JP3251097B2 - コンパレータ - Google Patents

コンパレータ

Info

Publication number
JP3251097B2
JP3251097B2 JP11182393A JP11182393A JP3251097B2 JP 3251097 B2 JP3251097 B2 JP 3251097B2 JP 11182393 A JP11182393 A JP 11182393A JP 11182393 A JP11182393 A JP 11182393A JP 3251097 B2 JP3251097 B2 JP 3251097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
source
mos
mos transistor
inverter
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11182393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06324090A (ja
Inventor
愛幸 大森
正之 小笹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP11182393A priority Critical patent/JP3251097B2/ja
Publication of JPH06324090A publication Critical patent/JPH06324090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3251097B2 publication Critical patent/JP3251097B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子、通信分野などで利
用されるMOSトランジスタを用いたコンパレータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子分野などにおいて、MOSト
ランジスタを用いたコンパレータが必要とされるように
なってきた。
【0003】以下、従来のMOSトランジスタを用いた
コンパレータについて説明する。図4は従来のMOSト
ランジスタを用いたコンパレータの構成例を示す図であ
り、M1,M2は同タイプのMOSトランジスタ、M
3,M4はM1,M2とは異種のタイプの入力MOSト
ランジスタ、M5,M6は出力MOSトランジスタであ
る。VDDは電源端子、V1,V2は入力端子、V0は出力
端子、I0は電流源である。
【0004】以上のように構成されたMOSトランジス
タを用いたコンパレータについて、以下その動作を説明
する。
【0005】まず電源端子VDDに電圧が印加されると、
入力MOSトランジスタM3,M4は飽和領域で動作
し、M3に流れる電流I1と、M4に流れる電流I2とが
現れる。この例においては、 I1=K(V1−VS−VT022=K(V2−VS−VT021+I2=I0 となる。
【0006】ここで、VSはソース電圧、VT0はしきい
値電圧である。Kは、MOSトランジスタの特性を表わ
す比例定数で利得因子と呼ばれ、 K=(μnox)/2・(W/L′) である。ただし、μnは電子の移動度、Coxは酸化膜容
量、Wはゲート幅、L′は実効ゲート長である。
【0007】また、V1>V2のときI1>I2となり、V
0はLow出力となる。一方、V1<V2のときI1<I2
となり、V0はHigh出力となる。この際、MOSト
ランジスタM1,M2はカレントミラー比1で動作する
ので、入力MOSトランジスタM3,M4の電流特性値
が重要である。これらの入力MOSトランジスタM3,
M4に現れる電流I1,I2は、VSを消去すると、 I1=I0/2+K(V1−V2)/2 ・(2I0/K−(V1−V221/22=I0/2−K(V1−V2)/2 ・(2I0/K−(V1−V221/2 となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンパレー
タの構成は、入力電圧がV1=V2のときにノイズに弱く
誤動作を起こすという欠点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、MOSトランジスタ特性(バックゲート効果)を利
用することでヒステリシス特性を持ったコンパレータを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコンパレータは、従来のMOSトランジスタ
を用いたコンパレータの出力MOSトランジスタに電圧
フォロアを接続し、該電圧フォロアを介して比較結果を
表わす出力電圧を入力MOSトランジスタのバックゲー
トに帰還することによりヒステリシス特性を実現したも
のである。
【0011】具体的に説明すると、請求項1の発明に係
るコンパレータは、図1に例示するように、各ソースを
共通接続した共通接続点と基準電位点との間に電流源
(I 0 )を有し各ゲートに入力信号が入力される第1、
第2のMOSトランジスタ(M3,M4)からなる差動
回路と、前記第2のMOSトランジスタ(M4)のドレ
イン出力を反転するインバータ(M5,M6)と、ダイ
オード接続された複数のMOSトランジスタを直列接続
してなるMOS直列回路(M8,M9,M10) をソー
スと前記基準電位点との間に有しかつ前記インバータの
出力端にゲートを接続した第3のMOSトランジスタ
(M7)からなるソースフォロアと、前記MOS直列回
路をなす複数のMOSトランジスタのうち前記基準電位
点に直接接続されかつドレイン・ソース間電圧を前記第
2のMOSトランジスタ(M4)のバックゲートに帰還
する第4のMOSトランジスタ(M10)とを備え、前
記インバータの入力端又は出力端から出力信号を取り出
すようにしたものである。
【0012】請求項2の発明に係るコンパレータは、図
2に例示するように、各ソースを共通接続した共通接続
点と基準電位点との間に電流源(I 0 )を有し各ゲート
に入力信号が入力される第1、第2のMOSトランジス
タ(M3,M4)からなる差動回路と、前記第2のMO
Sトランジスタ(M4)のドレイン出力を反転する第1
のインバータ(M5,M6)と、前記第1のインバータ
の出力信号を反転する第2のインバータ(M11,M1
2)と、ダイオード接続された複数のMOSトランジス
タを直列接続してなるMOS直列回路(M14,M1
5,M16)をソースと前記基準電位点との間に有しか
つ前記第2のインバータの出力端にゲートを接続した第
3のMOSトランジスタ(M13)からなるソースフォ
ロアと、前記MOS直列回路をなす複数のMOSトラン
ジスタのうち前記基準電位点に直接接続されかつドレイ
ン・ソース間電圧を前記第1のMOSトランジスタ(M
3)のバックゲートに帰還する第4のMOSトランジス
タ(M16)とを備え、前記第2のインバータの入力端
又は出力端から出力信号を取り出すようにしたものであ
る。
【0013】請求項3の発明に係るコンパレータは、図
3に例示するように、各ソースを共通接続した共通接続
点と基準電位点との間に電流源(I 0 )を有し各ゲート
に入力信号が入力される第1、第2のMOSトランジス
タ(M3,M4)からなる差動回路と、前記第2のMO
Sトランジスタ(M4)のドレイン出力を反転する第1
のインバータ(M5,M6)と、ダイオード接続された
複数のMOSトランジスタを直列接続してなる第1のM
OS直列回路(M8,M9,M10)をソースと前記基
準電位点との間に有しかつ前記第1のインバータの出力
端にゲートを接 続した第3のMOSトランジスタ(M
7)からなる第1のソースフォロアと、前記第1のMO
S直列回路をなす複数のMOSトランジスタのうち前記
基準電位点に直接接続されかつドレイン・ソース間電圧
を前記第2のMOSトランジスタ(M4)のバックゲー
トに帰還する第4のMOSトランジスタ(M10)と、
前記第1のインバータの出力信号を反転する第2のイン
バータ(M11,M12)と、ダイオード接続された複
数のMOSトランジスタを直列接続してなる第2のMO
S直列回路(M14,M15,M16)をソースと前記
基準電位点との間に有しかつ前記第2のインバータの出
力端にゲートを接続した第5のMOSトランジスタ(M
13)からなる第2のソースフォロアと、前記第2のM
OS直列回路をなす複数のMOSトランジスタのうち前
記基準電位点に直接接続されかつドレイン・ソース間電
圧を前記第1のMOSトランジスタ(M3)のバックゲ
ートに帰還する第6のMOSトランジスタ(M16)と
を備え、前記第1又は第2のインバータの出力端から出
力信号を取り出すようにしたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、ダイオード接続され
た第4のMOSトランジスタ(M10)のドレイン・ソ
ース間電圧を第2のMOSトランジスタ(M4)のバッ
