JP3251232B2 - 回転式湿式処理方法および回転式湿式処理装置 - Google Patents

回転式湿式処理方法および回転式湿式処理装置

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JP3251232B2 JP13024198A JP13024198A JP3251232B2 JP 3251232 B2 JP3251232 B2 JP 3251232B2 JP 13024198 A JP13024198 A JP 13024198A JP 13024198 A JP13024198 A JP 13024198A JP 3251232 B2 JP3251232 B2 JP 3251232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転式湿式処理
方法および回転式湿式処理装置に関し、特に、基板を回
転させるとともに、基板に薬液を吐出して行う湿式処理
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイをはじめプラズ
マディスプレイなど、いわゆるフラットパネルディスプ
レイはブラウン管方式に一部取って代わりつつあり、パ
ーソナルコンピューター用モニターとして、あるいは壁
掛けのテレビジョン受像機として、実用化が図られつつ
ある。これに伴い、パネルサイズは大型化する傾向にあ
る。このことを生産の観点から見ると、大きなサイズの
パネルをより安く供給するためには、1枚の基板からと
れるパネル数(理論収率)を上げることが最も効果的で
ある。したがって、基板のサイズは大型化する一方であ
る。
【0003】さて、パネルの製造工程においては、配線
や電極などを形成する際、いずれの場合においても、基
板上にフォトレジストを塗布し、フォトマスクを介して
紫外光を照射しパターンを転写し、現像、エッチングお
よびレジスト剥離を行う、いわゆるフォトリソグラフィ
ーの技術が用いられる。また、シリコン(Si)を用い
たアクティブマトリクス方式の液晶ディスプレイの製造
工程においては、金属膜とSi膜と間の良好な電気的接
触を確保すべく、希フッ酸(HF)を用いた自然酸化膜
の除去(ライトエッチング)が行われる。
【0004】上述のような現像、湿式エッチング、レジ
スト剥離およびライトエッチングなどの湿式処理は、基
板サイズの拡大の変遷の中で、基板をロット単位で薬液
に浸漬するバッチ式から、基板を一定のタクトで槽から
槽へ1枚ずつ搬送して、薬液に浸漬する処理や薬液をシ
ャワー状に吐出する処理などを行う、枚葉式へと移り変
わってきた。
【0005】ここで、この枚葉式の湿式処理装置の一例
とその湿式処理装置を用いた基板の湿式処理の一例とに
ついて説明する。
【0006】すなわち、従来の枚葉式の湿式処理装置
は、図4に示すように、基板101の湿式処理を行う第
1の処理槽102と第2の処理槽103とを有する。
【0007】この湿式処理装置の第1の処理槽102に
おいては、循環タンク104の内部の薬液を、薬液ライ
ン105に設けられたポンプ106によって、薬液ライ
ン105を通じて薬液ノズル107に供給し、そこから
吐出するとともに、循環タンク104の内部の薬液を、
薬液ライン108に設けられたポンプ109によって、
薬液ライン108を通じてアップフローさせ、第1の処
理槽102の内部に供給する。これにより、基板101
の湿式処理を行う。なお、第1の処理槽102の内部の
薬液は、基板101が浸漬する程度に保たれている。一
方、第1の処理槽102の内部において基板101の湿
式処理に用いられる薬液は、回収ライン110を通じて
循環タンク104に戻される。第1の処理槽102にお
ける湿式処理が終了した後、搬送機構111により基板
101は第1の処理槽102から搬出され、続いて第2
の処理槽103に搬入される。
【0008】第2の処理槽103においては、第1の処
理槽102における基板101の湿式処理と同様にし
て、循環タンク112の内部の薬液を、薬液ライン11
3に設けられたポンプ114によって、薬液ライン11
3を通じて薬液ノズル115に供給し、そこから吐出す
るとともに、循環タンク112の内部の薬液を、薬液ラ
イン116に設けられたポンプ117によって、薬液ラ
イン116を通じて第2の処理槽103の内部にアップ
フローさせ、第2の処理槽103の内部に供給すること
により、基板101の湿式処理を行う。なお、第2の処
理槽103の内部の薬液は、基板101が浸漬する程度
に保たれている。一方、第2の処理槽103の内部にお
いて基板101の湿式処理に用いられる薬液は、回収ラ
イン118を通じて、循環タンク112に戻される。第
2の処理槽103における湿式処理が終了した後、搬送
機構111により基板101は第2の処理槽103から
搬出される。
【0009】以上のようにして枚葉式の湿式処理装置に
よる基板101の湿式処理が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の湿式処理方法および湿式処理装置においては、次
のような問題があった。
【0011】すなわち、枚葉式の湿式処理装置を用い
て、基板の湿式処理を行う場合、1枚の基板を処理する
のに必要な薬液の量はその基板の面積に比例する。さら
に、所定のタクトで次々に湿式処理を行うためには、基
板の1枚あたりの湿式処理に必要な時間を、タクト時間
で割った値だけの処理槽が必要となる。いまや、基板の
大きさはメートル角級に迫りつつあり、上述の、基板1
01を1枚ずつ第1の処理槽102から第2の処理槽1
03に順次搬送するなどといった、いわゆる平流し式の
湿式処理装置では、薬液の使用量が指数的に増大してし
まい、コストや廃液処理の面で破綻をきたすことにな
る。また、湿式処理装置の占有面積は処理槽の数が増加
するに伴って大きくなるため、この占有面積の増加によ
って湿式処理装置が配置されるクリーンルームの維持費
などのコストが増加してしまう。
【0012】そのため、湿式処理においては、薬液の使
用量を必要最小限に抑えつつ、湿式処理装置の占有面積
を最小限に抑える技術が強く望まれていた。
【0013】したがって、この発明の目的は、湿式処理
に用いられる薬液の使用量を低減し、その使用量を必要
最小限に抑えることができる回転式湿式処理方法を提供
することにある。
【0014】また、この発明の他の目的は、薬液の使用
量を必要最小限に抑えることができるとともに、占有面
積を最小限に抑えることができ、クリーンルームなどに
かかるコストを低減することができる回転式湿式処理装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】目的を達成するために、
この発明の第1の発明は、基板に薬液を吐出する薬液吐
出手段と、 基板を回転させる基板回転手段と、 基板から
除去された薬液を廃棄する廃棄手段と、 基板から除去さ
れた薬液を循環タンクに回収する薬液回収手段とを用
い、 基板回転手段により基板を回転させるとともに、
板に薬液を吐出して湿式処理を行うようにした回転式湿
式処理方法であって、少なくとも最初に、薬液吐出手段
により、循環タンクから供給され、湿式処理に少なくと
も一度用いられた薬液を基板に吐出して湿式処理を行
い、次いで、少なくとも一度用いられた薬液を、基板回
転手段によって基板を回転させることにより基板から除
去した後、廃棄手段により、少なくとも一度用いられた
薬液を廃棄するようにした第1の工程と、薬液吐出手段
により、循環タンクから供給され、少なくとも一度用い
られた薬液を基板に吐出して湿式処理を行い、少なくと
も一度用いられた薬液を、基板回転手段によって基板を
回転させることにより基板から除去した後、薬液回収手
段により、少なくとも一度用いられた薬液を循環タンク
回収するようにした第2の工程と、少なくとも最後
に、薬液吐出手段により、湿式処理に一度も用いられて
いない薬液を、基板に吐出して湿式処理を行い、次い
で、一度も用いられていない薬液を、基板回転手段によ
って基板を回転させることにより基板から除去した後、
薬液回収手段により、一度も用いられていない薬液を
環タンクに回収するようにした第3の工程とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0016】この第1の発明において、好適には、一度
も用いられていない薬液を回収した後、基板の洗浄を行
うために、基板に純水を吐出する。なお、洗浄を行った
後の基板に付着した純水の廃棄は、好適には、少なくと
も一度用いられた薬液の廃棄と同様の方法により行う。
【0017】
【0018】この第1の発明において、基板の回転は、
好適には、その基板の面に対して法線方向を軸とした回
転であり、より好適には、基板の面に対する法線方向の
うち、基板の中心を通るものを軸とした回転である。
【0019】
【0020】この第1の発明において、好適には、第1
の薬液および/または第2の薬液を基板に吐出して湿式
処理を行った後、これらの湿式処理に用いられた薬液を
濾過して清浄化し、第1の薬液として基板の湿式処理に
用いる。
【0021】この第1の発明において、典型的には、湿
式処理は枚葉式に行われる。
【0022】この発明の第2の発明は、基板に薬液を吐
出する薬液吐出手段と、 基板を回転可能に構成された基
板回転手段とを有し、基板回転手段により基板を回転さ
せるとともに、薬液吐出手段により基板に薬液を吐出し
て湿式処理を行うようにした回転式湿式処理装置であっ
て、 板から除去された薬液を、廃棄する廃棄手段と、
板から除去された薬液を、循環タンクに回収する薬液
回収手段とを有し、少なくとも最初に、薬液吐出手段に
より、循環タンクから供給され、湿式処理に少なくとも
一度用いられた薬液を吐出して湿式処理を行い、基板回
転手段によって基板を回転させることにより少なくとも
一度用いられた薬液を基板から除去した後、廃棄手段に
より少なくとも一度用いられた薬液を廃棄し、薬液吐出
手段により、循環タンクから供給され、少なくとも一度
用いられた薬液を基板に吐出して湿式処理を行い、基板
回転手段によって基板を回転させることにより基板から
少なくとも一度用いられた薬液を除去した後、薬液回収
手段により少なくとも一度用いられた薬液を循環タンク
回収し、少なくとも最後に、薬液吐出手段により、湿
式処理に一度も用いられていない薬液を基板に吐出して
湿式処理を行い、基板回転手段によって基板を回転させ
ることにより一度も用いられていない薬液を基板から除
去した後、薬液回収手段により一度も用いられていない
薬液を循環タンクに回収するように構成されていること
を特徴とするものである。
【0023】この第2の発明において、湿式処理装置
は、典型的には、基板を回転させる基板回転手段を有
し、基板回転手段により基板を回転させるとともに、薬
液吐出手段により基板に薬液を吐出するように構成され
ている。
【0024】この第2の発明において、好適には、除去
手段は、基板を回転させることにより、基板から薬液を
除去するように構成されている。
【0025】
【0026】この第2の発明において、典型的には、薬
液吐出手段により基板に吐出された第1の薬液のうち、
少なくとも最初に基板に吐出された第1の薬液を、基板
から除去した後、廃棄手段により廃棄するように構成さ
れている。なお、廃棄手段は、純水などの液体を廃棄す
ることも可能である。
【0027】
【0028】この第2の発明において、湿式処理装置
は、典型的には、薬液吐出手段により基板に吐出された
薬液を基板から除去する除去手段と、除去手段により基
板から除去された薬液を所定の経路で薬液吐出手段にま
で循環させる薬液循環手段とを有する。
【0029】この第2の発明において、好適には、基板
の純水リンスを行うために、基板に純水を吐出するよう
にした純水吐出手段を有する。なお、基板に吐出され付
着した純水は、基板を回転させることにより、基板から
除去するようにする。
【0030】この第2の発明において、より好適には、
基板の湿式処理に用いられた第1の薬液および/または
第2の薬液を濾過し、清浄化するようにした薬液清浄化
手段を有する。
【0031】この第2の発明において、典型的には、湿
式処理装置は枚葉式であるが、必要に応じて、例外的
に、湿式処理装置として、バッチ式の湿式処理装置を用
いてもよい。
【0032】上述のように構成されたこの発明の第1お
よび第2の発明によれば、少なくとも最初に、薬液吐出
手段により、循環タンクから供給され、湿式処理に少な
くとも一度用いられた薬液を基板に吐出して湿式処理を
行い、次いで、少なくとも一度用いられた薬液を、基板
回転手段によって基板を回転させることにより基板から
除去した後、この少なくとも一度用いられた薬液を廃棄
する第1の工程と、薬液吐出手段により、循環タンクか
ら供給され、少なくとも一度用いられた薬液を基板に
出して湿式処理を行い、この少なくとも一度用いられた
薬液を、基板回転手段によって基板を回転させることに
より基板から除去した後、薬液回収手段により、この少
なくとも一度用いられた薬液を循環タンクに回収する第
2の工程と、少なくとも最後に、薬液吐出手段により、
湿式処理に一度も用いられていない薬液を、基板に吐出
して湿式処理を行い、次いで、一度も用いられていない
薬液を、基板回転手段によって基板を回転させることに
より基板から除去した後、薬液回収手段により、この一
度も用いられていない薬液を循環タンクに回収する第3
の工程とを有していることにより、循環タンクに貯蔵さ
れている薬液を長時間、高品質に維持することができ、
基板の湿式処理の最後に清浄な薬液を用いた処理を行う
ことができるとともに、薬液の使用量の低減を図ること
ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図においては、同一または対応する部分には同一の
