JP3250069B2 - エアゾール容器 - Google Patents
エアゾール容器Info
- Publication number
- JP3250069B2 JP3250069B2 JP35936996A JP35936996A JP3250069B2 JP 3250069 B2 JP3250069 B2 JP 3250069B2 JP 35936996 A JP35936996 A JP 35936996A JP 35936996 A JP35936996 A JP 35936996A JP 3250069 B2 JP3250069 B2 JP 3250069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soft tube
- tube
- injection
- fitting
- soft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は噴射頭を旋回し得るエア
ゾール容器に関し、特に、噴出口から360度その周囲
方向へ広範囲に旋回噴射を可能とし、旋回噴射構造体を
エアゾール容器の蓋の中に納めることのできるエアゾー
ル容器であり、さらに、押しボタンを押してから噴出口
2から噴射させるまでに時間差を設け得るようにしたエ
アゾール容器に関する。
ゾール容器に関し、特に、噴出口から360度その周囲
方向へ広範囲に旋回噴射を可能とし、旋回噴射構造体を
エアゾール容器の蓋の中に納めることのできるエアゾー
ル容器であり、さらに、押しボタンを押してから噴出口
2から噴射させるまでに時間差を設け得るようにしたエ
アゾール容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、殺虫剤や殺菌剤や消臭剤や消
毒剤などをエアゾール容器に充填して使用してきた。最
近では、エアゾール容器に充填した内容物の噴射動作の
反作用を利用して旋回噴射を試みるものがある。それに
は、エアゾール容器自体を旋回させる場合と、エアゾー
ル容器の押しボタンにアームを取り付け、その先端に噴
口を設け、アームの取り付け部を中心にしてアームを旋
回させる場合がある。また、エアゾール容器を釣り下げ
て旋回噴射させる方法もある。そのような従来のもの
は、旋回噴射によって、手でエアゾール容器を持って移
動しながら噴射する必要をなくし、さらに、噴射ミスト
を使用者が高濃度で吸入する危険を回避しながら広範囲
に内容物を噴射することを狙ったものであった。しかし
ながら、アームがエアゾール容器から半径方向へ突出す
る場合、それをエアゾール容器の蓋の中に納めることが
難しい。従って、使用後、噴口の回りに付着した内容物
が使用者の手や周囲の物を汚すことがある。また、アー
ムがエアゾール容器から半径方向へ突出すると、家庭に
おいても、倉庫においてもその保管が不便であり、それ
を商品として販売する場合には、店頭に陳列するスペー
スを広く必要とする。さらに、従来のものでは、使用開
始時、押しボタンを押した瞬間に噴口から内容物が噴射
するので、旋回噴射により使用者の手や顔に噴射ミスト
を被り易い。
毒剤などをエアゾール容器に充填して使用してきた。最
近では、エアゾール容器に充填した内容物の噴射動作の
反作用を利用して旋回噴射を試みるものがある。それに
は、エアゾール容器自体を旋回させる場合と、エアゾー
ル容器の押しボタンにアームを取り付け、その先端に噴
口を設け、アームの取り付け部を中心にしてアームを旋
回させる場合がある。また、エアゾール容器を釣り下げ
て旋回噴射させる方法もある。そのような従来のもの
は、旋回噴射によって、手でエアゾール容器を持って移
動しながら噴射する必要をなくし、さらに、噴射ミスト
を使用者が高濃度で吸入する危険を回避しながら広範囲
に内容物を噴射することを狙ったものであった。しかし
ながら、アームがエアゾール容器から半径方向へ突出す
る場合、それをエアゾール容器の蓋の中に納めることが
難しい。従って、使用後、噴口の回りに付着した内容物
が使用者の手や周囲の物を汚すことがある。また、アー
ムがエアゾール容器から半径方向へ突出すると、家庭に
おいても、倉庫においてもその保管が不便であり、それ
を商品として販売する場合には、店頭に陳列するスペー
スを広く必要とする。さらに、従来のものでは、使用開
始時、押しボタンを押した瞬間に噴口から内容物が噴射
