JP3253709B2 - 全閉外扇形回転電機 - Google Patents
全閉外扇形回転電機Info
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- cooling
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸に支承されたフ
ァンにより生成される風と、回転電機本体の外周部に設
けられた冷却フィンとの間で熱交換を行うことによって
回転電機本体の放熱を行うようにした全閉外扇形回転電
機に関する。
ァンにより生成される風と、回転電機本体の外周部に設
けられた冷却フィンとの間で熱交換を行うことによって
回転電機本体の放熱を行うようにした全閉外扇形回転電
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の全閉外扇形回転電機とし
ては、例えは、図4に示すようなものがある。即ち、こ
の図4は縦断側面構造を示すもので、回転電機本体1は
固定子枠2及び軸受ブラケット3,4から構成されてい
る。固定子枠2内部には固定子鉄心5が固着され、その
固定子鉄心5には固定子巻線6が巻装されている。軸受
ブラケット3,4には軸受7を介して回転軸8が支承さ
れており、この回転軸8には回転子導体9が固着された
回転子鉄心10が設けられている。固定子枠2の外周部
には回転軸8に沿った方向に冷却フィン11が形成され
ている。又、軸受ブラケット3,4の夫々の外周部には
同様の冷却フィン12が形成されている。
ては、例えは、図4に示すようなものがある。即ち、こ
の図4は縦断側面構造を示すもので、回転電機本体1は
固定子枠2及び軸受ブラケット3,4から構成されてい
る。固定子枠2内部には固定子鉄心5が固着され、その
固定子鉄心5には固定子巻線6が巻装されている。軸受
ブラケット3,4には軸受7を介して回転軸8が支承さ
れており、この回転軸8には回転子導体9が固着された
回転子鉄心10が設けられている。固定子枠2の外周部
には回転軸8に沿った方向に冷却フィン11が形成され
ている。又、軸受ブラケット3,4の夫々の外周部には
同様の冷却フィン12が形成されている。
【0003】回転軸8の右端部8 aは軸受ブラケット3
から突出するように設けられており、その右端部8 a に
は冷却用のファン13が固定され、回転軸8と一体に回
転するようになっている。ファンカバー14は、ファン
13を覆うように回転電機本体1に取付けられている。
このファンカバー14は、ファン13の吸気経路15を
形成すると共に排気経路16を形成している。
から突出するように設けられており、その右端部8 a に
は冷却用のファン13が固定され、回転軸8と一体に回
転するようになっている。ファンカバー14は、ファン
13を覆うように回転電機本体1に取付けられている。
このファンカバー14は、ファン13の吸気経路15を
形成すると共に排気経路16を形成している。
【0004】上記構成の回転電機においては、内部が外
部と連通していない構成であるから、その運転に伴って
回転電機本体1内で発生した熱は、熱伝導或いは内部の
ガスを介して固定子枠2の冷却フィン11及び軸受ブラ
ケット3の冷却フィン12に伝達され、その表面から放
熱されるようになる。一方、回転軸8の回転に伴ってフ
ァン13も回転駆動されるので、吸気経路15側から吸
入された(図4中矢印aで示す)冷却ガスは排気経路16
側に図中矢印 bで示す経路に沿って送られるようにな
る。排気経路16においては、冷却ガスが冷却フィン1
2に沿ってその間を通り、冷却フィン11を介して(図
4中矢印 cで示す)外部に送られるので、冷却フィン1
1,12との間で熱交換を行ってその放熱効率を増加さ
せることができ、これにより、回転電機本体1内部の温
度上昇を抑制することができるのである。
部と連通していない構成であるから、その運転に伴って
回転電機本体1内で発生した熱は、熱伝導或いは内部の
ガスを介して固定子枠2の冷却フィン11及び軸受ブラ
ケット3の冷却フィン12に伝達され、その表面から放
熱されるようになる。一方、回転軸8の回転に伴ってフ
ァン13も回転駆動されるので、吸気経路15側から吸
入された(図4中矢印aで示す)冷却ガスは排気経路16
側に図中矢印 bで示す経路に沿って送られるようにな
る。排気経路16においては、冷却ガスが冷却フィン1
2に沿ってその間を通り、冷却フィン11を介して(図
4中矢印 cで示す)外部に送られるので、冷却フィン1
1,12との間で熱交換を行ってその放熱効率を増加さ
せることができ、これにより、回転電機本体1内部の温
度上昇を抑制することができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでは、ファン13により排気経路
16側に送り出される冷却ガスは、その遠心力により冷
却フィン11よりも外側に向けて流れようとするので、
図5にも示すように、実際には冷却フィン11の隙間を
通って左端側まで到達せず、図中矢印 d や e で示す
ように途中で外側に逃げてしまうため、冷却フィン11
との間で熱交換が十分に行われなくなり、冷却フィンに
対する冷却効果が低下する不具合がある。
ような従来構成のものでは、ファン13により排気経路
16側に送り出される冷却ガスは、その遠心力により冷
却フィン11よりも外側に向けて流れようとするので、
図5にも示すように、実際には冷却フィン11の隙間を
通って左端側まで到達せず、図中矢印 d や e で示す
ように途中で外側に逃げてしまうため、冷却フィン11
との間で熱交換が十分に行われなくなり、冷却フィンに
対する冷却効果が低下する不具合がある。
【0006】従って、このような従来構成のものにおい
て、ファン13による冷却フィン11,12に対する十
分な冷却効果を得るためには、冷却フィン11への冷却
ガスの流量を増やしたり、冷却フィン11を増設したり
するなどの対策をとる必要があるが、この場合には、効
率低下,騒音増大或いは全体重量の増加などの不具合を
招くことになる。
て、ファン13による冷却フィン11,12に対する十
分な冷却効果を得るためには、冷却フィン11への冷却
ガスの流量を増やしたり、冷却フィン11を増設したり
するなどの対策をとる必要があるが、この場合には、効
率低下,騒音増大或いは全体重量の増加などの不具合を
招くことになる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、簡単且つ安価な構成で冷却用のファン
による冷却フィンの冷却効率を向上させることができる
全閉外扇形回転電機を提供するにある。
で、その目的は、簡単且つ安価な構成で冷却用のファン
による冷却フィンの冷却効率を向上させることができる
全閉外扇形回転電機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定子枠の外
周面および軸受ブラケットの外周部に回転軸の軸方向に
沿った冷却フィンを有する回転電機本体と、回転電機本
体の端部と対向するように前記回転軸に支承されたファ
ンと、前記固定子枠の外周面の一部のみを覆うような軸
方向長さを有すると共に前記回転電機本体の冷却フィン
の一部と前記ファンとを覆うように設けられその冷却フ
ァンの吸気経路及び排気経路を形成するファンカバーと
を具備した全閉外扇形回転電機を対象としたものであ
り、前記固定子枠の冷却フィンは、前記冷却ファン側の
端面が該冷却フィンの上辺から基部側に向うに従ってフ
ィン長さが短辺となって傾斜する状態に形成され且つ相
対する軸受ブラケットの冷却フィン端面は略鉛直に形成
されているところに特徴を有するものである。
周面および軸受ブラケットの外周部に回転軸の軸方向に
沿った冷却フィンを有する回転電機本体と、回転電機本
体の端部と対向するように前記回転軸に支承されたファ
ンと、前記固定子枠の外周面の一部のみを覆うような軸
方向長さを有すると共に前記回転電機本体の冷却フィン
の一部と前記ファンとを覆うように設けられその冷却フ
ァンの吸気経路及び排気経路を形成するファンカバーと
を具備した全閉外扇形回転電機を対象としたものであ
り、前記固定子枠の冷却フィンは、前記冷却ファン側の
端面が該冷却フィンの上辺から基部側に向うに従ってフ
ィン長さが短辺となって傾斜する状態に形成され且つ相
対する軸受ブラケットの冷却フィン端面は略鉛直に形成
されているところに特徴を有するものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、ファンが回転されると、ファ
ンカバーの吸気経路から吸入された冷却ガスは排気経路
を介して送られるようになる。この場合、軸受ブラケッ
トの外周部に形成された冷却フィンを通った後、固定子
枠の冷却フィンに達した冷却ガスは、その固定子枠の冷
却フィンのファン側の端面が該冷却フィンの上辺から基
部側に向うに従ってフィン長さが短辺となって傾斜する
状態に形成され且つ相対する軸受ブラケットの冷却フィ
ン端面は略鉛直に形成されるので、冷却フィンの基部側
に偏向されるようになる。すると冷却ガスは、固定子枠
の冷却フィ ンの基部側の隙間に沿って冷却フィン間を軸
方向に長く流れ、そして冷却フィンがファンカバーから
外れた位置から更に軸方向へ流れ固定子鉄心収納位置の
固定子枠表面を通過して行く。これにより、冷却ファン
から送られる冷却ガスが、発熱の固定子鉄心収納位置で
の冷却フィンの基部との間で熱交換も活発になるので、
冷却フィン全体の熱交換効率を向上することができ、簡
単な構成ながら回転電機本体内部の温度上昇を抑制する
ことができる。
ンカバーの吸気経路から吸入された冷却ガスは排気経路
を介して送られるようになる。この場合、軸受ブラケッ
トの外周部に形成された冷却フィンを通った後、固定子
枠の冷却フィンに達した冷却ガスは、その固定子枠の冷
却フィンのファン側の端面が該冷却フィンの上辺から基
部側に向うに従ってフィン長さが短辺となって傾斜する
状態に形成され且つ相対する軸受ブラケットの冷却フィ
ン端面は略鉛直に形成されるので、冷却フィンの基部側
に偏向されるようになる。すると冷却ガスは、固定子枠
の冷却フィ ンの基部側の隙間に沿って冷却フィン間を軸
方向に長く流れ、そして冷却フィンがファンカバーから
外れた位置から更に軸方向へ流れ固定子鉄心収納位置の
固定子枠表面を通過して行く。これにより、冷却ファン
から送られる冷却ガスが、発熱の固定子鉄心収納位置で
の冷却フィンの基部との間で熱交換も活発になるので、
冷却フィン全体の熱交換効率を向上することができ、簡
単な構成ながら回転電機本体内部の温度上昇を抑制する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を全閉外扇形の誘導電動機に適
用した場合の実施例について図1乃至図3を参照して説
明する。
用した場合の実施例について図1乃至図3を参照して説
明する。
【0011】全体構成の縦断側面を示す図1において、
回転電機本体としての誘導電動機21は固定子枠22及
び軸受ブラケット23,24から構成されている。固定
子枠22内部には固定子鉄心25が固着され、その固定
子鉄心25には固定子巻線26が巻装されている。軸受
ブラケット23,24には、夫々軸受27,27を介し
て回転軸28が支承されており、この回転軸28には回
転子導体29が固着された回転子鉄心30が設けられて
いる。固定子枠22の外周部には回転軸28に沿った方
向に冷却フィン31が形成されている。又、軸受ブラケ
ット23,24の夫々の外周部には同様の冷却フィン3
2が形成されている。
回転電機本体としての誘導電動機21は固定子枠22及
び軸受ブラケット23,24から構成されている。固定
子枠22内部には固定子鉄心25が固着され、その固定
子鉄心25には固定子巻線26が巻装されている。軸受
ブラケット23,24には、夫々軸受27,27を介し
て回転軸28が支承されており、この回転軸28には回
転子導体29が固着された回転子鉄心30が設けられて
いる。固定子枠22の外周部には回転軸28に沿った方
向に冷却フィン31が形成されている。又、軸受ブラケ
ット23,24の夫々の外周部には同様の冷却フィン3
2が形成されている。
【0012】回転軸28の右端部28aは軸受ブラケッ
ト23から突出するように設けられており、その右端部
28aには冷却用のファン33が固定され、回転軸28
と一体に回転するようになっている。ファンカバー34
は、ファン33を覆うようにして回転電機本体21に取
付けられている。このファンカバー34は、ファン33
の回転中心側に吸気経路35を形成すると共にファン3
3の外側に排気経路36を形成している。
ト23から突出するように設けられており、その右端部
28aには冷却用のファン33が固定され、回転軸28
と一体に回転するようになっている。ファンカバー34
は、ファン33を覆うようにして回転電機本体21に取
付けられている。このファンカバー34は、ファン33
の回転中心側に吸気経路35を形成すると共にファン3
3の外側に排気経路36を形成している。
【0013】さて、冷却フィン31のファン33側の端
面は、図2にも示すように、前記冷却フィン31の上辺
(図2,3で示す符号31の引出し位置)から基部側に
向う に従ってフィン長さが短辺となって傾斜する状態の
傾斜面31aが形成されている。この場合、冷却フィン
31の傾斜面31aの傾斜角度γ(回転軸28と直交す