符号を付す。
【0034】まず、この発明の第1の実施形態による湿
式処理装置について説明する。図1はこの第1の実施形
態による湿式処理装置を示す。
【0035】この第1の実施形態による湿式処理装置に
おいては、図1に示すように、新液タンク1、循環タン
ク2および湿式処理部3から構成されている。新液タン
ク1は、基板4の湿式処理に一度も用いられていない薬
液、いわゆる未使用薬液を貯蔵するためのものであり、
その容量は例えば40lである。循環タンク2は、湿式
処理装置内の後述する所定の経路を循環し、基板4の湿
式処理に少なくとも一度用いられた薬液、いわゆる循環
薬液を貯蔵するためのものであり、その容量は例えば6
0lである。湿式処理部3は、基板4に対して、例えば
レジストパターンの剥離の処理などの湿式処理を行うた
めのものである。
【0036】新液タンク1には薬液ライン5が接続され
ており、薬液ライン5にはポンプ6が設けられている。
また、薬液ライン5は途中で薬液ライン5aおよび薬液
ライン5bに分岐されている。新液タンク1は、薬液ラ
イン5および薬液ライン5aを通じて湿式処理部3にお
ける薬液吐出部7に接続されているとともに、薬液ライ
ン5および薬液ライン5bを通じて、後述する薬液ライ
ン8bに接続されこれを通じてテーブル中央ノズル10
に接続されている。ポンプ6は、新液タンク1の内部に
貯蔵されている未使用薬液を、薬液ライン5aを通じて
薬液吐出部7に供給するためのものであるとともに、薬
液ライン5bおよび後述する薬液ライン8bを通じてテ
ーブル中央ノズル10に供給するためのものである。
【0037】また、循環タンク2には薬液ライン8が接
続されている。この薬液ライン8には、ポンプ9が設け
られている。また、薬液ライン8は途中で分岐されてお
り、一方の薬液ライン8aが薬液ライン5aの途中に接
続されているとともに、他方の薬液ライン8bが後述す
るカップ内回転テーブルの中心軸の内部を通じて、テー
ブル中央ノズル10に接続されている。ポンプ9は、循
環タンク2内の循環薬液を、薬液ライン8aおよび薬液
ライン5aを通じて薬液吐出部7に供給するためのもの
であるとともに、薬液ライン8bを通じて、テーブル中
央ノズル10に供給するためのものである。
【0038】また、湿式処理部3は、カップ11、カッ
プ内回転テーブル12、薬液吐出部7および廃液部13
から構成されている。
【0039】カップ11は、基板4に吐出され基板4か
ら除去された薬液を回収または廃棄するためのものであ
り、その底面は中央部が高く周辺部が中央部と比較して
低い形状、いわゆる山状に形成されているとともに、そ
の側壁面は円筒状の部分とその上方の内側に向けてつば
状にせり出した部分とから構成されている。また、カッ
プ11の底面の周辺部には回収ライン14が接続されて
おり、この回収ライン14によってカップ11と循環タ
ンク2とが接続されている。回収ライン14は、基板4
から除去された薬液をカップ11内から循環タンク2に
戻すためのものである。
【0040】カップ11の内部には、円筒状の側壁11
aがさらに設けられており、この円筒状の側壁11aと
カップ11の側壁面とにより、廃液部13が構成されて
いる。また、廃液部13においては、カップ11の側壁
面のつば状にせり出した部分の上端と円筒状の側壁11
aの上端とにより、分離孔13aが構成されている。廃
液部13の底面には廃液ライン15が接続されており、
分離孔13aを通じて廃液部13の内部に入った薬液
を、廃液ライン15を通じて廃棄可能に構成され、これ
らの廃液部13と廃液ライン15とにより薬液の廃棄手
段が構成されている。また、分離孔13aを覆うように
して上下に移動可能な分離シャッター16が設けられて
いる。分離シャッター16は分離孔13aの開閉を行う
ためのものであり、分離シャッター16を上方に移動す
ることにより分離孔13aを開けることができるように
なっている。なお、点線は、分離シャッター16を上方
に移動させ、分離孔13aを開けたときの分離シャッタ
ー16の位置を示す。
【0041】カップ内回転テーブル12は、その中心軸
がカップ11の中央部に位置して設けられている。ま
た、カップ内回転テーブル12の上部は例えばガラス基
板や半導体ウェーハなどの基板4を保持することができ
るようになっている。また、カップ内回転テーブル12
は、基板4をその面の中心の法線方向を軸として回転さ
せることができるようになっている。
【0042】薬液吐出部7は、カップ内回転テーブル1
2の上方に設けられている。この薬液吐出部7は、カッ
プ内回転テーブル12上に基板4を載置したときに、そ
の上面から例えば15cmの高さの位置に設けられてい
る。また、薬液吐出部7は薬液ノズル7a、7bを有す
る。薬液ノズル7aは基板4のほぼ中心の上方、すなわ
ちカップ内回転テーブル12のほぼ中心の上方に設けら
れている。また、薬液ノズル7bは薬液ノズル7aと同
じ高さで、かつ、薬液ノズル7aから例えば27cm程
度離れた位置に設けられている。
【0043】次に、上述のように構成された湿式処理装
置を用いた基板上のレジストパターンの剥離の工程につ
いて説明する。
【0044】まず、縦横の寸法が例えば550mm×6
50mm、厚さが例えば0.7mmの角型のガラス基板
からなる基板4上に露光テスト用のレジストパターン
(図示せず)を形成した後、例えば110℃の温度でポ
ストベーキング処理を行う。このレジストパターンの膜
厚は例えば1.6μmである。次に、図1に示すよう
に、この基板4をカップ内回転テーブル12上に載置す
るとともに、分離シャッター16を上方に移動させるこ
とにより、分離孔13aが開けられた状態にする。
【0045】次に、カップ内回転テーブル12をその中
心軸のまわりに例えば60rpmの回転数で回転させる
ことにより、基板4を同様の回転数で回転させる。カッ
プ内回転テーブル12および基板4の回転が安定した
後、ポンプ9を作動させることにより、循環タンク2に
貯蔵されている、レジストパターンの剥離の工程に少な
くとも一度用いられたシンナー(以下、循環シンナー)
を、薬液ライン8a、8bを通じてそれぞれ薬液吐出部
7およびテーブル中央ノズル10に供給し、それぞれ薬
液ノズル7a、7bおよびテーブル中央ノズル10から
基板4に吐出する。ここで、薬液ノズル7a、7bおよ
びテーブル中央ノズル10から吐出される循環シンナー
の量は合計で例えば100ccである。
【0046】基板4に吐出された循環シンナーには基板
4の回転による遠心力が作用する。これによって、循環
シンナーは基板4に対して放射状に広がる。そして、こ
の広がった循環シンナーと基板4上のレジストとが反応
し、レジストパターンが除去される。その後、基板4上
のレジストとの反応が終了した循環シンナーは、基板4
から放射状に除去され、分離孔13aを通じて廃液部1
3に回収される。ここで、基板4に吐出された循環シン