するので、旋回噴射により使用者の手や顔に噴射ミスト
を被り易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
欠点を排除することを目的とする。具体的には、噴出口
を備えた噴射頭と柔らかい管の嵌め込み筒部とを接続す
る管を柔らかい管で構成することによって旋回噴射構造
体をすっぽりとエアゾール容器の蓋の中に納めることを
本発明の課題とする。それに伴って、柔らかい管を使用
する場合、噴射口の部分が軽くなり、旋回時遠心力がき
かなくなって旋回能が悪くなるので、それを高めるため
に噴射頭に重力感をもたせることを課題とする。本発明
のもう一つの課題は、押しボタンを押してから噴出口か
ら噴射させるまでに時間差を設け得るようにすることで
ある。それによって、押しボタンを押した瞬間に噴口か
ら内容物が噴射するのを防ぎ、使用者の手や顔に噴射ミ
ストを被らないようにしようとするものである。そのた
めに、押しボタンを押した瞬間に、エアゾール容器の噴
射口から噴射頭の噴出口まで急速に噴射液が移動しない
ように、噴出口へ通じる流出口が最初はピストンにより
閉鎖されているが、液圧によりピストンが右方へ移動し
て流出口が開放するまでの時間だけ、時間差を生じさせ
るようにするものである。
欠点を排除することを目的とする。具体的には、噴出口
を備えた噴射頭と柔らかい管の嵌め込み筒部とを接続す
る管を柔らかい管で構成することによって旋回噴射構造
体をすっぽりとエアゾール容器の蓋の中に納めることを
本発明の課題とする。それに伴って、柔らかい管を使用
する場合、噴射口の部分が軽くなり、旋回時遠心力がき
かなくなって旋回能が悪くなるので、それを高めるため
に噴射頭に重力感をもたせることを課題とする。本発明
のもう一つの課題は、押しボタンを押してから噴出口か
ら噴射させるまでに時間差を設け得るようにすることで
ある。それによって、押しボタンを押した瞬間に噴口か
ら内容物が噴射するのを防ぎ、使用者の手や顔に噴射ミ
ストを被らないようにしようとするものである。そのた
めに、押しボタンを押した瞬間に、エアゾール容器の噴
射口から噴射頭の噴出口まで急速に噴射液が移動しない
ように、噴出口へ通じる流出口が最初はピストンにより
閉鎖されているが、液圧によりピストンが右方へ移動し
て流出口が開放するまでの時間だけ、時間差を生じさせ
るようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、噴出口2を備
えた筒形噴射頭1と、その噴射頭1をつなぐ柔らかい管
3と、その柔らかい管3の付け根端を接続する柔らかい
管の嵌め込み筒部14とで旋回噴射構造体16を構成
し、前記噴射頭1と柔らかい管3との接続部、および柔
らかい管3と柔らかい管の嵌め込み筒部14との接続部
には柔らかい管3の端部を拡開して係止部材8、9を介
在させることにより柔らかい管3が相手側から抜けない
ように構成し、前記柔らかい管3と柔らかい管の嵌め込
み筒部14との接続部を中心にして噴射動作の反作用に
より噴射頭1を旋回し得るようにし、前記柔らかい管の
嵌め込み筒部14の嵌め込み穴の大きさは、柔らかい管
3との間の隙間はないが前記旋回を可能とするように形
成し、前記柔らかい管の嵌め込み筒部と一体的に押しボ
タン部分4を形成し、筒形噴射頭1の一端に柔らかい管
3の先端を嵌め込み、前記噴射頭1の他端に空気抜き部
12を形成するように栓11を嵌め込み、その栓11と
柔らかい管3の先端拡開部7との間にピストン10を介
在させ、そのピストン10が往復運動する筒形噴射頭1
の内部開口の中間位置に噴出通路の噴出口2を位置さ
せ、操作時、ピストン10の動きにより、押ボタン部分
4を押してから噴出口2から噴射させるまでに時間差を
設け得るようにし、前記旋回噴射構造体16をエアゾー
ル容器のバルブステム6の先端に嵌め込んでなるエアゾ
ール容器である。
えた筒形噴射頭1と、その噴射頭1をつなぐ柔らかい管
3と、その柔らかい管3の付け根端を接続する柔らかい
管の嵌め込み筒部14とで旋回噴射構造体16を構成
し、前記噴射頭1と柔らかい管3との接続部、および柔
らかい管3と柔らかい管の嵌め込み筒部14との接続部
には柔らかい管3の端部を拡開して係止部材8、9を介
在させることにより柔らかい管3が相手側から抜けない
ように構成し、前記柔らかい管3と柔らかい管の嵌め込
み筒部14との接続部を中心にして噴射動作の反作用に
より噴射頭1を旋回し得るようにし、前記柔らかい管の
嵌め込み筒部14の嵌め込み穴の大きさは、柔らかい管
3との間の隙間はないが前記旋回を可能とするように形
成し、前記柔らかい管の嵌め込み筒部と一体的に押しボ
タン部分4を形成し、筒形噴射頭1の一端に柔らかい管
3の先端を嵌め込み、前記噴射頭1の他端に空気抜き部
12を形成するように栓11を嵌め込み、その栓11と
柔らかい管3の先端拡開部7との間にピストン10を介
在させ、そのピストン10が往復運動する筒形噴射頭1
の内部開口の中間位置に噴出通路の噴出口2を位置さ
せ、操作時、ピストン10の動きにより、押ボタン部分
4を押してから噴出口2から噴射させるまでに時間差を
設け得るようにし、前記旋回噴射構造体16をエアゾー
ル容器のバルブステム6の先端に嵌め込んでなるエアゾ
ール容器である。
【0005】
【作用】本発明は、噴出口2を備えた噴射頭1と、その
噴射頭1をつなぐ柔らかい管3と、その柔らかい管3の
付け根端を接続する柔らかい管の嵌め込み筒部14とで
旋回噴射構造体16を構成するものであり、前記噴射頭
1と柔らかい管3との接続において、柔らかい管3の先
端を拡開させ、係止部材8を介在させるので噴射頭1か
ら柔らかい管3は抜けないように装着される。また、柔
らかい管3の付け根端と柔らかい管の嵌め込み筒部14
との接続においても、同じく、柔らかい管3の付け根端
を拡開させ、係止部材9を介在させて接続する。旋回噴
射構造体16の柔らかい管の嵌め込み筒部14がエアゾ
ール容器5のバルブステムの先端に接続されたとき、押
しボタンを押すことにより、噴射圧が拡開部分を押し上
げるのでその拡開部が係止部材9に引っ掛かり、柔らか
い管3の付け根端はその嵌め込み筒部14から抜けない
ように装着させることができる。同時に、押しボタンを
押すことにより、前記柔らかい管3の付け根端との接続
部を中心にして噴射動作の反作用により噴射頭1を旋回
し得る。その噴射頭1は柔らかい管3に対して図2に示
すような重さを有するので、旋回時、遠心力をきかせる
ことができる。 また、前記柔らかい管3嵌め込み筒部
の嵌め込み穴の大きさは、柔らかい管3との間の隙間は
ないが前記旋回を可能とするように形成するので、そこ
から液体が漏れることなく柔らかい管3の旋回を可能と
する。 押しボタン部分4は、柔らかい管嵌め込み筒部
と一体的に形成し、旋回噴射構造体16をエアゾール容
器のバルブステム6の先端に嵌め込むだけでエアゾール
容器を容易に完成し得る。従って、その製品化に熟練を
要せず、安価に製造できる。本発明の重要な特徴とし
て、柔らかい管を使用するので旋回噴射構造体16をエ
アゾール容器の蓋の中にすっぽりと納めることができ
る。筒形噴射頭1の一端に柔らかい管3の先端を嵌め込
み、 前記噴射頭1の他端に空気抜き部
12を形成するように栓11を嵌め込み、第11図、第
12図に示すように、その栓11と柔らかい管3の先端
拡開部との間にピストン10を介在させ、そのピストン
10が往復運動する筒形噴射頭の内部開口の内面の中間
位置に噴出通路の噴出口が位置するようにし、操作時、
ピストン10の動きにより、押しボタン4を押してから
噴出口2から噴射させるまでに時間差を設け得るように
した噴射頭を旋回し得るエアゾール容器である。
噴射頭1をつなぐ柔らかい管3と、その柔らかい管3の
付け根端を接続する柔らかい管の嵌め込み筒部14とで
旋回噴射構造体16を構成するものであり、前記噴射頭
1と柔らかい管3との接続において、柔らかい管3の先
端を拡開させ、係止部材8を介在させるので噴射頭1か
ら柔らかい管3は抜けないように装着される。また、柔
らかい管3の付け根端と柔らかい管の嵌め込み筒部14
との接続においても、同じく、柔らかい管3の付け根端
を拡開させ、係止部材9を介在させて接続する。旋回噴
射構造体16の柔らかい管の嵌め込み筒部14がエアゾ
ール容器5のバルブステムの先端に接続されたとき、押
しボタンを押すことにより、噴射圧が拡開部分を押し上
げるのでその拡開部が係止部材9に引っ掛かり、柔らか
い管3の付け根端はその嵌め込み筒部14から抜けない
ように装着させることができる。同時に、押しボタンを
押すことにより、前記柔らかい管3の付け根端との接続
部を中心にして噴射動作の反作用により噴射頭1を旋回
し得る。その噴射頭1は柔らかい管3に対して図2に示
すような重さを有するので、旋回時、遠心力をきかせる
ことができる。 また、前記柔らかい管3嵌め込み筒部
