JP3255360B2 - 距離データの検査方法およびその検査装置 - Google Patents

距離データの検査方法およびその検査装置

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JP3255360B2
JP3255360B2 JP26934799A JP26934799A JP3255360B2 JP 3255360 B2 JP3255360 B2 JP 3255360B2 JP 26934799 A JP26934799 A JP 26934799A JP 26934799 A JP26934799 A JP 26934799A JP 3255360 B2 JP3255360 B2 JP 3255360B2
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    • H04N2013/0081Depth or disparity estimation from stereoscopic image signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステレオ画像に基
づき算出された距離データを検査する方法およびその検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プレビューセンサとしてステレオ
カメラを用いた車外監視装置が注目されている。この類
の監視装置は、車体に取り付けられた一対の車載カメラ
(ステレオカメラ)によって自車輌前方の景色を撮像
し、これらの画像対に基づき三角測量の原理を用いて距
離データを算出する。そして、算出された距離データに
基づいて、自車輌前方の走行状況を認識し、必要に応じ
てドライバーに注意を喚起したり、シフトダウンによる
減速といった車輌挙動制御を行う。
【0003】このようなステレオカメラを車体に取り付
ける際には、その取り付け位置に関して高レベルの精度
が要求される。なぜなら、ステレオカメラの取り付け位
置にずれが生じると、それに起因してステレオカメラの
撮像方向がずれてしまうため、算出された距離データに
直接影響を及ぼしてしまうからである。その他にも、ス
テレオカメラの感度バランスのずれ、カメラのレンズ特
性の影響、または適切でない画像補正等に起因して、算
出された距離データの信頼性が低下してしまう場合があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ステレオカメ
ラの取り付け完了後に行われる検査工程において、ステ
レオカメラで実際に撮像して得られたステレオ画像から
距離データを算出し、その算出結果を検査する必要があ
る。しかしながら、従来、このような検査手法が確立さ
れておらず、検査の効率化・自動化を図ることができる
検査手法の確立が強く望まれていた。
【0005】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、ステレオ画像に基づき算出され
た距離の信頼性を効率的かつ正確に検査することができ
る検査手法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明は、ステレオ画像に基づき算出された
距離データの信頼性を検査する方法において、ステレオ
カメラの撮像方向に配置されていると共に輝度パターン
が描かれたテストチャートを、ステレオカメラで撮影す
ることによって一対の撮像画像を得るステップと、当該
一対の撮像画像から距離データを算出するステップと、
撮像画像に映し出されたテストチャートに関する距離デ
ータを評価サンプルとし、当該評価サンプルの距離値と
出現度数との関係を示したヒストグラムを生成するステ
ップと、当該生成されたヒストグラムの特性を、ステレ
オカメラとテストチャートとの間の距離に基づいて評価
することにより、算出された距離データの信頼性を判定
するステップとを有する距離データの検査方法を提供す
る。
【0007】ここで、上記判定するステップは、ヒスト
グラムにおいて設定された適正範囲に含まれる評価サン
プルの出現度数が、評価サンプルの総数に占める割合に
基づいて、算出された距離データの信頼性を判定するス
テップであることが好ましい。この適正範囲は、ステレ
オカメラとテストチャートの間の距離を含んだ所定の距
離範囲である。
【0008】また、上記判定するステップは、ヒストグ
ラムにおいてピークを形成する出現度数に関するピーク
距離値が適正範囲内にあるか否かに基づいて、算出され
た距離データの信頼性を判定するステップであってもよ
