している。
【0025】図1で製造方法の概略を示し、図2,図3
で構成を示した暗渠ブロック用金網の製造方法は次(図
4参照)のように実施する。
【0026】図4(a)(b)(c)(d)は、本発明
の暗渠ブロック用金網の製造方法(以下、製造方法と称
す)の各工程と挿入装置の動作説明図である。
【0027】先ず、図4(a)に示す第1工程では、1
枚の格子状金網を四角形に折り曲げ端部を溶着した外側
鉄筋Mを適正位置に維持するガイドを設けた組付台(図
示せず)上に載置し、後述する金網挿入装置200の保
持手段210により、保持手段の下に搬入した搬入台F
上の頂版用内側鉄筋M1となる格子状金網を、下降させ
た保持手段210により適正位置に保持し、A1位置か
ら上昇させながら外側鉄筋Mの開口部Kに対して略対角
線上の(保持手段はA1〜A2の間に右側へ約135°
回転させている)A2位置へ回転させ、A2位置に保持
したまま挿入装置を前進させて外側鉄筋M内の所定位置
まで挿入し、保持手段210をA3位置へ右回転しなが
ら上昇させ右行させて、頂版用内側鉄筋の右側端部を外
側鉄筋Mの位置決め用配力筋85aの上部空間に突出さ
せ、更に水平になるまで右回転させて、左右均等になる
A4位置の中心部に戻し、位置決め用配力筋85a上に
頂版用内側鉄筋M1を降下させて橋架し、外側鉄筋の当
接部と溶着し頂版用内側鉄筋M1の組付けを終了する、
金網挿入装置は、保持手段を解放して原点に復帰する。
【0028】次に、図4(b)に示す第2工程では、底
版用内側鉄筋M2となる格子状金網を、下降させた保持
手段により適正位置に保持し、B1位置から上昇させな
がら外側鉄筋Mの開口部Kに対して略対角線上(保持手
段を左側へ約45°回転させている)B2位置へ回転さ
せ、B2位置に保持したまま挿入装置を前進させて外側
鉄筋M内の所定位置まで挿入し、保持手段210をB3
位置へ右回転しながら下降させ左行させて、底版用内側
鉄筋の左側端部を外側鉄筋Mの位置決め用配力筋85a
の上部空間に突出させ、更に水平になるまで右回転させ
て、左右均等になるB4位置の中心部に戻し、位置決め
用配力筋85a上に底版用内側鉄筋M2を降下させて橋
架し、外側鉄筋の当接部と溶着し底版用内側鉄筋M2の
組付けを終了する、金網挿入装置は保持手段を解放して
原点に復帰する。
【0029】次に、図4(c)に示す第3工程では、左
側用内側鉄筋MLとなる格子状金網を、下降させた保持
手段により適正位置に保持し、C1位置から上昇させな
がら外側鉄筋Mの開口部Kに対して略対角線上のC2位
置へ回転させ、C2位置に保持したまま挿入装置を前進
させて外側鉄筋Mの所定位置まで挿入し、保持手段21
0を少し上昇させながらC3位置へ右回転(垂直にしな
がら)して左行させ、前記頂版用内側鉄筋M1と底版用
内側鉄筋M2の位置決め配力筋95a,105aに左側
用内側鉄筋MLを当接させて所定位置まで降下させ、外
側鉄筋との当接部を溶着し、左側用内側鉄筋MLの組付
けを終了する、金網挿入装置は保持手段を解放して原点
に復帰する。
【0030】最終の図4(d)に示す第4工程では、反
復して残りの右側内側鉄筋MRとなる格子状金網を下
降させた保持手段により適正位置に保持し、D1位置か
ら上昇させながら外側鉄筋Mの開口部Kに対して略対角
線上のD2位置へ回転させ、D2位置に保持したまま挿
入装置を前進させて外側鉄筋Mの所定位置まで挿入し、
保持手段210を少し上昇させながらD3位置へ左回転
(垂直にしながら)して右行させ、前記頂版用・底版用
の内側鉄筋の位置決め配力筋95a,105aに右側用
内側鉄筋MRを当接させて所定位置まで下降させ、外側
鉄筋との当接部を溶着する方法で、暗渠ブロック用金網
を製造する、金網挿入装置は保持手段を解放して原点に
復帰する。
【0031】図2及び図4記載では、外側鉄筋Mの開口
部形状が略正方形の場合を図示したが、矩形状の外側鉄
筋の場合もあり、当然各内側鉄筋の挿入角度は側鉄筋の
対角線上の角度または適切な対角方向の角度で行う、ま
た製造方法の工程順序は、第1工程(頂版用内側鉄筋)
と第2工程(底版用内側鉄筋)を逆にし、第3工程(左
内側鉄筋)と第4工程(右側内側鉄筋)の組付け