の嵌め込み穴の大きさは、柔らかい管3との間の隙間は
ないが前記旋回を可能とするように形成するので、そこ
から液体が漏れることなく柔らかい管3の旋回を可能と
する。 押しボタン部分4は、柔らかい管嵌め込み筒部
と一体的に形成し、旋回噴射構造体16をエアゾール容
器のバルブステム6の先端に嵌め込むだけでエアゾール
容器を容易に完成し得る。従って、その製品化に熟練を
要せず、安価に製造できる。本発明の重要な特徴とし
て、柔らかい管を使用するので旋回噴射構造体16をエ
アゾール容器の蓋の中にすっぽりと納めることができ
る。筒形噴射頭1の一端に柔らかい管3の先端を嵌め込
み、 前記噴射頭1の他端に空気抜き部
12を形成するように栓11を嵌め込み、第11図、第
12図に示すように、その栓11と柔らかい管3の先端
拡開部との間にピストン10を介在させ、そのピストン
10が往復運動する筒形噴射頭の内部開口の内面の中間
位置に噴出通路の噴出口が位置するようにし、操作時、
ピストン10の動きにより、押しボタン4を押してから
噴出口2から噴射させるまでに時間差を設け得るように
した噴射頭を旋回し得るエアゾール容器である。
【0006】
【実施例1】本発明は、噴出口2を備えた噴射頭1と、
その噴射頭1をつなぐ柔らかい管3と、その柔らかい管
3の付け根端を接続する柔らかい管の嵌め込み筒部14
とで旋回噴射構造体16を構成し、前記噴射頭1と柔ら
かい管3との接続部、および柔らかい管3と柔らかい管
嵌め込み筒部との接続部には柔らかい管3の端部を拡開
して係止部材8、9を介在させることにより柔らかい管
3が相手側から抜けないように構成し、前記柔らかい管
3と柔らかい管3嵌め込み筒部との接続部を中心にして
噴射動作の反作用により噴射頭1を旋回し得るように
し、前記柔らかい管3嵌め込み筒部の嵌め込み穴の大き
さは、柔らかい管3との間の隙間はないが前記旋回を可
能とするように形成し、前記柔らかい管3嵌め込み筒部
と一体的に押しボタン部分4を形成し、前記旋回噴射構
造体16をエアゾール容器のバルブステム6の先端に嵌
め込んでなる噴射頭を旋回し得るエアゾール容器であ
り、筒形噴射頭1の一端に柔らかい管3の先端を嵌め込
み、第10図に示すように、前記噴射頭1の他端に空気
抜き部12を形成するように栓11を嵌め込み、第11
図、第12図に示すように、その栓11と柔らかい管3
の先端拡開部との間にピストン10を介在させ、そのピ
ストン10が往復運動する筒形噴射頭の内部開口の内面
の中間位置に噴出通路の噴出口が位置するようにし、操
作時、ピストン10の動きにより、押しボタン4を押し
てから噴出口2から噴射させるまでに時間差を設け得る
ようにした噴射頭を旋回し得るエアゾール容器である。
前記柔らかい管3はゴム、或いは合成樹脂で構成する。
また、 噴射頭1の側部に噴出口2を形
成し、第8、9図に示すように、その噴出口2の向きを
所望方向に向けて形成した噴射頭を旋回し得るエアゾー
ル容器である。
その噴射頭1をつなぐ柔らかい管3と、その柔らかい管
3の付け根端を接続する柔らかい管の嵌め込み筒部14
とで旋回噴射構造体16を構成し、前記噴射頭1と柔ら
かい管3との接続部、および柔らかい管3と柔らかい管
嵌め込み筒部との接続部には柔らかい管3の端部を拡開
して係止部材8、9を介在させることにより柔らかい管
3が相手側から抜けないように構成し、前記柔らかい管
3と柔らかい管3嵌め込み筒部との接続部を中心にして
噴射動作の反作用により噴射頭1を旋回し得るように
し、前記柔らかい管3嵌め込み筒部の嵌め込み穴の大き
さは、柔らかい管3との間の隙間はないが前記旋回を可
能とするように形成し、前記柔らかい管3嵌め込み筒部
と一体的に押しボタン部分4を形成し、前記旋回噴射構
造体16をエアゾール容器のバルブステム6の先端に嵌
め込んでなる噴射頭を旋回し得るエアゾール容器であ
り、筒形噴射頭1の一端に柔らかい管3の先端を嵌め込
み、第10図に示すように、前記噴射頭1の他端に空気
抜き部12を形成するように栓11を嵌め込み、第11
図、第12図に示すように、その栓11と柔らかい管3
の先端拡開部との間にピストン10を介在させ、そのピ
ストン10が往復運動する筒形噴射頭の内部開口の内面
の中間位置に噴出通路の噴出口が位置するようにし、操
作時、ピストン10の動きにより、押しボタン4を押し
てから噴出口2から噴射させるまでに時間差を設け得る
ようにした噴射頭を旋回し得るエアゾール容器である。
前記柔らかい管3はゴム、或いは合成樹脂で構成する。
また、 噴射頭1の側部に噴出口2を形
成し、第8、9図に示すように、その噴出口2の向きを
所望方向に向けて形成した噴射頭を旋回し得るエアゾー
ル容器である。
【0007】
【効果】本発明は、噴出口2を備えた噴射頭1と、その
噴射頭1をつなぐ柔らかい管3と、その柔らかい管3の
付け根端を接続する柔らかい管嵌め込み筒部14で旋回
噴射構造体16を構成するものであり、噴射頭1と柔ら
かい管3との接続部、および柔らかい管3と柔らかい管
嵌め込み筒部14との接続部は、柔らかい管3の先端を
拡開させ、係止部材8、9をそれぞれ介在させるので柔
らかい管3が相手側から確実に抜けないように装着する
ことができる効果がある。また、押しボタンを押すこと
により、前記柔らかい管3の付け根端との接続部を中心
にして噴射動作の反作用により噴射頭1を旋回し得る。
その噴射頭1はゴム、或いは合成樹脂でなる柔らかい管
3に対して図2に示すような重さを有するので、旋回
時、遠心力をきかせることができる。また、前記柔らか
い管3嵌め込み筒部の嵌め込み穴の大きさは、柔らかい
管3との間の隙間はないが前記旋回を可能とするように
形成するので、そこから液体が漏れることなく柔らかい
管3の旋回を可能とする効果がある。押しボタン部分4
は、柔らかい管嵌め込み筒部と一体的に形成し、旋回噴
射構造体16をエアゾール容器のバルブステム6の先端
に嵌め込むだけでエアゾール容器を容易に完成し得る。
従って、その製品化に熟練を要せず、安価に製造できる
効果がある。柔らかい管はゴム、或いは合成樹脂で構成
するので屈曲自在であり、そのために旋回噴射構造体1
6をエアゾール容器の蓋の中にすっぽりと納めることが
できる効果がある。さらにまた、筒形噴射頭の内部開口
内にピストンを配置したので、押しボタンを押してから
噴出口から噴射させるまでに時間差が生じる。そのため
に、使用者が噴射ミストを高濃度で吸入したり、使用者
の手や顔にミストを被る危険を回避し得る効果がある。
噴射頭1をつなぐ柔らかい管3と、その柔らかい管3の
付け根端を接続する柔らかい管嵌め込み筒部14で旋回
噴射構造体16を構成するものであり、噴射頭1と柔ら
かい管3との接続部、および柔らかい管3と柔らかい管
嵌め込み筒部14との接続部は、柔らかい管3の先端を
拡開させ、係止部材8、9をそれぞれ介在させるので柔
らかい管3が相手側から確実に抜けないように装着する
ことができる効果がある。また、押しボタンを押すこと
により、前記柔らかい管3の付け根端との接続部を中心
にして噴射動作の反作用により噴射頭1を旋回し得る。
その噴射頭1はゴム、或いは合成樹脂でなる柔らかい管
3に対して図2に示すような重さを有するので、旋回
時、遠心力をきかせることができる。また、前記柔らか
い管3嵌め込み筒部の嵌め込み穴の大きさは、柔らかい
管3との間の隙間はないが前記旋回を可能とするように
形成するので、そこから液体が漏れることなく柔らかい
管3の旋回を可能とする効果がある。押しボタン部分4
は、柔らかい管嵌め込み筒部と一体的に形成し、旋回噴
射構造体16をエアゾール容器のバルブステム6の先端
に嵌め込むだけでエアゾール容器を容易に完成し得る。
従って、その製品化に熟練を要せず、安価に製造できる
効果がある。柔らかい管はゴム、或いは合成樹脂で構成
するので屈曲自在であり、そのために旋回噴射構造体1
6をエアゾール容器の蓋の中にすっぽりと納めることが
できる効果がある。さらにまた、筒形噴射頭の内部開口
内にピストンを配置したので、押しボタンを押してから
噴出口から噴射させるまでに時間差が生じる。そのため
に、使用者が噴射ミストを高濃度で吸入したり、使用者
の手や顔にミストを被る危険を回避し得る効果がある。
【図1】本発明の旋回噴射構造体の平面図である。
【図2】本発明のエアゾール容器の旋回噴射構造体の正
面図であり、二点鎖線で示したエアゾール容器の蓋を閉
めた状態を示す。
面図であり、二点鎖線で示したエアゾール容器の蓋を閉
めた状態を示す。
【図3】本発明のエアゾール容器の旋回噴射構造体の側
面図を示す。
面図を示す。
【図4】本発明のエアゾール容器の旋回噴射構造体の使
用状態を示す平面図である。
用状態を示す平面図である。
【図5】本発明のエアゾール容器の旋回噴射構造体の使
用状態にある正面図であり、蓋は取り外して示してい
る。
用状態にある正面図であり、蓋は取り外して示してい
る。
【図6】本発明のエアゾール容器の押しボタン部分を操
作して使用状態にある本発明の旋回噴射構造体の縦断面
図である。
作して使用状態にある本発明の旋回噴射構造体の縦断面
図である。
【図7】本発明の柔らかい管の付け根端と柔らかい管の
嵌め込み部との接続状態を示す断面図である。
嵌め込み部との接続状態を示す断面図である。
【図8】本発明の噴射頭の噴出口の断面図であって、そ
の噴出口の向きが内側に傾斜した一実施例を示す。
の噴出口の向きが内側に傾斜した一実施例を示す。
【図9】本発明の噴射頭の噴出口の断面図であって、そ
の噴出口の向きが外側に傾斜したもう一つの実施例を示
す。
の噴出口の向きが外側に傾斜したもう一つの実施例を示
す。
【図10】本発明の噴射頭の端面図であって、栓体の側
から見た図である。
から見た図である。
【図11】本発明の噴射頭の縦断面図であって、噴出口
から噴射する前のピストンの位置を示す。
から噴射する前のピストンの位置を示す。
【図12】本発明の噴射頭の縦断面図であって、噴出口
から噴射した後のピストンの位置を示す。
から噴射した後のピストンの位置を示す。
1 噴射頭 2 噴出口 3 柔らかい管 4 押しボ
タン部分 5 エアゾール容器 6 エアゾ
ール容器の噴出弁 7 柔らかい管の先端の拡開部 8 柔らか
い管の先端の係止部材 9 柔らかい管の付け根端の係止部材 10 ピスト
ン 11 栓 12 空気抜
き部 13 ピストン案内用シリンダー 14 柔らか
い管の嵌め込み筒部 15 柔らかい管の付け根端の拡開部 16 旋回噴
射構造体
タン部分 5 エアゾール容器 6 エアゾ
ール容器の噴出弁 7 柔らかい管の先端の拡開部 8 柔らか
い管の先端の係止部材 9 柔らかい管の付け根端の係止部材 10 ピスト
ン 11 栓 12 空気抜
き部 13 ピストン案内用シリンダー 14 柔らか
い管の嵌め込み筒部 15 柔らかい管の付け根端の拡開部 16 旋回噴
射構造体
フロントページの続き (72)発明者 平田 康 埼玉県上尾市向山431番地の1 株式会 社丸一内 (56)参考文献 特開 昭57−204256(JP,A) 実開 平2−45163(JP,U) 実公 平5−5973(JP,Y2) 実公 平5−34779(JP,Y2) 実公 平5−45401(JP,Y2) 実公 平6−32204(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】噴出口2を備えた筒形噴射頭1と、その噴
射頭1をつなぐ柔らかい管3と、その柔らかい管3の付
け根端を接続する柔らかい管の嵌め込み筒部14とで旋
回噴射構造体16を構成し、前記噴射頭1と柔らかい管
3との接続部、および柔らかい管3と柔らかい管の嵌め
込み筒部14との接続部には柔らかい管3の端部を拡開
して係止部材8、9を介在させることにより柔らかい管
3が相手側から抜けないように構成し、前記柔らかい管
3と柔らかい管の嵌め込み筒部14との接続部を中心に
して噴射動作の反作用により噴射頭1を旋回し得るよう
にし、前記柔らかい管の嵌め込み筒部14の嵌め込み穴
の大きさは、柔らかい管3との間の隙間はないが前記旋
回を可能とするように形成し、前記柔らかい管の嵌め込
み筒部と一体的に押しボタン部分4を形成し、筒形噴射
頭1の一端に柔らかい管3の先端を嵌め込み、前記噴射
頭1の他端に空気抜き部12を形成するように栓11を
嵌め込み、その栓11と柔らかい管3の先端拡開部7と
の間にピストン10を介在させ、そのピストン10が往
復運動する筒形噴射頭1の内部開口の中間位置に噴出通
路の噴出口2を位置させ、操作時、ピストン10の動き
により、押ボタン部分4を押してから噴出口2から噴射
させるまでに時間差を設け得るようにし、前記旋回噴射
構造体16をエアゾール容器のバルブステム6の先端に
嵌め込んでなるエアゾール容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35936996A JP3250069B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | エアゾール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35936996A JP3250069B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | エアゾール容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1176879A JPH1176879A (ja) | 1999-03-23 |
JP3250069B2 true JP3250069B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=18464156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35936996A Expired - Fee Related JP3250069B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | エアゾール容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3250069B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1904149B1 (en) * | 2005-07-18 | 2010-09-29 | Aerosol-Service AG | Spray device for dispensing a cooling fluid |
US8387827B2 (en) * | 2008-03-24 | 2013-03-05 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Volatile material dispenser |
CN105015782B (zh) * | 2015-08-17 | 2017-07-21 | 山东卫士植保机械有限公司 | 航空喷头 |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP35936996A patent/JP3250069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1176879A (ja) | 1999-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06508549A (ja) | 所定量の流体を噴霧する装置及び該装置を充填する方法 | |
JP4177614B2 (ja) | 噴出ポンプ装置、噴出バルブ装置、およびトリガー式噴出器 | |
JPH11124189A (ja) | 液体あるいは半液体状の生成物用のポンプタイプ貯蔵ユニット | |
JPS6135909B2 (ja) | ||
JPH09222075A (ja) | 流動物用排出装置 | |
JP2008030798A (ja) | 噴出装置、ポンプ式噴出器、およびエアゾール式噴出器 | |
JP3250069B2 (ja) | エアゾール容器 | |
US6869035B2 (en) | Extension spray device | |
JP2006143222A (ja) | 噴射装置、および噴出器 | |
JP3770441B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2006341173A (ja) | 噴射装置、および噴出器 | |
JP2002012277A (ja) | エアゾール容器 | |
JPH10218261A (ja) | 二重構造容器 | |
JP3076820B1 (ja) | 流動物圧入装置 | |
JPH1129168A (ja) | 液体噴出容器 | |
JP2591644Y2 (ja) | エアゾール形噴出器 | |
JPS6231163Y2 (ja) | ||
JPH02100666U (ja) | ||
JPH0415315Y2 (ja) | ||
JP4726351B2 (ja) | エアゾール容器用アクチュエータ | |
JPH11115961A (ja) | ノズルキャップ | |
JPH0612862Y2 (ja) | エアゾル噴射容器 | |
JPS62765Y2 (ja) | ||
JPH11236083A (ja) | エアゾール容器 | |
JP2509769Y2 (ja) | 小形噴霧器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |