JP3256325B2 - キノロンカルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents
キノロンカルボン酸誘導体の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌剤として有用な式
(II)
(II)
【化8】 で表されるキノロンカルボン酸誘導体を製造する方法お
よびその合成中間体に関する。
よびその合成中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】式(II)で表されるキノロンカルボン
酸誘導体は公知化合物であり、その合成は、例えば特開
平3−95177号公報に記載されているように、1−
シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸を原料
として行われていた。
酸誘導体は公知化合物であり、その合成は、例えば特開
平3−95177号公報に記載されているように、1−
シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸を原料
として行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】式(II)で表される
化合物を製造する方法として、1−シクロプロピル−
6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸を原料とした場合、キノ
ロン環の8位をメトキシ化する際に、反応時間、用いる
試薬の量および収率の点で若干の問題点を有しており、
工業的な製法としては好ましい製法ではなかった。
化合物を製造する方法として、1−シクロプロピル−
6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸を原料とした場合、キノ
ロン環の8位をメトキシ化する際に、反応時間、用いる
試薬の量および収率の点で若干の問題点を有しており、
工業的な製法としては好ましい製法ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これらの
課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、原料または合成中
間体として一般式(VI)
課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、原料または合成中
間体として一般式(VI)
【化9】 (式中、R1 およびR2 は同一または異なって、水素原
子または低級アルキル基を示し、あるいはR1 とR2 が
窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形成
する。R3 はハロゲン原子または3−メチルアミノピペ
リジン−1−イル基を、R4 はハロゲン原子またはメト
キシ基を示す)で表されるキノロンカルボン酸誘導体を
用いることにより、上述した課題を解決して、結果とし
て式(II)で表されるキノロンカルボン酸誘導体を工
業的に有利に製造できることを見出し、本発明に至っ
た。
子または低級アルキル基を示し、あるいはR1 とR2 が
窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形成
する。R3 はハロゲン原子または3−メチルアミノピペ
リジン−1−イル基を、R4 はハロゲン原子またはメト
キシ基を示す)で表されるキノロンカルボン酸誘導体を
用いることにより、上述した課題を解決して、結果とし
て式(II)で表されるキノロンカルボン酸誘導体を工
業的に有利に製造できることを見出し、本発明に至っ
た。
【0005】すなわち、本発明は一般式(I)
【化28】 (式中、R1 およびR2 は同一または異なって、水素原
子または低級アルキル基を示し、あるいはR1 とR2 が
窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形成
する)で表されるキノロンカルボン酸誘導体を製造する
方法であって、一般式(III)
子または低級アルキル基を示し、あるいはR1 とR2 が
窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形成
する)で表されるキノロンカルボン酸誘導体を製造する
方法であって、一般式(III)
【化29】 (式中、X1 およびX2 は同一または異なって、ハロゲ
ン原子を、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示す)
で表される化合物に、3−メチルアミノピペリジンまた
はその塩酸塩を反応させ得られる一般式(IV)
ン原子を、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示す)
で表される化合物に、3−メチルアミノピペリジンまた
はその塩酸塩を反応させ得られる一般式(IV)
【化30】 (式中、X2 、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示
す)で表される化合物に、一般式(V)
す)で表される化合物に、一般式(V)
【化31】 (式中、X3 はアルカリ金属を示す)で表される化合物
を反応させることを特徴とする製造方法、および式(I
