JP5027710B2 - 車両用環境認識装置および先行車追従制御システム - Google Patents

車両用環境認識装置および先行車追従制御システム Download PDF

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Description

本発明は、車両用環境認識装置および先行車追従制御システムに係り、特に、ステレオ撮像手段で撮像された一対の画像に対してステレオマッチング処理を行って周囲の環境を認識する車両用環境認識装置およびそれを備える先行車追従制御システムに関する。
近年、ステレオカメラからなるステレオ撮像手段により撮像された一対の画像に対して画像処理を行い、自車両の前方やその周囲の環境や先行車両を認識し、それに基づいて先行車両に対する追従走行制御を行う先行車追従機能付きクルーズコントロール(Adaptive Cruise Control。以下ACCと略称する)制御を行うACC装置が開発されている。ACC装置では、先行車両が存在しない場合には自車両を設定された速度で定速走行させ、先行車両が存在する場合には自車両を先行車両に追従させるように自車両のアクセルスロットルやブレーキ機構等を自動的に適切に操作する制御が行われる。そのため、ACC装置には先行車両を的確に検出できることが求められる。
ステレオ撮像手段により撮像された一対の画像を用いて先行車両を検出する手法としては、一対の画像に対してステレオマッチング処理を施して視差が算出され、それに基づいて距離を算出するように構成される場合が多い。ステレオマッチング処理では、まず、一対の画像のうち、一方の画像(例えばドライバに近い側のカメラで撮像された画像)を基準画像TOとし、他方の画像(例えばドライバから遠い側のカメラで撮像された画像)を比較画像TCとする。そして、図15に示すように、基準画像TOを例えば3×3画素や4×4画素等の所定の画素数の小領域(以下、画素ブロックPBOという。)に分割する。
そして、各画素ブロックPBOごとに、比較画像TC中で当該画素ブロックPBOに対応する上下方向の位置にエピポーララインEPLを設定し、画素ブロックPBOの輝度パターンと、当該エピポーララインEPL上に存在する画素ブロックPBOと同形の画素ブロックPBCの輝度パターンとを比較する。その際、例えば、基準画像TOの画素ブロックPBO中の各画素の輝度値をp1s,tとし、比較画像TCの画素ブロックPBC中の各画素の輝度値をp2s,tとした場合、輝度パターンの差異として下記(1)式のSAD(Sum of Absolute Difference)値を算出する。
なお、上記(1)式では、画素ブロックPBOや画素ブロックPBCが例えば3×3画素の領域として設定される場合には1≦s≦3、1≦t≦3の範囲、例えば4×4画素の領域として設定される場合には1≦s≦4、1≦t≦4の範囲の全画素について、差の絶対値の総和が算出される。
そして、上記(1)式に従って算出されるSAD値であって、予め設定された閾値以下の値となるSAD値のうち、最小のSAD値を与える画素ブロックPBCが、画素ブロックPBOに撮像されている物体と同じ物体が撮像されている比較画像上の画素ブロックとして特定される。また、このステレオマッチング処理の結果を用いて、比較画像TC上に特定された画素ブロックPBCと元の基準画像TOの画素ブロックPBOとの視差dpが算出され、その視差dpに基づいて三角測量の原理によりその画素ブロックPBOに撮像されている物体までの距離Zが算出される。
ところで、ステレオ撮像手段としてCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を用いると、例えば図16に示すような逆光の環境下で撮像したような場合、基準画像TOや図示しない比較画像TC中に、太陽Suの強い光によるフレア(flare。レンズフレア、ハレーション等とも言う。)Flや筋状のスミア(smear。白飛び等とも言う。)Smが発生する場合がある。このような状況で、基準画像TOおよび比較画像TCに対するステレオマッチング処理を行うと、周囲の画像領域よりも極端に明るいフレアFlやスミアSmの影響で、その近傍等の画像領域でミスマッチングが生じ易くなる。
また、例えば図17(A)、(B)に例示される基準画像TOおよび比較画像TCのように、片方のカメラにだけ逆光が入射するなどして、一対のカメラの明るさのバランスが崩れた状態で撮像される場合がある。そして、このような場合にも、それらに対してステレオマッチング処理を行うと、ミスマッチングが生じ易くなる。
このようにミスマッチングが生じると、先行車両Vahが検出できなくなったり(すなわちロストしたり)、実際とは異なる誤った距離が検出されたりする。そして、先行車両Vahがロストしたり先行車両Vahまでの距離が誤検出された状態でACC装置を作動させ続けると、自車両が先行車両Vahに向かって接近して行って追突するなど、非常に危険な状況となる。
このような事態の発生を回避するため、例えば特許文献1に記載の発明では、先行車両が撮像されている画像領域等における視差dpや距離Zのデータのばらつきを検出することが提案されている。これは、ミスマッチングがなければ距離Z等のデータのばらつきが少なく検出されることに基づく。
また、特許文献2に記載の発明では、基準画像TOと比較画像TCとの位置的に対応する各画像領域の全体的な輝度(例えば輝度値の平均値等)を比較して、それらが大きく異なる場合にフェール判定を行うことが提案されている。これは、まさに図17(A)、(B)に示したように、基準画像TOと比較画像TCの明るさのバランスが崩れたような場合に対応するものである。
さらに、特許文献3に記載の発明では、カメラの露光量が大きい場合に、対象が数フレームの間安定して撮像されないような場合に、スミアやフレア等の誤認識の可能性があるとして排除することが提案されている。
特開2001−43496号公報 特開2002−374524号公報 特開2007−96684号公報
上記の各発明によれば、図16に示したような画像中にフレアFlやスミアSmが発生している場合や図17(A)、(B)に示したような基準画像TOと比較画像TCとで明るさのバランスが崩れている場合に対処し得る。
しかしながら、上記のように先行車両Vahがロストしたり先行車両Vahまでの距離が誤検出され、ACC装置がそれに基づいて作動して自車両が先行車両Vah追突するように事態を確実に回避するためには、まず、ステレオマッチング処理によりミスマッチングが生じているか否かを的確に判定することが必要となる。そして、ミスマッチングが生じている場合には、的確にACC装置の作動を一時停止することが必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ステレオ撮像手段から出力された一対の画像に対するステレオマッチング処理でミスマッチングが発生していることを的確に判定することが可能な車両用環境認識装置を提供することを目的とする。また、ミスマッチングが発生している場合に適切に対処し得る先行車追従制御システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、第1の発明は、車両用環境認識装置において、
一対のカメラで自車両の周囲の環境を同時に撮像して基準画像と比較画像とを出力するステレオ撮像手段と、
前記基準画像または前記基準画像に所定の前処理が施されて形成された画像を所定の画素数の画素ブロックに分割し、前記各画素ブロックごとに前記比較画像または前記比較画像に前記所定の前処理が施されて形成された画像とのステレオマッチング処理を行い、前記各画素ブロックに算出した第1視差をそれぞれ対応づけて第1距離画像を形成する第1ステレオマッチング手段と、
前記基準画像に前記前処理とは異なる別の前処理が施されて形成された画像を前記所定の画素数の画素ブロックに分割し、前記各画素ブロックごとに前記比較画像に前記別の前処理が施されて形成された画像とのステレオマッチング処理を行い、前記各画素ブロックに算出した第2視差をそれぞれ対応づけて第2距離画像を形成する第2ステレオマッチング手段と、
前記第1距離画像および前記第2距離画像の対応する画素ブロックの前記第1視差および前記第2視差を比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックでミスマッチングが発生していると判定するミスマッチング判定手段と、
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明の車両用環境認識装置において、前記ミスマッチング判定手段は、前記第1視差および前記第2視差をそれぞれ第1距離および第2距離に変換して比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックでミスマッチングが発生していると判定することを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明の車両用環境認識装置において、
前記第1視差と前記第2視差の少なくとも一方に基づいて前記基準画像中から先行車両を検出する先行車両検出手段をさらに備え、
前記ミスマッチング判定手段は、前記差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックが所定個数以上存在する場合に、ミスマッチング発生情報を作成することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明の車両用環境認識装置において、前記ミスマッチング判定手段は、前記基準画像中に設定された一定の領域内に属する画素ブロックのうち、前記差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックが所定個数以上存在する場合に、ミスマッチング発生情報を作成することを特徴とする。
第5の発明は、先行車追従制御システムにおいて、
第3または第4の発明の車両用環境認識装置と、
自車両に対して、前記先行車両検出手段により検出された前記先行車両の情報に基づいて先行車追従制御を行う先行車追従制御装置と、を備え、
前記先行車追従制御装置は、前記車両用環境認識装置の前記ミスマッチング判定手段から前記ミスマッチング発生情報を受信した場合には、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止することを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明の先行車追従制御システムにおいて、前記先行車追従制御装置は、前記ミスマッチング判定手段から所定数のフレームで連続して前記ミスマッチング発生情報を受信した場合に、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止することを特徴とする。
第7の発明は、第5の発明の先行車追従制御システムにおいて、前記先行車追従制御装置は、前記ミスマッチング判定手段から前記ミスマッチング発生情報を受信したフレームではカウント数を増加させ、前記ミスマッチング判定手段から前記ミスマッチング発生情報を受信しなかったフレームではカウント数を減少させるカウンタを備え、前記カウンタのカウント数が所定の閾値以上である場合に、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止することを特徴とする。
第8の発明は、第5から第7のいずれかの発明の先行車追従制御システムにおいて、前記先行車追従制御装置は、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止した場合に、自車両のドライバに対して前記先行車追従制御を停止したことを報知することを特徴とする。
第1の発明によれば、ミスマッチング判定手段を、第1距離画像および第2距離画像の対応する画素ブロックの第1視差および第2視差を比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックでミスマッチングが発生していると判定するように構成した。
基準画像と比較画像とが正常に撮像されるような環境であれば、通常、基準画像と比較画像に対して異なる前処理(前処理を行わない場合を含む。)を行って得られた2組の一対の画像に対してそれぞれステレオマッチング処理を施しても、ステレオマッチング処理が正常に行われれば、第1距離画像と第2距離画像の対応する画素ブロックの第1視差と第2視差の値はさほど大きく異なるものにはならない。そのため、ステレオマッチング処理の結果として得られた第1視差と第2視差の値が大きく異なるものであれば、それは、その画素ブロックにおいて、いずれかのステレオマッチング処理でミスマッチングを生じていることを意味するものであると考えられる。
そのため、上記のように、対応する画素ブロックの第1視差と第2視差とを比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値以上であり大きな差がある場合に画素ブロックでミスマッチングが発生していると判定することで、ステレオマッチング処理でミスマッチングが発生していることを的確に判定することが可能となる。
第2の発明によれば、前記発明の効果に加え、第1視差や第2視差の代わりにそれらと1対1に対応する第1距離および第2距離に変換して比較することで、それらの差の絶対値に対する閾値を、実空間上の距離の差として設定することが可能となる。
第3の発明によれば、前記各発明の効果に加え、ミスマッチング判定手段を、上記の差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックが所定個数以上存在する場合に、ミスマッチング発生情報を作成するように構成することで、基準画像や比較画像が撮像される現在の環境が、ミスマッチングを生じ易い環境、すなわち画像中にフレアFlやスミアSm(例えば図16参照)が発生していたり基準画像と比較画像との明るさのバランスが崩れている場合(例えば図17(A)、(B)参照)である可能性が高いことをミスマッチング発生情報として伝えることが可能となるとともに、例えばその情報を先行車追従制御装置に伝達して、ミスマッチングが発生している場合に適切に対処させることが可能となる。
第4の発明によれば、前記各発明の効果に加え、上記の処理を、基準画像中に設定された一定の領域内に属する画素ブロックに限定して行うように構成することで、ミスマッチング判定手段における判定処理の負担を軽減し、判定処理にかかる時間を短縮することが可能となるとともに、前記一定の領域を基準画像中の縦方向の中央部分等に設定すれば、距離画像の上方のミスマッチングを生じ易い領域の影響を排除して、先行車両等が撮像された領域についてのみミスマッチングが発生しているか否かを判定することが可能となり、より有効なミスマッチング発生の判定を行うことが可能となる。
第5の発明によれば、上記のように車両用環境認識装置のミスマッチング判定手段が的確にミスマッチングが多発しているか否かを判定するため、先行車追従制御システムの先行車追従制御装置は、それに基づいてミスマッチングが多発している場合に適切に先行車追従制御を一時停止させることが可能となり、ミスマッチングの多発時に適切に対処することが可能となる。
第6の発明によれば、ミスマッチングが数フレームで連続して多発していると判定された場合に自車両に対する先行車追従制御を一時停止するようにすることで、車両用環境認識装置のミスマッチング判定手段が万が一ミスマッチングが多発していると誤判定したとしても、ミスマッチング判定手段の判定を十分に確認したうえで自車両に対する先行車追従制御を一時停止させることが可能となり、前記各発明の効果がより的確に発揮される。
第7の発明によれば、ミスマッチングが多発していると判定されたフレームのカウント数を増減させてそのカウント数が所定の閾値以上である場合に、自車両に対する先行車追従制御を一時停止するようにすることで、車両用環境認識装置のミスマッチング判定手段が万が一ミスマッチングが多発していると誤判定したとしても、ミスマッチング判定手段の判定を十分に確認したうえで自車両に対する先行車追従制御を一時停止させることが可能となり、前記各発明の効果がより的確に発揮される。
第8の発明によれば、前記各発明の効果に加え、自車両のドライバが先行車追従制御が一時停止されたことに気づかないと、先行車追従制御が作動していると誤信して例えば自車両に対する制動操作を怠り、先行車両に追突する等の事態が生じる可能性があるが、先行車追従制御装置の制御手段が自車両に対する先行車追従制御を一時停止した場合に、ドライバに対して例えば音声を発声させたり画面上に表示させたりランプを点灯させるなどして先行車追従制御が一時停止されたことをドライバに報知することで、ドライバの注意を喚起することが可能となり、上記の事態の発生を回避することが可能となる。
以下、本発明に係る車両用環境認識装置および先行車追従制御システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
[車両用環境認識装置]
本実施形態に係る車両用環境認識装置1は、図1に示すように、ステレオ撮像手段2、変換手段3、認識手段10等で構成されている。また、車両用環境認識装置1は、2系統の画像処理手段6a、6bを備えている。
なお、ステレオ撮像手段2や変換手段3、画像補正部4、画像データメモリ5、第1、第2ステレオマッチング手段7a、7bと第1、第2距離データメモリ8a、8bを備える第1、第2画像処理手段6a、6bの構成は本願出願人により先に提出された特開平5−114099号公報、特開平5−265547号公報、特開平6−266828号公報、特開平10−283461号公報、特開平10−283477号公報、特開2006−72495号公報等に詳述されており、詳細な説明はそれらの公報に委ねる。以下、簡単に説明する。
ステレオ撮像手段2は、本実施形態では、互いに同期が取られたCCDイメージセンサがそれぞれ内蔵され例えばフロントガラスの車内側に車幅方向すなわち左右方向に所定の間隔をあけて取り付けられた一対のメインカメラ2aおよびサブカメラ2bからなるステレオカメラが用いられている。
メインカメラ2aおよびサブカメラ2bは、道路面から同じ高さに取り付けられており、所定のサンプリング周期で同時に自車両の周囲の環境を撮像して撮像画像の情報を出力するように構成されている。そして、運転者に近い側に配置されたメインカメラ2aは図2に例示される基準画像TOの画像データを出力し、運転者から遠い側に配置されたサブカメラ2bは図示を省略する比較画像TCの画像データを出力するようになっている。
メインカメラ2aとサブカメラ2bから出力された基準画像TOと比較画像TCの画像データは、それぞれ変換手段3であるA/Dコンバータ3a、3bでアナログ画像からそれぞれ画素ごとに例えば256階調のグレースケール等の所定の輝度階調の輝度を有するデジタル画像にそれぞれ変換され、画像補正部4で、ずれやノイズの除去等の画像補正が行われるようになっている。そして、画像補正等が行われた各画像データは、画像データメモリ5に送信されて格納されるとともに、第1画像処理手段6aおよび第2画像処理手段6bに送信されるようになっている。
第1画像処理手段6aは、イメージプロセッサ等からなる第1ステレオマッチング手段7aと第1距離データメモリ8aとを備えている。
なお、本実施形態では、第1画像処理手段6aでは、基準画像TOや比較画像TCに前処理を施さず、基準画像TOや比較画像TCに対して直接ステレオマッチング処理を行う場合について説明する。しかし、後述する第2画像処理手段6bの場合と同様に、第1画像処理手段6aにおいても基準画像TOや比較画像TCに対して前処理が施されて形成された2つの画像に対してステレオマッチング処理を行うように構成することも可能である。その場合、第1画像処理手段6aと第2画像処理手段6bには互いに異なる前処理の手法で前処理された2つの画像がそれぞれ入力される。
第1ステレオマッチング手段7aでは、図15に示した手法でステレオマッチング処理が行われるようになっているため、説明を省略する。本実施形態では、このようにSAD値を用いるように構成されているが、この他にも、例えば画素ブロックPBO中の各画素の輝度値p1s,tと画素ブロックPBC中の各画素の輝度値p2s,tとの差の二乗和に基づいてステレオマッチング処理を行うように構成することも可能である。また、画素ブロックPBOと画素ブロックPBCとの輝度パターンの差異を適切に算出できるものであれば他の計算式に従って算出される差異に基づいてステレオマッチング処理を行うように構成することも可能である。
第1ステレオマッチング手段7aは、ステレオマッチング処理により特定した画素ブロックPBCの比較画像TC上の位置と元の基準画像TO上の画素ブロックPBOの位置から第1視差dp1を算出し、以上の処理を基準画像TO上の全画素ブロックPBOについて行って、画素ブロックPBOごとに第1視差dp1を算出するようになっている。また、第1ステレオマッチング手段7aは、図2に示した基準画像TOの各画素ブロックPBOに上記のようにして算出した第1視差dp1をそれぞれ対応づけて、図3に示すような第1距離画像TZ1を形成するようになっている。
なお、一対のメインカメラ2aとサブカメラ2bの中央真下の道路面上の点を原点とし、自車両の車幅方向(左右方向)をX軸方向、車高方向(高さ方向)をY軸方向、車長方向(前後方向)をZ軸方向とした場合の実空間上の点(X,Y,Z)と、上記の第1視差dp1および第1距離画像TZ1上の点(i,j)とは、三角測量の原理に基づき下記(2)〜(4)式で表される座標変換により1対1に対応づけられる。
=CD/2+Z×PW×(i−IV) …(2)
=CH+Z×PW×(j−JV) …(3)
=CD/(PW×(dp1−DP)) …(4)
上記各式において、CDは一対のカメラの間隔、PWは1画素当たりの視野角、CHは一対のカメラの取り付け高さ、IVおよびJVは自車両正面の無限遠点の第1距離画像TZ1上のi座標およびj座標、DPは消失点視差を表す。
このように、第1視差dp1と第1距離Zとは1対1に対応づけられるものであるため、第1ステレオマッチング手段7aにおいて、算出した第1視差dp1を上記(4)式に従って第1距離Zに変換し、基準画像TOの各画素ブロックPBOに変換した第1距離Zを割り当てて第1距離画像TZ1を形成するように構成することも可能である。
第1ステレオマッチング手段7aは、上記のようにして形成した第1距離画像TZ1の情報を第1距離データメモリ8aに送信して格納させるとともに、認識手段10に送信するようになっている。
一方、第2画像処理手段6bには、前処理手段9(図1参照)で基準画像TOと比較画像TCに対してそれぞれ所定の前処理が施されて形成された2つの画像が入力されるようになっている。本実施形態では、前処理手段9では、所定の前処理として基準画像TOと比較画像TCに対してエッジ検出処理を行って基準エッジ画像と比較エッジ画像を形成するようになっている。なお、前処理手段9において行われる前処理として、エッジ検出処理以外の他の処理を行うように構成することも可能である。
本実施形態では、画像補正部4からずれやノイズの除去等の画像補正が行われた基準画像TOや比較画像TCの各画素の輝度値p1i,j、p2i,jのデータが基準画像TOや比較画像TCの水平ライン、すなわち1画素幅のエピポーララインごとに順々に出力されて、前処理手段9にそれぞれ入力されてくるようになっている。なお、輝度値p1i,j、p2i,jは基準画像TOや比較画像TC上の座標(i,j)における画素の輝度値を表す。
前処理手段9は、基準画像TOや比較画像TCの水平ラインごとに入力されてくる各画素の輝度値p1i,j、p2i,jのデータに対して、1次編微分オペレータ(−1/0/+1)(正確には1次編微分オペレータ(−0.5/0/+0.5)の2倍の値のオペレータ)のフィルタをかけてエッジ検出処理を行うようになっている。
すなわち、前処理手段9は、基準画像TOの水平ラインごとに入力されてくる各画素の輝度値p1i,jのデータに対して下記(5)式に示すエッジ検出処理を行って、算出されるエッジ値p3i,jを座標(i,j)における画素の輝度値とする基準エッジ画像TEOを形成する。
p3i,j=−p1i-1,j+p1i+1,j …(5)
また、前処理手段9は、比較画像TCの水平ラインごとに入力されてくる各画素の輝度値p2i,jのデータに対して下記(6)式に示すエッジ検出処理を行って、算出されるエッジ値p4i,jを座標(i,j)における画素の輝度値とする比較エッジ画像TECを形成するようになっている。
p4i,j=−p2i-1,j+p2i+1,j …(6)
なお、メインカメラ2aとサブカメラ2bで前述した図17(A)、(B)に示したような基準画像TOと比較画像TCが撮像されるシーンでは、この前処理手段9のエッジ検出処理により、図4(A)、(B)に示すような基準エッジ画像TEOおよび比較エッジ画像TECが得られる。
前処理手段9は、このようにして輝度値(エッジ値)p3i,j、p4i,jを有する各画素からなる基準エッジ画像TEOと比較エッジ画像TECとをそれぞれ形成して、第2画像処理手段6bに送信するようになっている。
第2画像処理手段6bは、上記の第1画像処理手段6aと同様に構成されており、第2画像処理手段6bの第2ステレオマッチング手段7bにおいても、図15に示した手法でステレオマッチング処理が行われるようになっている。ただし、ステレオマッチング処理の対象は基準エッジ画像TEOと比較エッジ画像TECである。
そして、第2ステレオマッチング手段7bは、第1ステレオマッチング手段7aと同様にして基準エッジ画像TEO上の画素ブロックごとに第2視差dp2を算出し、基準エッジ画像TEOの各画素ブロックに、算出した第2視差dp2を対応づけて第2距離画像TZ2を形成するようになっている。
なお、基準エッジ画像TEOの各画素ブロックは、第1ステレオマッチング手段7aにおける基準画像TO上の各画素ブロックPBOと同じ画素位置に設定されるため、第2距離画像TZ2は、基準画像TOの各画素ブロックPBOに算出した各第2視差dp2を対応づけて形成されると表現することも可能である。
また、上記と同様に原点やX軸方向、Y軸方向、Z軸方向を設定し、第2視差dp2から算出される実空間上の点の座標を(X,Y,Z)とした場合、それと第2視差dp2および第2距離画像TZ2上の点(i,j)とは、三角測量の原理に基づき下記(7)〜(9)式で表される座標変換により1対1に対応づけられる。なお、式中のCD等は上記と同様である。
=CD/2+Z×PW×(i−IV) …(7)
=CH+Z×PW×(j−JV) …(8)
=CD/(PW×(dp2−DP)) …(9)
さらに、第2視差dp2と第2距離Zとが1対1に対応づけられるものであるため、第2ステレオマッチング手段7bにおいて、算出した第2視差dp2を上記(9)式に従って第2距離Zに変換し、基準エッジ画像TEO(基準画像TO)の各画素ブロックPBOに、変換した第2距離Zを対応づけて第2距離画像TZ2を形成するように構成することも可能である。
第2ステレオマッチング手段7bは、上記のようにして形成した第2距離画像TZ2の情報を第2距離データメモリ8bに送信して格納させるとともに、認識手段10に送信するようになっている。
認識手段10(図1参照)は、図示しないCPUやROM、RAM、入出力インターフェース等がバスに接続されたマイクロコンピュータより構成されている。また、認識手段10には、車速センサやヨーレートセンサ、ステアリングホイールの舵角を測定する舵角センサ等のセンサ類Qが接続されている。なお、ヨーレートセンサの代わりに自車両の車速等からヨーレートを推定する装置等を用いることも可能である。
認識手段10は、物体検出手段11と、先行車両検出手段12と、ミスマッチング判定手段13とを備えており、さらに図示しないメモリを備えている。
物体検出手段11は、本実施形態では、第1距離画像TZ1に基づいて基準画像TO中に撮像された物体を検出するようになっているが、第2距離画像TZ2に基づいて基準画像TO中に物体を検出するように構成することも可能である。また、物体検出手段11を、第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2に基づいてそれぞれ物体を検出し、それらの検出結果のうち、良好な検出結果を出力するように構成することも可能である。
なお、本実施形態では、物体検出手段11は、本願出願人により先に提出された特開平10−283461号公報等に記載された車外監視装置等をベースに構成されている。詳細な説明はそれらの公報に委ねる。以下、簡単にその構成について説明する。
物体検出手段11は、例えば図3に示したように形成された第1距離画像TZ1を第1距離データメモリ8aから読み出して、まず、図5に示すように第1距離画像TZ1を所定の画素幅で縦方向に延びる短冊状の区分Dnに分割する。そして、各区分Dnごとに図6に示すようなヒストグラムHnを作成し、各区分Dnに属する各第1視差dp1を当該視差dp1が属する区分DnのヒストグラムHnに投票する。そして、度数Fnが最大の階級の階級値をその区分Dnにおける物体の視差dpnとする。これを第1距離画像TZ1の全区分Dnについて行うようになっている。
物体検出手段11は、続いて、各区分Dnごとに得られた視差dpnを上記(4)式のdp1に代入して、視差dpnに対応する各区分Dnごとの実空間上の第1距離Zを算出してその区分Dnの距離Znとし、図7に示すように実空間上にプロットし、図8に示すようにプロットされた各点間の距離や方向性に基づいて互いに隣接する各点をそれぞれグループG1、G2、G3、…にまとめてグループ化するようになっている。
本実施形態では、物体検出手段11は、各グループに属する各点を図9に示すようにそれぞれ直線近似し、それぞれのグループ内の各点が自車両Aの車幅方向すなわちX軸方向に略平行に並ぶグループには“物体”Oとラベルし、各点が自車両Aの車長方向すなわちZ軸方向に略平行に並ぶグループには“側壁”Sとラベルして分類するようになっている。また、同一の物体の“物体”と“側壁”の交点とみなすことができる箇所にコーナー点としてCをラベルするようになっている。
そして、物体検出手段11は、図9の例では、[側壁S1]、[物体O1]、[側壁S2]、[物体O2とコーナー点Cと側壁S3]、[側壁S4]、[物体O3]、[物体O4]、[側壁S5とコーナー点Cと物体O5]、[物体O6]、[側壁S6]をそれぞれ1つの物体として検出するようになっている。なお、上記のように便宜上ラベルとして“物体”と“側壁”とが用いられるが、“側壁”も物体として検出される。
また、物体検出手段11は、このようにして検出した各物体を図10に示すように基準画像TO上で矩形状の枠線で包囲するようにして検出するようになっている。物体検出手段11は、このようにして基準画像TO中に撮像された各物体を検出して、自車両Aの周囲の環境を認識するようになっている。
物体検出手段11は、このようにして検出した各物体の情報をメモリに保存するとともに、必要に応じて外部に出力するようになっている。
先行車両検出手段12は、図11に示すように自車両Aの挙動に基づいて自車両Aが今後進行するであろう軌跡を走行軌跡Lestとして推定し、その走行軌跡Lestを中心とする自車両Aの車幅分の領域を自車両Aの進行路Restとして算出するようになっている。
自車両Aの走行軌跡Lestは、センサ類Qから送信されてくる自車両Aの車速Vやヨーレートγ、ステアリングホイールの舵角δ等の情報に基づいて下記(10)式または下記(11)、(12)式に従って算出される自車両Aの旋回曲率Cuaに基づいて算出することができる。なお、下記の各式におけるReは旋回半径、Asfは車両のスタビリティファクタ、Lwbはホイールベースである。
Cua=γ/V …(10)
Re=(1+Asf・V)・(Lwb/δ) …(11)
Cua=1/Re …(12)
そして、先行車両検出手段12は、自車両Aの進行路Rest上に存在する物体の中で自車両Aに最も近接する物体を自車両Aの前方を走行する先行車両Vahとして検出するようになっている。例えば図10や図11では、車両O3が先行車両Vahとして検出される。
先行車両検出手段12は、このようにして検出した先行車両Vahの自車両からの距離Zやその他必要な情報をメモリに保存するとともに、後述する先行車追従制御装置21に送信するようになっている。
なお、本実施形態では、先行車両検出手段12は、前回のサンプリング周期で検出した先行車両と今回のサンプリング周期で先行車両として検出した物体とが同一の立体物である確率を算出するなどして、整合性を保ちながら先行車両を追跡するようになっている。また、先行車両検出手段12は、検出した先行車両が自車両の前方から離脱してさらにその前方の車両が新たに先行車両となったり、自車両と先行車両との間に他の車両が割り込んできて当該他の車両が新たな先行車両となることによる先行車両の交替を検出できるようになっている。
また、上記の説明では、物体検出手段11と先行車両検出手段12とを分けて説明したが、物体検出手段11における物体検出処理と先行車両検出手段12における先行車両検出処理は一連の処理として常時行われるようになっている。
ミスマッチング判定手段13(図1参照)は、第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2とに基づいてミスマッチングが発生しているか否かを判定するようになっている。
具体的には、ミスマッチング判定手段13は、まず、第1距離データメモリ8aから第1距離画像TZ1の情報を読み出し、第2距離データメモリ8bから第2距離画像TZ2の情報を読み出して、図12に示すように、第1距離画像TZ1および第2距離画像TZ2の対応する画素ブロックの第1視差dp1および第2視差dp2を比較するようになっている。
前述したように、本実施形態では、基準エッジ画像TEO上の各画素ブロックは基準画像TO上の各画素ブロックPBOと同じ画素位置に設定されるため、基準エッジ画像TEOの画素ブロックを、基準画像TOと同様に画素ブロックPBOと表現することができる。そして、第1距離画像TZ1は、基準画像TOの各画素ブロックPBOに第1視差dp1がそれぞれ対応づけられて形成され、第2距離画像TZ2は、基準エッジ画像TEOの各画素ブロックPBOに第1視差dp2がそれぞれ対応づけられて形成されるため、第1距離画像TZ1上と第2距離画像TZ2上の同じ画素位置の画素ブロックPBOの第1視差dp1と第2視差dp2とを対比させることで、それらを容易に比較することができる。
そして、ミスマッチング判定手段13は、同じ画素位置の画素ブロックPBOの第1視差dp1と第2視差dp2との差の絶対値が所定の閾値Δdpth以上である場合に、すなわち、
|dp1−dp2|≧Δdpth …(13)
を満たす場合に、当該画素ブロックPBOでミスマッチングが発生していると判定するようになっている。
この閾値Δdpthは、上記(4)式や上記(9)式に従って第1視差dp1と第2視差dp2をそれぞれ第1距離Zと第2距離Zとに変換した場合に、その差、すなわち実空間上の距離の差が明らかに存在すると考えられる値に設定される。
例えば、第1距離Zや第2距離Zの値自体が例えば10m程度の値であれば(すなわち第1視差dp1や第2視差dp2が10m程度の距離を与える値であれば)、その差が±5mもあれば明らかに差があると言い得るが、第1距離Zや第2距離Zの値自体が例えば100m程度の値であれば、その差が±5mであっても明らかに差があるとは言いがたい。
このように、第1距離Zと第2距離Zと値に明らかに差があると考えられることを表す閾値Δdpthは、第1距離Zや第2距離Zの値自体の大きさで変わるように設定することが好ましい。本実施形態では、閾値Δdpthは、第1距離Zの値が大きくなるに従って大きくなるように設定されており、第1距離Zの値が10mの場合には例えば5m、100mの場合には例えば20mとなるように設定されている。
上記(4)、(9)式から分かるように第1視差dp1と第1距離Zとは反比例するから、正確に言えば、本実施形態では、閾値Δdpthは、第1視差dp1の値が小さくなるに従って大きくなるように設定されており、第1距離Zの値が10mとなるような第1視差dp1の値においては例えば5mに相当する視差の値、第1距離Zの値が100mとなるような第1視差dp1の値においては例えば20mに相当する視差の値になるように設定されている。
なお、ミスマッチング判定手段13を、第1視差dp1と第2視差dp2とをそれぞれ第1距離Zと第2距離Zとに変換したうえで、第1距離Zと第2距離Zとを比較してそれらの差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックPBOでミスマッチングが発生していると判定するように構成することも可能である。
ミスマッチング判定手段13は、上記のようにして、第1距離画像TZ1上と第2距離画像TZ2上の同じ画素位置の各画素ブロックPBOについてミスマッチングが発生しているか否かを判定し、ミスマッチングが発生していると判定した画素ブロックPBOの数をカウントし、所定個数以上見出した場合に、ミスマッチング発生情報を作成するようになっている。
なお、ミスマッチング判定を第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2のそれぞれ全画像領域について行うように構成すると、通常、各距離画像には多数の画素ブロックPBOが属しているため、判定処理に時間がかかる。また、各距離画像の上方の領域の方は空や先行車両Vahのさらに前方の風景が撮像されている場合があり、ミスマッチングを生じ易いが、そのような部分でミスマッチングを生じても、道路面上の物体や先行車両Vahの検出にはさほど影響がない。
そのため、本実施形態では、ミスマッチング判定手段13は、第1距離画像TZ1や第2距離画像TZ2の全画素ブロックPBOのうち、先行車両Vah等が検出される第1距離画像TZ1や第2距離画像TZ2の縦方向の中央部分に設定される図示を省略する所定の画像領域において、上記のようにして第1距離画像TZ1上と第2距離画像TZ2上の同じ画素位置の各画素ブロックPBOについてミスマッチングが発生しているか否かを判定し、ミスマッチングが発生していると判定した画素ブロックPBOの数をカウントし、所定個数以上見出した場合に、ミスマッチング発生情報を作成するようになっている。
このように構成することで、ミスマッチング判定手段13における判定処理の負担を軽減し、判定処理にかかる時間を短縮することが可能となるとともに、距離画像の上方のミスマッチングを生じ易い領域の影響を排除して、先行車両Vah等が撮像された領域についてのみミスマッチングが発生しているか否かを判定することが可能となり、有効にミスマッチングの発生の有無の判定を行うことが可能となる。
なお、さらに判定処理の対象となる第1距離画像TZ1や第2距離画像TZ2の画素ブロックPBOの数を減らすために、例えば、第1距離画像TZ1や第2距離画像TZ2の縦方向の中央部分で、横方向に延在する単数または複数の1画素ブロック幅の画素ブロックPBOの水平ラインについて、上記のようにして第1距離画像TZ1上と第2距離画像TZ2上の同じ画素位置の各画素ブロックPBOについてミスマッチングが発生しているか否かを判定するように構成することも可能である。
ミスマッチング判定手段13は、ミスマッチング発生情報を作成すると、そのミスマッチング発生情報を後述する先行車追従制御装置21に送信するようになっている。
[先行車追従制御システム]
本実施形態に係る先行車追従制御システム20は、図13に示すように、上記の車両用環境認識装置1と、先行車追従制御装置21と、報知装置24とで構成されている。
先行車追従制御装置21は、マイクロコンピュータ等からなる制御手段22と、制御手段22からの指示に基づいて自車両のアクセルスロットルやブレーキ機構等を操作するアクチュエータ等からなる応動部23とで構成されている。
先行車追従制御装置21の制御手段22は、車両用環境認識装置1の先行車両検出手段12から先行車両Vahの自車両からの距離Zの情報等が送信されてくると、それに基づいて応動部23を指示して自車両を先行車両Vahに追従させるようになっている。その際、自車両と先行車両Vahとが走行中であれば、先行車両Vahとの車間距離を保つ状態で自車両を先行車両Vahに追従させ、先行車両Vahが停止した場合には、先行車両Vahの後方の先行車両Vahから所定の距離だけ離れた位置で自車両を停止させる。
制御手段22は、このように、車両用環境認識装置1の先行車両検出手段12から送信されてくる先行車両Vahの情報に基づいて、自車両に対して、上記の処理を含む公知の先行車追従制御を行うようになっている。
一方、先行車追従制御装置21の制御手段22は、車両用環境認識装置1のミスマッチング判定手段13から前述したミスマッチング発生情報が送信されてくると、上記の自車両に対する先行車追従制御を一時的に停止するようになっている。
その際、ミスマッチング判定手段13がミスマッチングの発生を誤判定してミスマッチング発生情報を送信している可能性がないとは言い切れないため、例えば、ミスマッチング判定手段13から所定数のフレーム(すなわち所定数のサンプリング周期)で連続してミスマッチング発生情報が送信されてきた場合に自車両に対する先行車追従制御を一時的に停止するように制御手段22を構成することが可能である。
しかし、逆に、ミスマッチングが発生している状況であるにもかかわらず、ミスマッチング判定手段13がミスマッチングは発生していないと判定する可能性がないとも言い切れない。その場合、それまでにミスマッチング発生情報が連続して送信されてきても、前述した所定数のフレームに達しないうちに上記の事態が生じてミスマッチング発生情報の送信が途絶えてしまえば、連続フレーム数がリセットされてしまう。そのため、再度所定数のフレームに達するまで先行車追従制御が一時停止されず、ミスマッチングが発生する状況であるにもかかわらず先行車追従制御が少なくともしばらくの間一時停止されない事態が生じることになる。
本実施形態では、このような事態を回避するため、先行車追従制御装置21の制御手段22が、ミスマッチング発生情報が送信されてきたフレームではカウント数を増加させ、ミスマッチング発生情報が送信されなかったフレームではカウント数を減少させる図示しないカウンタを備えるように構成されている。そして、制御手段22は、図14に示すように、カウンタのカウント数Cが所定の閾値Cth以上である場合に、自車両に対する先行車追従制御を一時停止するようになっている。
また、自車両のドライバが、先行車追従制御が一時停止されたことに気づかないと、先行車追従制御が作動していると誤信して例えば自車両に対する制動操作を怠り、先行車両Vahに追突する等の事態が生じる可能性がある。そのため、本実施形態では、先行車追従制御装置21の制御手段22は、自車両に対する先行車追従制御を一時停止した場合には、例えば報知装置24の図示しないスピーカから音声を発声させたり図示しない画面上に表示させたり或いは図示しない所定のランプを点灯させるなどして、先行車追従制御が一時停止されたことをドライバに報知するようになっている。
[作用]
次に、本実施形態に係る車両用環境認識装置1および先行車追従制御システム20の作用について説明する。
車両用環境認識装置1では、メインカメラ2aとサブカメラ2b等で構成されるステレオ撮像手段2で自車両の周囲の環境が撮像され、出力された基準画像TOおよび比較画像TCに基づいて、第1画像処理手段6aの第1ステレオマッチング手段7aで、基準画像TOの各画素ブロックPBOについてそれぞれ第1視差dp1が算出され、各画素ブロックPBOに算出された第1視差dp1がそれぞれ対応づけられて第1距離画像TZ1が形成される。
また、出力された基準画像TOおよび比較画像TCは、前処理手段9でそれぞれ例えばエッジ検出処理が行われて基準エッジ画像TEOと比較エッジ画像TECとが形成され、それらの基準エッジ画像TEOおよび比較エッジ画像TECに基づいて、第2画像処理手段6bの第2ステレオマッチング手段7bで、基準エッジ画像TEOの各画素ブロックについてそれぞれ第2視差dp2が算出され、基準エッジ画像TEOの各画素ブロックすなわち基準画像TOの各画素ブロックPBOに算出された第2視差dp2がそれぞれ対応づけられて第2距離画像TZ2が形成される。
そして、ステレオマッチング処理により得られた第1距離画像TZ1に基づいて認識手段10の物体検出手段11と先行車両検出手段12で基準画像TO中から物体や先行車両Vahが検出される。物体検出手段11を第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2に基づいてそれぞれ物体を検出するように構成する場合には、それらの検出結果のうち、良好な検出結果が出力される。
この物体検出や先行車両検出は、ミスマッチングの発生の有無にかかわらず常時行われ、それらの情報が先行車追従制御装置21の制御手段22や必要に応じて他のECU等の装置に常時送信される。
また、ミスマッチング判定手段13は、第1距離データメモリ8aと第2距離データメモリ8bからそれぞれ第1距離画像TZ1の情報と第2距離画像TZ2の情報を読み出し、第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2のそれぞれ縦方向の中央部分の画像領域に属する第1距離画像TZ1上と第2距離画像TZ2上の同じ画素位置の画素ブロックPBOの第1視差dp1と第2視差dp2とを比較する。
そして、同じ画素位置の画素ブロックPBOの第1視差dp1と第2視差dp2との差の絶対値が前述した距離に応じて変化する所定の閾値Δdpth以上であれば、その画素ブロックPBOでミスマッチングが発生していると判定する。この場合、第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2のいずれでミスマッチングを生じているかは検出しない。
ミスマッチング判定手段13は、この判定処理を、上記の第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2の画像領域に属する全ての画素ブロックPBOについて行い、ミスマッチングが発生していると判定した画素ブロックPBOの数をカウントしていく。そして、ミスマッチングが発生していると判定した画素ブロックPBOが所定個数以上見出された場合には、ミスマッチング発生情報を作成する。
そして、ミスマッチング判定手段13は、ミスマッチング発生情報を作成すると、そのミスマッチング発生情報を後述する先行車追従制御装置21に送信する。
一方、先行車追従制御システム20の先行車追従制御装置21では、車両用環境認識装置1のミスマッチング判定手段13からミスマッチング発生情報が送信されてくると、自車両に対する先行車追従制御を一時的に停止する。
その際、ミスマッチングが数フレームで連続して発生していると判定された場合や、ミスマッチングが発生していると判定されたフレームのカウント数を増減させてそのカウント数Cが所定の閾値Cth以上である場合に、自車両に対する先行車追従制御を一時停止するようにすれば、車両用環境認識装置1のミスマッチング判定手段13のミスマッチング発生の判定を十分に確認したうえで自車両に対する先行車追従制御を一時的に停止することが可能となる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る車両用環境認識装置1によれば、ミスマッチング判定手段13を、第1距離画像TZ1および第2距離画像TZ2の対応する画素ブロックPBOの第1視差dp1および第2視差dp2を比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値Δdpth以上である画素ブロックPBOでミスマッチングが発生していると判定するように構成した。
基準画像TOと比較画像TCとが正常に撮像されるような環境であれば、通常、基準画像TOと比較画像TCに対して異なる前処理(前処理を行わない場合を含む。)を行って得られた2組の一対の画像に対してそれぞれステレオマッチング処理を施しても、ステレオマッチング処理が正常に行われれば、第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2の対応する画素ブロックPBOの第1視差dp1と第2視差dp2の値はさほど大きく異なるものにはならない。そのため、ステレオマッチング処理の結果として得られた第1視差dp1と第2視差dp2の値が大きく異なるものであれば、それは、その画素ブロックPBOにおいて、いずれかのステレオマッチング処理でミスマッチングを生じていることを意味するものであると考えられる。
そのため、本実施形態のように、対応する画素ブロックPBOの第1視差dp1と第2視差dp2とを比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値Δdpth以上であり大きな差がある場合に画素ブロックPBOでミスマッチングが発生していると判定することで、ステレオマッチング処理でミスマッチングが発生していることを的確に判定することが可能となる。
また、第1距離画像TZ1と第2距離画像TZ2においてミスマッチングが発生していると判定される画素ブロックPBOの個数をカウントし、それが所定個数以上の多さである場合にミスマッチング発生情報を作成するように構成した。
そのため、基準画像TOや比較画像TCが撮像される現在の環境が、ミスマッチングを生じ易い環境、すなわち画像中にフレアFlやスミアSm(例えば図16参照)が発生していたり基準画像TOと比較画像TCとの明るさのバランスが崩れている場合(例えば図17(A)、(B)参照)である可能性が高いことをミスマッチング発生情報として伝えることが可能となり、その情報を先行車追従制御装置21に伝達して、ミスマッチングが発生している場合に適切に対処させることが可能となる。
一方、本実施形態に係る先行車追従制御システム20によれば、上記のようにミスマッチングの発生の的確に判定することができる車両用環境認識装置1のミスマッチング判定手段12から、ミスマッチングが多発している場合に的確にミスマッチング発生情報が送信されてくるため、それに基づいてミスマッチングが発生している場合に適切に先行車追従制御を一時停止することが可能となる。
また、その際、ミスマッチングが数フレームで連続して多発していると判定された場合や、ミスマッチングが多発していると判定されたフレームのカウント数を増減させてそのカウント数Cが所定の閾値Cth以上である場合に、自車両に対する先行車追従制御を一時停止するようにすることで、車両用環境認識装置1のミスマッチング判定手段13が万が一ミスマッチングが多発していると誤判定しても、ミスマッチング判定手段13の判定を十分に確認したうえで自車両に対する先行車追従制御を一時停止して、適切に対処することが可能となる。
本実施形態に係る車両用環境認識装置の構成を示すブロック図である。 基準画像の一例を示す図である。 図2の基準画像等に基づいて形成された第1距離画像を示す図である。 (A)図17(A)の基準画像から得られる基準エッジ画像を示す写真であり、(B)図17(B)の比較画像から得られる比較エッジ画像を示す写真である。 距離画像を分割する短冊状の区分を説明する図である。 図5の各区分ごとに作成されるヒストグラムを説明する図である。 区分ごとの距離を実空間上にプロットした各点を表す図である。 図7の各点がグループ化されて形成される各グループを表す図である。 図8の各グループの各点を直線近似して検出された物体の例を表す図である。 基準画像上に枠線で包囲されて検出された各物体を表す図である。 実空間上の自車両の走行軌跡、進行路および先行車両を示す図である。 ミスマッチング判定手段における第1視差と第2視差の比較の手法を説明する図である。 本実施形態に係る先行車追従制御システムの構成を示すブロック図である。 カウンタのカウント数のフレームごとの増減および閾値を表すグラフである。 ステレオマッチング処理の手法を説明する図である。 フレアやスミアが発生している画像の一例を示す図である。 (A)基準画像の一例を示す写真であり、(B)(A)の基準画像より全体的に暗く撮像された比較画像を示す写真である。
符号の説明
1 車両用環境認識装置
2 ステレオ撮像手段
2a、2b 一対のカメラ(メインカメラ、サブカメラ)
7a 第1ステレオマッチング手段
7b 第2ステレオマッチング手段
12 先行車両検出手段
13 ミスマッチング判定手段
20 先行車追従制御システム
21 先行車追従制御装置
A 自車両
Cth 閾値
dp1 第1視差
dp2 第2視差
PBO 画素ブロック
C 比較画像
O 基準画像
TEC 比較画像に前処理が施された画像(比較エッジ画像)
TEO 基準画像に前処理が施された画像(基準エッジ画像)
Z1 第1距離画像
Z2 第2距離画像
第1距離
第2距離
Δdpth 閾値
Vah 先行車両

Claims (8)

  1. 一対のカメラで自車両の周囲の環境を同時に撮像して基準画像と比較画像とを出力するステレオ撮像手段と、
    前記基準画像または前記基準画像に所定の前処理が施されて形成された画像を所定の画素数の画素ブロックに分割し、前記各画素ブロックごとに前記比較画像または前記比較画像に前記所定の前処理が施されて形成された画像とのステレオマッチング処理を行い、前記各画素ブロックに算出した第1視差をそれぞれ対応づけて第1距離画像を形成する第1ステレオマッチング手段と、
    前記基準画像に前記前処理とは異なる別の前処理が施されて形成された画像を前記所定の画素数の画素ブロックに分割し、前記各画素ブロックごとに前記比較画像に前記別の前処理が施されて形成された画像とのステレオマッチング処理を行い、前記各画素ブロックに算出した第2視差をそれぞれ対応づけて第2距離画像を形成する第2ステレオマッチング手段と、
    前記第1距離画像および前記第2距離画像の対応する画素ブロックの前記第1視差および前記第2視差を比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックでミスマッチングが発生していると判定するミスマッチング判定手段と、
    を備えることを特徴とする車両用環境認識装置。
  2. 前記ミスマッチング判定手段は、前記第1視差および前記第2視差をそれぞれ第1距離および第2距離に変換して比較して、それらの差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックでミスマッチングが発生していると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両用環境認識装置。
  3. 前記第1視差と前記第2視差の少なくとも一方に基づいて前記基準画像中から先行車両を検出する先行車両検出手段をさらに備え、
    前記ミスマッチング判定手段は、前記差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックが所定個数以上存在する場合に、ミスマッチング発生情報を作成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用環境認識装置。
  4. 前記ミスマッチング判定手段は、前記基準画像中に設定された一定の領域内に属する画素ブロックのうち、前記差の絶対値が所定の閾値以上である画素ブロックが所定個数以上存在する場合に、ミスマッチング発生情報を作成することを特徴とする請求項3に記載の車両用環境認識装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の車両用環境認識装置と、
    自車両に対して、前記先行車両検出手段により検出された前記先行車両の情報に基づいて先行車追従制御を行う先行車追従制御装置と、を備え、
    前記先行車追従制御装置は、前記車両用環境認識装置の前記ミスマッチング判定手段から前記ミスマッチング発生情報を受信した場合には、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止することを特徴とする先行車追従制御システム。
  6. 前記先行車追従制御装置は、前記ミスマッチング判定手段から所定数のフレームで連続して前記ミスマッチング発生情報を受信した場合に、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止することを特徴とする請求項5に記載の先行車追従制御システム。
  7. 前記先行車追従制御装置は、前記ミスマッチング判定手段から前記ミスマッチング発生情報を受信したフレームではカウント数を増加させ、前記ミスマッチング判定手段から前記ミスマッチング発生情報を受信しなかったフレームではカウント数を減少させるカウンタを備え、前記カウンタのカウント数が所定の閾値以上である場合に、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止することを特徴とする請求項5に記載の先行車追従制御システム。
  8. 前記先行車追従制御装置は、自車両に対する前記先行車追従制御を一時停止した場合に、自車両のドライバに対して前記先行車追従制御を停止したことを報知することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の先行車追従制御システム。
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