クゲートに帰還することで、所定のヒステリシス幅を持
ったコンパレータを構成することができ、差動回路に入
力された2つの入力信号同士をレベル比較して波形整形
を行うことができる。例えば、第2のMOSトランジス
タ(M4)側の入力V 2 を基準に第1のMOSトランジ
スタ(M3)側の入力V 1 に入力信号が与えられる場合
のヒステリシス特性は、マイナス電位側に生じる。
【0015】請求項2の発明によれば、ダイオード接続
された第4のMOSトランジスタ(M16)のドレイン
・ソース間電圧を第1のMOSトランジスタ(M3)の
バックゲートに帰還することで、所定のヒステリシス幅
を持ったコンパレータを構成することができ、差動回路
に入力された2つの入力信号同士をレベル比較して波形
整形を行うことができる。例えば、第2のMOSトラン
ジスタ(M4)側の入力V 2 を基準に第1のMOSトラ
ンジスタ(M3)側の入力V 1 に入力信号が与え られる
場合のヒステリシス特性は、請求項1の発明の場合とは
逆となり、プラス電位側に生じる。
【0016】請求項3の発明によれば、ダイオード接続
された第4のMOSトランジスタ(M10)のドレイン
・ソース間電圧を第2のMOSトランジスタ(M4)の
バックゲートに帰還し、かつダイオード接続された第6
のMOSトランジスタ(M16)のドレイン・ソース間
電圧を第1のMOSトランジスタ(M3)のバックゲー
トに帰還することで、所定のヒステリシス幅を持ったコ
ンパレータを構成することができ、差動回路に入力され
た2つの入力信号同士をレベル比較して波形整形を行う
ことができる。しかも、入力の差電圧がゼロになる電位
を中心に上下に対称な電位をしきい値とする比較動作を
行うことができる。
【0017】総じて本発明によれば、入力MOSトラン
ジスタのバックゲートへの帰還によりヒステリシス特性
を実現したので、コンパレータの誤動作が低減される。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る3つの実施例について、
図面を参照しながら説明する。
【0019】(実施例1) 図1は、本発明の第1の実施例に係るMOSトランジス
タを用いたコンパレータの構成を示す図であって、ソー
スフォロアを介してV2側の入力MOSトランジスタM
4のバックゲートに出力電圧を帰還したものである。図
1において、M7,M8,M9,M10は帰還用のソー
スフォロアを構成するように付加されたMOSトランジ
スタである。また、出力端子V0に加えて、これとは逆
相の他の出力端子が引き出されている。
【0020】図1の構成を持つコンパレータの動作を説
明する。まず、V1とV2との大小関係に応じてV0がL
ow又はHigh出力となる基本動作は、図4のコンパ
レータの場合と同様である。ただし、V1側の入力MO
SトランジスタM3のバックゲートをソース電位とし、
2側の入力MOSトランジスタM4のバックゲートに
0を帰還する。したがって、図1に示す実施例におい
ては、 I1=K(V1−VS−VT022=K(V2−VS−VT21+I2=I0T=VTi((1+(VS−Vsub)/φ)1/2)+VFB となる。
【0021】ただし、Vsubはバックゲート電圧、VT
しきい値電圧である。VTはVS及びVsubの関数であ
り、特にVS=VsubのときのVTがVT0である。また、
Tiは理想状態でのしきい値電圧、φはビルトイン電
圧、VFBはフラットバンド電圧である。
【0022】ノイズ対策が必要なI1=I2の条件を満た
す場合のV1−V2を求める。
【0023】 V1−V2=VT0−VTT0=VTi+VFB であるから、 V1−V2=VTi(1−(1+(VS−Vsub)/φ)1/2) である。
【0024】例えばVDD=5V、V1=2.5V、VTi
=0.31V、VT0=VTi+VFB=1V(ただし、VS
=Vsub)、φ=0.83V、K=124μA/V2、I
0=125μAのもとでI1=I2のとき、 VS=0.79V VFB=0.69V となる。ここで、V0がLowの場合とHighの場合
との2通りについて、Vsub、VT及びV1−V2を考察す
る。
【0025】V0がLow出力の場合、つまりV2側の入
力MOSトランジスタM4においてVsub=0Vのとき
にI1=I2となるVTとV1−V2とを求めると、ヒステ
リシス幅は、 VT=1.123V V1−V2=−123mV となる。
【0026】逆にV0がHigh出力の場合、つまりV2
側の入力MOSトランジスタM4においてVsub=1.
25VのときにI1=I2となるVTとV1−V2とを求め
ると、ヒステリシス幅は、 VT=0.897V V1−V2=103mV となる。
【0027】以上のとおり、本実施例によれば、V2
の入力MOSトランジスタM4のバックゲートに出力電
圧を同相で帰還したことにより、コンパレータにヒステ
リシス特性を付与することができ、ノイズなどによる誤
動作を低減させることができる。
【0028】(実施例2) 図2は、本発明の第2の実施例に係るMOSトランジス
タを用いたコンパレータの構成を示す図であって、ソー
スフォロアを介してV1側の入力MOSトランジスタM
3のバックゲートに出力電圧を帰還したものである。図
2において、M11,M12はインバータを構成するよ
うに出力端子V0に付加されたMOSトランジスタであ
り、M13,M14,M15,M16は帰還用のソース
フォロアを構成するように付加されたMOSトランジス
タである。また、出力端子V0に加えて、これとは逆相
の他の出力端子が引き出されている。
【0029】図2の構成を持つコンパレータの動作を説
明する。まず、V1とV2との大小関係に応じてV0がL
ow又はHigh出力となる基本動作は、図4のコンパ
レータの場合と同様である。ただし、V2側の入力MO
SトランジスタM4のバックゲートをソース電位とし、
1側の入力MOSトランジスタM3のバックゲートに
0を反転させた電圧を帰還する。したがって、図2に
示す実施例においては、 I1=K(V1−VS−VT22=K(V2−VS−VT021+I2=I0T=VTi((1+(VS−Vsub)/φ)1/2)+VFB となる。
【0030】ここで、ノイズ対策が必要なI1=I2の条
件を満たす場合のV1−V2を求める。
【0031】 V1−V2=VT−VT0T0=VTi+VFB であるから、 V1−V2=VTi((1+(VS−Vsub)/φ)1/2−1) である。
【0032】例えばVDD=5V、V2=2.5V、VTi
=0.31V、VT0=VTi+VFB=1V(ただし、VS
=Vsub)、φ=0.83V、K=124μA/V2、I
0=125μAのもとでI1=I2のとき、 VS=0.79V VFB=0.69V となる。ここで、V0がHighの場合とLowの場合
との2通りについて、Vsub、VT及びV1−V2を考察す
る。
【0033】V0がHigh出力の場合、つまりV1側の
入力MOSトランジスタM3においてVsub=0Vのと
きにI1=I2となるVTとV1−V2とを求めると、ヒス
テリシス幅は、 VT=1.123V V1−V2=123mV となる。
【0034】逆にV0がLow出力の場合、つまりV1
の入力MOSトランジスタM3においてVsub=1.2
5VのときにI1=I2となるVTとV1−V2とを求める
と、ヒステリシス幅は、 VT=0.897V V1−V2=−103mV となる。
【0035】以上のとおり、本実施例によれば、V1
の入力MOSトランジスタM3のバックゲートに出力電
圧を逆相で帰還したことにより、コンパレータにヒステ
リシス特性を付与することができ、ノイズなどによる誤
動作を低減させることができる。
【0036】(実施例3) 図3は、本発明の第3の実施例に係るMOSトランジス
タを用いたコンパレータの構成を示す図であって、前記
第1及び第2の実施例の構成を融合させたものである。
すなわち、V1側の入力MOSトランジスタM3のバッ
クゲートにはM13,M14,M15,M16で構成さ
れるソースフォロアを介してV0を逆相で帰還するとと
もに、V2側の入力MOSトランジスタM4のバックゲ
ートにはM7,M8,M9,M10で構成されるソース
フォロアを介してV0を同相で帰還した構成を備えたも
のである。
【0037】第1及び第2の実施例に関する上記の説明
から明らかなように、本実施例によってもコンパレータ
にヒステリシス特性を付与することができ、ノイズなど
による誤動作を低減させることができる。
【0038】(まとめ) 以上のとおり、本発明の各実施例によれば、比較結果を
表わす出力電圧を入力MOSトランジスタのバックゲー
トに帰還したことによりコンパレータにヒステリシス特
性を容易に付与することができ、ノイズなどによる誤動
作を低減させることができる。
【0039】なお、上記各実施例(図1〜図3)ではN
チャンネルMOSトランジスタを基準としたが、基準の
MOSトランジスタはPチャンネルMOSトランジスタ
でもよい。また、各チャンネルのトランジスタサイズを
同一としたが、トランジスタサイズは回路により適当な
大きさに定めることが可能である
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ダイオード接
続された第4のMOSトランジスタ(M10)のドレイ
ン・ソース間電圧を第2のMOSトランジスタ(M4)
のバックゲートに帰還することで、所定のヒステリシス
幅を持ったコンパレータを構成することができ、差動回
路に入力された2つの入力信号同士をレベル比較して波
形整形を行うことができる。しかも、入力回路を第1、
第2のMOSトランジスタ(M3,M4)による差動回
路で構成しているため、第1、第2のMOSトランジス
タのゲートに入力される2つの入力信号の差電圧で動作
し、しきい値電圧は電源電圧V DD の影響を殆ど受けな
い。また、MOS直列回路(M8,M9,M10)と第
3のMOSトランジスタ(M7)からなるソースフォロ
アによって、スイッチング制御された適度なバイアス電
圧が得られ、それを第2のMOSトランジスタ(M4)
のバックゲートに帰還することで、適度なヒステリシス
特性が得られる。
【0041】請求項2の発明によれば、ダイオード接続
された第4のMOSトランジスタ(M16)のドレイン
・ソース間電圧を第1のMOSトランジスタ(M3)の
