JP2001342996A - 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及びそれを用いた電気掃除機

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JP2001342996A
JP2001342996A JP2000228623A JP2000228623A JP2001342996A JP 2001342996 A JP2001342996 A JP 2001342996A JP 2000228623 A JP2000228623 A JP 2000228623A JP 2000228623 A JP2000228623 A JP 2000228623A JP 2001342996 A JP2001342996 A JP 2001342996A
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剛 徳田
Yoshitaka Murata
吉隆 村田
Takeshi Nishimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動送風機を制御するインバータ回路部を効
率よく、かつ、省スペースで冷却することを可能にし、
電気掃除機の小型・軽量化を図り、使用性の高い電気掃
除機を提供することを目的としている。 【解決手段】 モータ部29とインペラ31の間にモー
タ部29の電力制御を行うインバータ回路部21を備え
ることにより、インバータ回路部21の発熱部品を効率
よく冷却し、かつ、インバータ回路部21をモータ部2
9より外部に設ける必要がないため、種々の製品に使用
した場合において、製品自体の小型化を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に電気掃除機に
使用される電動送風機に関するものであり、特に、電気
掃除機本体の小型化を実現し、使用性の向上を図るもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、電気掃除機は、電動送風機から出
る排気を吸込具先端まで還流させる排気循環方式と呼ば
れる方式のものが市場に導入されつつある。ここでは、
この排気循環方式の電気掃除機を従来例としてとりあげ
て説明するが、本発明の内容は、排気循環方式の電気掃
除機のみに限定されるものではない。
【0003】従来の電気掃除機を、図14、図15を用
いて説明する。
【0004】図14に示すように、電気掃除機1は、掃
除機本体(以下、本体と称す)2に、ホース5が着脱自
在に接続され、ホース5の他端には操作部15を形成す
る先端パイプ16が備えられている。先端パイプ16に
は延長管6と、その延長管6には吸込具7が接続され構
成されている。
【0005】本体2には、ホース5に連通して集塵室4
が形成され、集塵室4後方には吸気部19を集塵室4側
に面するよう配された電動送風機3と、コードリール1
4が備えられている。また、電動送風機3の排気部20
から、本体2のホース5との接続部まで、本体排気通路
10が形成されている。ホース5、延長管6、吸込具7
には、本体2内の集塵室4に連通し電動送風機3の吸気
部19に導かれる空気流の流路である吸気通路8と、電
動送風機3後方の排気部20から排出され、本体排気通
路10を経て、ホース5より先に排気流を送る排気通路
9が、それぞれ形成され、お互いの通路は互いに独立
し、かつ、外気空間とも隔てられている。
【0006】次に、電動送風機3、および回路部21に
ついて、図15を用いて説明する。
【0007】図15に示すように、電動送風機3はモー
タ部29とファン部28から構成され、モータ部29
は、電機子巻線39が施された電機子コア38と、整流
子42とがシャフト37に取り付けられて構成されるロ
ータ45が、負荷側軸受35と反負荷側軸受36を介し
て、それぞれ負荷側ブラケット33と反負荷側ブラケッ
ト34に回転自在に備えられている。また、負荷側ブラ
ケット33と反負荷側ブラケット34は結合されモータ
部29の筐体をなし、界磁コア40に界磁巻線41が施
されるステータ46と、カーボンブラシ(図示せず)が
内部に備えられたホルダー44とが反負荷側ブラケット
34に固定されている。
【0008】ファン部28は、モータ部29のシャフト
37に備えられたインペラ31と、インペラ31の外周
部に配され、インペラ31から流出する気流を徐々に圧
力回復しながらモータ部29の内部へ導く通風路を形成
するエアガイド32と、これらを覆うようにケーシング
30が備えられ、モータ部29の負荷側ブラケット33
に一体的に取り付けられ構成されている。負荷側ブラケ
ット33の一部には、インペラ31から流出した気流の
一部をモータ部29の内部を介さず排出するための冷却
風排気口51が設けられている。
【0009】また、電動送風機3に供給される電力を制
御する回路部21は、コードリール14につながる電源
線22や、操作部15からの操作信号を伝達する信号線
23などが接続された基板47が、基板ケース24に入
れられ電動送風機3の反負荷側ブラケット34に一部に
締結手段50によって備えられている。回路部21の発
熱部品であるトライアックなどのパワーデバイス25の
放熱フィン26は、電動送風機3のファン部28の冷却
風排気口51を通過し排出される排気流が、基板ケース
24の冷却風流入口48から冷却風流出口49へ流れる
通風路上に配されている。
【0010】電気掃除機1を運転すると、電動送風機3
によって吸引力が発生し、塵埃などを含む汚れた空気
は、吸込具7の吸込口11から吸引され、吸込具7・延
長管6・ホース5の吸気通路8を介して、本体2の集塵
