JP2002054708A - ねじジャッキのねじ軸回り止め構造 - Google Patents

ねじジャッキのねじ軸回り止め構造

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JP2002054708A
JP2002054708A JP2000239515A JP2000239515A JP2002054708A JP 2002054708 A JP2002054708 A JP 2002054708A JP 2000239515 A JP2000239515 A JP 2000239515A JP 2000239515 A JP2000239515 A JP 2000239515A JP 2002054708 A JP2002054708 A JP 2002054708A
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screw
screw shaft
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body case
jack
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Jiro Imagawa
次郎 今川
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MAKISHINKOO KK
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MAKISHINKOO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性が大きく、衝撃荷重に強いすぐれた回り
止め機能を発揮し、かつ、ボールねじを用いたボールね
じジャッキにも採用することができるねじジャッキのね
じ軸回り止め構造を提供すること。 【解決手段】 本体ケース2と、該本体ケース2に回転
自在に設けられ、伝動手段3,4により回転駆動される
雌ねじ体11と、前記雌ねじ体11に螺合して貫通し、
軸方向へ往復移動するねじ軸12と、前記本体ケース2
に固定され該本体ケース2から延出する前記ねじ軸12
を覆って保護する保護筒16とを備えているねじジャッ
キ1において、前記保護筒16が角パイプにより形成さ
れ、その内側四隅に沿ってタイロッド19が配設されて
おり、前記ねじ軸12の後端部に固定した回り止め体2
2が、前記保護筒の内面に適合する四角形状に形成され
ていると共に、前記回り止め体22の四隅に前記タイロ
ッド19と係合する欠除部25が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体ケースに回転
自在に設けられた雌ねじ体にねじ軸が螺合して貫通し、
前記ねじ軸が往復移動するねじジャッキのねじ軸回り止
め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のねじジャッキにおけるねじ軸の
回り止め手段は、ねじ軸の外周面にキー溝を全長に亘っ
て加工し、本体ケースに組み付けた回り止めキーを前記
キー溝に係合させる構造が一般的であった(例えば、実
公平2−11433号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の回り止め構造では、ねじ軸の外周面に全長に亘っ
てキー溝を加工するため、溝加工及び溝加工に伴ってキ
ー溝とねじ山との交差部に生じるばりの除去作業に手間
を要し、加工コストが高くつくばかりではなく、キー溝
の加工によってねじ軸が曲がり易くなり、特に座屈強度
が低下するという問題があった。また、回り止め剛性が
キー溝に係合するキーの面圧によって決まり、しかもキ
ーはあまり大きくできないので、衝撃荷重によってキー
溝が局部的に拡げられるおそれがあった。さらに、ねじ
軸のねじ山を横切ってキー溝が加工されているため、ね
じ軸が螺合する雌ねじ体の雌ねじ面を傷付け易く、寿命
にも悪影響を及ぼすものであった。
【0004】また、ねじ軸と雌ねじ体にボールねじとボ
ールナットを用いたねじジャッキでは、ボールねじ軸に
キー溝を加工することができないので(ボールの転動作
用を妨げる)、上記従来のねじ軸の回り止め構造を採用
することが不可能であった。
【0005】本発明は、上記従来のねじ軸回り止め構造
の問題点に鑑みてなされたもので、ねじ軸に全長に亘っ
てキー溝を加工する必要がなく、剛性が大きく、衝撃荷
重に強いすぐれた回り止め機能を発揮し、かつ、ボール
ねじを用いたボールねじジャッキにも採用することがで
きるねじジャッキのねじ軸回り止め構造を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明が講じた技術的手段は次のとおりである。
【0007】本体ケースと、該本体ケースに回転自在に
設けられ、伝動手段により回転駆動される雌ねじ体と、
前記雌ねじ体に螺合して貫通し、軸方向へ往復移動する
ねじ軸と、前記本体ケースに固定され該本体ケースから
延出する前記ねじ軸を覆って保護する保護筒とを備えて
いるねじジャッキにおいて、前記保護筒が角パイプによ
り形成され、その内側四隅に沿ってタイロッドが配設さ
れており、前記ねじ軸の後端部に固定した回り止め体
が、前記保護筒の内面に適合する四角形状に形成されて
いると共に、前記回り止め体の四隅に前記タイロッドと
係合する欠除部が設けられていることを特徴とする。
【0008】前記伝動手段の好ましい具体的構成とし
て、前記本体ケースに内蔵されたウォームと、該ウォー
ムに噛合するウォームホイールとから成り、前記ウォー
ムホイールにねじ軸が螺合する前記雌ねじ体が貫通して
設けられているものが挙げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0010】図1及び図2は、本発明によるねじ軸回り
止め構造を備えたボールねじジャッキ1を示しており、
伝動手段としてウォーム減速機構が用いられている。
【0011】本体ケース2には、ウォーム3とこれに噛
合するウォームホイール4が回転自在に支承して内蔵さ
れており、ウォーム3に連設した入力軸3aが本体ケー
ス2から突出し、電動モータその他の回転駆動装置に連
動連結される。
【0012】ウォームホイール4の中心部分には、後述
するボールねじ軸12が貫通する挿通孔5が設けられて
いる。また、本体ケース2の後端部に取付用フランジ部
6が設けられ、前端開口部に後述するボールナット11
を収容する筒状のケースカバー7が固装されている。本
体ケース2とケースカバー7との境界部位にはオイルシ
ール10が配設されている。
【0013】ボールナット11は、円筒状本体の内周面
にボール案内溝11aが螺旋状に設けられており、ウォ
ームホイール4と同軸状に結合して一体構造に形成され
ている。一体化されたウォームホイール4とボールナッ
ト11は、軸受8,8を介して本体ケース2とケースカ
バー7に回転自在に支承されている。
【0014】ボールねじ軸12は、ウォームホイール4
の挿通孔5を貫通し、ボールナット11にその案内溝1
1aに嵌装した多数のボール13を介して螺合すると共
に、ボールナット11の先端開口部とウォームホイール
4の挿通孔5の後端部に嵌着したガイドブッシュ9,9
によって摺動自在に支承されている。そして、ケースカ
バー7から前方へ突出したボールねじ軸12の先端部分
に作動用ねじ部14と、該ねじ部14に螺着したストッ
パ15が設けられている。また、ボールねじ軸12の後
半部分は本体ケース2の後端開口部から外方へ突出し、
本体ケース2の後端部に固着突設した保護筒16で覆わ
れている。該保護筒16にはボールねじ軸12の回り止
め構造が設けられている。
【0015】保護筒16は、図3及び図4に良く示され
ているように、断面形状が四角形の角パイプにより形成
されていて、一端部に固着したフランジ板17を取付ボ
ルト18で本体ケース2の後端部に固定し、ボールねじ
軸12と同軸状に配設されている。また、保護筒16の
内側四隅に沿って4本のタイロッド19が配設され、各
タイロッド19はそれぞれ保護筒16の角部内壁面16
aに接触している。各タイロッド19は、一端部がフラ
ンジ板17に螺着して固定され、他端部が保護筒16の
後端開口を覆う覆板20に締付けナット21を介して固
定されている。
【0016】一方、ボールねじ軸12の後端部には回り
止め体22がキー23を介して回転不可の状態に嵌装さ
れ、固定ナット24により固定されている。該回り止め
体22は保護筒16の内面に適合する四角形状に形成さ
れていて、その四隅角部にタイロッド19と係合する欠
除部25が設けられている。このような構造を有する回
り止め体22によって、ボールねじ軸12の回転が阻止
され、かつ、回り止め体22が保護筒16の内側に支持
された4本のタイロッド19に案内されて軸方向へ摺動
することによって、剛性が大きく、衝撃荷重に強い回り
止め機構が構成され、ボールねじ軸12が保護筒16内
をスムーズに往復移動できるようになっている。
【0017】次に、回り止め体22に設ける欠除部25
の形状について説明する。図5に示すように、欠除部2
5を直角に交わる2つの平面26,26により形成する
と、欠除部25の加工が容易で、タイロッド19に対す
る摺動抵抗が小さいけれども、タイロッド19に対する
接触圧力が高いので、ボールねじ軸12に大きなトルク
が作用したときに、摺動抵抗が増大するという難点があ
る。これに対して、図6に示すように、欠除部25をタ
イロッド19の外周面に接触する円弧状曲面27により
形成すると、加工は困難ではあるが、タイロッド19に
対する接触圧力が低いので、ボールねじ軸12に大きな
トルクが作用してもスムーズに摺動させることが可能で
ある。
【0018】上記した実施例では、ボールナット11と
ボールねじ軸12を用いたウォームねじジャッキ1につ
いて説明したが、ねじジャッキを構成する雌ねじ体と、
該雌ねじ体に螺合して貫通するねじ軸のねじ山を台形ね
じ、その他のねじ山形状としてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるねじ
軸回り止め構造は、剛性が大きく、衝撃荷重に強い回り
止め機能を有している。特に、従来のようにねじ軸に全
長に亘って延びるキー溝を加工する必要がないので、こ
のようなキー溝加工ができないボールねじを用いたボー
ルねじジャッキのねじ軸回り止め構造に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるねじ軸回り止め構造を備えたボー
ルねじジャッキの一部縦断正面図である。
【図2】同一部縦断左側面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿う断面図である。
【図5】回り止め体の正面図である。
【図6】回り止め体の別の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ボールねじジャッキ 2 本体ケース 3 ウォーム 4 ウォームホイール 5 挿通孔 7 ケースカバー 8 軸受 9 ガイドブッシュ 11 ボールナット 12 ボールねじ軸 13 ボール 16 保護筒 19 タイロッド 22 回り止め体 25 欠除部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、該本体ケースに回転自在
    に設けられ、伝動手段により回転駆動される雌ねじ体
    と、前記雌ねじ体に螺合して貫通し、軸方向へ往復移動
    するねじ軸と、前記本体ケースに固定され該本体ケース
    から延出する前記ねじ軸を覆って保護する保護筒とを備
    えているねじジャッキにおいて、 前記保護筒が角パイプにより形成され、その内側四隅に
    沿ってタイロッドが配設されており、 前記ねじ軸の後端部に固定した回り止め体が、前記保護
    筒の内面に適合する四角形状に形成されていると共に、
    前記回り止め体の四隅に前記タイロッドと係合する欠除
    部が設けられていることを特徴とするねじジャッキのね
    じ軸回り止め構造。
  2. 【請求項2】 前記雌ねじ体がボールナットであり、前
    記ねじ軸がボールねじである請求項1記載のねじジャッ
    キのねじ軸回り止め構造。
  3. 【請求項3】 前記伝動手段が、前記本体ケースに内蔵
    されたウォームと、該ウォームに噛合するウォームホイ
    ールとから成り、前記雌ねじ体が前記ウォームホイール
    に貫通して設けられている請求項1又は2記載のねじジ
    ャッキのねじ軸回り止め構造。
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