JP2705343B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP2705343B2
JP2705343B2 JP3076452A JP7645291A JP2705343B2 JP 2705343 B2 JP2705343 B2 JP 2705343B2 JP 3076452 A JP3076452 A JP 3076452A JP 7645291 A JP7645291 A JP 7645291A JP 2705343 B2 JP2705343 B2 JP 2705343B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動送風機に関するも
のであり、特に、電気掃除機等に使用される電動送風機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動送風機として、特開
昭60−242827号公報に掲載の技術を挙げること
ができる。図6は従来の電動送風機を示す断面図であ
る。図において、1は永久磁石、2は永久磁石1が組込
まれたロータ、3は電機子巻線、4はステータ、5はス
テータ4の内側にロータ2が位置するインナーロータタ
イプのブラシレスモータである。6はロータ2の永久磁
石1の磁極の位置を検出するホール素子等からなる磁極
検出器、7はブラシレスモータ5によって駆動する吸気
用回転翼、8は吸気用回転翼7で吸気された空気流をブ
ラシレスモータ5内に案内する案内翼、9は吸気用回転
翼7をカバーリングするファンケースである。
【0003】従来の電動送風機は、上記のように構成さ
れており、吸気用回転翼7の回転によって外気と一緒に
塵芥等を吸気する。また、吸気された空気流は案内翼8
によってブラシレスモータ5内を流れ、ブラシレスモー
タ5を冷却し、ブラシレスモータ5の過熱を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
動送風機では、吸気用回転翼7の回転によって吸気され
た空気流の一部をブラシレスモータ5内を流すことによ
り、ブラシレスモータ5を冷却していた。しかし、吸気
された空気流には水分や油分等が含まれていることがあ
り、斯かる空気流がブラシレスモータ5内を流れると、
ブラシレスモータ5内部が汚れ、電機子巻線3やロータ
2に錆が発生したりして、電気部品であるブラシレスモ
ータ5にとって決して好ましくはなかった。しかも、吸
気された空気流が流体抵抗の多いブラシレスモータ5内
を流れるため、吸気用回転翼7の回転による吸引性能に
も影響を与えていた。
【0005】他の先行技術として特開平3−18699
号公報、特開平3−23399号公報、特開昭62−2
37099号公報、実開昭62−119146号公報等
を挙げることができる。特開平3−18699号公報、
特開平3−23399号公報に掲載の技術は、電動機に
よって駆動される吸気用回転翼と、前記吸気用回転翼に
よって発生された吸気流を排気する前記吸気用回転翼を
覆う排気窓を設けたファンケースと、前記吸気用回転翼
による吸気流を排気窓に案内する案内翼とを具備する電
動送風機である。しかし、この電動機は外部ファンを持
ち、電動機の内部に空気流を流すものであるから、強制
供給する空気流に水分が含まれている虞れがあり、電機
子巻線やロータに錆が発生し易く、電気部品である電動
機の品質の維持が困難であった。また、特開昭62−2
37099号公報に掲載の技術は、電動機によって駆動
される吸気用回転翼によって発生された吸気流を電動機
内に導入し、電動機内を冷却した後、吸音材を通過させ
て排気するものである。したがって、空気流を流す流路
の流体抵抗が大きくなり、必要とする冷却能力が得られ
ない可能性がある。そして、実開昭62−119146
号公報に掲載の技術は、ファンによって発生された空気
流によってブラケットに配設されている放熱フィンから
吸熱し、それをファンケースの排気窓を介して排出する
技術が開示されている。しかし、放熱フィンがファンの
シャフト付近に配設されており、電動機の冷却効率が良
くない可能性が高い。
【0006】図6に示す従来の電動送風機は、ブラシレ
スモータ5の内部に空気流を流すことにより、ブラシレ
スモータ5を冷却していた。したがって、空気流に水分
が含まれている虞れがあり、電機子巻線3やロータ2に
錆が発生し易く、電気部品であるブラシレスモータ5の
品質の維持が困難であった。また、従来の電動送風機
は、吸気用回転翼7の回転によって吸気された空気流の
一部でブラシレスモータ5を冷却するものであり、しか
も、この空気流は吸気用回転翼7側から吸気され、その
流れは、吸気用回転翼7からステータ4部を通ってロー
タ2の磁極位置を検出する磁極検出器6方向へと順次流
れていた。このため、ステータ4の電機子巻線3の銅損
による熱や、ステータ4の鉄心の鉄損による熱が磁極検
出器6に流れ込み、磁極検出器6に熱風が供給されるた
め、磁極検出器6の品質維持の観点からは好ましくなか
った。
【0007】従来の電動送風機では、譬え、冷却用回転
翼を有していても、これを高速で回転させることはでき
ず、冷却用の空気を大量にブラシレスモータ5内に取込
むことができなかった。これを、図を用いて説明する。
図7は従来の電動送風機の冷却用回転翼を示す斜視図で
ある。図において、15はブラシレスモータ5の回転軸
への取付部、16はプロペラファン、17はプロペラフ
ァン16の外周部に一枚一枚切欠いて折曲げて形成され
た複数の羽根である。この構成の冷却用回転翼はプロペ
ラファン16であり、高速で回転すると羽根17の付根
部に応力集中が起こり、クラック等が発生し、破壊され
る虞れがあった。このため、冷却用回転翼であるプロペ
ラファン16をブラシレスモータ5の回転軸に取付ける
と、ブラシレスモータ5の回転数が制限され、吸気用回
転翼7の回転も制限を受け、電動送風機の性能の低下を
招いていた。
【0008】そこで、この発明は、塵芥等と一緒に吸入
される水分や油分等が含まれている外気がブラシレスモ
ータ等の電動機内を流れず、ブラシレスモータ等の電動
機の冷却ができ、吸引性能が高く、しかも、常に冷たい
冷気が磁極検出器に供給され、磁極検出器に熱風が流れ
込むことのない電動送風機の提供を課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電動送風
機は、ステータの内側にロータを有する電動機によって
駆動される吸気用回転翼と、前記吸気用回転翼を覆う熱
伝導性の良い素材で形成したファンケースに穿設され、
前記吸気用回転翼によって発生された吸気流を排気する
排気窓と、前記吸気用回転翼の外周部に位置し、前記吸
気用回転翼による吸気流を排気窓に案内すると共に、前
記電動機の端部を構成する熱伝導性の良い素材からなる
ケースブラケットの電動機の外側に形成された案内翼
と、前記電動機によって駆動され、前記電動機内に取付
けられた冷却用回転翼と、前記冷却用回転翼による冷却
風がロータの磁極位置を検出する磁極検出器から前記電
動機のステータ部を通って冷却用回転翼、ケースブラケ
ットの電動機の内側方向へと順次流れるものである。
【0010】
【作用】本発明においては、吸気用回転翼がブラシレス
モータ等の電動機で駆動されることにより外気が吸気さ
れ、その吸気流が吸気用回転翼の外周部に位置する案内
翼によってファンケースに穿設された排気窓に案内され
排気されるから、外気の吸気から排気までの空気の流れ
がよく、しかも、水分や油分等が含まれている外気はブ
ラシレスモータ等の電動機内を直接流れない。また、吸
気用回転翼をステータの内側にロータを有する電動機で
駆動し、そのステータを支持する熱伝導性の良い素材の
ケースブラケットにより、熱流がステータからケースブ
ラケットへと流れ、吸気用回転翼によってブラシレスモ
ータ等の電動機の熱が放熱される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の第一実施例である電動送風機を示す断面
図、図2は本発明の第一実施例である電動送風機の吸気
用回転翼及び案内翼の組付状態を示す斜視図、図3は本
発明の第一実施例である電動送風機のファンケースを示
す斜視図である。また、図4は本発明の第一実施例であ
る電動送風機の冷却用回転翼を示す斜視図である。図
中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。図におい
て、10はファンケース9に穿設された排気窓であり、
吸気用回転翼7の外周部に位置する案内翼8に案内され
て、この排気窓10から吸気流は排気される。11はブ
ラシレスモータ5を冷却するための冷却用回転翼11で
あり、ブラシレスモータ5によって駆動する。12は冷
却用回転翼11に形成された凸状開口部、20はブラシ
レスモータ5にファンケース9を支持するケースブラケ
ットであり、このケースブラケット20には動圧を静圧
に変換する案内翼8が一体で形成されている。
【0012】この構成の電動送風機では、吸気用回転翼
7の回転によって外気と一緒に塵芥等を吸気し、この吸
気された空気流は案内翼8によってファンケース9の排
気窓10から排気される。このため、従来のように吸気
用回転翼7の回転によって吸気された空気流はブラシレ
スモータ5内を流れず、案内翼8によってファンケース
9の排気窓10から円滑な空気流となって排気される。
また、冷却用回転翼11の回転によって冷却空気がブラ
シレスモータ5の反吸気用回転翼7側から吸気され、ブ
ラシレスモータ5内を通って、ブラシレスモータ5を冷
却した後、ブラシレスモータ5外に排気される。即ち、
本実施例では、吸気用回転翼7による吸気流を利用して
ブラシレスモータ5を冷却するのではなく、外気の送風
路と冷却風路を分離して、冷却用回転翼11による専用
の冷却空気によって、ブラシレスモータ5を冷却してい
る。
【0013】このように、本実施例の電動送風機は、ブ
ラシレスモータ5によって駆動される吸気用回転翼7
と、前記吸気用回転翼7を覆うファンケース9に穿設さ
れ、吸気流を排気する排気窓10と、前記吸気用回転翼
7の外周部に位置し、前記吸気用回転翼7による吸気流
を排気窓10に案内する案内翼8とを備えている。そし
て、吸気用回転翼7がブラシレスモータ5で駆動される
ことにより外気が吸気され、その外気流は吸気用回転翼
7の外周部に位置する案内翼8によって案内され、案内
翼8の外周に穿設された排気窓10から排気される。し
たがって、従来のように吸気用回転翼7の回転によって
吸気される空気流がブラシレスモータ5内を流れること
なく、案内翼8によって直接ファンケース9の排気窓1
0から円滑に廃棄されるので、外気の吸気から排気まで
の空気の流れがよく、高性能の電動送風機となる。ま
た、水分や油分等が含まれている外気はブラシレスモー
タ5内を直接流れないので、ブラシレスモータ5内部が
汚れず、電機子巻線3やロータ2に錆が発生することも
なく、電動送風機の品質の劣化を防止できる。更に、冷
却用回転翼11による専用の冷却空気によって、ブラシ
レスモータ5が冷却され、ブラシレスモータ5の過熱が
防止されるので、電動送風機の安全性が向上し、長寿命
化を促進できる。
【0014】本実施例の電動送風機においては、吸気用
回転翼7の回転によって外気と一緒に塵芥等を吸気し、
この吸気された空気流は案内翼8によってファンケース
9の排気窓10から排気される。また、冷却用回転翼1
1の回転によって冷却空気がブラシレスモータ5の反吸
気用回転翼7側から吸気されるが、この冷却風はロータ
2の磁極位置を検出する磁極検出器6からステータ4部
を通って冷却用回転翼11方向へと順次流れる。このよ
うな流れの冷却風によってブラシレスモータ5が冷却さ
れる。このため、磁極検出器6には常に冷たい冷気が供
給され、ステータ4の電機子巻線3の銅損による熱や、
ステータ4の鉄心の鉄損による熱が流れ込まない。
【0015】このように、本実施例の電動送風機は、ブ
ラシレスモータ5によって駆動される冷却用回転翼11
と、前記冷却用回転翼11による冷却風がロータ2の磁
極位置を検出する磁極検出器6からステータ4部を通っ
て冷却用回転翼11方向へと順次流れるブラシレスモー
タ5とを備えている。そして、冷却用回転翼11がブラ
シレスモータ5で駆動されることにより冷却風が発生
し、その冷却風がロータ2の磁極位置を検出する磁極検
出器6からステータ4部を通って冷却用回転翼11方向
へと順次流れ、この冷却風によってブラシレスモータ5
が冷却される。
【0016】したがって、本実施例においては、吸気用
回転翼7の回転によって吸気された水分や油分等が含ま
れている外気はブラシレスモータ5内を直接流れないの
で、ブラシレスモータ5内部が汚れず、電機子巻線3や
ロータ2に錆が発生することもなく、電動送風機の品質
の劣化を防止できる。また、冷却用回転翼11による専
用の冷却空気によって、ブラシレスモータ5を冷却し、
ブラシレスモータ5の過熱を防止できるので、ブラシレ
スモータ5の安全性が向上し、長寿命化を促進できる。
しかも、冷却風は磁極検出器6からステータ4部を通っ
て冷却用回転翼11方向へと順次流れ、磁極検出器6に
は常に冷たい冷気が供給され、ステータ4の電機子巻線
3の銅損や、ステータ4の鉄心の鉄損による熱風が磁極
検出器6に流れ込まないので、品質のよい電動送風機と
なる。更に、斯かる構成の冷却機構を採用することによ
り、冷却用回転翼11を保護する専用の安全カバーが不
要になり、ブラシレスモータ5の回転軸に冷却用回転翼
11を取付けた状態でロータアッシーをステータアッシ
ーに挿入できるので、組立作業及び分解作業が容易にな
る。
【0017】更に、図4において、12は冷却用回転翼
11の吸気側に形成された凸状開口部、13は凸状開口
部12を形成する袋状の凸部、14は冷却用回転翼11
の円形の外周部である。この冷却用回転翼11はブラシ
レスモータ5によって駆動され、この冷却用回転翼11
による冷却風でブラシレスモータ5は自己冷却される。
本実施例の電動送風機においては、吸気用回転翼7の回
転によって外気と一緒に塵芥等を吸気し、この吸気され
た空気流は案内翼8によってファンケース9の排気窓1
0から排気される。また、冷却用回転翼11の回転によ
って冷却空気がブラシレスモータ5の反吸気用回転翼7
側から吸気される。しかも、この冷却用回転翼11は外
周が同一平面で円形に繋っているので、遠心力に対して
強く、高速回転時も冷却空気をブラシレスモータ5内に
安定して供給できる。
【0018】このように、本実施例の電動送風機は、外
周部14が円形で吸気側に凸状開口部12を有し、ブラ
シレスモータ5によって駆動される冷却用回転翼11
と、前記冷却用回転翼11による冷却風で自己冷却が行
なわれるブラシレスモータ5とを備えている。そして、
外周部14が円形で吸気側に凸状開口部12を有する冷
却用回転翼11がブラシレスモータ5で駆動されて冷却
風が発生し、その冷却風でブラシレスモータ5の自己冷
却が行なわれる。
【0019】したがって、本実施例においては、吸気用
回転翼7の回転によって吸気された水分や油分等が含ま
れている外気はブラシレスモータ5内を直接流れないの
で、ブラシレスモータ5内部が汚れず、電機子巻線3や
ロータ2に錆が発生することもなく、電動送風機の品質
の劣化を防止できる。また、冷却用回転翼11による専
用の冷却空気によって、ブラシレスモータ5を冷却し、
ブラシレスモータ5の過熱を防止できるので、ブラシレ
スモータ5の安全性が向上し、長寿命化を促進でき、品
質のよい電動送風機となる。更に、回転によって発生す
る遠心力に対して強度の大きい図4のような冷却用回転
翼11を採用することにより、高速回転時も安定した冷
却風を得ることができ、冷却用の空気を大量にブラシレ
スモータ5内に取込むことができるので、冷却用回転翼
11をブラシレスモータ5の回転軸に直接取付けても、
ブラシレスモータ5の回転数が制限されず、吸気用回転
翼7の回転も制限を受けない。この結果、電動送風機の
性能が低下せず、高性能を維持できる。しかも、冷却用
回転翼11の肉厚を薄くでき、重量の軽減も図れるの
で、吸気開口部である凸状開口部12の流体抵抗を小さ
くでき、効率のよい冷却用回転翼11を安価で提供でき
る。
【0020】図5は本発明の第二実施例である電動送風
機を示す断面図である。図中、上記従来例及び実施例と
同一符号及び記号は上記従来例及び実施例の構成部分と
同一または相当する構成部分を示す。図において、18
は熱伝導率の高いアルミニュウム材で形成したケースブ
ラケット、19はケースブラケット18の中を流れる熱
流、21はステータ4の鉄心である。本実施例では、ケ
ースブラケット18によってブラシレスモータ5のステ
ータ4の鉄心21の支持部及び吸気用回転翼7のファン
ケース9の一部が構成されている。この構成の電動送風
機においても、吸気用回転翼7の回転によって外気と一
緒に塵芥等を吸気し、この吸気された空気流は案内翼8
によってファンケース9の排気窓10から排気される。
また、ブラシレスモータ5で発生する熱は、熱伝導によ
る熱流19となってステータ4からケースブラケット1
8へと流れ、送風路に晒され吸気用回転翼7によって強
制的に放熱される。特に、ブラシレスモータ5を高速で
回転させると駆動周波数が高くなるため、発熱に対して
はステータ4の電機子巻線3の銅損よりも鉄心21の鉄
損の方が大きなウェイトを占める。したがって、鉄心2
1の支持部を熱伝導性の良いアルミニュウム材で形成す
ることにより、熱伝導による放熱性がよく、ブラシレス
モータ5の冷却には好ましい。
【0021】このように、第二実施例の電動送風機は、
ステータ4の内側にロータ2を有するブラシレスモータ
5と、前記ブラシレスモータ5によって駆動される吸気
用回転翼7と、前記ブラシレスモータ5のステータ4の
鉄心21の支持部及び吸気用回転翼7のファンケース9
の一部を熱伝導性の良い素材で形成したケースブラケッ
ト18とを備えている。即ち、吸気用回転翼7をステー
タ4の内側にロータ2を有するブラシレスモータ5で駆
動し、ステータ4の鉄心21の支持部及び吸気用回転翼
7のファンケース9の一部を熱伝導性の良い素材のケー
スブラケット18で形成したものである。
【0022】したがって、第二実施例においても、上記
実施例と同様に、吸気用回転翼7の回転によって吸気さ
れた水分や油分等が含まれている外気はブラシレスモー
タ5内を直接流れないので、ブラシレスモータ5内部が
汚れず、電機子巻線3やロータ2に錆が発生することも
なく、電動送風機の品質の劣化を防止できる。また、こ
の電動送風機では、熱伝導による熱流19がステータ4
からケースブラケット18へと流れ、吸気用回転翼7に
よって熱流19による放熱が促進されるので、ブラシレ
スモータ5の内部に空気流を流すことなく、ブラシレス
モータ5を冷却できるため、空気流に含まれている水分
で電機子巻線3やロータ2に錆が発生することもなく、
電動送風機の長寿命化を促進でき、品質が向上する。特
に、本実施例のようにケースブラケット18をアルミニ
ュウム材で形成すれば、電動送風機全体の軽量化を促進
することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動送風
機は、吸気用回転翼と前記吸気用回転翼の外周部に位置
する案内翼と、前記案内翼の外周に穿設された排気窓と
を備え、吸気用回転翼が電動機で駆動されることにより
吸気される外気は、案内翼によって排気窓に案内され、
排気窓から排気されることにより、ケースブラケットの
外側が冷却され、外気の吸気から排気までの空気の流れ
がよく、高性能の電動送風機になるとともに、水分や油
分等が含まれている外気は電動機内を直接流れないの
で、電動機内部が汚れず、電機子巻線やロータに錆が発
生することもなく、電動送風機の品質の劣化を防止でき
る。一方、電動機内に取付けられた冷却用回転翼による
冷却風がロータの磁極位置を検出する磁極検出器から前
記電動機のステータ部を通って冷却用回転翼、ケースブ
ラケットの内側方向へと順次流れるから、常に、冷たい
冷気が磁極検出器に供給され、磁極検出器に熱風が流れ
込むことがないから、電動送風機の長寿命化を促進で
き、品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一実施例である電動送風機
を示す断面図である。
【図2】 図2は本発明の第一実施例である電動送風機
の吸気用回転翼及び案内翼の組付状態を示す斜視図であ
る。
【図3】 図3は本発明の第一実施例である電動送風機
のファンケースを示す斜視図である。
【図4】 図4は本発明の第一実施例である電動送風機
の冷却用回転翼を示す斜視図である。
【図5】 図5は本発明の第二実施例である電動送風機
を示す断面図である。
【図6】 図6は従来の電動送風機を示す断面図であ
る。
【図7】 図7は従来の電動送風機の冷却用回転翼を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 永久磁石 2 ロータ 3 電機子巻線 4 ステータ 5 ブラシレスモータ 6 磁極検出器 7 吸気用回転翼 8 案内翼 9 ファンケース 10 排気窓 11 冷却用回転翼 12 凸状開口部 18,20 ケースブラケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータの内側にロータを有する電動機
    によって駆動される吸気用回転翼と、 前記吸気用回転翼を覆う熱伝導性の良い素材で形成した
    ファンケースに穿設され、前記吸気用回転翼によって発
    生された吸気流を排気する排気窓と、 前記吸気用回転翼の外周部に位置し、前記吸気用回転翼
    による吸気流を排気窓に案内すると共に、前記電動機の
    端部を構成する熱伝導性の良い素材からなるケースブラ
    ケットの外側に形成された案内翼と、 前記電動機によって駆動され、前記電動機内に取付けら
    れた冷却用回転翼と、 前記冷却用回転翼による冷却風がロータの磁極位置を検
    出する磁極検出器から前記電動機のステータ部を通って
    冷却用回転翼、ケースブラケットの内側方向へと順次流
    れることを特徴とする電動送風機。
JP3076452A 1991-04-09 1991-04-09 電動送風機 Expired - Lifetime JP2705343B2 (ja)

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