室4にて塵埃などを除去した後、電動送風機3へと導か
れる。また、電動送風機3から排出される排気は、本体
排気通路10を経由して、ホース5・延長管6・吸込具
7の排気経路9を通って吸込具7の吸込口11近傍の排
出口12から排出される。ここで、吸込具7の吸込口1
1近傍の排出口12から排出された排気は、再び吸込口
11より吸引され、同様に塵埃を集塵室4へと搬送し、
この状態が繰り返され掃除を行うものである。
【0011】このとき、電動送風機3の電力制御を行う
回路部21の発熱部品であるパワーデバイス25の冷却
は、電動送風機3の冷却風排気口51を通過し排出され
る排気流によって行われるので、効率よく冷却され、し
たがって放熱フィン26も相対的に小型化することがで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
の電気掃除機1は、排気循環方式であるか、否かに関わ
らず、電動送風機3の電力を制御する回路部21のパワ
ーデバイス25などを小型の放熱フィン26で効率よく
冷却するためには、上記従来例に示すように、ファン部
28を通過する気流の一部をモータ部29へ流れる気流
と、放熱フィン26を冷却する気流に分離し、かつ、放
熱フィン26若しくは回路部21をファン部28の冷却
風排気口51後部に配置する構成とする必要がある。ま
た、別の方法では、電動送風機3より前面の集塵室4側
の吸気通路8内に、吸気通路8のタイト性を確保しなが
ら放熱フィン26を配置するなどの手段などがあるが、
いずれの手段に於いても、本体2内での回路部21の配
置位置が制限されたり、回路部21からパワーデバイス
25部分だけ分離し配置するなど、本体2内部の構成上
の課題となり、本体2を小型化するにあたり制限事項と
なっていた。
【0013】また、電気掃除機1に用いられる電動送風
機3のモータ部分29は、従来大半がユニバーサルモー
タと一般的に呼ばれる整流子電動機であったが、最近で
は、高速化による小型、軽量化や、回転数制御のし易
さ、省電力化、温度上昇の抑制などを目的に、例えば、
ロータ45に永久磁石を用いたブラシレスモータなどの
ような、回転磁界生成のために界磁巻線に供給される電
力をインバータ制御したモータ、つまりインバータモー
タが用いられるようになってきた。インバータモータと
よばれるモータの種類や駆動方式には多種多様あるが、
いずれの方式にしても従来の整流子電動機を制御する方
式と比べ、回路部21のパワーデバイス25の数はより
増加する。つまり、界磁巻線に供給される電流を制御す
るためには、例えば3相の巻線からなるインバータモー
タでは6個のパワーデバイス25を必要とする。したが
って、これら複数個のパワーデバイス25を効率よく冷
却するためには、放熱フィン26の面積を拡大するなど
大型化につながり、本体2の小型化を困難にする要因の
一つとなっていた。
【0014】本発明は、以上のような従来の課題を解決
しようとするものであって、電動送風機を制御する回路
部を効率よく、かつ、省スペースで冷却することを可能
にした電動送風機を提供することを第1の目的とし、ま
た、この電動送風機を用いて電気掃除機の小型・軽量化
を図り、使用性の高い電気掃除機を提供することを第2
の目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、自在に回転するロータとステータと
を備えたモータ部と、前記ロータの出力軸に備えられた
インペラと、前記インペラを覆うケーシングからなるフ
ァン部を備え、前記モータ部と前記インペラの間にモー
タ部の電力制御を行う回路部を設けたもので、回路部の
発熱部品を効率よく冷却し、かつ、回路部を小型化する
ことができるので、電動送風機と前記回路部を省スペー
スで構成できる。
【0016】また、上記第2の目的を達成するために本
発明は、塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通す
るように接続される吸気部と、上記電動送風機を備えた
電気掃除機とすることで、電気掃除機の小型・軽量化を
図り、使用性の高い電気掃除機を提供することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
ステータと自在に回転するロータを備えたモータ部と、
前記ロータの出力軸に備えられたインペラと、前記イン
ペラを覆うケーシングからなるファン部を備え、前記モ
ータ部と前記インペラの間にモータ部の電力制御を行う
回路部を設けたもので、回路部の発熱部品を効率よく冷
却し、かつ、回路部を小型化することができるので、電
動送風機と前記回路部を省スペースで構成でき、小型の
電気掃除機用電動送風機を提供することができる。
【0018】本発明の請求項2記載の発明は、上記請求
項1記載の発明において、モータ部の電力制御を行う回
路部が、インバータ回路部であるもので、インバータ回
路部の多数の発熱部品を省スペースで効率よく冷却し、
インバータ回路部を小型化することができるので、イン
バータ制御の電動送風機とその回路部を小型化でき、小
型の電気掃除機用電動送風機を提供することができる。
【0019】本発明の請求項3記載の発明は、上記請求
項1または2記載の発明において、モータ部の外径に対
しファン部の外径が大きくなるように設定し、前記モー
タ部の外径より外周側でインペラの底面側のブラケット
に少なくとも1つ以上の開口部を設けたもので、負荷側
ブラケットを効率的に冷却するができる。
【0020】本発明の請求項4記載の発明は、上記請求
項3記載の発明において、インペラからの吹き出し風が
反負荷側ブラケット外周方向に導かれるように形成した
冷却風通路を負荷側ブラケットに設けたもので、負荷側
ブラケット外周から排出される冷却風の風量が向上する
ため、効率的に負荷側ブラケットを冷却するができる。
【0021】本発明の請求項5記載の発明は、上記請求
項3または4記載の発明において、ケーシングのモータ
部側端面部を反負荷側ブラケットとオーバーラップする
ように延設したもので、反負荷側ブラケット外周から排
出される冷却風は外周方向へ拡散せずに、常に負荷側ブ
ラケット外郭近傍を通過するため、より効率的に負荷側
ブラケットを冷却するができる。
【0022】本発明の請求項6記載の発明は、上記請求
項5記載の発明において、インペラからの吹き出し風が
反負荷側ブラケット外側面に沿って、かつ旋回しながら
後方に排出されるような案内翼を、反負荷側ブラケット
の外郭面に設けたもので、より効率的に負荷側ブラケッ
トを冷却するとともに、騒音の低減も図ることができ
る。
【0023】本発明の請求項7記載の発明は、上記請求
項2記載の発明において、モータ部の外径とファン部の
外径を略同一径としたもので、電動送風機自体の小型
化、特に製品組み込み時において電動送風機近傍の部品
配置をより有効に利用することができる。
【0024】本発明の請求項8記載の発明は、上記請求
項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、ケーシ
ング外周面に少なくとも1つ以上の開口部を設けたもの
で、特に製品に組み込んだ際、ケーシング外周から排出
される冷却風がモータ部外郭近傍を通過し、負荷側ブラ
ケットを効率的に冷却するができる。
【0025】本発明の請求項9記載の発明は、上記請求
項8記載の発明において、モータ部をファン部の排気部
分と隔離し区画したもので、ファン部に吸い込まれる微
小の鉄粉などの磁性体の塵埃が、ロータの永久磁石に吸
着されロータの回転負荷の上昇が防止できるので、故障
がなく信頼性が高い小型の電気掃除機用電動送風機を提
供することができる。
【0026】本発明の請求項10記載の発明は、上記請
求項1〜9のいずれか1項に記載の発明において、ファ
ン部のケーシングをモータ部の筐体であるブラケットに
固定し、モータ部と一体構成としたもので、ファン部と
モータ部の間に狭持される回路部を含めた剛性が高くな
るので、強度が高い小型の電気掃除機用電動送風機を提
供することができる。
【0027】本発明の請求項11記載の発明は、上記請
求項1〜10のいずれか1項に記載の発明において、ロ
ータの一部に回路部冷却用の羽根を設けたもので、イン
バータ回路部もより効率的に冷却するができる。
【0028】本発明の請求項12記載の発明は、上記請
求項11記載の発明において、回路部冷却用の羽根をロ
ータのセンサーマグネット部に設けたもので、上記請求
項8同様に、インバータ回路部もより効率的に冷却する
ができる。
【0029】本発明の請求項13記載の発明は、上記請
求項1〜12のいずれか1項に記載の発明において、ロ
ータに冷却用ファンを備えたもので、ファン部からの排
気流によるモータ部の冷却がなくても、モータ部の内部
の温度上昇を抑制することができる。
【0030】本発明の請求項14記載の発明は、上記請
求項2〜13のいずれか1項に記載の発明において、ロ
ータとステータのエアギャップを0.45mm〜0.7
mmに設定したもので、ロータへの塵埃付着によるス
レ、ロックの防止と、効率の確保を図ることができる。
【0031】本発明の請求項15記載の発明は、上記請
求項1〜14のいずれか1項に記載の発明において、モ
ータ部より吸気側に防塵用のフィルターを設けたもの
で、上記請求項14同様に、ロータへの塵埃付着による
スレ、ロックの防止を図ることができる。
【0032】本発明の請求項16記載の発明は、塵埃を
捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続さ
れる吸気部と、請求項1〜15のいずれか1項記載の電
動送風機とを備えた構成を有するもので、小型の電動送
風機を搭載するので、小型で使用性が向上した電気掃除
機を提供することができる。
【0033】本発明の請求項17記載の発明は、上記請
求項16記載の発明において、直流電源においても使用
可能な電気掃除機で、使用時、コードリールが不要で著
しく使用性の高い電気掃除機を提供できる。
【0034】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の第1の実施例
を、図1を用いて説明する。なお、従来例と同一構成部
分については、同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0035】図1に示すように、電動送風機60はモー
タ部29とファン部28、回路部21の3つの部分によ
って構成される。
【0036】回路部21は、絶縁性の樹脂で構成される
基板ケース24内に、モータ部29の電力制御を行う基
板47が配されている。基板47には、コードリール1
4に接続される電源線22や、操作部15からの運転操
作信号を伝達する信号線23が接続されている。基板ケ
ース24は、モータ部29の負荷側ブラケット33と、
ファン部28のエアガイド32との間の空間に位置する
ように配されている。基板ケース24の前方下方部に
は、所望の開口面積の冷却風流入口48と、負荷側ブラ
ケット33側にはモータ部29内部に通じる冷却風排出
口49が設けられ、ファン部28から排出される排気流
の通風路を基板ケース24内に形成している。回路部2
1の部品の中で電力を制御するパワーデバイス25であ
るトライアックは、小型放熱フィン26、または放熱フ
ィンなしで基板47上の通風路の一部に位置するように
実装されている。
【0037】上記構成による作用は以下の通りである。
【0038】電動送風機60が回転すると、インペラ3
1が回転し吸引力が発生し、ケーシング30前面の空気
は、吸気部19からインペラ31に流入し、インペラ3
1外周より排出される。インペラ31から排出された空
気流は、エアガイド32と、ケーシング30内面によっ
て形成される空気流路で、減速され、かつ、圧力回復さ
れながら基板ケース24の冷却風流入口48へ導かれ
る。
【0039】冷却風流入口48より基板ケース24内に
入った空気流は、通風路を通り、冷却風排出口49へと
向かうが、この途中で通風路付近の発熱体を冷却しなが
ら流れる。冷却風排出口49から排出された空気流は、
モータ部29の内部を通過し、排気部20からモータ部
29外へ排出されるが、このときも電機子巻線39、電
機子コア38、界磁巻線41、界磁コア40、カーボン
ブラシ(図示せず)など発熱部品を冷却しながら流れ
る。
【0040】このとき、ファン部28から排出される排
気流が、モータ部29の発熱部品を通過する前に回路部
21のパワーデバイス25の冷却を行うので、温度が相
対的に低い空気で、しかも大風量で冷却することがで
き、非常に効率よく冷却される。したがって、放熱フィ
ン26を小型化、あるいは不要にすることができるの
で、回路部21の小型・省スペース化が実現できる。
【0041】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
を、図2を用いて説明する。なお上記第1の実施例と同
一構成部分については、同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0042】図2に示すように、電動送風機60はモー
タ部29とファン部28、インバータ回路部52の3つ
の部分によって構成される。
【0043】モータ部29は、マグネット55が円筒状
にシャフト37に取り付けられて構成されるロータ45
が、負荷側軸受35と反負荷側軸受36を介して、それ
ぞれ負荷側ブラケット33と反負荷側ブラケット34に
回転自在に取り付けられている。また、負荷側ブラケッ
ト33と反負荷側ブラケット34は結合されモータ部の
筐体をなし、界磁コア40に界磁巻線41が巻線される
ステータ46が反負荷側ブラケット34に固定されてい
る。
【0044】インバータ回路部52は、絶縁性の樹脂で
構成される基板ケース24内に、モータ部29の電力制
御を行い、ロータ45のマグネット55の極性を検出
し、ロータの位置検出を行うホール素子などの位置検出
手段56などが実装された基板47が配されている。基
板47には、コードリール14に接続される電源線22
や、操作部15からの運転操作信号を伝達する信号線2
3が接続されている。基板ケース24は、モータ部29
の負荷側ブラケット33と、ファン部28のエアガイド
32との間の空間に位置するように配されている。基板
ケース24の前方下方部には、所望の開口面積の冷却風
流入口48と、負荷側ブラケット33側にはモータ部2
9内部に通じる冷却風排出口49が設けられ、ファン部
28から排出される排気流の通風路を基板ケース24内
に形成している。
【0045】インバータ回路部52の部品の中で複数の
FETなどのパワーデバイス25は、小型放熱フィン2
6、または放熱フィンなしで基板47上の通風路の一部
に位置するように実装されている。また、ファン部28
のケーシング30は、インペラ31とエアガイド32、
インバータ回路部52を覆い、モータ部29の負荷側ブ
ラケット33に圧入や接着などの手段で固定されてい
る。
【0046】上記構成による作用は以下の通りである。
【0047】電動送風機60が回転すると、インペラ3
1が回転し吸引力が発生し、ケーシング30前面の空気
は、吸気部19からインペラ31に流入し、インペラ3
1外周より排出される。インペラ31から排出された空
気流は、エアガイド32と、ケーシング30内面によっ
て形成される空気流路で、減速され、かつ、圧力回復さ
れながら基板ケース24の冷却風流入口48へ導かれ
る。冷却風流入口48より基板ケース24内に入った空
気流は、通風路を通り、冷却風排出口49へと向かう
が、この途中で通風路付近の発熱体を冷却しながら流れ
る。冷却風排出口49から排出された空気流は、モータ
部29の内部を通過し、排気部20からモータ部29外
へ排出されるが、このときもマグネット55、界磁巻線
41、界磁コア40など発熱部品を冷却しながら流れ
る。このとき、ファン部28から排出される排気流が、
モータ部29の発熱部品を通過する前に基板47のパワ
ーデバイス25の冷却を行うので、温度が相対的に低い
空気で、しかも大風量で冷却することができ、非常に効
率よく冷却される。したがって、放熱フィン26を小型
化、あるいは不要にすることができるので、インバータ
回路53の小型・省スペース化が実現できる。
【0048】また、ケーシング30が、モータ部29の
負荷側ブラケット33に固定され一体形成されているの
で、インバータ回路部52の基板47に、電動送風機6
0外部からのストレスが加わらないので、基板ケース2
4の信頼性が向上するとともに、電動送風機60自体の
剛性も上がり強度が増す。
【0049】(実施例3)以下に本発明の第3の実施例
を、図3を用いて説明する。なお上記第1、第2の実施
例と同一構成部分については、同一符号を付して、その
説明を省略する。
【0050】図3に示すように、電動送風機60はモー
タ部29とファン部28、インバータ回路部52の3つ
の部分によって構成される。
【0051】ファン部28のケーシング30は、インペ
ラ31から排出された空気流が、インバータ回路部52
を冷却した後、電動送風機60外部へ排出するための開
口部59が外周に設けられ、また、ケーシング30の外
周には排出された空気流がモータ部29へ流れ込まない
ため空気流を遮断する隔壁57が備えられ、ファン部2
8とモータ部29は隔離されている。
【0052】基板ケース24は、エアガイド32側には
所望の開口面積の冷却風流入口48と、外周側でケーシ
ング30の開口部59に対向する位置には冷却風排出口
49が設けられ、負荷側ブラケット33側のモータ部2
9内部に通じる方向へは、ファン部28から排出される
排気流が遮断されるようタイトされている。また、モー
タ部29には、シャフト37の一部に電動送風機60外
部より冷却風をモータ29内部へ導く自冷ファン58が
具備されている。なお、前記隔壁57は前記電動送風機
60に設けられていても、また掃除機本体2に設けられ
ていても、ファン部28とモータ部29が区画されてい
れば良い。
【0053】上記構成による作用は以下の通りである。
【0054】電動送風機60が回転すると、インペラ3
1が回転し吸引力が発生し、ケーシング30前面の空気
は、吸気部19からインペラ31に流入し、インペラ3
1外周より排出される。インペラ31から排出された空
気流は、エアガイド32と、ケーシング30内面によっ
て形成される空気流路で、減速され、かつ、圧力回復さ
れながら基板ケース24の冷却風流入口48へ導かれ
る。冷却風流入口48より基板ケース24内に入った空
気流は、通風路を通り、冷却風排出口49へと向かう
が、この途中で通風路付近の発熱体を冷却しながら流れ
る。
【0055】冷却風排出口49から排出された空気流
は、ケーシング30の外周に設けられて開口部59を経
て、電動送風機60外部へ排出される。また、電動送風
機60が回転すると、シャフト37に備えられた自冷フ
ァン58が回転し、電動送風機60外部より、モータ2
9内部を冷却するための冷却風が導かれモータ29内部
の発熱部品であるマグネット55、界磁巻線41、界磁
コア40など発熱体を冷却する。このとき、ケーシング
30前面から吸気される空気流は、ファン部28から排
出され、基板47のパワーデバイス25の冷却を行った
後、電動送風機60外部へ排出され、モータ29内部を
通過しないので、万が一、吸気にマグネット55(永久
磁石)に付着する鉄粉などの塵埃が流れ込んできても、
モータ部29のロータ45と、ステータ46のコアスレ
などの不具合が生じることを防止できる。
【0056】また、モータ29内部の発熱部品の冷却に
は、自冷ファン58によって導かれる冷却風を利用する
ことができるので、モータ29内部の温度上昇について
も、抑制できるものである。
【0057】(実施例4)以下に本発明の実施例を、図
4を用いて説明する。なお、従来例と同一構成部分につ
いては、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0058】図4に示すように、インバータ制御式の電
動送風機60はモータ部29とファン部28、インバー
タ回路部52の3つの部分によって構成される。
【0059】ファン部28のケーシング30外径とモー
タ部29の反負荷側ブラケット34外径を略同一径に設
定する。
【0060】上記構成による作用は以下の通りである。
【0061】作用については上記実施例2による作用と
同様であり、ファン部28から排出される排気流が、モ
ータ部29の発熱部品を通過する前に基板47のパワー
デバイス25の冷却を行うので、温度が相対的に低い空
気で、しかも大風量で冷却することができ、非常に効率
よく冷却される。したがって、放熱フィン26を小型
化、あるいは不要にすることができるので、インバータ
回路部52の小型・省スペース化が実現できることに加
えて、ファン部28のケーシング30外径とモータ部2
9の反負荷側ブラケット34外径を略同一径に設定する
ことにより、電動送風機60自体として、より小型化を
図ることができる。従来、ファン部28のケーシング3
0外径とモータ部29の反負荷側ブラケット34外径は
略同一径に設定し小型化を図るには、ファン部28のケ
ーシング30外径をモータ部29の反負荷側ブラケット
34外径にまで小さくする必要性があり、この場合イン
ペラ31径もケーシング34径に伴い小さくなるため、
同じ出力を求めようとすれば回転数は大幅にアップす
る。回転数のアップは整流子タイプの電動送風機では、
寿命等の信頼性低下が危惧されるため、実現性が非常に
困難であったものの、本実施例で示すようなインバータ
制御方式の電動送風機60とすることにより、寿命等の
信頼性低下の課題は解決できるため、ファン部28のケ
ーシング30外径とモータ部29の反負荷側ブラケット
34外径は略同一径に設定し小型化を図ることが可能と
なり、電気掃除機1等の本体2に組み込まれる際に、有
効にスペースを利用することができ、電気掃除機1の本
体2自体の小型化につなげることができる。
【0062】また、図5に示すように、ケーシング30
外周面に複数個の開口部59を設けることにより、特に
電気掃除機1等の本体2に組み込んだ際、ケーシング3
0外周から排出される冷却風がモータ部29外郭近傍を
通過するため、反負荷側ブラケット34外郭表面をより
効率的に冷却することができる。
【0063】また、図6に示すように、モータ部29の
外径に対しファン部28の外径が大きくなるように設定
した場合においては、前記モータ部29の外径より外周
側でファン部28のインペラ31の底面側に位置する負
荷側ブラケット33および反負荷側ブラケット34面
に、上記同様複数個の開口部59を設けることにより、
ファン部28から排出される冷却風が、より直接的に反
負荷側ブラケット34表面上を通過するため、上記ケー
シング30外周からの冷却に対して、より反負荷側ブラ
ケット34を効率的に冷却するができる。この時、負荷
側ブラケット33の形状を、前記開口部59に向かって
溝、リブ等により誘い込む形状とし、負荷側ブラケット
冷却風通路73を形成することにより、より外部へ排出
される冷却風量をアップし、冷却効果を向上させること
ができる。
【0064】また、図7に示すように、ケーシング30
のモータ部29側端面部62をモータ部29の反負荷側
ブラケット34とオーバーラップするように延設するこ
とにより冷却風通過用の空間63が形成され、ファン部
28から排出される冷却風が外部へ拡散することなく、
常に反負荷側ブラケット34外郭表面上を通過するた
め、より反負荷側ブラケット34を効率的に冷却するが
でき、図8に示すようにオーバーラップ部のケーシング
30と反負荷側ブラケット34とで形成された冷却風通
過用の空間63については、インペラ31からの冷却風
が反負荷側ブラケット34外郭面に沿って、かつ旋回し
ながら後方に排出されるようなブラケット案内翼64
を、冷却風通過用の空間63に設ければ、より効率的に
負荷側ブラケット34を冷却するとともに、冷却風が外
部へ排出されるまでの距離を長く形成できるため、イン
ペラ31で発生した高周波音等を含む騒音が外部へ排出
されるまでに減衰するため、騒音の低減も図ることがで
きる。
【0065】更に、インペラ31から発生する吹き出し
風をインバータ回路部52の冷却として利用する以外
に、モータ部29内のその他の個所で冷却用の羽根を設
けた場合について、図9、図10をもとに説明する。図
9に示すように、ロータ45の一部(ロータ45の鉄板
形状自体を利用する、もしくは樹脂などからなる別部品
を設ける等)にインバータ回路部52冷却用の冷却羽根
65を設ける。但し、図10に示すようにロータ45の
位置検出用のマグネットを、ロータ45に埋め込まれた
マグネット55ではなく、センサーマグネット66とし
て別に設けている場合においては、冷却羽根65をセン
サーマグネット66に設けても良い。このことにより、
ロータ45が回転すれば必然的にロータ45、及びセン
サーマグネット66に設けた冷却羽根65から風が発生
し、インバータ回路部52に風が当たるため、インペラ
31から発生する吹き出し風に加え、冷却羽根65で発
生した風がプラスされ、インバータ回路部52をより効
率的に冷却することが可能となる。
【0066】次に、インバータ回路部52の冷却に加
え、モータ部29内のロータ45自体の冷却効果向上方
法について図11をもとに説明する。図11に示すよう
に、ロータ45の一部にロータ冷却羽根67を設けるこ
とにより、上記同様ロータ45が回転すれば必然的にロ
ータ45に設けたロータ冷却羽根67から風が発生し、
ロータ45自体に風が当たるため、インペラ31から発
生する吹き出し風に加え、ロータ冷却羽根67で発生し
た風がプラスされ、ロータ45自体をより効率的に冷却
することが可能となる。この場合、界磁コア40に界磁
巻線41が巻線されるステータ46についても、ロータ
冷却羽根67で発生した風が当たり、より効率的に冷却
することが可能となる。
【0067】次に、モータ部29への防塵対策について
も図12をもとに説明を行う。整流子タイプ、インバー
タ制御方式等に限らず電動送風機60を電気掃除機1等
の本体2に組み込む場合においては、ファン部28及び
モータ部29内部に塵埃が侵入しないように、電動送風
機60の吸込口前面にフィルターなどを配置するのが一
般的であるものの、使用状況によっては電動送風機60
内部へ塵埃が侵入するのが市場の実態である。特に、塵
埃がロータ45とステータ46との間に存在するエアギ
ャップ68間に入り込み、スレ、ロックの原因となるこ
とが懸念され、この場合の対応として、整流子タイプの
電動送風機については、塵埃の侵入度合い、及びモータ
部29の効率のバランスから、エアギャップ68の寸法
を0.45mm〜0.7mmに設定してきた経過があ
り、上記のようなインバータ制御方式の電動送風機60
についても、整流子タイプの電動送風機同様に、エアギ
ャップ68の寸法を0.45〜0.7mmに設定する。
これにより、ロータ45への塵埃付着によるスレ、ロッ
クの防止と、効率の確保を図ることができる。加えて、
前記防塵対策を更に強化するためには、モータ部29の
内部より風上側(負荷側)に防塵用フィルター70を設
けることにより、モータ部29内部への防塵の侵入を防
止することができる。
【0068】(実施例5)以下に本発明の第5の実施例
を、図13を用いて説明する。なお従来例と同一構成部
分については、同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0069】図13に示すように、電気掃除機1の本体
2は、前部に塵埃を捕集する集塵室4を、後部に電動送
風機60とを配している。本体2の集塵室4前部には、
ホース5、延長管6、吸込具7が接続される。
【0070】上記構成による作用は以下の通りである。
【0071】上記実施例からも明らかなように、本発明
の電動送風機60は小型で、信頼性が高い電動送風機6
0であり、従って小型で使用性の高い電気掃除機1が実
現できる。特に充電式の場合には、コードリール14が
不要であり、本発明の電動送風機60を搭載した時、使
用性が著しく向上する。
【0072】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
ステータと自在に回転するロータを備えたモータ部と、
前記ロータの出力軸に備えられたインペラと、前記イン
ペラを覆うケーシングからなるファン部を備え、前記モ
ータ部と前記インペラの間にモータ部の電力制御を行う
回路部を設けたもので、回路部の発熱部品を効率よく冷
却し、かつ、回路部を小型化することができる。
【0073】本発明の請求項2記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明において、モータ部の電力制御を
行う回路部が、インバータ回路部であるもので、インバ
ータ回路部の多数の発熱部品を省スペースで効率よく冷
却し、インバータ回路部を小型化することができる。
【0074】本発明の請求項3記載の発明によれば、上
記請求項1または2記載の発明において、モータ部の外
径に対しファン部の外径が大きくなるように設定し、前
記モータ部の外径より外周側でインペラの底面側のモー
タ部の外郭を構成するブラケットに少なくとも1つ以上
の開口部を設けたもので、ブラケットを効率的に冷却す
るができる。
【0075】本発明の請求項4記載の発明によれば、上
記請求項3記載の発明において、インペラからの吹き出
し風が反負荷側ブラケット外周方向に導かれるように形
成した冷却風通路を負荷側ブラケットに設けたもので、
負荷側ブラケット外周から排出される冷却風の風量が向
上するため、効率的に負荷側ブラケットを冷却するがで
きる。
【0076】本発明の請求項5記載の発明によれば、上
記請求項3または4記載の発明において、ケーシングの
モータ部側端面部を反負荷側ブラケットとオーバーラッ
プするように延設したもので、反負荷側ブラケット外周
から排出される冷却風は外周方向へ拡散せずに、常に負
荷側ブラケット外郭近傍を通過するため、より効率的に
負荷側ブラケットを冷却するができる。
【0077】本発明の請求項6記載の発明によれば、上
記請求項5記載の発明において、インペラからの吹き出
し風が反負荷側ブラケット外側面に沿って、かつ旋回し
ながら後方に排出されるような案内翼を、反負荷側ブラ
ケットの外郭面に設けたもので、より効率的に負荷側ブ
ラケットを冷却するとともに、騒音の低減も図ることが
できる。
【0078】本発明の請求項7記載の発明によれば、上
記請求項2記載の発明において、モータ部の外径とファ
ン部の外径を略同一径としたもので、電動送風機自体の
小型化、特に製品組み込み時において電動送風機近傍の
部品配置をより有効に利用することができる。
【0079】本発明の請求項8記載の発明によれば、上
記請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、
ケーシング外周面に少なくとも1つ以上の開口部を設け
たもので、特に製品に組み込んだ際、ケーシング外周か
ら排出される冷却風がモータ部外郭近傍を通過し、負荷
側ブラケットを効率的に冷却するができる。
【0080】本発明の請求項9記載の発明によれば、上
記請求項8記載の発明において、モータ部をファン部の
排気部分と隔離し区画したもので、ファン部に吸い込ま
れる微小の鉄粉などの磁性体の塵埃が、ロータの永久磁
石に吸着されロータの回転負荷の上昇が防止できるの
で、故障がなく信頼性が高い小型の電気掃除機用電動送
風機を提供することができる。
【0081】本発明の請求項10記載の発明によれば、
上記請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明におい
て、ファン部のケーシングをモータ部の筐体であるブラ
ケットに固定し、モータ部と一体構成としたもので、フ
ァン部とモータ部の間に狭持される回路部を含めた剛性
が高くなるので、強度が高い小型の電気掃除機用電動送
風機を提供することができる。
【0082】本発明の請求項11記載の発明によれば、
上記請求項1〜10のいずれか1項に記載の発明におい
て、ロータの一部に回路部冷却用の羽根を設けたもの
で、インバータ回路部もより効率的に冷却するができ
る。
【0083】本発明の請求項12記載の発明によれば、
上記請求項11記載の発明において、回路部冷却用の羽
根をロータのセンサーマグネット部に設けたもので、上
記請求項8同様に、インバータ回路部もより効率的に冷
却するができる。
【0084】本発明の請求項13記載の発明によれば、
上記請求項1〜12のいずれか1項に記載の発明におい
て、ロータに冷却用ファンを備えたもので、ファン部か
らの排気流によるモータ部の冷却がなくても、モータ部
の内部の温度上昇を抑制することができる。
【0085】本発明の請求項14記載の発明によれば、
上記請求項2〜13のいずれか1項に記載の発明におい
て、ロータとステータのエアギャップを0.45mm〜
0.7mmに設定したもので、ロータへの塵埃付着によ
るスレ、ロックの防止と、効率の確保を図ることができ
る。
【0086】本発明の請求項15記載の発明によれば、
上記請求項1〜14のいずれか1項に記載の発明におい
て、モータ部より吸気側に防塵用のフィルターを設けた
もので、上記請求項14同様に、ロータへの塵埃付着に
よるスレ、ロックの防止を図ることができる。
【0087】本発明の請求項16記載の発明によれば、
塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように
接続される吸気部と、請求項1〜15のいずれか1項記
載の電動送風機とを備えた構成を有するもので、小型の
電動送風機を搭載するので、小型で使用性が向上した電
気掃除機を提供することができる。
【0088】本発明の請求項17記載の発明によれば、
上記請求項16記載の発明において、直流電源において
も使用可能な電気掃除機で、使用時、コードリールが不
要で著しく使用性の高い電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電動送風機の一部
破断側面図
【図2】本発明の第2の実施例を示す電動送風機の一部
破断側面図
【図3】本発明の第3の実施例を示す電動送風機の一部
破断側面図
【図4】本発明の第4の実施例を示す電動送風機の一部
破断側面図
【図5】同電動送風機のケーシングへ開口部追加時の一
部破断側面図
【図6】同電動送風機のブラケットへ開口部追加時の一
部破断側面図
