JP3255336B2 - 電子機器における扉開閉機構 - Google Patents
電子機器における扉開閉機構Info
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- JP3255336B2 JP3255336B2 JP26330994A JP26330994A JP3255336B2 JP 3255336 B2 JP3255336 B2 JP 3255336B2 JP 26330994 A JP26330994 A JP 26330994A JP 26330994 A JP26330994 A JP 26330994A JP 3255336 B2 JP3255336 B2 JP 3255336B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- recording medium
- opening
- state
- door opening
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体の装着や取り
出しのための開口を覆う扉を有する電子機器における扉
開閉機構であって、記録媒体の排出操作を簡単にし、扉
の開閉状態を使用者が任意に選択することができるよう
にした新規な電子機器における扉開閉機構を提供しよう
とするものである。
出しのための開口を覆う扉を有する電子機器における扉
開閉機構であって、記録媒体の排出操作を簡単にし、扉
の開閉状態を使用者が任意に選択することができるよう
にした新規な電子機器における扉開閉機構を提供しよう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】記録媒体を機器内に装着して使用する電
子機器においては、記録媒体の挿入や取り出しを行うた
めの開口を扉で覆うようにした構造が用いられる。
子機器においては、記録媒体の挿入や取り出しを行うた
めの開口を扉で覆うようにした構造が用いられる。
【0003】例えば、ビデオテープレコーダでは、操作
性やデザイン上の要請から、テープカセットの取り出し
口を扉で覆うようにして、操作釦等が外筐の前面に現れ
ないようにしたものが知られている。そして、カセット
取り出し用釦が扉の中に配置されている場合には、先
ず、扉を開けてからカセット取り出し用釦を押圧する必
要があり、当該釦の押圧によってテープカセットの装置
外への排出動作が行われる。
性やデザイン上の要請から、テープカセットの取り出し
口を扉で覆うようにして、操作釦等が外筐の前面に現れ
ないようにしたものが知られている。そして、カセット
取り出し用釦が扉の中に配置されている場合には、先
ず、扉を開けてからカセット取り出し用釦を押圧する必
要があり、当該釦の押圧によってテープカセットの装置
外への排出動作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の装置
にあっては、テープカセットを取り出す際には扉を開く
操作とカセット取り出し用釦を押圧するという2つの操
作が必要であり、操作が面倒であるという問題がある。
にあっては、テープカセットを取り出す際には扉を開く
操作とカセット取り出し用釦を押圧するという2つの操
作が必要であり、操作が面倒であるという問題がある。
【0005】そこで、テープカセットの排出力を利用し
て扉を開ける機構が考えられるが、これでは、使用者の
意思に無関係にテープカセットの取り出し時には常に扉
が開いてしまうという不都合がある。例えば、一のテー
プカセットを何回も使いたい場合には、テープカセット
をスレッディング状態(テープがヘッドドラムに巻き付
いた状態)でない状態で装置内に置くのが、テープの伸
びやジャミングの防止等の観点から望ましい。しかしな
がら、テープカセットの排出操作によってスレッディン
グ状態を解除すると、テープカセットの排出力によって
常に扉が開くことになり、扉を閉めたままの状態でテー
プカセットを非スレッディング状態にして装置内に置き
たいという使用者の意思に反する結果となる。
て扉を開ける機構が考えられるが、これでは、使用者の
意思に無関係にテープカセットの取り出し時には常に扉
が開いてしまうという不都合がある。例えば、一のテー
プカセットを何回も使いたい場合には、テープカセット
をスレッディング状態(テープがヘッドドラムに巻き付
いた状態)でない状態で装置内に置くのが、テープの伸
びやジャミングの防止等の観点から望ましい。しかしな
がら、テープカセットの排出操作によってスレッディン
グ状態を解除すると、テープカセットの排出力によって
常に扉が開くことになり、扉を閉めたままの状態でテー
プカセットを非スレッディング状態にして装置内に置き
たいという使用者の意思に反する結果となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明データ記
憶装置は上記した課題を解決するために、記録媒体の装
着や取り出しのための開口を覆う扉を有する電子機器に
おける扉開閉機構であって、記録媒体の排出動作に伴う
扉の開閉状態を選択するための扉開閉選択部材を扉に設
け、該扉開閉選択部材が第1の状態にある場合には、記
録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその一部が扉開
閉選択部材を押して扉が開かれ、また、扉開閉選択部材
が第2の状態にある場合には、記録媒体の搬送されても
その一部が扉開閉選択部材に当接せずに扉が閉まったま
まの状態となるようにしたものである。
憶装置は上記した課題を解決するために、記録媒体の装
着や取り出しのための開口を覆う扉を有する電子機器に
おける扉開閉機構であって、記録媒体の排出動作に伴う
扉の開閉状態を選択するための扉開閉選択部材を扉に設
け、該扉開閉選択部材が第1の状態にある場合には、記
録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその一部が扉開
閉選択部材を押して扉が開かれ、また、扉開閉選択部材
が第2の状態にある場合には、記録媒体の搬送されても
その一部が扉開閉選択部材に当接せずに扉が閉まったま
まの状態となるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、扉開閉選択部材を第1の状態
にすれば、記録媒体の取出のための操作を行うだけで、
記録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその一部が扉
開閉選択部材を押すことにより扉が自動的に開かれるの
で、操作が簡単になり、また、扉開閉選択部材の状態に
応じて、記録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその
一部が扉開閉選択部材を押して扉を開く動作と、記録媒
体が排出直前の位置まで搬送されても記録媒体の一部が
扉開閉選択部材に当接せずに扉が閉まったままの状態に
なる動作とを、使用者が任意に選択することができる。
にすれば、記録媒体の取出のための操作を行うだけで、
記録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその一部が扉
開閉選択部材を押すことにより扉が自動的に開かれるの
で、操作が簡単になり、また、扉開閉選択部材の状態に
応じて、記録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその
一部が扉開閉選択部材を押して扉を開く動作と、記録媒
体が排出直前の位置まで搬送されても記録媒体の一部が
扉開閉選択部材に当接せずに扉が閉まったままの状態に
なる動作とを、使用者が任意に選択することができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の詳細を図示した実施例に従っ
て説明する。尚、図示した実施例は本発明をビデオテー
プレコーダにおける前面扉の開閉機構に適用した例を示
すものである。
て説明する。尚、図示した実施例は本発明をビデオテー
プレコーダにおける前面扉の開閉機構に適用した例を示
すものである。
【0009】1はフロントローディング方式のビデオテ
ープレコーダであり、その外筐1aの前面にはテープカ
セット2を外筐1a内に挿入し又は外筐1aから外部に
取り出すための開口3が設けられており、該開口3を覆
うための扉4が設けられている。
ープレコーダであり、その外筐1aの前面にはテープカ
セット2を外筐1a内に挿入し又は外筐1aから外部に
取り出すための開口3が設けられており、該開口3を覆
うための扉4が設けられている。
【0010】扉4はその支持軸4aを回動支軸として外
筐1aに対して回動自在な状態で取付けられている。そ
して、その回動端寄りの部分には磁性体5が埋設されて
いる。
筐1aに対して回動自在な状態で取付けられている。そ
して、その回動端寄りの部分には磁性体5が埋設されて
いる。
【0011】6は外筐1aに設けられたマグネットであ
り、扉4を閉めたときに扉4の磁性体5を吸着して扉4
を保持することができる位置に取り付けられている。
り、扉4を閉めたときに扉4の磁性体5を吸着して扉4
を保持することができる位置に取り付けられている。
【0012】7は爪であり、図2及び図3に示すよう
に、扉4の内面に形成された凹部4b内に設けられてお
り、支持軸7aに関して鉛直面内に回動させることがで
きるようになっている。つまり、爪7は、扉4を閉めた
状態において、図3に実線で示すように、後方に突出し
た状態と、図3に2点鎖線で示すように、扉4内に収納
された状態との2通りの状態を手動により選択すること
ができるように構成されている。尚、図示は省略する
が、爪7には扉4から突出した状態と扉4内に収納され
た状態の2状態を確実に維持するための摩擦手段やクリ
ックストップ機構等が適宜に用いらている。
に、扉4の内面に形成された凹部4b内に設けられてお
り、支持軸7aに関して鉛直面内に回動させることがで
きるようになっている。つまり、爪7は、扉4を閉めた
状態において、図3に実線で示すように、後方に突出し
た状態と、図3に2点鎖線で示すように、扉4内に収納
された状態との2通りの状態を手動により選択すること
ができるように構成されている。尚、図示は省略する
が、爪7には扉4から突出した状態と扉4内に収納され
た状態の2状態を確実に維持するための摩擦手段やクリ
ックストップ機構等が適宜に用いらている。
【0013】図4は爪7が突出した状態でテープカセッ
ト2の排出動作を行ったとき(リモートコマンダの操作
で行う。)ときの状況を示しており、テープカセット2
が矢印Aに示す方向に移動されて、その端部2aが爪7
を押圧する位置まで搬送される。この時、マグネット6
及び磁性体5による扉4の吸着力を越える力が扉4に作
用し、これによって、自動的に扉4が開かれる。
ト2の排出動作を行ったとき(リモートコマンダの操作
で行う。)ときの状況を示しており、テープカセット2
が矢印Aに示す方向に移動されて、その端部2aが爪7
を押圧する位置まで搬送される。この時、マグネット6
及び磁性体5による扉4の吸着力を越える力が扉4に作
用し、これによって、自動的に扉4が開かれる。
【0014】図5は爪7が突出していない状態でテープ
カセット2の排出動作を行ったときの状況を示してお
り、テープカセット2は矢印Aに示す方向に移動される
が、テープカセット2はその端部2aが扉4の内面に当
接する直前の状態で搬送が停止される。即ち、爪7は扉
4の中に収納されており、爪7とテープカセット2とは
接触しないため、扉4が開かれることはない。尚、この
状態ではテープカセット2は非スレッディング状態とな
っている。
カセット2の排出動作を行ったときの状況を示してお
り、テープカセット2は矢印Aに示す方向に移動される
が、テープカセット2はその端部2aが扉4の内面に当
接する直前の状態で搬送が停止される。即ち、爪7は扉
4の中に収納されており、爪7とテープカセット2とは
接触しないため、扉4が開かれることはない。尚、この
状態ではテープカセット2は非スレッディング状態とな
っている。
【0015】しかして、使用者はその意思によって、テ
ープカセット2を装置外に排出したいのか、あるいは、
テープカセット2のスレッディング状態を解除して扉4
が閉まった状態でテープカセット2を装置内に留めてお
きたいのかを、爪7の状態によって適宜に選択すること
ができる。即ち、前者の場合には、爪7を扉4から突出
した状態にすれば、図4に示すように、テープカセット
2の排出力を利用して扉4を開くことができ、また、後
者の場合には、爪7が扉4から突出しない状態にすれ
ば、図5に示すように、テープカセット2のスレッディ
ングが解除され、かつ、扉4が閉まったままの状態とす
ることができる。
ープカセット2を装置外に排出したいのか、あるいは、
テープカセット2のスレッディング状態を解除して扉4
が閉まった状態でテープカセット2を装置内に留めてお
きたいのかを、爪7の状態によって適宜に選択すること
ができる。即ち、前者の場合には、爪7を扉4から突出
した状態にすれば、図4に示すように、テープカセット
2の排出力を利用して扉4を開くことができ、また、後
者の場合には、爪7が扉4から突出しない状態にすれ
ば、図5に示すように、テープカセット2のスレッディ
ングが解除され、かつ、扉4が閉まったままの状態とす
ることができる。
【0016】尚、本実施例では、爪7が鉛直面内で回動
される例を示したが、爪7を水平面内で回動させる等の
各種の態様が本発明の技術的範囲に含まれることは勿論
である。
される例を示したが、爪7を水平面内で回動させる等の
各種の態様が本発明の技術的範囲に含まれることは勿論
である。
【0017】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明によれば、機器の使用者が記録媒体の取り出
しのための一の操作を行うだけで、記録媒体の排出力を
利用して扉を開くことができるので操作が簡単となる。
また、記録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその一
部が扉開閉選択部材を押すことにより扉を開く動作と、
記録媒体が排出直前の位置まで搬送されるが記録媒体の
一部が扉開閉選択部材に当接せずに扉が閉まったままの
状態となる動作とを、任意に選択することができ、しか
もこの選択を機器における記録媒体の排出機構を複雑化
させることなく扉に扉開閉選択部材を設けるという簡易
な構成によって実現することができる。
に、本発明によれば、機器の使用者が記録媒体の取り出
しのための一の操作を行うだけで、記録媒体の排出力を
利用して扉を開くことができるので操作が簡単となる。
また、記録媒体の排出時に記録媒体が搬送されてその一
部が扉開閉選択部材を押すことにより扉を開く動作と、
記録媒体が排出直前の位置まで搬送されるが記録媒体の
一部が扉開閉選択部材に当接せずに扉が閉まったままの
状態となる動作とを、任意に選択することができ、しか
もこの選択を機器における記録媒体の排出機構を複雑化
させることなく扉に扉開閉選択部材を設けるという簡易
な構成によって実現することができる。
【図1】図は本発明をビデオテープレコーダに適用した
実施の一例を示すものであり、本図は縦断面図である。
実施の一例を示すものであり、本図は縦断面図である。
【図2】扉及び爪を示す要部の斜視図である。
【図3】爪の状態を示す要部の拡大断面図である。
【図4】テープカセットが扉の爪を押すことによって扉
が開かれた状態を示す縦断面図である。
が開かれた状態を示す縦断面図である。
【図5】テープカセットが排出直前の状態であって扉が
閉まっている状態を示す縦断面図である。
閉まっている状態を示す縦断面図である。
1 ビデオテープレコーダ(電子機器) 2 テープカセット(記録媒体) 3 開口 4 扉 7 爪(扉開閉選択部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体の装着や取り出しのための開口
を覆う扉を有する電子機器における扉開閉機構であっ
て、記録媒体の排出動作に伴う扉の開閉状態を選択する
ための扉開閉選択部材を扉に設け、該扉開閉選択部材が
第1の状態にある場合には、記録媒体の排出時に記録媒
体が搬送されてその一部が扉開閉選択部材を押して扉が
開かれ、また、扉開閉選択部材が第2の状態にある場合
には、記録媒体の搬送されてもその一部が扉開閉選択部
材に当接せずに扉が閉まったままの状態となることを特
徴とする電子機器における扉開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26330994A JP3255336B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 電子機器における扉開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26330994A JP3255336B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 電子機器における扉開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08106771A JPH08106771A (ja) | 1996-04-23 |
JP3255336B2 true JP3255336B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=17387694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26330994A Expired - Fee Related JP3255336B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 電子機器における扉開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255336B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP26330994A patent/JP3255336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08106771A (ja) | 1996-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |