JP3252300B2 - 内燃機関用始動機ヘッドの移動量制限装置 - Google Patents
内燃機関用始動機ヘッドの移動量制限装置Info
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の始動機に係
り、特に、始動機ピニオンを含む始動機ヘッドの軸線方
向の移動を制限するための移動制限装置に関する。
り、特に、始動機ピニオンを含む始動機ヘッドの軸線方
向の移動を制限するための移動制限装置に関する。
【0002】
【従来の技術】始動機ヘッドは、エンジンのはずみ車に
装着した歯車に噛み合う位置まで、モーター軸に沿っ
て、その軸線方向に移動し得る始動機ピニオンを備えて
いる。
装着した歯車に噛み合う位置まで、モーター軸に沿っ
て、その軸線方向に移動し得る始動機ピニオンを備えて
いる。
【0003】はずみ車と駆動スリーブとは、始動機ピニ
オンと組み合わされ、それらは、覆いによって固着され
ている。
オンと組み合わされ、それらは、覆いによって固着され
ている。
【0004】駆動スリーブの一端には、螺旋溝を設け、
モーター軸に形成した他の螺旋溝と係合させ、始動機ヘ
ッド全体が、モーター軸に対して回転できるようにして
ある。
モーター軸に形成した他の螺旋溝と係合させ、始動機ヘ
ッド全体が、モーター軸に対して回転できるようにして
ある。
【0005】ヘッドの軸線方向の移動は、移動制限装置
によって制限される。この装置は、作動位置、すなわち
ピニオンが歯車に噛み合う位置で、始動機ピニオンと噛
み合う歯車に隣接して、モーター軸の先端に装着された
リングを備えている。
によって制限される。この装置は、作動位置、すなわち
ピニオンが歯車に噛み合う位置で、始動機ピニオンと噛
み合う歯車に隣接して、モーター軸の先端に装着された
リングを備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の構成では、モ
ーター軸の一部を、始動機ピニオンを通して突出させる
こと、さらに、始動機装置自体のケーシングの外部まで
突出させることが必要である。
ーター軸の一部を、始動機ピニオンを通して突出させる
こと、さらに、始動機装置自体のケーシングの外部まで
突出させることが必要である。
【0007】そのため、モーター軸の突出部分を、ほこ
りなどの異物など、始動機が作動する環境中の各種の機
構的影響から、効果的に保護することが困難となり、費
用が高くつく。
りなどの異物など、始動機が作動する環境中の各種の機
構的影響から、効果的に保護することが困難となり、費
用が高くつく。
【0008】この不都合を解決するために、移動制限装
置が、始動機ヘッドと組合せて使用されている。この装
置は、一般に、ヘッドの駆動スリーブとモーター軸とに
形成された螺旋溝の末端に係合して作動するようになっ
ている。
置が、始動機ヘッドと組合せて使用されている。この装
置は、一般に、ヘッドの駆動スリーブとモーター軸とに
形成された螺旋溝の末端に係合して作動するようになっ
ている。
【0009】このような装置の問題点は、始動機ヘッド
をモーター軸に取付ける点にあることは、明らかであ
る。
をモーター軸に取付ける点にあることは、明らかであ
る。
【0010】これに関連して、ヘッド自体は、モーター
軸に取付け得る簡単な構成であっても、その後部は、予
め始動機の電気モーターの電機子に取付けられていると
いう点に問題がある。
軸に取付け得る簡単な構成であっても、その後部は、予
め始動機の電気モーターの電機子に取付けられていると
いう点に問題がある。
【0011】したがって、始動機ヘッドを駆動スリーブ
の後部から、軸に組付けてあるモーターの電機子、及び
最終的にそれぞれの位置に取付けられる始動機ヘッドの
各種の部品へ通過させる必要がある。
の後部から、軸に組付けてあるモーターの電機子、及び
最終的にそれぞれの位置に取付けられる始動機ヘッドの
各種の部品へ通過させる必要がある。
【0012】このような製造方法を自動的に行うこと
は、実際上不可能であり、その結果、始動機の組立作業
には、大きい追加費用が必要となっている。
は、実際上不可能であり、その結果、始動機の組立作業
には、大きい追加費用が必要となっている。
【0013】本発明は、上述の不都合を解決した、内燃
機関用始動機ヘッドの移動量制限装置を提供することを
目的とする。
機関用始動機ヘッドの移動量制限装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、つぎのとおりに構成されている。
めに、本発明は、つぎのとおりに構成されている。
【0015】モーター軸(34)と、モーター軸に摺動可能
に装着され、はずみ車(18)及び駆動スリーブ(24)が覆い
(26)により固着されている始動機ピニオン(10)とを備
え、始動機ピニオン(10)の全体を貫通する内孔(40)内
に、モーター軸(34)を移動可能に収容した始動機ヘッド
において、内孔(40)に形成した半円筒形断面の溝(64)に
制止リング(66)を嵌合するとともに、この制止リング(6
6)を、モーター軸(34)の末端に固着したリング(58)に係
合させたことを特徴とする内燃機関用始動機ヘッドの移
動量制限装置。
に装着され、はずみ車(18)及び駆動スリーブ(24)が覆い
(26)により固着されている始動機ピニオン(10)とを備
え、始動機ピニオン(10)の全体を貫通する内孔(40)内
に、モーター軸(34)を移動可能に収容した始動機ヘッド
において、内孔(40)に形成した半円筒形断面の溝(64)に
制止リング(66)を嵌合するとともに、この制止リング(6
6)を、モーター軸(34)の末端に固着したリング(58)に係
合させたことを特徴とする内燃機関用始動機ヘッドの移
動量制限装置。
【0016】リング(58)に装着されて、内孔(40)内の空
間領域(68)を閉止するキャップ蓋(54)と、領域(68)内の
空気を循環させるための循環手段(70)(72)(46)とを備
え、この循環手段を、領域(38)と始動機ピニオン(10)の
後端との間に配置することが望ましい。
間領域(68)を閉止するキャップ蓋(54)と、領域(68)内の
空気を循環させるための循環手段(70)(72)(46)とを備
え、この循環手段を、領域(38)と始動機ピニオン(10)の
後端との間に配置することが望ましい。
【0017】循環手段が、リング(58)に取付けた円筒形
カラー(62)の周面に軸線方向に刻設した溝(70)を有する
ことが望ましい。
カラー(62)の周面に軸線方向に刻設した溝(70)を有する
ことが望ましい。
【0018】循環手段が、始動機ピニオン(10)の内孔(4
0)に形成した軸線方向の溝(72)を備えることが望まし
い。
0)に形成した軸線方向の溝(72)を備えることが望まし
い。
【0019】
【作用】始動機ピニオン(10)が中止位置から作動位置に
移動したとき、始動機ピニオン(10)の内孔(40)に装着さ
れた制止リング(66)が、モーター軸(34)の先端に固着し
たリング(58)に当接して、始動機ピニオン(10)を所定位
置に制止する。
移動したとき、始動機ピニオン(10)の内孔(40)に装着さ
れた制止リング(66)が、モーター軸(34)の先端に固着し
たリング(58)に当接して、始動機ピニオン(10)を所定位
置に制止する。
【0020】始動機ピニオン(10)の突出する先端に取付
けたキャップ蓋(54)により、外部のほこり等の異物が、
内孔(40)やモーター軸(34)の中に侵入するのが防止され
る。
けたキャップ蓋(54)により、外部のほこり等の異物が、
内孔(40)やモーター軸(34)の中に侵入するのが防止され
る。
【0021】始動機ピニオン(10)が作動位置から休止位
置に復帰する際に、圧縮された内部の空気の圧力によ
り、キャップ蓋(54)が外れるのを防止するために、循環
手段によって圧縮された空気は排出される。
置に復帰する際に、圧縮された内部の空気の圧力によ
り、キャップ蓋(54)が外れるのを防止するために、循環
手段によって圧縮された空気は排出される。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の移動制限装置を備える始動
機ヘッドが、休止位置にあるときの断面図、図2は、同
じく作動位値にあるときの断面図である。
機ヘッドが、休止位置にあるときの断面図、図2は、同
じく作動位値にあるときの断面図である。
【0023】始動機ヘッドは、エンジンのはずみ車(図
示省略)に装着された歯車と噛み合う歯車(12)を、一端
に有する始動機ピニオン(10)を備えている。
示省略)に装着された歯車と噛み合う歯車(12)を、一端
に有する始動機ピニオン(10)を備えている。
【0024】歯車(12)は、円筒部(14)と一体をなしてい
る。円筒部(14)の歯車(12)とは逆側の端には、1組の挿