【図7】同電動送風機のケーシングオーバーラップ時の
一部破断側面図
【図8】同電動送風機の案内翼取り付け時の一部破断側
面図
【図9】同電動送風機のロータへの冷却羽根取り付け時
の一部破断側面図
【図10】同電動送風機のセンサーマグネットへの冷却
羽根取り付け時の一部破断側面図
【図11】同電動送風機のロータ冷却用の冷却羽根取り
付け時の一部破断側面図
【図12】同電動送風機の防塵対策時の一部破断側面図
【図13】本発明の第5の実施例を示す電気掃除機の断
面図
【図14】従来の電気掃除機の断面図
【図15】同電気掃除機に内蔵された電動送風機の一部
破断側面図
【符号の説明】
1 電気掃除機 4 集塵室 19 吸気部 21 回路部 28 ファン部 29 モータ部 30 ケーシング 31 インペラ 33 負荷側ブラケット 34 反負荷側ブラケット 45 ロータ 46 ステータ 52 インバータ回路部 59 開口部 60 電動送風機 62 端面部 64 ブラケット案内翼 65 冷却羽根 66 センサーマグネット 67 ロータ冷却羽根 70 防塵用フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 9/06 H02K 9/06 C // F04D 29/58 F04D 29/58 J (72)発明者 徳田 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村田 吉隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西村 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 FA01 FA02 FA03 3B057 AA02 AA12 AA13 AA22 AA23 BA09 DA02 DE02 DE06 3H034 AA02 AA13 BB02 BB06 BB20 CC03 DD06 DD10 EE03 EE12 5H609 BB01 BB06 BB15 BB18 PP02 PP06 PP07 PP08 PP09 PP13 PP16 QQ02 QQ12 RR03 RR07 RR16 RR24 RR27 RR32 RR39 RR40 RR42 RR67 RR73 SS03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと自在に回転するロータを備え
    たモータ部と、前記ロータの出力軸に備えられたインペ
    ラと、前記インペラを覆うケーシングからなるファン部
    を備え、前記モータ部と前記インペラの間にモータ部の
    電力制御を行う回路部を備えた電動送風機。
  2. 【請求項2】 モータ部の電力制御を行う回路部が、イ
    ンバータ回路部である請求項1記載の電動送風機。
  3. 【請求項3】 モータ部の外径に対しファン部の外径が
    大きくなるように設定し、前記モータ部の外径より外周
    側でインペラの底面側のブラケットに少なくとも1つ以
    上の開口部を設けた請求項1または2記載の電動送風
    機。
  4. 【請求項4】 インペラからの吹き出し風が反負荷側ブ
    ラケット外周方向に導かれるように形成した冷却風通路
    を負荷側ブラケットに設けた請求項3記載の電動送風
    機。
  5. 【請求項5】 ケーシングのモータ部側端面部を反負荷
    側ブラケットとオーバーラップするように延設した請求
    項3または4記載の電動送風機。
  6. 【請求項6】 インペラからの吹き出し風が反負荷側ブ
    ラケット外側面に沿って、かつ旋回しながら後方に排出
    されるような案内翼を、反負荷側ブラケットの外郭面に
    設けた請求項5記載の電動送風機。
  7. 【請求項7】 モータ部の外径とファン部の外径を略同
    一径とした請求項2記載の電動送風機。
  8. 【請求項8】 ケーシング外周面に少なくとも1つ以上
    の開口部を設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    電動送風機。
  9. 【請求項9】 モータ部をファン部の排気部分と隔離し
    区画した請求項8記載の電動送風機。
  10. 【請求項10】 ファン部のケーシングをモータ部の筐
    体であるブラケットに固定し、モータ部と一体構成とし
    た請求項1〜9のいずれか1項に記載の電動送風機。
  11. 【請求項11】 ロータの一部に回路部冷却用の羽根を
    設けた請求項1〜10のいずれか1項に記載の電動送風
    機。
  12. 【請求項12】 回路部冷却用の羽根をロータのセンサ
    ーマグネット部に設けた請求項11記載の電動送風機。
  13. 【請求項13】 ロータに冷却用ファンを備えた請求項
    1〜12のいずれか1項に記載の電動送風機。
  14. 【請求項14】 ロータとステータのエアギャップを
    0.45mm〜0.7mmに設定した請求項2〜13の
    いずれか1項に記載の電動送風機。
  15. 【請求項15】 モータ部より吸気側に防塵用のフィル
    ターを設けた請求項1〜14のいずれか1項に記載の電
    動送風機。
  16. 【請求項16】 塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室
    に連通するように接続される吸気部と、請求項1〜15
    のいずれか1項記載の電動送風機を備えた電気掃除機。
  17. 【請求項17】 直流電源においても使用可能な請求項
    16記載の電気掃除機。
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