I)
を反応させることを特徴とする製造方法、および式(I
I)
【化32】 で表されるキノロンカルボン酸誘導体を製造する方法で
あって、一般式(III)
あって、一般式(III)
【化33】 (式中、X1 およびX2 は同一または異なって、ハロゲ
ン原子を、R1 およびR2 は同一または異なって、水素
原子または低級アルキル基を示し、あるいはR1とR2
が窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形
成する)で表される化合物に、3−メチルアミノピペリ
ジンまたはその塩酸塩を反応させ得られる一般式(I
V)
ン原子を、R1 およびR2 は同一または異なって、水素
原子または低級アルキル基を示し、あるいはR1とR2
が窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形
成する)で表される化合物に、3−メチルアミノピペリ
ジンまたはその塩酸塩を反応させ得られる一般式(I
V)
【化34】 (式中、X2 、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示
す)で表される化合物に、一般式(V)
す)で表される化合物に、一般式(V)
【化35】 (式中、X3 はアルカリ金属を示す)で表される化合物
を反応させ一般式(I)
を反応させ一般式(I)
【化36】 (式中、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示す)で
表される化合物を得、さらに一般式(I)で表される化
合物を加水分解することを特徴とする製造方法、ならび
にこれらの製造方法に用いられる一般式(VI)で表さ
れる新規な合成中間体に関する。
表される化合物を得、さらに一般式(I)で表される化
合物を加水分解することを特徴とする製造方法、ならび
にこれらの製造方法に用いられる一般式(VI)で表さ
れる新規な合成中間体に関する。
【0006】本発明の製造方法により原料化合物の1つ
として用いられる一般式(III)で表される化合物は
新規化合物であり、例えば以下に式示する方法により製
造することができる。
として用いられる一般式(III)で表される化合物は
新規化合物であり、例えば以下に式示する方法により製
造することができる。
【0007】
【化16】 (式中、X1 ,X2 ,R1 およびR2 は前記と同一の意
味を示す) また一般式(III)で表される化合物は、以下に式示
する方法によっても、製造することができる。
味を示す) また一般式(III)で表される化合物は、以下に式示
する方法によっても、製造することができる。
【0008】
【化17】 (式中、Xはハロゲン原子を、X1 ,X2 ,R1 および
R2 は前記と同一の意味を示す) 一般式(III)で表さる化合物から、一般式(IV)
で表される化合物を得る工程は、一般式(III)で表
される化合物に塩基の存在下、3−メチルアミノピペリ
ジンまたはその塩酸塩を反応させることにより行われ
る。反応は例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルスルホキサイド(DMSO)、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DM1)、N,N
−ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピペリ
ドン、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)等の非
プロトン性溶媒中で行われ、用いられる塩基としては、
トリエチルアミン、N−メチルモルホリン等の三級アミ
ンや、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基が
あげられる。反応温度は50〜150℃の範囲、好まし
くは100℃前後で、反応時間は1〜10時間、好まし
くは約6時間で行われる。
R2 は前記と同一の意味を示す) 一般式(III)で表さる化合物から、一般式(IV)
で表される化合物を得る工程は、一般式(III)で表
される化合物に塩基の存在下、3−メチルアミノピペリ
ジンまたはその塩酸塩を反応させることにより行われ
る。反応は例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルスルホキサイド(DMSO)、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DM1)、N,N
−ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピペリ
ドン、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)等の非
プロトン性溶媒中で行われ、用いられる塩基としては、
トリエチルアミン、N−メチルモルホリン等の三級アミ
ンや、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基が
あげられる。反応温度は50〜150℃の範囲、好まし
くは100℃前後で、反応時間は1〜10時間、好まし
くは約6時間で行われる。
【0009】一般式(IV)で表される化合物から、一
般式(I)で表される化合物を得る反応は、一般式(I
