JP3253693B2 - テレライティング装置 - Google Patents

テレライティング装置

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JP3253693B2
JP3253693B2 JP23399092A JP23399092A JP3253693B2 JP 3253693 B2 JP3253693 B2 JP 3253693B2 JP 23399092 A JP23399092 A JP 23399092A JP 23399092 A JP23399092 A JP 23399092A JP 3253693 B2 JP3253693 B2 JP 3253693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレライティング装置に
関し、特に音声通話を行いながらテレライティングデー
タをやりとりする、例えばマルチメディア通話会議端末
などのテレライティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サービス総合ディジタル網(IS
DN:Integrated Services DigitalNetwork )が普及
するにつれ、それに接続される種々のデジタル通信端末
が広く要望されている。その中の1つとして、例えば、
動画あるいは静止画に加えて音声を扱うマルチメディア
通信会議システム等が普及しつつある。このマルチメデ
ィア通信会議システムは、会議参加者同士が会議中に共
通の会議資料を見ながら討議を行い、その資料に対する
書き込み機能を有する端末としてテレライティング装置
が存在する。
【0003】従来のテレライティング装置を使用する場
合は、相互に電話で通話しながら同一のドキュメントに
対して、テレライティングを行い、互いに情報交換す
る。この時、ISDN回線には、音声データとテレライ
ティングデータの2つのデータが必要となる。もちろ
ん、ISDNにおける2つのBチャネルを接続して、音
声データとテレライティングデータとを別々にやり取り
することもできるが、通常はCCITT勧告のH.22
1により1つのBチャネル(64kbit/sec)の
うちのいくつかが固定的に割り当てられ、残りが音声デ
ータに割り当てられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のテ
レライティング装置にあっては、1つのBチャネルを使
って音声データとテレライティングデータとを割り当て
て通信を行っていたので、テレライティングデータの情
報量が多くなるに従って音声データとの同期がとれなく
なるという問題があった。すなわち、話しながら同時に
資料の書き込みを行ったとしても、実際には音声からか
なり送れてライティング情報が受信側に届くことが起こ
り得ることを示しており、資料を説明する上で非常に具
合が悪かった。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、テレライティングにより資料の書き込み
情報をやり取りしながら通話する際に、書き込み情報を
送受信するタイミングと通話のタイミングとの同期がと
れてスムーズな討議が行うことができるテレライティン
グ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
CCITT勧告のH.221に準拠して1つのデータチ
ャネルにテレライティングデータと音声データとを割り
当てて通信を行い、相手方端末との間でテレライティン
グ画像を見ながら通話するテレライティング装置におい
て、ISDN回線と接続されるレイヤ1の物理層に相当
するインターフェース部と、レイヤ2のデータリンク層
に相当するLAPBとの間に設けられたデータフレーム
のビットレートの割り当てを行うビットレート割当手段
と、該ビットレート割当手段とLAPBとの間に設けら
れ、前記音声データと前記テレライティングデータとの
同期をとるようにテレライティングデータを遅延させる
テレライティングデータ遅延手段と、を設けたことを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のテ
レライティング装置において、前記ビットレート割当手
段が、データフレームに対する音声データとテレライテ
ィングデータとの割り当て量を変えるようにしたことを
特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項2記載のテ
レライティング装置において、前記ビットレート割当手
段と前記LAPBとの間に設けられ、前記音声データを
遅延させる音声データ遅延手段と、該音声データ遅延手
段のデータの蓄積状況を示すポインタAと、前記テレラ
イティングデータ遅延手段のデータの蓄積状況を示すポ
インタBとが設けられ、データの蓄積状況に基づいて、
前記ビットレート割当手段でデータフレームに対する音
声データとテレライティングデータとの割り当てを、前
記ポインタAが示す音声データ遅延手段のデータの蓄積
量が前記ポインタBが示すテレライティングデータ遅延
手段のデータの蓄積量より大きいとき音声データの割り
当て量を減少し、前記ポインタAが示す音声データ遅延
手段のデータの蓄積量が前記ポインタBが示すテレライ
ティングデータ遅延手段のデータの蓄積量以下のとき音
声データの割り当て量を増加するように、切り換えるよ
うにしたことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、図3に示すように、
テレライティング装置の通信制御部におけるインターフ
ェース部(Sインターフェース33)とLAPB37と
の間に1つのデータチャネルのビットレートを割り当て
るビットレート割当手段(H.221のハードウェア3
5)が設けられ、H.221のハードウェア35とLA
PB37の間に遅延回路36を設けたことにより、音声
データの出力状況に同期するようにテレライティングデ
ータを遅延させることができる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1でテレ
ライティングデータを遅延させた結果、遅延回路36に
テレライティングデータが蓄積される状況下において
は、H.221のハードウェア35でデータフレームに
対する音声データとテレライティングデータとの割り当
て量を変えることにより、遅延回路36にデータが溜ま
り過ぎる状況を回避して両者を同期させることができ
る。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項2におけ
るデータフレームに対する音声データとテレライティン
グデータとの割り当てを遅延回路36のデータの蓄積状
況に応じて自動的に設定するようにしたため、ユーザが
割り当て量を設定する手間を省くことができる
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係るテレライティング
装置およびその周辺機器との接続例を示す外観図であ
る。まず、構成を説明する図1に示されるように、本実
施例のテレライティング装置1には、会議資料等を画像
表示する液晶表示部(LCD)2が設けられている。そ
して、そのLCD2上には、タッチペン(TP)3で手
書き入力したデータを取り込んで、LCD2上に表示さ
れた画像に加筆・修正を行うタッチパネル4が取り付け
られている。また、このテレライティング装置1には、
ハンドセット5が備えられており、通信相手と音声によ
る通話を行うことができる。音声通話は、このハンドセ
ット5以外に、テレライティング装置1の本体に設けら
れたハンドフリー用のマイク6およびスピーカ7を使っ
て行うこともできる。
【0013】上記テレライティング装置1には、ジャッ
クを介してユーザがデータをキー入力するキーボード8
を接続することもできる。また、上記テレライティング
装置1のインターフェースコネクタ9には、ISDN回
線10が接続されており、テレライティング装置の描画
情報がISDNネットワーク11を介して通信中の他の
テレライティング端末12a,12b,12cにそれぞ
れ転送されて、同一の画情報が表示される。
【0014】さらに,インターフェースコネクタ9に
は、イメージ情報を読み込むためのスキャナ13、画像
データを印字出力するためのレーザープリンタ14、あ
るいはパーソナルコンピュータ(PC)15が接続され
てテレライティング装置のデータの入出力が行われる。
図2は図1に示すテレライティング装置のシステムブロ
ック図である。
【0015】図2に示すように、CPU(Central Proc
essing Unit)16は、ROM(ReadOnly Memory)17に
書き込まれたプログラムに従って、テレライティング装
置全体のシステムを制御する。DMA(Direct Memory A
ccess)コントローラ18は、DMA転送モードにおける
画情報の転送動作を制御する。
【0016】RAM(Random Access Memory)19は、C
PU16の動作に必要なワークエリアやデータを記憶す
る。音声コーデック(CODEC)20は、ISDN回
線を通して受信したデジタル音声信号を復号化してアナ
ログ音声信号に変換し、アナログ音声信号を符号化して
デジタル音声信号として送信したりする。この音声コー
デック20は、図2ではハンドセット5に接続されてい
るが、図1のハンドフリー用のマイク6およびスピーカ
7にも切替可能に接続されている。
【0017】プリンタインターフェース21は、レーザ
ープリンタ14とシステムバスとを接続して、入力され
る印字データに基づいて印字記録が行われる。スキャナ
インターフェース22は、スキャナ13とシステムバス
とを接続して、スキャナ13で読み込まれた原稿データ
をシステムバスに送出する。ハードディスク23は、原
稿データ等を蓄積する。
【0018】タイマ24は、現在時刻の管理を行うもの
である。割り込みコントローラ25は、CPU16の割
り込み制御を行う。通信制御部26は、ISDN回線と
のSインターフェースを持つNCU(網制御部)27を
介して所定の伝送制御手順に従ってテレライティングデ
ータを含む画像データの伝送を実行する。
【0019】コーデック(CODEC)28は、送信す
る画情報を所定の方式で符号化してその情報量を圧縮す
ると共に、受信時に符号化されている画情報を復号化し
て元の画情報に復元する。グラフィックコントローラ2
9は、ビデオラム(VIDEO RAM)30に蓄積す
るグラフィックデータの制御を行うものである。
【0020】液晶表示部/タッチペン(LCD/TP)
コントローラ31は、LCD2やタッチペン3が接続さ
れ、LCD2に表示される画像データに対してタッチペ
ン3で加筆・修正する際の画像データの変更を制御す
る。システムバス32は、上記各部間でやり取りされる
データの信号ラインである。
【0021】次に、図3は図2に示すNCUおよび通信
制御部のハードウェア構成図である。図3に示すよう
に、ISDN回線を流れるデータは16kbit/se
cで構成されるDチャネルと、64kbit/secか
ら構成されるBチャネルとがある。
【0022】そして、Sインターフェース(S I/
F)33は、ISDN回線とのインターフェースを持つ
ものであって、Dチャネルのデータは、フレーム化を行
うLAPD34に送られて呼制御のプロトコルがなされ
る。また、Bチャネルのデータは、H.221のハード
ウェア35に送られて、フレームの同期をとると共に、
音声データとテレライティングデータとのビットレート
の割り当てが行われる。
【0023】本発明のテレライティング装置における特
徴的な構成は、上記H.221のハードウェア35とL
APB37との間にテレライティングデータを所定時間
だけ遅延させる遅延回路36が設けられた点に特徴があ
る。そこで、データフレーム中に割り当てられたテレラ
イティングデータは、上記遅延回路36を通ってLAP
B37に送られる。なお、図3中の遅延回路38および
LAPB39は、ISDNの2つあるBチャネルを使っ
た場合に用いるハードウェア構成であり、本実施例で
は、1つのBチャネルしか使わないので、ここでは接続
されていない。
【0024】また、本実施例では、上記H.221のハ
ードウェア35と音声コーデック20との間にも遅延回
路40が設けられており、音声に割り当てられたデータ
が遅延回路40を通り、上記テレライティングデータ
合わせて同期するように音声データを遅延させることも
できる。そして、音声コーデック20によりアナログデ
ータに変換されてハンドセット5あるいはハンドフリー
用のスピーカ7から音声が聞こえる。ハンドフリー用の
マイク6から入力したアナログデータは、逆に音声コー
デック20によりデジタルデータに変換される。
【0025】上記遅延回路36,38,40は、本実施
例では単純なFIFO(Fast In Fast Out) メモリによ
り構成されている。次に、図4は図3のH.221のハ
ードウェアから出力される56kbit/secのフレ
ーム構成図である。図4に示すフレーム構成とし場合
は、音声データが1から560までのビット1からビッ
ト7までに割り当てられ、サービスチャネルであるビッ
ト8は、1から8オクテットまでがFAS(Frame Alig
nment Signal)と呼ばれるフレーム同期信号が配置さ
れ、9から16オクテットまでがBAS(Bit-rate Allo
cationSignal)と呼ばれるビットレート割当信号が配置
される。17から80オクテットまでがサブチャネルで
あり、テレライティングデータはこのサブチャネルに割
り当てられることになる。
【0026】また、図5は図3のH.221のハードウ
ェアから出力される14.4kbit/secのフレー
ム構成図である。図5に示すフレーム構成とし場合
は、1から144までのビットがテレライティングデー
タに割り当てられており、その他のビット1からビット
6までの48kbit/secが音声データに割り当て
られている。
【0027】そこで、上記した図と図のフレーム構
成を比較した場合は、図よりも図の方が音声データ
量が少なくなるため音質は悪くなるが、より多くのテレ
ライティングデータを転送することができるようにな
る。ここでいうテレライティングデータとは、主にタッ
チパネルのX座標とY座標の座標情報を送っているが、
自由曲線などは時間単位のデータが多ければ多いほどよ
り細密なデータを相手に伝えることができる。
【0028】本実施例のテレライティング装置は以上の
ように構成されている。次に、作用を説明する。請求項
1記載の発明に係る実施例では、図3に示したように、
少なくともH.221のハードウェア35とLAPB3
7との間に所定時間だけテレライティングデータ出力を
遅らせる遅延回路36が設けられている。このため、音
声データよりもテレライティングデータの方が先に届い
て、両者のタイミングがとれない場合は、テレライティ
ングデータを遅延させて音声データとの同期をとるよう
にしたものである。本実施例では、H.221のハード
ウェア35と音声コーデック20との間にも遅延回路4
0が設けられている。
【0029】そこで、図6は遅延回路の動作を説明する
図であり、(a)は音声データ側の遅延回路40であ
り、(b)はテレライティングデータ側の遅延回路36
である。図6に示すように、H.221のハードウェア
35より受信したそれぞれのデータ(音声データ・テレ
ライティングデータ)は各データバッファ41,42に
蓄積される。そして、各データバッファ41,42内に
蓄積され、処理されていないデータは、音声データの場
合、ポインタAで示す位置より右の2つのデータであ
、テレライティングデータの場合、ポインタBで示す
位置より右の3つのデータである。この図では、ポイン
タAのほうがポインタBよりも大きく、テレライティン
グデータの処理が音声データと比較して間に合っていな
い状態である。ここで、図6(a)のスイッチAを切る
と音声データの処理遅延が生じる。また、図6(b)
のスイッチBを切るとテレライティングデータの処理
遅延が生じる。このため、スイッチAおよびBをポイン
タの値が所定値よりも小さくなる(データバッファに多
くのデータが蓄積される)とスイッチをオンにすること
によって、各遅延回路36,40内のデータバッファ4
1,42のデータを処理して、ポインタ値を大きくし、
音声データとテレライティングデータとの同期をとるよ
うにしたものである。
【0030】次に、請求項2記載の発明に係る実施例で
は、1つのBチャネルを使って音声データとテレライテ
ィングデータとを送る際に、データフレームの音声デー
タとテレライティングデータの割り当てデータ量を変え
るようにすることにより、音声データだけの通信時、
音声データとテレライティングデータの通信時、
の場合で、テレライティングデータ量の割合が多い通信
時などのように、各種通信状況に応じて、音声データと
テレライティングデータの通信能力を適宜変えることが
できる。
【0031】図7は請求項2記載の発明に係るテレライ
ティング装置のデータフレームのデータ割り当て量の切
り換え動作を説明するフローチャートである。まず、図
7に示すように、Dチャネルにより呼設定を行った後
(ステップ100)、56kbit/secのデータを
音声に割り当てる図4に示すようなデータフレームを選
択する(ステップ101)。そして、その後会話を行う
ことにより(ステップ102)、これからテレライティ
ング通信をはじめることをお互い確認し合ってテレライ
ティングプロトコルを開始する(ステップ103)。
【0032】ここで、通信中にユーザの設定によりテレ
ライティングデータの詳細モードを選択すると(ステッ
プ104)、図5に示すようなテレライティングデータ
量の割合の多いデータフレームが割り当てられ、音声デ
ータは56kbit/secから48kbit/sec
に変更される(ステップ105)。また、通信中に詳細
モードを継続させるか否かが判断され(ステップ10
6)、詳細モードで通信を続けるならば上記割り当てが
通信終了まで維持される(ステップ107)。
【0033】また、ステップ106で詳細モードが必要
でない場合は、ステップ108に移行して、音声データ
が56kbit/secで割り当てられる元の図4に示
すデータフレームに変更する。そして、そのモードでの
通信中に詳細モードにするか否かが定期的に判断され
(ステップ109)、詳細モードにするならば上記ステ
ップ105に戻り、通常モードであれば音声データが5
6kbit/secで割り当てられる状態が通信終了ま
で維持される(ステップ110)。
【0034】図8は図7のデータフレームのデータ割り
当て量の切り換え手順を示すシーケンスチャートであ
る。図8に示すように、Dチャネルの呼設定の確立後、
CCITT勧告のH.221におけるマルチフレームの
同期を確認し、能力BASのやりとりが終わった後、ま
ず56kbit/secで接続される。変更の必要が生
じた場合はテレライティングのデータを一時オフし、
ータ速度の切り換えを行ったことを通知して、お互いの
同期をとるようにする。
【0035】このように、本実施例では、ユーザが通信
状況に応じて一定容量のデータフレームの音声データと
テレライティングデータの割り当て設定を変える。例え
ば、図3に示す遅延回路36のデータバッファ42にテ
レライティングデータが溜まり過ぎる場合は、音声デー
タが48kbit/secでテレライティングデータ量
の多い図5のデータフレームを割り当てて処理する。こ
れでもテレライティングデータが溜まる場合は、図示し
ない音声データを16kbit/secとしたデータフ
レームを割り当てて、溜まっているテレライティングデ
ータを処理することも可能である。
【0036】上記実施例では、データフレームの割り当
て変更をユーザがマニュアル操作で行っていたが、請求
項3記載の発明に係る実施例では、これを自動化したも
のである。図9は請求項3記載の発明に係るテレライテ
ィング装置の動作を示すフローチャートである。図9の
ステップ200〜ステップ203までの動作は、図7の
ステップ100〜ステップ103までの動作と同じであ
るので説明を省略する。
【0037】図9に示すテレライティングプロトコル開
始した後(ステップ203)、図6に示すように、同図
(a)の音声データが通る遅延回路40のデータバッフ
ァ41のポインタをポインタA、同図(b)のテレライ
ティングデータの通る遅延回路36のデータバッファ4
2のポインタをポインタBとする。そして、テレライテ
ィングサービスと音声サービスとを同時に行っているモ
ードの場合は、ポインタAがポインタBより大きいかど
うかが判断される(ステップ204)。この時、ポイン
タAがポインタBより大きい場合(すなわち、テレライ
ティングデータの処理が遅れ、データバッファ42に多
くのデータが蓄積されている場合)ならば、図2に示す
タイマ24をスタートさせる(ステップ205)。タイ
マ24の値をTとするとタイムアウトになるまでステッ
プ204に戻って“ポインタA>ポインタB”の式が真
であるならば、音声データを48kbit/secにな
るように切り換えるようにする。
【0038】また、上記と逆の場合は、音声データを再
び56kbit/secになるように切り換える。この
ようにすることにより自動切り換えを実現することがで
きる。このように本実施例は、一定容量のデータフレー
ムにおける音声データとテレライティングデータとの割
り当て量の設定を変えるようにしたものである。 なお、
上述した例では"ポインタA>ポインタB"の式が真であ
るとき、音声データの割当量を56kbit/secか
ら48kbit/secに減少しているが、これらの5
6kbit/secという初期の値、48kbit/s
ecという変更後の値は例示である。よって、これらの
数値に限定するものではなく、初期の値をこれと異なる
値とすることも可能であり、さらに低い値に音声データ
の割当量を変更(すなわち減少)しても良いことは言う
までもない。次に、本実施例では、図8の切り換え手順
のシーケンスチャートに示されるように、データ速度を
切り換える場合は、テレライティングデータの出力を一
旦オフした状態で行うようにしたものである。
【0039】これにより、本実施例では、誤ったデータ
を送受してしまい、異なった画像をお互いのユーザ間で
見るといった不具合を防止することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、図3に示
すように、テレライティング装置の通信制御部における
インターフェース部(Sインターフェース33)とLA
PB37との間に1つのデータチャネルのビットレート
を割り当てるビットレート割当手段(H.221のハー
ドウェア35)が設けられ、H.221のハードウェア
35とLAPB37の間に遅延回路36を設けたので、
音声データの出力状況に同期するようにテレライティン
グデータを遅延させることができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1で
テレライティングデータを遅延させた結果、遅延回路3
6にテレライティングデータが蓄積される状況下におい
ては、H.221のハードウェア35でデータフレーム
に対する音声データとテレライティングデータとの割り
当て量を変えるようにしたので、遅延回路にデータが溜
まる状況を回避することができ、両者の同期をとること
ができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、請求項2に
おけるデータフレームに対する音声データとテレライテ
ィングデータとの割り当てを遅延回路36のデータの蓄
積状況に応じて自動的に設定するようにしたので、ユー
ザのデータ割当を設定する手間を省くことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテレライティング装置
およびその周辺機器との接続例を示す外観図である。
【図2】図1に示すテレライティング装置のシステムブ
ロック図である。
【図3】図2に示すNCUおよび通信制御のハードウェ
ア構成図である。
【図4】図3のH.221のハードウェアから出力され
る56kbit/secのフレーム構成図である。
【図5】図3のH.221のハードウェアから出力され
る14.4kbit/secのフレーム構成図である。
【図6】遅延回路の動作を説明する図である。
【図7】請求項2記載の発明に係るテレライティング装
置のデータフレームのデータ割り当て量の切り換え動作
を説明するフローチャートである。
【図8】図7のデータフレームのデータ割り当て量の切
り換え手順を示すシーケンスチャートである。
【図9】請求項3記載の発明に係るテレライティング装
置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 テレライティング装置 2 LCD 3 タッチペン 4 タッチパネル 5 ハンドセット 6 マイク 7 スピーカ 16 CPU 17 ROM 19 RAM 20 音声コーデック 26 通信制御部 27 NCU 29 グラフィックコントローラ 30 ビデオラム 31 液晶表示部/タッチペンコントローラ 33 Sインターフェース 35 H.221のハードウェア 36,38,40 遅延回路 37,39 LAPB 41,42 データバッファ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CCITT勧告のH.221に準拠して1
    つのデータチャネルにテレライティングデータと音声デ
    ータとを割り当てて通信を行い、相手方端末との間でテ
    レライティング画像を見ながら通話するテレライティン
    グ装置において、 ISDN回線と接続されるレイヤ1の物理層に相当する
    インターフェース部と、レイヤ2のデータリンク層に相
    当するLAPBとの間に設けられたデータフレームのビ
    ットレートの割り当てを行うビットレート割当手段と、 該ビットレート割当手段とLAPBとの間に設けられ、
    前記音声データと前記テレライティングデータとの同期
    をとるようにテレライティングデータを遅延させるテレ
    ライティングデータ遅延手段と、 を設けたことを特徴とするテレライティング装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテレライティング装置にお
    いて、 前記ビットレート割当手段が、 データフレームに対する音声データとテレライティング
    データとの割り当て量を変えるようにしたことを特徴と
    するテレライティング装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のテレライティング装置にお
    いて、 前記ビットレート割当手段と前記LAPBとの間に設け
    られ、前記音声データを遅延させる音声データ遅延手段
    と、 該音声データ遅延手段のデータの蓄積状況を示すポイン
    タAと、 前記テレライティングデータ遅延手段のデータの蓄積状
    況を示すポインタBとが設けられ、 データの蓄積状況に基づいて、前記ビットレート割当手
    段でデータフレームに対する音声データとテレライティ
    ングデータとの割り当て量を、前記ポインタAが示す音
    声データ遅延手段のデータの蓄積量が前記ポインタBが
    示すテレライティングデータ遅延手段のデータの蓄積量
    より大きいとき音声データの割り当て量を減少し、前記
    ポインタAが示す音声データ遅延手段のデータの蓄積量
    が前記ポインタBが示すテレライティングデータ遅延手
    段のデータの蓄積量以下のとき音声データの割り当て量
    を増加するように、切り換えるようにしたことを特徴と
    するテレライティング装置。
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