ナーのうち、その95%以上は分離孔13aを通じて廃
液部13に回収され、廃液ライン15を通じて廃棄され
る。その後、分離シャッター16を下方に移動させるこ
とにより分離孔13aを閉じる。
【0047】続いて、ポンプ9を再び作動させることに
より、循環タンク2内の循環シンナーを、薬液ノズル7
a、7bおよびテーブル中央ノズル10から基板4に吐
出する。基板4に吐出された循環シンナーは、上述と同
様にして、基板4に対して放射状に広がり、基板4上の
レジストと反応する。その後、レジストとの反応が終了
した循環シンナーは基板4から放射状に除去され、カッ
プ11の底面に流れ落ちる。カップ11の底面に流れ落
ちた循環シンナーは回収ライン14を通じて循環タンク
2に回収される。ここで、薬液ノズル7a、7bおよび
テーブル中央ノズル10から吐出される循環シンナーの
量は合計で例えば2l(2000cc)である。
【0048】薬液ノズル7a、7bおよびテーブル中央
ノズル10からの循環シンナーの吐出が終了した後、カ
ップ内回転テーブル12および基板4の回転数を60r
pmに保ったままの状態でポンプ6を作動させる。これ
により、新液タンク1内に貯蔵された、レジストパター
ンの剥離の工程に一度も用いられていないシンナー(以
下、未使用シンナー)を、薬液ライン5および薬液ライ
ン5aを通じて薬液吐出部7に供給し薬液ノズル7a、
7bから吐出するとともに、薬液ライン5および薬液ラ
イン5bを通じてテーブル中央ノズル10から吐出す
る。ここで、薬液ノズル7a、7bおよびテーブル中央
ノズル10から吐出される未使用シンナーの量は、廃棄
された循環シンナーの量とほぼ同量とし、合計で例えば
100ccとする。
【0049】未使用シンナーの吐出が終了した後、カッ
プ内回転テーブル12の回転数を例えば800rpmに
上昇させることにより、基板4を同様の回転数で回転さ
せ、この状態を例えば約20秒間保持する。このとき、
基板4に付着した未使用シンナーには遠心力が作用し、
未使用シンナーは基板4から除去される。これによっ
て、基板4の乾燥が行われる。また、基板4から除去さ
れた未使用シンナーは、カップ11の底面に流れ落ちた
後、回収ライン14を通じて循環タンク2に回収され
る。なお、この回収された未使用シンナーは、後に行わ
れる別の基板上のレジストパターンの剥離の工程におい
て循環シンナーとして用いられる。
【0050】その後、所定の搬出装置(図示せず)によ
り基板4を湿式処理装置の外部に搬出し、基板4上のレ
ジストパターンの剥離の工程を終了する。
【0051】上述した基板4上のレジストパターンの剥
離の工程においては、基板4の1枚あたりの処理時間は
約90秒間であり、未使用シンナーの使用量は100c
c程度である。これに対し、例えば、薬液に基板を浸漬
する槽や基板にシャワー状に薬液を吐出する槽といっ
た、2つの槽を有する標準的な構成の従来の平流し式の
湿式処理装置を用いて、基板上のレジストパターンの剥
離を行う場合、2つの槽におけるシンナーが貯蔵されて
いるタンクの容量は合計で200lである。ここで、こ
の従来の平流し式の湿式処理装置において、レジストパ
ターンの剥離が行われた後、基板に付着したシンナーが
完全に除去されて別の処理槽に搬送されると仮定して
も、すなわち、2つの槽の2番目の槽から別の処理を行
う槽へのシンナーの持ち出しが0ccであると仮定して
も、タンクに貯蔵されたシンナーを、2000枚の基板
にわたってレジストパターンの剥離を行うごとに交換す
るといった交換頻度にしない限り、基板1枚あたりのシ
ンナーの使用量はこの第1の実施形態によるシンナーの
使用量(100cc)より多くなってしまう。ところ
が、このように、シンナーの交換を2000枚の基板を
処理したごとに行おうとすると、2000枚もの基板に
わたってそれらの基板上のレジストパターンの剥離に用
いられたシンナーは、レジストの固形分などを多量に含
んでいるため、レジストパターンの剥離を行った基板に
しみや残渣などが残ってしまい、その基板の品質が損な
われてしまう。そのため、従来の平流し式の湿式処理装
置において、シンナーの交換は、2000枚の基板を処
理するごとに行われることはなく、実際には、より少な
い枚数で行われる。したがって、従来の平流し式の湿式
処理装置における基板1枚あたりのシンナーの使用量に
対して、この第1の実施形態による湿式処理装置におけ
る基板1枚あたりのシンナーの使用量は少なくなる。ま
た、従来の平流し式の湿式処理装置のタンクの容量が2
00lであるのに対し、この第1の実施形態による湿式
処理装置の新液タンク1の容量が40l、循環タンク2
の容量が60lであり、これらを合わせてもタンクの容
量を格段に少なくすることができる。
【0052】以上説明したように、この第1の実施形態
によれば、基板4に循環シンナーを吐出して基板4上の
レジストパターンの剥離を行い、この最初のレジストパ
ターンの剥離に用いられた循環シンナーを廃棄し、最後
に、この廃棄された循環シンナーとほぼ同量の未使用シ
ンナーを吐出して、レジストパターンの剥離の仕上げの
処理を行っていることにより、シンナーの使用量を、基
板に吐出される未使用シンナーの量、すなわち、廃棄さ
れた循環シンナーの量のみとすることができる。そのた
め、レジストパターンの剥離に用いられるシンナーの量
を低減することができるので、貯蔵するシンナーの量を
低減することができる。また、レジストパターンの剥離
の工程において、レジストの含有率が最も大きいシンナ
ーが廃棄され、レジストの含有率が最も小さいシンナー
が回収、循環されて再度用いられるため、循環タンク2
内のシンナーの品質の劣化を最小限に抑えることがで
き、シンナーを高品質の状態で長時間維持することがで
きるので、従来と比較して貯蔵されているシンナーの交
換頻度を格段に少なくすることができる。また、基板4
を高い回転数で回転させていることにより、基板4に付
着したシンナーをほぼ完全に除去することができるの
で、純水による置換を行う槽を別に設ける必要がなく、
湿式処理装置の占有面積を最小限に抑えることができ
る。
【0053】次に、この発明の第2の実施形態による湿
式処理装置について説明する。図2はこの第2の実施形
態による湿式処理装置を示す。
【0054】図2に示すように、この第2の実施形態に
よる湿式処理装置においては、第1の実施形態と同様
に、新液タンク1、循環タンク2および基板処理部3を
有する。ここで、新液タンク1および循環タンク2につ
いては第1の実施形態と同様であるので、説明は省略す
る。
【0055】この第2の実施形態による湿式処理装置の
基板処理部3は、基板4に対して湿式処理を行うための
ものであり、カップ11、カップ内回転テーブル12、
薬液吐出部7および純水吐出部21からなる。
【0056】カップ11は、基板4に吐出され基板4か
ら除去された薬液を回収または廃棄するためのものであ
り、その底面は中央部が高く周辺部が中央部と比較して
低い形状、いわゆる山状に形成されているとともに、そ
の側壁面は円筒状の部分とその上部に内側に向けてつば
状にせり出した部分とから構成されている。また、カッ
プ11の内部にはさらに円筒状の側壁11aが設けられ
ており、この円筒状の側壁11aとカップ11の側壁面
とにより、薬液回収部22が構成されている。薬液回収
部22はその底面で回収ライン23に接続されており、
薬液回収部22はこの回収ライン23を通じて循環タン
ク2に接続されている。また、カップ11の側壁面にお
ける内側にせり出した部分の上端と、側壁11aの上端
とにより分離孔22aが構成されている。また、カップ
11は、壁面11aの内側における底面の周辺部におい
て廃液ライン24に接続されている。また、このカップ
11は全体が上下に移動可能に構成されており、点線は
カップ11を下降させたときのカップ11の位置を示
す。
【0057】カップ内回転テーブル12は、その中心軸
がカップ11の中央部に位置して設けられている。ま
た、カップ内回転テーブル12の上部は基板を保持する
ことができるようになっている。また、カップ内回転テ
ーブル12は、基板4をその面の中心の法線方向を軸と
して回転させることができるようになっている。
【0058】カップ内回転テーブル12の中心軸の内部
には純水ライン25aが接続されており、その中心軸の
上部の純水ライン25aの一端にはテーブル中央純水ノ
ズル26が設けられている。なお、純水ライン25aは
後述する純水ライン25の分岐された一方のラインであ
る。また、カップ内回転テーブル12の上方には、カッ
プ内回転テーブル12上に基板4を載置したときに基板
4の上面から例えば15cmの高さの位置に薬液吐出部
7が設けられている。薬液吐出部7は、例えば5°〜1
0°の範囲内で回転可能に構成された薬液供給バー27
に設けられている。薬液吐出部7における薬液ノズル7
aは薬液供給バー27の一端の近傍に設けられており、
薬液供給バー27を必要な角度だけ回転させることによ
り、薬液ノズル7aがほぼカップ内回転テーブル12の
中心軸の上方、すなわち基板4のほぼ中心の上方に位置
することができるようになっている。また、薬液ノズル
7b、7cは薬液ノズル7aから薬液供給バー27に沿
ってそれぞれ例えば12cm、27cmの位置に設けら
れている。
【0059】また、薬液供給バー27は薬液ライン5、
8に接続されている。すなわち、薬液供給バー27は、
薬液ライン5を通じて新液タンク1に接続されていると
ともに、薬液ライン5に接続された薬液ライン8を通じ
て循環タンク2に接続されている。ここで、薬液ライン
5、8にはそれぞれ第1の実施形態におけると同様のポ
ンプ6、9が設けられている。
【0060】また、カップ内回転テーブル12の上方に
はさらに純水吐出部21が設けられている。この純水吐
出部21は基板4にリンス用の純水を吐出するためのも
のであり、純水ライン25bに接続されている。なお、
純水ライン25bは純水ライン25の分岐した一方のラ
インであり、他方のラインは上述した純水ライン25a
であり、これらの純水ライン25a、25bは純水ライ
ン25を通じて例えば純水供給装置(図示せず)などに
接続されている。
【0061】また、純水ノズル21aは純水ライン25
bの一端の近傍に設けられており、純水ノズル21b、
21cはそれぞれ純水ノズル21aから純水供給ライン
25bに沿って例えば12cm、27cmの位置に設け
られている。
【0062】次に、上述のように構成された第2の実施
形態による湿式処理装置を用いた基板上のレジストパタ
ーンの剥離の工程について説明する。
【0063】まず、第1の実施形態と同様にして基板4
上にレジストパターンを形成した後、この基板4をカッ
プ内回転テーブル12上に載置する。このとき、カップ
11は上方に移動されており、薬液回収部22の分離孔
22aの下端の高さが基板4の面の高さより高くなる状
態とする。次に、カップ内回転テーブル12をその中心
軸のまわりに回転させることにより基板4を回転させ
る。ここで、カップ内回転テーブル12および基板4の
回転数は例えば60rpmである。これらのカップ内回
転テーブル12および基板4の回転が安定した後、ポン
プ9を作動させることにより、循環タンク2から、レジ
ストパターンの剥離の工程に少なくとも一度用いられた
有機アルカリ系剥離液などの剥離液(以下、循環剥離
液)を、薬液ライン8および薬液供給バー27を通じて
薬液吐出部7に供給し、薬液ノズル7a、7b、7cか
ら吐出する。ここで、薬液ノズル7a、7b、7cから
吐出される循環剥離液の量は合計で例えば200ccで
ある。基板4に吐出された循環剥離液には基板4の回転
による遠心力が作用し、循環剥離液は基板4上で放射状
に広がる。そして、この放射状に広がった循環剥離液
と、基板4上のレジストとが反応する。その後、レジス
トを含んだ循環剥離液は基板4から放射状に除去され、
側壁11aの内壁面に沿って流れ落ち、廃液ライン24
を通じて廃棄される。このとき、基板4上のレジストパ
ターンはほとんど剥離されている。
【0064】次に、カップ11を下降させ、分離孔22
aの中央の高さと基板4の上面の高さとをほぼ同じ高さ
にする。その後、ポンプ9を再び作動させることによ
り、循環剥離液を循環タンク2から薬液ライン8および
薬液供給バー27を通じて薬液吐出部7に供給し、薬液
ノズル7a、7b、7cから吐出させる。この薬液ノズ
ル7a、7b、7cからの循環剥離液の吐出は例えば9
0秒間行う。このとき、基板4上の循環剥離液には基板
4の回転による遠心力が作用し、循環剥離液は基板4か
ら放射状に除去される。この除去された循環剥離液のう
ち、その95%以上は分離孔22aを通じて薬液回収部
22に回収され、その底面に流れ落ち、回収ライン23
を通じて、循環タンク2に戻される。
【0065】循環剥離液の吐出が終了した後、続いて、
ポンプ6を作動させることにより、レジストパターンの
剥離の工程に一度も用いられていない剥離液(以下、未
使用剥離液)を、新液タンク1から薬液ライン5および
薬液供給バー27を通じて薬液吐出部7に供給し、薬液
ノズル7a、7b、7cから吐出する。ここで、薬液ノ
ズル7a、7b、7cから吐出される未使用剥離液の量
は、廃棄された循環剥離液の量とほぼ同量とし、合計で
例えば200ccである。基板4に吐出された未使用剥
離液には基板4の回転による遠心力が作用し、未使用剥
離液は基板4上を放射状に広がる。この未使用剥離液に
よって、基板4上において、レジストパターンの剥離の
仕上げの処理が行われる。その後、未使用剥離液は基板
4上から放射状に除去され、分離孔22aを通じて薬液
回収部22に入り、回収ライン23を通じて循環タンク
2に供給され、回収される。なお、この回収された未使
用剥離液は、他の基板上のレジストパターンの剥離にお
いて、循環剥離液として再利用される。
【0066】次に、カップ内回転テーブル12の回転数
を例えば500rpmに上昇させることにより、基板4
を同様の回転数で回転させる。これにより、基板4に残
留した未使用剥離液はほぼ完全に除去される。これとと
もに、カップ11を所定の高さ分上昇させ、最初の状態
(図2において実線で示す状態)とする。
【0067】次に、カップ内回転テーブル12の回転数
を例えば60rpmに戻し、基板4も同様の回転数とし
た後、純水ノズル21a、21b、21cおよびテーブ
ル中央純水ノズル26から基板4の両面に純水を吐出す
ることにより、基板4の純水リンスを行う。この純水ノ
ズル21a、21b、21cおよびテーブル中央純水ノ
ズル26からの純水の吐出は例えば約90秒間行う。
【0068】次に、カップ内回転テーブル12の回転数
を例えば1000rpmに上昇させることにより基板4
を同様の回転数で回転させ、この状態を約20秒間保持
する。これにより、基板4の乾燥処理が行われる。その
後、カップ内回転テーブル12を停止させ、基板4を停
止させる。
【0069】その後、所定の搬出装置(図示せず)によ
り基板4を湿式処理装置の外部に搬出し、基板4上のレ
ジストパターンの剥離の工程を終了する。
【0070】この第2の実施形態による湿式処理装置を
用いた基板4上のレジストパターンの剥離における未使
用剥離液の使用量は、廃棄された循環剥離液の量とほぼ
同量であり、基板4の1枚あたり約200ccである。
これに対し、レジストパターンの剥離の処理を行う2つ
の槽を有する標準的な構成の従来の平流し式の湿式処理
装置においては、剥離液が貯蔵されるタンクの容量が合
計300lであり、さらにレジストパターンの剥離の処
理を行う2つ目の槽から別の処理を行う槽への剥離液の
持ち出しが約200cc程度であるため、2000枚の
基板上のレジストパターンの剥離を行うごとにタンク内
の剥離液を交換すると仮定しても、剥離液の使用量は基
板1枚当たり350ccとなり、この第2の実施形態に
よる湿式処理装置における基板4の1枚あたりの剥離液
の使用量(200cc)より多い。すなわち、第2の実
施形態による湿式処理装置を用いて基板4上のレジスト
パターンの剥離を行う場合は、従来の平流し式の湿式処
理装置を用いて基板上のレジストパターンの剥離を行う
場合より、その剥離液の使用量を低減することができ
る。
【0071】以上説明したように、この第2の実施形態
によれば、基板4上に最初に吐出される循環剥離液を、
基板4上から除去した後に廃棄し、最後に未使用剥離液
を基板4に吐出して基板4上のレジストパターンの剥離
を行っていることにより、第1の実施形態と同様の効果
を得ることができる。また、この第2の実施形態による
湿式処理装置が、基板4のレジストパターンの剥離およ
び純水リンスを同一のカップ11内で行うことができる
ように構成されていることにより、純水リンスを行う槽
を別に設ける必要がないため、湿式処理装置の占有面積
を減少させることができ、クリーンルームにかかるコス
トの低減を図ることができる。
【0072】次に、この発明の第3の実施形態による湿
式処理装置について説明する。図3はこの第3の実施形
態による湿式処理装置を示す。
【0073】図3に示すように、この第3の実施形態に
よる湿式処理装置においては、第1の実施形態と同様に
新液タンク1、循環タンク2および基板処理部3を有す
る。ここで、新液タンク1および循環タンク2について
は第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
【0074】この第3の実施形態による湿式処理装置の
基板処理部3は、基板4に対して湿式処理を行うための
ものであり、カップ11、カップ内回転テーブル12、
薬液吐出部7および純水吐出部21からなる。
【0075】カップ11は、基板4に吐出され基板4か
ら除去された薬液を回収または廃棄するためのものであ
り、その底面は中央部が高く周辺部が中央部に対して低
い形状、いわゆる山状に形成されているとともに、その
側壁面は円筒状の部分とその上部に内側に向けてつば状
にせり出した部分とから構成されている。また、カップ
11の底面における周辺部には、廃液/回収ライン31
が接続されている。廃液/回収ライン31はその途中で
分岐されている。この分岐された廃液/回収ライン31
のうち、一方の回収ライン32は循環タンク2に接続さ
れ、他方の廃液ライン33は分離バルブ34を介して、
所定の廃液処理装置(図示せず)に接続されている。こ
の第3の実施形態における湿式処理装置のその他の構成
は第2の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
【0076】次に、上述のように構成されたこの第3の
実施形態による湿式処理装置を用いた自然酸化膜の除去
の工程について説明する。
【0077】まず、第1の実施形態と同様の基板4上
に、例えばプラズマ化学気相成長法により酸化シリコン
(SiO2 )膜および非晶質シリコン(アモルファスS
i、a−Si)膜(いずれも図示せず)を順次形成す
る。これらのSiO2 膜およびa−Si膜の膜厚はそれ
ぞれ例えば500nmおよび40nmである。その後、
この基板4を大気中に1日間放置する。これによって、
a−Si膜表面に自然酸化膜が形成される。
【0078】次に、図3に示すように、この基板4を、
湿式処理装置のカップ内回転テーブル12上に載置す
る。次に、カップ内回転テーブル12をその中心軸のま
わりに例えば60rpmの回転数で回転させることによ
り、基板4を同様の回転数で回転させるとともに、廃液
ライン33に設けられた分離バルブ34を開ける。カッ
プ内回転テーブル12および基板4の回転が安定した
後、薬液ライン8のポンプ9を作動させる。これによ
り、循環タンク2内の自然酸化膜の除去の工程に少なく
とも一度用いられた例えば5%濃度の希フッ酸(HF)
液(以下、循環HF液)を、薬液ライン8および薬液供
給バー27を順次通じて薬液吐出部7に供給し、薬液ノ
ズル7a、7b、7cから吐出する。この循環HF液の
吐出は例えば約5秒間行われる。この基板4に吐出され
た循環HF液には基板4の回転による遠心力が作用し、
循環HF液は基板4上を放射状に広がる。これによっ
て、基板4の上方のa−Si膜表面に形成された自然酸
化膜が除去される。また、自然酸化膜を除去した循環H
F液は基板4上から放射状に除去される。その後、この
循環HF液はカップ11の周辺部の底面に接続された回
収/廃液ライン31に入り、廃液ライン33を通じて廃
棄される。この循環HF液の廃棄が終了した後、廃液ラ
イン33の分離バルブ34を閉じる。
【0079】次に、ポンプ9を作動させることにより、
上述と同様にして、薬液ノズル7a、7b、7cから循
環HF液を基板4上に吐出する。この循環HF液の吐出
は約15秒間行われる。基板4上の循環HF液には基板
4の回転による遠心力が作用して基板4上を放射状に広
がり、a−Si膜表面に残留していた自然酸化膜を除去
する。また、循環HF液は基板4から放射状に除去さ
れ、カップ11の側壁面に沿って底面に流れ落ち、回収
/廃液ライン31および回収ライン32を通じて循環タ
ンク2に戻される。
【0080】次に、薬液ライン5のポンプ6を作動させ
ることにより、新液タンク1内の、自然酸化膜の除去の
工程に一度も用いられていないHF液(以下、未使用H
F液)を薬液ライン5および薬液供給バー27を通じ
て、薬液ノズル7a、7b、7cから基板4に吐出す
る。この未使用HF液の吐出は約5秒間行われ、薬液ノ
ズル7a、7b、7cから吐出される未使用HF液の量
は合計で例えば約150ccである。基板4上に吐出さ
れた未使用HF液には基板4の回転による遠心力が作用
し、未使用HF液は基板4上で放射状に広がる。これに
よって、自然酸化膜の除去の工程における仕上げの処理
が行われる。また、未使用HF液は基板4上から放射状
に除去され、カップ11の底面に流れ落ち、回収/廃液
ライン31および回収ライン32を通じて、循環タンク
2に供給され、回収される。なお、この回収された未使
用HF液は、他の基板における自然酸化膜の除去の工程
において循環HF液として再利用される。
【0081】次に、廃液ライン33に設けられた分離バ
ルブ34を開けた後、第2の実施形態と同様にして、純
水を、純水ライン25bを通じて純水吐出部21に供給
し、純水ノズル21a、21b、21cから吐出させる
とともに、純水ライン25aを通じてテーブル中央純水
ノズル26から吐出させる。これによって、基板4の両
面の純水リンスが行われる。この純水リンスは約60秒
間行われる。また、基板4の両面に吐出された純水には
基板4の回転による遠心力が作用し、基板4に対して放
射状に広がり除去される。基板4から除去された純水は
カップ11の底面に流れ落ち、回収/廃液ライン31お
よび廃液ライン33を通じて廃棄される。
【0082】次に、カップ内回転テーブル12の回転数
を例えば1000rpmに上昇させることにより、基板
4を同様の回転数で回転させ、この状態を約20秒間保
持する。その後、カップ内回転テーブル12および基板
4を停止させる。これにより、基板4の乾燥処理が行わ
れる。
【0083】その後、所定の搬出装置(図示せず)によ
り基板4を湿式処理装置の外部に搬出し、a−Si膜表
面の自然酸化膜の除去の工程を終了する。
【0084】以上説明したように、この第3の実施形態
によれば、最初に吐出した循環HF液を基板4から除去
した後、廃棄し、最後に基板4に未使用HF液を吐出し
て自然酸化膜の除去の工程における仕上げの処理を行
い、その未使用HF液を回収し、循環させ、循環HF液
として再び使用するようにしていることにより、また、
カップ11内において基板4上のa−Si膜に形成され
た自然酸化膜を除去した後、さらに、同一のカップ11
内においてa−Si膜表面の自然酸化膜の除去と基板4
の純水リンスとを行うようにしていることにより、第2
の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、a
−Si膜表面に最後に吐出されるHF液が、自然酸化膜
除去に一度も用いられていないものであることにより、
a−Si膜の表面を不純物のない清浄な表面にすること
ができる。
【0085】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0086】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値、材料、循環された薬液と廃棄される薬液とを分離す
る手段はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異
なる数値、材料、手段を用いてもよい。
【0087】また、例えば、上述の第3の実施形態にお
いては、HFを用いて基板4の上方のa−Si膜表面の
自然酸化膜の除去を行っているが、例えば塩酸溶液によ
ってITO膜をエッチングするようにしてもよく、例え
ばリン酸、酢酸および硝酸の混合溶液によってアルミニ
ウムをエッチングするようにしてもよい。
【0088】また、例えば、上述の第3の実施形態にお
いては、分離バルブ34が廃液ライン33の途中に設け
られているが、分離バルブ34を回収ライン32の途中
に設けるようにしてもよく、また、分離バルブを廃液ラ
イン33および回収ライン32のそれぞれに設けるよう
にしてもよい。そして、分離バルブが回収ライン32お
よび/または廃液ライン33に設けられた場合には、分
離バルブは、薬液の排出や回収に応じて、適時開閉可能
に構成される。
【0089】また、例えば、上述の第1〜第3の実施形
態においては、基板4としてガラス基板を用いている
が、例えば液晶基板やプリント基板などであってもよ
い。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
発明による回転式湿式処理方法によれば、少なくとも最
初に、薬液吐出手段により、循環タンクから供給され、
湿式処理に少なくとも一度用いられた薬液を基板に吐出
して湿式処理を行い、次いで、この少なくとも一度用い
られた薬液を、基板回転手段によって基板を回転させる
ことにより基板から除去した後、この少なくとも一度用
いられた薬液を廃棄する第1の工程と、薬液吐出手段に
より、循環タンクから供給され、少なくとも一度用いら
れた薬液を基板に吐出して湿式処理を行い、この少なく
とも一度用いられた薬液を、基板回転手段によって基板
を回転させることにより基板から除去した後、薬液回収
手段により、この少なくとも一度用いられた薬液を循環
タンクに回収する第2の工程と、少なくとも最後に、
液吐出手段により、一度も湿式処理に用いられていない
薬液を基板に吐出して湿式処理を行い、次いで、この一
度も用いられていない薬液を、基板回転手段によって基
板を回転させることにより基板から除去した後、薬液回
収手段により、この一度も用いられていない薬液を循環
タンクに回収するようにした第3の工程とを有している
ことにより、湿式処理における薬液の使用量を低減し、
必要最小限に抑えることができる。
【0091】この発明の第2の発明による回転式湿式処
理装置によれば、基板に薬液を吐出する薬液吐出手段
と、この基板を回転可能に構成された基板回転手段とを
有し、基板回転手段により基板を回転させるとともに、
薬液吐出手段により基板に薬液を吐出して湿式処理を行
う装置であり、基板から除去された薬液を、廃棄する廃
棄手段と、基板から除去された薬液を、循環タンクに回
収する薬液回収手段とをさらに有し、少なくとも最初
に、薬液吐出手段により、循環タンクから供給され、湿
式処理に少なくとも一度用いられた薬液を吐出して湿式
処理を行い、基板回転手段によって基板を回転させるこ
とにより少なくとも一度用いられた薬液を基板から除去
した後、廃棄手段によりこの少なくとも一度用いられた
薬液を廃棄し、さらに、薬液吐出手段により、循環タン
クから供給され、少なくとも一度用いられた薬液を基板
吐出して湿式処理を行い、基板回転手段によって基板
を回転させることにより基板からこの少なくとも一度用
いられた薬液を除去した後、薬液回収手段によりこの少
なくとも一度用いられた薬液を循環タンクに回収し、少
なくとも最後に、薬液吐出手段により、湿式処理に一度
も用いられていない薬液を基板に吐出して湿式処理を行
い、基板回転手段によって基板を回転させることにより
この一度も用いられていない薬液を基板から除去した
後、薬液回収手段によりこの一度も用いられていない薬
液を循環タンクに回収するように構成されていることに
より、薬液の使用量を必要最小限に抑えることができる
とともに、占有面積を最小限に抑えることができ、クリ
ーンルームなどにかかるコストを低減することができる
回転式湿式処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による湿式処理装置
を示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施形態による湿式処理装置
を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施形態による湿式処理装置
を示す断面図である。
【図4】従来技術による平流し式の湿式処理装置を示す
断面図である。
【符号の説明】
1・・・新液タンク、2・・・循環液タンク、3・・・
湿式処理部、4・・・基板、7・・・薬液吐出部、7
a、7b、7c・・・薬液ノズル、11・・・カップ、
11a・・・側壁、12・・・カップ内回転テーブル、
16・・・分離シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/306 J (56)参考文献 特開 平7−24396(JP,A) 特開 平9−78263(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に薬液を吐出する薬液吐出手段と、 上記基板を回転させる基板回転手段と、 上記基板から除去された上記薬液を廃棄する廃棄手段
    と、 上記基板から除去された上記薬液を循環タンクに回収す
    る薬液回収手段とを用い、 上記基板回転手段により上記基板を回転させるととも
    に、上記 基板に上記薬液を吐出して湿式処理を行うよう
    にした回転式湿式処理方法であって、 少なくとも最初に、上記薬液吐出手段により、上記循環
    タンクから供給され、上記湿式処理に少なくとも一度用
    いられた薬液を上記基板に吐出して湿式処理を行い、次
    いで、上記少なくとも一度用いられた薬液を、上記基板
    回転手段によって上記基板を回転させることにより上記
    基板から除去した後、上記廃棄手段により、上記少なく
    とも一度用いられた薬液を廃棄するようにした第1の工
    程と、上記薬液吐出手段により、上記循環タンクから供給さ
    れ、 上記少なくとも一度用いられた薬液を上記基板に
    出して湿式処理を行い、上記少なくとも一度用いられた
    薬液を、上記基板回転手段によって上記基板を回転させ
    ることにより上記基板から除去した後、上記薬液回収手
    段により、上記少なくとも一度用いられた薬液を上記循
    環タンクに回収するようにした第2の工程と、 少なくとも最後に、上記薬液吐出手段により、上記湿式
    処理に一度も用いられていない薬液を、上記基板に吐出
    して湿式処理を行い、次いで、上記一度も用いられてい
    ない薬液を、上記基板回転手段によって上記基板を回転
    させることにより上記基板から除去した後、上記薬液回
    収手段により、上記一度も用いられていない薬液を上記
    循環タンクに回収するようにした第3の工程とを有する
    ことを特徴とする回転式湿式処理方法。
  2. 【請求項2】 上記一度も用いられていない薬液を回収
    した後、上記基板に純水を吐出するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の回転式湿式処理方法。
  3. 【請求項3】 上記湿式処理が枚葉式に行われることを
    特徴とする請求項1記載の回転式湿式処理方法。
  4. 【請求項4】 基板に薬液を吐出する薬液吐出手段と、 上記基板を回転可能に構成された基板回転手段とを有
    し、 上記基板回転手段により上記基板を回転させるととも
    に、上記薬液吐出手段により上記基板に上記薬液を吐出
    して湿式処理を行うようにした回転式湿式処理装置であ
    って、 上記基板から除去された上記薬液を、廃棄する廃棄手段
    と、 上記基板から除去された上記薬液を、循環タンクに回収
    する薬液回収手段と を有し、少なくとも最初に、上記薬液吐出手段により、上記循環
    タンクから供給され、上記湿式処理に少なくとも一度用
    いられた薬液を吐出して上記湿式処理を行い、上記基板
    回転手段によって上記基板を回転させることにより上記
    少なくとも一度用いられた薬液を上記基板から除去した
    後、上記廃棄手段により上記少なくとも一度用いられた
    薬液を廃棄し、 上記薬液吐出手段により、上記循環タンクから供給さ
    れ、上記少なくとも一度用いられた薬液を上記基板に吐
    出して湿式処理を行い、上記基板回転手段によって上記
    基板を回転させることにより上記基板から上記少なくと
    も一度用いられた薬液を除去した後、上記薬液回収手段
    により上記少なくとも一度用いられた薬液を上記循環タ
    ンクに回収し、 少なくとも最後に、上記薬液吐出手段により、上記湿式
    処理に一度も用いられていない薬液を上記基板に吐出し
    て上記湿式処理を行い、上記基板回転手段によって上記
    基板を回転させることにより上記一度も用いられていな
    い薬液を上記基板から除去した後、上記薬液回収手段に
    より上記一度も用いられていない薬液を上記循環タンク
    に回収するように構成されている ことを特徴とする回転
    式湿式処理装置。
  5. 【請求項5】 上記基板から除去された上記薬液を所定
    の経路で上記薬液吐出手段にまで循環させる薬液循環手
    段を有することを特徴とする請求項4記載の回転式湿式
    処理装置。
  6. 【請求項6】 上記基板に純水を吐出する純水吐出手段
    を有することを特徴とする請求項4記載の回転式湿式処
    理装置。
  7. 【請求項7】 上記回転式湿式処理装置が枚葉式である
    ことを特徴とする請求項4記載の回転式湿式処理装置。
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