順序を逆に実施することもできる。
【0032】図5乃至図8を参照して挿入装置の一実施
例の構成、概略回路(制御用回路の)、動作を説明す
る。図5は、挿入装置の構成を示す斜視図であり、後述
する保持手段210を設けた挿入アーム300に筒状の
支持軸301を延設し、該支持軸301にチェーンスプ
ロケット又は歯車310を環装し、支持軸301を、横
行ガイド316と支持軸301用の軸受317を内設し
た前後の支承部315により、回動自在に支承し、両支
承部315の横行ガイド316部を、昇降フレーム37
0に設けた前後の横行ガイド棒320に滑合し、前後の
支承部を横行自在に設け、両支承部315,315間を
跨架して連結する連結部325上に、挿入アーム300
回動モータ330を設けチェーン又は歯付ベルト33
3を介して、前記支持軸301部のチェーンスプロケッ
ト又は歯車310と連結した回動機構及び制御用回路よ
り成る回動手段と、前後の横行ガイド棒320を連結す
るとともに、昇降ガイド350を隅部に垂設した昇降フ
レーム370上に、横行用スクリュー軸(ボールねじ)
345を装架して固着し、横行用スクリュー軸345に
螺嵌したナット(ボールナット)346を回動する横行
モータ340を、前記連結部325上に設けた横行機構
及び制御用回路より成る横行手段と、本体フレーム20
1に立設した昇降ガイド棒352に前記昇降ガイド35
0を昇降自在に滑合し、昇降モータ360に連結したス
クリュー軸(ボールねじ)355に螺嵌させたナット
(ボールナット)356を前記昇降フレーム370に固
着した昇降機構及び制御用回路より成る昇降手段と、本
体下フレーム両側に走行車輪265を設け走行用軌道2
66上を転動可能とし、走行軌道266と平行して設置
したラック267に噛合する鎖線で示すピニオン268
を有する走行モータ270を、本体フレーム201に設
けた走行機構及び制御用回路より成る走行手段で構成し
ている、制御用回路については図8により後述する、図
中二点鎖線で示すFは、走行用軌道の間に設けた金網搬
入用の車輪と搬入台Fの軌跡である。
【0033】前記昇降機構は、昇降機構のスクリュー軸
355・ナット356を複数個設け、連結チェーン・ギ
ア等により同期回動させても良く、或いは位相制御によ
り同期する複数の昇降モータ360により、複数のスク
リュー軸355を駆動しても良い。
【0034】図6は、保持手段210の構成を示す斜視
図であり、要部の一部を切欠き、細部を拡大図で表して
いる、保持手段210は、支持軸301先端の挿入アー
ム300下面の前後2箇所に固着した支持板220部に
設けた、センタリング部250と挟持部280から成
り、前記支持軸301は前後2組の軸受317を外嵌し
回動用のチェーンスプロケット又は歯車310を環装し
て、横行ガイド316を内設した支承部315(二点鎖
線で示す)内に回動自在に設け、支持軸301後端部に
センタリング用シリンダCy1及び挟持用シリンダCy
2を設け、後述する両シリンダの制御用回路等により構
成している。
【0035】センタリング部250は、前後2組の支持
板220部に設けられ、支持板220に左右対称に刻設
したスライド溝254(拡大図に二点鎖線で示す)内
に、図中の拡大図で示すスライダ255を摺動自在に装
着し、スライダ255にセンタリングレバー258を回
動自在に下面側に突出させ、センタリングレバー先端の
外套部258’内にスプリングspを内設し、スプリン
グの付勢により常時搬入台F上に摺接して伸縮するよう
設けて、内側鉄筋の配力筋h側面を押圧可能とし、セン
タリングレバー258の基部に、左右のリンク253の
一端を固着し他端は集合させて、挿入アーム300下面
のロッド252に回動自在に連結し、もう一組のリンク
253の集合部も連動するようロッド252に連結し、
該ロッド252の延設部を支持軸301内に挿通し、流
体加圧により作動するセンタリング用シリンダCy1に
連結し構成している、また、センタリング用シリンダC
y1を図示しないモータに変え、トルクリミッタを介し
て連結したスクリュー軸に、リンク253の交差部を螺
合して構成することもできる。
【0036】挟持部280は、前後2組の支持板220
部に設けられ、挟持レバー285を軸着した主動軸28
6両端に挟持爪280aを固着し、平行して設けた從動
軸287両端にも從動挟持爪280bを固着し、両軸に
ギア286g,287gを嵌着して噛合させ、両軸を支
持板220上に回動自在に軸支し、支持板下面に両挟持
爪を突出させて設け、前後挟持部の挟持レバー285を
ロッド282を介して連動させ、ロッド282の延設部
を支持軸301内に通して挟持シリンダCy2に連結し
構成している。なお、挟持シリンダCy2を、図示しな
いモーターに変え連結したスクリュー軸に、挟持レバー
285部に設けたナットを螺合して構成することもでき
る。
【0037】図7(a)(b)は、保持手段210の動
作説明図であり、図7(a)は、金網の保持に際して最
初にセンタリングをする、センタリング部250の動作
を示す平面図(A部の引き出し線部は要部の拡大底面
図)で、一部挟持部も表れている、予め保持手段下面に
搬入した内側鉄筋(鎖線で示す)の上に挿入アーム30
0を降下させ、センタリング用シリンダCy1を作動す
れば、図中A部に示すロッド252を介して両リンク2
53は左右均等に引かれ、左右のスライド溝254内を
摺動可能に設けた両スライダ255下面に突設したセン
タリングレバー258(外套部258’)は内側へ移動
し、滑面である搬入台F上の配力筋h側面に当接し、中
心方向へ左右均等(配力筋hが中心軸に平行するよう)
に押圧し、内側鉄筋を実線位置にセンタリングして、次
に挟持部が作動し主筋s部を挟持するまでセンタリング
位置を保持する。
【0038】次に示す図7(b)は、挟持部280の動
作を示す側面図(B部の引き出し線部は要部の拡大図)
で、上図(a)において、左右均等に保持している内側
鉄筋の前後方向に対しての誤差を修正するため、遅延し
て挟持シリンダCy2を作動すれば、ロッド282は前
後の挟持レバー285を引き、主動軸286に設けたギ
ア286gと噛合する從動ギア287gを設けた從動軸
287は同期回転し、両軸端に設けた挟持爪280aと
從動挟持爪280bは、位置01にある内側鉄筋の主筋
sを滑動させて2軸間の中心O2へ向かって閉じ、中心
O2の真下に挟持する、また、主筋sが適正位置より前
方にずれた場合も同様に中心O2の真下に滑動させて挟
持し、内側鉄筋の前後方向の誤差を僅少にして組付け精
度を向上させる。なお、センタリング部は押圧を解いて
復帰する。
【0039】図8は、挿入装置の概略回路図であり、図
8を参照して挿入装置の制御用回路の概略説明と挿入装
置の動作を説明する。
【0040】図8に概略を示す制御用回路は、挿入アー
ム300に設けた保持手段210と、挿入アーム300
の回動機構・横行機構・昇降機構と走行機構を駆動し制
御するセンサ回路を含む制御回路であり、操作ステック
csの前傾操作Dowにより挿入アームを下降させ、保
持スイッチs1により保持手段を操作して内側鉄筋を保
持し、後傾操作Upにより上昇、右傾操作Rtにより右
へ横行し左傾操作Ltにより左へ横行し、セレクトスイ
ッチssを押したまま右傾操作Rtすれば挿入アームは
右回転し左傾操作Ltすれば左回転し、セレクトスイッ
チssを押したまま前傾操作Dowすれば前進し、後傾
操作Upにより後退、する等の、手動で操作を教示する
ティーチング操作部と、ティーチング(教示)操作によ
る信号を入力して記憶しプレイバック時にティーチング
通りに出力する、マイコン内蔵の記憶回路及び入出力回
路と、磁気近接センサseにより金網の搬入の有無と保
持及び解放の情報を検知し入力するセンサ回路と、挿入
アーム300の横行のリミットの検知・昇降のリミット
(図中二点鎖線で示す300’は鉄筋を保持する下限位
置・300”は上限位置)検知・走行のリミットを検知
し、各駆動部を停止させる、図示省略したリミットスイ
ッチ等のセンサ回路と、電源回路を含む駆動回路によ
り、回動機構・横行機構・昇降機構と走行機構等のサー
ボモータ又はステッピングモータを駆動し、入力(目標
値)どうりに位置及び回動角度を制御する制御回路を構
成している。
【0041】制御回路は、前記記憶回路と入出力回路か
らの出力信号により、保持手段210のセンタリング用
シリンダCy1及び挟持シリンダCy2を作動させる加
圧流体を制御するソレノイドバルブSV1及びソレノイ
ドバルブSV2の駆動と、挿入アーム300の回動モー
タ330の駆動と、横行モータ340と昇降モータ36
0及び走行モータ270の駆動を行う、以上の制御回路
を構成しているため、ティーチング又は作動位置入力以
後の、プレイバックにより各工程の自動運転が可能とな
る。
【0042】上記構成による挿入装置の動作を、前出の
図4及び図8により説明する。先ず、図4(a)に示す
第1工程を例に説明する。組付台(図示せず)上に外側
鉄筋Mを載置した後、操作ステックcsを手動で操作
し、挿入アーム300を降下させ(昇降モータの作動に
よる)、搬入台F上の頂版用内側鉄筋M1となる格子状
金網の上に降下(図8に二点鎖線で示す300´位置)
すれば、鉄筋を検知した近接センサーseからの入力信
号により、制御回路が作動し、先ず、加圧流体を制御す
るソレノイドバルブSV1が開きセンタリング部250
が作動して頂版用内側鉄筋のセンタリングを行い、次
に、SV2が開き挟持部280が作動して頂版用内側鉄
筋を適正位置に保持しセンタリング部を解放する、次
に、挿入アームをA1位置から上昇させながら、外側鉄
筋Mの開口部Kに対して略対角線上の(挿入アームをA
1〜A2の間に右側へ約135°回転させ)A2位置へ
回動モータを回転させ、A2位置に保持したまま走行モ
ータを前進させて、外側鉄筋M内の所定位置まで挿入
し、挿入アームをA3位置へ更に右回転しながら上昇さ
せ、横行モータ340を作動させて右行させ、頂版用
側鉄筋の右側端部を外側鉄筋Mの位置決め用配力筋85
aの上部空間に突出させ、更に水平になるまで右回転さ
せて、左右均等になるA4位置の中心部に戻し、位置決
め用配力筋85a上に頂版用内側鉄筋を降下させて左右
均等に橋架し、外側鉄筋の当接部と溶着し頂版用内側鉄
筋M1の組付けを終了する、挿入装置の挟持部を解放し
て走行モータ270を作動させ、挿入アーム300を反
転し降下させて原点に復帰する。以上のティーチングは
数分間で行える。
【0043】次に、図4(b)に示す第2工程では、搬
入した底版用内側鉄筋M2となる格子状金網を、操作ス
テックcsの操作により、下降させた保持手段により保
持し、B1位置から上昇させながら外側鉄筋Mの開口部
Kに対して略対角線上(保持手段を左側へ約45°回転
させている)B2位置へ回転させ、B2位置に保持した
まま挿入装置を前進させて外側鉄筋M内の所定位置まで
挿入し、保持手段をB3位置へ右回転しながら下降させ
左行させて、底版用内側鉄筋の左側端部を外側鉄筋Mの
位置決め用配力筋85aの上部空間に突出させ、更に水
平になるまで右回転させて、左右均等になるB4位置の
中心部に戻し、位置決め用配力筋85a上に底版用内側
鉄筋M2を降下させて橋架し、外側鉄筋の当接部と溶着
し底版用内側鉄筋M2の組付けを終了し、金網挿入装置
は保持手段を解放して原点に復帰する。
【0044】次に、図4(c)に示す第3工程では、左
側用内側鉄筋MLとなる格子状金網を、操作ステックc
sの操作により、下降させた保持手段により保持し、C
1位置から上昇させながら外側鉄筋Mの開口部Kに対し
て略対角線上のC2位置へ回転させ、C2位置に保持し
たまま挿入装置を前進させて外側鉄筋Mの所定位置まで
挿入し、保持手段210を少し上昇させながらC3位置
へ右回転(垂直にしながら)して左行させ、前記頂版用
内側鉄筋M1と底版用内側鉄筋M2の位置決め配力筋9
5a,105aに左側用内側鉄筋MLを当接させて所定
位置まで降下させ、外側鉄筋との当接部を溶着し、左側
用内側鉄筋MLの組付けを終了し、保持手段を解放して
原点に復帰する。
【0045】最終の図4(d)に示す第4工程では、操
作ステックcsの操作により、反復して残りの右側
側鉄筋MRとなる格子状金網を下降させた保持手段によ
り適正位置に保持し、D1位置から上昇させながら外側
鉄筋Mの開口部Kに対して略対角線上のD2位置へ回転
させ、D2位置に保持したまま挿入装置を前進させて外
側鉄筋Mの所定位置まで挿入し、保持手段210を少し
上昇させながらD3位置へ左回転(垂直にしながら)し
て右行させ、前記頂版用・底版用の内側鉄筋の位置決め
配力筋95a,105aに右側用内側鉄筋MRを当接さ
せて所定位置まで下降させ、外側鉄筋との当接部を溶着
し、保持手段を解放して原点に復帰する。
【0046】以上のティーチングは一工程約20分程度
で終了し、以後挿入装置は記憶回路から各工程をプレイ
バックして、各機構を制御し駆動して手動操作どうりの
自動組付けを行い、約30分で暗渠ブロック用金網1枚
を完成する、なお、本挿入装置はL型擁壁ブロック等の
重量物の鉄筋組付けにも使用できる。
【0047】図9は、請求項3に係る挿入装置の説明図
であり、挿入装置200の走行(自走)機構部を、ガイ
ド140を設けた組付け台150に設けた第2実施例を
示す、走行機構部を除いた本体フレーム201を所定位
置の基礎に固着し、他の構成は第1実施例と同じく、金
網の保持手段210を設けた挿入アーム300を昇降及
び横行自在かつ回動自在に設け、挿入アームの昇降機構
と横行機構と回動機構を設けた本体より成る挿入装置を
構成している。
【0048】上記のように構成した挿入装置は、第1乃
至第4工程の内側鉄筋の挿入時に組付け台が前進し、各
工程の組付け完了と同時に組付け台150が後進する、
挿入装置200の作用及び動作は第1実施例のものと同
じであるが、挿入装置を固定したため内側鉄筋を保持し
た場合に、重心の設定等が有利になり、溶接機を組付台
の進行方向の両側に設置した場合に、組付台後退時の一
時停止位置(溶着位置)を走行手段の制御回路で制御す
れば、外側鉄筋両側に設置する溶接機の移動量が少なく
てすみ・溶接機の台数も減少できる等の利点がある。
【0049】図10(a)(b)は、請求項4に係る本
体を適用した挿入装置の説明図である、図10(a)は
第3実施例の説明図で、挿入装置200(図5に記載し
た)の本体フレーム201を、上部に布設した軌条26
6に走行自在に吊設し、挿入アーム300を回動自在か
つ横行自在に設置した昇降フレーム370を、垂設した
昇降ガイド棒352を介し上部の本体フレーム201に
昇降自在に滑合した機構であり、保持・回動・昇降手段
等は請求項2記載の実施例と略同様の構成を示す図であ
り、作用動作等は第1実施例と略同様である、挿入装置
の下面が搬入ラインと搬入台Fの設置等に縦横自由(図
中矢印で示すy及びx方向)に利用でき、生産ライン設
置面積の有効利用が計れる利点がある。
【0049】図10(b)は第4実施例の説明図で、、
挿入装置本体200から走行機構を除いた本体201を
上部材に吊設(固定して)した場合を示し、走行機構部
分は組付け台150に設けている、挿入装置を固定した
ため内側鉄筋を保持した場合に、重心の設定等が有利に
なり、挿入装置の下面が内側鉄筋の搬入ラインと搬入台
Fの設置等に縦横自由(図中矢印で示すy及びx方向)
に設定でき、生産ライン設置面積の有効利用が計れる溶
接機(図示せず)を組付台の進行方向の両側に設置した
場合に、組付台の後退時の停止位置を適切に制御すれば
溶接機(溶接ロボット)の移動量が少なくてすみ・溶接
機の台数も減少できる等の利点がある。
【0050】
【発明の効果】従来の第1の製造方法では、リング状に
折り曲げた溶着済の鉄筋搬入後、作業員2名で1枚当た
り4時間を要し、第2の製造方法では、一体に溶着した
外側鉄筋搬入後、作業員2名で1枚当たり約2,5時間
を要したが、本発明の製造方法では外側鉄筋搬入後、従
来のような危険が無く、重労働を必要としない軽作業の
作業員1名で1枚を約30分で完成できる効果がある、
また、本発明の挿入装置を適用すれば、前かがみ・中腰
等の立位姿勢がないため作業員の腰痛の発生・疲労及び
四肢の負傷等が防止できるとともに、作業員不足を解消
する省力化(省人化)と、製造時間短縮による暗渠ブロ
ック用金網のローコスト化が計れ組付け精度が向上する
等、設備投資を上回る効果があり、請求項3,4記載の
ものは、外側鉄筋両側に設置する溶接機(溶接ロボッ
ト)の移動量が少なくてすみ、溶接機の台数を減少でき
る、または、搬入ラインの設置が縦横自由にでき、生産
ラインの設置面積の有効利用が計れる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の製造方法と挿入装置の概略を
示す説明図である。
【図2】本発明の適用による暗渠ブロック用金網の正面
図と細部の拡大斜視図である。
【図3】組付けを一部変更した暗渠ブロック用金網の細
部の拡大斜視図である。
【図4】本発明の製造方法の各工程と挿入装置の動作説
明図である。
【図5】挿入装置の構成を示す斜視図である。
【図6】保持手段の構成を示す斜視図である。
【図7】保持手段の動作説明図である。
【図8】挿入装置の概略回路図である。
【図9】請求項3に係る挿入装置の説明図である。
【図10】請求項4に係る本体を適用した挿入装置の説
明図である。
【図11】従来技術の第1の製造方法の説明図である。
【図12】従来技術の第の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
cs─操作ステック Cy1─センタリング用シリンダ Cy2─挟持用シリンダ F─搬入台 M─外側鉄筋 M1─頂版用内側鉄筋 M2─底版用内側鉄筋 ML─左側用内側鉄筋 MR─右側用内側鉄筋 150─組付台 200─挿入装置 201─本体フレーム 210─保持手段 250─センタリング部 270─走行モータ 280─挟持部 300─挿入アーム 301─支持軸 320─横行ガイド棒 330─回動モータ 340─横行モータ 352─昇降ガイド棒 360─昇降モータ 370─昇降フレーム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の格子状金網を折り曲げて端部を溶
    着し四角柱状とした外側鉄筋をガイドを設けた組付台に
    載置し、金網挿入装置の保持手段により複数の鉄筋を組
    み合わせ網状とした頂版用内側鉄筋を保持して上昇さ
    せ、外側鉄筋開口部の略対角線上まで回転させ外側鉄筋
    内の所定位置まで挿入し、横行と同時に水平にしながら
    上昇させ、頂版用内側鉄筋の主筋を外側鉄筋の所定配力
    筋上の位置に橋架し外側鉄筋との当接部を溶着する第1
    工程と、次に保持手段により複数の鉄筋を組み合わせ網
    状とした底版用内側鉄筋を保持して上昇させ、外側鉄筋
    開口部の略対角線上まで回転させ外側鉄筋内の所定位置
    まで挿入し、横行と同時に水平にしながら下降させ、底
    版用内側鉄筋の主筋を外側鉄筋の所定配力筋上の位置に
    橋架し外側鉄筋との当接部を溶着する第2工程と、次に
    保持手段により複数の鉄筋を組み合わせ網状とした左側
    用内側鉄筋を保持して上昇させ、外側鉄筋開口部の略対
    角線上まで右回転させ外側鉄筋内の所定位置まで挿入
    し、垂直にしながら上昇と同時に左行させ、左側用内側
    鉄筋の主筋を頂版用・底版用内側鉄筋の所定配力筋に当
    接させて外側鉄筋との交差部を溶着する第3工程と、次
    に保持手段により複数の鉄筋を組み合わせ網状とした
    側用内側鉄筋を保持して上昇させ、外側鉄筋開口部の略
    対角線上まで左回転させ外側鉄筋内の所定位置まで挿入
    し、垂直にしながら上昇と同時に右行させ、右側用内側
    鉄筋の主筋を頂版用・底版用内側鉄筋の所定配力筋に当
    接させて外側鉄筋との交差部を溶着する第4工程より成
    る、ことを特徴とする暗渠ブロック用金網の製造方法。
  2. 【請求項2】 前後進可能な走行手段を設けた本体に、
    金網の保持手段を設けた挿入アームを昇降及び横行自在
    かつ回動自在に設け、挿入アームの昇降手段と横行手段
    と回動手段を設けたことを特徴とする金網挿入装置。
  3. 【請求項3】 前後進可能な走行手段と金網ガイドを設
    けた組付台と、金網の保持手段を設けた挿入アームを昇
    降及び横行自在かつ回動自在に設け、挿入アームの昇降
    手段と横行手段と回動手段を設けた本体より成る、こと
    を特徴とする金網挿入装置。
  4. 【請求項4】 本体が吊設された本体であることを特徴
    とする請求項2又は3記載の金網挿入装置。
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