入されたローラ(20)からなる、はずみ車(18)の軌道(16)
が構成されている。
る。円筒部(14)の歯車(12)とは逆側の端には、1組の挿
入されたローラ(20)からなる、はずみ車(18)の軌道(16)
が構成されている。
【0025】図示の実施例では、はずみ車(18)のケース
は、駆動スリーブ(24)の端部(22)を構成している。
は、駆動スリーブ(24)の端部(22)を構成している。
【0026】端部(22)の外周を囲む覆い(26)により、始
動機ピニオン(10)、駆動スリーブ(24)及びはずみ車(18)
を一体に固着してある。覆い(26)は、2個の半円形リン
グ(28)(29)を、通常の手法で結合してなり、はずみ車(1
8)を密閉している。
動機ピニオン(10)、駆動スリーブ(24)及びはずみ車(18)
を一体に固着してある。覆い(26)は、2個の半円形リン
グ(28)(29)を、通常の手法で結合してなり、はずみ車(1
8)を密閉している。
【0027】始動機ヘッド全体は、始動機のケーシング
(32)の一端内に取付けたボールベアリング(30)によっ
て、回転可能に保持されている。
(32)の一端内に取付けたボールベアリング(30)によっ
て、回転可能に保持されている。
【0028】当然ながら、始動機ヘッドは、モーター軸
(34)に対して摺動可能であり、図1に示す休止位置と、
図2に示す作動位置、すなわち、始動機ピニオン(10)が
図示しないエンジンのはずみ車の歯車に噛み合う位置と
に、移動できるようにしてある。
(34)に対して摺動可能であり、図1に示す休止位置と、
図2に示す作動位置、すなわち、始動機ピニオン(10)が
図示しないエンジンのはずみ車の歯車に噛み合う位置と
に、移動できるようにしてある。
【0029】この移動(直線運動)は、公知の手法によ
り、レバー(36)の枢動によつて駆動される。このため
に、モーター軸(34)には、始動機ピニオン(10)の中心孔
(40)内に嵌合される第1円筒面(38)を設けてある。
り、レバー(36)の枢動によつて駆動される。このため
に、モーター軸(34)には、始動機ピニオン(10)の中心孔
(40)内に嵌合される第1円筒面(38)を設けてある。
【0030】始動機ピニオン(10)が、モーター軸(34)に
対して軸線方向に摺動でき、かつ、ともに回転できるよ
うに、摺動スリーブ(42)(43)を設けてある。
対して軸線方向に摺動でき、かつ、ともに回転できるよ
うに、摺動スリーブ(42)(43)を設けてある。
【0031】モーター軸(34)は、第1円筒面(38)に続け
て、第1円筒面(38)より大径の第2円筒面(44)を備えて
おり、その周面に螺旋溝(46)を刻設して、駆動スリーブ
(24)の後部つまり従動部の内面に形成した他方の螺旋溝
(48)に係合させてある。
て、第1円筒面(38)より大径の第2円筒面(44)を備えて
おり、その周面に螺旋溝(46)を刻設して、駆動スリーブ
(24)の後部つまり従動部の内面に形成した他方の螺旋溝
(48)に係合させてある。
【0032】図3は、始動機ヘッドの先端部分の拡大図
で、始動機ピニオン(10)の歯車(12)の先端に、環状の溝
(52)を形成した円筒状の管軸(50)を設けてある。
で、始動機ピニオン(10)の歯車(12)の先端に、環状の溝
(52)を形成した円筒状の管軸(50)を設けてある。
【0033】中心孔(40)の開口端を覆うキャップ蓋(54)
を、溝(52)に嵌めこんで取付け、外部の異物がモーター
軸(34)に侵入しないように保護してある。
を、溝(52)に嵌めこんで取付け、外部の異物がモーター
軸(34)に侵入しないように保護してある。
【0034】モーター軸(34)の先端には、ネジ軸(56)を
連設してある。ネジ軸(56)に螺合したリング(58)の後部
に、モーター軸(34)の第1円筒部(38)と等しい直径の円
筒部(60)を設けてある。
連設してある。ネジ軸(56)に螺合したリング(58)の後部
に、モーター軸(34)の第1円筒部(38)と等しい直径の円
筒部(60)を設けてある。
【0035】リング(58)の前部には、始動機ピニオン(1
0)の内孔(40)の直径と等しい外径の円筒カラー(62)を形
成してある。
0)の内孔(40)の直径と等しい外径の円筒カラー(62)を形
成してある。
【0036】この内孔(40)には、半円形断面の溝(64)を
形成して、制止リング(66)を装着してある。この制止リ
ング(66)は、始動機ピニオン(12)に固着されて、ともに
軸線方向又は横断方向に移動するようにしてある。
形成して、制止リング(66)を装着してある。この制止リ
ング(66)は、始動機ピニオン(12)に固着されて、ともに
軸線方向又は横断方向に移動するようにしてある。
【0037】レバー(36)の枢動により、始動機ヘッドが
図1の休止位置から図2の作動位置に移動する場合、制
止リング(66)は、エンジン軸(34)の第1円筒面(38)に沿
って、リング(58)の円筒カラー(62)に当接する位置まで
摺動する。
図1の休止位置から図2の作動位置に移動する場合、制
止リング(66)は、エンジン軸(34)の第1円筒面(38)に沿
って、リング(58)の円筒カラー(62)に当接する位置まで
摺動する。
【0038】このようにして、制止リング(66)とリング
(58)とは、始動機ヘツドの移動制限装置を構成してい
る。この移動制限装置は、始動機ピニオン(10)内に配置
されている。その結果、モーター軸(34)は突出せず、始
動機ヘッドの位置がどこであろうとも、充分に保護され
る。
(58)とは、始動機ヘツドの移動制限装置を構成してい
る。この移動制限装置は、始動機ピニオン(10)内に配置
されている。その結果、モーター軸(34)は突出せず、始
動機ヘッドの位置がどこであろうとも、充分に保護され
る。
【0039】始動機ヘッドが作動位置から休止位置に移
動するとき、すなわち、始動機ピニオン(10)が図面の左
方から右方に移動する場合、キャップ蓋(54)とリング(5
8)との間の領域(68)内の空気は、急激に圧縮される。こ
の圧縮空気の反力によって、キャップ蓋(54)が外れない
ようにするために、領域(68)内の空気を循環させる空気
循環手段を設けてある。
動するとき、すなわち、始動機ピニオン(10)が図面の左
方から右方に移動する場合、キャップ蓋(54)とリング(5
8)との間の領域(68)内の空気は、急激に圧縮される。こ
の圧縮空気の反力によって、キャップ蓋(54)が外れない
ようにするために、領域(68)内の空気を循環させる空気
循環手段を設けてある。
【0040】この空気循環手段としては、リング(58)の
カラー(68)の周面に軸線方向に形成された複数個の溝(7
0)が、内孔(40)に軸線方向に形成された他の組の溝(72)
と連通するようにしてある。
カラー(68)の周面に軸線方向に形成された複数個の溝(7
0)が、内孔(40)に軸線方向に形成された他の組の溝(72)
と連通するようにしてある。
【0041】他の組の溝(72)は、始動機ピニオン(10)の
円筒部(14)に沿って延び、その後端に開口させてある。
円筒部(14)に沿って延び、その後端に開口させてある。
【0042】領域(68)から押し出された空気は、最終的
には、モーター軸(34)に刻設した螺旋溝(46)を通って排
出される。
には、モーター軸(34)に刻設した螺旋溝(46)を通って排
出される。
【0043】以上、本発明を、図示の実施例に基づいて
説明したが、本発明は、上述の内容に限定されるもので
はなく、各種の変形応用を含むものである。
説明したが、本発明は、上述の内容に限定されるもので
はなく、各種の変形応用を含むものである。
【0044】特に、リング(58)をモーター軸とともに軸
線方向に移動させる手段を、上述実施例のようなネジに
よる螺着ではなく、モーター軸(34)に止め輪を用いて固
着するようにしてもよい。
線方向に移動させる手段を、上述実施例のようなネジに
よる螺着ではなく、モーター軸(34)に止め輪を用いて固
着するようにしてもよい。
【0045】また、リング(58)に雄ネジを設けて、モー
ター軸(34)の開口端に設けた雌ネジに螺着するようにし
てもよい。
ター軸(34)の開口端に設けた雌ネジに螺着するようにし
てもよい。
【0046】
(a) 始動機ピニオン(10)を、始動機ヘッドのケーシン
グから突出させて、先端の歯車(12)を、エンジンのはず
み車に付設した歯車に噛み合わせる際に、突出する移動
量が過大にならないように、適切な位置で制止させるこ
とができる。
グから突出させて、先端の歯車(12)を、エンジンのはず
み車に付設した歯車に噛み合わせる際に、突出する移動
量が過大にならないように、適切な位置で制止させるこ
とができる。
【0047】(b) 移動量制限装置を、始動機ピニオン
(10)の内孔に嵌着された制止リング(66)と、モーター軸
(34)の先端に固着したリング(58)とで構成したため、始
動機ヘッドの基本的な構造を改造することなく、容易に
実施することができる。
(10)の内孔に嵌着された制止リング(66)と、モーター軸
(34)の先端に固着したリング(58)とで構成したため、始
動機ヘッドの基本的な構造を改造することなく、容易に
実施することができる。
【0048】(c) キャップ蓋(54)により、始動機ピニ
オン(10)の内孔(40)やモーター軸(34)に、外部からほこ
り等の異物が侵入するのが防止される。 (d) 圧縮された空気を逃す循環手段を設けてあるた
め、内部の空気圧によりキャップ蓋(54)が外れることは
ない。
オン(10)の内孔(40)やモーター軸(34)に、外部からほこ
り等の異物が侵入するのが防止される。 (d) 圧縮された空気を逃す循環手段を設けてあるた
め、内部の空気圧によりキャップ蓋(54)が外れることは
ない。
【図1】本発明の移動量制限装置を備える始動機ヘッド
が休止位置の状態にある場合の断面図である。
が休止位置の状態にある場合の断面図である。
【図2】同じく作動位置にある場合の断面図である。
【図3】始動機ヘッドの先端部の拡大図である。
(10)始動機ピニオン (12)歯車 (14)円筒部 (16)軌道 (18)はずみ車 (20)ローラ (22)駆動軸管の端部 (24)駆動スリーブ (26)覆い (28)(29)半円リン
グ (30)ボールベアリング (32)ケーシング (34)モーター軸 (36)レバー (38)第1円筒面 (40)内孔 (42)(43)摺動スリーブ (44)第2円筒面 (46)(48)螺旋溝 (50)管軸 (52)環状溝 (54)キャップ蓋 (56)ネジ軸 (58)リング (60)円筒部 (62)円筒カラー (64)半円筒形断面の溝 (66)制止リング (68)領域 (70)(72)溝
グ (30)ボールベアリング (32)ケーシング (34)モーター軸 (36)レバー (38)第1円筒面 (40)内孔 (42)(43)摺動スリーブ (44)第2円筒面 (46)(48)螺旋溝 (50)管軸 (52)環状溝 (54)キャップ蓋 (56)ネジ軸 (58)リング (60)円筒部 (62)円筒カラー (64)半円筒形断面の溝 (66)制止リング (68)領域 (70)(72)溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスチャン モルニュー フランス国 69600 ウーラン リュ ドゥ ラ レピュブリック 7 (56)参考文献 特開 昭63−94076(JP,A) 実開 平3−30575(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 15/02 F02N 15/06
Claims (4)
- 【請求項1】モーター軸(34)と、モーター軸に摺動可能
に装着され、はずみ車(18)及び駆動スリーブ(24)が覆い
(26)により固着されている始動機ピニオン(10)とを備
え、始動機ピニオン(10)の全体を貫通する内孔(40)内
に、モーター軸(34)を移動可能に収容した始動機ヘッド
において、 内孔(40)に形成した半円筒形断面の溝(64)に制止リング
(66)を嵌合するとともに、その制止リング(66)を、モー
ター軸(34)の末端に固着したリング(58)に係合させたこ
とを特徴とする内燃機関用始動機ヘッドの移動量制限装
置。 - 【請求項2】リング(58)に装着されて、内孔(40)内の空
間領域(68)を閉止するキャップ蓋(54)と、領域(68)内の
空気を循環させるための循環手段(70)(72)(46)とを備
え、この循環手段を、領域(38)と始動機ピニオン(10)の
後端との間に配置したことを特徴とする請求項1に記載
の内燃機関用始動機ヘッドの移動量制限装置。 - 【請求項3】循環手段が、リング(58)に取付けた円筒形
カラー(62)の周面に軸線方向に刻設した溝(70)を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用始動機ヘ
ッドの移動量制限装置。 - 【請求項4】循環手段が、始動機ピニオン(10)の内孔(4
0)に形成した軸線方向の溝(72)を備えることを特徴とす
る請求項2又は3に記載の内燃機関用始動機ヘッドの移
動量制限装置。
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