い。この適正範囲は、ステレオカメラとテストチャート
の間の距離を含んだ所定の距離範囲である。
【0009】このピーク距離値は、出現度数が最大とな
る距離値であってもよい。また、このピーク距離値は、
出現度数が最大となる距離値と、出現度数が最大となる
距離値に隣接した距離値のうち出現度数が大きい方の距
離値とに基づいて算出してもよい。さらに、ピーク距離
値は、サブピクセル単位で算出された距離値を用いるこ
とが望ましい。
【0010】上記ヒストグラムを生成するステップは、
撮像画像に設定された複数の評価領域のそれぞれについ
て、当該評価領域における距離データを評価サンプルと
し、当該評価サンプルの距離値と出現度数との関係を示
したヒストグラムを生成するステップであってもよい。
この場合、上記判定するステップは、ヒストグラム毎に
出現度数のピーク部分におけるピーク距離値が適正範囲
内にあるか否かを判断し、ピーク距離値のすべてが適正
範囲内になると判断した場合に距離データの算出結果が
良好であると判定する。
【0011】第2の発明は、ステレオ式車外監視装置に
おいて算出された距離データの信頼性を検査する検査装
置において、車体に取り付けられ、かつ、車輌前方の状
況を撮像することにより一対の撮像画像を出力するステ
レオカメラと、一対の撮像画像から距離データを算出す
るステレオ演算手段と、検査時に車輌前方の予め規定さ
れた位置に配置されていると共に輝度パターンが描かれ
たテストチャートを、ステレオカメラで撮像することに
よって得られた撮像画像に基づいて、距離データの信頼
性を判定する検査手段とを有する。この検査手段は、撮
像画像の中央部に設けられた評価領域内の距離データを
評価サンプルとし、当該評価サンプルの距離値と出現度
数との関係を示したヒストグラムを生成し、当該生成さ
れたヒストグラムの特性を、ステレオカメラとテストチ
ャートとの間の距離に基づいて評価することにより、算
出された距離データの信頼性を判定する。
【0012】ここで、上記の検査手段は、ヒストグラム
において設定された適正範囲に含まれる評価サンプルの
出現度数が、評価サンプルの総数に占める割合に基づい
て、算出された距離データの信頼性を判定してもよい。
この適正範囲は、ステレオカメラとテストチャートの間
の距離を含んだ所定の距離範囲である。
【0013】また、検査手段は、ヒストグラムにおいて
ピークを形成する出現度数に関するピーク距離値が適正
範囲内にあるか否かに基づいて、算出された距離データ
の信頼性を判定してもよい。この適正範囲は、ステレオ
カメラとテストチャートの間の距離を含んだ所定の距離
範囲である。
【0014】さらに、検査手段は、撮像画像に設定され
た複数の評価領域のそれぞれについて、当該評価領域に
おける距離データを評価サンプルとし、当該評価サンプ
ルの距離値と出現度数との関係を示したヒストグラムを
生成するようにしてもよい。この場合、検査手段は、ヒ
ストグラム毎に出現度数のピーク部分におけるピーク距
離値が適正範囲内にあるか否かを判断し、ピーク距離値
のすべてが適正範囲内になると判断した場合に距離デー
タの算出結果が良好であると判定する。
【0015】第1または第2の発明において、輝度パタ
ーンは、輝度の階調が異なる同一形状をランダムに配置
した構成を有しているものを用いることが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1は、ステレ
オ式車外監視装置のブロック図である。車外の景色を撮
像するステレオカメラは、ルームミラーの近傍に取り付
けられており、CCD等のイメージセンサを内蔵した一
対のカメラ1,2で構成されている。各カメラ1,2
は、車幅方向において所定の間隔で取り付けられてい
る。基準画像データを得るためのメインカメラ1は、車
輌の進行方向に向かって右側に取り付けられている。一
方、比較画像を得るためのサブカメラ2は、進行方向に
向かって左側に取り付けられている。
【0017】カメラ対1,2の同期が取れている状態に
おいて、各カメラ1,2から出力されたアナログ画像
は、後段の回路の入力レンジに合致するように、アナロ
グインターフェース3において調整される。また、アナ
ログインターフェース3中のゲインコントロールアンプ
(GCA)において画像の明るさバランスが調整され
る。アナログインターフェース3から出力されたアナロ
グ画像は、A/Dコンバータ4により、所定の輝度階調
(例えば、256階調のグレースケール)のデジタル画像
に変換される。そして、デジタル化された各画像に対し
て、補正回路5によりアフィン変換等の補正が行われ
る。
【0018】このような画像処理を経て、メインカメラ
1の出力信号から、水平方向が512画素、垂直方向が200
画素の基準画像データ(輝度データ)が生成される。ま
た、サブカメラ2の出力信号から、基準画像と垂直方向
長が同じで、基準画像よりも大きな水平方向長を有する
比較画像データが生成される(一例として、水平方向が
640画素、垂直方向が200画素)。基準画像データおよび
比較画像データは、画像データメモリ7に格納される。
【0019】ステレオ演算回路6は、基準画像データと
比較画像データとに基づいて視差を算出する。視差は、
4×4画素の画素ブロック単位で算出されるため、一フレ
ームの基準画像全体では最大で128×50個の視差が算出
され得る。基準画像中の一画素ブロックを対象とした場
合、その対象画素ブロック(相関元)の輝度特性と相関
を有する領域(相関先)を比較画像を探索することによ
り特定する(ステレオマッチング)。周知のとおり、ス
テレオ画像に映し出された対象物までの距離は、ステレ
オ画像における視差、すなわち、基準画像と比較画像と
の間における水平方向のずれ量として現れる。したがっ
て、比較画像の探索を行う場合、対象画素ブロックのj
座標と同じ水平線(エピポーラライン)上を探索すれば
よい。ステレオ演算回路6は、このエピポーラライン上
を一画素ずつシフトしながら、画素ブロック毎に対象画
素ブロックとの相関を評価する。
【0020】2つの画素ブロックの相関は、例えば、数
式1に示したシティブロック距離CBを算出することに
より評価することができる。同数式において、p1ijは
一方の画素ブロックのij番目の画素の輝度値であり、
p2ijは他方の画素ブロックのij番目の輝度値であ
る。シティブロック距離CBは、位置的に対応した輝度
値p1ij,p2ij対の差(絶対値)の画素ブロック全体
における総和であって、その差が小さいほど両画素ブロ
ックの相関が大きいことを意味している。
【0021】
【数1】CB=Σ|p1ij−p2ij|
【0022】基本的には、エピポーラライン上に存在す
る画素ブロック毎に算出されたシティブロック距離CB
のうち、その値が最小となる画素ブロックが対象画素ブ
ロックの相関先と判断される。このようにして特定され
た相関先と対象画素ブロックとの間のずれ量が視差とな
る。
【0023】また、ステレオ演算回路6は、画素ブロッ
クの水平方向の輝度エッジ(輝度変化量)の有無、同一
エピポーラライン上において算出されたシティブロック
距離CBの最大値/最小値との関係等を評価する。そし
て、距離データとしての信頼性を確保するために、これ
らの評価結果に基づいて算出された視差にフィルタリン
グ処理を施し、有効とされた視差d(以下、「有効視
差」という)のみを出力する。また、なお、シティブロ
ック距離を算出するためのハード構成やフィルタリング
処理の詳細については、特開平5−114099号公報
に開示されているので、必要ならば参照されたい。この
ような処理を経て算出された有効視差dは距離データメ
モリ8に格納される。
【0024】なお、以下の説明で用いられている「距離
データ」という用語は距離データメモリ8に格納された
有効視差dを意味している。また、「距離画像」という
用語は、画像領域全体における距離データの出力状態を
示したもの、換言すれば、各距離データdをそれが算出
された画像領域上の位置と対応づけた概念的な画像を意
味している。
【0025】マイクロコンピュータ9(機能的に捉えた
場合、その機能的ブロックである認識部10)は、道路
形状(白線)や車輌前方の立体物(走行車)等を認識す
る。これらの認識は、画像データメモリ7中に記憶され
た画像データと距離データメモリ8に格納された距離デ
ータd(有効視差)とに基づいて行われる。また、図示
していない車速センサや舵角センサからのセンサ情報、
或いはナビゲーション情報等も必要に応じて参照され
る。そして、これらの認識結果に基づいて、前方のカー
ブや立体物に対する警報が必要と判定された場合、モニ
タやスピーカー等の警報装置11を作動させてドライバ
ーに注意を促す。また、必要に応じて制御装置12を制
御することにより、AT(自動変速機)のシフトダウン
やエンジン出力の抑制、或いはブレーキの作動といった
車輌制御が実行される。
【0026】検査装置14は、製品の検査工程時におい
てのみ接続される外付けの装置である。マイクロコンピ
ュータ9に検査装置14が接続され、検査装置14によ
って検査の開始が指示されると、マイクロコンピュータ
9(機能的に捉えた場合、その機能的ブロックである検
査部13)は予めプログラムされた検査ルーチンを実行
する。検査部13は、図2に示したフローチャートにし
たがって検査サンプルにおける距離の出力状況を自動的
に検査する。
【0027】図2は、第1の実施例にかかる算出距離の
検査手順を示したフローチャートである。まず、検査者
は、検査ルーチンの開始指示に先立ち、所定のパターン
を有するテストチャートを車輌前方の所定位置に配置し
ておく。図4は、テストチャートの配置位置と検査対象
である車輌との関係を示した図である。また、図5は、
この検査で用いられるテストチャート21の一例を示し
た図である。このテストチャート21は、所定の輝度階
調(例えば、16階調のグレースケール)を有する輝度ブ
ロックをランダムに(すなわち、輝度変化に規則性がな
いように)配置したランダムパターンである。また、一
輝度ブロックあたりの面積は、ステレオマッチングの際
の精度を確保するために、撮像画像に映し出された輝度
ブロックが3×3画素程度になるような大きさに設定され
ている。図4において、テストチャート21は、車長方
向(Z軸)に関してステレオカメラの取り付け位置から
Z1の距離で、車高方向(Y軸)に関して地面から十字
交点CまでがY1の高さで、かつ、テストチャート21
の平面が車幅方向(X軸)に対して平行になるように配
置されている。このような状態でテストチャート21を
カメラ1,2で撮像すると、撮像画像にテストチャート
21が映し出される。
【0028】検査者が検査装置14を操作して検査の開
始を指示すると、マイクロコンピュータ9(すなわち検
査部13)は、まずステップ1においてシステムの初期
化を行った後、1フレーム分の距離画像をサンプリング
する(ステップ2)。
【0029】ステップ2に続き、距離画像中にヒストグ
ラム生成のための評価領域R1が設定され(ステップ
3)、評価領域R1中の距離データdが抽出される(ス
テップ4)。この評価領域R1には、テストチャート2
1の輝度パターンが映し出されている。そして、対象と
なる評価サンプルは、この領域R1内に存在する画素ブ
ロックについて算出された距離データd、すなわち、テ
ストチャート21が有する輝度パターンに関する距離デ
ータdである。図6は、距離画像中に設定された評価領
域R1を示した図である。同図に示したように、評価領
域R1は、距離画像の周縁部分を除いた領域に設定され
ている。画像の周縁部分を除いた理由は、ステレオカメ
ラのレンズ歪み等の影響により、周縁部分では誤差を含
んだ距離データdが算出されやすいからである。理論的
には、評価サンプルであるすべての距離データdの値
は、ステレオカメラからテストチャート21までの距離
(視差)になる。
【0030】ステップ4に続くステップ5において、検
査部13は、評価範囲R1内に存在する距離データd、
すなわち評価サンプルの個数をカウントし、その総数N
を算出する。この総数Nは、最大で評価領域R1内の画
素ブロックの数だけ算出され得るが、ステレオ演算回路
6によるフィルタリング処理によって、通常は、それよ
りも少なくなる(有効視差数相当になる)。
【0031】そして、ステップ5で特定された評価サン
プルに基づいて、評価領域R1における距離データの値
とその出現度数との関係を示したヒストグラムが生成さ
れる(ステップ6)。図8は、1フレームの距離画像に
おける視差のヒストグラムを示した図である。正常な状
態におけるヒストグラムの特性として、テストチャート
21までの距離Z1において急峻かつ大きなピークが出
現する。
【0032】ステップ6に続くステップ7において、所
定の適正範囲内RNG1内に含まれる距離データdの数
がカウントされ、その総数Mが算出される。適正範囲R
NG1は、テストチャートまでの距離Z1を基準に設定
されている。このレンジは、算出された距離の適否を判
断する基準となるものであり、検査精度の要求レベルに
応じて設定される。本実施例では、Z1を基準とした±
10画素に適正範囲RNG1を設定している。
【0033】そして、評価サンプルの総数Nと適正範囲
RNG1内の評価サンプル数Mとに基づいて適正率r
(r=M/N)が算出される。適正率rは、適正範囲R
NG1内の評価サンプル数が、評価サンプル総数に占め
る割合を示している。したがって、評価サンプルの距離
値が距離Z1に収束しているほど適正率rは大きくな
り、逆に、距離値がばらつくほど適正率rは小さくな
る。そこで、ステップ8で算出された適正率rを適切に
設定された判定しきい値rthと比較することにより、算
出された距離データdの信頼性を評価することができる
(ステップ9)。
【0034】すなわち、適正率rが判定しきい値rth以
上であれば、信頼できる距離データdが算出されている
と判定して、検査結果は「OK」となる(ステップ1
0)。この場合、検査部13における検査結果を受け
て、検査装置14は検査者に対して検査結果が「良好」
である旨を通知する。これに対して、適正率rが判定し
きい値rth未満であれば、算出された距離データdが異
常であると判定して、検査結果は「NG」となる(ステ
ップ11)。この場合、検査部13における検査結果を
受けて、検査装置14は、検査者に対して検査結果が
「不良」である旨を通知する。
【0035】以上の説明からわかるように、本実施例に
検査手法においては、まず、車輌前方の予め規定された
位置に配置されたテストチャートを左右のカメラ1,2
で撮像する。そして、撮像画像に映し出された輝度パタ
ーンに関する距離データdを評価サンプルとして距離デ
ータの算出異常の有無を検査する。距離データdが正常
に算出されていれば、評価サンプルの距離値は、テスト
チャート21までの距離Z1近傍に集中する。しかしな
がら、某かの異常があると距離値にばらつきが生じた
り、本来の距離Z1からずれてしまったりする。このよ
うな事態を招く原因の一つとして、左右のカメラ1,2
の取り付け位置のずれ(特に、上下方向(ピッチ方向)
や回転方向(ロール方向)に関するずれ)が挙げられ
る。また、左右のカメラ1,2の感度バランスのずれ、
カメラのレンズ特性による影響も考えられる。さらに、
補正回路5において適切に補正されていない場合におい
ても距離データdの算出異常が生じる。検査サンプルの
検査結果が「不良」である場合、左右のカメラ1,2の
取り付け位置の再調整や感度バランスの調整等の措置を
講じる必要がある。
【0036】このように、本実施例では、上述したよう
な検査をマイクロコンピュータ9によって自動的に行っ
ている。したがって、検査工程の効率化を図ることがで
き、かつ検査結果の客観性を確保することができるとい
う効果がある。
【0037】また、本実施例では、輝度パターンとして
図5に示したランダムパターンを用いている。このラン
ダムパターン中の輝度変化には規則性がないので、ステ
レオマッチングが適切に行われた場合(適切な視差が算
出されている場合)のみ、評価サンプルの距離値が距離
Z1に収束する傾向が強くなる。したがって、このよう
なランダムパターンを用いて適正率rを算出すれば、判
定精度を一層向上させることができる。
【0038】(第2の実施例)図3は、第2の実施例に
かかる算出距離の検査手順を示したフローチャートであ
る。また、本実施例における検査は、第1の実施例と同
様に、図1に示したシステム構成を用いて行うことがで
きる。図5に示したテストチャート21が車輌前方にお
ける所定位置に配置された状態で(図4参照)、検査者
は検査装置14から検査部13に対して検査ルーチンの
開始を指示する。検査ルーチンの開始にともない、検査
部13は、まず最初にシステムの初期化を行った後(ス
テップ21)、1フレーム分の距離画像をサンプリング
する(ステップ22)。
【0039】ステップ22に続き、距離画像中にヒスト
グラム生成のための評価領域R2が設定され(ステップ
23)、評価領域R2中の距離データdが評価サンプル
として抽出される(ステップ24)。この評価領域R2
には、テストチャート21の輝度パターンが映し出され
ている。図7は、距離画像中に設定された評価領域R2
を示した図である。評価領域R2は、距離画像の周縁部
分を除いた領域に設定され、図6に示した評価領域R1
よりも小さな面積を有している。これは、本実施例にお
ける検査の評価対象が後述する処理にしたがって算出さ
れた距離値自体であることによる(第1の実施例での評
価対象は距離データdの数)。カメラのレンズ歪みが大
きいと算出された距離が含む誤差が大きくなる可能性が
ある。したがって、カメラのレンズ歪み等の影響がより
少ない領域、すなわち評価領域R1よりも狭い領域に評
価領域R2を設定している。
【0040】そして、ステップ25において、評価領域
R2内の距離データの値とその出現度数との関係を示し
たヒストグラムが生成される(図8参照)。そして、こ
のヒストグラムにおいて出現度数が最大となる距離デー
タの値dmが検出される(ステップ26)。この距離値
dmは、ヒストグラムに出現したピーク(頂点)の距離
値である。
【0041】ステップ26に続くステップ27におい
て、最大出現度数の距離値dm(ピーク距離値)が適正
範囲RNG2内(dmmin≦dm≦dmmax)であるか否
かが判定される。この適正範囲RNG2は、テストチャ
ート21までの距離Z1に基づき設定され、距離値dm
の適否を判断する基準となる。本実施例では、Z1を基
準として±5画素に適正範囲RNG2を設定している。
【0042】そこで、ステップ27において肯定判定さ
れた場合は、信頼できる距離データdが算出されている
と判定して、検査結果は「OK」となる(ステップ2
8)。この場合、検査部13における検査結果を受け
て、検査装置14は検査者に対して検査結果が「良好」
である旨を通知する。これに対して、ステップ27にお
いて否定判定された場合は、算出された距離データdが
異常であると判定して、検査結果は「NG」となる(ス
テップ29)。この場合、検査部13における検査結果
を受けて、検査装置14は検査者に対して検査結果が
「不良」である旨を通知する。
【0043】以上の説明からわかるように、距離データ
dが正常に算出されていれば、評価サンプルの距離値
は、テストチャート21までの距離Z1近傍に集中す
る。したがって、最大出現度数となる距離値dmは適正
範囲RNG2内に収まる。しかしながら、異常があると
距離値dmが本来の距離Z1からずれてしまう。このよ
うな事態を招く原因の一つとして、第1の実施例におい
て説明したような原因が考えられるが、特に、左右のカ
メラ1,2の取り付けのヨー方向のずれを要因として考
慮すべきである。
【0044】このように、本実施例においても、第1の
実施例と同様に、検査工程の効率化を図ることができ、
かつ検査結果の客観性を確保することができるという効
果がある。
【0045】(第3の実施例)上述した第1および第2
の実施例は、距離画像に設定された評価領域R1(また
はR2)におけるすべての距離データdのヒストグラム
を求め、距離データdの算出結果の検査を行っている。
これに対して、第3の実施例は、評価領域R1(または
R2)をさらに複数の評価領域に分割し、分割された検
査領域毎に距離データdの算出結果を評価するものであ
る。
【0046】図9は、距離画像に設定された複数の評価
領域を示した図である。同図に示したように、評価領域
R1(R2)は、カメラレンズの歪みの影響を受けやす
い周縁部分を除いた領域に設定されている。同図では、
一例として、評価領域R1(R2)を6つの評価領域に
分割している。そして、第1または第2の実施例におい
て説明した検査手法により、各評価領域毎に、その領域
内の距離データdの信頼性を検査する。そして、6つの
評価領域の検査結果が、すべて「OK」であると判定さ
れた場合、検査装置14は検査者に対して検査サンプル
が「良好」である旨を通知する。一方、6つの評価領域
のどれか一つでも「NG」ならば、その検査サンプルが
「不良」である旨が通知される。
【0047】本実施例においては、局所的に距離データ
dの算出異常が存在する場合、このような不良を精度よ
く検出することができるという効果がある。局所的な算
出異常は、例えば、撮像画像の中央部分を軸に回転して
いるようなケースにおいて生じる傾向がある。この場
合、図9の例でいえば、画像中央に近い第2評価領域お
よび第5評価領域は回転ずれ量が比較的少ないため、適
切な距離Z1が算出されるかもしれない。しかしなが
ら、画像中央から遠く回転ずれ量が大きい第1,3,
4,6評価領域においては、第2,5評価領域と比べ
て、距離データdの算出異常が生じやすい。距離画像を
分割された評価領域ごとに個別に検査していくことによ
り、評価領域R1(またはR2)を全体的に検査する場
合よりも、局所的な算出異常を精度よく検査することが
できる。
【0048】(第4の実施例)第4の実施例は、第2の
実施例の変形ともいえるものである。第2の実施例で
は、ヒストグラムにおいて出現度数がピーク、すなわち
最大出現度数の距離値dmに基づき検査判定を行ってい
る。しかしながら、このようなピークに隣接した距離値
も重要な情報となることも多い(例えば、隣接した距離
値の出現度数が最大出現度数よりもわずかに少ない場
合)。そこで、ピークのみの距離値だけではなく、ピー
ク部分(ピークおよびその近傍)の距離値に基づきピー
ク距離値を算出し、このピーク距離値に基づき、距離デ
ータdの算出異常の判定を行う。これにより、ピーク距
離値の精度を高めることができるので、距離データdの
算出異常を一層精度よく検査することができる。
【0049】このようなピーク距離値は、例えば次のよ
うな手法により算出することができる。まず、最大出現
度数を有する距離値dmを求める。つぎに、この距離値
dmに隣接した左右の距離値dのうち出現度数が大きい
方を特定する。そして、距離dmと特定された隣接距離
値dとの加重平均を求め、その値をピーク距離値とす
る。このようにして算出されたピーク距離値が適正範囲
内にあるか否かにより、検査サンプルの良否判定を行
う。
【0050】(第5の実施例)第5の実施例は、第2の
実施例の変形といえるものであり、サブピクセル単位、
すなわち1画素以下の分解能でピーク距離値を算出する
ものである。これにより、ピーク距離値の精度を高める
ことができるので、距離データdの算出異常を一層精度
よく検査することができる。サブピクセル単位でのピー
ク距離値は、例えば、以下のような手法によって算出す
ることができる。
【0051】まず、評価領域R2内の距離データdをサ
ブピクセル単位で算出する。この算出手法は、特開平1
0−307352号公報に開示されているので、必要な
らば参照されたい。つぎに、第2の実施例で説明したよ
うに、ピーク距離値として最大出現度数の距離値dmを
求める。そして、距離値dmにおける平均サブピクセル
値Sを算出する。例えば、距離値dmの出現度数がnで
あり、ピクセル単位で見たときに同一距離値dmとなる
各評価サンプルのサブピクセル値をsp1〜spnとした
場合、その平均サブピクセル値Sは、下式によって表さ
れる。
【0052】
【数2】S=(sp1+sp2+ ・・・ spn)/n
【0053】そして、距離値dmに平均サブピクセル値
Sを加算した値を、ピーク距離値とする。そして、この
ピーク距離値が適正範囲内にあるか否かによって、検査
サンプルの良否判定を行う。
【0054】
【発明の効果】このように、本発明によれば、 ステレ
オ画像に基づき算出された距離データの信頼性を自動的
に判定することができるため、検査工程の効率化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の実施例にかかるステレオ式車
外監視装置のブロック図
【図2】第1の実施例にかかる算出距離の検査手順を示
したフローチャート
【図3】第2の実施例にかかる算出距離の検査手順を示
したフローチャート
【図4】テストチャートの配置位置と車輌との関係を示
した図
【図5】テストチャートの一例を示した図
【図6】距離画像中に設定された評価領域R1を示した
【図7】距離画像中に設定された評価領域R2を示した
【図8】距離データのヒストグラムを示した図
【図9】距離画像に設定された複数の評価領域を示した
【符号の説明】
1 メインカメラ(右カメラ)、 2 サブカメラ
(左カメラ)、3 アナログインターフェース、 4
A/Dコンバータ、5 補正回路、
6 ステレオ演算回路、7 画像データメモリ、
8 距離データメモリ、9 マイクロコンピ
ュータ、 10 認識部、11 警報装置、
12 制御装置、13 検査部、
14 検査装置、21 テストチャート、
22 車輌

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステレオ画像に基づき算出された距離デー
    タの信頼性を検査する方法において、 ステレオカメラの撮像方向に配置されていると共に輝度
    パターンが描かれたテストチャートを、前記ステレオカ
    メラで撮影することによって一対の撮像画像を得るステ
    ップと、 当該一対の撮像画像から距離データを算出するステップ
    と、 前記撮像画像に映し出された前記テストチャートに関す
    る距離データを評価サンプルとし、当該評価サンプルの
    距離値と出現度数との関係を示したヒストグラムを生成
    するステップと、 当該生成されたヒストグラムの特性を、前記ステレオカ
    メラと前記テストチャートとの間の距離に基づいて評価
    することにより、距離データの信頼性を判定するステッ
    プとを有することを特徴とする距離データの検査方法。
  2. 【請求項2】上記判定するステップは、前記ヒストグラ
    ムにおいて設定された適正範囲に含まれる前記評価サン
    プルの数が、前記評価サンプルの総数に占める割合に基
    づいて、算出された距離データの信頼性を判定するステ
    ップであり、 前記適正範囲は、前記ステレオカメラと前記テストチャ
    ートの間の距離を含んだ所定の距離範囲であることを特
    徴とする請求項1に記載された距離データの検査方法。
  3. 【請求項3】上記判定するステップは、前記ヒストグラ
    ムにおいて出現度数のピーク部分におけるピーク距離値
    が適正範囲内にあるか否かに基づいて、算出された距離
    データの信頼性を判定するステップであり、 前記適正範囲は、前記ステレオカメラと前記テストチャ
    ートの間の距離を含んだ所定の距離範囲であることを特
    徴とする請求項1に記載された距離データの検査方法。
  4. 【請求項4】前記ピーク距離値は、出現度数が最大とな
    る距離値であることを特徴とする請求項3に記載された
    距離データの検査方法。
  5. 【請求項5】前記ピーク距離値は、出現度数が最大とな
    る距離値と、出現度数が最大となる距離値に隣接した距
    離値のうち出現度数が大きい方の距離値とに基づいて算
    出された値であることを特徴とする請求項3に記載され
    た距離データの検査方法。
  6. 【請求項6】前記ピーク距離値は、サブピクセル単位で
    算出された距離値であることを特徴とする請求項3,4
    または5に記載された距離データの検査方法。
  7. 【請求項7】前記輝度パターンは、輝度の階調が異なる
    同一形状をランダムに配置した構成を有していることを
    特徴とする請求項1から6のいずれかに記載された距離
    データの検査方法。
  8. 【請求項8】上記ヒストグラムを生成するステップは、
    撮像画像に設定された複数の評価領域のそれぞれについ
    て、当該評価領域における距離データを評価サンプルと
    し、当該評価サンプルの距離値と出現度数との関係を示
    したヒストグラムを生成するステップであり、 上記判定するステップは、前記ヒストグラム毎に出現度
    数のピーク部分におけるピーク距離値が適正範囲内にあ
    るか否かを判断し、前記ピーク距離値のすべてが適正範
    囲内になると判断した場合に距離データの算出結果が良
    好であると判定するステップであることを特徴とする請
    求項3,4または5に記載された距離データの検査方
    法。
  9. 【請求項9】ステレオ式車外監視装置において算出され
    た距離データの信頼性を検査する検査装置において、 車体に取り付けられ、かつ、車輌前方の状況を撮像する
    ことにより一対の撮像画像を出力するステレオカメラ
    と、 一対の撮像画像から距離データを算出するステレオ演算
    手段と、 検査時に車輌前方の予め規定された位置に配置されてい
    ると共に輝度パターンが描かれたテストチャートを、前
    記ステレオカメラで撮像することによって得られた撮像
    画像に基づいて、距離データの信頼性を判定する検査手
    段とを有し、 前記検査手段は、前記撮像画像の中央部に設けられた評
    価領域内の距離データを評価サンプルとし、当該評価サ
    ンプルの距離値と出現度数との関係を示したヒストグラ
    ムを生成し、当該生成されたヒストグラムの特性を、前
    記ステレオカメラと前記テストチャートとの間の距離に
    基づいて評価することにより、算出された距離データの
    信頼性を判定することを特徴とする距離データの検査装
    置。
  10. 【請求項10】前記検査手段は、前記ヒストグラムにお
    いて設定された適正範囲に含まれる前記評価サンプルの
    数が、前記評価サンプルの総数に占める割合に基づい
    て、算出された距離データの信頼性を判定し、 前記適正範囲は、前記ステレオカメラと前記テストチャ
    ートの間の距離を含んだ所定の距離範囲であることを特
    徴とする請求項9に記載された距離データの検査装置。
  11. 【請求項11】上記検査手段は、前記ヒストグラムにお
    いて出現度数のピーク部分における距離値が適正範囲内
    にあるか否かに基づいて、算出された距離データの信頼
    性を判定し、 前記適正範囲は、前記ステレオカメラと前記テストチャ
    ートの間の距離を含んだ所定の距離範囲であることを特
    徴とする請求項9に記載された距離データの検査装置。
  12. 【請求項12】前記輝度パターンは、輝度の階調が異な
    る同一形状をランダムに配置した構成を有していること
    を特徴とする請求項9,10または11に記載された距
    離データの検査装置。
  13. 【請求項13】前記検査手段は、撮像画像に設定された
    複数の評価領域のそれぞれについて、当該評価領域にお
    ける距離データを評価サンプルとし、当該評価サンプル
    の距離値と出現度数との関係を示したヒストグラムを生
    成すると共に、 前記ヒストグラム毎に出現度数のピーク部分におけるピ
    ーク距離値が適正範囲内にあるか否かを判断し、前記ピ
    ーク距離値のすべてが適正範囲内になると判断した場合
    に距離データの算出結果が良好であると判定することを
    特徴とする請求項11に記載された距離データの検査装
    置。
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