る方向を基準とする)は、この傾斜面31aに達する冷
却ガスの速度ベクトルWの入射角度β(回転軸28と平
行な方向を基準とするもので、ファン33及びファンカ
バー34の幾何学的形状などから決まる)に対して、γ
>βとなる関係に設定されている。
面は、図2にも示すように、前記冷却フィン31の上辺
(図2,3で示す符号31の引出し位置)から基部側に
向う に従ってフィン長さが短辺となって傾斜する状態の
傾斜面31aが形成されている。この場合、冷却フィン
31の傾斜面31aの傾斜角度γ(回転軸28と直交す
る方向を基準とする)は、この傾斜面31aに達する冷
却ガスの速度ベクトルWの入射角度β(回転軸28と平
行な方向を基準とするもので、ファン33及びファンカ
バー34の幾何学的形状などから決まる)に対して、γ
>βとなる関係に設定されている。
【0014】次に、本実施例の作用について図2及び図
3をも参照して説明する。即ち、誘導電動機21が運転
されて回転軸28が回転すると、これに伴ってファン3
3が回転するようになる。すると、ファンカバー34の
吸気経路35側から吸入される冷却ガスはファン33を
介して排気経路36側に送り出され、冷却フィン32に
達するようになる。
3をも参照して説明する。即ち、誘導電動機21が運転
されて回転軸28が回転すると、これに伴ってファン3
3が回転するようになる。すると、ファンカバー34の
吸気経路35側から吸入される冷却ガスはファン33を
介して排気経路36側に送り出され、冷却フィン32に
達するようになる。
【0015】この時、排気経路36から送り出される冷
却ガスが、軸受ブラケット23の冷却フィン32と固定
子枠22に形成された冷却フィン31の傾斜面31aと
の空間にくると圧力が緩和される。そして、この冷却ガ
スの速度ベクトルWの方向が、図2に示すように回転軸
28と平行な方向に対して角度βとなっているので、上
述の関係式(γ>β)で傾斜角度γが設定された冷却フ
ィン31の傾斜面31aに当たると、図3にも示すよう
に冷却フィン31の基部側に偏向されるようになる(図
中矢印D,Cで示す)。すると冷却ガスは、固定子枠2
2の冷却フィン31の基部側の隙間に沿って冷却フィン
31間を軸方向に長く流れ、そして冷却フィン31がフ
ァンカバー34から外れた位置から更に軸方向へ流れ固
定子鉄心25収納位置の固定子枠22表面を通過して行
く(図中矢印D,E,Fで示す)。これにより、冷却フ
ァン33から送られる冷却ガスが、発熱の固定子鉄心2
5収納位置での冷却フィン31基部との間で熱交換も活
発になるので、冷却フィン31全体の熱交換効率を向上
することができる。
却ガスが、軸受ブラケット23の冷却フィン32と固定
子枠22に形成された冷却フィン31の傾斜面31aと
の空間にくると圧力が緩和される。そして、この冷却ガ
スの速度ベクトルWの方向が、図2に示すように回転軸
28と平行な方向に対して角度βとなっているので、上
述の関係式(γ>β)で傾斜角度γが設定された冷却フ
ィン31の傾斜面31aに当たると、図3にも示すよう
に冷却フィン31の基部側に偏向されるようになる(図
中矢印D,Cで示す)。すると冷却ガスは、固定子枠2
2の冷却フィン31の基部側の隙間に沿って冷却フィン
31間を軸方向に長く流れ、そして冷却フィン31がフ
ァンカバー34から外れた位置から更に軸方向へ流れ固
定子鉄心25収納位置の固定子枠22表面を通過して行
く(図中矢印D,E,Fで示す)。これにより、冷却フ
ァン33から送られる冷却ガスが、発熱の固定子鉄心2
5収納位置での冷却フィン31基部との間で熱交換も活
発になるので、冷却フィン31全体の熱交換効率を向上
することができる。
【0016】一方、回転軸28が回転駆動されると、こ
れに伴って誘導電動機21の各部から損失が発生する。
即ち、固定子鉄心25においては鉄損が発生し、回転子
導体29及び固定子巻線26においては銅損が発生し、
軸受ブラケット23,24の軸受部27,27において
は摩擦損が発生し、ファン33及び回転軸28の回転に
より風損が発生する。この内、風損は冷却ガスの温度を
上昇させることにより放熱し、他の損失は固定子枠2
2,軸受ブラケット23,24から冷却フィン31,3
2を介して外部に放熱される。
れに伴って誘導電動機21の各部から損失が発生する。
即ち、固定子鉄心25においては鉄損が発生し、回転子
導体29及び固定子巻線26においては銅損が発生し、
軸受ブラケット23,24の軸受部27,27において
は摩擦損が発生し、ファン33及び回転軸28の回転に
より風損が発生する。この内、風損は冷却ガスの温度を
上昇させることにより放熱し、他の損失は固定子枠2
2,軸受ブラケット23,24から冷却フィン31,3
2を介して外部に放熱される。
【0017】この冷却フィン31,32に伝達された熱
成分のうち冷却フィン31の熱成分は、前記傾斜面31
aを設けたことにより、冷却ファン33から送られる冷
却ガスが固定子鉄心25収納位置の固定子枠22表面を
通過して行くので、発熱の固定子鉄心25収納位置での
冷却フィン31基部との間で熱交換も活発になり、冷却
フィン31全体の熱交換効率が向上していることから熱
放散が良い。一方、冷却フィン32の熱成分はフィン3
2間の基部に沿って流れる冷却ガスにより熱交換が行わ
れて放熱される。これらの結果、誘導電動機21内部か
ら発生する損失で全体が温度上昇するのを効率的に抑制
することができる。
成分のうち冷却フィン31の熱成分は、前記傾斜面31
aを設けたことにより、冷却ファン33から送られる冷
却ガスが固定子鉄心25収納位置の固定子枠22表面を
通過して行くので、発熱の固定子鉄心25収納位置での
冷却フィン31基部との間で熱交換も活発になり、冷却
フィン31全体の熱交換効率が向上していることから熱
放散が良い。一方、冷却フィン32の熱成分はフィン3
2間の基部に沿って流れる冷却ガスにより熱交換が行わ
れて放熱される。これらの結果、誘導電動機21内部か
ら発生する損失で全体が温度上昇するのを効率的に抑制
することができる。
【0018】尚、上記実施例においては、回転電機本体
として誘導電動機21に適用した場合について説明した
が、これに限らず、全閉外扇形の回転電機であれば適用
できることは勿論である。
として誘導電動機21に適用した場合について説明した
が、これに限らず、全閉外扇形の回転電機であれば適用
できることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
定子枠における冷却フィンのファン側の端面を、該冷却
フィンの上辺から基部側に向うに従ってフィン長さが短
辺となって傾斜する状態に形成したので、ファンにより
送風される冷却ガスを冷却フィンの基部側に偏向させる
ことができる。これにより固定子枠の冷却フィンの隙間
に沿って冷却ガスと冷却フィンとの間で熱交換効率を向
上し得、回転電機本体内部の温度上昇を抑制することが
できるという優れた効果を奏する。
定子枠における冷却フィンのファン側の端面を、該冷却
フィンの上辺から基部側に向うに従ってフィン長さが短
辺となって傾斜する状態に形成したので、ファンにより
送風される冷却ガスを冷却フィンの基部側に偏向させる
ことができる。これにより固定子枠の冷却フィンの隙間
に沿って冷却ガスと冷却フィンとの間で熱交換効率を向
上し得、回転電機本体内部の温度上昇を抑制することが
できるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の実施例を示す全体構成の縦断側面図
【図2】要部を拡大して示す縦断側面図
【図3】冷却フィンをファン側から冷却ガスの流れを示
す説明図
す説明図
【図4】従来例を示す図1相当図
【図5】従来例を示す図2相当図
21は誘導電動機(回転電機本体)、22は固定子枠、
23,24は軸受ブラケット、28は回転軸、31,3
2は冷却フィン、31aは傾斜面、33は冷却用ファン
(ファン)、34はファンカバー、35は吸気経路、3
6は排気経路である。
23,24は軸受ブラケット、28は回転軸、31,3
2は冷却フィン、31aは傾斜面、33は冷却用ファン
(ファン)、34はファンカバー、35は吸気経路、3
6は排気経路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 9/00 - 9/28 H02K 5/00 - 5/26
Claims (1)
- 【請求項1】 固定子枠の外周面および軸受ブラケット
の外周部に回転軸の軸方向に沿った冷却フィンを有する
回転電機本体と、回転電機本体の端部と対向するように
前記回転軸に支承されたファンと、前記固定子枠の外周
面の一部のみを覆うような軸方向長さを有すると共に前
記回転電機本体の冷却フィンの一部と前記ファンとを覆
うように設けられその冷却ファンの吸気経路及び排気経
路を形成するファンカバーとを具備した全閉外扇形回転
電機において、前記固定子枠の冷却フィンは、前記冷却
ファン側の端面が該冷却フィンの上辺から基部側に向う
に従ってフィン長さが短辺となって傾斜する状態に形成
され且つ相対する軸受ブラケットの冷却フィン端面は略
鉛直に形成されていることを特徴とする全閉外扇形回転
電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32216492A JP3253709B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 全閉外扇形回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32216492A JP3253709B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 全閉外扇形回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06169554A JPH06169554A (ja) | 1994-06-14 |
JP3253709B2 true JP3253709B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=18140653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32216492A Expired - Fee Related JP3253709B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 全閉外扇形回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3253709B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101440729B (zh) * | 2007-11-19 | 2012-07-25 | 现代自动车株式会社 | 配备第一气门头和第二气门头的进气和排气装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000059398A (ko) * | 1999-03-03 | 2000-10-05 | 장병우 | 전동기용 프레임의 빗살무늬형 방열핀 구조 |
US6774514B2 (en) * | 2000-02-25 | 2004-08-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Totally enclosed type driving electric motor |
DE102011100980A1 (de) * | 2010-05-13 | 2012-05-16 | Johnson Electric S.A. | Elektromotor |
US9413208B2 (en) * | 2013-01-08 | 2016-08-09 | Hamilton Sundstrand Corporation | Enhanced cooling of enclosed air cooled high power motors |
DE102018132145A1 (de) | 2018-12-13 | 2020-06-18 | Volocopter Gmbh | Luftgekühlter Elektromotor mit gekapseltem Gehäuse |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP32216492A patent/JP3253709B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101440729B (zh) * | 2007-11-19 | 2012-07-25 | 现代自动车株式会社 | 配备第一气门头和第二气门头的进气和排气装置 |
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Publication number | Publication date |
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JPH06169554A (ja) | 1994-06-14 |
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