バッ クゲートに帰還することで、所定のヒステリシス幅
を持ったコンパレータを構成することができ、差動回路
に入力された2つの入力信号同士をレベル比較して波形
整形を行うことができる。しかも、入力回路を第1、第
2のMOSトランジスタ(M3,M4)による差動回路
で構成しているため、第1、第2のMOSトランジスタ
のゲートに入力される2つの入力信号の差電圧で動作
し、しきい値電圧は電源電圧V DD の影響を殆ど受けな
い。また、MOS直列回路(M14,M15,M16)
と第3のMOSトランジスタ(M13)からなるソース
フォロアによって、スイッチング制御された適度なバイ
アス電圧が得られ、それを第1のMOSトランジスタ
(M3)のバックゲートに帰還することで、適度なヒス
テリシス特性が得られる。
【0042】請求項3の発明によれば、ダイオード接続
された第4のMOSトランジスタ(M10)のドレイン
・ソース間電圧を第2のMOSトランジスタ(M4)の
バックゲートに帰還し、かつダイオード接続された第6
のMOSトランジスタ(M16)のドレイン・ソース間
電圧を第1のMOSトランジスタ(M3)のバックゲー
トに帰還することで、上記請求項1及び請求項2の発明
の効果に加えて、入力の差電圧がゼロになる電位を中心
に上下に対称な電位をしきい値とする比較動作を行える
こととなる。
【0043】総じて本発明によれば、比較結果を表わす
出力電圧を入力MOSトランジスタのバックゲートに帰
還した構成を採用したので、誤動作を低減することがで
きる優れたコンパレータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るMOSトランジス
タを用いたコンパレータの回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るMOSトランジス
タを用いたコンパレータの回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係るMOSトランジス
タを用いたコンパレータの回路図である。
【図4】従来のMOSトランジスタを用いたコンパレー
タの回路図である。
【符号の説明】
M1〜M16 MOSトランジスタ V1,V2 入力端子 VDD 電源端子 V0 出力端子 I0 電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/165 H03K 5/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ソースを共通接続した共通接続点と基
    準電位点との間に電流源を有し、各ゲートに入力信号が
    入力される第1、第2のMOSトランジスタからなる差
    動回路と、 前記第2のMOSトランジスタのドレイン出力を反転す
    るインバータと、 ダイオード接続された複数のMOSトランジスタを直列
    接続してなるMOS直列回路をソースと前記基準電位点
    との間に有し、かつ前記インバータの出力端にゲートを
    接続した第3のMOSトランジスタからなるソースフォ
    ロアと、 前記MOS直列回路をなす複数のMOSトランジスタの
    うち前記基準電位点に直接接続され、かつドレイン・ソ
    ース間電圧を前記第2のMOSトランジスタのバックゲ
    ートに帰還する第4のMOSトランジスタとを備え、 前記インバータの入力端又は出力端から出力信号を取り
    出すことを特徴とするコンパレータ。
  2. 【請求項2】 各ソースを共通接続した共通接続点と基
    準電位点との間に電流源を有し、各ゲートに入力信号が
    入力される第1、第2のMOSトランジスタからなる差
    動回路と、 前記第2のMOSトランジスタのドレイン出力を反転す
    る第1のインバータと、 前記第1のインバータの出力信号を反転する第2のイン
    バータと、 ダイオード接続された複数のMOSトランジスタを直列
    接続してなるMOS直列回路をソースと前記基準電位点
    との間に有し、かつ前記第2のインバータの出力端にゲ
    ートを接続した第3のMOSトランジスタからなるソー
    スフォロアと、 前記MOS直列回路をなす複数のMOSトランジスタの
    うち前記基準電位点に直接接続され、かつドレイン・ソ
    ース間電圧を前記第1のMOSトランジスタのバックゲ
    ートに帰還する第4のMOSトランジスタとを備え、 前記第2のインバータの入力端又は出力端から出力信号
    を取り出すことを特徴とするコンパレータ。
  3. 【請求項3】 各ソースを共通接続した共通接続点と基
    準電位点との間に電流源を有し、各ゲートに入力信号が
    入力される第1、第2のMOSトランジスタからなる差
    動回路と、 前記第2のMOSトランジスタのドレイン出力を反転す
    る第1のインバータと、 ダイオード接続された複数のMOSトランジスタを直列
    接続してなる第1のMOS直列回路をソースと前記基準
    電位点との間に有し、かつ前記第1のインバータの出力
    端にゲートを接続した第3のMOSトランジスタからな
    る第1のソースフォロアと、 前記第1のMOS直列回路をなす複数のMOSトランジ
    スタのうち前記基準電位点に直接接続され、かつドレイ
    ン・ソース間電圧を前記第2のMOSトランジスタのバ
    ックゲートに帰還する第4のMOSトランジスタと、 前記第1のインバータの出力信号を反転する第2のイン
    バータと、 ダイオード接続された複数のMOSトランジスタを直列
    接続してなる第2のMOS直列回路をソースと前記基準
    電位点との間に有し、かつ前記第2のインバータの出力
    端にゲートを接続した第5のMOSトランジスタからな
    る第2のソースフォロアと、 前記第2のMOS直列回路をなす複数のMOSトランジ
    スタのうち前記基準電位点に直接接続され、かつドレイ
    ン・ソース間電圧を前記第1のMOSトランジスタのバ
    ックゲートに帰還する第6のMOSトランジスタとを備
    え、 前記第1又は第2のインバータの出力端から出力信号を
    取り出すことを特徴とするコンパレータ。
JP11182393A 1993-05-13 1993-05-13 コンパレータ Expired - Fee Related JP3251097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11182393A JP3251097B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 コンパレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11182393A JP3251097B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 コンパレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06324090A JPH06324090A (ja) 1994-11-25
JP3251097B2 true JP3251097B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=14571059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11182393A Expired - Fee Related JP3251097B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 コンパレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3251097B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6833749B2 (en) 2002-12-09 2004-12-21 Honeywell International Inc. System and method for obtaining hysteresis through body substrate control
CA2521496A1 (en) * 2003-12-10 2005-10-13 Honeywell International Inc. A system and method for obtaining hysteresis through body substrate control
JP5510572B2 (ja) * 2013-02-20 2014-06-04 富士電機株式会社 Dc−dcコンバータの異常電流防止回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06324090A (ja) 1994-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7545183B2 (en) Integrated circuit comparator or amplifier
US4506168A (en) Schmitt trigger circuit
JPH02142214A (ja) オフセット電圧を補償したラッチングコンパレータ
US5349304A (en) Operational amplifier having multiple positive inputs
US5541555A (en) High performance transconductance operational amplifier of the CMOS integrated type
JP3251097B2 (ja) コンパレータ
JPS60158708A (ja) 通信用演算増幅器
US20020005757A1 (en) Fully differential operational amplifier of the folded cascode type
JP3919956B2 (ja) インピーダンス変更回路
JPH07134899A (ja) センスアンプ
JP2947042B2 (ja) 低位相差差動バッファ
JP3477094B2 (ja) 演算回路
EP0499645A1 (en) Differential amplifying circuit of operational amplifier
JPH07154216A (ja) 電圧比較器
KR930004714Y1 (ko) 병렬 비교기 회로
JP2541868B2 (ja) Mosトランジスタ回路
JPH03227115A (ja) 半導体集積回路
JPH04306915A (ja) レベル変換回路
JPS6070816A (ja) 電圧比較器
JPH0312325B2 (ja)
JPH0522091A (ja) ゼロクロス検出器
JPS62276920A (ja) 比較器
JPS629225B2 (ja)
JPH04220568A (ja) 電圧検出回路
JPH10224169A (ja) 可変利得増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011030

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees