JPH07221964A - マルチメディア通信制御装置 - Google Patents

マルチメディア通信制御装置

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JPH07221964A
JPH07221964A JP6028884A JP2888494A JPH07221964A JP H07221964 A JPH07221964 A JP H07221964A JP 6028884 A JP6028884 A JP 6028884A JP 2888494 A JP2888494 A JP 2888494A JP H07221964 A JPH07221964 A JP H07221964A
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Tadashi Hagyuda
忠 萩生田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信端末装置の蓄積メディアの空き容量が少
ない場合であっても、蓄積メディアに通信データを蓄積
することを前提としてデータ通信の行なえるマルチメデ
ィア通信制御装置を提供する。 【構成】 マルチメディア通信制御装置における送信端
末装置、受信端末装置のそれぞれにはデータを蓄積する
データ蓄積部15を有する。送信端末装置はデータ蓄積
部15に蓄積されている送信予定のデータ量が受信端末
装置のデータ蓄積部15の空き容量を越えているときに
はデータを送信する代わりに、自端末のポーリング情報
およびアクセス情報を送信する。受信端末装置はポーリ
ング情報により指定された送信端末装置に発呼を行な
い、アクセス情報により指定されたデータのポーリング
を行なうことでデータ蓄積部15にデータを蓄積するこ
となく、データのアクセスが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチメディア通信制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の著しい通信技術の発展により、テ
キスト、音声、グラフィックス、アニメーション、動画
像などのマルチメディアが通信データとして扱われるよ
うになり、通信データの容量は飛躍的に増加している。
【0003】従来の通信制御装置では、留守番電話やフ
ァクシミリ装置のメモリ代行受信のように、受信された
データは蓄積メディアに一旦蓄積され、使用者が必要に
応じて蓄積メディアからデータを取り出すといった操作
を行なうようにされている。このようなデータ通信の方
法は電子メール、ビデオメールにおいても蓄積メディア
に一旦蓄積されることを前提として盛んに行なわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信デ
ータの容量を増加させる原因となるマルチメディア化が
進むにつれ、蓄積メディアに一旦蓄積することを前提と
してデータ通信を行なう通信制御装置において、送信端
末装置が送信するデータの容量が受信端末装置の蓄積メ
ディアの空き容量を越えてデータを受信できなくなるこ
とがしばしば発生していた。また、蓄積メディアの空き
容量を増加させるためにハードディスクを増設すること
により部品点数およびコストの増加を招いていた。
【0005】そこで、本発明は受信端末装置の蓄積メデ
ィアの空き容量が少ない場合であっても、蓄積メディア
に通信データを蓄積することを前提としてデータ通信の
行なえるマルチメディア通信制御装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るマメチメディア通信制御装
置は、マルチメディアデータ通信を行なうための送信端
末装置および受信端末装置を備えたマルチメディア通信
制御装置において、前記送信端末装置は、複数メディア
のデータを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積され
ている前記データを送信するデータ送信手段と、該デー
タ送信手段によって前記データを送信する前に、当該送
信端末装置の前記蓄積手段に蓄積されているデータにア
クセスするためのアクセス情報を送信する情報送信手段
とを備え、前記受信端末装置は、データを蓄積する受信
データ蓄積手段と、前記アクセス情報を受信する情報受
信手段と、該受信されたアクセス情報に対応するデータ
を送信端末装置から受信するデータ受信手段とを備え
る。
【0007】請求項2に係るマルチメディア通信制御装
置は、前記受信端末装置は、前記受信データ蓄積手段に
蓄積されたデータの空き容量を検出する空き容量検出手
段を備え、前記送信端末装置は、前記蓄積手段に蓄積さ
れている送信予定のデータ量を検出するデータ量検出手
段と、該検出されるデータ量と前記空き容量検出手段に
よって検出される前記空き容量とを比較する比較手段と
を備え、該比較手段によって前記データ量が前記空き容
量を越えていると判別されるときに前記情報送信手段に
より前記アクセス情報を送信する。
【0008】請求項3に係るマルチメディア通信制御装
置は、さらに前記蓄積手段に蓄積されるデータを入力す
る入力手段を備える。
【0009】請求項4に係るマルチメディア通信制御装
置は、前記情報送信手段が前記蓄積手段に蓄積されてい
る複数メディアのデータのうち動画像を含むデータを送
信すると判別された際にアクセス情報を送信するように
されている。
【0010】請求項5に係るマルチメディア通信制御装
置は、マルチメディアデータ通信を行なうための送信端
末装置および受信端末装置を備えたマルチメディア通信
制御装置において、前記送信端末装置は、複数メディア
のデータを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積され
ている前記データを送信するデータ送信手段と、該デー
タ送信手段によって前記データを送信する前に、当該送
信端末装置の前記蓄積手段に蓄積されているデータにア
クセスするためのアクセス情報を送信する情報送信手段
とを備える。
【0011】請求項6に係るマルチメディア通信制御装
置は、マルチメディアデータ通信を行なうための送信端
末装置および受信端末装置を備えたマルチメディア通信
制御装置において、前記受信端末装置は、データを蓄積
する受信データ蓄積手段と、アクセス情報を受信する情
報受信手段と、該受信されたアクセス情報に対応するデ
ータを送信端末装置から受信するデータ受信手段とを備
える。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係るマルチメディア通信制
御装置は、送信端末装置および受信端末装置を用いてデ
ータ通信を行なう際に、前記送信端末装置に設けられた
蓄積手段により複数メディアのデータを蓄積し、データ
送信手段により該蓄積手段に蓄積されている前記データ
を送信する前に、当該送信端末装置の前記蓄積手段に蓄
積されているデータにアクセスするためのアクセス情報
を情報送信手段により送信し、前記受信端末装置に設け
られた受信データ蓄積手段によりデータを蓄積し、情報
受信手段により前記アクセス情報を受信し、該受信され
たアクセス情報に対応するデータを送信端末装置からデ
ータ受信手段により受信する。
【0013】請求項2に係るマルチメディア通信制御装
置は、前記受信端末装置に設けられた空き容量検出手段
により前記受信データ蓄積手段に蓄積されたデータの空
き容量を検出し、前記送信端末装置に設けられたデータ
量検出手段により前記蓄積手段に蓄積されている送信予
定のデータ量を検出し、該検出されるデータ量と前記空
き容量検出手段によって検出される前記空き容量とを比
較手段により比較し、該比較手段によって前記データ量
が前記空き容量を越えていると判別されるときに前記情
報送信手段により前記アクセス情報を送信する。
【0014】請求項3に係るマルチメディア通信制御装
置はさらに前記蓄積手段に蓄積されるデータを入力手段
により入力する。
【0015】請求項4に係るマルチメディア通信制御装
置は、前記情報送信手段が前記蓄積手段に蓄積されてい
る複数メディアのデータのうち動画像を含むデータを送
信すると判別された際にアクセス情報を送信する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るマルチメディ
ア通信制御装置を図面にしたがって説明する。
【0017】図1はISDN(総合ディジタル通信網)
に接続された通信端末装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施例のマルチメディア通信制御装置はマルチメ
ディア通信に使用されるものであり、その送信端末装置
および受信端末装置はそれぞれ音声インタフェース部
4、音声符号化複合化部5、ビデオインタフェース部
9、ビデオ符号化複合化部10、データインタフェース
部12、データ蓄積部15、多重化分離部16、回線イ
ンタフェース部17およびこれらの各部の制御を司るシ
ステム制御部14を備えて構成される。
【0018】音声インタフェース部4には、音声の入出
力手段としてハンドセット1、マイクロホン2およびス
ピーカ3が接続されている。音声インタフェース部4
は、システム制御部14からの制御信号によってハンド
セット1、マイクロホン2およびスピーカ3を切り換え
る切換処理、ハンドセット1がオンフック状態かオフフ
ック状態かを検出するオン/オフフック検出処理、マイ
クロホン2とスピーカ3を同時に使用している時にエコ
ーを消去するエコーキャンセル処理、およびダイヤルト
ーン、呼び出し音、ビジートーン、着信音等の生成処理
を行なう機能を有する。音声符号化複合化部5はシステ
ム制御部14からの制御信号によって64kbpsPC
M A−law、64kbpsPCM μ−law、6
4kbpsPCM/56kbps/48kbps SB
−ADPCM、32kbps ADPCM、16kbp
s(例えばAPC−AB),8kbps等の音声信号の
符号化および複合化アルゴリズムに従って、送信音声信
号を符号化し、受信音声信号を複合化する。
【0019】また、ビデオインターフェース部9には、
画像の入力手段として自画像等を入力するカメラ6、絵
や図面等を入力する書画カメラ7、およびカメラ6、書
画カメラ7からの入力画像や通信相手からの受信画像や
操作画像などを表示する表示部8が接続されている。ビ
デオインターフェース部9は、システム制御部14から
の制御信号によってカメラ6、書画カメラ7を切り換え
る切換処理、入力画像、受信画像あるいは操作画像の表
示を切り換える表示切換処理、およびこれらの画像を表
示部8の画面上で分割表示する画像信号合成処理を行な
う機能を有する。ビデオ符号化複合化部10はITU−
TS勧告H.261に従って送信画像を符号化し、受信
画像を複合化する。
【0020】さらに、データインターフェース部12に
はコードデータ等のデータ通信を行なうデータ端末装置
11が接続されている。データインターフェース部12
はデータ端末装置11やシステム制御部14からの送信
データをデータ蓄積部15を介して多重化分離部16に
送出し、多重化分離部16からの受信データをデータ端
末装置11やシステム制御部14に送出する。
【0021】また、システム制御部14に接続された操
作部13は、制御全般に用いられる制御情報の入力手段
として使用され、例えばキーボードやタッチパネルによ
り構成される。
【0022】システム制御部14は中央演算処理装置
(CPU)や補助記憶装置(RAM)などを備え、上記
各部の状態を監視して装置全体の制御を行なったり、各
部の状態に応じた操作の表示画面の作成やアプリケーシ
ョンプログラムの実行を行なう。また、送信時には相手
側の受信端末装置のメモリ残量を検出したり、ポーリン
グ情報やアクセス情報を送出する制御を行ない、受信時
にはポーリング情報、アクセス情報によるデータのアク
セス制御を行なう。
【0023】データ蓄積部15はシステム制御部14か
らの制御信号にしたがって、音声符号化複合化部5から
の音声データ、ビデオ符号化複合化部10からのビデオ
データ、データインタフェース部12からのコードデー
タ、システム制御部14からの入力データ、および回線
インタフェース部17を介して多重化分離部16から出
力される受信データが蓄積される。
【0024】多重化分離部16はITU−TS勧告H.
221に従って、音声符号化複合化部5からの送信音声
符号、ビデオ符号化複合化部10からの送信画像符号、
データインタフェース部12からのデータ、システム制
御部14からの制御コマンドデータ蓄積部15の蓄積デ
ータをBAS(基本アクティビティサブセット)に変換
して送信フレーム単位で多重化し、また受信フレームを
前記構成要素に分離し、それぞれ音声符号化複合化部
5、ビデオ符号化複合化部10、データインタフェース
部12、システム制御部14およびデータ蓄積部15に
送出する。
【0025】回線インターフェース部17はシステム制
御部14との間でコマンドを授受し、ISDNユーザ・
網インタフェースに従ってISDN回線を制御する。
【0026】つぎに、本実施例のマルチメディア通信制
御装置の通信手順について説明する。図2はマルチメデ
ィア通信制御装置の通信手順を示すシーケンス図であ
る。この通信手順は送信端末装置Xのデータ蓄積部15
に蓄積されたデータを受信端末装置Yに送信する場合を
示している。送信端末装置Xは、まずISDN網・ユー
ザインタフェースのDチャンネルを介して呼設定手順P
200を実行し、つぎに設定されたBチャンネルを介し
てITU−TS勧告H.221に従ってフレーム同期化
手順P201を行なう。このフレーム同期が確立する
と、ITU−TS勧告H.242に従ってBAS(基本
アクティビティサブセット)コードにより端末装置X、
Y間で能力交換手順P202を行なう。この能力交換手
順P202では、あらかじめ設定されている自端末の転
送レートと、音声やデータ等の端末能力を相手に送信
し、相手側から受信した相手端末能力とともに、ITU
−TS勧告H.320に従って、適合する能力の範囲を
その通信における通信可能な能力として記憶する。
【0027】そして、この能力交換後、通信可能な範囲
内で実際に通信を行なう通信モードを指定するためにI
TU−TS勧告H.242に従ってBAS(基本アクテ
ィビティサブセット)コードによりモード切り換え手順
P203を行なう。このモード切り換え手順P203で
は、端末装置は予め設定されている自端末の転送レー
ト、音声符号化およびデータ速度等の通信モードを通信
可能な能力の範囲で調整した自端末の通信モードを相手
側の端末装置に送信する。このとき、相手側の端末装置
も同様に相手端末の通信モードを送信するので、相手側
の通信モードを記憶する。このモード切り換え手順P2
03により低速のデータ転送を開始する。この低速のデ
ータ転送により、送信端末装置Xから受信端末装置Yの
データ蓄積部15の空き容量を知るためにデータ蓄積部
残量要求P204を送信する。この要求P204に対
し、受信端末装置Yはシステム制御部14によって自端
末のデータ蓄積部15の空き容量を検出し、データ蓄積
部空き容量表示P205を送信端末装置Xに送信する。
この表示P205を受けた送信端末装置Xは自端末のデ
ータ蓄積部15に蓄積された送信データのデータ容量と
受信端末装置Yから受信したデータ蓄積部空き容量表示
P205によるデータ蓄積部15の空き容量を比較し、
送信データのデータ容量が空き容量を越えると判断した
場合には、データ蓄積部15に蓄積された送信データの
代わりに、送信端末装置Xに対するポーリング情報およ
び送信端末装置Xのデータ蓄積部15に蓄積されたマル
チメディアのデータに関するアクセス情報P206を送
信する。
【0028】図3は受信端末装置Yが送信端末装置Xに
ポーリングを行なってデータにアクセスする通信手順を
示すシーケンス図である。始めに、受信端末装置Yはデ
ータ蓄積部15に蓄積されたデータを解析し、送信端末
装置Xから送信されたデータがポーリング情報およびア
クセス情報であることを確認する。このポーリング情報
に基づいて、受信端末装置Yから送信端末装置Xに発呼
が行なわれ、ISDNユーザ・網インタフェースのDチ
ャンネルを介して呼設定手順P300を実行する。この
後、図2と同様の手順であるH221フレーム同期手順
P301、H.242能力交換手順P302、H242
モード切り換え手順P303を実行して低速のデータ転
送を開始する。
【0029】つぎに、低速のデータ転送により、受信端
末装置Yは送信端末装置Xにデータ送信要求P304を
送信する。データ送信要求P304では、受信端末装置
Yはアクセス情報により指定されたデータについてポー
リングを要求する。送信端末装置Xは送信すべきデータ
のモードを指定する受信モード設定要求P305を送信
し、受信端末装置Yが受信モード設定要求P305によ
り指定されたモードで受信可能であるならば送信端末装
置Xに対してデータ受信可能表示P306を送信する。
この手順を終了すると、送信端末装置Xはデータ送信要
求P304により指定されたデータを受信端末装置Yに
送信する。
【0030】図4は送信端末装置の送信動作を示すフロ
ーチャートである。送信端末装置は、まずハンドセット
1、マイクロホン2、カメラ4、書画カメラ5、データ
端末装置11、操作部13などからの送信データを一旦
データ蓄積部15に蓄積する(ステップS400)。シ
ステム制御部14はデータ蓄積部15に蓄積された送信
データのデータ空き容量を検出し(ステップS40
1)、前述の図2に示した通信手順である呼設定手順P
200、H.221フレーム同期手順P201、H.2
42能力交換手順P202、H.242モード切り換え
手順P203を介して低速のデータパスの設定を行なう
(ステップS402)。送信端末装置は受信端末装置の
データ蓄積部15の空き容量を検出するために、低速の
データ転送によりデータ蓄積部残量要求P204を送出
する(ステップS403)。データ蓄積部残量要求P2
04の応答として、受信端末装置から送信されたデータ
蓄積部残量表示P205を受信する。送信端末装置はデ
ータ蓄積部15に蓄積された送信予定のデータ量とデー
タ蓄積部残量表示P205を受信することにより検出さ
れた受信端末装置のデータ蓄積部15の空き容量を比較
し(ステップS405)、受信端末装置のデータ蓄積部
15の空き容量が送信データのデータ量を越えるか否か
を判別する(ステップS406)。受信端末装置のデー
タ蓄積部15の空き容量が送信データのデータ量を越え
るときには、通常通りにデータ蓄積部15に蓄積されて
いる送信データを受信端末装置に送信する(ステップS
407)。また、送信データ量が受信端末装置のデータ
蓄積部15の空き容量を越えるときには自端末に対する
ポーリング情報とデータ蓄積部15に蓄積された送信デ
ータに対するアクセス情報のみを受信端末装置に送信す
る(ステップS408)。
【0031】図5は受信端末装置が送信端末装置にデー
タをアクセスする動作を示すフローチャートである。受
信端末装置は送信端末装置から送信され、回線インタフ
ェース部17、多重化分離部16を介してデータ蓄積部
15に蓄積されたデータの解析を行なう(ステップS5
00)。解析の結果、蓄積されたデータがポーリング情
報およびアクセス情報であるか通常のデータであるかを
判別を行なう(ステップS501)。通常のデータであ
る場合には通常通りのデータアクセスを行ない(ステッ
プS502)、ポーリング情報およびアクセス情報の場
合にはステップS503以降の処理を行なう。
【0032】ステップS503では、受信端末装置はデ
ータ蓄積部15に蓄積されたポーリング情報によって指
示された送信端末装置に発呼を行ない、図3に示した呼
設定手順P300を実行する。つぎに、H.221フレ
ーム同期手順P301、H.242能力交換手順P30
2、H.242モード切り換え手順P303を行なって
低速のデータパスを設定する。低速のデータ転送にした
がって、データ蓄積部15に蓄積されたアクセス情報に
指定されたデータのポーリングをデータ送信要求P30
4によって送信端末装置に要求する(ステップS50
5)。このデータ送信要求P304に応じて送信端末装
置から受信モード設定要求Pが通知されると、受信端末
装置は伝送モードを設定し、データの受信を開始する
(ステップS507)。
【0033】以上示したように、本実施例のマルチメデ
ィア通信制御装置によれば、送信データのデータ量が受
信端末装置のデータ蓄積部15の空き容量を越える場合
であっても、送信データを送信端末装置のデータ蓄積部
15に蓄積し、受信端末装置に対してポーリング情報お
よびアクセス情報のみを送信することで対処できる。つ
まり、受信端末装置はデータにアクセスしたいときにポ
ーリング情報により指定された送信端末装置に発呼を行
ない、アクセス情報により指定されたデータのポーリン
グを行なうことで、受信端末装置のデータ蓄積部15に
データを蓄積することなくデータのアクセスが可能とな
る。
【0034】本発明においては、これらポーリング情報
とアクセス情報とをまとめてアクセス情報と呼ぶ。
【0035】尚、データ蓄積部としては、磁気ディス
ク、光磁気ディスク、半導体メモリ、バブルメモリなど
種々のものを適用できる。本実施例のマルチメディア通
信制御装置では、ISDN(総合ディジタル通信網)に
接続されたマルチメディア用通信端末装置を示したが、
本実施例に限らずG4/G3ファクシミリのメモリ受
信、電話における留守録、LAN(ローカルエリアネッ
トネットワーク)における電子メールなどに適用するこ
ともできる。また、アクセス情報により指定されたデー
タのポーリングを行なうことで、転送されるデータを受
信端末装置のデータ蓄積部15の空き容量の範囲内で一
旦蓄積してからデータにアクセスするようにしてもよ
い。
【0036】マルチメディア用通信端末として、動画像
データを含むデータを送信する場合に、図4、図5に示
すフローチャートの手順を実行するようにし、動画像デ
ータを含まない場合には、かかる図4、図5に示すフロ
ーチャートの手順を実行しないようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るマルチメディア
通信制御装置によれば、送信端末装置および受信端末装
置を用いてデータ通信を行なう際に、前記送信端末装置
に設けられた蓄積手段によりデータを蓄積し、データ送
信手段により該蓄積手段に蓄積されている前記データを
送信する前に、当該送信端末装置の前記蓄積手段に蓄積
されているデータにアクセスするためのアクセス情報を
情報送信手段により送信し、前記受信端末装置に設けら
れた受信データ蓄積手段によりデータを蓄積し、情報受
信手段により前記アクセス情報を受信し、該受信された
アクセス情報に対応するデータを送信端末装置からデー
タ受信手段により受信するので、受信端末装置の受信デ
ータ蓄積手段の空き容量と無関係に、しかもデータを蓄
積することなく送信端末装置の蓄積手段に蓄積されたデ
ータをアクセスすることができる。
【0038】請求項2に係るマルチメディア通信制御装
置によれば、前記受信端末装置に設けられた空き容量検
出手段により前記受信データ蓄積手段に蓄積されたデー
タの空き容量を検出し、前記送信端末装置に設けられた
データ量検出手段により前記蓄積手段に蓄積されている
送信予定のデータ量を検出し、該検出されるデータ量と
前記空き容量検出手段によって検出される前記空き容量
とを比較手段により比較し、該比較手段によって前記デ
ータ量が前記空き容量を越えていると判別されるときに
前記情報送信手段により前記アクセス情報を送信するの
で、受信端末装置のデータ蓄積手段の空き容量が少ない
場合にのみアクセス情報の通知が可能となり、一層効果
的にデータ転送が行える。
【0039】請求項3に係るマルチメディア通信制御装
置は、さらに前記蓄積手段に蓄積されるデータを入力手
段により入力するので、送信端末装置は入力手段を介し
て入力されたデータの転送も効率的に行なうことができ
る。
【0040】請求項4に係るマルチメディア通信制御装
置は、情報送信手段は、特に蓄積されるデータ量が多い
動画像を含むデータを送信する際にアクセス情報を送信
するので、本発明の上述した効果をより一層高めること
ができる。
【0041】本発明の請求項5に係るマルチメディア通
信制御装置によれば、送信端末装置および受信端末装置
を用いてデータ通信を行なう際に、前記送信端末装置に
設けられた蓄積手段によりデータを蓄積し、データ送信
手段により該蓄積手段に蓄積されている前記データを送
信する前に、当該送信端末装置の前記蓄積手段に蓄積さ
れているデータにアクセスするためのアクセス情報を情
報送信手段により送信するので、受信端末装置の受信デ
ータ蓄積手段の空き容量と無関係に、しかもデータを蓄
積することなく送信端末装置の蓄積手段に蓄積されたデ
ータをアクセスすることができる。
【0042】本発明の請求項6に係るマルチメディア通
信制御装置によれば、送信端末装置および受信端末装置
を用いてデータ通信を行なう際に、前記受信端末装置に
設けられた受信データ蓄積手段によりデータを蓄積し、
情報受信手段によりアクセス情報を受信し、該受信され
たアクセス情報に対応するデータを送信端末装置からデ
ータ受信手段により受信するので、受信端末装置の受信
データ蓄積手段の空き容量と無関係に、しかもデータを
蓄積することなく送信端末装置の蓄積手段に蓄積された
データをアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ISDN(総合ディジタル通信網)に接続され
た本発明の一実施例に係るマルチメディア通信制御装置
の通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のマルチメディア通信制御装置の通信
手順を示すシーケンス図である。
【図3】受信端末装置Yが送信端末装置Xにポーリング
を行なってデータにアクセスする通信手順を示すシーケ
ンス図である。
【図4】送信端末装置の送信動作を示すフローチャート
である。
【図5】受信端末装置が送信端末装置にデータをアクセ
スする動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 … ハンドセット 2 … マイクロホン 3 … スピーカ 4 … 音声インタフェース部 5 … 音声符号化複合化部 6 … カメラ 7 … 書画カメラ 8 … 表示部 9 … ビデオインタフェース部 10 … ビデオ符号化複合化部 11 … データ端末装置 12 … データインタフェース部 13 … 操作部 14 … システム制御部 15 … データ蓄積部 16 … 多重化分離部 17 … 回線インタフェース部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディアデータ通信を行なうため
    の送信端末装置および受信端末装置を備えたマルチメデ
    ィア通信制御装置において、 前記送信端末装置は、 複数メディアのデータを蓄積する蓄積手段と、 該蓄積手段に蓄積されている前記データを送信するデー
    タ送信手段と、 該データ送信手段によって前記データを送信する前に、
    当該送信端末装置の前記蓄積手段に蓄積されているデー
    タにアクセスするためのアクセス情報を送信する情報送
    信手段とを備え、 前記受信端末装置は、 データを蓄積する受信データ蓄積手段と、 前記アクセス情報を受信する情報受信手段と、 該受信されたアクセス情報に対応するデータを送信端末
    装置から受信するデータ受信手段とを備えたことを特徴
    とするマルチメディア通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記受信端末装置は、前記受信データ蓄
    積手段に蓄積されたデータの空き容量を検出する空き容
    量検出手段を備え、 前記送信端末装置は、前記蓄積手段に蓄積されている送
    信予定のデータ量を検出するデータ量検出手段と、 該検出されるデータ量と前記空き容量検出手段によって
    検出される前記空き容量とを比較する比較手段とを備
    え、 該比較手段によって前記データ量が前記空き容量を越え
    ていると判別されるときに前記情報送信手段により前記
    アクセス情報を送信することを特徴とする請求項1記載
    のマルチメディア通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄積手段に蓄積されるデータを入力
    する入力手段を備えたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のマルチメディア通信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記情報送信手段は、前記蓄積手段に蓄
    積されている複数メディアのデータのうち動画像を含む
    データを送信すると判別された際にアクセス情報を送信
    することを特徴とする請求項1記載のマルチメディア通
    信制御装置。
  5. 【請求項5】 マルチメディアデータ通信を行なうため
    の送信端末装置および受信端末装置を備えたマルチメデ
    ィア通信制御装置において、 前記送信端末装置は、 複数メディアのデータを蓄積する蓄積手段と、 該蓄積手段に蓄積されている前記データを送信するデー
    タ送信手段と、 該データ送信手段によって前記データを送信する前に、
    当該送信端末装置の前記蓄積手段に蓄積されているデー
    タにアクセスするためのアクセス情報を送信する情報送
    信手段とを備えたことを特徴とするマルチメディア通信
    制御装置。
  6. 【請求項6】 マルチメディアデータ通信を行なうため
    の送信端末装置および受信端末装置を備えたマルチメデ
    ィア通信制御装置において、 前記受信端末装置は、 データを蓄積する受信データ蓄積手段と、 アクセス情報を受信する情報受信手段と、 該受信されたアクセス情報に対応するデータを送信端末
    装置から受信するデータ受信手段とを備えたことを特徴
    とするマルチメディア通信制御装置。
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