V)で表される化合物に、一般式(V)で表される化合
物、例えばNaOMeを溶媒中反応させることにより行
われる。ここで用いられる溶媒は前記と同様な非プロト
ン性溶媒が用いられる。反応温度は50〜120℃、好
ましくは80〜90℃で行われ、反応時間は0.5〜3
時間で行われる。またこの工程で反応させる一般式
(V)で表される化合物の使用量は、1〜2当量が適当
である。
般式(I)で表される化合物を得る反応は、一般式(I
V)で表される化合物に、一般式(V)で表される化合
物、例えばNaOMeを溶媒中反応させることにより行
われる。ここで用いられる溶媒は前記と同様な非プロト
ン性溶媒が用いられる。反応温度は50〜120℃、好
ましくは80〜90℃で行われ、反応時間は0.5〜3
時間で行われる。またこの工程で反応させる一般式
(V)で表される化合物の使用量は、1〜2当量が適当
である。
【0010】一般式(I)で表される化合物から、式
(II)で表される化合物を製造する工程は常法の加水
分解で行われる。
(II)で表される化合物を製造する工程は常法の加水
分解で行われる。
【0011】本発明の製造方法において用いられる一般
式(I)、一般式(III)、一般式(IV)で表され
る化合物はいずれも新規化合物であり、一般式(VI)
で表される化合物として本発明の一部を構成する。
式(I)、一般式(III)、一般式(IV)で表され
る化合物はいずれも新規化合物であり、一般式(VI)
で表される化合物として本発明の一部を構成する。
【0012】
【実施例】以下に実施例をあげて、本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるわけで
はない。
に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるわけで
はない。
【0013】
【実施例1】1−シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸ア
ミドの合成 1−シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸8
5.0g、トリエチルアミン36.4gを、クロロホル
ム500mlに溶解し、0〜5℃に冷却した。そこへク
ロロ炭酸エチル36.0gを滴下し、そのまま15分攪
拌した。その溶液に28%アンモニア水55.0gを入
れ、1時間攪拌後、析出した結晶を濾取・乾燥し、目的
化合物63.5gを得た。
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸ア
ミドの合成 1−シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸8
5.0g、トリエチルアミン36.4gを、クロロホル
ム500mlに溶解し、0〜5℃に冷却した。そこへク
ロロ炭酸エチル36.0gを滴下し、そのまま15分攪
拌した。その溶液に28%アンモニア水55.0gを入
れ、1時間攪拌後、析出した結晶を濾取・乾燥し、目的
化合物63.5gを得た。
【0014】融点:232.5〜233.5℃1 H−NMR(CDCl3 ) 9.366(br.s,1H)、8.885(s,1
H)、8.122(ddd,J=10.14Hz,8.
25Hz,2.31Hz,1H)、5.801(br.
s,1H)、3.90−4.00(m,1H)、1.0
5−1.20(m,4H)
H)、8.122(ddd,J=10.14Hz,8.
25Hz,2.31Hz,1H)、5.801(br.
s,1H)、3.90−4.00(m,1H)、1.0
5−1.20(m,4H)
【0015】
【実施例2】1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸アミドの合成 実施例1で得られた1−シクロプロピル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸アミド8.5g、3−メチルアミノピ
ペリジン・2塩酸塩8.4g、トリエチルアミン12.
1gを、DMI50mlに加え、100℃で4時間加熱
攪拌した。反応液を室温まで冷却し、水100mlを加
え、析出した結晶を濾取・乾燥し、目的化合物7.8g
を得た。
ヒドロ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸アミドの合成 実施例1で得られた1−シクロプロピル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸アミド8.5g、3−メチルアミノピ
ペリジン・2塩酸塩8.4g、トリエチルアミン12.
1gを、DMI50mlに加え、100℃で4時間加熱
攪拌した。反応液を室温まで冷却し、水100mlを加
え、析出した結晶を濾取・乾燥し、目的化合物7.8g
を得た。
【0016】融点:223.0〜225.0℃1 H−NMR(CDCl3 ) 9.523(br.s,1H)、8.805(s,1
H)、7.886(dd,J=1.65Hz,12.0
5Hz,1H)、5.779(br.s,1H)、3.
85−4.00(m,1H)、2.70−3.60
(m,5H)、2.517(s,1H)、1.40−
2.10(m,4H)、1.10−1.35(m,4
H)
H)、7.886(dd,J=1.65Hz,12.0
5Hz,1H)、5.779(br.s,1H)、3.
85−4.00(m,1H)、2.70−3.60
(m,5H)、2.517(s,1H)、1.40−
2.10(m,4H)、1.10−1.35(m,4
H)
【0017】
【実施例3】1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸アミドの合成 実施例2で得られた1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−7−(3−メチルアミノピ
ペリジノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸アミ
ド3.8g、28%−NaOMe2.9gを、DMI2
0mlに加え、80−90℃で1時間加熱攪拌した。反
応液を室温まで冷却し、水30mlを加え、析出した結
晶を濾取・乾燥し、目的化合物2.5gを得た。
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸アミドの合成 実施例2で得られた1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−7−(3−メチルアミノピ
ペリジノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸アミ
ド3.8g、28%−NaOMe2.9gを、DMI2
0mlに加え、80−90℃で1時間加熱攪拌した。反
応液を室温まで冷却し、水30mlを加え、析出した結
晶を濾取・乾燥し、目的化合物2.5gを得た。
【0018】融点:208.0〜209.0℃1 H−NMR(CDCl3 ) 9.598(br.s,1H)、8.836(s,1
H)、7.862(d,J=12.5Hz,1H)、
5.753(br.s,1H)、3.90−4.00
(m,1H)、3.740(s,1H)、2.60−
3.70(m,5H)、2.487(s,3H)、1.
20−2.20(m,4H)、0.85−1.20
(m,4H)
H)、7.862(d,J=12.5Hz,1H)、
5.753(br.s,1H)、3.90−4.00
(m,1H)、3.740(s,1H)、2.60−
3.70(m,5H)、2.487(s,3H)、1.
20−2.20(m,4H)、0.85−1.20
(m,4H)
【0019】
【実施例4】1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸の合成 実施例3で得られた1−シクロプロピル−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−7−(3−メチル
アミノピペリジノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸アミド0.3g、濃硫酸0.3mlを水0.6ml
に加え、6時間加熱還流した。反応液を冷却後、25%
水酸化ナトリウム水にてpHを7〜8に調整し、析出し
た結晶を濾取・乾燥し、目的化合物0.2gを得た。
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸の合成 実施例3で得られた1−シクロプロピル−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−7−(3−メチル
アミノピペリジノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸アミド0.3g、濃硫酸0.3mlを水0.6ml
に加え、6時間加熱還流した。反応液を冷却後、25%
水酸化ナトリウム水にてpHを7〜8に調整し、析出し
た結晶を濾取・乾燥し、目的化合物0.2gを得た。
【0020】融点:122.0〜124.0℃1 H−NMR(DMSO−d6 ) 8.817(s,1H)、7.875(d,J=11.
08Hz,1H)、4.00−4.10(m,1H)、
3.750(s,3H)、2.70−3.70(m,5
H)、2.491(s,3H)、1.30−2.10
(m,4H)、0.90−1.30(m,4H)
08Hz,1H)、4.00−4.10(m,1H)、
3.750(s,3H)、2.70−3.70(m,5
H)、2.491(s,3H)、1.30−2.10
(m,4H)、0.90−1.30(m,4H)
【0021】
【実施例5】1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸ジメチルアミドの合成 実施例1で得られた1−シクロプロピル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸ジメチルアミド7.0g、3−メチル
アミノピペリジン・2塩酸塩8.0g、トリエチルアミ
ン11.6gを、DMSO80mlに加え、100℃で
6時間加熱攪拌した。反応液よりDMSOを減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10
%MeOH−CHCl3 )にて分離精製し、目的化合物
5.9gを得た。
ヒドロ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸ジメチルアミドの合成 実施例1で得られた1−シクロプロピル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸ジメチルアミド7.0g、3−メチル
アミノピペリジン・2塩酸塩8.0g、トリエチルアミ
ン11.6gを、DMSO80mlに加え、100℃で
6時間加熱攪拌した。反応液よりDMSOを減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10
%MeOH−CHCl3 )にて分離精製し、目的化合物
5.9gを得た。
【0022】1H−NMR(CHCl3 −DMSO−d6
) 9.601(br.s,1H)、8.047(s,1
H)、7.835(d,J=0.044Hz,1H)、
2.588−3.877(m,2H)、3.091
(s,3H)、2.988(s,3H)、2.687
(s,3H)、1.645−2.277(m,5H)、
1.121−1.439(m,5H)
) 9.601(br.s,1H)、8.047(s,1
H)、7.835(d,J=0.044Hz,1H)、
2.588−3.877(m,2H)、3.091
(s,3H)、2.988(s,3H)、2.687
(s,3H)、1.645−2.277(m,5H)、
1.121−1.439(m,5H)
【0023】
【実施例6】1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸ジメチルアミド
の合成 実施例5で得られた1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−7−(3−メチルアミノピ
ペリジノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸ジメ
チルアミド2.0gを実施例3と同様な方法で反応さ
せ、目的化合物1.0gを得た。
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸ジメチルアミド
の合成 実施例5で得られた1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−7−(3−メチルアミノピ
ペリジノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸ジメ
チルアミド2.0gを実施例3と同様な方法で反応さ
せ、目的化合物1.0gを得た。
【0024】1H−NMR(CHCl3 −DMSO−d6
) 8.072(s,1H)、7.758(d,J=12.
21Hz,1H)、3.90−4.00(m,1H)、
3.770(s,3H)、3.00−3.50(m,5
H)、3.090(s,3H)、3.007(s,3
H)、2.652(s,3H)、1.60−2.40
(m,4H)、0.90−1.20(m,4H)
) 8.072(s,1H)、7.758(d,J=12.
21Hz,1H)、3.90−4.00(m,1H)、
3.770(s,3H)、3.00−3.50(m,5
H)、3.090(s,3H)、3.007(s,3
H)、2.652(s,3H)、1.60−2.40
(m,4H)、0.90−1.20(m,4H)
【0025】
【実施例7】1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キロリンカル
ボン酸アミドの合成 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キロリンカル
ボン酸14.2g、トリエチルアミン5.6gをクロロ
ホルム100mlに溶解し、0〜5℃に冷却した。そこ
へクロロ炭酸エチル6.0gを滴下し、そのまま15分
攪拌した。その溶液に28%アンモニア水6.0gを入
れ、1時間攪拌後析出した結晶を濾取・乾燥し、目的化
合物12.6gを得た。
ヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キロリンカル
ボン酸アミドの合成 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キロリンカル
ボン酸14.2g、トリエチルアミン5.6gをクロロ
ホルム100mlに溶解し、0〜5℃に冷却した。そこ
へクロロ炭酸エチル6.0gを滴下し、そのまま15分
攪拌した。その溶液に28%アンモニア水6.0gを入
れ、1時間攪拌後析出した結晶を濾取・乾燥し、目的化
合物12.6gを得た。
【0026】融点:249.0〜250.5℃1 H−NMR(CDCl3 ) 9.458(br.s,1H)、8.890(s,1
H)、8.035(dd,J=10.23Hz,8.5
8Hz,1H)、5.744(br.s,1H)、4.
112(s,3H)、4.00−4.20(m,1
H)、1.00−1.30(m,4H)
H)、8.035(dd,J=10.23Hz,8.5
8Hz,1H)、5.744(br.s,1H)、4.
112(s,3H)、4.00−4.20(m,1
H)、1.00−1.30(m,4H)
【0027】
【実施例8】1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸アミドの合成 実施例7で得られた1−シクロプロピル−6,7−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ
−3−キロリンカルボン酸アミド2.94g、3−メチ
ルアミノピペリジン2.3gを、DMI10mlに加
え、100℃で3時間半加熱攪拌した。反応液を冷却
後、水20mlを加え、析出した結晶を濾取・乾燥し、
目的化合物0.5gを得た。
−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジノ)
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸アミドの合成 実施例7で得られた1−シクロプロピル−6,7−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ
−3−キロリンカルボン酸アミド2.94g、3−メチ
ルアミノピペリジン2.3gを、DMI10mlに加
え、100℃で3時間半加熱攪拌した。反応液を冷却
後、水20mlを加え、析出した結晶を濾取・乾燥し、
目的化合物0.5gを得た。
【0028】融点およびNMR値は実施例3のものと一
致した。
致した。
【0029】
【発明の効果】本発明方法によれば、式(II)で表さ
れる1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジ
ノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を工業的に
有利に製造することができる。
れる1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−8−メトキシ−7−(3−メチルアミノピペリジ
ノ)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を工業的に
有利に製造することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−95177(JP,A) 特開 平2−62875(JP,A) 特開 平1−319463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 401/04 C07D 215/56 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化18】 (式中、R1 およびR2 は同一または異なって、水素原
子または低級アルキル基を示し、あるいはR1 とR2 が
窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形成
する)で表されるキノロンカルボン酸誘導体を製造する
方法であって、一般式(III) 【化19】 (式中、X1 およびX2 は同一または異なって、ハロゲ
ン原子を、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示す)
で表される化合物に、3−メチルアミノピペリジンまた
はその塩酸塩を反応させ得られる一般式(IV) 【化20】 (式中、X2 、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示
す)で表される化合物に、一般式(V) 【化21】 (式中、X3 はアルカリ金属を示す)で表される化合物
を反応させることを特徴とする製造方法。 - 【請求項2】 一般式(VI) 【化22】 (式中、R1 およびR2 は同一または異なって、水素原
子または低級アルキル基を示し、あるいはR1 とR2 が
窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形成
する。R3 はハロゲン原子または3−メチルアミノピペ
リジン−1−イル基を、R4 はハロゲン原子またはメト
キシ基を示す)で表されるキノロンカルボン酸誘導体。 - 【請求項3】 式(II) 【化23】 で表されるキノロンカルボン酸誘導体を製造する方法で
あって、 一般式(III) 【化24】 (式中、X1 およびX2 は同一または異なって、ハロゲ
ン原子を、R1 およびR2 は同一または異なって、水素
原子または低級アルキル基を示し、あるいはR1とR2
が窒素原子と一緒になって5〜6員環の環状アミンを形
成する)で表される化合物に、3−メチルアミノピペリ
ジンまたはその塩酸塩を反応させ得られる一般式(I
V) 【化25】 (式中、X2 、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示
す)で表される化合物に、一般式(V) 【化26】 (式中、X3 はアルカリ金属を示す)で表される化合物
を反応させ一般式(I) 【化27】 (式中、R1 およびR2 は前記と同一の意味を示す)で
表される化合物を得、さらに一般式(I)で表される化
合物を加水分解することを特徴とする製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09270293A JP3256325B2 (ja) | 1992-04-28 | 1993-04-20 | キノロンカルボン酸誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15401692 | 1992-04-28 | ||
JP4-154016 | 1992-04-28 | ||
JP09270293A JP3256325B2 (ja) | 1992-04-28 | 1993-04-20 | キノロンカルボン酸誘導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069619A JPH069619A (ja) | 1994-01-18 |
JP3256325B2 true JP3256325B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=26434082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09270293A Expired - Fee Related JP3256325B2 (ja) | 1992-04-28 | 1993-04-20 | キノロンカルボン酸誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3256325B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996001260A1 (fr) * | 1994-07-01 | 1996-01-18 | Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. | Derive d'acide pyridone-carboxylique, l'un de ses esters, l'un de ses sels, et produit intermediaire pour la synthese de ces composes |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP09270293A patent/JP3256325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH069619A (ja) | 1994-01-18 |
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